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花の公園・俳句ing https://blog.goo.ne.jp/rocky63/

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流俳句も詠んでます。

rocky
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埼玉県
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新潟県
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2006/05/20

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  • 花の丘の春

    今日は春本番のぽかぽか陽気。用事のついでに大宮花の丘を覗いてみました。北口から入ったのですが、桜もまだ、ことしは菜の花もなく、何にもないかと思って歩いていくと、サンシュユの群落がちょうど花盛り。若木ですが群落だと見ごたえがあります。こちらにはネコヤナギの大木?盛んに枝を伸ばしたその樹形一杯に満開です。チューリップや芝桜の花壇にはホトケノザがいっぱい。ヤッパリ春ですね。(さいたま市大宮花の丘2024年3月26日)何にもないように見えますが・・・サンシュユが。こちらはネコヤナギ。ホトケノザ。花の丘の春

  • 2度目の雪景色を

    2024年3月、2度目の雪です。8日未明、窓を開けたらボサボサの雪が。今朝は登校の交通整理で雪景色を撮ってきました。8時前後です。メインと下は、鴨川中央公園。これは鴨川。これは水神公園です。2度目の雪景色を

  • なごり雪が

    今日2024年3月6日は夜中に雪が降ったそうで、まだ消え残っています。畑はすっかり雪化粧。クルマのフロントガラスは雪布団を掛けたようです。庭の花も雪景色です。(わが家で2024年3月6日)なごり雪が

  • 越生では さくまひできが

    きのう2024年3月2日は越生へ。梅園ではさくまひできが飛んで埼玉がらみのトークショウをやって受けていました。梅はやや盛りを過ぎたようで、会館前の大木はほとんど散っていました。(埼玉県越生町越生梅林2024年3月2日)遅咲きの紅梅。越生ではさくまひできが

  • 武蔵丘陵の梅園 2024-②

    2月24日の武蔵丘陵森林公園梅園。ここ2日間は晴れながら台風並みの強風が吹き、とても花見という状態ではありませんでした。今日28日はまずまずではないでしょうか。24日の写真から。烈公梅の上を飛行機雲が。(見出し写真)ここの公園はよくジェット機が飛ぶようです。これは烈公梅。山茱萸とロウバイの競演も。一番上にある浮牡丹。このころには満開のはずですが、ことしは未だでした。武蔵丘陵の梅園2024-②

  • 森林公園の梅は見ごろに

    きょう2024年2月24日は久しぶりの快晴で、梅を見に武蔵丘陵森林公園へ行ってきました。もう散りかけている木もあり、ちょうど満開の木もありで良い香りを楽しんできました。しかし全体に、昔と比べると花の勢いがすこし衰えている気がするのは年寄りの僻目でしょうか。自分自身もやや脚が衰えてきましたが・・・すこし運動を心掛けないといけません。(埼玉県東松山市武蔵丘陵森林公園2024年2月24日)上2枚は白加賀。下2枚は開運。入り口の八重品種。早咲きで、散り始めています。品種不明ですが、桃色八重のシダレタイプです。フクジュソウ。スイセンも咲いています。森林公園の梅は見ごろに

  • わが家にルピナスを

    カゼで体調を崩してほぼ3週間。酷い状態からようやくやや回復したので、先日わが家にルピナスを2株植え付けました。ルピナスはうまくすると大株に成長するので、楽しみです。しかしローズマリーがどうやら4株とも枯れてしまったようです。昨春は見事に咲いていたので、とても残念。原因を調べなければなりません。これは妻の寄せ植え。花壇もにぎやか。わが家にルピナスを

  • カゼでダウン、庭の花を

    先月30日から数年ぶりに鼻かぜを引き、2-3日寝込んだりしていました。熱がまったく出ない「私流のカゼ」で、1週間もすれば落ち着くと思っていたのですが、鼻水が止まってからがしぶといのです。市販薬を飲んでいたのですが、咳とタンになり、1-2日落ち着いたと思ったら今度はカラ咳になり、まる2日ほど夜中も咳のために1時間おきに目が覚めて夜も寝れず、ひどい目に遭いました。それでようやく10日目に医者へ行き、薬を処方してもらってもう5日目。少し咳が収まってきましたが、まだまだ不調です。薬はあと2回分しか残っていません。この間、大学の同窓会やいろいろな行事をほとんど休んで静養したのですが、まだ直りません。しかし春らしくなり、庭の花も元気になってきました。(わが家で2024年2月13日)これはミニバラです。カゼでダウン、庭の花を

  • フィリスはギリシャ神話の

    淡いアプリコット/サーモンピンクのセミダブルのバラ、フィリス・バイドPhyllisBide(Climber,Polyantha,Cl.)。咲き進むとピンクの覆輪が入ります。ほぼ無香性、一季咲きで遅い時期に稀に返り咲きます。品種名は作出者の家族の女性と思われます。フィリスは英語圏に見られる女性名でギリシア神話に登場する女性ピュリス(古希:Φυλλίς,Phyllis)に由来します。トラキア地方の王リュクルゴスの娘で、アテーナイの王デーモポーンがトロイア戦争からの帰途に難破してトラキアに辿り着いたことから、彼の妻となりました。その後なすべき仕事があってギリシアに帰郷した夫を待つ、純愛の主人公だそうです。作出者イギリスS.Bide&Sons,Ltd.1923年。販売者フランスでGrandesRoseraiesd...フィリスはギリシャ神話の

  • 教師から育種家の、フェルシューレン

    ソフトピンクの丸弁八重カップ咲きのバラ、フェルシューレンVerschuren(HybridTea)。咲き進むと平開します。四季咲きで、葉にクリーム色の斑入りがあるのも特徴です。Hendrikus"Hens"AntoniVerschuren(1844.1.20-1918.11.19)は1875年にH.A.Verschuren&Zonenを設立しました。HMFに掲載の'ARoseOdyssey'(JeanNicolas,1937,p.140)によると、H.A.VerschurenはHapsという小さな町の教師で、余暇にバラを栽培していました。やがて育種を人生後半の仕事として大きな事業を立ち上げ、1919年にEtoiledeHollandeとHortulanusBuddeで起きな成功を収めました。作出者オランダ...教師から育種家の、フェルシューレン

  • 叙階に挑戦したオリヴィエ

    淡い杏色にピンクがかり、芯はクリーム色のアンナ・オリヴィエAnnaOlivier(China/Bengale,Noisette)。ティの強香があり、四季咲きです。本名ViviannaOliviaSnowden(1840.4.12–1892.11.21)。メソジスト監督教会のメンバーでアメリカの説教師・アクティビストでした。たいへん感化力があり、教会での完全な叙階に挑戦した最初の女性の一人だそうです。しかし彼女はついに叙階されずに亡くなり、女性の叙階は今日でも認められないそうです。頑迷な女性差別がいつか無くなるためには、こうした先達が必要とされるのでしょう。しかし作出者であるフランスのデュシェとオリヴィエの接点は不明です。なおRoseBiblioによると、オーストラリアで発見されたMr.Lindner'sT...叙階に挑戦したオリヴィエ

  • 見つからない、ダルマ伯爵家の

    透き通るような淡いピンクのバラ、アルフレッド・ドゥ・ダルマAlfreddeDalmas(Moss)。浅いカップ咲きで房咲きになります。中香性で、遅い時期に返り咲きがあります。作出者フランスラッファイJeanLaffay1855年。販売者フランスでPortemer1855年。RoseBiblioよるとダルマ伯爵家のPierre-AlbertdeDalmas(1821-1891)は、バラの作出当時はナポレオン3世の副首席補佐官を1851-1861年に務めていましたが、一族にAlfredという人物は見つけることができないそうです。作出者の書き間違いか、カン違いでしょうか。古いバラなので、こういうこともありますね。(群馬県前橋市敷島公園バラ園2009年10月24日)(千葉県佐倉市佐倉草笛の丘2019年5月30日)...見つからない、ダルマ伯爵家の

  • 謎のバラ、ダッチ・フォーク・チャイナ

    これもバラ図鑑に追加する品種です。ダッチ・フォーク・チャイナDutchForkChina(FoundRose,China/Bengale)。赤の半八重咲きで、裏はライトピンクです。ダマスクの微香があり、四季咲きです。このバラは「発見された」バラですが、発見者も時期もほとんど分かりません。謎のバラです。調べてみるとDutchForkと呼ばれる地域が米サウスカロライナ州にあり、ここに移住したドイツ系の人たちが「ドイツ人」という意味で命名したものだそうです。バラはこの地のどこかで発見されたものかも知れませんね。しかし当地で今日ではドイツ語は話されておらず、姓やルター派教会にその名残があるそうです。発見者不明、年次不明。(千葉県八千代市京成バラ園2022年5月19日、同2023年5月4日)◆梅・さくら・ばらなど花...謎のバラ、ダッチ・フォーク・チャイナ

  • 女性権利活動家、ジョセフィン・ブルース

    元旦から能登半島地震、2日には羽田空港事故と大事件が続発。波乱の2024年です。私は地区文化祭の展示場レイアウトづくり、そしてバラ図鑑第3集の編集で大忙し。ダブっていたものが2品種見つかり、整理するうちに全753品種(七五三にあやかって)を収載することに決めて、補充品種をピックアップしました。これはまだアップしていなかった、ジョセフィン・ブルースJosephinBruce(HybridTea)。黒味のあるダークレッドからクリムゾンの剣弁高芯咲き。ダマスクの微香~強香があります。JosephineBeallWillsonBruce(1853.10.29–1923.2.15)はアメリカで1890年代後半から1900年代初頭にかけて活躍した女性権利活動家で、アフロ・アメリカン女性全国機構theNationalO...女性権利活動家、ジョセフィン・ブルース

  • 今年のユズは豊作でした

    きょう2024年1月6日、わが家のゆずを収穫しました。去年のうちはなかなか黄色になりきらず、年を越してしまいました。きょうシルバーに金木犀の選定をしてもらい、そのあとユズを取りました。手がちくちくしたのですが、枝を透かすようにして見やすくして、全部取りました。バケツ2つになり、小ぶりですが94個ありました。外見には隠れてよく見えていなかったので、10-20個くらいと思っていましたが、例年のようなキズがほとんどなく、大収穫でした。今年のユズは豊作でした

