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2006/07/09

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  • 3月の読書メーター

    3月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:730ナイス数:0夜が明けたら (ケイブンシャ文庫 こ 1-5)読了日:03月23日 著者:小松 左京保護鳥 (ケイブンシャ文庫 こ 1-9)読了日:03月16日 著者:小松 左京凍月 (ハヤカワ文庫 SF ヘ 2-15)読了日:03月08日 著者:グレッグ ベア読書メーター...

  • 1月の読書メーター

    1月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:528ナイス数:0あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)読了日:01月26日 著者:テッド・チャン読書メーター...

  • 12月の読書メーター

    12月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:816ナイス数:0山の人魚と虚ろの王読了日:12月31日 著者:山尾悠子模型の時代 (角川文庫 緑 308-21)読了日:12月17日 著者:小松 左京埠頭三角暗闇市場 (講談社文庫)読了日:12月10日 著者:椎名 誠読書メーター...

  • 11月の読書メーター

    11月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:882ナイス数:0地には平和を (角川文庫)読了日:11月20日 著者:小松 左京チベットのラッパ犬 (文春文庫)読了日:11月09日 著者:椎名 誠最後の隠密 (角川文庫 緑 308-8)読了日:11月02日 著者:小松 左京読書メーター...

  • 10月の読書メーター

    10月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:442ナイス数:0砲艦銀鼠号 (集英社文庫)読了日:10月15日 著者:椎名 誠鏡の中の世界 (角川文庫 緑 308-18)読了日:10月04日 著者:小松 左京読書メーター...

  • 9月の読書メーター

    9月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:608ナイス数:0かえっていく場所 (集英社文庫)読了日:09月27日 著者:椎名 誠EVENA エベナ (集英社文庫)読了日:09月13日 著者:椎名 誠読書メーター...

  • 8月の読書メーター

    8月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:808ナイス数:0本日7時居酒屋集合! ナマコのからえばり (集英社文庫)読了日:08月30日 著者:椎名 誠陽炎の市 (ハーパーBOOKS)読了日:08月13日 著者:ドン ウィンズロウ読書メーター...

  • 7月の読書メーター

    7月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:784ナイス数:0ウインク (角川文庫)読了日:07月30日 著者:小松 左京ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫)読了日:07月11日 著者:ドン ウィンズロウおれの死体を探せ (徳間文庫 201-7)読了日:07月10日 著者:小松 左京読書メーター...

  • 6月の読書メーター

    6月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:308ナイス数:0春の軍隊 (新潮文庫 こ 8-8)読了日:06月04日 著者:小松 左京読書メーター...

  • 5月の読書メーター

    5月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:1012ナイス数:0カリフォルニアの炎 (角川文庫)読了日:05月25日 著者:ドン ウィンズロウクラーケン(下) (ハヤカワ文庫SF)読了日:05月15日 著者:チャイナ・ミエヴィル読書メーター...

  • 4月の読書メーター

    4月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:747ナイス数:0クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)読了日:04月28日 著者:チャイナ・ミエヴィルアダムの裔 (新潮文庫 こ 8-2)読了日:04月03日 著者:小松 左京読書メーター...

  • 3月の読書メーター

    3月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:315ナイス数:0戦争はなかった (新潮文庫 こ 8-3)読了日:03月17日 著者:小松 左京読書メーター...

  • 2月の読書メーター

    2月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1386ナイス数:0椎名誠[北政府]コレクション (集英社文庫)読了日:02月28日 著者:椎名 誠沈黙の春 (新潮文庫)読了日:02月19日 著者:レイチェル カーソン受命 (角川文庫)読了日:02月17日 著者:帚木 蓬生読書メーター...

  • 「さらば幽霊―自選短編集」小松左京

    「さらば幽霊―自選短編集」小松左京ホラーというか、背中からぞわっと気配感じるような(でも眠れない怖さではない)作品を11編集めた短編集。どれも名作。何度読んでも飽きない深みがある。映像が目に浮かぶ描写が素晴らしい。筒井康隆さんの解説付き。「さとるの化物」 相手の考えを読むことができる化物が、バーで獲物を見つけ語り始めるが…。オチが分かってしまうと何でもないけど、お伽噺のような話し。「世にも奇妙な物語」...

  • 「やぶれかぶれ青春記」小松左京

    「やぶれかぶれ青春記」小松左京小松左京氏の戦争体験は自伝にしろ小説にしろ色濃く反映されていて、苦しみや怒り、そこからの解放の落差が大きい。戦闘に駆り出されなかったけれど、学校での抑圧された理不尽な扱いは経験者にしか分からないことだ。戦後は日本の高度成長と共に大活躍の小松氏。大阪万博に関わったり、小説も書きまくり、テレビ、ラジオに出演しまくり、大きな体を揺らして煙草をふかして…私が小説を読み始めた頃...

  • 「短小浦島」小松左京

    「短小浦島」小松左京SFではない作品が多く収録されているが、彼の多彩ぶりを知るのに良い1冊。女シリーズの「待つ女」、京都の情緒あふれる作品、ミステリー調など盛りだくさん。でも歴史とか古い時代に関する記述を読むのが退屈に思ってしまうので、それは飛ばしてしまった。「明烏」真面目な両親のもとで育った甥っこが大学生になり、知り合いの女将に彼を男にしてやってくれと頼む叔父さん。粋な花街の楽しみ方なんて時代に...

  • 「地球最後の砦」A.E.ヴァン・ヴォクト

    「地球最後の砦」A.E.ヴァン・ヴォクト訳者が違う作品が収録されている。「地球最後の砦」(浅倉久志)ドクター・レルという男に受付の仕事を勧められた女性が働き始めたのは、別の世界・未来で戦う傭兵を募集し、送り出す場所だった。そうとは知らずに次々とやってくる志願者たち。「栄光人」と「惑星人」の戦いに地球人が駆り出されるなんて!元カレも巻き込みドタバタし始め、どうなるんだろう?というワクワクもあって、荒削りだ...

