今日ご紹介するのは巳亦敬一さんの新スキ台付ぐい呑みです。全体的にはシンプルなフォルムの小さな器ですが、黄金色に輝くような仕掛けや、酒の肴になる仕掛けなど、細部は手の込んだ仕事です。巳亦敬一 新スキ台付ぐい呑み 3,300円径6.5cmH8.5cm高杯型は非日常感や晴れの器感があります。脚や台やは制作的にも手間になったり、転倒や破損のリスクを伴いやすいデザインですが、巳亦さんの他のグラス類にも共通する、美しさと丈夫...
四季を通して うつわの楽しさ伝えます 選び方や使い方もお話しています
うつわ屋甘庵 器好きが高じて 器屋の主になり 気が付けば四半世紀も過ぎ いつまでたっても心狭くて 首をかしげる器の情報には ついついけんか腰の物言いになる 大人げない輩です
先週の夏日になれてしまったのか、この数日は寒く感じますが、これで平年並みだそうです。やはりこれも温暖化なのでしょうか。梅雨の時の集中豪雨や強い台風来襲など、ないといいのですが。巳亦敬一さんに関わるお知らせを2つ。一つ目は毎年恒例の個展のお知らせ。5/19金から6/5月の会期で開催いたします。独特の彩りのガラスと新スキの定番が並びます。お楽しみなさってください。二つ目は本年度から新スキシリーズ定番品は価格...
昨日の荻窪は暑いと感じた夏日でしたが、今朝は肌寒くて寒暖差にもう一枚羽織っています。季節の変わり目は体調管理を心がけましょうね。久保田信一 刷毛目大鉢 12,100円径25.5cmH8cm少しざっくりした土味を生かした釉調と、口縁近くに一周する刷毛目がほどこされた、控えめで暖かな表情の大鉢です。色合いはどちらかというと地味に感じるかもしれませんが、だからこそ主役の料理や食材を引き立てる、使った時に実力をフルに発揮...
野波実さんの器は蹴轆轤で一つずつ挽き出して、蹴轆轤独特ののどかなロクロ目を残すように、なるべく少なく削って高台を仕上げています。そのために最小限の削りを計算にいれたロクロ挽きです。釉薬は主に三種類です。少し青みが勝った青白磁と、艶のある白磁と艶のない白磁のマット釉。この三種類です。野波実 マット釉平皿 5,000円平均のサイズ径24cmH2.3cm今日ご紹介しているマット釉平皿は、蹴轆轤とマット釉の組み合わせで...
今日ご紹介するのは光藤佐さんの白磁酒注片口です。片口は酒や醤油などの液体を移し替えたりする道具でした。今のようにペットボトルなどには入っていないのですから、便利な必需品だったと思います。光藤佐 白磁酒注片口 14,300円W17.5cmD12.5cmH8cm程よく入れて270ccでも、古くから片口に用の美を感じ取り、器として見立てて使うことで、趣を楽しむまれてきました。また注ぐ道具として必然の注ぎ口は、アンシンメトリーのフォ...
今日ご紹介するのは加藤財さんのポット黒瓶子です。加藤さんのお名前「財」は「たから」さんです。その縁起の良い響きで甘庵は勝手に、「たから急須」や「たからポット」と呼んでいます。ブ加藤財 ポット 黒瓶子 13,200円容積450ccそれに、加藤さんの急須やポットのフォルムには、共通した「ころん」とした感触の曲面があります。その感触を掌のなかで感じると、「宝物」って思えてくるのにも繋がっていると思います。その財ポッ...
雨上がりの新緑がキラキラしている荻窪です。気持ちの良い日曜日ですが、この後は夏日にまでなりそうです。水分補給の心がけをする季節になりました。荒川尚也 Dip皿 小 4,400円径16.5cm~H18cm径1.7cm~2.2cm今日は荒川尚也さんのDip皿小をご紹介します。荒川さんのガラス器の一番の特徴になる、澄んだ素地が生きていくる静かな泡の点文が、見込みから三方向へ施されています。ヨーグルトカップと同じ手法の、まだ柔らかい素地に...
週末なのに朝から雨模様の荻窪です。色々なところに降って汚した黄砂が、少し流れるから良しとしましょう。巳亦敬一 デザートカップ 蕾 紫 G 4,840円径12.3cmH7.2cmこの雨は新緑の今の時期の植物にも嬉しい潤いになると思います。銀花の窓から見える銀杏も日毎に葉蔭が濃くなっていています。目に青葉とも謳われたこの季節には、初鰹も含めて多彩な初物が楽しめます。そんな初物や旬の食材が美味しそうに映える、巳亦敬一さんの爽...
今日ご紹介するのは久保田信一さんの灰釉二彩(白土)平鉢です。鉄の発色を上手に使かった緑の釉の発色が綺麗な平鉢です。久保田信一 灰釉二彩(白土)平鉢 3,850円径17.5cmH5.7cm釉薬自体にはほとんど色はなく、しっかり焼くことで下絵の鉄絵の具が灰釉の中に溶け込み、重力で見込み方向へ流れて縁の茶から見込みの緑へと、一枚ずつのグラデーションを描きだしています。春の萌え出している木々や野原の緑を連想させます。窯神さま...