  • 殿堂のバラ エリナ は明るいたいまつ

    (2011年11月2日記事を改稿)2024年が明るい年になりますように。中心はやや濃く、外側はやや淡いクリーム・イエローの大輪のバラ、エリナ(エリーナ)Elina(HybridTea)。微香性、四季咲きです。世界中の品評会で高い評価を得ており、2006年の世界バラ会連合・大阪大会で「ピエール・ドゥ・ロンサール」と共に殿堂入りした品種です。「ローズフェスタ–五感で楽しむ薔薇の広場」によると、「エリナ」は古くから世界各地にある名前で、北欧、ギリシア、インドなどに記録が残されています。「エリナ」には、「明るい光」「たいまつ・トーチ」という意味があり、今日でも北欧のフィンランドでは伝統的かつ一般的な名前として命名されているようです。また古代サンスクリット語では「エリナ」に「知性ある女性」の意味が込められていたそう...殿堂のバラエリナは明るいたいまつ

  • 2024新年、家族は元気に初詣

    2024年は元旦から娘夫婦が遊びに来ています。元旦は公園でサッカー。向こうには凧あげをする人も何人か。2日は地元の神社に初詣。熊手を買ってもらって大喜び。そのあと、イオンモールで初買い。孫は新しいカードゲームをプレゼントされ、さっそく昼食時に中身を点検。安いポケモンカードのセットを10セット買おうとしたら7セットしかなく、でも中に有力なカードが3枚ほどあり、ラッキーだったようです。2024新年、家族は元気に初詣

  • 過激に、年末の感想を

    2023年も大晦日になりました。今年もあっという間の一年でしたが、振り返りを。個人的には、それまる!バラ図鑑第2集の刊行。第3集もほぼ出来上がりつつあります。町内会・地域活動では、幼児向けのひよこルームの継続など支え合いの会活動が順調でした。コミュニテイ推進協議会ではふれあいウォークの事務局として運営協力し、うまく行きました。地区子ども会では、会計として「ちまたの会計」ソフトの導入で効率化ができ、成功と思います。独自のホームページも9月に設置・公開しました。自治会では各種事業について協力・貢献できたと思います。自治会ホームページは6年間の通算ページビューが10万を越えました。誰もホメてくれませんがこの手のHPとしてはとてもうまく行っていると思います。青少年育成大会の司会もなんとかこなしました。不満は3つ。...過激に、年末の感想を

  • ゴールデンセプター、黄金の王杖

    バラ図鑑編集で、またまた重複を発見しました。このバラに入れ換えます。2005年10月30日の記事は不十分なので修正しました。ゴールデン・セプターGoldenScepter(HybridTea)。純黄色の剣弁高芯整形花で、第2次大戦後に一世を風靡した名花だそうです。芯の濃い黄色が周辺にかけてだんだん薄くなります。中香性です。Scepterとは王権や主権の象徴として王の持つ杖、転じて王位、王権そのものを指します。黄金の王杖、ですね。別名•Spek'sYellow作出者オランダフェルシューレンJacobusVerschuren-Pechtold1947年以前。販売者オランダでJanSpekRozenBV1950年、'Spek'sYellow'名で。アメリカでJackson&PerkinsCo.1950年、'Go...ゴールデンセプター、黄金の王杖

  • 少し分かった、クレール・ジャキエ

    ようやく「それまる!バラ図鑑第3集」の編集と、第1・第2集を含めた微調整、さらに全巻通しの品種名737種の索引原稿を作り終えました。まだこれからバラ系統図を作りたいと思っています。いろいろな本に載っているのですが、どうも分かりにくいので、独自に作成しようと思い立ちました。年寄りの冷や水、チャレンジです。これはなかなか素性が分からなかったバラ、クレール・ジャキエClaireJacquier(HybridMultiflora,Noisette)。淡黄で中心はやや濃く、咲き進むとクリーム~ほぼ白に退色します。トゲがなく、非常に多花性でつる性、強香です。一季咲きで、稀に返り咲きます。成長力旺盛で高さ10mにもなるそうです。別名•MademoiselleClaireJacquierRoseBiblioによると作出者...少し分かった、クレール・ジャキエ

  • 花の植え込みは終わりました

    きょうはクリスマス・イブ。しかしもう取り立てて何かをすることは無くなりました。きのう畑のふちに最後の花2鉢を植えて、今年は終わり。前段がパンジー、後段は右7割がストック、左3割はジュリアンです。家の花壇は妻がいろいろ植えこんでいますが、こちらももう一杯です。(わが家で2023年12月23日)中央のジュリアン2株が最後です。家の花壇。花の植え込みは終わりました

  • 未だだった、ラ・ベル・スルターヌ

    半八重の、黒に近い濃いクリムゾンレッドのバラ、ラ・ベル・スルターヌLaBelleSultane(Gallica/Provins)。芯は明るく、黄シベが目立ちます。強香性、一季咲き。花びらはモスリンのように波打ち、ビロードのようで官能的です。バラ図鑑を編集していて、このバラの名前について誤解があるのを発見。ブログを訂正しようと思ったら、アップしていないことが分かりました。なんともはや。スルタンはイスラムの王侯の称号で、この「美しいスルタン夫人」の本名は不詳ですが、ナポレオンの最初の皇妃となったジョゼフィーヌの従妹エイメ・デュ・ビュク・ドゥ・リヴェリAiméeduBucdeRivéryだという説があるそうです。亡命の途中で海賊にさらわれ、第27代オスマン・トルコ皇帝アブデュルハミト1世の皇妾となり、のちの皇帝...未だだった、ラ・ベル・スルターヌ

  • 入れ替えで、アデレード・ドルレアン

    バラ図鑑第3集の最後に736品種の総索引を付けるためリストを整理していたら、エトワール・ドゥ・リヨンが第1集とダブっていることに気が付きました。それで入れ替わりにアデレード・ドルレアン(アデライード・ドルレアン)Adélaided’Orléans(HybridSempervirens,Rambler)。八重のごく薄い黄色/ピンクから純白に咲き進みます。微香性、一季咲きです。弁数の多い八重のはずですが、写真はちょっとそういう感じが出ていません。個体差かも知れません。LouiseMarieAdélaïdeEugénied'Orléans(1777.8.23-1847.12.31)はフランス王ルイ・フィリップ1世の妹です。ルイ・フィリップ1世はブルボン家の支流オルレアン家の生まれで、フランス革命を生き抜き、ナポ...入れ替えで、アデレード・ドルレアン

  • パンジー、ストック、ジュリアンを

    菜園のヘリにパンジー、その後ろにストックを植えました。左側はパンジーの後ろにジュリアンです。隣家との境は、夏になると草ボウボウになるので、黒の防草シートを敷きました。抑えには丸石を1袋半と、100円ショップの抑えのえプラ杭24本です。全部を花2段にするにはあと12-13株ほど必要です。そのうち買ってこようかと思います。パンジー、ストック、ジュリアンを

  • 大宮花の丘のバラは、名無しで

    今日は大宮図書館へ行くついでに大宮花の丘へ。中央口にはバラ園があり、冬の日差しの中でわずかに咲き残っていました。しかし惜しいことにまったくプレートがありません。よくよく調べればわかるかもしれませんが、今はギブアップ。これはアイスバーグかな?東側の林を望む。大宮花の丘のバラは、名無しで

  • まだまだ元気な ルリマツリ

    もう11月24日というのに、わが家のルリマツリはまだまだ元気です。今日はまたまた暑いほどの陽気。セーターを脱ぎました。畑に蒔いたソラマメも生えそろったようです。コマツナはだいぶ伸びてきました。明日の青少年健全育成推進大会の司会を仰せつかったので、原稿を読む練習を3回ほどしています。(わが家で2023年11月24日)手前がコマツナ、中ほどがソラマメ。左手に高く伸びているのはジャガイモです。右中ほども同じ。取り残した芋から芽が出たようです。枯れるまで置いたら1個くらい採れるでしょうか。まだまだ元気なルリマツリ

  • 殿堂のばら第8番、ジャスト・ジョーイは

    (2006年5月24日記事を改稿)殿堂入りのばら、第8回1994年選出のジャスト・ジョーイはバフ(なめし皮)オレンジの花弁がひらひらと波打つように開花していきます。甘い中香があり、四季咲きです。joeyジョーイはカンガルーの子、または幼児という意味だそう。丹精こめた新種のバラはまさにわが子で、花色はカンガルーに似ていたということでしょうか。などと書いていたのですが、バラ図鑑の編集でRoseBiblioを参照したら、なんと作出者の奥様だそうです。HMFにも書いてあるのに見落としていました。妻にぴったり、わが妻そのもの、という意味でしょうか。Joeyさんにはたいへん失礼しました。作出者イギリスP.RogerPawsey1972年。販売者イギリスでCantsofColchesterLtd.1972年。(埼玉県所...殿堂のばら第8番、ジャスト・ジョーイは

  • メイ・クイーンは メーデーの

    (2014年5月31日記事を改稿)赤いツボミからライトピンクのクォーターロゼット咲きに開くバラ、メイ・クイーンMayQueen(HybridWichurana,Rambler)。リンゴのようなフルーティーな強香、一季咲きです。樹勢はたいへん強健で、樹形が暴れ気味になるそうです。メイ・クイーンはイギリスや英連邦諸国の一部でみられる、メーデーのパレードの先頭を進む少女で、白のガウンにティアラか王冠をかぶります。Maydayは古代ローマ起源の豊穣祈願祭です。現在では、ヨーロッパ各地で、キリスト教伝来以前にさかのぼる起源をもつ、春の訪れを祝う日として定着しているそうです。ジャガイモのメークインも英語ではこの綴りですね。作出者アメリカDr.WalterVanFleet1898年。販売者アメリカでConard&Jon...メイ・クイーンはメーデーの

