Some Like It Hot
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takさん
ブログタイトル
Some Like It Hot
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https://blog.goo.ne.jp/tak-anakin-skywalker
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お熱いのがお好きな映画ファンtakが、日々気になる音楽・映画・家族の出来事を記す雑記帳
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  • 狂った果実

    ◼️「狂った果実」(1956年・日本)監督=中平康主演=石原裕次郎北原三枝津川雅彦岡田真澄裕次郎の主演映画なんて親世代が観るもんさー、とこれまで見向きもしなかったのだが、日本映画クラシックの知識が弱いことを近頃感じたので、あれこれ観ようという気になった。フランソワ・トリュフォーがこの映画を絶賛したという話を聞き、「なんぼのもんじゃい」(「極妻」の世良公則風に読んでね)と思いつつ挑んでみたのだ。…反省<(__)>。わたくし、甘く見ておりました。富裕層の坊っちゃまたちのチャラチャラした様子がまずはしばらく続く。兄夏久(石原裕次郎)とその友人たちに時々付き合いながらも、弟春次(津川雅彦)は馴染めずにいた。「兄貴たちみたいなのを太陽族って言うんだ」と言って距離を置こうとする。兄弟はある日美しい女性恵梨(北原三枝)と出会...狂った果実

  • イエスタデイ

    ◾️「イエスタデイ/Yesterday」(2019年・イギリス)監督=ダニー・ボイル主演=ヒメーシュ・バテルリリー・ジェームズケイト・マッキノンアナ・デ・アルマスエド・シーラン主人公ジャックは自作の曲を書いては細々とライブ活動を続けていた。幼なじみのエリーがマネージャーとして支えてくれるが、彼は半ば夢を諦めかけていた。ある日、全世界で12秒間電力が失われるブラックアウトが起きた。その間に交通事故に遭ったジャック。昏睡から目覚めた彼は、次第に世界の異変に気付く。彼以外の誰もビートルズを知らないのだ。やがて彼はビートルズの楽曲を自作として演奏することを思いつく…。ビートルズに思い入れが強い人はたくさんいる。僕もその一人。幼稚園の頃、訳もわからず家にあった日本盤MeetTheBeatlesをひたすら聴き続けたのがそも...イエスタデイ

  • 恐怖の報酬

    ◼️「恐怖の報酬オリジナル完全版/Sorcerer」(1977年・アメリカ)監督=ウィリアム・フリードキン主演=ロイ・シャイダーブリュノ・クレメールフランシスコ・ザバルアミドウアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督が1953年に製作した「恐怖の報酬」を、ウィリアム・フリードキンがリメイクした作品。日本では地上波で放送されたのが初公開で、劇場未公開の隠れた傑作とされる。TSUTAYAの発掘良品で完全版!と聞いてリリースを待っていた。オリジナルのフランス映画をテレビで観たのは大昔。とにかく緊張しながら観たことと結末に驚いた印象が強く残っている。それぞれ訳ありの4人の男が南米のある国にやってくる。マフィアが仕切る賭場荒らしで追われる男、不正融資発覚で逃亡した銀行家、中東で爆破テロをやっていた男、ナチ残党狩りの殺し屋。彼ら...恐怖の報酬

  • ゴスフォードパーク

    ■「ゴスフォード・パーク/GosfordPark」(2001年・アメリカ)監督=ロバート・アルトマン出演=クリスティン・スコット・トーマスマイケル・ガンボンマギー・スミスロバート・アルトマン監督お得意の群衆劇。カメラが追いかけるのは、1930年代のイギリス貴族のパーティの様子。「上の階」の貴族(と呼ばれる人々)と、「下の階」の人々の対比が面白い。「上」の人々は人を見下すのに対して、「下」の人々は「上」に従いながらも人間的に敬っては決していない。それは、ヘレン・ミレン扮するメイド頭が言うようにあくまでプロとしての”職業”なのだ。キジ撃ちとおしゃべりに終始する「上」の人々は基本的に退屈している。故にゴシップが欲しくて仕方ない。それでメイドたちから噂話を収集するのだけれど、一方で我が身を守ることも忘れない。「主人以外...ゴスフォードパーク