今日ご紹介するのは野波実さんの白磁手付大椀です。カフェオレカップのようないでたちで、実際にカップとして使えます。でも野波さんの意図としては、手の付いた飯碗や鉢というイメージです。野波実 白磁手付大碗 3,500円W16cmD8cmH6.3cm程よく入れて180cc野波さんは接する人との関わりを大切になさる方で、野波さんの個展で銀花に来ている時にも、器を見にきて手に取ったかたのお話を、じっくりと聞き取っているのをよく見かけ...
今日ご紹介するのは土味いっぱいで無骨に見える、鶴見宗次さんの手ひねりマグカップです。鶴見宗次 マグカップ 各3,300円白 径8.5cmH7.5cm 程よく入れて250ccロクロを使わずに手ひねり作り出したいて、指の跡が見えて作りも厚めな印象で、ついついへたっぴな素人のマグを連想してしましますが・・・。手にしてびっくりします。まず軽いんです。これは白いタイプですが通常の鶴見さんの器は、冷却還元という手法の強還元炎で焼き...
今日ご紹介する加藤財さんの急須は、自分だけのものが好きな甘庵のおすすめです。加藤財 急須 後手 黒平丸 11,000円容積200c隅々まで繊細な作り、掌で包みたくなる愛おしい丸みと、まぁーどうみても財急須なのですが、それでも大きの方に要望される丸型より、少し平たくした丸平と呼んでいるタイプです。丸平でも本体の中央部に緩やかな稜線が浮かぶ、そろばん玉のような形状です。ここら辺も惹かれるポイントです。また蓋も特...
今日ご紹介する荒川尚也さんの小鉢は、甘庵も長く愛用しています。使い出したのは前世紀になり、ざっとした計算ではほぼ40年になります。荒川尚也 小鉢 4,180円平均のサイズ:径12.3cmH5.8cmサイズや傾きなどマイナーチェンジや、手仕事のタイミングで微妙に違ってはいるのですが、基本の形状はほぼ変わりのない、ロングセラーの器です。定番アイテムがまだ少なかった頃の名称で、シンプルな「小鉢」がそのまま使われているのは...
銀花の窓から見える銀杏の新芽が、春の日差しでキラキラと初々しく感じます。日毎にぐんぐん伸びていっています。今日ご紹介するのは台付の美しいフォルムで、安定感があって飲み物が美味しくていただける、巳亦敬一さんの新スキ台付タンブラーをご紹介します。巳亦敬一 新スキ台付タンブラー 3,300円径7.7cmH11.8cm 程よく入れて240ccタンブラーは大きめのグラスのことですが、縦型で倒れる・・・転がる>タンブル。転がるもので...
スーパーで筍を見かけるようになりました。お手軽水煮から皮の付いたものまで色々ありますが、春を満喫できる素材ですよね。料理になればどれも美味しくいただきます。久保田信一 長石釉鉄流描七寸鉢 7,700円径21cmH8cmご紹介する久保田信一さんの長石釉流描七寸鉢です。大きめに切って筍に鰹節と木の芽がのった、土佐煮を盛ったイメージが湧いてきて、生唾飲んでいる甘庵です。この長石釉流描七寸鉢は通常の長石釉流描の釉調よ...
荻窪は春の日がさしています・・・が、春の天気でまた急変するのではと、この数日いきなり降り出す春の天気で、少し疑い深くなってます。でも今日は多分大丈夫そう。名残の桜を見つけて楽しむチャンスかもしれません。野波実 青白磁小壺 2,600円径6.5cmH7cm今日ご紹介するのは高さ7cmと小さいのですが、気持ちは大きく持っているような心意気を感じられる、野波実さんの青白磁小壺です。小ぶりな姿から力まず使ってしまいます。...
コロナとの付き合い方が変わってきています。公園の桜の下でくつろぐグループを見かけます。少しお酒が入って笑顔が見えていました。春を満喫する人の交流が戻ってきました。光藤佐 粉引大皿9.5寸 25,300円径28cmH6.2cm今日ご紹介するのは人が少し集まる機会があれば、使って欲しい大きな皿です。光藤佐さんの粉引大皿九寸五分です。薪で焼く穴窯の作品なので、粉引でも灰釉が被っていて、粉を引いたような白さではありませんが...
加藤財さんのポットには、一番人気の丸型以外にも安定感の平形や、初めに作られた瓶子型などがありります。どれもスルスルっと注げてスパッとキレますが、なかでもご紹介するなすび型は、注ぎ具合のコントロールが一番しやすいタイプです。加藤財 ポット 黒なすび 13,200円容積420cc下膨れの形から安定感もあって、ポットとしては馴染みのある形で、インパクトが薄く感じているかもしれませんが、それは逆に使い勝手の良い証で...
