「聖ニコラス教会」は13世紀ごろからタリンにある教会で,商人や貿易商が通い,財力はあったらしい。第二次世界大戦で被害を受け,戦後に修復が始まり終わったのは1984年(現在の建物)。今ではコンサート等に使われている。「聖ニコラス教会」のあるVene通りには,セグウェイが頻繁に走っている。近くにセグウェイを貸し出す店があるらしい。日本では公道禁止だが,エストニアも例にもれず,海外ではそんな堅苦しいことはない。Ol...
掲載写真は27700枚超。総合旅行業務取扱管理者資格及びJTB旅行地理検定上級資格保有者が紹介するアジア・ヨーロッパ・北アメリカ・オセアニア!海外らしい景観も多い北海道・沖縄と空港・機材のことも併載!
実際にこの目で確かめた情報ばかり。これから訪問しようとする人にはお勧めかも!ブログ形式のため,見る順番としては古い順からの方が整合はとれます。Diaryを除き日記の形式をとらず,テーマ形式としていますから,古い記事でも,旅行情報としてはそれほど問題はありません(ショップは閉店している場合があります)。
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池洞市場(ジドンシジャン)は100年以上の歴史を持つ食材中心の伝統市場だ。池洞市場内には,250以上の店があるといわれ,野菜,果実,肉,魚介類,干物,キムチ等の食材が販売されている。食材だけでなく,衣類や雑貨,観葉植物等を扱う店もあり,家族連れでも楽しめる市場である。しばし見学して,スウォン駅に向かおう。【2023/4/18(火) 午前 5:00】 ↓池洞市場(ジドンシジャン)↓市民の台所ゆえ人は多い↓青果は豊富で安い...
ブルージュ日帰り旅行7~カーテライネ通りを北西へ~ブルージュ6
カーテライネ通りをひたすら北西に向かう。沿道には,チョコレートやレース(特産)の店が軒を連ね,客をいまかいまかと待ち構えている。チョコレートは多種多様なものがあり,特売も一部行われている。値段が安いのか高いのかわからないが,たぶん日本の水準よりは高いのだろう。ベルギーの物価水準が日本よりはるかに高いので,ベルギーに住む人にとって,チョコレートは気軽に買える菓子の一つと思える。突然ドアに「麺,うどん...
パヤタイ(Phaya Thai)周辺は,BTS(高架鉄道),ARL(エアポートレイルリンク・空港鉄道)のパヤタイ駅があり,さらに地上にはタイ国鉄(SRL)東本線が走り,少し離れて駅もある。タイ国鉄は地上を走るため,高架のパヤタイ駅(BTS,ARLともに)の下には踏切があり,列車通過のために遮断機が下りて,車も歩行者もストップさせられる時がある。踏切あるいは高架のパヤタイ駅から西側を見ると,駅らしき停車場(タイ国鉄パタヤイ...
空港鉄道のバンコク市内の出発駅であるパヤタイ(Phaya Thai)駅を南側の地上(2番)に下りると,「Sukhon(スコン)Hotel」というこじんまりしたホテルがあり,1階にホテルが経営する小さなカフェが入っている。宿泊者も利用すると思われるが,12~13人ほどでいっぱいになるほどの広さだ。道路に面し,タイ国鉄の踏切がよく見える。その線路の上(高架)に空港鉄道の駅はあるわけだ。「Sukhon Hotel」のカフェのコーヒーの値段...
八達門界隈をくまなくではないが,けっこう歩いた。八達門の市場の東側には,スウォンの台所とも言うべき市場があるので,行ってみることにした。城壁の見える橋を渡ると,目の前が目的の場所,池洞(チドン)市場だ。確かに魚介類,野菜が店頭や地べたに並び,格安のようだが,値段は表示されていないことが多く,店員にいちいち聞かなければならないのは面倒だ。魚介類も野菜も日本で馴染みのないものは,見たところない。韓国で...
エバー航空で桃園(タオユアン)国際空港に夕方到着し,台中に向かうことになっていた。ターミナル2の地下に桃園空港MRT(桃園機場捷運、Taoyuan Airport MRT)が走っているので,到着ロビーからフードコートのある地下1階に下り,さらに地下2階に下りると乗り場がある。ここから台北方面に向かう人は多いので,そちらは快速列車は走っているが,ここから高鐵桃園方面には各駅停車のみの運行だ。乗車すると17分で,高鐵桃園駅に着...
天気は芳しくないが,午前中に沖縄入りしたので,那覇バスターミナルから338番バスで世界遺産「斎場御嶽(せーふぁうたき)」に行くことにした。「斎場御嶽」は世界文化遺産に登録されている「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の9か所の遺跡の一つで,すでに8か所〔首里城,今帰仁城跡(なきじんじょうあと),座喜味城跡(ざきみじょうあと),勝連城跡(かつれんじょうあと),中城城跡(なかぐすくじょうあと),識名園(しき...
「波の上ビーチ」は1991年に供用が開始された人工ビーチで,東の若狭側と西の辻側に分かれる(辻側は若狭側の供用開始から8年後の1999年に供用開始)。那覇市の中心と那覇空港を結ぶ沖縄西道路が目の前を走り,圧迫感や窮屈さは感じるが,水は澄んでいて,那覇市内にあるわりには,思った以上にきれいなビーチと言える。訪れた11月下旬はすでに遊泳は禁止されていたが,水に入っている人がいないこともなく,甲羅干しの他,近所か...
水上マーケットと鉄道市場の旅6~メークローン市場へ移動~サムットソンクラーム1
次はお待ちかねのメークローン市場(メークローン鉄道市場,タラード・ロム・フッブ=傘をたたむ市場)に移動だ。メークローン市場のある付近は大型バスが入りにくく,さらにバスを停めるスペースもない。そのため,メークローン川を挟んだ対岸にバスを停め,ツアー客は渡しを利用して,対岸のメークローン市場に移動する。渡しは100人以上楽に乗船できる大きさで,バイクも数台乗っていた。船からのメークローン川の景色は,晴れ...
11回目の全国旅行支援の旅は79回目の沖縄(那覇)~那覇65
2023年3月17日~20日に沖縄・那覇に行ってきた。3泊4日で休日は1日あるので,地域クーポンは5000円分の支給だ。これで昨年(2022年)9月からの全国旅行支援の旅は11回目となった。3月中・下旬に沖縄に行くのは6年連続。沖縄に行くこと自体も,2004年から20年で通算79回目となった。30回くらいで沖縄通と言っている人もいるが,79回でも沖縄通と言うには抵抗がある。羽田空港と那覇空港を日帰りでただ行き来するだけのこともあった...
「イオンモール沖縄ライカム」にたまたま行ってきた・後編~本島中部28
「ライカム(RYCOM)」とは,ここに置かれていた琉球米軍司令部(Ryukyu Command headquarters)の略で,1972年の沖縄返還後は米軍施設「アワセゴルフ場」になっていたが,2010年ついに日本に返還され,現在は開発が進められている(2016年には隣接地に中部徳洲会病院がオープン)。一帯の住所表示もそのまま「ライカム」が使われ,「イオンモール沖縄ライカム」の住所は,沖縄県中頭郡北中城村字ライカム1番地となっている。【202...
「イオンモール沖縄ライカム」にたまたま行ってきた・前編~本島中部27
勝連城を再訪したく,那覇から52番バスに乗ったが,雲行きが怪しいので,乗車中に急遽予定を変え,まだ行ったことのない「イオンモール沖縄ライカム」に行くことにした。しかし,52番バスは「イオンモール沖縄ライカム」を通らないため,最も近い北中城村仲順というバス停で降りて徒歩で向かうことにした。県道宜野湾北中城線沿いにある仲順は北中城村の中心となる集落。人口18,000人ほどの村(県内では読谷村に次いで人口2位の村...
偶然にも「第一牧志公設市場」の新装オープンの日に那覇に滞在していた(前日の3月18日も)。2023年3月19日(日曜)午前10時から市場前でオープニングセレモニーがあり,終了後に入店できることを知って,午前9時50分ごろに市場前に行ってみた。案の定ものすごい人だかりで,腕を伸ばしてもカメラで前方はよく撮れない。地元の芸能が披露され,県知事や那覇市長,前総理大臣等の挨拶が続き,午前11時にようやく新装なった市場内に...
入口の大門まで歩いて4~5分だ。衛兵交代式は9時~17時まで1時間ごとに約20分間行われる。大門の脇に衛兵控室があり,5人の兵士が毎時00分にスタートし,大殿を警護している兵士と交代する。大門に立っていたのが白の制服つまり海軍の制服だったので,海軍の兵士5人の行進だ。歩き方が独特で,それも5人が一糸乱れる動きは見ものだ。この交代式を見ようと,数十人は集まってきていたので,次の11時の交代式はさらに見学する人が増...
大殿の外回廊は幅がゆったりあり,武人烈士祠の前から反対方向の武人烈士祠まで,遮るものがない。この日は朝9時台に着いたので,まだ訪れている人は少なく,写真を撮るにも人がほとんど邪魔にはならず,最適の時間帯だった。観光バスによるツアーの人たちが入ってくるとこうはいかない。次に行ったのは,大殿の左側奥にある(武人)烈士祠だ。内部には線香台と墓碑があり,一部の人(烈士)は写真とプロフィールが記載されていた...