  • 晩春

    ◼️「晩春」(1949年・日本)監督=小津安二郎主演=笠智衆原節子月丘夢路杉村春子小津安二郎監督作を実はあんまり観ていない。友達に聞いたら「まずはこれやろ」と勧めてくれたのが、この「晩春」である。いわゆる紀子三部作と呼ばれる最初の作品(こういう知識だけはある・恥)で、父娘ものの傑作とされる映画。挑んでみた。戦争終結からまだそれ程経ってない頃の鎌倉が舞台。嫁にいかない娘を心配する父親と、周囲から出る結婚の話題をかわし続けてきた娘。彼女が結婚に踏み切るまでの物語。これだけ親族や友人から結婚結婚、結婚結婚と言われたらウンザリするだろうな。だか紀子が結婚に気が乗らないのは、父親が心配だから、父親といることに幸せを感じているから。淡々としたタッチで描かれる日常風景から、彼女がいわゆるファザコン?と簡単に読み取ることはいけ...晩春

  • 青い性(妖精たちのプレリュード)

    ◼️「青い性(妖精たちのプレリュード)/PremieryDesirs」(1983年・フランス)監督=デヴィッド・ハミルトン主演=モニカ・ブルークインゲ・マリア・グランゾウエマニュエル・べアールパトリック・ボーショー写真家デヴィッド・ハミルトンの作品をご存知だろうか。薄布の向こうから写したようなソフトフォーカスで女のコを撮る雰囲気のある作品たち。風吹ジュンや美保純、渡辺美奈代の写真集にも彼の作品がある。そのハミルトン氏は映画も何本か手掛けている。この「青い性」(旧ビデオ邦題は「妖精たちのプレリュード」)は少女たちのひと夏の経験めいたお話だ。キャンプにやって来た女の子御一行。うち3人がボートで対岸に見える島へ行こうとするが、途中で嵐に遭ってボートは大破。ヒロインのキャロリーヌは気がつくと浜辺の小屋に裸で寝かされてい...青い性(妖精たちのプレリュード)

  • ジョーカー

    ◼️「ジョーカー/Joker」(2019年・アメリカ)監督=トッド・フィリップス主演=ホアキン・フェニックスロバート・デ・ニーロサジ・ビーツフランセス・コンロイ軽々しい気持ちで観る映画ではない。どんな物語だろうと受け止める覚悟でスクリーンに向かうことが必要だ。観終わってどよーんとした気持ちでいる。物語に引き込まれたし、この映画が近年ない凄さをもっていることは十分わかるし、説得力もある。でもとにかく救いようがないし、観るのが辛い。なんで金払って映画館でこんな辛い思いをしなきゃいけないのか、と何度も思った。でもDVD鑑賞ならきっと投げ出してる。監督がマーチン・スコセッシの「キング・オブ・コメディ」を意識したと発言したらしい。あれは笑いと狂気が表裏一体になって、笑いながら薄ら寒い怖さを感じる映画だった。エンドロールを...ジョーカー

  • ヤマトよ永遠に

    ◼️「ヤマトよ永遠に」(1980年・日本)監督=舛田利雄松本零士声の出演=富山敬麻上洋子仲村秀生潘恵子野沢那智「宇宙戦艦ヤマト」劇場版第3作。テレビシリーズ「ヤマトll」「新たなる旅立ち」の続編という位置付けで製作された作品で、まだ著作者の争いが起こる遥か前の作品だけに、松本零士の名前が前面に出ているのが、今の目線だとなんか感慨深い。実は「永遠に」を観るのはこれが初めて。「完結編」もテレビシリーズもちゃんと観てるのに。地球脱出の際に離れ離れになってしまう古代進と森雪を軸に、古代守とスターシャの娘サーシャ、暗黒星団帝国のアルフォン少尉が絡んできて、遠く離れても思い合う古代と雪それぞれに言い寄ってくる。「私を受け入れて欲しい」「待って、時間をください」「おじさまの心には雪さんがいるのね」…な、なんだ。もはや昼ドラの...ヤマトよ永遠に