今日の荻窪は朝からの雨です。菜種梅雨の名の通りにしとしと降っています。気温も先週の夏日を経験していると、いっきに冬の戻った感があります。どんよりの空模様でも春好き甘庵は、体内に春が入り込んでいる感じがしていて、気持ち的にはどこかウキウキしています。桜や辛夷や桃や花海棠や桃など、花をつける木が見事ですが、枝に新芽が膨らんできているのも、勢いを感じてウキウキします。荒川尚也 角花入 18,700円W11.2cmD10...
桜は満開ですが雨の週末になりそうです。しばらく雨が続くようですが、晴れる来週までなるべく散らないでほしいものです。桜には辛い雨ですが、銀花の窓から見える銀杏の枝には、日毎膨らんでくる新芽が見えています。草木にとっては必要な恵みの雨なのですね。キャベツも普通のものと、春キャベツが並んでいるのをみました。ふんわりとした葉の巻き方は、春の雨の中でむくむくっと大きくなったのかなと、とくに半分で売っている切...
荻窪は雨が途切れていて、夕方までは花曇り状態のようです。この後の予報はしばらく傘マークが続きます。しっかりと花見は無理でも、花散策ぐらいなら十分楽しめそうです。久保田信一 灰釉二彩(白土)小皿 2,640円径15.5cmH3.5cm花見のあとは一献もいいですが、昼間だしスイーツでしょう。和菓子でもケーキでもスタンス広く受け止めて、美味しさ倍増する久保田信一さんの、灰釉二彩白土小皿をご紹介します。萌え出した春の野原の...
荻窪界隈は桜が満開になってのですが、今日は朝からシトシトと雨が降っています。この先の天気予報を見るとしばらく雨です。雨の中の桜も風情はあるのですが、菜種梅雨なのでしょう、数日続くとがっかり。ワールドベースボールカップも、侍JAPANが素晴らしい試合で優勝して、感激をもらいました。その余韻と満開の桜を思って、お家でお茶します。野波実 青白磁花ゆのみ 2,000円平均のサイズ径8.8cmH6.4cm程よく入れて120ccとなれ...
優しい春の日差しに包まれている荻窪です。明日から天気が降り坂のようです。少し早く感じますが菜種梅雨のようで、天気予報では週末で傘マークのついています。まだまだ満開ではないですが、日毎に花開いて聴く様子も楽しいものです。用事や買い物で外へ出た時には、道すがらの桜を楽しみながら、と言うのも気持ちのゆとりになります。光藤佐 鉄絵井桁文小皿 1,540円径9cmH2.5cmさて、今日ご紹介するのは、主役の器ではないので...
雨あがりの晴れた春の空気感が心地の良い荻窪です。何を食べても美味しく感じそうな日です。ランチに春の食材を堪能した後には、たっぷりのほうじ茶が良いなーと。いつものように現実は置いておいての妄想が広がりました。加藤財 ポット 白丸 13,200円容積600ccとなれば財ポットでほうじ茶を楽しみたいところです。ご紹介するのは加藤財さんんのポット白丸です。丸型はほぼ球体なので少し大きいだけで、たっぷりと入ります。加...
桜が開花した週末なのにあいにくの雨模様の荻窪です。それでも思ったよりも気温は下がらず、雨の中の散策もそれなりの風情があります。桜もこの雨の後には一気に満開へ進んで、桜花爛漫の景色になって行くことでしょう。何十年も季節の移ろいを目にしてきて、春生まれの甘庵の贔屓目かもしれませんが、やっぱりこの季節の景色が一番好きです。荒川尚也 アワグラス B 3,300円平均の径6.5cmH9.3cm 八分目で150ccほど満水で200ccほ...
一歩外絵出ると、道すがらどこかで春の花を見にします。特にソメイヨシノが開花してからは、一気に花やぎ出しています。それだけ桜の木は多く植えられていて、特にソメイヨシノは数か多いのでしょう。巳亦敬一 三つ足ぐい呑み 赤 4,180円径7.3~7.5cmH5.8~6.3cm街路樹の植え込みの下には、花韮や紫大根など春の野草も、可憐に彩りを添えていて、この季節は目的があっても、少し遠回りして散策したくなります。巳亦敬一 三つ足ぐ...
昨日東京は開花宣言されました。標準木の観察で5〜6輪の開花を確認して宣言されるようですが、クローンのソメイヨシノなので荻窪でも、同じようにチラホラと咲き出していました。暖かい日が続いているので、これから一気に華やかになってくるでしょう。コロナの状況も変わり、心も華やかに花見ができそうですね。久保田信一 長石釉縞柄蕎麦猪口 2,200円平均のサイズ径8.5cmH6cmこのところの気温も3月末や連休の頃の気温とか、...