三日目の朝は冷え込み氷点下20℃目前。ホテル下の木には樹氷の華が咲いていた。午前中にケアマネージャーに会い,情報交換して帰京することにした。市街地でも住宅街は,雪が高く積み上げられ,道路幅も狭くなっている。主要道は早朝から除雪され,除雪後は道幅が拡がっている。始発列車に乗って1時間20分ほどでJR旭川駅に到着。とくに冬の車窓は雪原ばかりで,つまらない風景が続く。旭川駅前はロードヒーティングが入っていて,買...
前々日は,大田区蒲田で前泊し,前日(一日目)は終日忙しかった。翌日の朝は氷点下10℃を下回っていたが,東京の冷え込んだ朝よりは暖かい。二日目は買い物が中心なので,活動開始は午前10時だ。それまではホテルの部屋で暖を取った。午前中から午後にかけて,郊外のショッピングセンターで買い物。全国どこでもそうだが,郊外には全国チェーンが目白押しで,イオンモール,ユニクロ,ニトリ,しまむら,オートバックス,ヤマダデ...
実家の母が入院先の総合病院から,転院・療養するので介護休暇を取得して帰省してきた。実家のある街は日本有数の寒冷地のため,実家の水道管が破裂し(母が入院で長期留守の間に),実家は春までしばらく住める状態ではないので,滞在中はホテルに泊まることにした。最寄の旭川空港に着いたときは氷点下8℃。現在住んでいる東京多摩も1月には氷点下7℃くらいまで下がったので,同じくらいだ。旭川は雪がある分湿度が高くなり,同じ...
忠烈祠の主な建築形式は,北京にある故宮太和殿を模したものだ。故宮よりは壁や天井の色が鮮やかに見える。まず初めに,山門だ。内側の両側の壁には,彫金で抗戦の様子が描かれていて,見応えがある。潜ると真正面に建つのは大殿だ。内部はシンプルな造りで,天井や梁には見事な絵や模様が見られる。外側の壁に沿った廊下にも衛兵がいて,絶えず警備をしている。大殿の両側には武人烈士祠がある。この堂には抗戦で戦った武人たちが...
衛兵の制服の色は,陸軍は緑、海軍は白,空軍は青と決まっているので,訪れた時の衛兵の服装の色で,陸軍,海軍,空軍のいずれかがわかる。この日は白だったので,海軍からの派遣というわけだ。大殿まではそこそこ距離がある。ゆっくり歩きながら,空を見上げると,近くの松山空港から飛び立った飛行機が見えた。大殿の手前右側には鼓楼が建ち,陸皓東烈士の胸像が置かれている。陸皓東は清末の革命家で,孫文の革命活動に参加した...
繁華街の浜町をそこそこに長崎新地中華街に向かった。長崎の中華街に来るのはこれが3度目。過去2回では,それぞれ定番の皿うどん,ちゃんぽんを食べていたので,今回はとくにこれを食べなければならないという物はなかった。午前11時になると飲食店が開店し始め,中華街に人が集まってきた。全国旅行支援の地域クーポンがばら撒かれているので,ここで食事をする観光客は多いだろう。ただし,中華街は紙クーポンの店が多く,電子ク...
2月18日も前日同様に曇りで,午後から雨の予想。長崎では新世界三大夜景の稲佐山に登る予定で,観光バスも予約したが,無理っぽい(結局長崎市では午後から雨が降り出し,稲佐山頂上付近が雲で覆われているのを確認してキャンセルした)。雲仙温泉には名物「湯せんべい」なるものがある。せんべいに温泉水を混ぜたものだ。柔らかい歯ごたえでそんなに甘くはない。雲仙普賢岳の温泉水を使っていると解説には書かれていた。硫黄泉な...
福州とは中国福建省福州市のこと。那覇は福州と,琉球王国時代から貿易で関係があり,1982年に那覇市と福州市は友好都市締結をした。その10周年記念として開園したのが「福州園」だ。開園から30年経った2022年に園やHPなどをリニューアルしたので,時間がない中,2022年末にちょっと立ち寄ってきた。園は,南北に細長く,南から,「春景色編」,「夏景色編」,「秋・冬景色編」と3つの園から成る。出入口に近い「秋・冬景色編」...
「雲仙地獄」界隈にはネコが30匹ほどいるらしい。冬でも暖かい岩はネコにとって絶好のベッドになっている。まどろんでいるネコには警戒心がまったくといって言いほどなく,時々身体を動かすが,起きる気配はない。一日中硫黄の臭いを嗅いでいるのは身体にどうなのかわからないが,「地獄」と言われる場所なのに,ネコにとってここは「天国」である。【2023/2/24(金) 午前 5:00】 ↓「お糸地獄」↓暖かい岩の上でまどろむ肉付き...
雲仙温泉の東側にある「雲仙」というバス停前が,長崎空港からのバスの終点だ。バスを降りるなり硫黄の臭いが微かにした。道路を挟んで,「温泉神社」があり,少し離れた場所から白い煙が上がっていた。チェックイン前に,いわゆる「地獄」を見に行こうと思い,温泉神社の横から入ろうとしたら,通りすがりの人が,この先は土砂崩れで,「雲仙地獄」へは通り抜けできないと言われ,車の通る道路を南に150m行った「清七地獄」から...
1月の仙台・秋保温泉に続き,2月は長崎・雲仙温泉に行ってきた。全国旅行支援も今回は9回となる。2月17日金曜の羽田空港は朝から混雑していた。NH663便は,B滑走路を離陸し,左旋回し埼玉県・山梨県・長野県と通過して行った。長野県からは雲に覆われ景色は九州までほとんど見えなかったが,九州に入り,福岡市,唐津市,佐世保市等を見ながら,大村湾に浮かぶ箕島(みしま)にある長崎空港に着陸した。オープンした1975年は世界最...
宜蘭から區間車に乗って羅東車站に着き,東口前にあるバスターミナルで時刻表をチェックした。台北まで戻る列車は満席で,帰りの交通機関は高速バスに決めてある。臺北方面行き(終点は板橋)には頻繁に出ていて,所要時間は85分なので,時間的には列車と同じくらいだが,1時間当たりの本数ではバスに軍配が上がる。さらに料金面でもバスの方が安い(普通列車である區間車運賃でさえ,バスよりやや高い)が,難点は途中の雪山トン...
「旧朝鮮総督府庁舎」を利用した旧国立韓国中央博物館を入ると,大きな吹き抜けがあり,さらにシャンデリア等装飾も凝っているので,博物館としては体裁のよい建物だ。展示物一つひとつの記憶はないが,建物の豪華さだけは写真とともに記憶している。豪華さのわりには,展示スペースは狭く,現在の国立韓国中央博物館のように十分なスペースを持った建物ではなかったと記憶している。この辺りから見る北漢山はもちろん現在と変わる...
国立韓国中央博物館は現在,ソウル市龍山(ヨンサン)区の米軍基地跡に建っている(2005年~)が,それ以前の一時期,景福宮(キョンボックン)宮殿前にあった「旧朝鮮総督府庁舎」に10年間入居していた(1986~1996年)。1992年のソウル訪問時がその時期にあたり,「旧朝鮮総督府庁舎」を利用した国立韓国中央博物館に入館することができた。「旧朝鮮総督府庁舎」は1996年に解体されたが,花崗岩を外壁に使った鉄筋コンクリート4...
豊見城市と那覇市の境の小高い丘(標高74m)に,「旧海軍司令部壕跡」の入口がある。メジャーな観光地ではないとはいえ,レンタカーを返却する前に時間があれば寄ってもいい場所である。1944年後半,旧日本軍は敗色濃厚となってきたため,沖縄を軍事拠点にするべく,当時の小禄空港(現那覇空港)に近い丘に海軍司令部として,4か月ほどで防空壕を完成させた。入口が丘の上にあるので,まず階段を20mほど下って初めて壕にたどり...
バンコクに夜着いて午後10時にスクンビット・ソイ11界隈で夕食・後編~バンコク102
スクンビット通りを東に歩き始めるとすぐ左側(北側)に小路があった。ソイ11/1と呼ばれる,ソイ11と並行する短い道だ。この両側にはリーズナブルなホテルと食事のできる店が数軒並んでいたので,そのうちの1軒(BUSINESS INN)に入って無事に夕食となった。夕食というよりも夜食の時間だが,夕食を食べていないので,翌日に備えて食べないわけにはいかない。入った店は格安ホテル(BUSINESS INN)の1階に併設された食堂(食堂の...
バンコクに夜着いて午後10時にスクンビット・ソイ11界隈で夕食・前編~バンコク101
日本を午後便で出発し,宿泊するスクンビット界隈には午後10時近くに着いた。ホテルにチェックインし,バンコクでもっとも外人の行き交う街スクンビット・ソイ11を歩いて,夕食(すでに夜食の時間)を食べに出かけた。ソイ11は夜遅くなっても人通りが多く,周辺の飲食店も賑わっていた。オープンレストランもいいが,飛行機では夕食はなかったので,バンコクに着いてとにかく何か食べたいという気持ちが強く,西洋人のように優雅に...
