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koyan
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2007/01/22

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  • 「コンテナ物語」(マルク・レビンソン)は面白いけど長い

    コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版 作者:マルク・レビンソン 日経BP Amazon 岡田斗司夫のYouTubeで、あのひろゆきが絶賛していたと紹介していた本。釣られて買いました。ビル・ゲイツが帯書いてます。 見た目通り厚く長い本。でも中身をペラペラとめくると、巻末の注釈ページがやたらあるんで、実質は本の厚みの85%くらい?。少しだけ安堵して読み始める。 そりゃワクワクするところもありますよ、あのコンテナという規格品が世界の物流を変えたってハナシだから。それが物流だけに収まらず、港湾拠点、生産国、製造工程の変化等、経済に多大な影響を与えています。 その本道のハナシだけ…

  • 「正欲」(朝井リョウ)は何か納得できない何か何か

    正欲(新潮文庫) 作者:朝井リョウ 新潮社 Amazon 本屋大賞ハズレなし、という家訓にのっとって購入した本。お題のとおりこれは性欲について書かれた本である。しかしその性欲が社会的に正しいものなのか?、否、性欲に正しいとか正しくないとかあるんだろうか?。そういう思いが喉の奥に引っかかったまま、最期まで納得できずに読み終えてしまいました。 性癖と言った方がわかりやすい?。だれしも人に言えないような性癖のひとつやふたつある?、え?、オレだけ?。その入り口から否定されると何も言えなくなるんですよね。 主人公のその受け止め方が、とにかく重い。自分は人と違う。だから社会からはみ出している。社会に受け入…

  • 「悶絶スパイラル」(三浦しをん)櫻井敦司よさらば

    悶絶スパイラル (新潮文庫) 作者:三浦 しをん 新潮社 Amazon 例によって三浦しをんの楽しいエッセイ集から。読み終えたのはだいぶ前です。しかし数日前のとんでもないニュースが。あのBACK-TICKのボーカルの櫻井敦司が、コンサート中に倒れたニュースはそれより前に知っていたのですが、その数日後に病院搬送後に亡くなられていたことが発表されました。 わたしは彼がどんな人かも知りません。でも、三浦しをんが熱狂的な大ファンであることは、エッセイの読者として当然のように知っていたわけです。彼女の心中を察するにいたたまれなくなります。その悲しみやどれほどのものか?。どうぞしっかりと気を保ち続けてくだ…

  • 「ピースメーカー」はニコール目当て

    ピースメーカー [DVD] ジョージ・クルーニー Amazon よくありそうな内容。テロ組織が核弾頭を盗み、それを取り戻すべく戦う男と女。ふむふむ。男はジョージ・クルーニー。元特殊部隊?の精鋭みたいな設定なので、自分でガンガン行くタイプ。そして女がニコール・キッドマン。コレですよ~。 ニコールはね、背がとても高い。でもさ、大柄な女性にありがちな無骨な体じゃないんだ。なんたってお尻がとてもかわいい。元旦那?のトム・クルーズと共演した、変装パーティーみたいな作品で、奇麗でかわいいお尻を披露してくれました。それ以来、ファンです。 今回はそうゆう特典はなしですが、ちょっとしたプールシーンや、パンツルッ…

  • 「チップス先生さようなら」はとても素敵な作品です

    チップス先生さようなら(1969) [DVD] ピーター・オトゥール Amazon 1969年の作品。前にも絶対に観ているけれど、記憶がないので予約録画。題名的に最後に惜しまれつつ教壇を去る風景が目に浮かぶ。ありきたり?。 でもね、観終わってとても感動しています。いい作品です。最初、テニスの試合に出たがっていた子を、授業の延長で許さなかったチップス先生に大いに反感を抱きました。こういう先生って絶対に好きになれないと。 その点だけが心に引っかかったまま、舞台女優との出会いへ。いや、あれだ。書いちゃいけないのかもしれないけれど、あんまし奇麗な人じゃないし、若くもない。どちらかというとベテラン女優の…

  • 「はじめての」(島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都)とYOASOBIの共演がすばらしい

    はじめての 作者:島本理生,辻村深月,宮部みゆき,森絵都 水鈴社 Amazon 4人の直木賞作家がYOASOBIとコラボレーション。それがこの本の主旨。「はじめての」という題材を4人の作家に与え、短編小説を書かせて一冊の本にする。いや~、それだけでも恐ろしい企画だ。しかもその作品をそれぞれAyaseに曲にしてもらい、当然のようにikuraが歌う。そんな重責に耐えたAyaseはエライ。 てか、もともとYOASOBIって、物語を曲にするをコンセプトに作られたユニットみたいなことを言ってました。そう、なぜこの本を読んだかと言うと、NHKでまさにこの特番が放送されたのを偶然録画したからです。 4人の作…

  • 「桃色トワイライト」(三浦しをん)の記録だけ

    桃色トワイライト (新潮文庫) 作者:しをん, 三浦 新潮社 Amazon 例によって楽しくて思い切り笑える、しをんのエッセイ。

  • 「7月4日に生まれて」の記録だけ

    7月4日に生まれて ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ [Blu-ray] トム・クルーズ Amazon オリバー・ストーンだったっけか?、トム・クルーズ主演のベトナム戦争映画。自分で志願して戦争に行って、ベトナムの民間人、女子供、赤ちゃんまで殺して、自分が被弾して下半身不随の車椅子生活になって帰ってきて、オレは政府に騙されたんだって、もうアメリカそのものって感じの作品。

  • 「乙女なげやり」の記録だけ

    乙女なげやり(新潮文庫) 作者:三浦しをん 新潮社 Amazon もう何冊目か、三浦しをんのエッセイ。相変わらずの腐りっぷりで大いに笑かせてくれてます。

  • 「舟を編む」の記録だけ

    舟を編む 通常版 [Blu-ray] 松田龍平 Amazon ビデオデッキのおまかせ機能で録れた映画。もちろんキーワードは三浦しをん。この作品、前に一度観ているし、アニメ版も観ている。でも、また観たくなって消さずに鑑賞。 なんだろね~、しをんって人。エッセイではあれだけ読む人を笑わせるのに、その人が書いたのか?ってくらい凄い作品を書ける人。前に読んだ「風が強く吹いている」?もそうだけど、この手の作品って現場の人に何度も何度も取材して、いろんな細かいことをほじくり返さないと書けないもの。おそろしく手間がかかる。それをやりとげちゃう、すごい人。 今回もとても感動。二階堂ふみ、相変わらずかわいい。し…

  • 「白鯨」のメモは後日?

    白鯨 ジョン・ヒューストン Blu-ray グレゴリー・ペック Amazon グレゴリー・ペック、めっちゃ格好いい。冒頭のクラムチャウダーのシーンがないのが悲しい?。白いからシロナガスクジラと思っちゃいけない、マッコウクジラです、歯クジラの。

  • 「レッド・オクトーバーを追え!」のメモは後日?

    レッド・オクトーバーを追え! (4K ULTRA HD + Blu-rayセット)[4K ULTRA HD + Blu-ray] ショーン・コネリー Amazon ショーン・コネリーが格好良すぎる。

  • 「アドレナリンドライブ」のメモは後日

    アドレナリンドライブ [DVD] 安藤政信 Amazon

  • 「ジュディ 虹の彼方に」は大女優の悲しい物語

    ジュディ 虹の彼方に [Blu-ray] レネー・ゼルウィガー Amazon 中学生の頃、何も知らない友人を誘って新宿まで「ザッツ・エンターテイメント」を観に行ったわたし。ミュージカルに本格的な興味などなく、いろいろな大作をつまみ食いできるこの作品に、食指を伸ばしたのではないだろうかと、今思えば不思議な体験。てか、付き合わされた友人に陳謝。 当然「オズの魔法使い」のジュディ・ガーランドは知っていた。娘がライザ・ミネリであることも。そしてなぜかその血縁が「スター・ウォーズ」のレイア姫へと。って、今調べたらレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーって、デビー・レイノルズの娘だったのね、あの「雨に唄え…

  • 「52ヘルツのクジラたち」(町田そのこ)は泣かされちゃうんだよ

    52ヘルツのクジラたち【特典付き】 (中公文庫) 作者:町田そのこ 中央公論新社 Amazon 本屋大賞受賞作品だったので購入。はじめての作家さん。大分の小さな海辺の街。主人公の三島貴瑚(みしまきこ)、あだ名はキナコ。以前祖母が住んでいた家に住むことに。 読みながら書くメモが半端なくて、どうまとめようか迷っています。そう、まずこの52ヘルツというのは、クジラの鳴く声の周波数なんですが、通常はもっと低い声で鳴くそうで、この52ヘルツで鳴くクジラは世界で一頭しか確認されておらず、おそらく他の仲間たちにはその音は高過ぎて聞こえてないだろうと。つまり、だれにも届かない声で鳴いているわけです。仲間を求め…

  • 「ベニスに死す」はBLだったのだ

    ベニスに死す [DVD] ダーク・ボガード Amazon 言わずと知れたトーマス・マンの文学作品。といいつつ読んだこともなし。ただ雑学として知っているだけ。今ググったら驚いたことに......、この件については後で書きます。 静養のためにベニスに訪れた主人公のおっちゃん。ダーク・ボガードって聞くとハンフリーじゃないの?と一瞬でも思ってしまう悲しさ。港の人?に「閣下」と呼ばれ、ホテルの人?に「教授」と呼ばれる謎の人物。 でもこの役者さん、見た目は今風って言うか優男って感じで、ハンフリーのような強烈なキャラでもない。夏。暑い中背広を着たまま外などを眺めているおっちゃん。で、上の絵にもあるんですが、…