  • 「宇宙漂流」小松左京

    「宇宙漂流」小松左京「宇宙漂流」ジュブナイル。子供たちが乗った宇宙船が操縦不能となり太陽系からどんどん離れて漂流してしまう…今読むと子供たちの冒険もので安心して読めるけど、当時の子供たちはこれをワクワクしながら読んだのかなぁと思うと、小松左京の才能のふり幅の広さに驚く。「SF日本おとぎ話」7編おとぎ話しをモチーフにした短編。くだらないけど、あははと読めてしまう。読了日:2022/08/16...

  • 「望郷の戦記―奇蹟の一式陸攻」蔵増実佳

    「望郷の戦記―奇蹟の一式陸攻」蔵増実佳ラバウルに赴任し、生還した筆者の記録。ラバウル島での戦闘については、水木しげるの漫画や今村均氏などの話しで、地上戦が過酷で玉砕があったり、補給が途絶えて自給自足していた話を読んだ。https://bookbookman.blog.fc2.com/blog-entry-565.htmlhttps://bookbookman.blog.fc2.com/blog-entry-307.htmlhttps://bookbookman.blog.fc2.com/blog-entry-306.html筆者は一式陸攻の搭乗員だっ...

  • 「新編 夢の棲む街」山尾悠子

    「新編 夢の棲む街」山尾悠子山尾さんが20歳の頃に書いた「夢の棲む街」。その世界に再訪する物語の「漏斗と螺旋」。漏斗状の街、まだまだお話しが出来そう。もっともっと街の景色を見てみたい。「薔薇色の脚のオード」とにかく美しい。人形ってどうも苦手だったんだけど、「薔薇色の脚」の踊り子たち、山尾さんの作品をリスペクトして理解して丁寧に作られたのが伝わってきた。時に醜くて苦しくて。でも美しかった。普段は文庫派...

  • 1月の読書メーター

    1月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:881ナイス数:0夢からの脱走 (新潮文庫 こ 8-6)読了日:01月22日 著者:小松 左京ぬすまれた味 (ケイブンシャ文庫)読了日:01月18日 著者:小松 左京ソルハ (集英社文庫)読了日:01月08日 著者:帚木 蓬生読書メーター...

  • 12月の読書メーター

    12月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:704ナイス数:1宇宙人のしゅくだい (講談社文庫 こ 4-4)読了日:12月31日 著者:小松 左京こちら“アホ課” (ケイブンシャ文庫)読了日:12月18日 著者:小松 左京闇の中の子供 (新潮文庫 こ 8-4)読了日:12月03日 著者:小松 左京読書メーター...

  • 「私はガス室の「特殊任務」をしていた」シュロモ・ヴェネツィア

    「私はガス室の「特殊任務」をしていた」シュロモ・ヴェネツィア強制収容所の話しは今までも見聞きしていたし、「夜と霧」で生き残りの方の話しも読んで衝撃を受けたが、それらとはまた違ったおぞましい真実を知ることになった。イタリア系ユダヤ人の男性がビルケナウの強制収容所に収容されたが、ガス室送りではなく同胞のユダヤ人をガス室に送り、遺体を焼却処理し、ガス室を掃除する等の特殊任務に就くことで生き延びた。ドイツ...

  • 「戦艦武蔵」吉村昭

    「戦艦武蔵」吉村昭夏なので毎年恒例の戦争関連本の読書。吉村昭さんの作品は外れ無しだし、読みやすい。「武蔵」を極秘に建設するところから始まる。完成するまでの苦労や秘密が多く書かれている。携わった人々の執念や設備の豪華さ、大きさには圧倒されたが、いざ戦いの舞台へと思いきや活躍できずお荷物状態に。作品の方も尻つぼみ感があるが盛り上がりに欠けるのは仕方ない。亡くなってしまった船員たちや、携わった人たちの無...

  • 「水中都市・デンドロカカリヤ」安部公房

    「水中都市・デンドロカカリヤ」安部公房10年ぶりの再読。全体的に靄がかかったように薄暗いイメージ。気持ちも暗くなる。表紙がいい。解説のドナルド・キーンが言っているが、カフカの影響を指摘したり何とか読み解いて解説したがる人が多いけど、純粋に作品を楽しめば良いと思う。初期短編11編を収録。「デンドロカカリヤ」コモン君がデンドロカカリヤという植物になってしまう話し。顔が裏返って植物になるなんて冷静に読んだら...

  • 11月の読書メーター

    11月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:472ナイス数:0歓喜の島 (角川文庫)読了日:11月12日 著者:ドン ウィンズロウ読書メーター...

  • 10月の読書メーター

    10月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1061ナイス数:0おえらびください (ケイブンシャ文庫)読了日:10月24日 著者:小松 左京スクイズ・プレー (新潮文庫)読了日:10月18日 著者:ポール・ベンジャミン写字室の旅/闇の中の男 (新潮文庫)読了日:10月10日 著者:ポール・オースター読書メーター...

  • 「空間亀裂」フィリップ・K・ディック

    「空間亀裂」フィリップ・K・ディック再読。2013/03/31に読んだ時は、未訳のディック作品が読めて嬉しくて面白かったと書いてる。人口が増えすぎた未来。それを解消するために別の惑星への移住が検討されていたが、偶然発見された超高速移動機の「空間亀裂」の向こう側には別の世界が…。この別世界を巡り、個性豊かなキャラクターたちが交じり合い思いもよらない結末に向かって行く。黒人初の大統領を目指すジム・ブリスキン。当時...

  • 「銀天公社の偽月」椎名誠

    「銀天公社の偽月」椎名誠「武装島田倉庫」が好きならたまらない世界観。雨に脂が混じったジットリぬめぬめした陰鬱な風景。人口の月に監視する知り玉、生物兵器、イライラしそうな擬音…。7編の作品が繋がっているようで繋がってないような未来なのか過去なのか、はたまた違う惑星なのか…。この雰囲気の日本SF書けるのシーナさんだけ。もっともっと読みたいけど、もうこの手の作品は書かないのだろうなぁ。読んでない作品があった...