140室ある大きなホテルだけにロビーやラウンジなど施設は広くゆったりしている。食事はビュッフェになっていて,2交代制で,別館1階にある食事処「陽だまり」でいただく。夕食には寿司か蟹が出るなど,種類も多い。かといって朝食も品数では夕食にも負けず劣らず,種類は多い。デザートも充実していて,子どもや女性にも満足する内容になっている。アルコールは別料金で,奥のカウンターで頼めるが,今回はスルーした。夕食時はホ...
昨年(2022年)9月に始まった全国旅行支援は,2023年が明け後半に入った。割引率もクーポン額もお得感は減ったが,それでも通算8回目の全国旅行支援を利用して,宮城県の仙台郊外秋保(あきう)温泉に行くことにした。仙台は3年ぶり19回目だが,プライベートは2回目だ。仙台は8月上旬には七夕祭りで賑わうが,1月の仙台は雪こそほとんどないものの,夜は氷点下に下がり,観光シーズンとは言いがたい。。仙台といえば,あちこちに牛...
B棟と台北101のツーショットは,戦後の台湾と21世紀の台湾の建築物対比としては好ましい写真だ。広場の南側にあるC棟にはカフェ&雑貨「好丘(ハオチュウ)」が入居している。雑貨だけでなく,カフェがあるので,ここでランチを食べるというのも手だ。台北101にも飲食店はたくさん入っているが,リノベした古い建物で台湾料理やベーグルをいただくというのは,なんとなく落ち着く。日本の古民家でいただく日本食と同じような感覚で...
南側の広場の北に位置するB棟に入っている眷村(けんそん)文物館を訪ねた。眷村とは,戦後中国から渡ってきた軍人やその家族が暮らす集落のことだ。食事,調理用品,生活雑貨,家具,服等が展示され,日本製のモノもある。食事は少し異なるが,日本の戦後,昭和時代の一般家庭を見ているようだ。この場所は駅からわりと近く,「台北101」は目と鼻の先で,そびえ立つ台北101をバックに四四南村のベストショットを写せる。【2023/2/...
豊見城(とみぐすく)市豊崎にやって来た。ここには,「オリオンECO美(ちゅ)らSUNビーチ」という人工ビーチがある。2020年に,地元オリオンビールが愛称命名権(ネーミングライツ)を得て,現在の名称になっている。全長は700mあり(北浜・南浜に分かれる)比較的長いビーチである。訪れたのが3月の海開き前なので,ビーチに行っても遊泳禁止で,もちろん泳いでいる人はいなかった。ビーチを散歩する家族連れ,ビーチに並行す...
四四南村(スースーナンツン)は,戦後中国から来た軍人やその家族が,「四十四兵工廠」という工場で働くべく暮らしていたため,「四四南村」と名付けらた場所だ。長屋風の建物が近年再整備され,一般公開されている。場所はMRT台北101・世貿駅を下車して300mほどだ。駅では南側で地上に出る(北側には台北101や世界貿易センターがある)と真っすぐ歩き(西進),最初の角を左折し,壮敬路に入ったらやがて信義公民会館の看板が見...
バンコクのチャイナタウンは,タイにいることを忘れるくらい,タイとは異なる空間だ。イサラーヌパープ通り散策も後半になってきた。通りの南側には食材の店が多い。視覚だけでなく,臭覚も楽しめる場所だ。薬膳っぽいにおいや,焼いた肉のにおい等,けっして楽しめるにおいではないが,空腹時には惹かれるにおいであることに違いはない。MRT(地下鉄)の駅ができて,便利になったチャイナタウン。最寄駅地下鉄ブルーラインのワッ...
ボートが混み始めてきた。この水上マーケットには西洋人を含め,アジア各地から多くの観光客が訪れているようだ。観光客はボートに乗って水上マーケットを見るのが主目的で,買い物が主ではけっしてない。やがて水上マーケットの中心部にやって来たようだ。どこが中心ということもないのだろうが,ボートの多さと,店舗の数から言って,この辺りが中心らしい。確かに店舗が連なった場所が見えてきた。すべての店舗が営業しているわ...
ボートに乗って,ひたすら水路を進む。水路沿いには民家が点々としていて,住民の生活風景を垣間見ることができる。やがて,水上マーケットと思しき,水上店舗が幾つか見えてきた。店舗形態は,水路岸に店舗がある場合と,水路の中に店舗が自立している場合,のどちらかで,店舗の床の上にひな壇を作り,遠くからでも品物がわかるように置いてある。店員と呼ぶのだろうか,売り子はひな壇の前に座り,客が声をかければ応対するが,...
空港鉄道マッカサン駅北側の広場前を出発して1時間15分,ガススタンドでトイレ休憩を取った。コンビニも併設している大きなガススタンドだが,与えられた休憩時間は10分しかなく,まだ物を買うような時間帯でもない。やがてラーチャブリー県の小さな町に入ってきた。「ダムヌン・サドゥアック水上マーケット」はその町からそれほど時間はかからなかった。この水上マーケットは船乗り場が幾つもあり,個人で訪れるとボッタくりも少...
ニュージーランドは先住民族ポリネシア系マオリ族(マオリ人)を尊重し,オークランド博物館の1階のほとんどをマオリ族及び南太平洋の少数民族の展示にスペースを割いている。ニュージーランドの学校では第二公用語としてマオリ語を学ぶことになっている,などマオリ族の伝統文化を尊重し,マオリ族との共存・共栄が図られている。現在は総人口の約15%を占め,主に北島に居住している。とくに先住民族の個々の展示物の写真はご法...
チャイナタウンのメインストリートの一つ,チャルーン・クルン通りから入る路地,イサラーヌパープ通りは,最もチャイナタウンらしさが体験できる通りの一つだ。文字にタイ語が入らなければ,ここは中国と言っても不思議ではない空間だ。チャイナタウン自体,中国はもちろん世界各地で見ているので,珍しさはないが,バンコクのチャイナタウンには久しぶりに訪れたので,ゆっくり通りを見て歩くことにした。雑貨,食材すべてが中国...
「ホーチミン博物館」の裏手はサイゴン川に接している。2階のテラスに上がると蛇行するサイゴン川,行き交う船,ホーチミンの高層ビルが眺められる。中央の川向うが発展中の2区,左側のビル街が1区で,右側にはリバークルーズの船が2隻停泊していた。博物館の外にはホーチミンの車や馬車など移動に利用した乗り物の展示物が置かれていて,これで一通りの見学は終わる。見学に訪れる人はそれほど多くはないので,1区のすぐそば...
チャイナタウン歩き2~ワット・マンコン・カマラワート・後編~バンコク98
本堂に入る右脇に線香台があるので,そこで参拝して本堂に入る(本堂内にももちろん線香台はあり参拝はできるが)。「ワット・マンコン・カマラワート(龍蓮寺)」は中華寺院のため、祀られている神は多岐にわたる。本堂には本尊である3体の釈迦如来像とともに58体の神々が祀られている。下から見るので迫力があり,それほど広くない本堂では圧倒される。境内には別にも参拝ができる場所があり,適度に人はいた。どこでどう参拝し...
ブルージュ日帰り旅行6~ワインガールト通りを北東へ~ブルージュ5
白鳥が群れていた運河を渡り,ワインガールト通りに入った。この辺りは,この後乗船する運河クルーズの南の折り返し地点になるので,時々運河クルーズのボートがやって来る。ワインガールト通りは200mほどの短い通りで,ブルージュ(ブルッヘ)駅から歩いてきて初めての賑やかな空間だ。カフェや土産物屋など観光に特化した通りなのだが,やって来たのが,ようやく店が開店し始めた午前10時ごろだったため,人通りはまだ少なかっ...
京杭大運河を中心として,2014年世界遺産に登録された蘇州・山塘街のフォトスポット,通貴橋にやってきた。運河を跨ぐ通貴橋の上には,足を止めスマホ等で写真を撮る人が絶えない。通貴橋から見る運河は,川沿いの建物と一体化し,1000年歴史を遡り,唐代にやってきたかのような錯覚に陥らせてくれる。せっかくなので,唐代の雰囲気を出すため,各写真をセピア化し,カラーとセピアの写真を並べてみた。建物自体はそんなに古くはな...
ベルギーから明けましておめでとう!首都ブリュッセルにある世界遺産「グランプラス」広場の風景を絵画風にアレンジしてみた。この広場はどこを撮っても絵になるが,奥行きが無さ過ぎて全体を1枚で撮るのが難しく,一部を切り取った風景にしかならないのが残念だ。全部を1枚で撮るならパノラマか空撮しかない。【2023/1/1(日) 午前 0:00】 ランキング参加中!よろしかったら下記をクリックください!にほんブログ村 海外旅...
2022年は海外旅行実施2年連続0回,国内旅行28回,コロナ渦でも旅行三昧の1年
今年は,昨年に続き2年連続渡航ゼロという年となった。それでも国内は,せっせと28回旅行(北海道4回,長野1回,山梨2回,関西1回,鹿児島1回,沖縄19回)を重ね,6年連続7回目のANAダイヤモンドステータスを獲得できた。沖縄には修行を兼ねて毎月行っていたので,すでに79回の訪問となり,とくに那覇市は,首里を除きほとんど歩き回っているので,那覇市民より地理に詳しいかもしれない。いよいよ来年から海外旅行を解禁し,まず...