  • 絞りのバラ、フェルディナン ・ピシャール

    (2012年9月24日記事を改稿)ローズピンクの地にクリムゾンレッドの深紅の縦絞りが入るバラ、フェルディナン・ピシャールFerdinandPichard(HybridPerpetual.Climber)。読みはフェルディナンドよりこちらが良いでしょう。丸弁カップ咲きで、ローズピンクの地にクリムゾンレッドの深紅の縦絞り。時に赤がベースになる花も見られます。強香性、四季咲きです。RHSバラ大図鑑によると、発売当時、二季咲き絞りタイプの最高品種と評されました。RoseBiblioなどによると、フランスのゴー・デュ・ペルシュにフェルディナン・アルマン・ピシャールFerdinandArmandPichard(1888.5.30~)がいて、農場経営者・栽培家でした。しかし140km離れたルーアンのブリーダー、作出者タ...絞りのバラ、フェルディナン・ピシャール

  • 美しい原種、ムルチブラクティアータ

    ようやく「それまる!バラ図鑑」第3集223品種の原稿を一応書き上げました。いったん200品種ほどに絞ったのですが、最後になって索引ページを減らせそうなので、20品種ほど復活させたり入れ換えたりして掲載品種を確定しました。これで全731品種のバラ図鑑ができました。あと、最近発見した「RHSバラ大図鑑」を参照して記述を修正したり、全巻索引を分かりやすくしたいと思っています。これは原種ながらとても美しい、ロサ・ムルチブラクティアータRosaMultibracteata(Species/Wild)。明るいピンクの一重咲き、微香性、一季咲きです。RoseBiblioによると、このバラは中国の四川省・雲南省の標高2,100〜2,500mに自生しています。バラの名前は、花の下にある多数の苞葉に由来するそうです。別名•R...美しい原種、ムルチブラクティアータ

  • 往年のつるバラの祖、アルヴェンシス

    ほぼ白の半八重で、中心に淡いピンクが宿るバラ、ロサ・アルヴェンシス・プレナRosaarvensisplena(HybridArvensis,Species/Wild)。中度の香りがあり、つる性で、一季咲きです。「バラ・花図譜」(鈴木省三、1990)によると、Rosaarvensis(AyrshireRoseの元祖)はヨーロッパ原産の匍匐性のバラで、日本のテリハノイバラが紹介される以前はつるバラの交配はもっぱらこれかロサ・センベルヴィレンスによっていたとのことです。このarvensisplenaはベルギーのレンズ氏が1982年に自分のバラ園で発見したそうですが、HMFではおそらくRosaarvensisとチャイナ系の自然交配ではないかと推定しています。発見者ベルギーLouisLens1982年。(千葉県佐倉...往年のつるバラの祖、アルヴェンシス

  • コルデス社の基幹品種、マグニフィカ

    カーマインピンクの半八重~八重咲きで黄色のシベが美しいバラ、マグニフィカMagnifica(HybridRubiginosa)。一季咲きで時々返り咲きます。Magnificaとは「素晴らしい、壮大な、壮麗な」といった意味です。RHSバラ大図鑑によればコルデスの基本品種の一つで、多くの名品種の交配親となっているそうです。別名•RosarubiginosaL.var.magnificaHesse作出者ドイツヘッセHermannAlbrechtHesse1916年。なお同名に(hybridrugosa,VanFleet,1905)(hybridtea,Benardella2004以前)(polyantha,deRuyter,1927)があります。(千葉県佐倉市佐倉草笛の丘2013年6月1日、同2011年6月3日...コルデス社の基幹品種、マグニフィカ

  • やっと分かった、マダム・ブラヴィ

    いよいよ「それまる!バラ図鑑第3集」の編集が終わりに近づいてきました。いったん全体を717品種まで絞り込み、RHSバラ図鑑を参照して入れ替えなどをし、最終的に731品種としました。第3集も150ページ建ての予定で、索引を充実させ、全巻総索引ではカナの部にクラスと作出者も記載して16ページ、アルファベット索引は名前だけとして8ページにしようと思っています。年内には完成するでしょう。その中で、これまで名前の由来が分からなかった品種のひとつ、マダム・ブラヴィMadameBravy(Tea)。クリーム色で中心にピンクが射す八重平咲き。少しぼやけた色合いですが、強いティの香りがあり、四季咲きです。HMFのリファレンス‘RoseLetter’Newsletter(Feb2018)Page21-22.をあらためて読み返...やっと分かった、マダム・ブラヴィ

  • オルレアンの バルビエ夫人

    (2011年7月29日記事を改稿)柔らかいアプリコット色の薔薇、マダム・アルベール・バルビエMadameAlbertBarbier(HybridPerpetual)。ソフトなアプリコット色の花弁の中心が濃く、周辺は淡いグラデーションが美しい。微香・四季咲きです。アルバートというプレートもありますが、それは英語読みでしょう。HMFによれば、アルベールはオルレアンのペピニエール・トランソン・フレールとD.ドーヴェスのナーセリーで働き、1892年にトランソンのナーセリーの経営を引き継ぎました。そののち兄と自分の2人の息子で兄弟社を興しました。Albert氏は弟で、その夫人を薔薇に名づけたものです。作出者フランスバルビエ兄弟社(1972年に閉鎖)BarbierFrères&Compagnie1925年。(大阪市中...オルレアンのバルビエ夫人

  • 真っ赤な原種、モエシー

    原種の中では珍しい真っ赤のバラ、ロサ・モエシーRosamoyesii(Species/Wild)。花はまばらにつき、鮮やかな花色に黄色のおしべが良く映えます。一季咲きです。中国西部原産、主に四川省や雲南省に自生するそうです。別名•Mandarinrose•RosamoyesiiHemsl.&E.H.Wilson発見者イギリスE.H.Wilson1903年。(千葉県佐倉市佐倉草笛の丘2018年5月6日)◆梅・さくら・ばらなど花品種と「公園ランキング」の私のホームページはこちら→「花の公園花リスト」◆このブログの検索ウインドウが左上にあります。「このブログ内で」を選択し、短い1単語だけで検索してください。2単語以上だと機能しません。真っ赤な原種、モエシー

  • 返り咲きモスの最高品種、レベック夫人

    明るいサーモンピンクのクォーター・ロゼット咲きのバラ、マダム・ルイ・レベックMadameLouisLévêque(Moss)。ダマスク系の強香があり、一季咲きで、まれに返り咲きます。RHSバラ大百科によれば、返り咲きモスの最高品種だそうです。RoseBiblioによれば、ルイ・レヴェック(1839.2.27-1925.5.11)と彼の同名の息子はどちらもパリ郊外のイヴリー・シュル・セーヌIvry-sur-Seineで活躍したナーセリーマンでした。父子が同名ですが、バラの命名の傾向を考えるとこの女性はおそらく父の妻=子の母ではないかと思います。別名•CapitaineChristyMoussu作出者フランスLouisLévêquefils(息子)1898年。なお同名品種に同じ作出者の(tea,Lévêque...返り咲きモスの最高品種、レベック夫人

  • 何もな~い大宮花の丘にも・・・

    昨日は久しぶりに大宮花の丘へ。花壇には全然なにも植わっておらず、こんなまことは珍しいですね。一角にほんの少しコスモスが咲いていました。探してみると、それでも少し写真が撮れました。ハギ、メキシカンブッシュセージ、ハナミズキの実、十月桜です。(さいたま市大宮花の丘2023年11月3日)十月桜です。花壇や池には何も咲いていないです。何もな~い大宮花の丘にも・・・

  • 純白のバラ、ドルシュキ夫人

    (2008年7月29日記事を改稿)淡いピンクのつぼみから純白のカップ型の高芯の花が開く、フラウ・カール・ドルシュキ(ドルシェキ)Fraukarldruschki(HybridPerpetual)。無香性、一季咲きで稀に返り咲きがあります。100年以上も世界で愛されている、ハイブリッド・パーペチュアルの最高品種ともいわれる花で、和名「不二」として日本でも愛好されています。KarlDruschki氏は材木商でドイツバラ愛好会会長でした。姫野バラ園八ヶ岳農場HPによると、この品種は本来なら「ビスマルク」になるはずだったのですが、鉄血宰相と呼ばれたドイツ帝国指導者に白バラはふさわしくないとして、Druschki夫人の名になったということです。別名に•ReinedesNeiges•不二•Schneekönigin•...純白のバラ、ドルシュキ夫人

  • ドロシーはパーキンスの娘さん

    サーモンピンクで、素晴らしい房咲きになるバラ、ドロシー・パーキンスDorothyPerkins(HybridWichurana,Rambler)。フリルのような花びらの八重咲きでとても華やかなのでたいへん人気があります。微香性、一季咲きで稀に返り咲きます。DorothyはアメリカのJackson&Perkins社の創立者CharlesH.Perkinsの愛娘の名で、Charlesは娘の名のバラを1902年に発表したそうです。このDorothyPerkinsは婦人服飾で有名なイギリスの社名・ブランド名でもあります。同社は1909年にH.P.Newmanという名で創立されましたが、1919年にこのバラにインスピレーションを得て改名したのだそうです。作出者アメリカJackson&Perkins1901年。同E....ドロシーはパーキンスの娘さん

  • わが家のハロウィン

    今日2023年10月31日はハロウィンの当日とのこと。渋谷では来ないでくれ、と言っているほどですが、わが家も気持ちだけ飾りを付けました。私が責任者をしているひよこルームという幼児サークルで作ったかざりを物置の戸に妻が付けました。かわいいでしょ?畑のローズマリーはとても元気で大株になり、まだまだ花いっぱいです。チョウは昨日です。これは武蔵丘陵森林公園の大かぼちゃ。10月3日。わが家のハロウィン