  • 「セントラル・ステーション」は悲しくやさしい物語

    セントラル・ステーション [DVD] フェルナンダ・モンテネグロ Amazon なぜ予約録画したかは不明。ブラジル。駅周辺で代筆業を行う老婆。老婆ね~、わたしよりちょっとだけ上くらい?って感じの女性。代筆業って言うとアレだ、バイオレット・エバーガーデンだ!。って叫ぶほどじゃないけれど、いわゆる文盲って今は言わないのかな?、文字を書けない人たちのために手紙を書くお仕事。 彼女のもとを色々な人が訪れて、家族や恋人など親しい人たちに向けた手紙を託す。この彼女の仕事のシーンはなんどか描かれるが、それは客の純粋な強い願いを託す思いを描くため。おそらく貧困のせいでまともな教育を受けられなかった人々が、まだ…

  • 「3時10分、決断のとき」お題がちょっとね~

    3時10分、決断のとき [Blu-ray] ラッセル・クロウ Amazon ラッセル・クローとクリスチャン・ベイルの名前で予約録画。クリスチャンの方は不眠症でしたっけ?、そう「マシニスト」↓ って、これは衝撃的でしたよね~。もう一度観たい。で、ラッセルさん。この人、いつも「グラディエイター」の方って覚え方してるんですよ。え?、方ってことはそう、もう一人どうしても似た役者さんとダブってしまうんです。ちょっと待ってね、今名前思い出すから。って、思い出せないw。プクッとした顔が似てて、サスペンスとかドロドロした心理モノの作品によく出ている印象の人。あ~悔しい。思い出したら追記しておきます、すいません…

  • 「夢のような幸福」(三浦しをん)は相変わらず楽しいエッセイ

    夢のような幸福(新潮文庫) 作者:三浦しをん 新潮社 Amazon なんともかわいらしい表紙絵。前回書いたように、しをんのエッセイがあまりに面白かったので、数冊大人買いをした古い順で2番目の文庫本。ちなみに前回とは↓ 2003.12月刊行(新刊)とあるのでしをんが26~28歳くらいのときのエッセイを集めたもの。前回と同じく、気になった点のみを書いておきます。 「嵐が丘」に出てくるキャサリンのストーカーと化したヒースクリフがなぜか魅力的に見える不思議。 「見よ、飛行機の高く飛べるを」(萩尾望都)がいいらしい。 「布団」(田山花袋)、好きな人の布団の匂いを嗅ぐというハナシ、らしいんだが、記憶がない…

  • 「仏果を得ず」(三浦しをん)は文楽を知らんでも大丈夫

    仏果を得ず (双葉文庫) 作者:三浦しをん 双葉社 Amazon ここのところ、本はこの人、三浦しをんしか読んでません。メモ(わたしは本を読むときメモを取るのです)の最期に感想が書いてあったので、それをそのまま載せます。 感想メモ。 まず、読む前に危惧していた「文楽」というモノを初心者のわたしに、延々と理解させようとしてくるのでは?、という疑問はキレイにとっぱわれました。まるでその気配すらない。確かにいくつかの物語を、そのまま語るところも多々あるのですが、これが生きてる側の人間の様子を、見事に写し取ったような展開。特に主人公の健(たける)の生き方、考え方、迷い、悩みを解決するためのストーリーと…

  • 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」は悲し過ぎる物語

    ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [Blu-ray] ブラッド・ピット Amazon 前に観ているハズだけれど、例によってすっかり忘れているので予約録画。さかさまの人生ってのは記憶にある。ええ?、じいさんとして生まれてくるの?。デカくない?。と心配していたら、しわくちゃな赤ちゃんでした。そりゃそうだ。 その容姿ゆえ、捨てられたベンジャミン。高齢者施設の人に拾われ、そこで育ててもらえたのは、奇跡と言っていいと思う。 スタートが赤ちゃんだから、体は徐々に大きくなる。このあたり丁寧に描いていて、好感度高し。大事なところだからね。車椅子から初めて歩いた時には、大いに笑った、じゃなくて、感動した。 旅を…

  • 「ピエロがお前を嘲笑う」は大どんでん返しだけちゃうで

    ピエロがお前を嘲笑う [Blu-ray] トム・シリング Amazon おそらく予約録画した要因は、ハッカーって言葉だと思う。んん、英語じゃない?、ドイツ語だ。学校で孤独になりがちだった少年がコンピューターの世界に目覚め、天才的なハッカーとなり、より堅牢なシステムを狙うことに執着するようになる。みたいな感じですか。 主演のトム・シリングって名前、聞いたことある。若くて小さてナイーブそうな青年。どこぞのハッカー野郎たち(3人)から誘われて、仲間になる。コイツらのリーダー格の男は女たらし、そして筋肉野郎は完全に頭も筋肉(脳筋)のガサツな男、もう一人のデブはハードオタク?の疑心暗鬼タイプ。面白いのが…

  • 「泣きたい私は猫をかぶる」は当然のようにズルい

    泣きたい私は猫をかぶる Blu-ray 志田未来 Amazon はい、何がズルいのか?。もうそれは指摘するのもばからしいくらい、二次元作品ではありふれたこと。そう、大好きな男の子に積極アピールするけれど、まるで相手にされず「嫌い」とまで言われてしまうヒロインの女の子、の容姿がかわいいってこと。 まあ、ヒロインがかわいくないと誰も観てくれない(そんなことはないが)んで、当然のようにキャラ設定はかわいい女の子になる。男の観客視線からすると、この告られ続ける(はた目にはそうとしか見えない)男の、釈然としない態度に腹が立つだけ。 あ、そうそう、今どき風に制服もしっかりミニスカートなのに、どれだけ活発に…

  • 「しをんのしおり」(三浦しをん)大人買いしたエッセイを若い方から

    しをんのしおり(新潮文庫) 作者:三浦しをん 新潮社 Amazon 以前ですね、読んだ三浦しをんのエッセイですが(これね↓) koyan.hatenablog.com それがあまりにも面白かったんで、彼女のエッセイを数冊大人買いしました。それを単行本の刊行順に並べ、一番古かったこの作品から読み始める。 2002年刊行とあるので、作者が26歳より若いくらいなんでしょうか?。きっとどこかで連載していたんですよね、エッセイですから。ちなみに「ビロウ」の方が書かれたのはその5,6年後くらいだと思われます。 まず作品名ですが、あとがきにある通り、ご本人は自分の名前を冠したお題には反対しており、もともと「…

  • 「犬王」はミュージカルというかバンドのライブ会場

    劇場アニメーション『犬王』(通常版) [Blu-ray] アヴちゃん(女王蜂) Amazon 源平合戦のあと、琵琶法師が平家の唄を伝えているその時代。壇ノ浦で平家が海に落とした三種の神器の剣によって、父を亡くし幼くしてめしいとなってしまった友魚。宮島で琵琶法師として弟子入りする。 片や京で猿楽の一座の子として生まれた異形の子。独自に唄と舞を身に着けていく。のちに犬王と名乗る。この二人が出会い、まだ語られていない平家の言葉をその亡霊から聴き、新しい唄と舞を披露し人気を博す。 友魚が奏でる琵琶の音は、しだいに現代のギターの音となり、太鼓、ベースを合わせ、その様はまるでバンド演奏。それに合わせた犬王…

  • 「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」は素直に感動していいものか?

    ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 [Blu-ray] メリル・ストリープ Amazon 新し目の作品ですね、2017年です。おそらく録画予約した要因は、トム・ハンクス。この人の名前はけっこう見るのですが、たまには観てみようと思ったような気が。主役はあのメリル・ストリープ。監督はなんとスティーブン・スピルバーグだって、知らなかった。 ペンタゴンですから軍事関係。ベトナム戦争絡みの最高機密文書が盗み出されたわけ。その経緯も描かれてますが、アメリカにとってベトナム戦争って?、と思わずにはいられない、反戦と言うかなんというか、その手のアレです。 地方紙を強調しておりますが、紙名がワシントン・ポスト…

  • 「地下鉄(メトロ)に乗って」は行き先不安定、オチなんで?