  • アイネクライネナハトムジーク

    ◼️「アイネクライネナハトムジーク」(2019年・日本)監督=今泉力哉主演=三浦春馬多部未華子矢本悠馬森絵梨佳原田泰造斉藤和義の「ベリーベリーストロング」は、作詞を依頼された伊坂幸太郎が短編小説で返したことから生まれたストーリー仕立ての名曲。これを聴くと涙腺が緩んでしまう僕にとっては、その続編と言える伊坂幸太郎の小説「アイネクライネナハトムジーク」はとても楽しい作品だった。あの歌の登場人物たちのその後が描かれた。手にシャンプーと書いてた女性、奥さんが出ていった先輩のその後。さらに主人公の友人やヘビー級王座に挑むボクサーも交えた、人と人をつなぐ「絆の話」。伊坂幸太郎の小説はエンターテイメントだ。簡潔な言葉が脳内に妄想レベルでイメージを膨らませてくれる。しかし文章が持つ独特のテンポが、その膨らんだイメージをじっくり...アイネクライネナハトムジーク

  • フィガロ・ストーリー

    ◼️「フィガロ・ストーリー/FigaroStory」(1991年・日本=オランダ=フランス=アメリカ)監督=アレハンドロ・アグレスティ林海象クレール・ドニ主演=ゲリー・ボーヴェンエグゼール・デ・ヨング修健堂野雅子発売される新車宣伝の為に、劇場映画が製作されたことは極めて珍しい。「フィガロ・ストーリー」は日産が1991年に世に出したフィガロの為に製作された。今ネットで溢れている長編コマーシャルフィルムの先駆けとも言えるけど、前面に車が出ている訳じゃない。あくまでストーリー、作家性重視の稀な劇場映画なのだ。まずは僕の愛車、日産フィガロの話をさせてください。レトロなデザイン、オープンカーになるキャンバストップ、1000ccの小型車だけどターボ搭載。スペアタイヤ1つで既にいっぱいになるトランクや、やたら重いドア、4人乗...フィガロ・ストーリー

  • 私を抱いてそしてキスして

    ◼️「私を抱いてそしてキスして」(1992年・日本)監督=佐藤純彌主演=南野陽子赤井英和南果歩三浦友和吉行和子エイズへの理解がまだ深まっておらず、厳しい偏見や差別を生んでいた1990年代初め。家田荘子のノンフィクションを、南野陽子自身が東映に企画として持ち込み製作された意欲作。この役の為に減量して挑んだ我らがナンノ(この呼称が通じるのも世代限定)の、並々ならぬ意気込みが伝わってくる。元交際相手がエイズ検査陽性だったと告げられた主人公圭子。不安になった彼女は検査に行き、自分も陽性だと告げられる。ショックに打ちひしがれそうになる中、たまたま出会って優しい声をかけてくれた男性アキラと関係をもってしまう。しかし事実を告げたらアキラは圭子から去ってしまった。圭子は検査に行った保健所で会ったジャーナリスト美幸に再び声をかけ...私を抱いてそしてキスして

  • ストックホルムでワルツを

    ◼️「ストックホルムでワルツを/MonicaZ」(2013年・スウェーデン)監督=ペール・フライ主演=エッダ・マクナソンスベリル・グドナソンシェル・ベリィクヴィスト映画館で予告編を見てビビッとくる映画が時々ある。「ストックホルムでワルツを」もそうだった。実在のジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの伝記映画。ジャズは英語で歌うのが当然とされてきた時代に、母国語で歌うことで人気を博し、世界的にも認められた歌手である。ジャズに詳しくないと敬遠する必要はない。自分にできる母国語の表現を貫くことで世間の評価を得たシンガーの物語として観れば、きっとラストに感動が待っている。日本語だって、ロックのビートに乗りにくいだの、日本語でシャンソンなんてとか、日本人がR&Bなんて無理とか昔から言われてきたけれど、偉大な先達が様々な試行...ストックホルムでワルツを