  • アメリカ初の黄バラ、ハリソンズ

    早咲きで柔らかなゴールデンイエローの半八重、平咲きのバラ、ハリソンズ・イエローHarison’sYellow(HybridFoetida,HybridSpinosissima)。微香性、一季咲きです。HMFのリファレンス’America'sFirstRoseBreeders’Article(Feb2013)Page3-4.によると、マンハッタン郊外の邸宅の温室で、物静かな弁護士ハリソン氏が作出したアメリカ初の黄バラです。ほぼ200年前というたいへん古いバラで、別名がたくさんあります。•Harisonii•Rosaharisonii(ロサ・ハリソニー)•Rosafoetidavar.harisoniihort.exRehder•Rosaluteavar.hoggiiD.Don•RosaXharisoniiR...アメリカ初の黄バラ、ハリソンズ

  • 幸運な、ディック・コスタ―

    花色が春はピンク、夏にはサーモンが射し、秋はディープピンクと、気温によって微妙に変わるというバラ、ディック・コスターDickKoster(Polyantha)。ころころと丸いカップ咲きで房咲きになり、ほぼ無香姓、四季咲きです。花色は一房の中でも変化があります。個体によっては淡いピンクのものもあるようですが、プレートの間違いかもしれません。これは自身が発見したAnnekeKoster(配合不明)の枝変わりで自身の名を付けたもの。さらにこのバラの枝変わりでMargoKosterと、作出ではなく次々に新種を「発見」した幸運なコスタ―氏の経歴はナーセリーマンとしか分かりません。なんとも不思議です。発見者オランダコスタ―D.A.Koster1935or1929年。(群馬県前橋市敷島公園バラ園2009年10月24日、...幸運な、ディック・コスタ―

  • メイアンの師匠、マルランの

    素晴らしいダマスク系の強香を放つ、黒味のあるクリムゾンレッドのバラ、シャルル・マルランCharlesMallerin(HybridTea)。ロゼット咲きで、もちろん四季咲きです。フランシス・メイアンが、偉大な育種家で自身の恩師であるCharlesMallerin(1876-1960)に捧げたバラです。HMFのリファレンス’TheMakersofHeavenlyRoses,p.123’によると、マルランはセントラルヒーティングのエンジニアからバラの育種家に転身したという晩成型の育種家で、「ミセス・ピエールSデュポン(1929)」を初めとして「ネージュ・パルファン」「マダム・シャルル・ソバージュ」など多くの名品種を作出し、バガテルの金賞を多数受賞しています。作出者フランスメイアンFrancisMeilland...メイアンの師匠、マルランの

  • 粉粧楼は クロチルド・スーペール

    (2008年6月30日記事を改稿)白の花の中心がピンクで、八重カップ咲きからロゼット咲きとなり、房咲き。ポリアンサに珍しく、スパイシーな強香があります。四季咲きです。Clotildeは女性名で、ブルグント王女でフランク王クローヴィス1世妃などが有名ですが、RoseBiblioによればこのバラは作出者JeanSoupertの娘の名を採ったものです。粉粧楼=ClotildeSoupertだということは2007年5月30日に公式に発表されたそうです。別名•ClothildeSoupert•MadameHardyduThé•MadameMelonduThé•MadameMerlonduThé作出者ルクセンブルグSoupert&Notting1889年。両親はMignonette(polyantha,Guillot...粉粧楼はクロチルド・スーペール

  • ノワゼット第1号の、チャンプニーズ・ピンク・クラスター

    (2012年11月12日記事を全面改稿)200年以上も前に作出されたノワゼットの第1号です。ライトピンクの小輪が大きな房咲きになり、八重桜のように可愛いらしい、チャンプニーズ・ピンク・クラスターChampneys’PinkCluster(Noisette)。微香姓でよく返り咲き、咲き進むと白く褪色します。たいへん人気があったようです。「シャンプニーズ」はフランス語ふうの読みです。作出者アメリカJohnChampneys1810年頃。(1802年説もあり)。別名は、•Champneys'PinkCluster•Champneys'Rose•Champneyana•Champneys'BlushCluster配合はロサ・モスカータと中国のロサ・キネンシス(パーソンズ・ピンク・チャイナ=オールドブラッシュ)で、...ノワゼット第1号の、チャンプニーズ・ピンク・クラスター

  • 発見されたマダム・ロンバールの素性は

    (2009年12月6日記事を改稿)ピンクから赤の花びらが爆発するように見えるティ系のオールドローズ、マダム・ロンバールMadameLombard(Tea)。綴りはLambard(ランバール)とも。花色が変わりやすく、時としてライトピンクや白になることもあるようです。ほぼ無香性です。このバラはFoundRose(発見された薔薇)です。作出者ラシャルメ(1817-1887)はリヨンの育種家で、その庭園で自然交配でできたと思われます。オールドローズにはこうした品種が時々ありますね。しかしHMFには、現在市販されているMadameLambardは発見初期の記述とは異なるとあり、またPierreGuillotはこのバラをSafrano(Tea,Beauregard,1837)の後裔としているそうです。作出者フランス...発見されたマダム・ロンバールの素性は

  • マダム・グレゴワール・ステシュランは

    (2011年5月11日記事を改稿)早咲きのクライミングローズ、マダム・グレゴワール・ステシュランMadameGrégoireStaechelin(HybridTea,Cl.Large-FloweredClimber)。とても明るいピンクのセミダブルで花びらはひらひらとウェーブがかかります。中度の香りがあり、一季咲きで遅い返り咲きがあります。大きなクライマーから大輪の花が下向きに咲く様子は実に素晴しく、たいへん人気があります。この名前の読み方が難しいようで、グレゴアールはともかく、「ステッチェリン、スタッチェリン、スタックリン、ステーシェリン、シュターヘリン、シュテシュラン」といった色々なカナ表記がされています。そしてこのGrégoireStaechelinさんがどういう人なのか、灯台もと暗しでHMFに書い...マダム・グレゴワール・ステシュランは

  • キンモクセイ 2023年は

    わが家のキンモクセイが昨日あたりから咲き出しました。今年は少し遅いようですが、いい香りが漂っています。(わが家で2023年10月16日)キンモクセイ2023年は

  • プロポーズのバラ、可憐なベスちゃん

    (2021年12月10日記事を改稿)シェルピンクのにサーモンピンクが射し、澄んだ花色の波打つ花弁が美しい、デインティ・ベスDaintyBess(HybridTea)。ハイブリッドティには珍しい一重咲きの傑作です。スパイシーな微香があり、四季咲きです。Daintyは可憐な、という意味です。HMFやGemma’smagicalgardenによると、この薔薇の作出者アーチャー氏はもと家具のデザイナーで、バラづくりを趣味にしていました。このバラは恋人にプロポーズする時に捧げられたそうです。HMFのリファレンスによると、アーチャー氏の妻はBessieベッシーという名らしく、バラをささげた恋人と結婚したのでしょう。作出者はArcher&Daughter(会社)となっており、アーチャー氏はバラ園芸家として妻や娘たちとと...プロポーズのバラ、可憐なベスちゃん

  • 白バラの名花 Mrs. ハーバート・スティーブンス

    (2012年12月6日掲載を改稿)剣弁高芯咲きの白の大輪で、中心に微かにクリーム色が、花びらの縁にわずかにピンクが射すというバラ、ミセスハーバートスティーブンスMrs.HerbertStevens(HybridTea)。さわやかなティー系の中度の香りがあるそうです。咲き進むと少しうつむくのはティ系の特徴だそうで、印象的です。アーリーモダンローズを代表する、白バラの名花中の名花と言われますが、それほどの有名品種の献名先の女性がどういう方か、どうしても確認できないのは全く不思議です。やっと最近ROSE-Biblioで候補者を見つけましたが、確実ではありません。ROSE-Biblioは候補として英国生まれのカナダの政治家・実業家HenryHerbertStevens(1878.12.8-1973.6.14)の夫...白バラの名花Mrs.ハーバート・スティーブンス

  • 特に美しいブールソール

    (2018年5月7日記事を全面改稿)明るいピンクの半八重~八重のバラ、マダム・サンシー・ドゥ・パラベールMme.SancydeParabere(Boursault,Climber)。一季咲きで時に返り咲きがあります。中度の、チョウジの香りがあり、トゲがほとんどないのが大きな特徴です。RHSバラ大図鑑で、ブールソール・ローズで特に美しいと評されています。別名•"MadamedeSancydeParabère"•MarjorieHavenパラベール夫人(1815.11.2-1887.9.30)は伯爵夫人で、ナポレオン3世の妻であるウジェニー皇后に侍りました。作出者不明1873年以前。発見者フランスLouisBonnet1873年。このサンシー夫人についての、「まーごろーの旅日記」の記事、「スペインのビルバオで...特に美しいブールソール

  • 小さく可愛い ミニョネット

    ソフトピンクで大きな房咲きになり、白に咲き進むバラ、ミニョネットMignonette(Polyantha)。ポリアンサの代表的品種といわれます。半八重ないし八重咲きで、中度のノイバラまたはクローブの香りがあります。四季咲きです。このバラはクロチルド・スーペール(粉粧楼)のタネ親としても知られています。Mignonはかわいいという意味で、小さいという意味のetteが付いたMignonetteはハーブやレタス、芸術作品、料理材料の粗挽きコショウなどにも名付けられています。「ハーブの森」によると、Mignonetteと呼ばれるモクセイソウ(1~2年生草本でモクセイソウ科モクセイソウ属・学名Resedaodorata)は、白の花は地味だがスパイシーで新鮮な香りを放ち、古くからヨーロッパの人々に愛用されているそうで...小さく可愛いミニョネット

  • 可憐な初期のティローズ ニフェトス

    (2013年5月28日記事を改稿)中心にわずかにイエローの射す純白八重の花が、少しうつむきかげんに可憐に咲きます。とても古い初期のティローズで、強香性、四季咲きです。また純白の名花「ミセス・ハーバート・スティーヴンズ」(HybridTea)の配合親だそうです。花名は別名にMadameNiphetosがあり、人名かと思いましたが、WHITEROSEJOURNALによるとギリシャ語で降雪、"Fallingsnow"という意味だそうです。別名に・Mousseline・MadameNiphetos作出者フランスBougère1835年。販売者フランスでLouis-XavierGranger1843年、'Niphetos'名で。(横浜市横浜イングリッシュG2013年5月9日)(千葉県佐倉市佐倉草笛の丘2014年10...可憐な初期のティローズニフェトス

  • ミョウガの初物が、ようやく!!