    地下鉄(メトロ)に乗って THXプレミアム・エディション [DVD] 堤真一 Amazon タイプスリップという表現でいいのかわかりませんが、地下鉄に乗ると時代を遡って、過去の世界に行ってしまうというファンタジー?作品。 堤真一が主人公。何度も過去に飛ばされて、身近な人たちとの接触があるのですが、その飛び方がね、なんとも物語前提的というか、なんというか。簡単に言っちゃえば、神(学生時代の先生がそれっぽい)が主人公の心の中のわだかまりを取ってあげるため、いい具合に過去を経験させている感じ。つまり都合がイイ。 最初はだれかわからなかったんですが、大沢たかおが堤のお父さん役なんですよ。最初出てきたと…

  • 「木暮荘物語」(三浦しをん)は木暮じいさんが一番面白い

    木暮荘物語 (祥伝社文庫) 作者:三浦 しをん 祥伝社 Amazon ここのところ三浦しをんばかり読んでいる。この本も近所の古本屋で彼女の本をいくつかまとめて買ったもの。体調の悪さは徐々にではあるけれど、上向きな気がしてきている。そこにこの作品。いい具合に刺さったかもしれない。ちなみにちょこっと登場する「メモ」とは、わたしが読書中に書き留めているメモのことです。 木暮荘という古いアパートに住む人々と、彼ら彼女らにかかわる人々のハナシが綴られている。文庫本のフォントが大きめで、老眼のわたしにはありがたい。章は七つに分れており、それぞれに主人公が設定されている。 まずは木暮荘203号室の坂田繭(さ…

  • 「ショコラ」は久々にワクワクさせてくれた

    ショコラ [Blu-ray] ジュリエット・ビノシュ Amazon 最近の体調の悪さのせいか、映画を観る力、本を読む力がげんすいしている気がしています。何を観ても、何を読んでも、なんか楽しくない。そんな日々が続いておりました。がですよ、この作品、久々に心が躍りました。風呂で視聴するという環境のせいで、3度ほどに分割して観たのですが、観ててとにかく面白かった。ワクワクした。気持ちが楽になりました。 閑話休題。ショコラですからチョコレートのおハナシですよね。え?、テロップにジョニー・デップの文字が。まさかアレ?。いやアレはたしかチョコレート工場とかいう題名だった。ふむふむ、赤い服を着て旅をしている…

  • 「わが母の記」の簡単なメモ

    わが母の記 [Blu-ray] 役所広司 Amazon すいません、映画の視聴環境のせい(風呂場でタブレット&BTスピーカー)か、加えて還暦過ぎの己の聴力もあって、どうにもセリフが聞き取れない場面が多いこの頃です。音量を上げればいいってもんでもないんですよ。困ったものだ。 いっそのこと洋画の字幕がありがたい。目で見えるからね。そういえばついこの間、岡田斗司夫のYooTubeで、聴力障害者の人から邦画の作品にもぜひ字幕を付けてくれ、という要望があるハナシをしておりました。お願いします、年寄りを代表してわたしからも。 閑話休題。つまりこの作品をちゃんと視聴できていない、ということです。よって、簡単…

  • 「むかしのはなし」(三浦しをん)は昔話とそんなにリンクしていない

    むかしのはなし 作者:三浦しをん 幻冬舎 Amazon 最近体調のせいか読む力が衰えている気がするので、なんとなく軽そうなこの作品を選択。裏表紙より「今、昔話が生まれるとしたら」がテーマらしい。それともうひとつ、三か月後に巨大隕石が地球に衝突する、予定。脱出ロケットは選ばれた少数の人だけ。てな設定も合わせて行われているようです。 短編集。各章の冒頭に対応する昔話のあらすじが書かれております。章ごとに感想を書きましょう。 ★「ラブレス」(かぐや姫) 主人公はホスト。愛がないって意味かな?お題は。なにやら命の危機でもうヤバい状況で、ポチポチと「おまえ」と称する相手にメールを打っている。メールの内容…

  • 「俺たちは天使じゃない」はデ・ニーロのアレとショーンの天然ぶり

    俺たちは天使じゃない [DVD] ロバート・デ・ニーロ Amazon 予約録画の要因はおそらく、ロバート・デ・ニーロ。正直、好きなのは初期のとんがったデ・ニーロだけなんですが、置いてからの演技はイマイチ好みじゃないんです。で、冒頭のテロップでショーン・ペンを発見。そうか、この人かと裏付けの補強を完了。 それとね、ひとつだけ。この題名、ある作品を思い起こさせます。たぶん皆さんが思い浮かべるのとは全然違う作品。ほら、ダスティン・ホフマンとアンディ・ガルシアが出ていた天使の。そう題名さえ思い出せていない。ググる。それだ「靴をなくした天使」だ。 ヒーロー 靴をなくした天使 [DVD] ダスティン・ホフ…

  • 「イエスタデイ」は恥ずかしい妄想を思い出す

    イエスタデイ 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray] ヒメーシュ・パテル Amazon ある日、全世界的な停電が起こり、そのときバスに弾き飛ばされた売れないミュージシャン。気が付くと病床。驚いたことにその世界にはあのビートルズの存在自体がなくなっておりました。自分の記憶以外からは。 この映画説明を読んで面白そうだから予約録画したのですが、まず、まず思うこと。「それがオレだったらどうする?」。 おそらくこの作品の主人公は、ビートルズの歌を自分の曲として歌うんだろうってことは簡単に予想できます。じゃあ~もしそれが自分だったら。え?、どうしよ?。そりゃなんと…

  • 「大人は判ってくれない」は少年の寂しさを描いた作品

    大人は判ってくれない/あこがれ Blu-ray ジャン=ピエール・レオ Amazon 主人公が男の子なんで、わたし個人的に感情移入ができやすいか?っていうと、そうでもない。まあ、女の子だったらわけわからないけど。時代が古いし、フランスだし、カッコいい男の子だし。う~ん、僻みか?。 時代的なことを書くと、なんたって教師がクソ。言い訳すらもろくに聞かないで、怒鳴り散らすし、平気でビンタ飛ぶし。わたしの還暦過ぎ世代としては、そこまでひどくはなかったけれども、正直、内面的には似たような存在だったよね、教師って。そこは共感できるか。 たしかに主人公の男の子の母親はアレだけど、目くじら立てるほどのひどさで…

  • 「光」(三浦しをん)は重すぎた

    光 (集英社文庫) 作者:三浦 しをん 集英社 Amazon すいません、どうにもここ二週間ほど体調が悪く、心理的にも絶不調で、そのタイミングでこの作品を読み始めたものだから、さらに具合が悪くなる方向へいざなわれて...。 そうなんです、お題の通り、重い、んですよこの作品。裏表紙の説明を読むとなにやらミステリーっぽい、感じを受けたのですが、読み進めれば進めるほど鬱っぽい展開になってしまって。 美浜島。たしか島民数百人の小さな島。それが地球の裏側で起きた大地震による津波で、生存者数名の壊滅的被害を受ける。ちなみにこの作品は2006年から書かれたもので、あの3.11以前のモノ。それなのにこの災害の…

  • 「盤上の向日葵」(柚月裕子)は前半の未来感と終盤の先のなさ

    盤上の向日葵 作者:柚月 裕子 中央公論新社 Amazon すいません、感想を書こうとしばらく積んで置いたら、すっかり記憶がなくなって結末すら覚えていないことに唖然。慌てて最後の方をざっと流し読み。う~ん、これで正確な感想(メモ)が書けるのか???。 そもそもこのおハナシ、最初に読み始めて「あ~、そうそうこの作者は刑事モノが多かったんだっけ」と納得。柚月裕子って確か前に何かを読んで、感想を書くときに調べたら「え?、この人、孤狼の血の作者なんだ、さもありなん!」と思った人じゃん。 で、正直、刑事モノをあまり得意としていないわたしは、いつも本を読むときにガリガリと書いているメモを、今回は取らずに読…

  • 「サムライせんせい」は子供向け?

    サムライせんせい [Blu-ray] 市原隼人 Amazon 時代劇というよりはSFなんでしょうか?。幕末の時代からタイムトラベルしてきた、武市半平太が主役。すでに容堂でしたっけ?、お国の殿様に裏切られて牢屋入り。大河で観た記憶なのかな?、その辺のところかすかに覚えている。なんでも下級武士みたいな身分で、人として扱ってもらえないくらいの差別を受けていたみたい。たしか容堂を近藤正臣が演じていた気がする。 閑話休題。で、なぜか現代に飛んできた武市半平太。演じるは市原隼人。いや~髷のヅラが妙に似合うね、彼。キャラクターもお堅い武市とよく合ってます。当然のようになんやかやがあって、橋爪功が演じる佐伯っ…

  • 「カリスマ」は正直ワケワカメ作品

    カリスマ [DVD] 役所広司 Amazon 役所広司だからね、予約録画した理由は。でもさ、お題の通り、正直意味不明な内容で、拒絶反応と戦いながら最後までなんとか到達できた、みたな心境で観ておりました。学生の頃ならこの不可解さが気持ちよかったかもしれませんが、還暦過ぎのおじいちゃんの心には残念ながら刺さらなかった。 監督はあの黒澤清。某所では評価の高い作品だそうで、きっとわたしの理解力というか頭の柔軟性が無さ過ぎて、受け付けなかっただけなのかもしれません。「調和」がメインテーマのようで、森の中の空き地に生えているしょぼい木が、なにやら特別な存在とか。自分が生きるために森の他の木々を毒で殺すらし…

  • 「小川の辺」はね、う~みゅ、ダメぴょんね

    小川の辺 [DVD] 東山紀之 Amazon 時代劇はなるべく予約録画するようにしています。その中の一つ。東山紀之ね、見た目はとても格好いいんだけど、はてさて。 妹が嫁いだ先の旦那がですよ、脱藩して江戸へ(正確には千葉の行徳だったか?)。理由は理不尽なもので、農地改革に関してアレコレ書いて藩の殿様に提出。書いてあることはとても正しい。すごく正しい。でもそれは、今までの藩の行政にケチをつけていることにもなる。だから、怒られた。怒られたけれども殿の前で再び、オレの書いたことは正しいから、不甲斐ないタコスケを藩から追い出せと。 そりゃ殿も怒るわな。で、妹の旦那は身を案じて脱藩と言うわけ。その妹の兄で…

  • 「漁港の肉子ちゃん」吉本興業はアレだがラストがズルくて涙

    漁港の肉子ちゃん (通常版)[Blu-Ray] V.A. Amazon おデブな母親にボーイッシュな娘。もちろん主役の肉子は母親。この肉子、いろいろと男に苦労したというか、男を見る目がないというかなんというか、とにかく男に裏切られ続け流れ着いたのが漁港の船の上。焼き肉屋を手伝いながら、娘を育てている。 この肉子のキャラがどうにも。どんな解説が書いてあるんだろうと見ると、なんと明石家さんまプロデュースで、吉本興業作品。どうりで無駄な単発ネタがチラホラと。ごめん、わたしお笑い系はあまり得意ではないのです。 中盤まできて、このまま頑張って観続けるか止めるべきか悩んだくらい、キャラクターがどうにも合わ…

