探検みたいな仕事

物凄く久しぶりにブログ書く気になりました。ケアマネになってもうすぐ5年です。失敗も数えきれないほどしたけれど、何とか自分で目指していた仕事はできるようになりました…ような。ケアマネの仕事は、一応法令で決められているんですが、それだけでは解決できない課

大いなる母

寒くなってきました。私は毎年、ここからがつらい季節です。うつになりやすい。 仕事も遊びもできるだけセーブしないと心がもちません。うつを再燃させない「努力」として、仕事はぼちぼち（これが難しい）にして、うちでおとなしくテレビなんか見ています（笑）。

ひとり暮らし能力に欠ける女～薔薇の女

ひとり暮らしをしたことがあります。20代後半に2年ほど。 オートロックのワンルームマンションなんてごくわずかしかない時代でした。だから、階下に大家のおばあさんが住む1K、風呂なしのアパート。銭湯通いが新鮮でした。 鍵を忘れると嫌なので、台所の小窓を開け

成年後見人デビュー～へんな判決

身近な成年後見制度-老後の財産管理はどうしますか? しょっちゅう財布や通帳をなくす認知症の利用者さんに後見人がつきました。 親戚の人が家裁に申し立てたんですが、黒幕はワタシです。 後見人を「つけました」といったほうが正確ですね。ご本人の意向は何ひ

仕事に癒される～「親子という病」

ケアマネジャーになって半年たちました。ヘルパー、サー責と経験してきて、やっぱりこの仕事が一番ワタシにむいていたなと思います。 プライベートの人間関係ではボコボコに疲れているので、今は仕事が癒しです。利用者さんやご家族と話して、プランつくって、サービス

悪党の善行、善民の愚行

貫井徳郎さんのサイトをみたら、19日に文庫化されたようなので、悪党たちは千里を走るのこと、書きます。 文庫はこっちです↓悪党たちは千里を走る (集英社文庫 ぬ 1-3) 頭はいいのに風采が上がらないために報われない男。 頭も容姿も抜群なのにプライドが

ケアマネの給料は上げたほうが？～これからは笠井潔を読んでいこう（4）

（livedoorブログ共通テーマ「一つだけ変えられるとしたら、何を変えたい？」にこたえて） 給料ですっ！！！ 安すぎる～ これじゃキャリアアップなんて言えないよー。 ほかの法人はどうか知りませんけど、うちの法人は「居宅支援は報酬が頭打ちだから」って、資格

人生は本格推理～今日からは笠井潔を読んでいこう（3）

人生は一篇の本格推理小説。一見偶然にみえる事件、意味のないようにみえる事柄が、実は論理的につながっている。脈絡なく生きてきたような私の人生でも、振り返ってみると、過去のあれこれが積み重なり結ばれ合って現在につながっているのがわかります。 ただし、よく

蹴りたい福田～ディスサイミアな政局

「今、他人事のようにとおっしゃったけれども、私は自分を客観的にみることができるんです。あなたと違うんです」 福田首相の辞任表明会見で、一番印象に残った言葉です。 ポーカーフェイスで、わざと自分を弱々しくみせることも多い福田さんが、珍しく攻撃的にな

老人の自由～ケアマネ実務従事者基礎研修

共通テーマ「自由」って何だろう？ に答えて。 自由とは・・・自分のことを自分で決められる、どんなに少なくても選択肢があって選ぶことができるってことかな？ お年寄りで言えば、どんなふうに呼ばれたいか自分で選べる自由、同じことを何度も聞く自由、譲られた

好きなお笑い芸人～詩吟の人に会いたい

仕事柄、日常的に天然のボケ・ツッコミを堪能しているせいか（不謹慎発言でスイマセン）、ちょっとやそっとのギャグでは反応しなくなってきています。 最近で大笑いしたのは、レッドカーペットで見た、詩吟の人ぐらいかなぁ。 天然のボケ・ツッコミといえば。

バイバイ、フジオ～今日からは笠井潔を読んでいこう（2）

赤塚不二夫師が亡くなりましたね。思い返せば物心ついた頃から、シェー！ ざんす のココロ だニャロメ でやんす ですかぁレレレのレ 逮捕する なのだ、これでいいのだ などなど、不遜にも師のギャグを日常会話にパクらせていただきました。 ここに謹んでお詫び

今日からは笠井潔を読んでいこう（1）

今日はお年寄りの話のように、長々と遠回りしながらミステリーの話をしようと思うので、気がむいた方だけおつきあいくださいね。吹雪の山荘―赤い死の影の下に (創元クライム・クラブ) 中町信の三幕の殺意 (創元クライム・クラブ)を買って以来、amazon.co.jpがし

ぼけとうつ

認知症で被害妄想全開中のBさん。アパートの隣人からの借金がかさんできました。 実はこのところ毎日、泥棒が彼女の脳内からお金を持ち去っているため、おかずを買うお金もないのです。 で、「ちょっとだけよ」と寸借していたものが、樋口一葉から福沢諭吉へと出世。

ケアプランは誰のため？

うつ的思考で書かせてもらったAさんのお嫁さんが、Aさんをショートステイに行かせてほしいと言ってきました。 ショートステイというのは、いわゆる特養や老健、あるいは病院といった施設に数日間（大体1週間ぐらい）入所して介護を受けるサービスです。 ご利用者本