  • 「業火の市」 ドン・ウィンズロウ

    「業火の市」 ドン・ウィンズロウ 新たな三部作の幕開け。「犬の力」シリーズの三部作が強烈だったため、期待しつつもアレを超えるものはないだろう…という気持ちで読み始めたが、やっぱりウィンズロウ。面白かった!1つの土地で共存してきた2つのファミリーが、1人の美女を巡り抗争が始まってしまう。隠居している祖父世代が築いてきた関係を簡単に壊してしまう若者たち。幼馴染なのに疑ったり争ったり…。女を取り合ったりとかプ...

  • ブログを始めてから

    過去記事を見ていたら、2005年8月からこのブログを書いていた事に気づいてビックリ!そんなに長く続けていたんだ。細々と感想を書いているだけだけど、自分にとっての読書記録なので残しておきたい。ブログを始める以前はWordで記録してたんだっけ?子供の頃はノートに読書日記書いていたんだよなぁ。...

  • 「ガニメデ支配」P・K・ディック&レイ・ネルスン

    「ガニメデ支配」P・K・ディック&レイ・ネルスン2014/07/31に一度読んでるので再読。当時もハチャメチャでバカバカしいと感想を書いているが、B級SFのようなドタバタの中にもディックらしい悲哀やチープさがあって、合作じゃなくてディックの作品と聞いても疑わないだろう。地球が芋虫型の宇宙人に支配されていて、黒人たちが対抗しているけど、地球人と分かり合えそうな芋虫もいるし、敵味方が入れ替わって状況が良く分からなくな...

  • 「閉鎖病棟」帚木 蓬生

    「閉鎖病棟」帚木 蓬生帚木さんの作品読み始めて4冊目。「逃亡」が大作過ぎるので、それは越えられなかったなぁ。精神科に通っていると言えないような時代から比べると偏見はずいぶん無くなってきたとは思うが、まだまだ受け止めるには抵抗を感じてしまう。それは実情を知らないためにイメージだけで目を反らしてしまうからだと思う。私もそうだ。友達や知り合いが精神的な病と聞いてもどう接したらいいか戸惑ってしまう。考えさせ...

  • 「ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻」P.G. ウッドハウス

    「ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻」P.G. ウッドハウス実家に帰省した際にもらってきた。両親の感想はうーんだったが私も同様。美智子さまご愛読との事だったが、私にはユーモアが全く理解できなかった。賭け事の策略とかオチとかさっっぱり面白味が分からなかった。読書を途中で止めることはほとんどないんだけど、耐えられなくて1/3ほどで断念。断念日:2022/05/20...

  • 「大きな約束」椎名誠

    「大きな約束」椎名誠「じいじい」になった椎名さんの日常のエッセイ。仕事で奥さまとすれ違いになるため、一人で洗濯物を畳んだり、ご飯の支度をしたり。以前のように地方に仕事に行ったり、仲間とキャンプしたり。いい生活だなぁ。息子さん家族がアメリカにいるため、お孫ちゃんとの電話を心待ちにしていて、椎名さんも孫には弱い。大きな体で一生懸命に孫の声を聞き取ろうとしてる姿が目に浮かんで微笑ましい。読了日:2022/05/...

  • 「牙の時代」小松左京

    「牙の時代」小松左京表示もインパクトがあるが、荒々しかったり、おちゃらけた作品が6編。あまり好きな作品集ではないが、こういう作品でもなんでも書けるのはやっぱり凄い人なのかな。「毒蛇」荒々しい殺戮の砂漠地帯。強くないと生き残れない。毒を自分自身にため込む凶暴な男。邪魔者たちを倒し、目的の「オヤジ」まで辿り着く…なんでこんな世界なのか、殺しあうのかのオチがなるほどだけど、気分が悪くなる作品。「BS6005に何...

  • 「幻影の書」ポール・オースター

    「幻影の書」ポール・オースター10年前に読んだけど全然覚えてなくて再読。主人公は妻と子供を飛行機事故で亡くし、どん底の日々を送っていた。ある日見た映画がきっかけでその映画に魅了され、その映画監督の作品を探して旅に出て本を執筆した。それから映画監督の妻から手紙が届き…物語と映画のお話しが交錯するような感覚や、主人公が運命に翻弄されるように引き込まれ愛に向かい救済されるかと思いきや、二転三転。ラストは悲...

  • 「神への長い道」小松左京

    「神への長い道」小松左京タイトルが壮大な雰囲気醸し出してるから「神への長い道」って長編のイメージがあった。実際、内容な哲学的でスケール大きいお話し。「宇宙鉱山」「飢えた宇宙」宇宙船に積まれていたはずの食料がなくなっている??そしてクルーが消えていく??オチが吸血鬼になることで食料が少なくて済むから、長期の恒星間移動が可能になる…はずが。ピーター ワッツの「ブラインドサイト」にも吸血鬼出てきたの思い出...

  • 「逃亡(上)(下)」帚木蓬生

    逃亡(上)逃亡(下) 実家にお正月に帰省した時、ハードカバーで置いてあったのを読んだら面白いのでもらって帰った。読みたいのにハードカバーだと持ち歩けないので、アマゾンで文庫本を買い直した。太平洋戦争中、香港で諜報活動をしていた憲兵の守田の物語。憲兵のイメージって戦時中は威張って権力を振りかざして好き放題していた怖い憎い存在。そんな彼らが敗戦後にどんな扱いをされるか想像は容易いが、そういえば元憲兵の...

  • 「ヴァルカンの鉄鎚」フィリップ・K・ディック

    「ヴァルカンの鉄鎚」フィリップ・K・ディック2015年に最初に読んで久々の再読。バタバタしたB級SFではあるけれど、官僚たちが苦悩したり、敵か味方か??っていう展開もディックらしくて好き。AI化が進んでる今、機械に管理される世界って他人事じゃない感じもする。あぁ、ディック最後の本邦初訳かぁ…と改めて思ったけど、ディックは何度でも読み返すから寂しくなんかないよ。読了日:2022/03/02...

