クルシャ君は時々、繊細な匂いを嗅ぐときにヤコブソン器官を使います。ヤコブソン器官を使うことで、獲物の状態や仲間の健康状態などが詳細に解る、と言われております。これが、ヤコブソン器官を使っている時のクルシャ君のご尊顔。飼主も猫のフレーメン反応について説明するときにヤコブソン器官の場所は上顎の前歯のやや後方に開いている並んだ穴であると説明して、そこに空気を通す為にフレーメン反応をするのです、などと言いながら、私にもヤコブソン器官があって、偶にフレーメンして情報集めてます、などと与太を加えますと、三割くらいの方が納得する風だから怖い。「そんなことあるか」と突っ込んでくるのが一割。不思議そうにするのが四割。二割が冗談だと判っていて大笑いします。いいですか、劃然たる嘘でも、言い方によっては三割も信じてしまうのです。...ヤコブソン器官