  • 評決のとき

    ◼️「評決のとき/ATimeToKill」(1996年・アメリカ)監督=ジョエル・シュマッカー主演=マシュー・マコノヒーサンドラ・ブロックサミュエル・L・ジャクソンケビン・スペイシージョン・グリシャムの司法を舞台にした小説がヒットした90年代には、法廷映画が盛んに製作されていた。この「評決のとき」はグリシャムの小説デビュー作で、映画化にあたって原作者本人がプロデュースした。思い入れがある作品なんだろう。サスペンスの題材として、また人間像に迫る舞台として法廷は映画向きな舞台。「評決のとき」は人間ドラマとして法廷映画の本道をゆく。アメリカ南部の架空の街。黒人少女が白人男性にレイプされる事件が起こった。少女の父親カールは、知り合いの若い白人弁護士ジェイクに「何故白人は有罪にならないのか?」と相談を持ちかけた。その翌日...評決のとき

  • 世界中がアイ・ラヴ・ユー

    ◼️「世界中がアイ・ラヴ・ユー/EveryoneSaysILoveYou」(1996年・アメリカ)監督=ウディ・アレン主演=ウディ・アレンジュリア・ロバーツゴールディ・ホーンエドワード・ノートンドリュー・バリモアウディ・アレンがミュージカルだって!?と最初は驚いた。中学生の時に「スリーパー」(なんてオマセな)を観て以来のアレンファンとしては、想像ができなかった。でも公開日が近づくと期待が高まってきた。それは、地方都市在住の身としては、映画館でウディ・アレン作品が観られるのは当時それ程多くはなかったからだ。ウディ先生がこの映画で試みたのは、語り口の手法としてのミュージカルであって、ハリウッド黄金期の絢爛豪華なミュージカルを思い浮かべてはいけない。冒頭、エドワード・ノートンが歌を口ずさみながら歩く場面から始まる。そ...世界中がアイ・ラヴ・ユー

  • 情婦

    ◼️「情婦/WitnessForTheProsecution」(1957年・アメリカ)監督=ビリー・ワイルダー主演=タイロン・パワーマレーネ・ディートリッヒチャールズ・ロートンエルザ・ランチェスタービリー・ワイルダー監督作が大好きだ。初めて観たのは、テレビでやってた「フロント・ページ」(1974)だった。ラストシーンのひと言に中坊だった僕は、粋な台詞ってこんなんのことなのか、と強く印象に残っていた。映画少年として色々観て、素敵なコメディ作品でますます好きになった。でもワイルダー好きを一層拍車をかけた映画が2本ある。ひとつは保険金殺人のサスペンス「深夜の告白」(1944)、そしてもうひとつはこの「情婦」だった。サスペンス撮らせてもこんなに凄いのか!衝撃だった。大学時代、陪審員制度を研究するゼミに所属していた。だっ...情婦

  • チョコレート・ファイター

    ◼️「チョコレート・ファイター/Chocolate」(2008年・タイ)監督=ブラッチャヤー・ピンゲーオ主演=ジャージャー阿部寛ポンバット・ワチラバンジョンアラマー・シリボンギャングの情婦だったジンは、日本のヤクザマサシと恋に落ちる。ギャング団との確執から彼は日本に帰国するが、ジンは身ごもり、女の子を出産する。ゼンと名付けられたその娘には発達障害があったが、視認した人の動きをコピーするのことのできる能力(「NARTO」に出てくる"写輪眼")を持っていた。ゼンの面倒をみているムンは、ジンが大金を貸した相手を記録した帳簿を見つける。ムンとゼンはジンの治療費にしようと、借金返済を頼みに出かけた。しかし相手は悪党ばかり。すんなり返すはずがない。そんな時、ゼンの中で何かが覚醒。彼女は単身相手の元へ向かう…。「この蹴りに世...チョコレート・ファイター

  • 伊賀忍法帖

    ◼️「伊賀忍法帖」(1982年・日本)監督=齋藤光正主演=真田広之渡辺典子中尾彬美保純成田三樹夫草刈正雄主演の「汚れた英雄」と併映で公開された、山田風太郎原作のアクション時代劇。角川映画だから、あの頃のメディアミックスの宣伝は強烈に覚えている。大人になった今だから、冷静に観ていられるのだけれど、公開当時の自分が観ていたらさぞ悶々としていたことだろう。渡辺典子と美保純の首すげ替え、惚れ薬を使って人妻を我がものにしようとするお殿様の悪党ぶり。5人の忍者僧の強烈な個性。その惚れ薬を作るのに流される処女の涙。風祭ゆきが真田広之ににじり寄るあの動き。きゃー。真田広之の相手役は、オーディションで選ばれた渡辺典子。友人に聞いたところによると、彼女はこのデビュー作を携えて出身高校で凱旋上映をしたとか。きっと体育館は男子の「おお...伊賀忍法帖