  • 「まほろ駅前多田便利軒」(三浦しをん)は女性が描いた男のアレ

    まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) 作者:三浦 しをん 文藝春秋 Amazon これね、ずっと前に観たんですよドラマで。たしか松田龍平、お兄ちゃんが主役で、相手役の独特の男が、え~、ん~、瑛太???、というおぼつかない記憶。ググります。 び、び、びっくり!。わたしゃ主人公の多田が松田龍平で、あのおかしな行天が瑛太だと思ってこの本を読んでいたんですが、なんと、まったくの逆!。信じられない、オレの記憶力w。 このドラマ、当然のように内容はよく覚えていないんですが、なんとなくわるくなかった、not so bad!、そういい感じの印象だったんですよ。だからわざわざドラマで観たとわかっていて、原作本を見…

  • 「魔術はささやく」(2時間ドラマ)はとんでもないデキだった

    2時間ドラマなんで円盤は発売されておらず。以前読んだ宮部みゆきのコレ↓ koyan.hatenablog.com のドラマ化だったんで、ワクワクしながら鑑賞。ところがどっこい、最初から意味不明。なんと主人公と思っていた日下守の姉が登場。え?????、そんな人いたっけ?。 わたしの原作本を読んだ記憶も少し曖昧になっていたので、読んだときに書いたメモを今確認しました。もうね、そのメモすら読みこなせないほど登場人物が溢れている。この作品は人物の相関図がとてもややこしい、名前を覚えるのが苦手なわたしにはかなりとっつきにくかった作品だったようです。だからこそ、メモが生きたのか?。 ご想像の通り、映画にせ…

  • 「阪急電車 片道15分の奇跡」は戸田恵梨香の脚の美しさに驚く

    阪急電車 片道15分の奇跡 blu-ray 中谷美紀 Amazon まず押さえておきたいのがこの作品、2011年制作の映画ということ。そう、今から12年前ですね。この12年の重みがこの作品を観て一番驚いたこと、なんです。 そうです、ブログお題の通り戸田恵梨香。わたしの脳内ではすっかりおばさんとして定着している彼女ですが(すっごく失礼)、この作品に出てくる彼女の美しさと言ったらもう、たまりません。 まず脚がメッチャ奇麗。細くて形の良い脚。だれが見ても美しいと思うでしょう。そして白いホットパンツ(なんか古い表現なんだろうか?)を履いたお尻。そりゃもうメッチャかわいい。お尻星人のわたしとしては絶対に…

  • 「誰か」(宮部みゆき)は小泉孝太郎だった

    誰か―Somebody (文春文庫) 作者:みゆき, 宮部 文藝春秋 Amazon どこぞの大きな会社の会長の娘と結婚。本社ビルの隣の3階建ての古びたビルで、広報の仕事。1Fはシャレオツな喫茶店。会長の運転手が自転車に轢かれて死亡。娘たちがその死を不審に思い、捜査の進まない警察は当てにならないと、自分たちで父親の本を出してマスコミにこの事件をアピールしたいと会長に相談したら、この娘の旦那を紹介された云々。 え~、これどっかで知っているハナシやん!。そうだ、前にドラマで観たヤツちゃうの?。たしか主人公が小泉孝太郎だったよね。そうです、読み始めてすぐに気づいてしまったのでした、すでに知っている物語…

  • 「ビロウな話で恐縮です」(三浦しをん)は立派な腐女子

    ビロウな話で恐縮です日記 (新潮文庫) 作者:しをん, 三浦 新潮社 Amazon 近所の古本屋さんで作者目当てで適当にごそっと買ったウチの一つ。この直前までクソ読み辛い(いや辛いんじゃなくて時間がかかる)「亡国のイージス」(感想)だったので、ここは思い切り楽をしたくてエッセイにしたしだい。 エッセイって好きなんですよ。昔々は姉が呼んでいた「パイプのけむり」(團伊玖磨)にハマりまして、個人的に多大な影響を受けております。中学生の時でした。真似をして「たばこの煙」なんぞとお題を付けて、適当に書いていたもんです。 で、三浦しをんです。まあたしかにビロウなハナシですよ、尾籠なw。この人の好みは、ロシ…

  • 「ニューヨーク東8番街の奇跡」はお子様向け

    ニューヨーク東8番街の奇跡 ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ [Blu-ray] ジェシカ・タンディ Amazon ちょっと懐かしいお題を見つけたので予約録画。記憶が苦手なわたしは、何が助けに来てくれるのか覚えていない。ただ宇宙的な何か、という記憶だけ。 大きなビルの開発予定の土地に立っている古びたアパート。ここの住人だけ立ち退きに反対していて、いわゆる地上げ的な迷惑行為を受けている。ふむふむ、このへんは面白い。録ってよかったなどと思いつつ観てましたが、アレが出てきてアレの能力がわかってきたあたりで、ちょっと雲行きが怪しくなってきた。 そして子供。ここでもうはっきりと、そうかこの映画はお…

  • 「君の名は。」は1度目はアレだったけど2度目は良かったよ

    「君の名は。」Blu-rayコレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray同梱5枚組 (初回生産限定) 神木隆之介 Amazon お題にもあるとおり、2度目の鑑賞です。1度目の感想があるかと探したのですが、なかった。でも、しっくりこなかったことは覚えている。そう、なんたって「転校生」だから。何番煎じだよって。そしてバイト。あの男の子の給仕のバイト、いきなりあの女の子が対応できるわけがない。なんか調子悪い?ってレベルじゃなく、邪魔だから帰れと言われるハズ。そんな甘さが気になって。 でもね、2度目はなぜかそれほど気にならなかった。そんな些末なことも大事ではあるんだけれども、そこ…

  • 「ちょっと今から仕事やめてくる」はもっと早くやめろよと思う

    ちょっと今から仕事やめてくる Blu-ray豪華版 福士蒼汰 Amazon なんかお気軽でだらしない奴が主人公の映画化と思ったら、あらまビックリ。調べたけどこれ2016年からの小説が題材の作品。おいおい、そんときゃもうあんなブラック企業って存続できないんじゃないの?、ってくらい酷い職場。 いや、むか~しの営業なんて、こんな職場がゴロゴロあったんだろうけれど、さすがに昨今の社会では、ありえなさすぎる。と勝手に想像しているんですが、間違ってます、わたし。 であるからですね、逆になんでとっととこの青年は会社を辞めないのかが、不思議でしょうがない。還暦過ぎのわたしが思うんだから、今現在の20代の若者が…

  • 「オールウェイズ」何度も観たはずだけど最後は泣ける

    オールウェイズ [Blu-ray] リチャード・ドレイファス Amazon この題名と言い、リチャード・ドレイファスといい、スピルバーグといい、絶対に前に観ていると思ったけど、思い出せなくて予約録画。冒頭、山火事の消防隊ってことで予感は確信に変わるものの、相も変わらず内容は覚えていないわたし。 ランキング参加中映画 あの「ジョーズ」が初見のリチャードが何故かもてる男役をやっている、この違和感。ヒロインのホリー・ハンター、顔をアップで見るとそんな美人じゃないんだけれども(失礼な)、ちょっと遠目にはとてもかわいい。小顔の勝利ってことだろうか?。 そんな二人のいちゃいちゃもすぐに終わる。そうそう、こ…

  • 「亡国のイージス」は面白いけど読むの疲れる

    亡国のイージス【上下合本版】 (講談社文庫) 作者:福井晴敏 講談社 Amazon 単行本で上下2冊、読みました。いや~時間がかかったこと、かかったこと(2回書く)。つまらないとか読みずらいとかじゃないんです。あの海外SFの悪夢のように↓ koyan.hatenablog.com koyan.hatenablog.com ↑この2つは明らかに読みづらかった。もう読んでいること自体が拷問と思えるような、そんな苦しみ。でもこの「亡国のイージス」はですね、なんて言うんだろ、わたしのようなにわかミリオタにとって、いちいち細かい描写がですね、想像しながらというか、咀嚼しながら読んでしまうので、やたら時間…

  • 「ファンタスティック・プラネット」はシュールでちょいエッチ

    ファンタスティック・プラネット [Blu-ray] 角川書店 Amazon なんだろね、影絵や切り絵のような動きをするアニメーション。フルで描画されているところも多々あって、けっこうな手間暇、つまりお金がかかっていると専門家でもない自分は勝手に思いました。すいません。 どこかの星。人間の母子。そこに青い巨人が現れ、母子をピンと指ではじき、母親を殺してしまう。残された子を自分の家に持ち帰る巨人。そう、この星の住民はこの巨人であり、人間はペット的な存在であることがわかる。 もうね、絵がね、シュールなんですよ。人間は原始人のような恰好をしていて、女性はみんな片乳出してます。なんか、エロい。太ももも、…

  • 「犬神家の一族」はワクワクした

    犬神家の一族 4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】(4K Ultra HD Blu-ray+Blu-ray+特典Blu-ray 計3枚組) 石坂浩二, 島田陽子, あおい輝彦, 高峰三枝子, 三条美紀, 草笛光子, 大滝秀治, 加藤武, 三國連太郎 Amazon 前に「八つ墓村」(感想はコチラ)を観たんですが、メモにもあるとおりそれはドラマ版でした。こりゃいかんと今度はこの作品。金田一耕助は石坂浩二、うん、しっかり映画版。ということで鑑賞開始。 この作品の記憶。白いマスクに水から足を出した死体。もうそれだけ。ふむふむ、相続問題なんですね、はい。戦争で顔を怪我したから白…

