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2006/09/22

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  • 噂 (145話)

    初めて入院した時は、もちろん。学会へ呼んで頂いたり、花を病院施設で入れたりしたときも...噂はあったと感じていた。時には、看護師さんが複数でこちらを見てるとわたし自身の事を、話されてるのだろうとも思えた。もちろん、意地悪と思える出来事もあっ

  • 暴走 (144話)

    入院していると、患者として優しく接して下さる事は当たり前だけど嘘みたいな未来を話される事に、少々、うんざりしていたから...余計に嬉しかった。SNSで仲良くなった方との、やりとり。一日中、PCを開けていたり 携帯電話も離さなかった。なにより

  • アクセス制限 (143話)

    やっと、主治医Tとのメールに同期がとれた。「センセは、学会で色々な所へいかれてるのですね」『sayaはアルバムを見つけたんだね。』訪れた人が記されてるところがあり、それぞれに割り振られたID。何も知らなかったわたしは、主治医の写真が、誰でも

  • いい加減にしなさい (142話)

    主治医TとSNSの話をあまりしないまま何日か過ぎた頃。ランプ屋さんの仲良しの婦人が、可愛いお帽子を持って、お見舞いに来て下さった。わずかに残った髪が余計に不気味だったのですべて短くカットしてもらっていて、バンダナのお帽子を使っていた。レース

  • 登録!(141話)

    始めてのSNS。さっそく登録してみた。一番にしたのは、ランプ屋さんのお友達の中から主治医Tを見つける事。それぞれ、プロフィールがあるから簡単に見つけられた。専門職・・・・そっか、そんな区分なのね。なんでも知ってるつもりだったけど学会で訪れた

  • SNS(140話)

    ランプ屋さんからの封筒には「笑顔の素敵なsayaさんへ」その後に、ランプ屋さんのお店のアドレスがあった。内見会→キーワード(sa-ya)とあった。そういえば、婦人はいつもわたしのことを「さ〜や」と呼ばれるね。。。内見会の模様の写真がたくさん

  • 金魚草と招待状(139話)

    SNSの招待状を頂くのを、心待ちにしてた。主治医Tの回診の後にも、「まだかしら...」と訴えてみたりしてた。Tは、笑ってるだけだったけど何度もPCを開けては、メールの確認をしていた。「面会に見えてる○○さんですが...」と、看護士さんが部屋

  • ソーシャルネットワーキングサービス (138話)

    積極的に治療する気持もなくなってたわたしは軽い鬱状態にあると言われた。舞い戻って間もないのに、なぜかしらと思っていたけれどどうやら、雑誌の撮影に間に合わせようと必死で花を触っていたわたしの様子が姑の目には、異様に写ったのでしょう。。。それを

  • 12階 (137話)

    白い薔薇と格闘したまま...夢の中。夫の車で見慣れたエントランスに到着。車椅子に乗せられたのは、現実だったのかしら?と夢の中だけど、冷静に成り行きを見ていたわたし。目覚めると、ひとつ上の階の個室だった。主治医Tが恐れる(?)看護師長さんと仲

  • 薔薇の棘(136話)

    白い薔薇がたくさん家に届いた日。まとめると少し緑色かかった100本は超える薔薇。持って来てくださるお花屋さんの近くにオープンした商業施設にある店舗からの依頼だそうだ。お店に置かせて頂いてるブーケを気に入られたオーナーからお話があったそうだ。

  • 少し忙しくなる(135話)

    やっと、電話でゆっくり話す事が出来た。奥様が、大きな学会で海外へ行かれる事は聞いていたけれどその準備等で、実家の病院を空ける事が多くなるのでアルバイトの医師を探していたって。アルバイトの医師?「僕も当直のアルバイトなどしたよ!」へぇ〜、大変

  • 信じる(134話)

    家事が、普通にこなせる事にも幸せを感じていた。帰りの遅い夫にも優しく接する事が出来たのはやはり、主治医Tとの事が後ろめたいからだとおもうけれど。その頃は、何でも以前と同じにできることが嬉しかった。先ほど、急いで買ったお花をガラスの水盤に生け

  • 嫉妬 (133話)

    そんなに長い時間が経っていないのにランプ屋さんのご主人の顔が懐かしく思えた。お隣の喫茶店の、可愛いお嬢さんも入り口の、お花屋さんも「顔色がいい」とか、「太った?」と精一杯のお言葉を下さった。少し前のわたしだったら、『心にもない事を仰る...