  • 「旱魃世界」J・G・バラード

    「旱魃世界」J・G・バラード「燃える世界」の完全版。だいぶ前に読んだので覚えてなかった。アメリカで刊行された「燃える世界」をバラード自身が改稿して完全版としたとの事。バラードの破滅三部作(「沈んだ世界」「燃える世界」「結晶世界」)。翻訳者が変わっても醸し出す陰鬱な雰囲気が一緒。雨が降らなくなってしまい、乾いていく世界。海に近いところに集まっても、海の水が干上がっていくのをただ見ていることしかできない...

  • 「動物農場」ジョージ・オーウェル

    「動物農場」ジョージ・オーウェルジョージ・オーウェルは「一九八四年」しか読んだことがなかったけど、重たくて暗くてでもインパクトのある作品だったので読んでみたくて。実家に置いてあるのも見つけてもらってきた。政治的なことや時代背景はなんとなくしか頭に入っていなかったけど、見事な寓話。こうやって独裁者に洗脳されてしまうのだなぁと思った。表面だけ読むとバカバカしいけど、短いのと動物が出てくるのであっという...

  • 「生まれ変わり (ケン・リュウ短篇傑作集5) 」ケン・リュウ

    「生まれ変わり (ケン・リュウ短篇傑作集5) 」ケン・リュウ12篇を収録した短編集。全然悪くはないんだけど、好きになりきれない。後味が悪かったり、舌がざらつく感じ。でも短編は読みやすいから、時間潰しをするために本屋で見つけて買ってしまった。なんだかんだ言っても、また違う作品読むんだろうなとは思う。「生まれ変わり」異星人と共生することになった人類は、犯罪人は記憶を除去し新しく生まれ変われるようになった。異...

  • 8月の読書メーター

    8月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:906ナイス数:0地球最後の砦 (ハヤカワ文庫 SF 28)読了日:08月27日 著者:A.E.ヴァン・ヴォクト宇宙漂流 (角川文庫)読了日:08月16日 著者:小松 左京望郷の戦記―奇蹟の一式陸攻 (光人社NF文庫)読了日:08月14日 著者:蔵増 実佳新編 夢の棲む街読了日:08月13日 著者:山尾悠子読書メーター...

  • 「蟻の園」小松左京

    「蟻の園」小松左京初期作品5編をおさめた短編集。「易仙逃里記」「釈迦の掌」奥さんにばれないように愛人と会うために、両方と同時に会う手段を考え付く。オチにユーモアありさすが。「ホクサイの世界」北斎の描いた時代に行ってみたいとタイムマシンで未来から旅に向かうが、到着した時代が違っていて…。「お茶漬の味」地球へ帰還する宇宙船の乗組員たちは太陽系に入ってから、地球からの反応がない事に気づく。地球で何か起きて...

  • 「順列都市」グレッグ・イーガン

    「順列都市」(上)「順列都市」(下) 人の記憶や人格などがコピーできるようになり、仮想空間で生き続ける事ができるようになった世界。お金持ちなら永遠の命を望む事も可能ではあるが、その場所が破壊されたり、削除されなければ…だが。最初に読んだのは20年以上前かなぁ。当時は、面白くてカッコいいけど難しいイーガンって感じで、理解しきれてないけど夢中になって読んじゃうけど、他の人に説明できない。ギブスンを読んだ...

  • 「夜の声」小松左京

    「夜の声」小松左京9篇がおさめられている短編集。「夜の声」夢の中で聞こえてくる声。声だけで操られる「廃墟の彼方」「墓場での会合」 「腐食」宇宙人がひそかに地球を乗っ取るために女性に妊娠させる。怖い。「わびしい時は立体テレビ」ちょっと古臭さを感じる。「哲学者の小径」過去の(未来の)自分に遭遇。分かっててもこんなの自分じゃないってお互いに思うよね。 「適応」宇宙船の乗員が到着した星で植物に襲われ…「火星の...

  • 「三たびの海峡」帚木蓬生

    「三たびの海峡」帚木蓬生帚木さん2作目。太平洋戦争中、朝鮮から日本に強制連行されて炭鉱で働かされた男が主人公。過酷な労働や日本人管理者からの虐待の数々。そこから抜け出し日本人女性の千鶴を妻に国に戻るが、家族からの冷たい扱いや、娘を取り返しにきた千鶴の父親により別れる事となる。その後主人の男は実業家として成功し、富も新しい家族も手に入れる。幸福かと思うが心の中には千鶴や息子、自分の犯した罪が色濃く残...

  • 「監禁面接」ピエール・ルメートル

    「監禁面接」ピエール・ルメートルカミーユシリーズが終わってしまって、でもルメートル好きなので文庫になってから購入。タイトルがだいぶインパクトあってゾワゾワしたんだけど、そこからしたら少し肩透かしだったかも。リストラ後の再就職が決まらず失業中の主人公。妻は責めることもなく優しいのが余計に辛いところ。年齢(57)もあり厳しい状態。やっとやっと最終試験まで残ったのだが、その試験があり得ない設定。一流企業の...

  • 7月の読書メーター

    7月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:952ナイス数:0私はガス室の「特殊任務」をしていた (河出文庫)読了日:07月30日 著者:シュロモ・ヴェネツィア戦艦武蔵 (新潮文庫)読了日:07月21日 著者:吉村 昭水中都市・デンドロカカリヤ (新潮文庫)読了日:07月05日 著者:安部 公房読書メーター...

  • 6月の読書メーター

    6月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1130ナイス数:0空間亀裂 (創元SF文庫)読了日:06月21日 著者:フィリップ・K・ディック銀天公社の偽月読了日:06月20日 著者:椎名 誠業火の市 (ハーパーBOOKS)読了日:06月10日 著者:ドン ウィンズロウ読書メーター...