  • 「魔女見習いをさがして」は頑張る女の子たちがとてもいい~

    【店舗限定特典 B2タペストリー付き】 魔女見習いをさがして [ blu-ray ] Amazon う~ん、解説を読んで予約録画したんだろうけれど、まさかのまさか、上の絵のようにドレミとかいう魔女っ娘たちが出てこようとは。でもね、映像はすぐに切り替わって20代の大人の女の子たちが登場。そうこれ、昔このアニメが好きだった3人の女の子の成長のおハナシ。うん、大丈夫。いける!。 帰国子女として大手商社に入社したミレ、27歳。英語とは関係のないアフリカの地で、苦労重ねて仕事相手と人間関係を築いてきたのに、上司に美味しいところだけ取られて配置転換。荒れてます。 親に言われるまま教師を目指し、教員実習中の…

  • 「LAMB/ラム」は摩訶不思議な楽しさ

    Lamb [Region Free] [Blu-ray] Amazon Amazonプライムでチラっと予告映像観ていたんだけど、★は3つでそこそこの評価。でも、やはりどうしても気になって観てしまいました。こういう摩訶不思議なネタって嫌いじゃないんだろうね、自分。 アイスランドの田舎の牧場で暮らす夫婦。歳は40歳くらい?。子供はいない。ヒツジを飼っています。出産シーンがなんどか流れた後、明らかに異物が生まれたような表現。現物はまだ映していません。予告映像を観ていたわたしとしては、あ~、アレが生まれたんだと。 その後しばらくも、毛布に包んで寝ていたり抱いていたりで、普通のヒツジの赤ちゃんにしか見え…

  • 「シェルタリング・スカイ」はワケワカラン系でちょいエロ

    シェルタリング・スカイ [Blu-ray] デブラ・ウィンガー Amazon なんでコレを予約録画しようと思ったのか、まるで思いつかない。アフリカ旅行をする夫婦。それに同行する独身のイケメン男。もうね、そうなるでしょ?って感じだけど、なかなかならない。でも、チラっと見えたお尻がメッチャ可愛いから許してあげよう、何をさ?。 過酷な環境。つかず離れずの夫婦の関係。我慢を切らした同行イケメンが本性を露わに。でも、彼女は拒絶していたんだよね。でも結局は酒におぼれてあらららら~と。 でもコレで逆に夫に目が向くようになるわけです。愛しく思える、そんな状態に。と、せっかくいい雰囲気になったと思ったら、コレが…

  • 「ペリカン文書」ややこしいけどハラハラ吊り橋

    ペリカン文書 [Blu-ray] ジュリア・ロバーツ Amazon 絶対に前に観ていないわけがない、そんな作品だけど、相変わらず記憶なしなので予約録画。序盤と言うか前半の内容に頭が追っつけない。日にち開けて3回位で分割鑑賞しているってのもあるけれど、正直最高裁判事が2人殺されたってそのシーン、まるで記憶にありません。 大学の教授が居て、その恋人でもある生徒がジュリア・ロバーツ。なにやらその辺の事件臭を嗅ぎつけて論文を書く。それが面白いということで知り合いのFBIに渡してみたら、さあたいへん。命を狙われることに。 後半におハナシの概略が説明される。なるほどだからペリカンなのね。問題なのはその文書…

  • 「ギルバート・グレイプ」前に観ただろうけどまた泣く

    ギルバート・グレイプ(字幕版) ジョニー・デップ Amazon この題名とジョニー・デップの名前で、絶対に前に観たよねと思ったけれども、忘れていたから予約録画。そうそう、レオ様ことレオナルド・ディカプリオが弟役。彼は知恵遅れって表現していいんでしょうか?、そんな難しい役どころ。 これでこの作品のだいたいの色は思い出せました。ディカプリオの演技力はとてつもないです。もちろん兄のジョニー・デップも好演しているのでしょうけれど、この役どころのせいで完全に食われちゃうのはしかたがない?。 一見冷たそうだけれども、兄は弟のことを決して怒らない。彼の人格を尊重している。その一線は決して踏み越えない。そんな…

  • 「市民ケーン」ローズバッドってなんやねん!

    市民ケーン [Blu-ray] オーソン・ウェルズ Amazon やっと観ましたよこの作品。昔から気にはなっていたのですが、どうにも手が出しづらくそのままになっておりました。録画チャンスがあったので今回こそは、と。 ストーリー、らしきものは特にないんじゃないですか?。父の新聞社を相続し、若くして社長になったケーン。他社が書かないような記事を売りにしております。政界へも何度?か挑戦しますが、すべて落選。それでなんですかね?、題名がこうついたのは。 そして人生の最期、「ローズバッド(バラのつぼみ)」という言葉を残して亡くなります。残された者がこの意味を探るのですが、最後まで謎解きは出来ず。別れた二…

  • 「星の子アルフェ」はとにかく泣きながら観ていた

    最初、題名からアニメ映画だろうと予約録画した作品。観てみたらカナダのドキュメンタリー映画でした。 Amazonにて円盤販売していない?ようなので、他で見つけた紹介記事をお借りします。 www.institutfrancais.jp 5歳の少女。スミス・レムリ・オピッツ症候群というとても珍しく治療方法もない病気。筋肉や脳の発達が遅れている。映画監督である父親が、アルフェの世界を優しく映し取っている。 彼女が屈託のない笑顔をいつも見せるのは、父親の接し方のせいだろう。決して怒らず、怒鳴らず。ひとつひとつ言い含めるようにアルフェと対話する。彼女はそんな父親が大好きである。 もうね、アルフェが可愛くて…

  • 「かがみの孤城 上・下巻」(辻村深月)は若さを感じる

    かがみの孤城 上 (ポプラ文庫) 作者:辻村深月 ポプラ社 Amazon かがみの孤城 下 (ポプラ文庫) 作者:辻村深月 ポプラ社 Amazon TVCMでガンガンアニメ映画の宣伝しまくりなこの作品。なんと2018年の本屋大賞受賞作で、しかも過去最高の投票数を獲得したとのこと。さっそく通販で上下の文庫本を購入。まず気になったのが上巻の表紙。こころ(主人公の女の子)えらいベッピンさんやないかい~!。中の章紹介の絵は7人の子供たちとオオカミさま。 で、先に書いちゃいますが、下巻に移ったとき表紙のオオカミさまの目のうつろさに心がざわめき、開いてすぐの見開きの絵、これがヤバい。掃除のためか椅子を後ろ…

  • 「いたこニーチェ」(適菜収)は結局難しくてわからんのです

    いたこニーチェ 作者:適菜 収 飛鳥新社 Amazon 以前とある誤解から読んでしまったニーチェの解説本↓ koyan.hatenablog.com 面白かったんですよ、お題のように。でも、2回読んでもまだまだわからない。そう、肝心の要のところが理解できないむずがゆさ、があるんです。そこでとある古本屋で目に入ったこの本を買ってしまったと。いわゆる解説本なんですが、これがまたこの.....。 まだ若い社会人の男の前に、昔の同級生から突然の会いたいという連絡が。なんと彼はニーチェを師匠としている?、かつ、ニーチェをいたこのように自分の体に降ろせるという。彼が言うには、プラトンの生まれ変わりがパウロ…

  • 「そしてバトンは渡された」ですっかり原作本忘れてまた泣いた(比較解説のみ)

    【Amazon.co.jp限定】(初回仕様)そして、バトンは渡された ブルーレイ プレミアム・エディション(2枚組)(Amazon限定映像特典Disc1枚付) [Blu-ray] 永野芽郁 Amazon お題は少し大げさです、すいません。実はこの映画の原作本を前に読んでまして、それは当然のように本屋大賞だったからといういつもの理由。感想はコレ↓ 事実は詳細をかなり忘れていたということ。なんたってみいたんが最初だれだか分らなかったくらいですから(それ詳細か?)。途中になってそうか、優子の子供の頃なんだなと。そうそう、この原作本、時系列がやたらごちゃごちゃしてて、すごくわかりにくかったことをついで…

  • 「月は無慈悲な夜の女王」(ロバート・A・ハインライン)はとても読みづらいのであった

    月は無慈悲な夜の女王 作者:ロバート A ハインライン,矢野 徹 早川書房 Amazon う~ん、このブックカバーじゃないんだよね。 www.suruga-ya.jp コチラ↑です。この絵なんですけど、最初気づかなかったんですが、よ~く見ると月から岩石が降ってきてますよね。コレです、コレ。コレが月世界人の地球に対する攻撃手段なんです。 さて、例の岡田斗司夫が「日本からGAFAのような会社が生まれないのは、海外の作家が書いたSF小説を読まないからだ!」、という言葉に乗せられて購入した2冊のうちの第2弾です。第1弾はコチラ↓ koyan.hatenablog.com 「タイタンの妖女」の感想を読ん…

  • 「ツレがうつになりまして」の宮崎あおいがかわいい

    ツレがうつになりまして。 [Blu-ray] 宮崎あおい Amazon お題の通り宮崎あおい狙いで予約録画しました。もちろん堺雅人も影響ある気がします。それと鬱という病気も知っておいた方がいいと。 この二人は夫婦なんですが、奥さんの宮崎あおいは夫の堺雅人のことを「ツレ」と呼びます。けっこうな違和感があるんですが、人さまに夫のことを言う時はそんなに不自然ではないのですが、直接本人に「ツレ!」と呼びかけるのはさすがに変わっています。 夫は几帳面を絵にかいたような性格。奥さんは漫画家でして、どちらかというと自由奔放な感じ。とはいえ決して売れている漫画家ではないので、それなりにストレスはありそう。夫は…