一の郭は,城壁には囲まれているが,城壁の高さが低いので,広々と感じられる。右(東)の奥に階段があり,城壁の上に登れるようになっている。鉄製の階段を16段上ると,視界が開ける。東にはせき止め湖(長浜ダム)と新興住宅地(いずれも読谷村)が見える(奥は恩納村になる)。城壁を北に進むと,遠くに海が見えてくる。途中一の郭内を見下ろすと,建物跡群が見える。北西方向は読谷村市街地だ。遠くに残波岬や残波ビーチがあり...
バンコク滞在中に水上マーケットを見に行こうと,日帰りツアーに参加した。ツアー会社は台湾企業のKKday。日系より安く,結果的には満足度の高いツアー会社だった。ツアーで訪れる場所は,バンコクから約60kmほど西に位置する「ダムヌン・サドゥアック水上マーケット」と「アンパワー水上マーケット」の2つの水上マーケットと,鉄道線路が市場の中を通る市場として内外で名高い「メークローン市場」,さらにアンパワーではホタル...
座喜味(ざきみ)城跡は中頭(なかがみ)郡読谷村(よみたんそん)にある,世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の9つの遺跡の一つである。築城家の護佐丸によって15世紀初めに築かれたと言われている。周辺を含め,座喜味城城跡公園になっていて,「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の中で唯一入場料等が必要なく,24時間営業?の遺跡となっている(2022年末現在)。ただし,城壁内に照明はないので,夜間は真っ暗だろう...
2か所を見学して宜蘭(イーラン)站に戻ってきた。宜蘭站内は台湾の他の地方駅と雰囲気は同じで,日本のJRの地方駅にもありそうだ。改札はさすがに自動になっていて,開札になると月台(ホーム)に入ることができる。これから行く羅東は花蓮方面なので,台北から来て降りた月台と同じ2A月台だ。2Aで待っていると,向かい側の台北方面月台に16時53分発莒光号が入ってきた。台湾東側の台東(タイドン)から北上し,時計の反対周り...
宜蘭設治記念館を見学し,次の目的地の羅東に向かうため,台鐵宜蘭駅まで徒歩で戻ることにした。行程は北横公路沿いに歩き,光復路で右折し1㎞ほどになる。歩き始めると,宜蘭設治記念館に隣接する蘭城新月廣場(Luna Plaza)という複合商業ビル(地上11階,地下4階,2008年オープン)がある。日本企業の店舗も少なくなく,スタバやマクド,カルフール,映画館,5つ星ホテル(6階以上)も入っていて,台湾東部最大のショッピング...
那覇市内にある識名園に行ってきた。識名園は,2000年に登録された世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の九つの遺跡の一つである。琉球王朝時代には迎賓館の役割を果たし,現在は国指定特別名勝にもなっていて,中国,日本,琉球の文化が融合した歴史ある建物及び庭園がある。緑も多いので散策には最適な場所である。コロナ渦に訪ねたので,見学エリアが本来より狭まっていて,一周するのにそれほど時間はかからなかっ...
山塘街の街歩きがスタートした。唐の時代に町が開かれたという歴史ある場所なので,街並みや石畳の道を見るにつけ,遠い昔にタイムスリップしたようだ。建物は古そうだが,建て替えられた比較的新しい建物も混じっている。観光地だけに人は多く,真っすぐは歩けない。目に付いたのは,結婚写真を撮影するカップルと撮影隊だ。結婚写真は日本を除く東アジア(中国・台湾・韓国)では常識で,景色のいい場所,今風にいえばインスタス...
路面電車で富山駅前に戻ってきた。駅前には,越中富山の薬売りの像が立っているほど医薬品配置販売業(置き薬販売)で有名で,幼少のころ北海道の実家にも,富山から薬売りが来ていた記憶が残っている。夕方になり,富山駅界隈は通勤の人で賑わいをみせてきた。富山と言えば白エビが有名だ。白エビはブリやホタルイカとともに富山の名産品で,旬は4~11月だそうだが,実際は年中食べられている。駅ビルに「越中茶屋」という店があ...
岩瀬浜駅は終点なので,北側の線路は行き止まりになっている。富山駅方面からやってきた電車は折り返しになる。電車が着くと運転士は反対側の運転台に移動し,発車の準備をする。岩瀬浜駅から富山北駅(2020年に廃止され富山駅に統合)までは,25分ほどだ。富山駅からは富山地方鉄道の路面電車に乗り換え,西町で下車。交差点の角には富山市ガラス美術館という「ガラスのまち富山」をアピールする文化施設だそう。西町で降り,アー...
北前船回船問屋の森家を見学し,次の目的地は,富山港展望台。三角どらやきがある菓子屋の「大塚屋」を横目に,「酒庄田尻本店」という酒屋の角を左折し,富山港を目指すが,3分ほどで到着する。富山港展望台は1986(昭和61)年に完成した。金刀比羅社の常夜燈をモデルにしたもので,安定感がないのは多少不安になる。地上から24.85mの高さがあり,富山湾等や岩瀬地区が一望できる。入場は無料だが,エレベーターはなく,階段のみ...
岩瀬大町通りで見学できる回船(廻船)問屋は二つあり,そのうちの森家を見学した。森家は1878(明治11年)ごろに建てられた北前船回船問屋で,町屋建築の大きな建物で国指定重要文化財になっている。奥行きの長いのが特徴で,中に入ると畳の間が幾つもあり,襖をすべて取り除くと,六十畳を越えるほどの広さになる。奥に茶の間と厨房があり,さらに奥には土蔵があり,北前船による商品取引で繁栄したことがうかがえる。土蔵の壁面...
富山駅に着き,すぐに北口からライトレール(現富山地方鉄道富山港線)に乗って,東岩瀬駅で降りた。この辺りから北側(西側は富山港に至る)は,古い街並が残る地区で,とくにメインストリートにあたる岩瀬大町通り界隈は,カフェや食堂などはもちろん,民家や商店・銀行までが江戸~明治前半にタイムスリップしたかのような建物になっていて,見て歩くだけで楽しめる。通行人が羽織袴や着物であったらさぞ楽しいが,さすがにそれ...
3年前の11月に日帰り観光で富山市に行くことになった。往路はJR新幹線+第三セクター鉄道,復路は飛行機で,富山市には5~6時間は滞在できる計算だ。今LCCではやりの弾丸旅行には似ているが,片道は鉄道なので,日帰りとは言え,弾丸旅行とも言えない。朝東京駅から,金沢行きの北陸新幹線に乗り,上越妙高駅で「えちごトキめき鉄道」に乗り換え直江津へ(旧JR信越本線)。同じ鉄道会社でも,直江津では乗り換えとなり,また同じ「...
首里城正殿と周辺施設が焼失して約3年が経った。その半年後に復興展示をやっていると聞いて,訪れたことがある。それから2年半が経ち,開門時に行ってみた。銅鑼を鳴らす「御開門式(うけーじょー)」を見て早速入城。「奉神(ほうしん)門」を潜るとすぐ目の前に木材倉庫・原寸場のある大きなプレハブの建物がある。その周りに,赤瓦等の焼失物が展示されていて,火災時の写真とともに当時を振り返ることができる。復元現場を見る...
久茂地川沿いの久茂地界隈には飲食店が多い。その中でも自家製麺を使う担々麺の店は「登竜門」くらいだろうか。「濃厚担々麺」は辛さも十分なものがあり,濃厚スープと麺がよく絡み合い,いい味を出していて病みつきになるほどだ。自家製麺は48時間寝かせ,自家製スープには宮崎地鶏を使うなどこだわりがまた食欲を誘う。午前5時まで営業しているらしく,沖縄では飲んだ後の〆はステーキが定番だが,ここの担々麺でもいいかもしれ...
チャイナタウン歩き1~ワット・マンコン・カマラワート・前編~バンコク97
バンコクにあるチャイナタウンは,フアランポーン駅の西側,ヤワラート通りやジャルンクルン通りを挟んで,広い地域にわたる。MRTブルーライン(都心部は地下鉄)が延伸し,チャイナタウンにも駅(ワットマンコン駅とサムヨート駅)ができたので,10年前よりははるかに行きやすくなった。ワットマンコン駅を降りて地上に出ると,街全体が赤色や朱色を中心としたペインティングや飾りつけで,すぐにチャイナタウンとわかる。販売さ...
2022年の羽田空港T2出発ロビーのクリスマスツリーには招待客がいた。福井駅からやってきた恐竜博士だ。何年か前に福井駅でも見たことがあるので,違和感はなかったが,この顔つきでは子どもがこわがるのでは?と思った。ところで,飛行機と新幹線は競合になるはずなので,ANAがJRのキャンペーンを行うのは,相乗効果を狙ったものだろう。2022年11月25日の正午ごろの羽田空港T2の出発ロビーは1週間前の11月18日と比べるとやや...
アメリカンビレッジは11月でもすっかりクリスマス・後編~本島中部24
北谷アメリカンビレッジでは,毎週土曜日の20時から,シーサイドで花火が打ち上がる。それを見物しようと20時前にはシーサイドデポの海沿いには人が多数集まってくる。滞在中の11月19日は土曜に当たっていたので,花火を見ようと,ビデオカメラを構え,海沿いにいた。花火は静止画の多重露出で撮ると華やかに映るが,動画の切り取りでは寂しく感じられる写りとなる(下記写真は4Kビデオからの切り出し)。この花火の打ち上げは時...