  • 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

    ◼️「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」(2019年・日本)監督=増井壮一声の出演=石川界人瀬戸麻沙美水瀬いのり東山奈央2018年放送のアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」は、何気なく見始めたらどハマりしてしまって、長女と二人でキャアキャア言いながら全13話完走した。かっちょいいオープニングの曲に合わせて、何故かヘドバンしてしまう変な父娘である(恥)。"思春期症候群"と呼ばれる怪現象をめぐる、主人公咲太と6人のヒロインの物語。何がいちばん好きなのかって、女のコたちのキャラクター(ツンデレの先輩、桜島麻衣推しですww)以上に、気の利いた台詞満載の会話劇だということ。毎回メモしときたい!と思える。そして、あの10代後半に誰もがもつ、なんともいえない満たされないモヤモヤした気持ちが、見事に織り込...青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

  • トスカニーニ

    ◼️「トスカニーニ/YoungToscanini」(1988年・イタリア=フランス)監督=フランコ・ゼフィレッリ主演=C・トーマス・ハウエルソフィー・ワードエリザベス・テイラージョン・リス・デイビスブラッドパックと呼ばれた80年代の若手俳優たち。「アウトサイダー」や「セントテルモス・ファイヤー」などで活躍した彼らも、80年代の終わりにさしかかり、いつまでもStayGoldな青春スターでいられなくなってくる。この映画「トスカニーニ」の主役を演ずるC・トーマス・ハウエルもそんな一人だ。この映画が公開されたのは、新元号「平成」が始まったばかりの頃で、春の新年度を控えている時期だったと記憶している。僕もその年の春から社会人になる。いつまでもStayGoldな青春野郎ではいられなくなっていた。「トスカニーニ」は、偉大な指...トスカニーニ

  • ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -

    ◼️「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝-永遠と自動手記人形-」(2019年・日本)監督=藤田春香声の出演=石川由依寿美菜子悠木碧子安武人内山昂輝テレビアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」には毎週泣かされた。戦場で"兵器"として殺戮することしか知らなかった少女が、上官となったギルベルトから初めて優しさを知る。彼の最期の命令は「生きろ」、そして少女が聞いたことのない「愛してる」のひと言だった。戦争が終わり、ギルベルトの友人クラウディアが経営する郵便会社で手紙の代書をする仕事に就くことになる。ヴァイオレットが様々な人と接する中で「愛してる」の意味を探す物語。第一次世界大戦後のヨーロッパを思わせる時代と舞台設定は「キャンディキャンディ」世代の僕らにはかなりツボだし、頑なだったヴァイオレットの成長と、手紙に託す...ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝-永遠と自動手記人形-

  • ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

    ◼️「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/OnceUponATimeInHollywood」(2019年・アメリカ)監督=クエンティン・タランティーノ主演=レオナルド・ディカプリオブラッド・ピットマーゴット・ロビーカート・ラッセルうーん…確かに楽しい。タランティーノ映画に挿入されるオマージュ描写や小ネタが大好きな僕にとっては満足度は高い。でも絶賛したいとは思わない。こんなこと書くと「これを高評価しないなんて、お前の映画愛はその程度なのか?」「ブラピとレオ様の共演に感激しないの?」とか言われそう。僕は"バイオレンス嫌いのタランティーノ好き"という屈折した映画ファンなので(笑)、この映画にも惚れるポイントとそうでないポイントがある。それだけだ。ともかくこの映画をリトマス試験紙のように扱わないで欲しい。手...ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