  • 「流れる女」小松左京

    「流れる女」小松左京「流れる女」「小夜時雨」「鷺娘」「蚊帳の外」「行きずり」「戻橋」「無口な女」の全7篇。ギャグやショートショート、壮大なスケールのSFから、しっとりとした魅惑の女シリーズまで幅広いジャンルを量産していたのは本当に凄い。ただ数多く書いていたのではなくて、名作や奥深い作品が多い。その魅力で未だに読んでしまうんだよね。読了日:2021/12/01...

  • 「一生に一度の月」小松左京

    「一生に一度の月」小松左京ショートショート集。サクサク読めるのがいい。溢れんばかりのアイディアが凄まじい。昭和の時代を感じる古さも懐かしかったり。読了日:2021/10/16...

  • 「怨霊の国」小松左京

    「怨霊の国」小松左京短編全14編「霧が晴れた時」「保護鳥」は既読。「保護鳥」はやっぱり好き。「靴屋の小人」「女の手」「かつがれ屋」「知恵の木の実」「写真の女」等…名作揃い読了日:2021/09/17...

  • 「爆発の三つの欠片」チャイナ・ミエヴィル

    「爆発の三つの欠片」チャイナ・ミエヴィル短編集『ジェイクをさがして』がSF期待して読んだらホラー要素が強くて暗くて怖くて、ちょっとガッカリしたのでミエヴィルは短編より長編だなぁと思っていた。が、それを覆される短編集だった!28編が収められている。読みやすさも増していて長編に膨らませて欲しいなぁという作品もあった。やっぱミエヴィルいいな!・爆発の三つの欠片染伝荒告という広告の新しい形。短いながらも情景が...

  • 「殉教者」加賀乙彦

    「殉教者」加賀乙彦父親から本をもらったので読んでみた。江戸時代、徳川秀忠によりキリシタンが迫害され始めた頃、ペトロ岐部カスイが聖地エルサレムを目指し日本を船出。海を越え、砂漠を歩き気の遠くなるような巡礼の旅を経て日本へ戻る壮絶な記録。彼の強靭な信仰に圧倒される。今と違って船で海外へ行く事のリスクはとてつもなく大きかったと思う。命がけ。凄すぎて現実味がないが実在してたんだよね。読了日:2021/10/25...

  • 5月の読書メーター

    5月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1450ナイス数:0ガニメデ支配 (創元SF文庫)読了日:05月29日 著者:P・K・ディック&レイ・ネルスン閉鎖病棟 (新潮文庫)読了日:05月20日 著者:帚木 蓬生ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻 (文春文庫)読了日:05月20日 著者:P.G. ウッドハウス大きな約束 (集英社文庫)読了日:05月10日 著者:椎名 誠牙の時代 (角川文庫)読了日:05月04日 著者:小松 左京読書メーター...

  • 「アフリカの蹄」帚木蓬生

    「アフリカの蹄」帚木蓬生 父親に勧められて始めて帚木さんの作品を読んだ。絶滅したはずの天然痘を使って黒人を滅ぼそうとする白人の差別に対し、留学中の日本人の医師がそれに立ち向かい戦うサスペンス要素のあるお話し。あくまでもフィクションだけれども、日本にいると感じられない差別の酷さに胸糞悪くなる。現在でもそれは地域によっては続いているのだろう。主人公の医師の行動がちょっとやりすぎ感はあるものの考えさせら...

  • 「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(下)」村上春樹

    「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)」村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)」村上春樹 20年以上前かなぁ。本好きの当時の同僚さんにいただいた本。当時読んだ時に村上春樹はどうも好きになれない…と思ったのがずっと続いていて手にしていなかったけど、久々に読んで安部公房っぽい世界が交わるような不思議な世界観が嫌いじゃなかったけど、なんか…やっぱり好きにはなれなくて。なんだろ...

  • 「砂漠で溺れるわけにはいかない」 ドン・ウィンズロウ

    「砂漠で溺れるわけにはいかない」 ドン・ウィンズロウシリーズ最終5作目。とある老人をラスベガスから連れ戻すようにとの依頼。この老人が元コメディアンでひょうひょうとしており、ニールは手を焼き、簡単にいかない任務。老人が戻りたがらない理由が次第に判明するのだが、砂漠に残されたニールは生きて帰ることが出来るのか…老人のコミカルさも理解しがたくてイライラするし、カレンが子供を欲しがってウザいし、でもニールを...

  • 4月の読書メーター

    4月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1231ナイス数:0幻影の書 (新潮文庫)読了日:04月21日 著者:ポール オースター神への長い道 (角川文庫)読了日:04月07日 著者:小松 左京逃亡(下) (新潮文庫)読了日:04月04日 著者:帚木 蓬生読書メーター...

  • 「ウォータースライドをのぼれ」ドン・ウィンズロウ

    「ウォータースライドをのぼれ」ドン・ウィンズロウシリーズ4作目。人気テレビ番組の司会の夫婦の夫にレイプされたと訴えるアホっぽいポリー(最初イライラする)が、口封じに狙われており、探偵やらカレンやらドタバタとしたコメディタッチでニールが弱々しく、気の毒に感じた。どうにもカレンが好きになれないが、こういうキャラも必要なのかな。タイトルにもなってるウォータースライドの場面はずっと脳裏にイメージが残ってて...

  • 「悲しみの島サハリン」角田房子

    「悲しみの島サハリン」角田房子戦争関連の本を読んで学ぶのが好きだけれど、アジアやロシア側からのことはあまり知ろうとしてなかった事に気づいた。徴用工訴訟問題も関心がなく、本書を読むまでは申し訳ないがいつまで騒いでいるのかと思っていたし、その意味を全く理解していなかった。歴史が苦手な私でも角田さんの作品は非常に読みやすく、題材が興味深い。今回も角田さんでなかったら手にしなかった。戦時中に労働力として朝...