アメリカンビレッジは11月でもすっかりクリスマス・中編~本島中部23
北谷のアメリカンビレッジは,外国なのかと錯覚するほどの非日常空間だ。かつては米軍の空港があった場所が返還されて20年余りの間に,一大レジャータウンとして発展してきた街だ。今では,ベッセルホテル系(2ホテル),ヒルトン,ダブルツリーのホテルの他,コンドミアムが幾つもでき,那覇から近い(那覇空港から車で40~50分)リゾートとしても人気のエリアである。すぐ目の前にサンセットビーチがあり,夕日がきれいな場所で...
ホー=チ=ミンの博物館なのでもちろん館内はホー=チ=ミン一色だ。ホー=チ=ミンゆかりの品々を展示し,ホー=チ=ミンを中心とした写真も飾られている。ホー=チ=ミンは社会主義国家を建設したので,旧ソ連など他の社会主義国との国際関係資料も展示されている。まさにホー=チ=ミンを讃える,プロパガンダ的な博物館である。よほどホーチミンシティで時間に余裕があれば,話のタネに来てもいいとは思う。展示室に入ったとこ...
バスターミナルまでの道のりはいたって単純だ。ひたすら西に進んでいけばよい。同じような壁の色の家が並んでいるので,複雑な道なら迷いそうだがその心配はない。脇道に入ったりしながらのんびりと移動なので,なかなかバスターミナルには近づかない。時々小さなレストランがあり,ほそぼそと営業中だったりするが,すでにランチは済ませているので,入ることもできない。日帰りでなければ夕方以降にそんなレストランでゆっくり食...
2020年1月以降新型コロナウィルスが猛威をふるい,国際線は次々に運航停止となり,那覇空港の国際線ターミナルも完成したばかりだったのに,使用停止となり,それから約3年。2022年10月からようやく国際線の運航が本格的になり,那覇空港の国際線が再開された。2022年11月5日の朝,那覇空港国際線ターミナルに行ってみると,客がいるではないか。このターミナルに初めて来た時(2020年3月21日)にはすでに使用休止になっていたので...
新民橋菜市場の見学を終え,いよいよ運河方面に向かう。人の流れが運河方面に続いているので,その流れについて行けば必ずや運河に到達するだろうが,この場所からは極めて近い場所なのでけっして迷うことはない。公道に出ると,進行方向左側に「中国歴史文化街区(山塘街)入口」という表示が出ているので,そこを過ぎると残り100mほどだ。運河に着くと,運河に沿って,商店街が現れる。土台が運河に直接面する建物の並びと,通...
宜蘭設治紀念館の中は日本家屋そのものだ。畳の間が中心で,縁側や石庭があり,風呂は五右衛門風呂。どこをどう見ても戦前の日本そのものである。天井や柱などの木材は近くの山で伐採されたヒノキが使われているとのこと。さすがに日本から木材を運び入れて作るということはなく,地元の材料で日本家屋を建ててしまった。100年以上前の建物だが保存状態はよく,宜蘭に来たらぜひ寄りたい場所である。台北市の青田街にある「青田七...
チケットブースはオープンスペースで,様々な人種の人が担当している。大人の入場料は25NZドルで,日本の国公立の博物館からすると高く感じるが,物価水準や博物館の内容やレベルを考えれば妥当といえる。1階は主に先住民族マオリの文化についての展示だ。マオリ族はポリネシア系で,独特の文化を持ち,その文化は一部日常生活にも根付いている。ニュージーランドのラグビーチームが試合前に行う「ハカ」は,儀式や戦闘の前に披露...
2022年11月現在,那覇市の「第一牧志公設市場」は建て替え中で,来年(2023年)の完成を予定している。在りし日の公設市場は,いつも観光客で賑わい,とくに海産物は,購入した魚介類を2階の食堂で調理してもらうことができ,人気を博していた(現在営業中の仮店舗でもできる)。もちろん沖縄全般の料理も,2階にある数軒の食堂で食べることができ,那覇観光の中心的役割を果たしていたが,悲しいかな老朽化が進み,ついに建て直し...
全国旅行支援「おきなわ彩発見NEXT」が始まった那覇・国際通り~那覇55
全国旅行支援が本格的に始まり(いちばん遅い東京でも10月20日スタート),今年15回目の沖縄に行ってきた(2022年11月4日)。那覇の国際通りにはコロナ渦になって,もう30回近く行っているが,今回はもっとも人の数が多いように感じた。通りを歩くと中国語が聞こえてくるのは3年ぶりだ(2週間前の10月22日の訪沖の際にも牧志公設市場で中国系の観光客は見かけたが)。3年前は国際通りを歩く観光客の半数以上が海外からだったので(...
メコンデルタの島(中州),タイソン島に上陸した。川向うにミトーの街が見えるので遠くに来た感じはしない。これからこの島の東部を徒歩でまわる。12月なので日差しはそれほど強くはなく,歩くにはわりと適した暑さだ。道幅は車1台分ほどで,時折バイクの往来がある。集落はなく,沿道に家屋がポツポツと建っている。熱帯樹が茂り,熱帯のフルーツがなる道は日本では考えられない。まもなくメコンデルタを一望できる島カフェがあ...
数年前,那覇市内滞在中に本格的な沖縄の味と三線ライブに惹かれ,国際通りにある「波照間」という店に行ったことがある。「波照間」は八重山諸島にある島の名だ。外看板には沖縄地料理の店と書かれ,ライブの看板には,琉球舞踊と三線(さんしん)ライブと書かれていた。店内は1階と2階があり,2階のライブは有料だ。有料で見るほど熱心でもないので,1階の座敷に落ち着き,何品か沖縄料理を注文した。そのうちに三線ライブが始...
オークランド市内を回ろうとしたら,シティリンク,インナーリンク,アウターリンクという3系統のリンクバスがある。シティリンクは市内中心部しか走っていないのであまり必要性は感じない。近場の街歩きで,ニューマーケット,パーネル,ポンソンピーなどへ行くにはインナーリンクが便利だ。内回りと外回りの循環バスで,それぞれ10~15分間隔で走っている。大晦日にオークランド博物館に行くことになった。日本と違い諸外国は,...
宜蘭設治記念館は木造平屋の建物だった。元は台湾統治時代の宜蘭庁長官官舎で,屋内に入ると台湾にいることを忘れるほど,完全な日本家屋である。屋内を見学するには,日本家屋なら当然だが靴を脱がなければならない。普通なら玄関で脱ぐはずなのに,ここでは建物の保護のためか,玄関に入る前で脱ぐことになっている(足の裏[あるいは靴下]が汚れるのを覚悟しなければならない)。玄関を入ると「簡報室」なる部屋がある。「簡報...
「トエット・タイ・ロード」をタクシーでチャイナタウンへ~バンコク96
「ワット・パクナム」の見学を終え,バンコク都心に向かおうと思った。MRT(地下鉄)なら徒歩15分ほど歩くとブルーラインの駅がある。BTS(高架鉄道)なら,ソンテウで最寄駅まで行ってそこで乗り換え,というのが経路だ。MRTができる前までは,後者のパターンが多かったが,近年は前者のパターンが多い。とはいえ,暑い中歩くのは辛いので,「ワット・パクナム」にやって来たタクシーを捕まえ(客が降りた瞬間),「トエット・タ...
「ワット・パクナム」のインスタスポットを見て,来た道をタクシーを降りた場所まで戻ることにした。途中に露店が集まっているところがあったが,それには目もくれず,3~4分でタクシー乗降場で使われている西側の入口付近に着いた。最初に着いた時には気づかなかった,一部日本語入り寺院のアクセスマップが貼ってあった。通りが狭いこともあり,客待ちをしているタクシーなどはない。しかし,次から次に客をこの寺院まで運んで...
ホーチミン博物館は「ビテクスコ・フィナンシャルタワー」の眼下にある市の博物施設である。サイゴン川河畔にあり、1区やその北側の高層ビル街,さらには2区も見渡せる絶好のロケーションに位置する。チャイナ・タウンからタクシーで向かい,ホーチミン博物館に着いたのは13時20分。ホーチミン博物館も市の施設なので,働いているのは公務員。このような施設は朝は早くから開館しているが,その代わりに公務員は昼休みをしっかり...
宜蘭酒廠を見学し,次の目的地は徒歩で5分ほどの「宜蘭設治紀念館」だ。工場東側の泰山路という道路を南下し,交差点を渡れば目の前だ。全く迷うことはない。この辺りは通りに面して自動車やバイクの整備工場らしき建物が集中している。住宅街でもなく商店街でもない地域だ。交差点を渡るとすぐ目的地があるわけではなく,まず「宜蘭文學館」という木造の日本家屋がある。典型的な日本の住宅だが,現在の日本でさえ地方に行っても...