  • サイレンサー/破壊部隊

    ◼️「サイレンサー/破壊部隊/TheWreckingCrew」(1968年・アメリカ)監督=フィル・カールソン主演=ディーン・マーチンエルケ・ソマーナイジェル・グリーンシャロン・テート"やめられない止まらない"のは某スナック菓子だけじゃなくて、タランティーノ映画も然り。紐付けで関連作についつい手が伸びる。もちろん好きな人は…ですけど。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で、マーゴット・ロビー演ずる女優シャロン・テートが、自分の出演作を映画館で観る場面が出てくる。その作品がこの「サイレンサー/破壊部隊」。ディーン・マーチンがプレイポーイスパイ、マット・ヘルムを演じるシリーズ第4作である。シャロン・テートはマット・ヘルムをサポートするドジっ娘を演じている。登場シーンでいきなりパンチラ、アクションシーンに...サイレンサー/破壊部隊

  • マドモアゼル

    ◼️「マドモアゼル/Mademoiselle」(1966年・イギリス=フランス)監督=トニー・リチャードソン主演=ジャンヌ・モローエットレ・マンニウンベルト・オルシーニジェラール・ダリューフランスの田舎村で水門が開かれる悪質ないたずらが起こった。閉鎖的な村で疑われるのは、流れ者のイタリア人労働者たち。それらは、都会から教師としてやってきた独身女性の仕業だった。村人に"マドモアゼル"と呼ばれる彼女を疑う者はいない。いたずらは連続放火に発展して、よそ者に厳しい言葉や視線が向けられる。町山智浩センセイの紹介でトラウマ映画として知られる作品。ジャンヌ・モロー見たさに手を出してみたが、確かにむなくそ悪いという世間の評判は嘘じゃなかった。着飾った装いで水門を開ける不気味なオープニング、イタリア人の少年に教室で厳しく指導する...マドモアゼル

  • ラブ・アクチュアリー

    ◼️「ラブ・アクチュアリー/LoveActually」(2003年・イギリス=アメリカ)監督=リチャード・カーティス主演=ヒュー・グラントコリン・ファースリーアム・ニースンエマ・トンプソンアラン・リックマン英国ワーキングタイトル社の製作する映画、特にロマコメ路線は大好きな映画ばかりだ。それらの脚本を書いたのがリチャード・カーティス。彼が初めて監督した作品が「ラブ・アクチュアリー」である。世間の評価も高いし、ハズレではないと思えた。でも何故だか今まで観てなかった。クリスマス映画だから普通より甘味料過多の恋愛映画だろう、甘ったるくて食えるもんか、と思ってあの時からずっと避けてたのかもなぁ。やっと観る気になった。結果。ヤバい。この映画から伝わるこの幸福感はなんだ。人が人を好きになることの高揚感、幸福感、切なさ、友情、...ラブ・アクチュアリー

  • 危険な戯れ

    ◼️「危険な戯れ/LaJeuAvecLaFeu」(1973年・フランス)監督=アラン・ロブ・グリエ主演=フィリップ・ノワレアニセー・アルピナクリスティーヌ・ボワッソンジャン・ルイ・トランティニャンシルビア・クリステル娘カロリナを誘拐した、と謎の男が父親である富豪に告げる。しかし娘は帰宅していた。父親は彼女を危険から遠ざけるために、ある娼館に匿う。そこは性の欲望が渦まく倒錯した世界だった。扉を開ける度に違った性の世界を垣間見るカロリナ。不思議の性の国のアリス。終始男目線で、女性を弄ぶエピソードを淡々と積み重ねて、とにかくおっぱいを写しまくってる映画。合わせ鏡の浴室でヒロインが男に身体を洗われる場面なんて、画面に無数のおっぱいが並ぶ。娘役が「フレンズ」のアニセー・アルビナじゃなくって、若い頃のシルビア・クリステルが...危険な戯れ

  • フランス軍中尉の女

    ◾️「フランス軍中尉の女/TheFrenchLieutenant'sWoman」(1981年・イギリス)監督=カレル・ライス主演=メリル・ストリープジェレミー・アイアンズリンジー・バクスターピーター・ヴォーン初めて異性と一緒に観た映画って何ですか?僕はこの「フランス軍中尉の女」なのです。なんてオマセな!。「クレイマー、クレイマー」を観た中坊がメリル・ストリープの映画もっと観たいなあ…と思ってたときに地元映画館にこれが。学校で週末映画観るという話題になって、「アタシも一緒に行っていい?」と切り出されてOKしちゃったのだ。「tak君って、難しい映画館観るのね。でも面白かったわ。」確かに難しいものに挑んでしまった。ビクトリア朝時代の恋物語の映画撮影現場が舞台で、撮っている映画のストーリーと撮影現場のストーリーが同時進...フランス軍中尉の女