  • 「青い宇宙の冒険」小松左京

    「青い宇宙の冒険」小松左京ジュブナイルSFではあるが、大人でも十分ワクワク楽しめる。SFだけじゃなくミステリー要素や冒険、世界・宇宙との繋がりを感じられる素晴らしい作品。何度読んでも童心に帰れるようなピュアな小説。読了日:2021/08/04...

  • 「たった独りの引き揚げ隊 10歳の少年、満州1000キロを征く」石村博子

    「たった独りの引き揚げ隊 10歳の少年、満州1000キロを征く」石村博子サンボのビクトル古賀さんが10歳だった頃に、満州から日本へ約1000kmの距離を1人で引き揚げてきたお話し。タイトルから古賀さんの話しだとは全く知らずに手に取ってびっくり。私でも彼の名前と功績は知ってる。日本とロシアのハーフでコサック出身とは知らなかった。とにかくやんちゃで賢く明るいので悲壮感がない。もちろん辛い事もたくさんあっただろうし、苦...

  • 3月の読書メータ

    3月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:895ナイス数:0逃亡(上) (新潮文庫)読了日:03月21日 著者:帚木 蓬生ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫) (創元SF文庫)読了日:03月02日 著者:P・K・ディック読書メーター...

  • 2月の読書メーター

    2月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:947ナイス数:0旱魃世界 (創元SF文庫)読了日:02月19日 著者:J・G・バラード動物農場〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)読了日:02月05日 著者:ジョージ・オーウェル生まれ変わり (ケン・リュウ短篇傑作集5)読了日:02月01日 著者:ケン リュウ読書メーター...

  • 「生まれ変わり (ケン・リュウ短篇傑作集5)」

    「生まれ変わり (ケン・リュウ短篇傑作集5)」12篇の短篇集。外出先で持ってきた本を読み終わってしまったので、本屋でチョイス。古本買うことが多いので、新品の本は高いしガッカリしたくないので、入念に選んだ。「ケン・リュウ短篇傑作集1」と「ケン・リュウ短篇傑作集2」 は読んでる。好みではないけど、嫌いでもない。今回も同じ印象。イーガンとかテッド・チャンの短編と違って、少し突き放したような冷たさを感じるんだよな...

  • 「華やかな兵器」小松左京

    「華やかな兵器」小松左京短篇7つ。「とりなおし(リテイク)」歴史の事件を時代劇とかドラマではなく、タイムマシンでその時代に行って中継する。ドタバタした現場の様子が楽しい。「華やかな兵器」「交叉点」「反魂鏡」落語の「反魂香」を元にしたお話し「歩み去る」「曇り空の下で」「山姥譚」読了日:2021/07/16...

  • 「天国でまた会おう」映像化

    過去記事の修正をしていて、アマゾンにあったのを発見。全然知らなかった!小説読んだときもあんまり…な印象だったので、興味も薄かったけど。レビューが高評価でアマプラで見れるならちょっと見てみたい!...

  • 「言語都市」チャイナ・ミエヴィル

    「言語都市」チャイナ・ミエヴィルミエヴィルの作品を読むたびに好きが更新されていく!理解が難しいけどとにかく面白い!イーガンとか古くはウィリアム・ギブスン読んだ時に感じた思いと一緒。理解しきれないけど身震いする感じ。序盤は読みにくくて…ページを行ったり来たり。ホスト、直喩、大使…??でも気になって先を読みたい。アリエカ人の器官の構造が人間と違うところから理解が難しい。言語を発する器官が2つあって、同時...

  • 「虚空(そら)の足音」小松左京

    「虚空(そら)の足音」小松左京・忘れろ……・うるさい!・逃(ふ)けるポン引きと騙されてしまう男の話しだが、SFというよりも怪談。怖い。・逆臣蔵・お糸時代劇SF。江戸時代…のような設定。お糸ちゃんが気になる寿司の行商人に惚れてしまい、何とかしたいと親が行商人に相談に行くのだが…。江戸の風情の中にTVらしきものがあったり、飛行機?のようなものがあったり。この設定でシリーズにしたら楽しいなぁ。・予知の悲しみ・虚空(...

  • 「壊れた世界の者たちよ」ドン・ウィンズロウ

    「壊れた世界の者たちよ」ドン・ウィンズロウ 「犬の力」「ザ・カルテル」「ザ・ボーダー」の3部作で私自身が燃え尽きた感があり、ここで中篇集読んでもなぁ…と期待もせずに読み始めたが、さすがウィンズロウ!。期待を裏切る面白さだった。過去のキャラクターも登場して、ファンへのサプライズ的な要素もあり嬉しい。・壊れた世界の者たちよ麻薬戦争モノ。弟を殺された麻薬班の刑事の復讐劇。日本では考えられないよなぁ。バイオ...

  • 12月の読書メーター

    12月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1482ナイス数:0夜の声 (集英社文庫 32-C)読了日:12月30日 著者:小松 左京三たびの海峡 (新潮文庫)読了日:12月22日 著者:帚木 蓬生監禁面接 (文春文庫 ル 6-6)読了日:12月10日 著者:ピエール・ルメートル流れる女 (文春文庫)読了日:12月01日 著者:小松 左京読書メーター...

  • 「ウェルズSF傑作集〈第1〉」H.G.ウェルズ

    「ウェルズSF傑作集〈第1〉」H.G.ウェルズ「透明人間」「宇宙戦争」「タイムマシン」等、映像化もされているし、何よりもそのワードがあまりにも有名で、でも原作を読んだことのある人って意外と少ないのではないだろうか。私も高校生の頃にSFにハマったけど、ウェルズを読んだのはだいぶ経ってからだった気がする。翻訳が古いのもあって多少の読みにくさや古臭さはあったものの、1800年代にこれだけのぶっ飛んだ想像力で物語を書...