さり気ない鉢ですが実力派です今日ご紹介するは野波実さんの青白磁中鉢です。白っぽいごく普通の鉢という感じに見えるのですが、使い勝手の良さや使うほどにじんわりと来る存在感など、実はなかなかの実力派の鉢です。野波実 青白磁中鉢 5,000円径19cmH7.3cmさり気ない形なのは、使いやすいからこその形だからです。ただ蹴轆轤で引き出された柔らかなフォルムは、使うほど手に馴染んで来て愛着が湧いてきます。わずかに青味のあ...
天気予報で桜の開花予想が流れ始めています。今年は早そうですね。理想的には早く開花して、開花してから少し冷え込む日とかが続いて、散るまでをなるべく長く楽しめると、春をいっぱい感じられて嬉しいですよね。光藤佐 白磁酒注片口 19.800円W14.5cmD10cmH11cm花の下で宴をするいわゆる花見は、天邪鬼な甘庵は苦手で、満開の桜並木を車や自転車で通ったり、夜桜の見られる道を歩いたり、川沿いの桜が見せるリアルな流水に桜文...
使い勝手からオススメの財急須今日ご紹介するのは加藤財さんの使い勝手からオススメの急須です。横手白平と表記させていただいているタイプです。同型にしては容積も大きい方で250ccほどです。加藤財 急須横手 白平 11,000円容積250cc平形が使いやすいポイントが3つあります。まず安定感のあることで、人気の丸柄に比べて重心が低く、設置面になる高台の径も、フォルムのバランスから大きなります、同じようにバランスから蓋の...
柔らかな表情が魅力のカタクチ今日ご紹介するのは荒川尚也さんのカタクチです。柔らかなふくらみの姿が美しい注器です。荒川尚也 カタクチ 7,150円W12.2cmD8.8cmH8.2cm程よく入れて270cc満水で360cc荒川さんのほとんどのガラス器と同様に、このカタクチも吹きガラスの手法で作られています。坩堝の中の溶けたガラスを竿に巻き取り、息を吹き込み膨らますして作るのか、丸みのある姿と柔らかで動きのあるフォルムの基本になってい...
春の陽気の三寒四温で今日は三寒のようです。それでも日差しや空気感には春を十分感じます。歩いているだけで道の植え込みや公園や庭先などから、足元の萌える春色を目にします。そんな春の萌黄色から膨らんだイメージで、巳亦敬一さんの四角鉢中Gをご紹介します。巳亦敬一 四角鉢 中 G 3,960円径13.5cmH4cm面白い形をしています。四角い印象はありながら、見込側を指でなぞると、確かに緩やかに四つの角があって四角です。ただ...
今日ご紹介するのは久保田信一さんの縞柄リム皿です。盛り付け用途から量産のリム皿を使うと、どこか寒々しく感じてしまいませんか。そんな型にオススメのリム皿です。久保田信一 縞柄リム皿 3.024円径20cmH2.5cm皿の縁に鉄絵の具で描かれた縞文の、黒茶からブルーグレーまでのグラデーションは、陶器と長石釉にマッチした和食器の伝統的な絵付けです。皿のフォルムは洋食器のリム皿にならっていて、和洋中華エスニックと多様な...
春の盛り付けが似合う皿今日は桃の節句、ひな祭りですね。春を感じ楽しめる行事として、長く親しまれてきました。野波実 青白磁平皿 6,000円径22~22.1cm H5.6~5.7cm単品そこには、美味しい食べ物の力もあるのでは、と思うのは食いしん坊の甘庵だからでしょうか。雛あられ、菱餅、甘酒、桜餅・・・。蛤のお吸い物、そしてちらし寿司。春の彩りを纏ってお寿司。しかも炭水化物でどんとお腹に溜まる。それはも子供の頃の甘庵には、春...
今日ご紹介するのは光藤佐さんの総刷毛目船形鉢です。轆轤で挽き出して程よいタイミングで楕円に歪め、向かい合う長辺側に切り込みを入れてあります。光藤佐 粉青総刷毛目舟形鉢6.5寸 7,150円W20cmD15cmH7cm総刷毛目の柔らかで長閑な肌いながら、どこか緊張感のある姿に仕上がっているのも、非日常的な船形の造形ゆえだと思います。楕円にするだけでも、食卓のアクセントになるのですが、意図して手を加えたアクティブなデザイン...
今日はなんだか羊羹が食べたくて・・・。となれば濃いめの煎茶を淹れよう。お気に入りの財急須と頂き物の羊羹と煎茶。いつも飲んでる緑茶は普通の可もなくってやつですが、ここはランクアップして冷凍庫にある煎茶を財急須にたっぷり目で。沸かした湯を慌てずに冷ましてから、ゆっくりと急須に注ぎ・・・・我慢。せっかちの甘庵だと熱い湯で、そそくさと注いでしまいますが。加藤財 急須後手 彫 白丸平 13,200円容積190cc茶葉が...