  • 映画に愛をこめて アメリカの夜

    ◾️「映画に愛をこめてアメリカの夜/LaNuitAmericaine」(1973年・フランス=イタリア)監督=フランソワ・トリュフォー主演=ジャクリーン・ビセットジャン・ピエール・レオジャン・ピエール・オーモンナタリー・バイ映画撮影現場を舞台にした映画。撮影の裏側への興味深さはもちろんだけど、人間模様のおかしさ、面白さがこの映画の魅力。誰が主人公だと明確でもなく、軸となるストーリーがある訳ではなく、群像劇の中で小さなエピソードが積み重ねられて全体のドラマが形作られる。「トリュフォーの思春期」も同じような作風だけど、観ている側にはあるがままに受け入れることを求められるし、ここから何を受け取るかも観客次第とも言える。恥ずかしながら、実は今回が初鑑賞。「映画に愛をこめて」なんて邦題を添えられたものだから、敷居の高い...映画に愛をこめてアメリカの夜

  • 木根さんの1人でキネマ

    何気なく手にしてしまったのだけど…面白い!ひとり映画が趣味の独身OLの主人公の日々。いやいや、これがフリーク級映画ファン、いやそれ程でなくても、あるある満載でたまらん。映画好きになるきっかけが語られる第2話、映画館で観る理由に触れる熱き第3話、「スターウォーズ」の観る順論争の第4話、ゾンビ映画の真面目な分析に爆笑の第5話。ヒロインの行動を「バカだねー」と笑いつつも、ページをめくると「オレも経験ある…」と心の片隅で冷や汗がにじむ。そして"ひとり映画館派"を気取る人々の琴線に触れる第6話。実際、僕のネット見知りの映画友達も代替わりしている。みんな他にいろいろあるんだと思うのね。好きで観てはいるけど、マメに感想あげられないとか。実際、僕だって昔ほどたくさん観てる訳じゃない。リアルの映画友達もたくさんいるけど、最近その...木根さんの1人でキネマ

  • さらば愛しきアウトロー

    ◾️「さらば愛しきアウトロー/TheOldManAndTheGun」(2018年・アメリカ)監督=デヴィッド・ロウリー主演=ロバート・レッドフォードケイシー・アフレックシシー・スペイセクダニー・グローヴァー銀行強盗と脱走を繰り返すフォレスト・タッカー。銃をチラつかせるが決して誰もが傷つけないし、その紳士的な振る舞いに、襲われた銀行の人々も悪い印象を持っていない。彼は犯行を楽しんでいる。担当の刑事ジョンも、彼と知り合った未亡人ジュエルもフォレストに次第に好感を抱いていく。そしてフォレストと仲間たちは金塊を狙った新たな仕事を企てる。"ほとんど実話"という触れ込みなのだが、ドキュメンタリーぽく実際のフォレストを見せることもなく、レッドフォードが演じるというハリウッドの魔法で"創られた物語"感が支配する。ナレーションで...さらば愛しきアウトロー

  • パピヨン

    ◾️「パピヨン/Papillon」(2017年・アメリカ)監督=マイケル・ノアー主演=チャーリー・ハナムラミ・マレックトミー・フラナガンイヴ・ヒューソン無実の罪で逮捕され、フランス領の南米ギアナの徒刑場に送られた主人公が、壮絶な獄中生活を経て脱走を成し遂げた実話。二度目の映画化である。スティーブ・マックイーン、ダスティン・ホフマン共演の「パピヨン」を観た時の衝撃は忘れられない。あれを超えるリメイクなんて撮ることができるのか。今回のリメイクが1973年版と異なるアプローチをしたのは2つ。一つは投獄される前のエピソードを追加する試み。そして、もう一つは、実話であることを強調する試みである。映画冒頭に付け加えられたパリでのエピソードは、主人公パピヨンが無実だったことを印象づけ、9回も挑んだ脱獄の理由づけを強くしてくれ...パピヨン

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