「OKINAWAフルーツらんど」でフルーツ三昧?・後編~本島北部12
フルーツゾーンの次はバタフライガーデンだ。ここでは主にオオゴマダラを育てているようで,サナギも陳列してあった。バードヤードには色鮮やかなインコがいた。温室内とはいえ,どこかに飛んで行って帰ってこない鳥は飼育できないので,インコになった模様。テーマパークの終点には,フルーツカフェがあり,入場券に付いている無料券でフルーツ盛り合わせが食べられる。園内で栽培されているパイナップルやパパイヤは入っていない...
「OKINAWAフルーツらんど」でフルーツ三昧?・前編~本島北部11
名護市の市街地の住宅が途切れる辺りに,「ナゴパイナップルパーク」と「OKINAWAフルーツランド」という2大フルーツパークがある。どちらも行ったことがなかったので,最初にどちらに行こうかと迷った挙句,たくさんのフルーツが見たいと言うことで,後者にした。「OKINAWAフルーツランド」は,単に熱帯果実が見られ,その果実が食べられる熱帯植物園だと思っていたが,「『トロピカル王国物語』という絵本の世界を冒険するテーマ...
民生西路を北から南に渡り,今風の店を見てまわることにした。「紅海棠」は今風のお茶ショップだ。様々なプーアル茶の茶葉を紙で包み,一個がカップ(注ぐ容器)1杯分になるように売られている。以前から漢方薬店でも売られてきた包と一緒だ。このような茶も今風のショップだと店にも入りやすく,また買いやすい。次は,「春一枝」というアイスキャンディーの店。パッションフルーツやレッドグアバ,釈迦頭など日本には皆無のフル...
民生西路以北の迪化街一段は,清代に建てられたであろう建築物が多くなるとともに,リノベ施工の雑貨店は減り,本格的な?漢方薬街が出現する。店舗前のアーケードになっている歩行路では,漢方薬になり得る植物や各種茶等が並べられ,さらに店に入ると本格的な漢方薬が販売されている。迪化街一段の両側を見ながら歸綏街まで歩き,そこで折り返し,また民生西路まで戻ってきた。【2022/10/8(土) 午前 5:00】 ↓民生西路付近の...
「台北霞海城隍廟」を過ぎ,いよいよ迪化街を見て歩くことにした。迪化街一段の西側は「合藝埕」「趣活大稻埕」など雑貨の店が続き,漢方薬の店はまだ少ない。東側には雑貨店はほとんどなく,漢方薬の店がぎっしり並んでいるように見える。台南擔仔麵(担仔麺)「度小月」があった。飲食店は数少ないので,小腹が空いた時には都合がよさそうだ。民生西路に出ると,右(東)側がMRT雙連駅方向になる。【2022/10/6(木) 午前 5:00】 ...
3~4年に1度は訪れる迪化街を2019年も訪れた。タクシーを降りたのは,「永楽布業商場」前。以前はこの市場の中を見てまわったものだが,今回はパスして,北進することにした。迪化街は漢方薬を扱う店がたくさん並ぶ街だ。それがこの10年くらいで,古い建物をリノベし,若い人や観光客をターゲットにした,雑貨や陶器,食品などを扱ったり,軽めの食事を出したりする店が増えてきた。以前よりはウィンドウショッピングには適した街...
今日2022年10月2日の18:17に那覇空港に着いた。モノレールで移動し,ホテルにチェックインし,国際通りを歩いてきた。コロナ感染者は1日200~300人まで減り(今年8月上旬に来た時は,連日5千人越えだった),観光客も増えてきているが,2019年よりはまだ少ない。牧志公設市場を訪れるとすでに1階は魚屋以外は店じまいをしてがらんとしていた。魚屋の店先では謝々(シェイシェイ)が聞こえてきたので,台湾からだろうか。2階で夕...
通算70回目の沖縄へ出発する。沖縄は今年8月上旬以来2か月ぶりだ。少しは涼しくなったかと思うが、それでも今夜は熱帯夜らしい。今日は日曜ゆえ羽田空港や行くまでの交通機関が混雑するので,家を早く出た。午後1時前にはT2に着き,ロビーの写真を少し撮って,スイートラウンジに入った。出発ロビーの混雑をよそに,ラウンジ内はわりと空いていた。ビジネスマンの多い平日とは違い,行楽の人が圧倒的に多い。それでも平日の昼時の...
寧夏夜市は通りの北側が飲食屋台エリア,南側が物販屋台及びアーケードゲームエリアに分かれている。飲食屋台街の南端近くにやってきた。この辺りまで来ると,テイクアウトした食べ物を,座って食べるためのテーブルはわりと空いていて,席探しに困ることはない。お腹がいっぱいになれば,南側のアーケードゲームでも少しして家路に着くのが定番であるが,寧夏夜市ではゲームに精を出す人はけっして多くはなくい地方夜市は活発だが...
瀬底島は本島と橋で繋がる島の一つだ。ここ十年くらいで,外資がリゾートホテルを作ったり,カフェが増えたりして,観光気運が高まってきた島だ。その島の西側に瀬底ビーチという島唯一のビーチがある。遠くに伊江島や水納島が見え,透明度が高い天然ビーチだ。長さは800mほどで,夏にはたくさんの観光客や地元の人が訪れる。その瀬底ビーチに10月中旬に行ったことがある。台風が本島南の海上にほぼ停滞し,2~3日後には本島付近...
大仏塔(マハーチェディマハーラーチャモンコン大仏塔)の最上階(5階)に到着した。ホールにはエメラルド色に輝く「仏舎利奉安塔」があり,その塔の上には天井画が描かれている。仏塔はガラスで造られていて,下からライトアップすることで輝いてみえる。仏塔を囲む4本の柱には金箔が貼られている。天井画は,「ブッダの生涯(仏伝図)」と星空が描かれているので,幻想的な絵に仕上がっている。仏塔の周りには,「少数」の祈り...
「せんべろ」の意味は,「千円でベロベロに酔える」である。沖縄に限らず,全国に存在するが,「アルコール3杯+おつまみ1品」という組み合わせは沖縄特有だろう。ただし,最近はアルコールに弱い人が増え,「アンケート等で何杯で酔えるか?」の問いに,「2杯」と答える人が多いらしい。しかし,強い泡盛を飲む沖縄では,3杯飲まなければ酔わない?らしく,アルコール3杯が基準になっていると思われる。おつまみは1品なので...
ブルージュ日帰り旅行5~世界遺産「ベギン会修道院」後編~ブルージュ4
ブルージュ到着後最初の世界遺産「ベギン会修道院」はブルージュ駅から徒歩で10分ほどだった。ベギン会修道院は「修道院」とは付くが,本来の修道院ではなく,12世紀に設立した女性の自立支援を促す互助会のような共同体のことである。ブルージュはもとより,ベルギー・フランドル地方の13件が世界遺産として登録されている。ブルージュの施設だけは,ベネディクト会に買い取られ,現在は本来の修道院として機能している。敷地内に...
午後7時半近くになり,一本道の屋台ストリートは混んできた。夕食を兼ねる近所の人も参戦,観光客と入り交じり,一番賑わう時間帯だ。魚介が食べたくなり,「鹽烤鮮蝦」という魚介類専門屋台で食べることにした。後日この屋台をネットで調べると,魚介類は近くの雙連市場から毎日取り寄せていることが書いてあった。そのためかどれも新鮮で,注文後焼いて提供するので,納得いく味には感激だ。カキ,巻貝,エビを頼んで,30分ほど...
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「聖ニコラス教会」は13世紀ごろからタリンにある教会で,商人や貿易商が通い,財力はあったらしい。第二次世界大戦で被害を受け,戦後に修復が始まり終わったのは1984年(現在の建物)。今ではコンサート等に使われている。「聖ニコラス教会」のあるVene通りには,セグウェイが頻繁に走っている。近くにセグウェイを貸し出す店があるらしい。日本では公道禁止だが,エストニアも例にもれず,海外ではそんな堅苦しいことはない。Ol...
北京行き中国国際航空のビジネスクラスで食前ビールを頼んだら,青島ビールではなく燕京ビールだった。中国ビールの代名詞青島がよかったのだが。モニターに映し出された映像は何となく新年らしいがまだ12月27日だ。しかもパンダが挨拶だ。「喜び御膳」の蓋を開けると,なんとおせちだった。これはこれで嬉しいが,おせちは前菜扱いで,さらに煮魚ごはんがプラスされた。こちらはビジネスクラスらしからぬワンプレート風丼ごは...
よく行く「微熱山丘」でパイナップルケーキを購入し(一度しか買ったことはないが東京青山に支店がある),隣接する民生公園を横に見ながら,南西に進むことにした。選挙があるらしく,選挙カーが通り過ぎて行った。日本と変わりのない選挙のやり方だ。光復北路という少し幅の広い道路に出た。目の前に建つ敦北華城国宅(国営住宅)内の緑地を横断し,私立純青幼児園(幼稚園)に沿って進んだ。さらに光復北路190巷を西に進むと「...
メークローン線の南側には屋台は多い。さらに路上で店を開く個人も少なくない。しかし,冷房が効き,座って食事のできる店はなかなか見つからないので,メークローン線の北側に移動した。北側は屋台が消え,衣類や日用品の店が幾つもある。メークローン線に沿って進むと,飲食店が何店かあったので,そのうちの「Honey Milk」という店に入った。カフェらしいネーミングだが,中は普通の食堂だった。料理は中華系が多く,タイ料理も...