三寒四温ながらもサイクルを繰り返すごとに、春らしくなってきています。自然とガラスが使いたくなってきました。荒川尚也 アワグラス B 3,300円平均の径6.5cmH9.3cm 八分目で150ccほど満水で200ccほど荒川尚也 ソバチョコA 3,080円平均のサイズ径7.7~8.1cmH6.5~6.7cm八分目で120ccほど満水で200ccほど荒川尚也さんのページが在庫が減ってしまい、寂しいページになっていましたが、荒川さんから補充が少し届いたので、さっそく...
今日ご紹介する巳亦敬一さんの新スキワイングラスミニ細は、「春を注いで飲みたくなる」そんなイメージがわくグラスです。巳亦敬一 新スキワイングラスミニ細 3,300円径5.6cmH12.2cm 程よく入れて100ccカップ部には立体的な格子文になっていて、おしゃれで軽やかながらも、華奢ではなく使えるジュオブなディテールのグラスです。ワイングラスですが100ccほどの容積は、リキュールグラスとしても楽しみたいサイズ感です。花を愛...
いつも通る路地で庭先に咲く白梅、木瓜、藪椿、侘助を見かけました。ドンよろした空模様の荻窪ですが花の持つ華やかさに、春を感じて気持ちがぬくぬくしてきました。久保田信一 灰釉二彩(黒土)平鉢 3,080円径16.5cmH3.8cm今日ご紹介する久保田信一さんの灰釉二彩平鉢は、窯変でマットになった釉調を持っていて、見込みの景色が霞む春の空を思わせます。鉄巻きの縁の黒茶がグラデーションで滲み、見込みの緑釉が白濁した様子が、...
今日は春らしい日差しで暖かい荻窪です。でもまた明日からの数日は冬の天気になるそうです。三寒四温の春のお天気サイクルのようです。何回かこのサイクルの後には、ソメイヨシノを始めとする春の花が、次々と咲き出してくることでしょう。もう少しの我慢ですね。野波実 白磁面取手付カップ 2,700円平均のサイズ径8cmH8cm程よく入れて140ccそんな春を思っていたら、このカップに目が止まりました。野波実さんの面取手付カップで...
今日ご紹介するのは光藤佑さんの粉青粉引皿4.5寸です。径13.5cmの粉引の小皿です。ですが硬く焼きしまっていて、粉引独特の柔らかな表情とは言い難く、小ぶりなサイズなのに妙に存在感もあります。光藤佐 粉青粉引皿4.5寸 3,520円径13.5cmH3cm乱暴な表現をさせていただくと、陶器なのにキリリとした質感でおすまししているプライド高い小皿さんです。でも陶器という素性は拭えず、温かみを持っています。特に穴窯の中で発色した...
今日ご紹介する加藤財さんのポットは、財ポットの特徴の美しい丸みと、安定感を備えたポット黒平です。ポット 黒平 13,200円容積350cc茶道具である急須やポットの基本として、器自身が主役になる美しさが心意気の作りで、フォルムのバランスから優先される高台の径が、丸型は意外と小さめです。それに比べて黒平は、ポット全体の口径が大きい分高台径も大きめで、高台自体の存在感を持つデザインのものが多く、結果として実際の...
春に向かっての天気で寒暖差が応えます。三寒四温と言われる数日ごとの寒暖差の波や、朝と日中の寒暖差も10℃以上の時があります。荒川尚也 アワ皿 中 7,040円 (旧価格)平均のサイズ:径23.5cmH1.8cm年重ねた体には厳しい・・・と思っていたら、この寒暖差で若い方でもアレルギー反応が、出てしますこともあるようです。春は待ち遠しくあるのですが、体調管理に心配り必要な季節です。春先になると甘庵の妄想は、荒川尚也さんの...
優れた作り手は広い視野を持って、創作のヒントを探っていると思いますが、巳亦敬一さんからもそのような努力が伺えます。巳亦敬一 三つ足鉢 蕾 R 5,060円 △11cmH5.5cm和食器の伝統的な形に割り山椒という、向付などで見られる形があります。山椒の実が弾ける姿をデフォルメしたデザインです。今日ご紹介する三つ足鉢蕾Rは、割り山椒をリスペクトしたデザインに見えます。ただ、もしかしたら無意識で辿り着いているかもしれません...
やきものに絵がからた文様は、吉兆文や四季のアイテムなど絵を、酸化金属などで発色する絵の具で描きます。器が華やいだり季節を感じる楽しみになります。久保田信一 長石釉流描盛鉢 6,160円径20cmH7cmそれに比べて文様ではないのですが、窯の中でできた釉調や土味の変化を、見どころとして楽しむ景色があります。焼成中の偶然や経験から予期して、意図的にコントロールして生まれた変化などを、窯変や景色などと呼びます。今日...
今日ご紹介するのは野波実さんの青白磁花平鉢八寸です。仄かな青味がかった柔らかな釉調が似合う、蹴轆轤で一つずつ挽き出した平鉢です。青白磁花平鉢 8,000円径25cmH6cm水挽きしてまだ柔らかなうちに、成形して5弁の花形にしておき、やはり花形や蕊を連想する高台を作るときに、口縁も輪花に整えられています。強く主張することない造形ながら、穏やかな釉調と美しいフォルムを備え、品の良い佇まいの気持ちが豊かになる器です...