    もう今年はだめかと思っていたミョウガが、きょう初めて出ていました。あきらめていたので草ボウボウ。かき分けてみると5つ収穫出来ました。昨日スーパーで見たら1つ50円程でしたから、大収穫です。しかしもうソウメンの時期でもないし、ナスのみそ汁に入れようか?それにしても今年は異常です。10月になってミョウガが初物とは。花時も世の中もみな狂っているようです。(わが家で2023年10月6日)神無月のミョウガに見ゆるか世の狂いrockyミョウガの初物が、ようやく!!

  • アマランサス がニョキニョキ

    森林公園のハーブガーデンに、幹が太くて木のような株があちこちに生えており、赤っぽい花穂が咲いています。プレートが見つからなかったのですが、これはどうやらアマランサスAmaranthusのようです。BOTANICAやWikipediaによると、アマランサスは南米のアンデス山脈でインカ文明時代から栽培されていた疑似穀物です。アステカ人には「huauhtli」と呼ばれる彼らの主食であり、儀式の食事と飲み物にも加工されるためアステカの宗教に欠かせない穀物でした。名前の由来はギリシャ語の「アマラントス」、「花がしおれない」「しぼまない」という意味です。ケイトウの仲間で、日本では江戸時代に観賞用として輸入されました。タンパク質や食物繊維、鉄分、ミネラル、ビタミン群など栄養素をたっぷり含み、炭水化物はコメとあまり変わら...アマランサスがニョキニョキ

  • 森林公園は 秋の花が

    きのうは3か月半ぶりに花探で武蔵丘陵森林公園へ行ってきました。入り口にはハロウィンの飾りつけの準備が始まっています。花はもうすっかり秋。いろいろ咲いていましたが、まずこれは入り口手前のコスモス。これはダリア・豊熟。しかしダリア園本園は猛暑による生育不良で公開中止になっています。これはカリガネソウ。ヒガンバナのキバナ。普通の赤のヒガンバナはたった1群れしか見当たりませんでした。もう終わったわけでもなさそうですが。森林公園は秋の花が

  • 灰の水曜日 のバラ

    シルバーグレイの中心に淡い紫が射すバラ、アッシャーミットヴォッホ/アッシュ・ウェンズデイAschermittwoch/AshWednesday(HybridRubiginosa,Large-FloweredClimber)。咲き進むとほぼ白になるようです。大株となり、微香性、一季咲きで稀に返り咲きます。アッシャーミットヴォッホ(灰の水曜日)とは西方キリスト教会の典礼で、復活祭の46日前の水曜日です。(これは洗礼志願者がイエスの荒れ野の苦行に倣って、40日の祈りと節制をする「四旬節」の初日に当たります。)前年の「枝の主日」に使用されたソテツ、シュロの枝などを集めて燃やし、その灰を回心のしるしとして頭か額にかける「灰の式」が行われるそうです。(「枝の主日」とは、イエスがエルサレムへ入城した日に、民衆が手に手に...灰の水曜日のバラ

  • ヘチマの花が 川の中に

    朝、小学生の交通安全旗振りで鴨川脇を歩いていくと、黄色い大きな花が川の中に咲いていました。クワの木に絡んでいるようです。帰って調べると、ヘチマの花のようです。今までこんな河の所で見たことはありませんでした。どこかから運ばれたタネが芽をだしたのでしょう。しばらくすると大きなヘチマの実が見られるかもしれません。(埼玉県上尾市鴨川2023年9月29日)◆梅・さくら・ばらなど花品種と「公園ランキング」の私のホームページはこちら→「花の公園花リスト」◆このブログの検索ウインドウが左上にあります。「このブログ内で」を選択し、短い1単語だけで検索してください。2単語以上だと機能しません。ヘチマの花が川の中に

  • デボニエンシス、群を抜く美しさ

    クリーム色のカップ咲き~ロゼット咲きのバラ、デボニエンシスDevoniensis(Tea)。ティの強香があり、四季咲きです。HMFバラ大図鑑で「群を抜く美しさ」と評されました。この品種名は作出者フォスターの出身地デヴォン州の名を採ったものでしょう。イングランドから大西洋に突き出すコーンウォール半島の中部に位置し、かつてはデヴォンシャーDevonshireと呼ばれていました。作出者イギリスGeorgeFoster1838年。なお近年は枝替わりで発見されたDevoniensisClimbing(Pavitt1858)が出回っています。花型はまったく同じです。別名に•MagnoliaRose•Victoria(tea,Foster1838)(群馬県前橋市敷島公園2023年5月9日)下はクライミングのものです。(...デボニエンシス、群を抜く美しさ

  • 最高のルゴサ、世界初のバラ園

    クリムゾンに紫が射す、八重平咲きのルゴサ、ロズレ・ドゥ・ライRoseraie de L'Hay(HybridRugosa)。強いクローブの香りがあり、時に遅い返り咲きがあります。RHSバラ大図鑑によると、「特に優れたルゴサ」だそうです。作出者フランスコシェ・コシェCharlesPierreMarieCOCHET-COCHET1900年。なお命名は「ライ・レ・ローズ」バラ園を造ったグラヴロー氏といわれます。「松本路子のバラの名前・出会いの物語」およびWikipediaによると、「ライ・レ・ローズ」(現ヴァル・ド・マルヌ)バラ園は、パリ中心部の南約8kmにある、世界で最初のバラだけを集めた庭園で、今日でも世界最大級のバラ園です。1899年にジュール・グラヴロー(JulesLéopoldGravereaux18...最高のルゴサ、世界初のバラ園

  • 再発見の、ソフィーズ・パーペチュアル

    (2009年10月7日記事を全面改稿)敷島公園片倉テクノバラ園のいちばん奥にオールドローズのコーナーがあります。これはソフィーズ・パーペチュアルSophie'sPerpetual(Bourbon,China/Bengale)。中心がやや淡く外側が濃い、ピンクの八重カップ咲きで、強い香りがあります。繰り返し咲きです。RHSの「バラ大図鑑」によると、西洋のバラは咲き進むと淡くなり、東洋のバラは濃くなるそうです。このバラは東洋系のようです。別名に•BengalCentifolia(china,1922)•DresdenChina作出者イギリスGeorgePaul1921年以前。販売者イギリスでPaulandSon1921年、'DresdenChina'名で。ブィーさんの花日記や、HMF及びそこに掲載のAHeri...再発見の、ソフィーズ・パーペチュアル

  • ロサ・ヘレナエは神話ではなく

    バラ図鑑第3集「原種~オールドローズ、モダンローズ前期」の編集にとりかかって大分経ちますが、原稿を書いていて掲載品種を入れ換えようかと迷って、なかなか確定しませんでした。先日図書館で、「バラ大図鑑:イギリス王立園芸協会が選んだバラ2000」(2019年)という大部の本を発見。たいへん詳細で命名の由来もある程度(10種に1つ程度)書いてあり、とても参考になります。参考書で1晩だけしか借りられないはずが、ちょうど図書整理のため翌日から休館で、1週間じっくり調べることができました。それですべての候補品種を見直し、10数点ほど入れ替えて、これで確定させることにしました。これはそれで追加した原種の一つ、ロサ・ヘレナエRosahelenae(Species/Wild)。一重咲きで、クリームホワイトから白に咲き進み、密...ロサ・ヘレナエは神話ではなく

  • モスローズの元締め、コモン・モス

    大輪で深いカップ型からロゼッタ咲きの花型のバラ、ケンティフォリア・ムスコーサRosecentifoliamuscosa(Centifolia,Moss)。ミディアム・ピンクで、深みのある色合いです。強香性、一季咲きです。モスローズの元締という位置づけで、コモン・モスと呼ばれています。GardenStoryによると、C.C.ハースト(C.C.Hurst)博士は、この最初のモスローズは1696年頃、南フランスのカルカソンヌCarcassonneにおいて、オールド・キャベッジ・ローズ(ロサ・ケンティフォリア)の枝変わりとして見いだされたと結論づけています。またグラハム・トーマスは「多くのモス品種がこの品種の後育種されたけれども、ひとつとして、このコモン・モスの美しさを超えたものはなかった…」と語っているそうです...モスローズの元締め、コモン・モス

  • 世界一周のブーゲンヴィル提督

    ノワゼットには希少なライラック・ピンクのバラ、ブーゲンヴィルBougainville(Noisette,Tea)。花弁数の多いカップ咲き。強いダマスクの香りがあり、よく返り咲きます。LouisAntoinedeBougainville(1729.11.12–1811.8.31)はフランスの探検家・軍人。1766年12月15日、科学者や画家を伴って、ブルターニュのブレストから世界一周の航海に出発。船は新造のフリゲート艦ラ=ブードゥーズ(ふくれっ面)号です。乗り組んだ博物学者コメルソンの助手・介護役で男装のジャンヌ・バレJeanneBaré(またBarret)は女性であることがタヒチでバレて、モーリシャスで下船しましたが後に帰国し、最初に世界一周をした女性となったそうです。ラ=ブードゥーズ号は1769年3月1...世界一周のブーゲンヴィル提督

  • 人命救助の、バロジェ艦長

    (2018年6月3日記事を全面改稿)カーマインレッドに紫色がかかるロゼット咲きのバラ、カピテーヌバロジェCapitaineBasroger(Moss)。春一季咲きで、まれに遅い返り咲きあり。強香性です。Capitaineは艦長、船長などの意味で、英仏海峡で海難救助に活躍した軍人GabrielBasroger(1849.11.5-1906.11.5)をたたえた命名です。1889年12月18日、濃霧の英仏海峡でオランダの定期船Leerdam号とイギリスの汽船が衝突しました。フランスのEmma号艦長Basrogerは472人の漂流者の救助活動を指揮して、勲章を授与されたそうです。ブルターニュ地方にはJardindeBasrogerという庭園もあり、それも艦長をたたえたものだそうです。作出者フランスMoreau-...人命救助の、バロジェ艦長

  • まだ胎児だった? フェリゴンドさん

    アプリコット色からクリーム色に変化し、甘いムスクが香るバラ、ギスレーヌ・ドゥ・フェリゴンド(ジスレーヌ・デ・フェリゴンド)GhislainedeFéligonde(HybridMultiflora.HybridMusk,Rambler)。八重平咲き、四季咲きです。この品種名はおそらくGhislainePelissierdeFéligonde(1914.10.14-1994.11.8)という女性の名で、フェリゴンド伯CharlesPelissierの娘です。Wikipediaフランス語版によると、フェリゴンド伯の妻が看護師で、のちに元帥となるLyautey将軍が戦場に倒れていたのを救ったという事です。しかしこの品種の命名はギスレーヌが生まれて2年後ですから、本人が将軍を助けることはあり得ません。おそらくはフ...まだ胎児だった?フェリゴンドさん

  • マリー・パヴィエ はクロアチアの?