陸上部からフロート部分に架かる橋を渡ると,運河に浮かぶ水上レストランになっている。ここで行き止まりで,この水上レストランをお目当てに訪れる観光客は多い。板の間に上がってテーブルで食事を取る形式になっている。午前の早いうちなので人はまばらだが,週末なので昼が近づくと混雑は必至だ。陸上部とフロート部に囲まれた池のような運河部分には、岸辺に小舟を接岸させ調理・販売している店舗が幾つかある。この小舟店舗の...
古めかしい路面電車で,曲がりくねった坂を数分上ってカモンイス広場に着いた。ここで電車は少し停車する。時間調整あるいは客待ちか?レトロで魅力ある電車はリスボンならではだ。カモンイス広場の「カモンイス」は16世紀の人物で,ポルトガル史上最高の詩人といわれている。ユーラシア大陸最西端のロカ岬に建っている碑に書かれた詩は彼の作品だ。それほどまでの偉人である。広場自体は少し傾斜していて,さして広くはない。カモ...
閉まっている店が多かった赤峰街を歩いて,近くのMRT中山駅からMRT松山新店線に乗車。松山の饒河街(ラオフージエ)観光夜市に行くときによく使う路線だ。しかし今は真昼間。途中の南京復興駅でMRT文湖線に乗り換え,松山機場駅に向かった。文胡線は高架を走るMRTで,車両は小さめで無人運転を行っている。台北松山空港(臺北国際空港)は都度乗り降りする空港だ。しかし,空港と市内の間のアクセスでMRTを使ったことはなく(必ず...
79番バスに乗ってタリンチャン水上マーケットの入口に着いた。ここもバンコクである。水上マーケットに向かう道路沿いには,様々な店が並び,水上に位置していないが、すでにマーケットは始まっていた。最初は草木,そのうちにフルーツ,陶器,と何でもありになってきた。土日にしか開かれない水上マーケットだけに,訪れた土曜は,朝から賑わっていた。水上マーケットに食事に来たのか,手前のマーケットに買い物に来たのかは知る...
ヴィル門から北に延びる通りに沿った城壁の前にはセーターやマフラー等冬物衣料を売る屋台が出ていた。8月なのに冬物販売は,北欧ではごく普通のことである。手作り品なので値段はわりあい高めだ。ワゴンの物売り、とくに試食を兼ねた店の店員は,中世のコスプレ必須のようなので,観光気分を盛り上げる助けとなっている。午後1時半を過ぎ,ようやく青空が戻りつつあった。雨はもう心配しなくてもよさそうで,日帰り旅にはかろう...
入園してまずは「シルバーリーフモンキー」舎に向かった。「シルバーリーフモンキー」はマレーシアに生息する小型のサルだ。日本では愛知県犬山市の日本モンキーセンターにしか飼われていない珍しいサルだ。名称に「シルバー」とは付いているが,どう見ても毛の色は銀色ではない。飼われている檻はひじょうに古く,聞くところでは設立当時のものらしい。顔の表情は何かしら哀愁を誘い,おとなしそうだが実際はどうなのだろうか。【...
ホーチミンシティで時間を持て余していたので,ホテルからタクシーで数分の「サイゴン動植物園(Thảo Cầm Viên Sài Gòn)」(ホーチミン1区)に行ってみた。都心部にありながら木々が多く,森の中の動物園といった雰囲気で,家族連れやカップルが多い。1864年にフランス人ルイ・ピエールによって設立されたので,アジア最古の動物園ということになる(アジア2位は東京・上野動物園の1882年)。入園料は2019年1月当時50,000ドン。...
「シドニー水族館」は通称で,正式名称は「シーライフ・シドニー水族館」である。シドニー市内ダーリング・ハーバーにあり,オーストラリアの海洋生物を展示する水族館としては世界最大規模だ。市内中心部に近いので,家族連れやカップルには格別人気だ。平日にも関わらず午前10時の開館前には数十人が並んでいた。入館時には入場チケットの二次元バーコードのチェックだけ。入口を入って左側に誘導されるが,左側は50~60mほどの...
首里城エリアに南から入ると,首里城跡の碑と琉球大学跡の碑がほぼ並んで建っている。首里城は太平洋戦争で4度目の焼失があり,戦後,跡地に琉球大学が置かれた(1979年移転)。1992年にようやく5代目が復元されたが,2019年にそれも焼失してしまった。「木曳門」に向かう道の右側に復元作業を見学する前後に,「西のアザナ」(無料エリア),「東のアザナ」(有料エリア)を訪れ,那覇を展望した。「西のアザナ」へは「木曳門」...
2023年12月に首里城に行ってきた。正殿の復元作業は続いていて,今までは囲いに覆われ復元の進捗状況は目には見えなかったが,ガラス越しとはいえ,復元中の正殿を直接見ることのできる施設が完成していた。1F~3Fと3フロアあり,高さ10mくらいまでの高さの正殿の建設状況が把握できるようになっているとともに,資料の展示も充実していた。もちろん有料エリアなので,料金を支払って復元作業を見学することになるが,寄付だと...
ナンディ・タウンの「ファーマーズ・マーケット」には,ありとあらゆる野菜やフルーツが並んでいる。日本でおなじみの野菜だけでなく,熱帯ゆえの農産物も多く,日本のスーパーマーケットより種類ははるかに多い。マーケットなので価格は当然安いが,円安と物価高騰で,日本とあまり価格差はないようだ。地面に並べて売っている個人(主に女性)は,交渉によってはかなり安くなる場合もありだ。デジタル化が全くなされていない,古...
赤峰街は今でこそカフェや雑貨屋などが増えて,観光スポットになってきたが,今でも自動車関連部品販売店が多く存在し,街並みのレトロさは十分に残っている。修理や部品探しに来る人と,台湾の若い人や観光客が集まる不思議な街といえそうだ。平日とあいにくの雨で,通行人は少なく,観光客と思しき人も皆無に近く,天気のいい休日に出直しすることになりそうだ。夜は那覇に戻るので,次に訪台したときの楽しみに取っておこう。赤...
羽田から北京を経由して第三国に行くので,比較的安価な中国国際航空(エアチャイナ)のビジネスクラスに搭乗した。ビジネスクラス利用なので、,ビジネスクラス客用のレーンに並ぶと,エコノミークラスよりは客がはるかに少なく,早々とチェックインできた。機内のビジネスクラス・キャビンには個々に仕切りはなく,一昔前のビジネスクラスシートだったが,ゆったりさは度を越していて,モニターまでの距離が遠く,さらにモニター...
タイ4度目にして初めて路線バスに乗る機会がやってきた。タイの路線バスは,エアコンあり,エアコンなしなど,グレードも料金も幾つか設定されていて,どのようなバスに乗ることになるかは,実際に乗ってみないとわからないという宝くじのようなスリルと楽しみを味わえる。その不確実性の高い路線バスに乗って水上マーケットに行くことにした。ダムヌンサドゥアックやアンパワーなどバンコク郊外には,ツアーでも行ける大きな水上...
地鉄(蘇州軌道交通)2号線「山塘街」駅から2駅乗った「広済南路」駅で,1号線に乗り換え3駅目の「臨頓路」駅に着いた。「臨頓路」駅を地上に出て,人や車が行き交う建新巷という道路を東に進んだ。しばらくは集合住宅が立ち並び,店舗も混在していたが,行列のできていた「鶏蛋灌餅(ジーダングァンビン)」の店から先は,車も入れないような狭い路地になった。「鶏蛋灌餅」は卵と小麦粉で生地を作ったクレープのような食べ物らし...
周回道路を離れ,マウント・イーデンの展望台に向かう緩やかな坂道に入った。火口のふちに沿って左方向に火口原を見ながら歩くと,ちらちらと火口底が見えたが,はっきりとは見えにくい。立ち止まって覗き込むと,火口原には一面に短い草が生え,火口の底に相当する場所には穴の痕跡すら見つけられない。市内にはこのような火口を持つ死火山がいくつもあり,高さも100m前後なので道路が整備され,ちょっとした散策コースとなって...
池洞市場(ジドンシジャン)は100年以上の歴史を持つ食材中心の伝統市場だ。池洞市場内には,250以上の店があるといわれ,野菜,果実,肉,魚介類,干物,キムチ等の食材が販売されている。食材だけでなく,衣類や雑貨,観葉植物等を扱う店もあり,家族連れでも楽しめる市場である。しばし見学して,スウォン駅に向かおう。【2023/4/18(火) 午前 5:00】 ↓池洞市場(ジドンシジャン)↓市民の台所ゆえ人は多い↓青果は豊富で安い...
カーテライネ通りをひたすら北西に向かう。沿道には,チョコレートやレース(特産)の店が軒を連ね,客をいまかいまかと待ち構えている。チョコレートは多種多様なものがあり,特売も一部行われている。値段が安いのか高いのかわからないが,たぶん日本の水準よりは高いのだろう。ベルギーの物価水準が日本よりはるかに高いので,ベルギーに住む人にとって,チョコレートは気軽に買える菓子の一つと思える。突然ドアに「麺,うどん...