今日ご紹介するのは加藤財さんのポットで、一番人気のポット黒丸です。特にこの形のツマミを好まれる方が多いです。ブルーグレー仏様が手に持っている如意宝珠や、橋や建物の手すりの柱の飾りの擬宝珠のようで、どこか縁起か良さそうな形です。元々加藤さんの作り出す、丸みには心穏やかにしてくれる、優しい丸みで心惹かれます。その意味でもポット丸は、ころんとした手に納めたくなる、美しい姿です。さらにその丸みをより際立た...
今日の荻窪は春を感じる天気です。穏やかだけど暖かい日差しで風もなく、夕方から雨の予報も出ていたので、湿度もある気がします。急ぎ作業していると、自然と腕まくりしていました。荒川尚也 モルトグラス 3,960円 (旧価格)径5.2cmH10cm今日ご紹介するのは、甘庵の大好きなグラスです。荒川尚也さんのモルトグラスです。シンプルなデザインに、アワ文様も入らない、荒川さんの綺麗な素地を味わえるグラスです。モルトグラスの...
吹きガラスは坩堝の中の溶けたガラスを、竿(ステンレスなどのパイプ)に絡め取って、息を吹き込んで膨らませて作るのが基本です。ブルーグレー必要なボリュームに膨らませた球体を、バランスや金属の道具や濡れた新聞紙で触って、変形させて目的の形に整えます。吹いている先の方が器の底になるので、底として成形したりステム台をつけて、器の下半分を形作ります。底の部分にポンテと呼ぶ、吹いているのとは別の竿や金属棒の先に...
今日は立春。暦の上では春になりました。荻窪は暖かな春の陽射しに春を感じています。白梅がほころび出したのを見かけました。やはり春がそこまできています。節分の恵方巻きがあって、桃の節句にはちらす寿司、菱餅、ひなあられ、蛤のお吸い物・・・。立春大吉を立春には大きな吉がつくのですから、ここは縁起の良い食べ物があって然るべきです。と食いしん坊の甘庵は思う。久保田信一 長石釉 縁黒鉢 2,640円左:径14.8cmH5.3c...
今日は節分です。冬と春の分かれ目で明日からは春です。2月3日は節分で4日が立春だと、長いこと思いこんでいたのですが、2021年は2月2日が節分、3日が立春でした。野波実 白磁花小ゆのみ 1,800円平均のサイズ径8cmH4cm程よく入れて50ccそのことを急に思い出して調べたら、その前の2月2日の節分は124年前の明治だったそうです。ちょっとびっくりしました。立春の前日が節分で、立春が動くので節分も変わります。2月4日が立春とい...
今日ご紹介するのは光藤佑さんの色絵湯呑みです。色絵といっても普通の色絵の具で文様を描いたものではなく、光藤さんの中にあるメルヘンが湧き出てきた描き方です。光藤佐 色絵湯呑み 6,050円径6.8cmH8.8cm色絵の具は使っているのですが、まずは素地の共土をドロドロにした泥土を作り、デコレーションケーキを生クリームで飾るように、絞り出しながら線文様を描いていきます。線文様で枠取られたところの中へ、色絵の具を施しま...
今日ご紹介する加藤財さんのポット小です。ただ多くある丸でも平でもなく、少しレアな白筒丸形です。加藤財 ポット小 白筒丸 12,100円容積320ccかつてはこの筒丸の様に多様な形があったのですが、丸を中心に幾つかの形へ要望が多くなっていって、ごくたまに作られる様になっています。甘庵はどうもおへその位置が少しずれているようで、多くの皆様と違うものに心惹かれします様です。この白筒丸にも魅了されています。容積が320...
今日ご消化しするのは荒川尚也さんのヨーグルトカップです。荒川さんのアイテムでシンプルな名称のモノは、初期の頃から作られているものが多く、このヨーグルトカップも発泡のアワ文を作り出す前の、泡を文様にした始めの器になります。荒川尚也 ヨーグルトカップ 4,400円径8.7cmH7.6cm~径9.5cmH7.7cmカップの中程より下に被せガラスになっています。まずは間隔を飛ばして連続する凹みを作り、その部分に被せたガラスで凹みの空...
今日ご紹介するのは巳亦敬一さんの新スキ楕円デザートカップです。吹きガラスの器は技術と一緒に洋食器としてのガラス器も伝わり、使い方や飲み物や料理や文化まで付いてきました。巳亦敬一 新スキ楕円デザートカップ 3,520円W13cmD12cmH6cmそのためガラス器はシンメトリーが基本のデザインが中心でした。ところが私たちの流儀で取り入れてリスペクトしながらも、普段の食卓の上の和の器として使えるようにアレンジしたり、和の...
