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建築YA髭のCOLUMN https://archstudioten.jugem.jp/

福岡を中心に住まいづくりをする建築YA髭が、建築デザイン・時事・歴史・音楽・旅などを語ります。

建築YA髭
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2006/05/30

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  • 我が家に長居をするということ 5

    このコロナ禍によって揺さぶられて、皆さんが急速に膨らませた住まいへの衝動。私はそれをこの国の住まいをもう一歩進めるのに格好のチャンスだと思って病みません。もう大量消費、大量生産の時代ではないことは、誰の目にも明らかで、皆さんにも何となくご

  • 我が家に長居をするということ 4

    より暮らしにフィットした住まいを求めるほどに、あなたは個人のパーソナルとして、どう暮らしていくのですか?という問いが、どんどん濃度を増していくような気がするこの頃ですが、これは戦後の住まいづくりの取り残されている課題の一つかもしれません。巨

  • 我が家に長居をするということ 3

    性能は言うに及ばす、住まいは、住まい手をしっかり下支えして守るものでなければなりません。このところのコロナ禍で、住まいの性能が急速に求められているのも、その一つの現れだとは思います。言い換えれば、今まで宅外の活動がほとんどであった24時間

  • 我が家に長居をするということ 2

    とにかくおうちにいてください。ずっと、そこで日常を送ってくださいと言い続けられて、私たちは社会とのしがらみを一気にひっ剥がされて、少々「孤独」というものとうまく付き合わなければならない日常に突入したということが言えるのかもしれません。一つ

  • 我が家に長居をするということ 1

    昨年冒頭のクルーズ船から始まったコロナ禍からの一年、うまく言えないのですが、住まいというものに対する圧倒的にこれまでとは違った強い期待というか、皆さんの想いの深さを急速に感じるようになりました。性能に関してもそうですが、これまで長年にわた

  • ほんとうの意味での、省エネと実感できる快適について 5

    不真面目だとは言いませんが、世の中が一気に盛り上がりを見せ始めるとそれに同調して、さまざまな流れが合流して「流行」という大きな流れが生まれます。地球温暖化に伴う気候変動は待ったなしの人類の課題として目前に迫っていますが、それも相まって今「

  • ほんとうの意味での、省エネと実感できる快適について 4

    さて、「省エネ」という言葉の乱用は、実態を伴わないものを多く含んでいないかという問題提起をしました。国の基準が甘すぎるから、2020年にはもっと高性能にしなければならないと、研究者や材料メーカー、実務者で研究提言をしているHAET20とい

  • ほんとうの意味での、省エネと実感できる快適について 3

    日本の住まいの省エネ化は、いわゆるマイナススタート、「漏エネ」の状態から始まっていると書きました。そもそも木軸構造の発達と変遷を考えると、湿潤で多雨なエリアで、いかに雨を凌ぎ、風通しよく暮らすかという照準で、木が腐らないように発展してきた

  • ほんとうの意味での、省エネと実感できる快適について 2

    そもそも日本の住まいの省エネ度合いを考えるときに、戦後80年の住宅史のようなものを紐解かなければならないのですが、熱性能を意識し始めたのはまさに1970年代のオイルショックであり、北海道ににはじまった断熱材を使う住まい作りは、それからもず

  • ほんとうの意味での、省エネと実感できる快適について 1

    コロナ以降、日本の住宅業界は一見大きくエコ・省エネ化に舵を切ったような感があります。アメリカの大統領がバイデン氏に交代し、パリ協定復活などで世界的にも脱カーボン化は加速していくでしょうから流れは全てそちら向きに進んでいるということが出来る

  • 「買う家」になくて「創る住まい」にあるもの 5

    私たち一人一人を「消費者」と位置付け、大量にものを消費することで経済が活性化して豊かになる。一見正論のようですが、少し虚しい気分になるのは私だけでしょうか。そもそも自分の居場所を消費してはいけない、生涯をかけて育むものだと思うのですが、い

  • 「買う家」になくて「創る住まい」にあるもの 4

    建てた住まいに愛着が湧くかどうかという部分は、実は大変重要なことです。消費行動は、対価をお金で払ったという消費者の強みが仇となって、自分の居場所である「家」が消費の対象です。まず、買った瞬間が100%の完成度でなければならない。私に言わせ

  • 「買う家」になくて「創る住まい」にあるもの 3

    「買う家」は消費の対象だと書きました。近代、私たちは、大量生産と物流社会を発展させ経済という歯車を力任せに回し続ける事によって、ものに溢れたライフスタイルを構築し、そのものの豊かさを暮らしの「豊かさ」だという価値観を享受し続けてきました。

  • 「買う家」になくて「創る住まい」にあるもの 2

    とにかく皆さんが住まいをついつい「買って」しまいたくなるのは、大なり小なりカタログや展示場を駆使して完成形を現実に見せて、車や家電の物販と同じように販売するというパターンが明快で単純で理解しやすいからだと思います。その点に関しては80年に

  • 「買う家」になくて「創る住まい」にあるもの 1

    「住まいは買うものではなく、創るもの」そんなこの手の言い回しにも、少し劣化の傾向がありますね。なんだか手垢がつきすぎてしまった感があります。なにせ、住宅販売を手がけるビルダーさんが宣伝広告で散々使われていたりするのですから、イメージ先行で

  • 真夜中のひとりごと...コロナで見えてきているもの。

      全国で、コロナの感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。感染の遺憾に関わらず、日に日に私たちの日常は一定のリズムをかき乱され始めて、鬱々とした空気感が少しずつボディーブローのように迫ってくる感覚は、きっと多くの方が共有