    白にほのかなピンクが射し、純白に咲き進むバラ、マリー・パヴィエMariePavie(Patio,Polyantha)。たいへん素晴らしいポリアンサとして人気が高く、八重平咲きで中度の香りがあり、四季咲きです。別名に•MariePavićがあります。RoseBivlioによると、作出者のカタログにはPavićとあり、その人はクロアチアのAgram(現ザグレブ)在住だったそうです。cは無音だったので、のちにPavieと誤記されたらしい。HMFによると、この女性はアマチュアのバラ愛好家で、作出者であるリヨンのアレガティエールの得意先だったということです。しかしまた、MariePavieさんなら17世紀フランスで、史上初めて自分の名でコピーブック(書体見本帳)LepremieressaydelaplumedeMa...マリー・パヴィエはクロアチアの?

  • 思い出の ブロド

    (2017年5月27日記事を全面改稿)ひだの多い紫色でクォーターロゼット咲きのバラ、エリンネルング・アン・ブロド(ブロード?)ErinnerunganBrod(HybridSetigera,Climbing)。中心はほぼ赤で、中度のオールドローズの(別の意見もあるようですが)香りがあります。一季咲きです。オールドローズ殿堂のバラ「グルース・アン・テプリッツ」と並んで、ゲシュヴィントの代表作の一つです。ハイブリッド・セティゲラは今日では大変希少です。別名SouvenirdeBrod=ExhibitionnameErinnerungは思い出、Brodは東欧各地にある地名ですが有名な町はなく、なかなか分からなかったのです。ようやくGardenStoryの田中敏夫さんの育種家ゲシュヴィントの記事に、「セビリア、コ...思い出のブロド

  • ティの代表種、レディ・ヒリンドン

    (2005年10月21日記事を全面改稿)シャーベットのようなやさしいアプリコット色でセミダブルの平咲きのバラ、レディ・ヒリンドンLadyHillingdon(Tea)。ティーローズを代表する黄色の名花で、ティの香りもすばらしく、100年以上にわたって栽培され続けています。四季咲きです。英国のヒリンドン男爵家は1868年創設で、品種作出当時は第2代CharlesWilliamMills(1855–1919)の時代です。彼は銀行家で1898年に父が亡くなり、爵位を継いでいます。夫人は第5代サッフィールド男爵CharlesHarbordの令嬢AliceMarionHarbordで、1886年に結婚しました。品種名はこのアリス・マリオン夫人に奉げたものでしょう。作出者イギリスLowe&Shawyer1910年。(...ティの代表種、レディ・ヒリンドン

  • ポートランド・ローズの第1号

    ローズ・レッドの半八重のパラ、ダッチェス・オブ・ポートランドDuchessofPortland(DamaskPerpetual,Portland)。最初のポートランドローズとされ、ダマスクの中度の香りがあり、時に返り咲きます。ポートランドローズは以前は西洋のばらと東洋の庚申ばら/ロサ・キネンシスが交配されてできた系統とされていましたが、最近の研究ではポートランドローズの返り咲き性は庚申ばら由来のものではないという説もあります。HMF掲載の‘TheRose-AColourfulInheritance’ハークネスPeterHarkness2005によると、この最初のポートランドローズはイングランド・ビーコンズフィールドのポートランド公爵の庭園で作出され、1775年に頒布されるようになったとのことです。ダッチェ...ポートランド・ローズの第1号

  • 株からあふれ出る バレリーナ

    一重の淡いピンクで、中心が白で覆輪ふうのバラ、バレリーナBallerina(HybridMusk,Shrub)。満開時は株一面が花で覆われ、見ごたえがあります。ムスクの微香があり、返り咲き性です。作出者イギリスベントールAnn&JohnBentall1937年。なお同名で(floribunda,Leenders,1941)(floristsrose,Kordes,2004)(floribunda,Olesen/Poulsen,1996/2000)があります。(埼玉県伊奈町伊奈公園2006年6月3日)(東京都新宿区新宿御苑2007年5月20日)(埼玉県伊奈町美野里フェイバリットG2010年6月5日)◆梅・さくら・ばらなど花品種と「公園ランキング」の私のホームページはこちら→「花の公園花リスト」◆このブログの...株からあふれ出るバレリーナ

  • ローマの聖人、アグネスのバラ

    明るい黄色で、半八重のバラ、アグネスAgnes(HybridRugosa,Shrub)。中心はやや濃くなり、ラピスラズリの微香があり、稀に返り咲きます。聖アグネス(294-304.1.21)はローマの少女。長官センプロニウスはアグネスが自分の息子と結婚することを望んだが、アグネスがそれを拒否すると、センプロニウスは彼女がキリスト教徒であると告発。アグネスは異教の女神に供物を捧げるか、売春宿に行くかの選択を迫られたが、彼女は信仰からその要求を拒否し、殉教したと伝えられます。売春宿では天使が守り、火刑に処されると左右の炎が対立して焼くことができないなどの奇跡が起こり、ついに剣で突き刺すことでようやく殺すことが出来たそうです。彼女は純潔・少女・夫婦・性暴力被害者・庭師の守護聖人です。アグネス・チャンやアグネス・...ローマの聖人、アグネスのバラ

  • わが家のアサガオと

    台風7号は関西方面へそれてくれました。ここ数日、時折土砂降りなったかと思えば日が射したり、不安定な天候ですが、猛暑日にはなりません。アサガオがちらほら咲いています。庭のアクゲロニアの青と白がすずやかです。(わが家で2023年8月14日)これはアンゲロニアです。わが家のアサガオと

  • 白バラの、アルバ・セミプレナ

    白バラの祖「ロサ・アルバ」にもっとも近いバラとされるアルバ・セミプレナAlbaSemiplena(Alba)。白の半八重で、強香性です。野村和子バラ文化研究所副理事長「文化としてのバラ」によると、名画「ヴィーナスの誕生」にバラが描き込まれており、ガリカ、ダマスク、アルバのように見えるそうです。姫野バラ園によると、そのアルバはアルバ・セミプレナではないかといわれているそうです。またヨーク家の白バラはアルバとされています。別名に•BonniePrinceCharlie'sRose•LaRosedeYork•LaRosed'York•Rosaalbamajorduplex•R.albasemi-plena•Rosaalbavar.semi-plenaSer.•Rosaalba'WhiteRoseofYork'•...白バラの、アルバ・セミプレナ

  • 重要な原種、日本の野イバラ

    現在のばらの世界に房咲き性をもたらした日本原産のバラ原種、ノイバラ/ロサ・ムルチフローラRosamultiflora(Species/Wild)。小輪の純白一重、リンゴのような爽やかな香りがあり、一季咲きです。(京成バラ園で11月に咲いているのを見たことがありますが、まれな狂い咲きかも。)現代ではトゲのない選抜種が流通しています。また丈夫なのでバラ接ぎ木の台木として使われています。ノイバラは、万葉集に詠まれている宇万良、茨(うばら/うまら)とされます。「たのしい万葉集」より。4352:道の辺の茨(宇万良)のうれに延ほ豆のからまる君をはかれか行かむ(道端のいばらの先にからまる豆のツルのように、別れたくないと私に絡みつく妻、いとしい妻を振りほどいて、防人として出征していこう=rocky)(千葉県佐倉市佐倉草笛...重要な原種、日本の野イバラ

  • 秋にも元気なティ、ル・パクトール

    (2013.11.21記事を全面改稿)ル・パクトールLePactole(Noisette,Tea,TeaNoisette)について、まったく知らなかったことが分かりましたので、全面的に書き改めました。淡いクリーム色で中心が黄色・レモン色のバラ。中度のティの香りがあり、大き目の八重咲きで、数輪の房咲きになります。四季咲きです。パクトールとは、かの触れるもの全てを黄金に変える力を得たフリュギアのミダス王が、酒神ディオニュソスの教えに従って、その魔力を洗い流すために手を洗った川の名です。そのため川砂が黄金に変わったと伝えられます。日本でいえば禊(みそぎ)という事ですね。別名に•MadamedeChalonge•McGinnisTea作出者フランスLouisXavierJosephMiellez1834年。(千葉...秋にも元気なティ、ル・パクトール

  • 故郷のハマナス、食べる人はいない

    これもこれまでアップしていなかった、ハマナス(ハマナシ)ロサ・ルゴサRosarugosa(Species/Wild)。濃いピンク~赤紫の一重咲き。葉にはしわが多く、強香性で、遅く返り咲きがあります。ロサ・ルゴサは日本、朝鮮半島、中国北部が原産地で、オランダ人医師シーボルトにより1779年に日本からヨーロッパに渡りました。耐寒性に優れ、品種改良にも活用されています。ハマナスは新潟の海岸ではちょうど今頃、8月に咲き、赤い大きな実が熟しますが、食べたことはありませんでした。ミニ・トマト大のヒップにはレモンの約20倍のビタミンC、ビタミンEをはじめ、カルシウム、鉄分、食物繊維、ベータカロテン、リコピンなど、美白や美肌効果が期待できる栄養素が多く含まれています。ハマナスなら、加藤登紀子「知床旅情」。♪知床の岬にハマ...故郷のハマナス、食べる人はいない

