昨日の夜、NHKで、ボエームやってましたね。 仕事から帰ってからだったので、 はじめの方見逃しちゃったけど。 ぽろぽろ泣いちゃいました。 プッチーニのオペラって、 なんか、たまらないです。 オケと、歌と、 あの響き.. ロドルフォの村上敏明さんは、 よくいってるオケで なんどかお会いしたことあるのですが、 とってもすてきでした。
今週は、どっぷりとレクイエムです。 ブリテンの「戦争レクイエム」です。 昔、一部分だけやったことがあって、 いつか全部やりたい、と思っていたものでした。 曲をかみしめるほど、 戦争の 苦しさ、 恐ろしさ、 狂気、 やりきれなさ が強く感じられてきます。 自分がその時代にいるかのような 不安感を感じることさえあります。 言葉では、ありきたりの言葉しか 書けないけれど... すべての人が、 ただただ普通に 明日を信じて 暮らしてゆける、 そんな世の中にならなければ。
ひと月くらい前かな〜〜 楽器が乾燥して指板があがっちゃった話を書きましたね。 あのあとどうなったかって言うと.. 駒を取り替えました。 それしか方法がなくって.. 駒を取り替えるのって、大冒険です。 やってみないと、 しかも何ヶ月も立たないと、 ほんとの結果がわかりません。 私の楽器を見てくださる方とは、 結構長いおつきあいをさせていただいていて、 とっても信頼しているのですが、 やっぱり冒険でした。 はじめのうちは、 なんだか新作の楽器みたいになっちゃって、 ぴーぴー言うし、 微妙に角度も違うから、 移弦とか、しっくり来なくってシッパ..
12月も半ば、年末に向けて、 第九やら、くるみやら、 シーズンのまっさいちゅうなわけですが... わたしの、今年は第九です。 その年によって、 なぜだか第九ばっかりだったり くるみばっかりだったりします。 そんなこんなで、第九をひきながら、 ふと思いました。 私は第九をちゃんとしってるのか?? 第九はやっぱりすごい曲で、 何回弾いたって なんといっていいのかわからないけど.. すごい曲です。 でもそれだけでおわってるんじゃないかしら? 最近はいろんな版も出てるけど、 違いは知ってても、 ほんとにそれを消化してるか、 なぜだ..
おひさしぶりで〜〜す。 またまた間が空いてしまいました。 この季節、繁忙期なのでお許しくださいね。 ようちゃんさんからのリクエストで、 次のテーマはヴィブラートにすることにしました! ヴィブラートとというと、 おおまかにいって 指を主に動かすヴィブラートと、 腕からかけるヴィブラートがあります。 楽器の大きなヴィオラには 腕からかける、ゆったりしたヴィブラートが 効果的だと思います。 はやすぎちゃうと、 あんまりかかっているように聞こえないこともあります。 がんばってるのに、損しちゃいますよね! ヴィブラートの練..
こうやってブログを書いていると、 いろんな方がやってきてくれて、 ほんとにありがたいと思います。 アクセスの解析なんかを見てると、 「ヴィオラ レッスン」 って言葉で来る人が多いみたいで、 やっぱり先生とか探してるのかな〜〜 って思います。 私も初めはどうやって探すかわからなかったもんな〜〜 今はこうやってネット上でいろんなことが探せる、 すごい時代になったもんです。 でも、「ヴィオラ レッスン」 で来た人にはちょっと申し訳ないかな?? このブログ。 ちゃんと、レッスンの情報のページも作った方がいいのかな〜〜 なんて考えています。 もし..
秋も深まり、もう冬がそこまで来ていますね。 冬は乾燥が激しくなります。 夏が湿気が多い分、急激な乾燥には要注意です。 私の楽器も毎年、乾燥の時期になると、 はがれたりしていました。 (ただでさえ乾燥しているのに、暖房もかかりますもんね!) 今年はしっかり直してもらったので、 もう大丈夫、って思っていたら、 なんと指板があがってしまいました。 多分、乾燥のせいだろうって.. ちょうど怪しいな〜〜と思っていた時期に、 さらに飛行機に乗ったり、ホテルに泊まったりで、 ますます乾燥しちゃったんですよね〜〜 ダンピットいれたりしていたんですけ..