  • 寝場所から居場所への革命 5

    タイトルに「革命」という少々物騒な言葉を使いましたが、コロナ禍の収束がまだまだ見えない激動の中で、リアルに住まい創りをしている者の一人として、刻々とニーズが変化しいてる現状を捉えて、今から起こりうる住まいの有り様の変化について書いてみまし

  • 寝場所から居場所への革命 4

    「寝場所」であれば、少々のことがあろうが安らかに眠ることができる寝床さえあればそれで事足りるのですが、これが「居場所」となれば話が全然変わってくるというものです。戦後の80年を経て、大家族主義の田舎暮らしから孤独がちな都心部の暮らしへの変

  • 寝場所から居場所への革命 3

    「ステイホーム」などという言葉ばかりで、とにかく自宅に引きこもることが求められる今日この頃です。宅外での実際に会うコミュニケーションが感染拡大につながるという懸念から、わたしたちは半ば家の中に閉じ込められてしまいました。そして、外の世界へ

  • 寝場所から居場所への革命 2

    敗戦後の80年の日本の住まいを眺めてみると、大家族で一つ屋根の下で暮らしていた郡部の人口が、高度成長期とともに都心部に流入してその比率を大きく変え、都市生活の家族単位はそれまでよりはかなり小さい単位になり現在にいたります。核家族化と言われ

  • 住まい。寝場所から居場所への革命 1

    コロナ流入からの一年が過ぎて、未だ終息は見えず、変異種などの出現で暗雲垂れ込めたままの年明けは、私たちの暮らしに直撃し、今後に大きな不安を抱えている方も少なくないのではないでしょうか。感染リスクを回避しながら、これまでの日常生活をなんとか

  • 意外にわかっていない、室温の満たし方 5

    温度を室内に満たすと言えば、何だかイメージ的には365日温度が一定で四季感もなく、極めて人工的な空間での暮らしを想像してしまうかもしれませんが、むしろそうでは無く、四季の寒暖の差をも、優しく私たちの体感に馴染ませて快適に暮らすための知恵だ

  • 意外にわかっていない、室温の満たし方 4

    私たちが暑さ寒さを実際に感じているのは、寒暖計に示す空気の温度だけではなくて、例えば室内でいえば、床・壁・天井の面の温度をダイレクトに感じているために、寒暖計の数字と感じ方にずれがあるのです。これは放射(ふく射と同意)の影響を多分に受けて

  • 意外にわかっていない、室温の満たし方 3

    エアコンがせっかく作った適正温度の空気が、隙間だらけだとどんどん外に逃げてしまって暖まらないというお話をしました。もちろん、室内に人が居て生活していると、空気は汚れますから、定期的に新鮮空気と入れ替えなくてはなりません。俗にいう「換気」も

  • 意外にわかっていない、室温の満たし方 2

    27℃の寒さもあれば、20℃の暖かさもあると書きました。また変なこと言い始めたと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえば室内に置かれた寒暖計の数値だけを見ていると容易にこういうことは起こりうる話しで、エアコンのリモコンの設定温度

  • 意外にわかっていない、室温の満たし方 1

    CO2削減目標あたりから、にわかに「省エネ」が脚光をあびて、家電も住まいづくりも何もかも「省エネ」というラベルを見ないことがないくらい、。世の中は一気に「省エネ化」しているかのごとく報道されています。それが本当であれば、省エネはも一気に進

  • 新年事始め、これからの住まいを考える。5

    社会の一部が家庭内に混入してきている事によって、住まいの中での暮らし方についてもかなり急速な変化が、それも一律でない多様化が始まってきていると思います。最近の私の仕事の中でも、プランにそういう要素が多分に折り込まれなければならないと思えて

  • 新年事始め、これからの住まいを考える。4

    新型コロナの感染拡大によって、これまでの当たり前が当たり前で通用しなくなりました。嫌が応にも様々な社会変化に対応するべく、住まいも少しずつ変化していくべきです。要は、これまでは寝に帰るためだけにあったほとんどの住まいは、複雑化するニーズに

  • 新年事始め、これからの住まいを考える。3

    少し勿体ぶった言い方になりましたが、熱性能はあくまで前提条件であるということを、私はいつもお話していることです。今、あまりにもそこがクローズアップされて、しかもエッセンスの部分が大きく取り沙汰されている傾向から、一般の皆さんはその性能数値

  • 新年事始め、これからの住まいを考える。2

    この国の住まいづくりおいて、これまで室温をキープする性能が決定的に足りなかったことは言うまでもありません。今の季節でいえば暖房したくても出来ないレベルです。だから暖房は発達せずに、点熱源としての炬燵や局所的なストーブといった採暖がこれまで

  • 新年事始め、これからの住まいを考える。1

    2021年の幕開けは、両手をあげて希望に満ちたというわけにはなかなか行かないスタートとなりました。昨年の世界的なコロナ拡大は未だ抑えられず、後手後手の対策でこれからの感染爆発すら懸念される現状は、心配で仕方ありませんが、昨年来そうであるよ

  • 明けましておめでとうございます!

    2021年がはじまりました。皆さん、明けましておめでとうございます。髭にとっては昨年が喪中でお正月ができませんでしたので2年越しのお正月で、なんだかそれだけでも気分が高揚します。例年の如く、昨晩から博多の厄落としの神様若八幡にお参りして、

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