  • 日本固有種、サンショウバラ

    バラ図鑑を編集していて、このバラをまだアップしていないことが分かりました。サンショウバラ/ロサ・ヒルツラRosahirtula(Species/Wild)。白に淡紅覆輪、または淡紅一重で、ほのかに甘い香りがあるようです。果実は堅くて刺が多いのですが、熟すと強い甘い香りがあります。葉がサンショウ(山椒)の葉に似て羽状なのでこう名づけられました。日本固有種で、神奈川県、山梨県および静岡県にまたがる富士箱根地区に分布。ハコネバラとも。以前はRosaroxburghii(十六夜バラ)の地域的変種と見られていましたが、今は独立種とされています。別名に•Rosahirtula(Regel)Nakai•R.roxburghiihirtula(旧名)•Rosaroxburghiivar.hirtulaRehder&E.H...日本固有種、サンショウバラ

  • 黄バラの元祖、ペルシアナ

    ゴールデンイエローの八重カップ咲きのバラ、ロサ・フェティダ(フォエティダ)・ペルシアーナRosafoetidapersiana(HybridFoetida,Species/Wild)。不快な香りがあり、時にカーマインレッドの縞が入ります。一季咲きです。この品種を片親として1900年に「ソレイユ・ドール」が作出されました。HMFによると、最近のDNA分析ではこの品種の遺伝子はRosafoetidaと同じなので、おそらく八重咲きへの枝替わりではないかという事です。別名に•"AustinCemetery"•Jauneancien(lutea)•JaunedePerse•PersianYellow•Persiana•Rosafoetidaf.persianahort.exRehder•Rosafoetida'Pe...黄バラの元祖、ペルシアナ

  • 黄色の遠祖、ロサ・フェティダ

    濃い黄色の5弁一重のバラ、ロサ・フェティダ/フォエティダRosafoetida(HybridFoetida,Species/Wild)。フェティダとは不快な、という意味だそうで、独特の不快な酸敗臭があります。一季咲き。ジョージアのカフカース山脈山麓の丘陵地帯が原産です。はじめてヨーロッパに紹介されたころは、濃い黄色と臭気が嫌われて人気がなかったそうです。ほぼ300年後、1900年にJosephPernet-Ducherがこのロサ・フェティダとアントワーヌ・デュシェを交配させて作出した「ソレイユ・ドール」がすべての現代黄バラの祖とされています。記述者Gerald'sHerbal(「ジェラードの本草書」)1597年。別名に•AustrianBriar•AustrianBrier•AustrianYellow•...黄色の遠祖、ロサ・フェティダ

  • 地区子ども会のホームページを開設

    今年は上尾市大石地区子ども会育成協議会(12子ども会加盟)のホームページ作成を提案し、本部会・定例会の了解を得て先日開設・オープンしました。出来たばかりではなかなか検索でヒットしませんので、このブログでもPRしたいと思います。子ども会活動もなかなか難しい時代ですが、だからこそ多くの会員の理解を得る努力が大切だと思います。ジュニアリーダー研修、かるた大会、親子スポーツのほか、協力事業として地区体育祭、ふれあい健康ウォークなど盛り沢山です。当市の子ども会連合会は既存のホームページを廃止するという怪挙?を先月実行しましたが、当地区では逆に新規開設。大石子ども会ブログは広がりを考えてgooブログを利用しました。ご覧いただき、もしご意見ご感想をいただければ大変有り難く思います。どうかよろしくお願いします。地区子ども会のホームページを開設

  • リンゴの香りの、エグランテリア

    ライトピンクの5弁の一重咲きで、花芯が黄色のロサ・エグランテリアRosaeglanteria(HybridRubiginosa,Species/Wild)。弁端のピンクが濃くなるグラデーションで、覆輪のような感じになります。花は微香ですが、若葉を揉むと強い青リンゴの香りがするそうです。オールドローズで、もちろん一季咲きです。ヨーロッパから小アジアに自生する野生種で、「野ばら」という意味です。エグランタイン、スイート・ブライアー、ロサ・ルビギノーザなどの別名でも知られます。別名に•SweetBriar•Sweetbriar•CommonSweet-Briar•DoubleWhiteHip•Eglanteria•Eglantier•Eglantine(species)•"LightPinkEglantinef...リンゴの香りの、エグランテリア

  • とても古くて新しい、ロサ・ダマスケナ

    起源が分からないほど古くからのオールドローズ、ロサ・ダマスケナ(またダマセナ)Rosadamascena(Damask)。ピンクの八重・平咲き。ダマスクの甘く強い香りがあります。一般的な一季咲きをサマー・ダマスク、秋に返り咲きするタイプをオータム・ダマスク(またダマスク・ビフェラ、フォー・シーズンズ=以前掲載)と呼びますが、花季以外はほぼ同じです。ダマスクローズ(Damaskrose)という別名で知られており、トルコ、イラン、ブルガリアが名産地です。優良な香りは香水の成分として重用され、ローズオイルとローズウオーターを作るために商業的に収穫されています。花びらも食用となり、調味料、付け合わせ、ハーブティの材料として用いられることが多いそうです。「バラと小さなガーデンづくり」さんによると、紀元前400年ごろ...とても古くて新しい、ロサ・ダマスケナ

  • ロサ・カニナ、犬バラも役に立つ

    素朴な白~ピンクの一重で、数輪の房咲きになるバラ、ロサ・カニナRosacanina(Species/Wild)。微香性で、もちろん一季咲きです。秋には紅色の実をたくさんに付けるので、ジャムなどに加工して食べるそうです。第2次大戦中のイギリスでは、大陸からの食糧輸入が途絶えたため、貴重なビタミンCの補給源として政府が音頭を取って大量のカニナのローズヒップを採集したそうです。ヨーロッパ全域、西アジアからアフリカ北部原産の野生原種で、北米、オーストラリアにも広がっています。英語の一般名はDogRose、イヌバラですが役に立つイヌですね。18-19世紀に狂犬病の治療に使われたためとの説もあるようです。ゲーテの詩(1789)にシューベルトが曲を付けた「野ばら」はこのロサ・カニナを詠ったものだという説がありますが、G...ロサ・カニナ、犬バラも役に立つ

  • 古代蓮の里は、まだ楽しめます

    きのう、もう遅いかと思いながら行田・古代蓮の里へ行ってみました。するとまだまだかなり咲いていて、十分楽しめました。しかし暑かったです。午前のうちにと10時半頃には着いたのですが、近くの伊勢崎市では39度を超えたといいますから、37度くらいあったのではないでしょうか。行くなら早朝がお薦め。7時から開いているそうです。なお駐車料は1日500円です。(埼玉県行田市古代蓮の里2023年7月25日)◆梅・さくら・ばらなど花品種と「公園ランキング」の私のホームページはこちら→「花の公園花リスト」◆このブログの検索ウインドウが左上にあります。「このブログ内で」を選択し、短い1単語だけで検索してください。2単語以上だと機能しません。上2枚のツボミは誠蓮、開いて白いのは天上蓮。これは明光蓮。行田古代蓮の蓮池。まだまだ咲いて...古代蓮の里は、まだ楽しめます

  • アルプスの薔薇、ペンドゥリーナ2種

    「アルプスのバラ」を、バラ図鑑の編集調査で撮影後13年にしてようやく確認しました。濃いピンクの原種バラ、ロサ・ペンデュリーナ・アデノフォーラRosapendulina‘adenophora’(Species/Wild)。一重の丸弁平咲きで、原種には珍しく濃いローズピンクで黄色シベの、ぱっちりとした花姿です。微香性、一季咲きです。これは「アルプスのバラ」とも呼ばれる原種で、イギリス王立KewGardensのオンラインで表題の名で検索すると「Rosaalpina」(alpinaはアルプスのこと)がバッチリ出てきます。そのことが販売サイトなどでほとんど書かれていないのは不思議ですね。私なら「ロサ・アルピナ=アルプスのバラ」で売り込みますが・・・(もっともベンドゥリーナには異名・変種も多くあるようで、下のオキシオ...アルプスの薔薇、ペンドゥリーナ2種

  • 花の丘のコキア、サルビアなど

    おととい、久しぶりに大宮花の丘へ。もう花探はほとんど行っていなかったのですが、ここは大宮図書館への通り道です。北側から入るとコキアの群植。その先にサルビアの赤。猛暑で少し枯れ気味です。ブルーサルビアも。蓮の花が咲いています。今年は古代蓮の里へ行っていませんが、もう遅いでしょうね。(さいたま市大宮花の丘2023年7月20日)◆梅・さくら・ばらなど花品種と「公園ランキング」の私のホームページはこちら→「花の公園花リスト」◆このブログの検索ウインドウが左上にあります。「このブログ内で」を選択し、短い1単語だけで検索してください。2単語以上だと機能しません。コキア。画像連結でワイドに。サルビアとブルーサルビア。蓮。花の丘のコキア、サルビアなど

  • 黄モッコウはオールドローズ殿堂の

    日本ではどこでも見かける、ありふれた感じのキモッコウバラ(黄木瓜)。英語ではロサ・バンクシアエ・ルテアRosabanksiaelutea(Species/Wild)。明るい黄色の八重、一季咲きです。パラの中ではかなり早咲きで、たいへんな大株になります。これがオールドローズの殿堂の薔薇とは知りませんでした。2018年デンマーク・コペンハーゲン大会でOR殿堂入りです。モッコウバラには黄花・白花にそれぞれ一重と八重がありますが、黄八重であるこのluteaが世界中で愛されているという事です。なお白花には香りがあるようですが、黄花は無香性です。江戸時代に中国から渡来したといわれていますが、野生種が現存しないことから、詳細は不明です。banksiaeとは、1768-1771年のジェームズ・クックのエンデバー号による最...黄モッコウはオールドローズ殿堂の