  • 「地球になった男」小松左京

    「地球になった男」小松左京13編を収めた短編集。名作揃い。タイトルも秀逸。・地には平和を戦争が終わってなくて本土決戦が行われている。しかし、この世界は間違っている。正しい歴史に戻さなくてはいけない…。タイムトラベル的なSF要素だけではなく、戦争を知る著者だからこその戦争の恐ろしさ、本土決戦の臨場感などが伝わってくる。・コップ一杯の戦争関西弁のママとお客が(コップ一杯の)お酒を飲んでるに戦争が始まって終...

  • 「高く孤独な道を行け」ドン・ウィンズロウ

    「高く孤独な道を行け」ドン・ウィンズロウシリーズ3作目。前回の続きから。中国で静かに暮らしていたニールの元に依頼がくる。舞台は中国からアメリカへ。男の子を救出するだけの簡単な仕事だったはずなのに、また色々巻き込まれて…仲間の助けも得ながら解決へ向かう。カレンの気持ちも分かるけどちょっとうざい。女同士って良く分からないねー。スピード感もありスリリングで面白かった!夢中になる!読了日:2021/05/11...

  • 「仏陀の鏡への道」ドン・ウィンズロウ

    「仏陀の鏡への道」ドン・ウィンズロウニール・ケアリーのシリーズ2作目。任務中に中国人美女に惚れてしまい(惚れっぽいな!)色々なことに巻き込まれて追いかけられたり監禁されたり。スーパーヒーローじゃないニールの弱さや口癖やキャラに対して、壮大なストーリーでドタバタしながらも なんだか感動しちゃう爽快感がある。テンポ良く読めて面白さを最大限に味わうことができるのは、翻訳の力もあるのだろうと感じられる一冊...

  • 「江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)」

    江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)何度読んでも新鮮に驚かされる。情景や心情の描写が薄暗くも鮮やかで美しい。トリックなんてもう古いものだが、それですら味があり乱歩の世界だ。初期の作品を集めた短編集。・二銭銅貨二銭銅貨の仕掛けや南無阿弥陀仏の暗号が面白い。・二癈人・D坂の殺人事件明智小五郎が登場。サディスト、マゾヒストなんて言葉が当時は斬新だったのではないかと思う。・心理試験・赤い部屋「赤い部屋」の会で自分の...

  • 「猫の首」小松左京

    「猫の首」小松左京とにかく表紙の猫が怖いという印象が残ってる1冊。・日本脱出・拾われた男・女のような悪魔・異次元結婚・Mは2度泣く・出来てしまった機械・猫の首・大阪の穴読了日:2021/03/30...

  • 「サテライト・オペレーション」小松左京

    「サテライト・オペレーション」小松左京...

  • 「都市と都市」チャイナ・ミエヴィル

    「都市と都市」チャイナ・ミエヴィル2018年に初めてミエヴィル読んで衝撃を受けてからミエヴィルのファンに。今回再読したのはドラマ化されたのを見て、ドラマと原作との違いを確認したかったので。(WOWOWの加入して見たんだけど、今現在、アマプラでもレンタルで見れるようになってた)べジェルとウル・コーマの違いやクロスハッチの表現の仕方はまぁイメージ通り。でも映像化されるとイメージが増幅されて興奮する。原作と...

  • 「旅する女」小松左京

    「旅する女」小松左京 各地域での女シリーズのお話し。情緒があり歴史を感じられ女性の描写も美しい。ミステリー仕立てになっていたり、甘酸っぱさがあったり何度読んでも良い。読了日:2021/03/13...

  • 「結晶星団」小松左京

    「結晶星団」小松左京人工的に作られた?結晶星団へ向かう探索者たち。そのメンバーが多種多様でルシファーアイとかそういえば出てきたなぁと今書きながら思い出した。ハードSFでも小松左京が書くと海外のそれとはまた違ったユーモアがあるんだよね。全4編収録。読了日:2021/03/05...

  • 「大穴」ディック・フランシス

    「大穴」ディック・フランシス友達に何年も前にもらって、当時読んだんだけど内容忘れたので再読。一流の騎手だったが怪我して引退し、探偵事務所で勤めることになったシッド・ハレー。競馬のことは分からなくても読みやすいし、ミステリーなので犯人捜しもワクワクするし、登場人物たちのキャラも良く、再読して楽しめた。同じ競売シリーズもたくさん出てるので、まとめて読んでもいいなと思った。気張らずに読めそう。読了日:20...

  • 「まぼろしの二十一世紀」小松左京

    「まぼろしの二十一世紀」小松左京30編のショート・ショート集。(ユーモア篇13作品、ファンタジー篇17作品)対談で当時のことも書かれているのが時代背景も分かって面白い。文芸誌などではなく、商業誌などの依頼に合わせて書かれている作品が多い。読了日:2021/02/15...

  • 11月の読書メーター

    11月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:572ナイス数:0爆発の三つの欠片(かけら) (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)読了日:11月27日 著者:チャイナ ミエヴィル読書メーター...

  • 10月の読書メーター

    10月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:698ナイス数:0殉教者 (講談社文庫)読了日:10月25日 著者:加賀 乙彦一生に一度の月 (1979年) (集英社文庫)読了日:10月16日 著者:アフリカの蹄 (講談社文庫)読了日:10月12日 著者:帚木 蓬生世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)読了日:10月04日 著者:村上春樹読書メーター...

  • 「ストリート・キッズ 」ドン・ウィンズロウ

    「ストリート・キッズ 」ドン・ウィンズロウドン・ウィンズロウの作品は読んできたが、「ニール・ケアリー」シリーズはどうにも表紙のイラストが苦手で避けてきた。それでもウィンズロウの作品が読みたくてとりあえず読んでみるか…と読み始めたら面白くて夢中に!ニールがけっしてヒーロータイプではなく、育ってきた境遇やちょっとひねくれた感じがいじらしく、彼を取り巻くキャラも魅了たっぷり。謎解きの楽しさや会話のユーモア...