  • 「ひとごろし」は松田優作のコメディ時代劇

    ひとごろし [DVD] 松田優作 Amazon もちろん松田優作主演ということで予約録画。そしたらずいぶんとお若い優作が出てきましたよ。調べて観たら1976年の作品でした。しかも役どころが藩内図一の臆病者という変わったキャラ。その評判のせいで、お年頃の妹である五十嵐淳子に嫁の貰い手がないくらい。 よくある設定として、臆病者に見えて実は剣の達人であった、なんていう隠しネタはまるでなし。ここで登場するのが相手役の丹波哲郎。いや~実に渋くて格好良くて強そうなおっさんである。その剣の腕前を見込まれて外部から取り立てられるとともに異例の出世。当然、内部の同僚からは嫌われる。 それがなんと殺してしまおうと…

  • 「千年女優」の構成力は凄い

    千年女優 [Blu-ray] 荘司美代子 Amazon 前におそらく観ているだろうけれど、例によってほぼ記憶はなかったので、そのまま鑑賞。山奥に引っ込んでしまった年老いた女優のインタビュー、それがこの映画のかたち。鍵の男、彼女は彼をずっと追いかけている。 現実と女優としてのお仕事が、ごっちゃごちゃというか、出演した作品を通して鍵の男を追いかけるようすを描いている、と言った方がいいんでしょうか?。最初、混乱しましたが、そうだとわかればそれがこの作品の味になります。お題の千年という意味も、作品の時代の幅、と考えれば合点がいきます。 正直、最初のうちはあまり面白くなかったんですよ。でもね、そこまで強…

  • 「シン・ウルトラマン」はゴジラよりもワクワクか?

    シン・ウルトラマン 斎藤工 Amazon Amazonプライム、やってくれましたね。いつの間にかこの作品が公開されておりました。まだ円盤も出ていない?のに???。 怪獣、って劇中では漢字が違うのですが、が暴れるシーンが冒頭で続きます。もう、そこがイイ!。ちゃんと着ぐる?みなんだけれど、セットがより緻密になっていて、なつかしの怪獣(以下略)が大活躍。 そして現れる謎の巨人。スペシューム光線?一発で退治。すげぇ~、って感じです。このワクワク感、あの「シン・ゴジラ」ではまるで感じなかったものですよ。とても大好き。 ストーリーが進んでしまうと、残念ながらワクワク度は自然に減少。ま、そういうものです、お…

  • 「ヒトラー ~最期の12日間~」はドキュメンタリー

    ヒトラー ~最期の12日間~ [Blu-ray] ブルーノ・ガンツ Amazon もちろん詳細に詳しい、んん?、表現がおかしい?、わけではないのですが、以前読んだこの本↓の微かな記憶をたどるに、この作品はとても正直にヒトラーの最期を描いていると思えます。 koyan.hatenablog.com 疑心暗鬼。かつての盟友でもあった側近たちを信じられなくなる。戦争の正しい状況を把握できない。怒りを抑えきれずすぐに暴言を吐く等々の描写。とても重みがあります。 それとシュペーアに作らせた未来のドイツの街並みの模型。この実現をどれほどヒトラーが熱望していたか。その見事な模型もちゃんと描かれております。 …

  • 「デス・ウィッシュ」はマンダムを超えたか?

    デス・ウィッシュ[Blu-ray] ブルース・ウィリス Amazon お題はそう書きたかったから、って理由だけで本内容とは関係がありませんw。ってわからない人もいるでしょうから説明。この映画、昔チャールズ・ブロンソンって人が主演で作られた「狼よさらば」という作品のリメイクです。で、なんでマンダムなのかというと、チャールズ・ブロンソンが日本のCMに出演していて、その製品が男性化粧品マンダムってやつで、CM中それを顎に塗りながら「う~ん、マンダム」って言うんですよ。お~、動画がありました。 youtu.be 姉貴の部屋にもこれのデカいポスターが貼ってあったなぁ~(遠い目)。てな具合に昔男臭さで有名…

  • 「風が強く吹いている」(三浦しをん)は駅伝が嫌いな人でも読めます

    風が強く吹いている(新潮文庫) 作者:三浦しをん 新潮社 Amazon 三浦しをんです。以前、この作品↓で文章がとても気に入ってしまいました。 koyan.hatenablog.com も一度この人の作品を読みたいと思っていたところで、例によって本屋大賞でこの作者の作品を見つけ、購入しておいたものです。 で、表紙。少し気になる。冒頭を読み始める。風呂屋帰りの学生。コンビニでなにやら犯罪を犯したらしき若者が、彼のわきを走り抜けてゆく。彼はその姿を見て「なんて美しいフォームなんだろう」と。自転車を借りて追いかける彼。後ろから見ていてもほれぼれするような走り姿。ってこの印象的なストーリーのはじまり、…

  • 「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」泣けるし京アニの女の子はみんなかわいい

    劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~ [Blu-ray] 黒沢ともよ Amazon ユーフォです。京アニです。アニメは毎週観ておりました。以前、この作品も↓ koyan.hatenablog.com 相変わらず泣いています、はい。そして今作。主人公の久美子は2年生になり、新入生の担当をします。これがまた、なかなかに面倒くさい。人間関係って年齢に関係なく、場所に関係なく、いつでもどこでもいろいろあるもんですね~。 同じユーフォの担当になった黒髪の新入生。この子のキャラが相当にヤバい。男だったら絶対にありえない存在ですよ、あのコミュ力というか対人関係の持ち方。化け物クラスです。久美子も…

  • 「プラトーン」は何を語るのか?

    プラトーン [Blu-ray] トム・ベレンジャー Amazon なにやらエラそうなお題で申し訳ありません。たいした内容ではないので、期待される方が居たら読まないことをお勧めします。 たまに戦争映画を観たくなります。今作が描くのはベトナム戦争。主演は若きチャーリー・シーン。 戦争は悲惨です。とわかっているように書きますが、当然のように実体験でわかっているわけではありません。過去の戦争映画、ドキュメンタリー、ニュース等でそう感じているわけです。 その悲惨さを描いているじゃないですか、戦争映画って。そのやりようは個々の作品によって違うのだろうけれども、結局は悲惨さを描くってことで納得していいんでし…

  • 「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市は笑える

    ザ・マジックアワー [Blu-ray] 佐藤浩市 Amazon なぜこの作品を予約録画したかは、記憶なし。そもそも三谷幸喜はあまり得意じゃない。てか、舞台が好きじゃないんですよ、あの大げさな演技が。某トリックとかはテレビで観てましたが、どんどん飽きてくるというかなんというか。 でも、今の大河ドラマは面白いので観ています。そういえば、昔やった新選組もお気に入りだった気が。そうそう、あのときも佐藤浩市が活躍しておりました。 で、お題ですが、ギャングのボスの女、深津絵里と寝てしまった男、妻夫木聡がですね、幻の殺し屋と言われている、デラ富樫を紹介すると命欲しさに適当なことを言う。しかたなしに、売れない…

  • 「3人のゴースト」のメモだけ

    3人のゴースト [Blu-ray] ビル・マーレー Amazon あれですよ、クリスマスキャロルってんですか?、スクルージって言うんですか?。ディケンズの本が原作。過去・現在・未来のゴーストが金持ちだけど心貧しい男を振り回して改心させるやつ。 なんでわざわざ観たかというと、ビル・マーレイだから。ずっと昔は嫌いだったんだけど、日本を舞台にした映画、題名忘れちゃったんですが、それ観て好きになったんで、今回も予約録画したわけです。 で、すいません、また好きじゃなくなったかもしれません。嫌いって程じゃないですけれど。まあどうにもこうにも悪の強い俳優さんですね、あの若いころのロングヘアーの似合わなさとい…

  • 「死神の精度」(伊坂幸太郎)は苦手な短編集だけど...

    死神の精度 (文春文庫) 作者:伊坂 幸太郎 文藝春秋 Amazon 表題の通り、わたしは短編集が苦手。それは終わるのが速すぎるから。もっと読んでいたい、もっと書いていて欲しい、みたいな欲求が抑えきれない感じです。でもこれって?、と前から疑問を抱いているんですが、もちろんわたし側の問題だと自負しております。その証拠と言っては変ですが、今回の作品は本屋大賞を載せたサイトから選んだもの(いつものとおり)。つまりみなさんの評価は高いわけです。それを短いから楽しめない、ってのはやはりおかしいかと。 なんですかね、短編集には短編集の何かがあると思うのですよ。たとえば、その文章の少なさに込められた鋭さ、み…

  • 「天地明察」の原作本と映画の感想

    天地明察(特別合本版) (角川文庫) 作者:冲方 丁 KADOKAWA Amazon 原作本です。調べてみると2010年の本屋大賞を取っています。わたしが本を選ぶ時の基準はこの本屋大賞。な~んですが、実はこの作品、先に映画を録画していたのですね。 天地明察 ブルーレイ豪華版 [Blu-ray] 岡田准一 Amazon 主演は岡田准一。あれ?、なんか記憶に微かに残っているような。ともあれこういった場合、原作本から読んであとで映画をどう作ったか楽しむのがわたしのやり方。というわけで、調べてみて原作本を発注したわけです。 読み始めて神社の絵馬の設問シーン。おやおや、このシーン記憶あるんですが!。だか…