  • ポケモンカードゲームは、超難しい

    娘と孫がさっきまで2泊3日で遊びに来ていました。孫のお気に入りはサッカー、大玉遊び、ポケモンカードゲーム。サッカーは土曜午後から小一時間と、今日のあさ5時50分頃から40分以上。昼は酷暑なので早朝に芝生の公園でやったのですが、私がギブアップ。家では大玉蹴り遊び。以前のチャンバラから変わりました。そしてポケモンカードゲーム。これがなかなか難しくて、Webで解説ビデオを見た位では分かりません。カードが各自40枚ほど持つのですが、種類がたくさんあり、何に使えるのか細かく指示があるのですが、字が細かくてよく読めません。また作戦のためにはどういうカードが何枚あってどういう事に使えるのか、頭にいれておかないといけません。(しかしカードの種類など詳しいことはWebでも書いていないようです。)そして自分の手番では、できる...ポケモンカードゲームは、超難しい

  • オールドローズ殿堂の、セシル・ブリュネ

    オールドローズの殿堂の創設時登録品種の一つ、セシル・ブルンネ/ブリュネCecileBrunner(Polyantha)。淡いピンクの八重・カップ~平咲きで、中度のアップルの香りがあります。四季咲きです。HMFによると、CécileBrunner(1853-1927)さんは(経歴不詳の)UlrichBrunnerfilsの妹、またあるいは1879年生まれの彼の娘さんかもしれないとあります。しかしRegistrationname,ExhibitionnameはMademoiselleCécileBrünnerとあります。生まれたばかりの赤ちゃんをマドモアゼルとは呼ばないでしょうから、おそらく妹さんのことでしょうね。別名に•MademoiselleCécileBrünner=Registrationname,E...オールドローズ殿堂の、セシル・ブリュネ

  • ヘレネの母、レダ

    レダッて誰だ?!思わずおやじギャグが出てしまう品種です。レダ(レーダー)Léda(Damask)。小ぶりの白~ソフトピンクで、細い紅の縁取りが入り、ロゼット咲きでボタン・アイが現れます。耐病性があり強健で、まれに返り咲き。中香~強香性です。レダはアイトーリア王テスティオスの娘で、スパルタ王テュンダレオースの妻でした。ゼウスはレーダーを愛し、白鳥の姿に化けたゼウスは鷹から逃れると偽ってレーダーの腕の中に隠れます。この時にレーダーは妊娠して卵を産み、卵からヘレネーが生まれました。ヘレネーは後に「トロイアのヘレネー」として知られる絶世の美女になるのです。別名に•PaintedBelgic•PaintedDamask(ペインテッド・ダマスク)•WhiteLéda作出者イギリス氏名不詳1818年以前。(群馬県前橋市...ヘレネの母、レダ

  • 初の黄バラ、ソレイユ・ドール

    ようやく「それまる!バラ図鑑」第2集266品種が完成しました。第1集と合わせて508品種になります。マルシェルには後で登録しますが、A4オールカラー150ページで、かなり高額になるので、販売は自信がありません。と言いながら、さっそく第3集のリストアップに入っています。すると未アップの品種が続々。これは近代初の黄ばらと言われる、ソレイユ・ドールSoleild’Or(HybridFoetida)。2009年にたった1枚だけ撮っていたので、補充撮影。金色の太陽、という意味ですね。黄バラといってもオレンジっぽい色合いです。花と葉に青りんごのような中度の香りがあり、稀に返り咲きがあるようです。別名に•Goldsonneまた日本では「金太陽」と呼ばれたそうです。作出者フランスペルネ・デュシェJosephPernet-...初の黄バラ、ソレイユ・ドール

  • 未だだった、シャネル

    バラ図鑑第2集の初版が刷り上がってきました。点検すると記事の間違いや、レイアウトに不満があるところがたくさんあり、1品種入れ替えたいのもあるので、第2版に直して公開することにしました。第2集初版の納品待ちの間に並行して第3集の掲載品種リストアップをしていて、たくさんアップ忘れの品種があるのを見つけました。中でもこの、シャネルChanelle(Floribunda)。1953年作出で、第2集「ポストモダン」のカテゴリーに入っておらず、以前撮った時にはきれいな写真がが撮れていなかったのでした。パステル調の淡いピンク~アプリコット色。またオレンジピンク、クリーム、オレンジなど微妙な花色を見せます。ティの微香があるそうです。作出者アイルランドマグレディ4世SamuelDarragh(1932-2019)McGre...未だだった、シャネル

  • ビロードの、クリムゾン・グローリー

    バラ図鑑第3集の掲載品種リストアップを始めました。するとまだアップしていない品種がぞろぞろ。その中の一つ、クリムゾン・グローリーCrimsonGlory(HybridTea)。つやのある深紅で、半剣弁高芯咲き、大輪のバラ。ダマスクとクローブ、ローズの強香があります。花名はクリムゾン色の輝き、でしょうか。姫野バラ園HPによると、「はじめてビロード調の深紅色が出現し、のちの多くの赤ばらの名花を誕生させた、歴史上忘れることのできない品種のひとつ」だそうです。作出者ドイツWilhelmJ.H.KordesII1935年以前。販売者イギリスでHenryMorse&Sons1935年、'CrimsonGlory'名で。しかし写真がたった3枚しかありません。間に合えばこの秋に補充撮影したいと思います。(神奈川県川崎市生...ビロードの、クリムゾン・グローリー

  • 最後に撮れた、ディジョンの栄光

    オールドローズ殿堂のバラの中で、最後に撮ることが出来た、グロワール・ドゥ・ディジョンGloiredeDijon(Noisette,TeaNoisette,Tea,Cl.)。生地緑地で花を撮ることができず、がっかりしてアップがおそくなりました。サーモンイエローにピンクが射すロゼット咲きで、四季咲き。ティーの澄んだ強い香りがあり、様々なバラの親となった歴史的な銘花だそうです。別名•GloryJohn•OldGlory(teanoisette,Jacotot,1850)和名は・千里香。品種名は「ディジョンの栄光」の意味です。ディジョンDijonはフランス中東部にあり、1031年にロベール1世がブルゴーニュ公国の首都と定めました。1363年から1477年まで続いたヴァロワ家のブルゴーニュ公時代が、経済的に豊かで芸...最後に撮れた、ディジョンの栄光

  • 光が丘の マイスタージンガー

    ローズレッドのカップ咲きで、ややうつむきがちに咲く、マイスタージンガーMeistersinger(Shrub)。ダマスク、クリーングラス、ハニーの強い香りがあります。四季咲きです。マイスタージンガーとは中世から近世にかけてのドイツの手工業ギルドのマイスター称号の一つで、(歌のギルドで「親方歌手」)、その筆頭はヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデWalthervonderVogelweide(1170?年-1230?年)とされます。マイスタージンガー芸術の中心となったのは神聖ローマ帝国の帝国都市として繁栄したニュルンベルクでした。同地最古のマイスタージンガーは、フリッツ・ケットナー(1392年-1430年在住)です。1517年に始まるルターの宗教改革はマイスタージンガーたちの芸術にも影響を及ぼし、そ...光が丘のマイスタージンガー

  • わが家のトマト、初収穫

    きのう2023年7月1日、わが家の菜園のトマトを初収穫。近所の変わり者やカラスにつつかれる前にと、1日2日早めに収穫しました。大きめの玉で、たった1つですが、さっそく家族で賞味しました。これがなぜか美味しいのです。近所の困ったおじさんには、「防犯カメラ設置」というプレートを付け、通りがかりをつかまえて不法行為をしないよう注意しました。お蔭で今のところおとなしいようです。キュウリはなかなか真っすぐに育ってくれません。自分の性格のようですね。わが家のトマト、初収穫

  • バラ「こころ」に ZARDを思い出す

    「それまる!バラ図鑑」第2集から、まだアップしていなかった品種を。純白の半剣弁咲きのハイブリッド・ティ、こころKokoro(HybridTea)。大輪、中心にクリーム色が残り、ほぼ無香性です。夏目漱石に小説「こころ」がありますが、私はZARDの「心を開いて」(1996)のためにこのバラを探しました。そして幸運にもたった2点だけ撮ってありました。♪私はあなたが想ってるような人ではないかもしれない♪忘れようとすればするほど好きになるそれが誤解や錯覚でも心を開いてこんな歌詞がありうるのでしょうか。天才です。恋する心は「誤解や錯覚」かもしれない、というのです。心を開いて気持ちを告げる。その結末は傷心かもしれません。それでもいい、その人生を引き受けよう。人生には理解を得られず悩み苦しむこともあり、誤解を受けることも...バラ「こころ」にZARDを思い出す

  • バラ図鑑、第2集 266品種が完成

    きょう2023年6月30日、ようやく「それまる!バラ図鑑」第2集266品種の編集が完了し、先ほど製本を発注しました。A4・オールカラー150ページです。来週末に1部だけ納品されますので、それを校正刷りと考えて、最終修正をするつもりです。印刷するとちょっと高いのが難点です。販売価格はまだ決めていないので、決めたらマルシェルにも申し込みたいと思います。(「第2集の初めに」から)2022年春に思いついて、品種名にこだわった図鑑「それまる!バラ図鑑」第1集(242品種)を刊行したのがその年の11月11日でした。第1集はたいへん有名な品種ばかりで、名前の意味を調べるのに困るようなことはほとんどなく、すでにブログで書いたことのあるものが多くありました。ところが第2集(266品種)ではそれほど有名ではない人物や地名、音...バラ図鑑、第2集266品種が完成

  • わが家にネジバナが

    わが家の家庭菜園にネジバナが咲いていました。バラ図鑑の編集と、地区子ども会などの行事・会合が多くて、アップするのを忘れていました。草刈りをサボっていたのがネジバナには良かったのかもしれません。学名:Spiranthessinensisvar.amoenaは、ラン科ネジバナ属の多年草。.別名モジズリ(綟摺)とも。みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑにみだれそめにし我ならなくに~小倉百人一首14番河原左大臣(源融)しかしこの「しのぶもぢずり」は福島県信夫郡の名産で、忍草を刷り込んだ染物のこと、らしいです。今年はビオラが終った後にペチュニアを10株ほど植えましたが、元気に咲いてくれています。(わが家で2023年6月19日)わが家にネジバナが

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