パヤタイ(Phaya Thai)周辺は,BTS(高架鉄道),ARL(エアポートレイルリンク・空港鉄道)のパヤタイ駅があり,さらに地上にはタイ国鉄(SRL)東本線が走り,少し離れて駅もある。タイ国鉄は地上を走るため,高架のパヤタイ駅(BTS,ARLともに)の下には踏切があり,列車通過のために遮断機が下りて,車も歩行者もストップさせられる時がある。踏切あるいは高架のパヤタイ駅から西側を見ると,駅らしき停車場(タイ国鉄パタヤイ...
空港鉄道のバンコク市内の出発駅であるパヤタイ(Phaya Thai)駅を南側の地上(2番)に下りると,「Sukhon(スコン)Hotel」というこじんまりしたホテルがあり,1階にホテルが経営する小さなカフェが入っている。宿泊者も利用すると思われるが,12~13人ほどでいっぱいになるほどの広さだ。道路に面し,タイ国鉄の踏切がよく見える。その線路の上(高架)に空港鉄道の駅はあるわけだ。「Sukhon Hotel」のカフェのコーヒーの値段...
八達門界隈をくまなくではないが,けっこう歩いた。八達門の市場の東側には,スウォンの台所とも言うべき市場があるので,行ってみることにした。城壁の見える橋を渡ると,目の前が目的の場所,池洞(チドン)市場だ。確かに魚介類,野菜が店頭や地べたに並び,格安のようだが,値段は表示されていないことが多く,店員にいちいち聞かなければならないのは面倒だ。魚介類も野菜も日本で馴染みのないものは,見たところない。韓国で...
エバー航空で桃園(タオユアン)国際空港に夕方到着し,台中に向かうことになっていた。ターミナル2の地下に桃園空港MRT(桃園機場捷運、Taoyuan Airport MRT)が走っているので,到着ロビーからフードコートのある地下1階に下り,さらに地下2階に下りると乗り場がある。ここから台北方面に向かう人は多いので,そちらは快速列車は走っているが,ここから高鐵桃園方面には各駅停車のみの運行だ。乗車すると17分で,高鐵桃園駅に着...
天気は芳しくないが,午前中に沖縄入りしたので,那覇バスターミナルから338番バスで世界遺産「斎場御嶽(せーふぁうたき)」に行くことにした。「斎場御嶽」は世界文化遺産に登録されている「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の9か所の遺跡の一つで,すでに8か所〔首里城,今帰仁城跡(なきじんじょうあと),座喜味城跡(ざきみじょうあと),勝連城跡(かつれんじょうあと),中城城跡(なかぐすくじょうあと),識名園(しき...
「波の上ビーチ」は1991年に供用が開始された人工ビーチで,東の若狭側と西の辻側に分かれる(辻側は若狭側の供用開始から8年後の1999年に供用開始)。那覇市の中心と那覇空港を結ぶ沖縄西道路が目の前を走り,圧迫感や窮屈さは感じるが,水は澄んでいて,那覇市内にあるわりには,思った以上にきれいなビーチと言える。訪れた11月下旬はすでに遊泳は禁止されていたが,水に入っている人がいないこともなく,甲羅干しの他,近所か...
次はお待ちかねのメークローン市場(メークローン鉄道市場,タラード・ロム・フッブ=傘をたたむ市場)に移動だ。メークローン市場のある付近は大型バスが入りにくく,さらにバスを停めるスペースもない。そのため,メークローン川を挟んだ対岸にバスを停め,ツアー客は渡しを利用して,対岸のメークローン市場に移動する。渡しは100人以上楽に乗船できる大きさで,バイクも数台乗っていた。船からのメークローン川の景色は,晴れ...
2023年3月17日~20日に沖縄・那覇に行ってきた。3泊4日で休日は1日あるので,地域クーポンは5000円分の支給だ。これで昨年(2022年)9月からの全国旅行支援の旅は11回目となった。3月中・下旬に沖縄に行くのは6年連続。沖縄に行くこと自体も,2004年から20年で通算79回目となった。30回くらいで沖縄通と言っている人もいるが,79回でも沖縄通と言うには抵抗がある。羽田空港と那覇空港を日帰りでただ行き来するだけのこともあった...
「ライカム(RYCOM)」とは,ここに置かれていた琉球米軍司令部(Ryukyu Command headquarters)の略で,1972年の沖縄返還後は米軍施設「アワセゴルフ場」になっていたが,2010年ついに日本に返還され,現在は開発が進められている(2016年には隣接地に中部徳洲会病院がオープン)。一帯の住所表示もそのまま「ライカム」が使われ,「イオンモール沖縄ライカム」の住所は,沖縄県中頭郡北中城村字ライカム1番地となっている。【202...
勝連城を再訪したく,那覇から52番バスに乗ったが,雲行きが怪しいので,乗車中に急遽予定を変え,まだ行ったことのない「イオンモール沖縄ライカム」に行くことにした。しかし,52番バスは「イオンモール沖縄ライカム」を通らないため,最も近い北中城村仲順というバス停で降りて徒歩で向かうことにした。県道宜野湾北中城線沿いにある仲順は北中城村の中心となる集落。人口18,000人ほどの村(県内では読谷村に次いで人口2位の村...
偶然にも「第一牧志公設市場」の新装オープンの日に那覇に滞在していた(前日の3月18日も)。2023年3月19日(日曜)午前10時から市場前でオープニングセレモニーがあり,終了後に入店できることを知って,午前9時50分ごろに市場前に行ってみた。案の定ものすごい人だかりで,腕を伸ばしてもカメラで前方はよく撮れない。地元の芸能が披露され,県知事や那覇市長,前総理大臣等の挨拶が続き,午前11時にようやく新装なった市場内に...
入口の大門まで歩いて4~5分だ。衛兵交代式は9時~17時まで1時間ごとに約20分間行われる。大門の脇に衛兵控室があり,5人の兵士が毎時00分にスタートし,大殿を警護している兵士と交代する。大門に立っていたのが白の制服つまり海軍の制服だったので,海軍の兵士5人の行進だ。歩き方が独特で,それも5人が一糸乱れる動きは見ものだ。この交代式を見ようと,数十人は集まってきていたので,次の11時の交代式はさらに見学する人が増...
大殿の外回廊は幅がゆったりあり,武人烈士祠の前から反対方向の武人烈士祠まで,遮るものがない。この日は朝9時台に着いたので,まだ訪れている人は少なく,写真を撮るにも人がほとんど邪魔にはならず,最適の時間帯だった。観光バスによるツアーの人たちが入ってくるとこうはいかない。次に行ったのは,大殿の左側奥にある(武人)烈士祠だ。内部には線香台と墓碑があり,一部の人(烈士)は写真とプロフィールが記載されていた...
三日目の朝は冷え込み氷点下20℃目前。ホテル下の木には樹氷の華が咲いていた。午前中にケアマネージャーに会い,情報交換して帰京することにした。市街地でも住宅街は,雪が高く積み上げられ,道路幅も狭くなっている。主要道は早朝から除雪され,除雪後は道幅が拡がっている。始発列車に乗って1時間20分ほどでJR旭川駅に到着。とくに冬の車窓は雪原ばかりで,つまらない風景が続く。旭川駅前はロードヒーティングが入っていて,買...
前々日は,大田区蒲田で前泊し,前日(一日目)は終日忙しかった。翌日の朝は氷点下10℃を下回っていたが,東京の冷え込んだ朝よりは暖かい。二日目は買い物が中心なので,活動開始は午前10時だ。それまではホテルの部屋で暖を取った。午前中から午後にかけて,郊外のショッピングセンターで買い物。全国どこでもそうだが,郊外には全国チェーンが目白押しで,イオンモール,ユニクロ,ニトリ,しまむら,オートバックス,ヤマダデ...
実家の母が入院先の総合病院から,転院・療養するので介護休暇を取得して帰省してきた。実家のある街は日本有数の寒冷地のため,実家の水道管が破裂し(母が入院で長期留守の間に),実家は春までしばらく住める状態ではないので,滞在中はホテルに泊まることにした。最寄の旭川空港に着いたときは氷点下8℃。現在住んでいる東京多摩も1月には氷点下7℃くらいまで下がったので,同じくらいだ。旭川は雪がある分湿度が高くなり,同じ...
忠烈祠の主な建築形式は,北京にある故宮太和殿を模したものだ。故宮よりは壁や天井の色が鮮やかに見える。まず初めに,山門だ。内側の両側の壁には,彫金で抗戦の様子が描かれていて,見応えがある。潜ると真正面に建つのは大殿だ。内部はシンプルな造りで,天井や梁には見事な絵や模様が見られる。外側の壁に沿った廊下にも衛兵がいて,絶えず警備をしている。大殿の両側には武人烈士祠がある。この堂には抗戦で戦った武人たちが...
衛兵の制服の色は,陸軍は緑、海軍は白,空軍は青と決まっているので,訪れた時の衛兵の服装の色で,陸軍,海軍,空軍のいずれかがわかる。この日は白だったので,海軍からの派遣というわけだ。大殿まではそこそこ距離がある。ゆっくり歩きながら,空を見上げると,近くの松山空港から飛び立った飛行機が見えた。大殿の手前右側には鼓楼が建ち,陸皓東烈士の胸像が置かれている。陸皓東は清末の革命家で,孫文の革命活動に参加した...