  • 一人じゃない人も ? (132話)

    そのまま、学会の話を聞いてた。出席だけして、すぐ会場を出てあそびに行かれる先生。女性を伴って、泊まりの学会に参加する先生。。そうなんだ・・・何処の世界もいっしょなのかしらね。そう言って、わたしもそうだった事をおもってた。主治医Tに誘われて、

  • 昔のアルバム (131話)

    まっすぐ、主治医Tのマンションへ。エレベーターの中でも、手をつないだまま ずっと黙ってた。ただじっと、階数を示すディスプレイを眺めてる。。。わたしは、そんなTの顎を見てた。喉仏のところまでひげが点々とある。昨夜は、夜勤があったのかしら?ひげ

  • 待ってていいのかしら?(130話)

    お薬を貰って、職員駐車場へ行った。このまま、このキーで主治医Tの車に乗り込んでもいいの?高い所から、誰かが見ていないかしら。いいのかなぁ〜....主治医Tの車は、少し曲がって枠の中に収まってた。きっと、お寝坊して 慌てて駐車して走ったのよね

  • 悟られない様(129話)

    二週間が、あっという間にすぎた。外出出来ない事も、できるだけ守ろうと思った。二度と、病状が後退しないで欲しいとも、願ってた。今までの人生で、こんなに自分の体を労った事がなかった。実家の母も、ずっとそばに居てくれて心強かったもの。二週間ぶりの

  • 澄ました顔ね (128話)

    帰ってから、急いでメールした。診察の事は心の片隅に忘れたまま頂いた冊子にあった集合写真についてばかり少し茶化した文章になったけれど...とにかく、気分が楽になった事外界に接した気持になった事を、一気に書き綴った。すぐに、返事が来た。「あの写

  • 窓に映った顔(127話)

    一週間が、とても待ち遠しかった。主治医Tの声も、忘れてしまったもの...家を出る前に、そんなメールを送っておいた。血液検査の結果は、ほんの少し良くなった程度。相変わらず、微熱が続く。「急に熱が上がらなかったら、二週間後に来てね」とT。相変わ

  • 良くないな(126話)

    「回りに人が居たんだ」そんなメールが来て救われた気持になった。すぐに話したい気持だったけれど主治医Tは、そんな風でない。やはり、素っ気ない。入院を拒んだから、怒ってるのかしら?よほど悪い結果だったのかしら。。そう思いながら、アイスノンに顔を

  • 外出禁止(125話)

    「熱はどうだ?」と、すぐに返事が来た。少しある事を告げると明日、診察時間内に来るように言われた。少し熱があるだけなのに...大げさね。早めに休んだけれど、悪寒が時々ある程度で楽しかったお買い物の、おさらいをしてた。もちろん、休んでる主治医T

  • 楽しかった(124話)

    久しぶりに、デパートへ出かけた。もちろん、家族の細々した物を買う為だったけれど主治医Tに頼まれたシーツの件がなかったらまだ1人で買い物に出る気持にはならなかったはず。何か目的があると、人って動けるのね...とそんな自分が恥ずかしく 少し情け

  • シーツだけでも (123話)

    そのまま、話していた。さっきまでの高揚した気持は、何処へ行ったのだろう?意地悪して、そんな意味の事を聞いたら「いつでもスタンバイできるよ!」と笑って答えられた。それが嫌らしい笑いでなく、妙に爽やかで余計に可笑しかった。「部屋全体とは言わない

  • 医師の顔(122話)

    まねごと...主治医Tの手が、胸からショーツの端へ。どうしよう...今は嫌...それに恐い。身体半分を起こして、じっと見てる主治医T。そんなに見ないで...恥ずかしいよ。そう言ったら、「あまり良くないな...」と言いながら お腹を押してる。

  • 何も言うな! (121話)

    寝室までお姫様抱っこされ、ベッドの上に降ろされた。せんせ...嫌だから。そう言っても、聞いてくれない。おおいかぶさって、kissの嵐。ブラウスのボタンを外してる。抵抗すると、「何も言うな!」と愛撫を続ける。キャミソールとショーツだけにされて

  • 男女の友情 (120話)

    sayaが可愛いって、先生だけですよ。そんな事言われた事ないもの。「可愛いさ、、ムキになると色っぽいしね」色っぽいなんて、、、 「男ならよかったのにな、saya!」「一緒に、酒飲んだりできるのにな〜」良いお友達で居られるかな、「男女に友情

  • 大事にしたいんだ (119話)

    「sayaの言いたい事は分かってるよ」いいえ、先生も迷うのだったら答えは出てるもの。「俺だけが悪者になったら、気が済むか?」「そんな女じゃないだろう?」「その方が簡単なんだけどな。。。」「あっちで、ゆっくり話そう」うん、ごめん。「今、このま

  • とりあえず (118話)

    主治医Tに逢う事をためらったけれど、逢って、自分の気持をしっかり話さなきゃと出かけた。今度は間違えないで、主治医Tの部屋へ。玄関で、いきなり抱きしめられた。あ〜あ、決意が揺らいじゃう。。。 主治医Tはお茶を用意しながら「おっかない顔して来

  • 二ヶ月目の検診 (117話)

    最初のスケジュールにはなかった検診だけど病理の検査があまりおもわしくなかったので追加された。普通なら、血液検査の為に病院へ行くようで面倒だろうけど公に主治医Tに逢えるのが嬉しかった。 それに白衣姿もしばらく見ていない。秘書Yに逢うのも久しぶ

  • 冗談だと思うけど (116話)

    主治医Tが仰ってた、わたし色。その場のノリだって分かってるけど、頭の中では、プチ妄想。最近、お気に入りのキャス・キッドソン。アンティークローズ柄で、ベッド回りの物を揃えたら可愛いだろうな〜 インターネットで検索して、日本円に換算してみる。

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