  • 「宇野昌磨の軌跡 泣き虫だった小学生が世界屈指の表現者になるまで」青嶋ひろの

    「宇野昌磨の軌跡 泣き虫だった小学生が世界屈指の表現者になるまで」青嶋ひろのkindleで読んだ。フィギュアスケートに興味がなかったけれど、小さな体を目いっぱい広げて一生懸命氷上で踊っている姿に惹かれて、TVで見れる時は応援していた。どんなふうに育ってきたのか知りたくてチョイスした。彼のことを小さなころから取材している青嶋さんの目線がとても優しい。泣き虫で負けず嫌いで努力家。でもどこはホワンとしていて。親...

  • 「SF魂」小松左京

    「SF魂」小松左京2010年に初めて読んで、再読。何度読んでも面白い人生だ。亡くなる前の半生が書かれている。戦争を経験し大阪万博に関わり、ラジオやったり小説書いたり怒涛の人生。執筆量もハンパない。ブルドーザーってあだ名がホントにピッタリ。散々集めた彼の本を整理しているんだけど、古本で集めたのでボロボロのものもあり、出版社違いで出てる作品が多いし、SFの中でもサイエンスから女シリーズ、戦争関連など幅広いので...

  • 「千年旅人」辻仁成

    「千年旅人」辻仁成3篇収録の短編集。全体的に薄暗い。「砂を走る船」ホテルの窓ふきの仕事をしている主人公は自殺願望があり、死に場所を求めて海へ。死と海ってピッタリとハマることがあるな。「シオリ、夜の散歩」恋人が事故で亡くなった。彼女と付き合っていたという男が現れる。浮気されてたのか。自分の知らなかった恋人の姿が明らかになっていくがそれは本当のことなのか?謎。「記憶の羽根」※読了日:2021/01/09...

  • 「ブルックリン・フォリーズ」ポール・オースター

    「ブルックリン・フォリーズ」ポール・オースター 60歳になる前に仕事を退職し、離婚、そして癌と戦い、残りの人生は1人で好きに静かに生きると決めた主人公。古本屋で甥に出会ってそんな人生に変化が始まる。私もアラフィフになり、終わりを考えるようになった。もう大して楽しいこともないし体力も落ちたし…とネガティブになりがちで、親の介護とか自分の病気とか悲観しかない暗い未来が控えてる。でもどこに楽しいことが転がっ...

  • 「コップ一杯の戦争」小松左京

    「コップ一杯の戦争」小松左京名作が揃った短編集。バカバカしいけど良くこんなアイディア思いつくなぁと。何年かして何度読んでも唸る。断捨離で古い本を捨てようと思って再読してるのに捨てられなくなる。さんぷる一号コップ一杯の戦争ホクサイの世界釈迦の掌花のこころ恵みの糧恥さとるの化物仁科氏の装置四次元トイレ忘れられた土地面従腹背完全犯罪交替四次元ラッキョウなまぬるい国へやって来たスパイ返還辺境の寝床怪獣撃滅...

  • 「クラウディ」辻仁成

    「クラウディ」辻仁成ベレンコの話し、初期の作品でいくつか出てくる。亡命が自由への扉、現実逃避のような憧れに見えるのだろうか。主人公の少年がベレンコが亡命してきたミグを見て自殺を思い止まる。大人になってもモヤモヤして悩んで現実から逃げ出したくて。みんな一緒だよ。若い時に読むと刺さったけど、もう響いてこなくなってしまったな。※読了日:2020/12/15...

  • 9月の読書メーター

    9月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1469ナイス数:0世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)新装版 (新潮文庫)読了日:09月25日 著者:村上 春樹怨霊の国 (角川文庫)読了日:09月17日 著者:小松 左京砂漠で溺れるわけにはいかない (創元推理文庫)読了日:09月12日 著者:ドン ウィンズロウウォータースライドをのぼれ (創元推理文庫)読了日:09月04日 著者:ドン・ウィンズロウ読書メーター...

  • 「方形の円 (偽説・都市生成論)」ギョルゲ・ササルマン

    「方形の円 (偽説・都市生成論)」ギョルゲ・ササルマンギョルゲ・ササルマンはルーマニアの作家。都市の物語というのと、表紙に強く惹かれて購入。想像上の都市についての36編が綴られている。それぞれの不思議な都市の物語の情景が見えてくるよう。歴史を想像し、そこに暮らす人々を想う。たくさんの物語が迫ってくるようで、一気に読むことができず、1編づつ味わって読んだ。ふとした時にちょっとだけページを開いて楽しみたい。...

  • 「水木サンの幸福論」水木しげる

    「水木サンの幸福論」水木しげる母親が以前読んだ水木さんの戦争の漫画が良かったと言っていたので、プレゼントしようと購入。渡す前に読んだ。自身の半生を語った「私の履歴書」 兄と弟で語り合った鼎談が収録されている。語り口がふざけた明るい感じなので堅苦しくなく読めるが、少しうるさくも感じるかも。子供の頃から周りを気にせず自由な人だったんだな。※読了日:2020/12/08...

  • 「小松左京ショートショート全集〈2〉」小松左京

    「小松左京ショートショート全集〈2〉」小松左京小松左京は長編も読みごたえがあるが、短編やショートショートのアイディアが豊富で、このショートショート全集2だけでも196篇。1~3まで出てる。凄いとしか言いようがない。※読了日:2020/12/08...

  • 「カイのおもちゃ箱 」辻仁成

    「カイのおもちゃ箱 」辻仁成辻さんの初期の長編。自閉症の少年カイ。両親と新宿ではぐれ(自ら手を放し)、少年たちと出会う。彼らから「キュウセイシュ」と呼ばれるようになったカイは「ヘンシツシャ」を退治するために街をさまよう。少年たちの鬱憤、カイの両親たちの疲労感…薄暗くて淀んだ空気が漂う。辻さんの若い勢いと荒削りさがあるが、私も出版された若い時に読んだのでとても印象に残っていて、読んでいると息苦しさを感...

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