  • 「メッセージ」一所懸命な学者に泣ける

    メッセージ [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray] エイミー・アダムス Amazon これ、たぶん前に観たことあります。あの、ガラスで遮られた宇宙船の中の空間で、やりとりするタコ(イカ?)と地球人。この光景はしっかり覚えてますが、いつもどおり内容の記憶は皆無でした。 パッケージの写真のような宇宙からの訪問者が、地球上に12隻。なぜか日本に2隻いるのがうれしいが、彼らとコミュニケーションをとるために選ばれた女性の言語学者。彼女の活躍が映画のメイン。 先ほどの光景の場所で、やりとりするんですが、こういうのってとてもワクワクしますよね。なんらかの意味を持つ宇宙人の円形の記号。その解読…

  • 「疾風ロンド」すいませんただの忘備録です

    疾風ロンド 特別限定版(初回生産限定) [Blu-ray] 阿部寛 Amazon 東野圭吾原作。この人の本は読んだことがありません。なんでその映画を予約録画したかというと、おそらく阿部寛と柄本明の2人に惹かれて、ってことだと思う。 公立なのかな、どこかの生物研究所みたいなところ。1人の研究者がこの世で最強の炭疽菌を見つけてしまい、なんだっけかな?(すいませんよく覚えていない)、クビになってこの炭疽菌をばらまくぞと研究所を脅迫。スキー場のどこかに10度くらいで解けちゃうビンに炭疽菌を入れて、目印のぬいぐるみの下の雪の中に埋めてあるよと。そうそう、4日しかビンがもたないとも言ってたっけ(すいません…

  • 「愛と哀しみの果て」約束は破られる(号泣

    愛と哀しみの果て [Blu-ray] ロバート・レッドフォード Amazon なにやらアカデミー賞を何部門も取ったとか(すんません、作品賞だけでした)。主演のメリル・ストリープはあまり好きではないけれど、泣けそうなので予約録画。 デンマークの女性がアフリカで苦労しながら生きていく様を描いた作品。男運がなかったのか?、それなりの歳で独り身だった主人公。そこへよく覚えてないけれど、なにやら怪しげな男が近づいてきて、結婚。彼女は明らかに一人でも生きていける強い女性。農園をきりもみしたいのだが、旦那が勝手にコーヒーを始める。現地人に言わせるとこの高度じゃ育てた人を知らない、という賭け。それでも彼女は踏…

  • 「永い言い訳」は終盤ほどグッとくる

    永い言い訳 本木雅弘 Amazon 本屋大賞受賞作が続きます。この表紙、映画のソレですけど、この絵、あり得ないんです。まだ映画は観ていませんが、どう使っているんでしょうか、このカット。 さて、原作本です。面白いことにこの映画の絵を見ていても、わたしの頭の中に浮かぶ主人公の顔は本木雅弘にはなりませんでした。竹原ピストルは絵から引っ張られちゃったかな?。奥さん2人はほぼ顔が浮かばず、子供2人は、うん、普通の感じ。 作家です、主人公。名前が衣笠幸男というのを凄く気にしていて(有名人と同じ読みです)、ペンネーム津村啓を使用し本名は一切明かしておりません。奥さんの夏子とはもう夫婦関係終わっていて、悲しい…

  • 「映画 ビリギャル」は泣けるしかわいいし

    映画 ビリギャル Blu-ray プレミアム・エディション 有村架純 Amazon この作品の存在は前から知っていましたが、ようやく、なんていうんだろ気持ちがそっちに向いてきた感じで、鑑賞できました。 でですよ、主役の有村架純がですね、そりゃもうかわいくてしょうがない。なんとなく広瀬すずと比較しちゃうんですが、この子はちゃんと女性としてのエロ的な魅力をもっています。すずちゃんはまだまだ、ですよね。 前に観た「3月のライオン」で主人公のお姉さん役をやってましたが、ちゃんとエロかった。ちゃんとエロさを演じられる子です。で、今回。まあ、制服姿のかわいいこと。服が似合うんですね~、何着てもかわいい気が…

  • 「キャラクター」はちょっと引っかかる

    【Amazon.co.jp限定】キャラクター 特装版(Blu-ray&DVD)4枚組 (ビジュアルカード5枚セット付き) 菅田将暉 Amazon 菅田将暉です。エライ人気ですね、彼。Amazonプライムでやっていたので、鑑賞。それなりに期待しちゃうので、評価は厳しくなるやも。 菅田将暉が主人公の売れない漫画家。アシスタントを何年もやっていて、こんどの作品で雑誌掲載を取れなかったら、もう漫画家を辞めると決意していた。が、案の定、絵の評価は高いが出てくるキャラクターが弱いとかなんとかで、残念な結果に。 アシスタントも辞めることにしたのだが、最後のロケ仕事でとある家をモデルに決め、その家の絵を描いて…

  • 「帰らざる河」のマリリンは最高

    帰らざる河 [Blu-ray] ロバート・ミッチャム Amazon ロバート・ミッチャムだったんですね、相手役。そうです、あのマリリン・モンローのこの作品、本当に久しぶりに放送予定を発見し、ワクテカしながら録画の予約。やはり面白い。てか、マリリンが素晴らしく美しい。保存版確定。 生まれて初めて買ったLPレコードが、マカロニウエスタン&西部劇のサントラ2枚組。その中で異色を放っていたマリリン・モンローが歌う「帰らざる河」。とても気に入って、今でもたまにカラオケで歌ったりします。そんなマリリンをたっぷりと楽しめる作品。 金鉱堀の町の酒場で歌い手をしているマリリン。さっそく聴かせてくれる歌がいい。見…

  • 「シドニアの騎士 あいつむぐほし」って終わりだったのか、号泣

    『シドニアの騎士 あいつむぐほし』Blu-ray [通常版] キングレコード Amazon 弐瓶勉ですよね、原作者。月刊アフタヌーン読者なもので、原作漫画の方もよく目にしていた記憶があるのですが、言い訳みたいですが読まなかった時期もあり、正直ストーリーの方はよくわかっておりません。そもそもこの人の漫画、昔の「BLAME!」とか現在進行中の「人形の国」もそうだけど、なんかよくわからん。難解なストーリーのものが多い印象。 で、「シドニアの騎士」なんですが、アニメなんですよ好きになったきっかけは。腹ペコ長道が地下から彷徨い出てくるところから始まって、昔の兵器ツグモリの操縦を任され、星白と出会いそして…

  • 「時をかける少女」アニメ版はけっこう泣ける

    時をかける少女 仲里依紗 Amazon 「時をかける少女」といえば原田知世。我々の世代ではそれが標準。おそらく、おそらく何度か観てるハズだけど、あまり記憶がないのはいつもの通り。たしかラベンダーの香りがタイプリープのキーになっていた?、タイプリープの時ラベンダーの香りがした?。よく覚えてないです。ともあれ、原田知世で泣いた記憶はまったくない。 主人公の真琴がいいね。元気はつらつを絵にかいたような少女。制服のスカートが死ぬほどミニなのに、なぜか一回もパンチラしないという鉄板スカート。 タイムリープ能力に気づいた時も、というか思い切りジャンプするというキッカケが彼女らしくて笑えるが、その使い方に毒…

  • 「蝉しぐれ」の市川染五郎はいい男過ぎてあかん

    蝉しぐれ プレミアム・エディション [DVD] 市川染五郎(七代目) Amazon 比較的裕福でないお侍の家。主人は緒形拳。藩の世継ぎ問題で切腹。その息子が成長し、再び世継ぎ問題でうんたらかんたら。しかしメインはそこじゃない。隣に住んでいた女の子との儚い恋物語、です。 道場に通う仲良し三人組。成長するまでは良かったんだけど、大人になって役者さんが変わるんですが、主人公はお題の市川染五郎で、あとの2人が今田耕司とふかわりょう、ときたもんだ。なんとも言えない顔合わせ。そうそう、ヒロインのお福は木村佳乃。 木村佳乃と市川染五郎はどうあがいても結ばれない間柄。その悲しさを木村佳乃はなかなかに好演してい…

  • 「トランザム7000」のサリー・フィールドはやはりかわいい

    トランザム7000 [Blu-ray] バート・レイノルズ Amazon もう何度も観ているこの作品をなぜまた予約録画したか?。それはお題の通り出演しているサリー・フィールドが好きだから。たまにご尊顔を拝見しないといけません。 いや~ホントに久しぶりで、観ながら同時進行で記憶が蘇る感じ。そうそう、州をまたがって酒を運ぶ仕事を、あの凸凹金持ち親子がバンディッド(バート・レイノルズ)に持ち掛けて、相棒のスノーマンにトラックを運転してもらい、自分はトランザム7000に乗ってトラックの露払い役を。 で、花嫁姿のサリーちゃん登場。いや、お転婆でガラ悪そうな育ちがひどそうな女の子。トランザムに乗り込むとい…

  • 「タイタンの妖女」(カート・ヴォネガット・ジュニア)は何が面白いのだろう?