また凄い寒気がくると予報されています。ほぼ日本中が寒気に包まれそうです。電気が足らない状況も相変わらずです。節電に協力はしたいのですが、甘庵は暖をとるのにはエアコンに頼っています。久保田信一 長石釉 縁黒鉢 3,080円左:径14.3cmH6.3cm右:径14.3cmH6.3cmとなれば甘庵の子供の頃の状況を参考にすれば良いのかも。小学校に上がる前の頃までは特に何もない時代でした。エアコンなどはもちろん、背級ストーブもなく、...
今日ご紹介するのは野波実さんの、可愛い魚の耳がついた、白磁と青白磁の魚耳盃です。野波実左:白磁魚耳盃(鯛) 2,400円径8.5cmH4.8cm 程よく入れて70cc右:青白磁魚耳盃 2,400円径8.7cmH4.9cm 程よく入れて70cc白磁の方には鯛が、青白磁の方には鯉が、二つ対象形につく双耳盃です。野波さんは動植物を愛おしむ人柄です。可愛がるというより尊厳を認め、優しい対応をしているの見かけます。知り合いのお子さんが何気なく手に...
今日ご紹介するのは光藤佐さんの粉青掻落皿7寸です。大胆な絵柄は一旦総刷毛目にした後に、輪郭と背景を掻き落として絵柄を浮かび上がらせます。光藤佐 粉青掻落皿7寸 7,150円径20.5cmH4cm残した白化粧部分が絵柄文様にする、凸版画に似た作業ですね。そのためもあって絵筆のような細やかさよりも、大胆で動きのある文様になります。穴窯に直置きで焼成されているために、釉薬の上に灰を被り自然釉的な緑がかった釉調も、繊細と...
中国の旧正月の春節は日本を含めた世界でも、情報として意識するようになっています。東京に住む甘庵もコロナ前の春節に、多くの中国観光客をして来日するのを、体験することがありました。それは同時に文化の交流でもあります。かつては横浜中華街などで、開運グッズや提灯など真っ赤に染まる街並みや異文化の香りを楽しむイメージでしたが、今はニュースなどで中国本土の映像が映されて、旧正月を楽しみにしている楽しさが伝わっ...
今日ご紹介するのは荒川尚也さんの角モールボトルです。嗜好品要素の高いガラス器ですが、暮らしの中で使えば心豊かになる、プラスアルファーのエネルギーを持っている作品です。荒川尚也 角モールボトル 22,000円W15cmD7.9cmH13.5cm単品荒川さんの美味しい水のような澄んだ素地が、ガラスという素材の魅力を伝えてくれる、力強くて存在感のあるデザインです。まずは目をひくガラスの塊の、オブジェのような栓と、溶けていたガラ...
薄曇りの冬空がひろがる荻窪の朝です。この空を見ていたらこの片口鉢が思い浮かびました。巳亦さんの色を使うとほとんどが不透明な器が多い中で、珍しく透けています。巳亦敬一 片口鉢 ダークG 4,840円W13.4cmD11.1cmH6.3cm巧みな技を持つ巳亦さんなので、さりげなくバランスの良い形に仕上がっていますが、よく見れば見るほど何処か不思議な感覚を覚える片口鉢です。例えば・・・透けていますが、その素地がダークグリーンです。...
今日ご紹介するのは野波実さんの青白磁平鉢です。おそらく最も使いごろのサイズの五寸の鉢です。見込み深さも深からず浅からず。使い勝手の良いデザインです。野波実 青白磁平鉢 3,500円15.5cm H5cm見た目も何がなさすぎるくらいのフォルムで、丈夫な磁器の素地で、釉調も飽きのこない汚れにくい青白磁です。ですが蹴轆轤で一つずつ挽かれた個性があって、しかも高台の作りはあまり見かけないタイプです。高台畳付き部分に五箇所...
今日ご紹介するのは久保田信一さんのたっぷり入る、長石釉縞柄マグカップ大です。いつものように初めて見た時にイメージが広がる甘庵は、コーンスープやゴロゴロした野菜の入ったスープが浮かびました。久保田信一 長石釉縞柄マグカップ大 3,850円径9.7cmH8.7cmよく入れて350ccマグカップ自体からも、モノトーンで暖色系ではないのに、温まるイメージが広がりました。このカップの持つ温もりのある表情からなのでしょう。久保田...
今日ご紹介するの加藤財さんのオリジナルデザインの、瓶子型のポットに彫りを施したものです。丸型が一番人気のポットなのですが、甘庵には加藤さんがポットを作り始めた最初の形である、瓶子型に強い思い入れがあります。ブ加藤財 ポット彫 黒瓶子 17,600円容積350cc梅瓶や李朝壺をリスペクトしたと思われる姿には、気品のある優雅さが感じ取れます。丸型は体積を得るには合理的に有利な形ですが、瓶子型はその辺りを考慮して...
