羽生城と秋の空
公にしていいものなのかわからないのではっきりしたことは言えませんが、今年の春先に、羽生城とあるものを絡めた原稿の依頼がありました。原稿用紙にして30枚くらいの依頼で、枠にとらわれず書き上げたらおよそ50枚。これを30枚までに削り落とすのに、いささか難儀しました。掲げる史料を削り、内容が重複している箇所を見つけてはdeleteキーを押し、なくてもさしつかえない情報をカットしたりと、形態はどちらかと言えば論文形式のため、小説の会話文を大幅に消すような技は使えず、推敲を重ねながら少しずつ減らしていくという作業です。とはいえ、この作業もそろそろ背中が見えてきました。締切の1ヶ月前となり、大きな抜けがないか最終確認段階に入っています。版元から言われた30枚までようやく削り取ったので、図書館や喫茶店の机でやきもきせず...羽生城と秋の空
2022/10/30 23:05