困っている人、苦しんでいる人を辛抱強く見守ることほど難しいことはない。余力さえあれば、落ちそうな人を引っ張り上げるのは容易い。が、本当に重要なのは、自力で苦境…
困っている人、苦しんでいる人を辛抱強く見守ることほど難しいことはない。余力さえあれば、落ちそうな人を引っ張り上げるのは容易い。が、本当に重要なのは、自力で苦境…
いろんな人がいるから、人生は面白い。いろんな人がいるから、人生は難しい。いろんな人がいるから、人生は哀しい。いろんな人がいるのだ、人生は。
一人称の主語が表す範囲は、思っているほど自明ではない。キリスト教の文脈で言う汎神論者のように、一人称の主語が「宇宙全体」を表している場合もあれば、多くの環境活…
便利だからって、何でも電気に頼ると生活の融通が利かなくなる。簡単だからって、何でもお金に換算すると生活の質が貧しくなる。利便性と安全性はトレードオフの関係にあ…
同時に無数の切り口から「視る」ことはできない。3次元の物体を理解するのに平面図、正面図、展開図、等々さまざまな切り口の2次元写像に落とし込んで理解する必要があ…
自分の人生の舵は、やっぱり自分で切らなきゃね。
失敗してもいいんだと思えるようになってから、いい感じにリラックスしている。切り替えも前に比べたら早くなったし、見切りをつけるのも早くなった。その分、一瞬一瞬を…
笑いにも遊びにも、“品”は大切だと思う。品がない笑い方や遊び方は、誰かや何かをむやみに傷付ける。生きているだけで何かを傷付けてしまうこと自体止むを得ないが、む…
生命に直接関わることや、法に触れることでない限り、私は自分の余裕を確保し、維持することを最優先します。そのほうが、あなたにとっても私にとっても長期的に見ればよ…
心の準備さえ出来ていれば、物の準備は要らないのかもしれない。でも実際には、心の準備は難しい。心の準備を整えるために、物の準備が必要なのかもしれない。
3次元の世界を、2次元の世界に投影できる。およそ現代に至るまでのあらゆるグラフィックス技術は、3次元の世界を2次元の世界に投影し、系統立てて管理する方法論を構…
一度、分解したものは再び集めても二度と元通りにならない。分解したものを調べても、元通りのものを完全に知ることはできない。だからこそ、大切にしていることほど人は…
ある特定のもの(または特定の属性のもの)を集めていくと、その集まりは、もとの個々のものとは本質的に異なるものとして認識されるようになる。この現象、とても興味深…
個の多様性を踏まえて冷静に考えてみれば、高齢のかたに対して「未来の子どもたちのことを考えて欲しい」と迫るのは、少し酷なことかもしれない。死期が近付けば、自身の…
問題をなくすためには何をしてもいいのだとしたら、もっともシンプルで確実な方法は、その問題が問題として少しも認識されなくなるようにすることだ。かつて、日本の戦国…
言葉の機能は、まず第一に「記号化」だろう。言葉の成り立ちや、始まりがどのようなものだったのかまでは全然わからないが、少なくとも現代人が言葉を使う場面において、…
言葉という外部記憶の力を借りながら人類は、遺伝子の継承を上回る驚異的な速さで進化を遂げてきた。この事実は、ちょうどChat GPTが単なる語彙モンスターであり…
「コミュニティ」は、「幸せ」と同じで、意識した瞬間に、どこか不自然になってしまうのだと思う。「コミュニティ」にしても、「幸せ」にしても、それが自然に生じている…
「専用のアイテム」は、可能な限り避けたほうがいい。それよりも、自分の(能力や知識などの)汎用性を高め、手持ちの道具を使い回していけるようにしたい。資本主義社会…
「何も傷付けたくない」そう思い続ける限り、その思いがあなた自身を傷付けてしまう。何も傷付けずに生きることはできない。何も傷付けずに死ぬことすらできない。進むこ…
プログラミングで表現されるような「繰り返し」など、実在しない。すべては一度きり、その積み重ねでしかない。ただし、そこに「繰り返し」性を見出すことによって、事前…
ちょっと駆け抜け過ぎた。しばらく好きなことをして自分を甘やかしてやろう。
人間に出来ることは結局のところ、種を播き続けること以外に無さそうだ。
“たとえ事実について述べたものだとしても”不安を煽るような言説からは、一定の距離を保とう。「そのような発言には品がない」ということをしっかり認識しながら、どう…
使命を感じながら使命に従って過ごしていけることは幸せだと思う。その使命が、本物の使命であるのかどうかを常に吟味し続ける必要は当然あるけれども。
鋼のメンタルよりも、柳の豆腐メンタル。創り直していけばいいんだ、何度でも。
身近な人に、辛辣な言葉を浴びせ続けてきた。私なりの信頼の証でもありながら、藁にも縋る思いで相手をして頂いたかたがたには都度とても大変な心労をおかけしてきた。因…
人生を踊り尽くしたい細胞レベルで生活を通して命を燃やし尽くしたい
『もし世界が100人の村だったら』。統計学的な観点から人類社会についての思考実験を提示して問題提起した、言わずと知れた良書だけれども、当然ながら、統計学的な観…
求めには応じるし、なるべく応えたいけど、誘いには乗りたくない。
「お金で幸せを手に入れることはできないが、不幸を減らすことならできる」・・・ある本に書かれていた言葉。現実を冷静に捉えた金言だ。不幸が重なっていては、幸せも遠…
人生全体に関わるような重要なある事柄について、もし確信があれば、もう他人からの評価は気にならなくなる。そこに留まるよりも、確信に基づいて進んでいく気持ちのほう…
「気体」「液体」「固体」という分類の仕方に果たして本質的な意味があるのだろうか。確かに、一定以上の密度が加わった時、劇的に様相を変化させる現象(=相転移)は起…
近づき過ぎると関係性は壊れる。地上の万物のエネルギー源である、あの太陽でさえ近づき過ぎると、すべてを灼き尽くしてしまうのだから。生物も量子も精神も皆、孤独であ…
良質なプロセスのために、良質な目標の設定がある。もっとも大事なのは結果よりもプロセスのほう。でも、それを意識して良質な目標を設定しようとするとその打算的な発想…
私たちが過ごしている世界は、(閉鎖系でも孤立系でもなく)基本的に開放系の空間です。しかし、開放系をそのまま認識することは困難です。脳の仕組みは、それを省略して…
人間の能力をあまり見くびってはいけない。有能だからこそ、愚かな言動をすることもできるのだ。将来について楽観的か悲観的かに関わらず、いずれにしても、人間の能力を…
「無駄なものなんて何一つない」それは真実だけれども、それが常に真実であるわけではない。なぜなら、ある対象が無駄になるかならないかを決めているのはひとえに、その…
物理学において、時間の進行は必ずしも一方向ではなく可逆的なのだそうだ。映像の逆再生と同じような現象が充分に(物理学的には)存在するし、そのことも確かめられてい…
長年にわたる親の介護経験など、ご自身の家庭環境での葛藤と苦しみをバネに現在も「ヤングケアラー問題」のような世間であまり知られていない社会的弱者に主に焦点を当て…