    タイタンの妖女 作者:カート ヴォネガット ジュニア 早川書房 Amazon ちょぼちょぼ本は読んでいるのですが、そのほとんどが日本の作品と言えるくらい、海外の作品、特に海外小説に至ってはほぼ読んだことがないくらい、だと思う。そんなわたしですが、YouTubeでサイコパスおじさんである岡田斗司夫がですね、日本人からガーファみたいな会社を作る経営者は生まれない。なぜか?。それは日本人が海外の著名なSF小説を読まないからだ!、と。あのとんでもない発想で書かれたSF小説を読まないから、誰も考えないような想像力を養うことができない。とおっしゃっておりまして。そのとき推薦していた本のうち、2作品だけ手に…

  • 「禁断の惑星」はとても素晴らしい

    禁断の惑星 [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [DVD] ウォルター・ピジョン Amazon たしか1956年の作品、じゃなくてちゃんとググって確認、確かに1956年の作品です。すごいよね、なにが凄いって、わたしが生まれる5年も前の作品ってこと。わたしが覚えている最古の映画館で観た作品が「ワタリ」。 大忍術映画 ワタリ【劇場版】 [DVD] 金子吉延 Amazon 5歳ですよ、わたし。もう適役の忍者だか怪物みたいのが怖くて怖くて、映画館のおトイレにだれかと一緒に行ってもらった記憶もあり。その「ワタリ」の10年前に、もうこんな素晴らしい作品が作られていたとは。 も…

  • 「グッドモーニング、ベトナム」は戦争モノとしてどうなのか?

    グッドモーニング,ベトナム [DVD] ロビン・ウィリアムズ Amazon すいません、お堅いお題にしてしまって。わたしごときが戦争を語れるわけないのですが、この作品を観ていて素直にそう思ってしまった故に... ベトナム戦争。主演はあのロビン・ウィリアムズ。この人、ずっと昔はなんか苦手だったんだけれど、ある時から免疫が出来まして、ちょこちょこ観るように。って、覚えているのは浮浪者のヤツくらいか。 さて本題。兵士の士気高揚のためにサイゴンのラジオスタジオに送り込まれたDJの役がロビン。器用な人だよね。軽快なしゃべりでジョークを飛ばし、若い兵士が好みそうな曲をガンガンかけて、一躍人気者に。日本人の…

  • 「赤毛」最初はちゃらいな、最後は号泣

    赤毛 <東宝DVD名作セレクション> 三船敏郎 Amazon BS日テレでちょくちょく時代劇を流してくれる貴重な番組で予約録画。今回は三船敏郎の「赤毛」。当然のように三船プロダクション時代のもの。不安な面持ちで鑑賞開始。 時は幕末。尊王攘夷派が錦の御旗を掲げて江戸に向かう途中。パッケージの絵のようにどこぞで見た記憶の在りそうな、赤い毛をかぶっている三船ですが、コレ、偉い人用らしく、百姓の子せがれである三船はそのキャラのおかげで、無理言って偉い人から借りたもの。なんかほかに、白とか黒とかのバージョンもあるらしい。 とある地域に差し掛かった時、斥候としてその村出身の三船を行かせたというストーリー。…

  • 「アンタッチャブル」はなんか薄い

    アンタッチャブル 4K Ultra HD+ブルーレイ [4K ULTRA HD + Blu-ray] ケヴィン・コスナー Amazon たぶん前にも観ているだろう作品。主演はケビン・コスナー。この人、前から個人的に「格好いい人やな~」となんとなく思っていた人。郵便配達のとか、畑で野球とか、足に水かきが生えてるヤツとか、何を演じてても、というか、見た目が格好良いから得だろうなと、若干の嫉妬の目も含んでの印象。 だから今回もなにやら粗を探してやろうという下衆な目で観ておりました。ら、見つけましたよ、いちゃもんの付け所をw。完璧に個人的な印象なのをわかって読んで欲しいのですが、この人、表情が硬い。固…

  • 「しあわせのマスカット」は頑張る女の子に胸が

    しあわせのマスカット [DVD] 福本莉子 Amazon 予約録画。理由は?、思い出せない。マスカットを使った高級和菓子が大好きな女の子が、その和菓子メーカーに勤めて、生産数が減ってしまうマスカットのために悪戦苦闘する物語。 主演は福本莉子。だれ?、まさかAKBとかのメンバー?。かと思いましたが、普通の女優さんでした。歌手デビューはしてるみたいだけど。 こちらの映画公式サイトに紹介動画がありますので、興味のある方は見てください。これでわたしの説明はほぼ要らなくなるって、寸法さw。 shiawasenomuscat.com あらあら、比較的新しい作品だったんですね。主演の子はかわいいんだけれど、…

  • 「淋しい狩人」(宮部みゆき)のドラマが録れたので原作を先に読んでみた、ら(唖然)

    淋しい狩人 (新潮文庫) 作者:みゆき, 宮部 新潮社 Amazon お題の件、BSの番組表を毎日漁っているのですが、たまたま宮部みゆきの文字を発見。2時間ドラマ「淋しい狩人」です。もちろん原作は未読。先にドラマを観ようかとも思ったのですが、おそらく原作の方がボリュームあるでしょうから、先に本を読もうと古本発注。 手元に本が来て、中を開いて、ふむふむ章立ての最後に作品名が使われている、なんて思っていたらですよ。表紙の裏の短い説明の最後の言葉に愕然とする。なんとこの作品、短編集だったのです!。アーメン。 いや、とある作品で短編集を読んだとき、当然のことながら一つ一つのボリュームの少なさに、物足り…

  • 「レインマン」の演技には泣ける

    レインマン [Blu-ray] ダスティン・ホフマン Amazon 前にもおそらく何度か観ているはずの作品。でもこの二人が並んで歩いている絵を見ると、また、観たくなったしまうそんな作品。ちなみになぜかわたしのメモは残っておりませんでした。 ほぼ縁のない父親の死。その相続の案件にてはじめて知った兄の存在。彼は自閉症で施設で暮らしていました。遺産のほとんどを兄に相続させるという父親の遺言。金に困っていた弟は、なんと遺産の半分を手に入れようと、施設から兄を連れ出してしまう。 父親の遺産の相続人は兄弟二人だけ。遺書に何が書かれていようが、日本的な日常に照らして思うに、法定相続の手続きを行えば、二人にキ…

  • 「モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-」な懐かしの黒髪眼鏡ちゃん

    モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵- Blu-ray初回生産限定版 小松未可子 Amazon なんとなく記憶があったんだけど、ずいぶんと昔に観たよね、このアニメ。高校生が宇宙海賊の船長やってるという、ちょっとわけワカメな設定で未だによく理解しておりませんが、まあ、かわいいしミニスカだから許しましょう。 で、なんか無限パスみたいなものをもった男の子が現れて、てんやわんやみたいなノリでしたが、正直内容はほぼ覚えておりません。ごめんなさい。そうそう、亜空間ドライブが上手くいかないとかなんとかって問題だったんだよね。ワープできなくなったってことかな?。 ということは…

  • 「蘇える金狼」は優作だからこその作品

    蘇える金狼 角川映画 THE BEST [Blu-ray] 松田優作 Amazon 予約録画したのはもちろん松田優作を久しぶりに観たかったから。でも、録画後その記憶が消失し、なぜか草刈正雄のバイク映画、そう「汚れた英雄」と勘違いしていて、「バイクの草刈正雄か、なんで録ったんだろ?」なんて思いつつ積んでいたヤツ。いや、草刈正雄が嫌いなわけでもないし、バイクは若かりし頃ドヘタながらも乗ってたので興味がないわけでもないのだけれど、勝手にレースシーンばかりのイメージがあったもので退屈かなと。意を決して観始めて、あ、優作やん!となったわけ。 いきなり白バイ隊員に扮して、わけのわからない黒服現金輸送人?を…

  • 「竜とそばかすの姫」は賛否両論らしい

    「竜とそばかすの姫」スペシャル・エディション(UHD-BD同梱BOX) [Blu-ray] 中村佳穂 Amazon Amazonプライムで。言わずと知れたあの「サマーウォーズ」の細田守監督作品。気になって過去のメモを読んだんですが、 koyan.hatenablog.com 恐ろしく簡単に書かれておりました。それほど感動しなかったのかな?、もう12年も前の記事ですね~、そこに感動。最近YouTubeであの時の暗号文の解き方の解説を東大(卒?)の人たちがやってまして、もうあれは人間業じゃないと。できっこないレベルなんだけど、そこはアニメ。キチンと鼻血まで出してその限界ぶりを表現しております。嫌い…

  • 「ジョゼと虎と魚たち」のアニメ版は実写版とハナシがかなり違う!

    【Amazon.co.jp限定】アニメ映画『 ジョゼと虎と魚たち 』通常版( 購入特典:アニメ描き下ろしイラスト使用ミニハンカチ(20×20㎝) ) [Blu-ray] 中川大志 Amazon あれ?、アニメ版ってあったんだと今更に気づきました。Amazonプライムです。もちろん即鑑賞開始。ジョゼと大学生の男の子との出会いシーンだぞ、と構えつつ観ていたら…。 おばあちゃんがジョゼの車椅子を押している。え?、実写版では古びた乳母車にタオルを被せて、中のジョゼが外から見えないようにしていたのに。違和感の始まり。 コチラが実写版の感想(2つあるのでページ下のリンクをお見逃しなく)。 koyan.ha…

  • 「ザ・クリーナー 消された殺人」はアイデア良し、泣ける、でもグダグダあり?

    ザ・クリーナー 消された殺人 [Blu-ray] サミュエル・L・ジャクソン Amazon いつもメモを書くときに思うこと、なんでこの作品を予約録画したんだろ?って。サミュエル・L・ジャクソンだから?、否。「アパルーサの決闘」(メモ)で主演だったエド・ハリスが出てるから?、否。そうです、このクリーナーの意味があの特殊清掃のことだったから。 自然死や事故死等々、家の中でご遺体が傷んでしまった場合、建物をなにもなかったかのようにキレイにお掃除するのが、この特殊清掃を仕事としている人たち。主演のサミュエルは元刑事で、今はそのクリーナーの仕事をしています。冒頭でこの仕事を観客にわかってもらうために、い…

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