趣味でも、お仕事でも、 楽器を弾く人は、 一生の間のかなりの年数を 楽器とともに過ごすことになると思います。 弾き始めて、1、2年という人もいるでしょうし 10年、20年以上という人もいるでしょう。 そういう長い間には、 いいときもあり、悪いときもあり、 健康なときもあり、そうでないときもあることでしょう。 子供のときもあり、 若者のときもあり、 そして年老いてくることもあるでしょう。 ですから、 楽器を弾く心だって体だって、 一定ではないのです。 私も、ふたりの子供を産み、 妊娠、出産を通して、 体の力ぐあいやバランスが 変化していくこ..
今日、楽器を弾きながら考えてました。 (仕事中にごめんなさいですね....) 最近、その調性のもつ意味、雰囲気、 臨時記号や転調することの意味、 そんなことがとても気になります。 そして、弾きながら、そういう部分に感動したりすることが多いのです。 たった一個のフラットに涙.. みたいにね。 なので、決めました! そういった面からの解釈をいっぱい考えること、 というより、しっかり感じること。 そしてそれを表現すること。 これをしばらくの間の目標にします! ということで、今日は自分のための お話でした... ..
自分の出した音の行く先ってどこでしょうか。 普段、お部屋の中で練習していたり、 オーケストラなどでみんなで弾いていると、 なかなか感じにくいですよね。 (私もそうです・・) 大きなホールの舞台で一人で音を出したとしましょう。 音はいろんな方に飛んでいきます。 舞台の後ろや横にある反響板にぶつかる音。 客席に落ちていく音。 ホールの壁や天井にぶつかる音。 そして、ホールの一番後ろの壁にぶつかる音.... こういった音たちが、反射しあって、響きができるわけですよね。 今日のおはなしは、この、ぶつかる音、 とくにホールの一番後ろにぶつかる音について、..
久しぶりにウエストサイド・ストーリーを弾いた。 アマオケのリハで、人も楽器もそろっていないのに、 ある部分で、急に涙が出そうになった。 急に 作曲者の その曲の 何かを感じる瞬間。 それは、 いつでも、 どんなときでも やってくるけれど、 いつやってくるかは わからない。 そして、2度とやってこないかもしれないのだ。
今日は、オーケストラで、ボウイングを書くときのお話をします。 オーケストラでは、 コンマスやトップの人などが決めた ボウイング(弓順)を書き写して、 みんなで同じ弓使いで演奏しますね。 ちょっとみてください。 さて、このように弓が書いてあった場合、 前半と後半の違いはあるんでしょうか?? なんか、後半のようにダウン、ダウン、アップ、アップなんて書き続けると くたびれちゃうし、いいんじゃない?前半の書き方で。 って思いますよね〜〜 ところがね!違いがあるんです。 前半はスラーがついているわけですから、 滑らかに弾きますね。 ..
マルティヌーのラプソディ・コンチェルト ずっと楽譜をあたためて、 ひいてみたりしているけど・・ いつか弾いてみたい曲のうちのひとつ。 というか、最初と最後のテーマが弾きたいだけなのかも。 もちろん、他の部分もマルティヌーっぽくって 好きなんだけど、 あのなんともいえぬ懐かしさとさみしさとあたたかさと・・ セピア色のあのメロディー。 表現できるのはもっともっと先のことだろうか。
少し前に、このブログを見て、 相談、ということでメールを下さった方がいらっしゃいました。 その方とは、電話でお話もしたのですが、 そのときにお話しした中で、 印象に残った言葉がありました。 その方が昔習っていたとても信頼できる先生が、 習うのなら、演奏家に習った方がいい、 ということをいっていたそうなんです。 なるほどな、と思いました。 演奏家として活動していると、 やはり日々いろいろな経験をして 磨かれることも多いです。 そういうことを、生徒さんにたくさん伝えられるな・・ 自分もしっかり勉強しないとな、 と身の引き締まる思いがしました。 そして、..
今日、レッスンしていたときのこと。 小学生の生徒さんでしたが、 C線の音をしっかり出してほしくって、 しっかり弾く弾き方についてお話しました。 そして、その前よりも、 とてもしっかりした音が出たのですが、 どう? って私が質問してみると、 さっきのは薄い色だったけど、 今度のは濃い色になった。 と言う返事。 ああ、 とってもすてきで、 面白いな、 って思いました。 その子は、音を色でとらえたわけで、 それは、まさしく、 音色。 私はよく、生徒さんに質問します。 どうだった? 何か変わった? どんな感..
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