今日は荒川尚也さんのステムワイングラスです。アワ文のないガラス素地を楽しむグラスです。コアな荒川ファン好みのグラスです。荒川尚也 ステムワイングラス 4,400円 (旧価格)径7cmH11.4cm程よく入れて120cc満水で200ccsアワ文もなく素っ気ない感じですが、澄んだガラス素地の中に、溶けていたガラスの動きが見えて、思った以上の景色の発見があります。自由な気分で作られている感じの姿で、一つずつの佇まいを持っています...
冬から春へ移っていく季節感が好きな甘庵は、新春や初春という響きや字面から既にワクワクしてしまいます。この時期には街角のポップやネットの広告にも、「新春」「初春」がよく見かけられて、それは妄想癖もあるからなのですが、芽吹きや萌える彩りが浮かんできてしまいます。span style=
1月7日は七草粥を食べる日と思ってしまいますが、5つの節句の始まりにある人日の節句なんですよね。数年に一度思い出します。他の節句に比べて節句として認識できないのは、お正月という大きなイベントがあっての松が開ける日や、甘庵が食いしん坊故に七草粥の日になってしまっています。特に上巳の節句(3月3日)や端午の節句(5月5日) の、それぞれお菓子や食べ物に惹かれて、楽しみで印象や記憶に刻まれているのに比べて、お粥...
街にはまだ少しお正月の気配が残っています。それでも多くの方がいつもの生活に戻られているのでしょう。荻窪銀花は今日から営業開始ですが、すっかり怠け癖のついた甘庵のエンジンは、まだまだ怪しい動き方といったところです。野波実 青白磁花平鉢 2,700円径15cmH3.6cmさてさて仕事始めのブログでは、野波実さんの青白磁花平鉢をご紹介します。径15cmは最も日常的に使い勝手の良いサイズです。蹴轆轤から挽き出された柔らかな...
今年もよろしくお願いいたします。荻窪の街は良い天気でお正月らしい静けさです。日常化したコロナと上手く付き合い、戦火がこれ以上大きくならず、人の温かな心に触れられる、平穏な一年になりますように。銀花店主としては、お目に留まり、手元において使って、少し心が和む、そんな器をご紹介できるように、今年一年務めたいと思います。よろしくお願いいたします。 甘庵ランキングアップは皆様のクリックが...
荻窪銀花年内営業は本日までです。ネット販売は発送が少しのんびりですが承ります。みなさん良い年をお迎えください。荒川尚也 ボウル 11,000円 径21.5cmH8.3cmさて、ブログ書き込みも年内ラストです。今日ご紹介するのは荒川尚也さんのボウルです。こういうシンプルな名称のアイテムは、初期の作品でそれだけ長くご愛用いただき、作り続けているものです。甘庵の記憶では・・・曖昧適当ですが、少なくても30年以上は経っていま...
今年もお世話になりました。荻窪銀花の年内の店頭営業は、明日12月27日(火)までとさせていただきます。年明けは1月6日(金)より営業いたします。おやすみの間もネットとでのご注文は受け付けています。ただし発送がいつもより少しだけ遅れます。到着までゆとりを持ってのご注文でお願いします。ブルーグレーさて今日ご紹介するのは、届いても直ぐにお求めいただいてしまって、原則的にご紹介する時在庫のあるものとしているので、な...
いよいよ今年も1週間ほどになりました。寒波がまたやってくるそうです。降雪が予報されている地域にお住まいの方は、前持っての準備や対応で大変ですね。荻窪には関東の冬らしい冷たくて乾いた冷た北風が吹いています。みなさんインフルエンザにも気をつけましょうね。巳亦敬一さんの新スキシリーズで、在庫がなかってものがいくつか補充されましたので、HPを書き換えました。ご覧になってみてください。また、今年の春に一度は検...
加藤財さんのポットと急須が少しだけですが入荷しましたので、HPの加藤財さんの在庫のページを更新しました。今年は加藤さんご自身もメンテナンスなどあって、入荷が少しになりましたが、それでも荻窪銀花のお客様を気遣ってくださっての納品です。ますますの人気で慢性的に間に合っていない状況ですが、制作数の少ない、彫のポットや急須などが僅かずつと、定番のものも一通りのアイテムが揃っています。加藤さんの急須ポットはお...
野波実さんのマット釉端反り鉢をご紹介します。ゆったりした丼鉢にも良いサイズです。マットな白磁は控えめな存在感を醸し出していて、蹴轆轤で挽き出された柔らかなフォルムと相まって、どこか長閑な表情を持つ鉢です。野波実 マット釉端反り鉢 7,000円径21cmH8cmそんなほんわかとした印象ですが、料理を盛り付けてみると、印象がガラリと変わるほど、料理が美味しそうに映えて、華やかな表情になる鉢です。しかも料理や素材を...
久保田信一さんの二彩浅鉢黒土をご紹介します。先月ご紹介した二彩浅鉢白土と釉薬絵付けは同じなのですが、釉調や表情は少し違う趣を持っています。久保田信一 二彩浅鉢黒土 9,900円径24cmH6.5cm釉薬と素地の土が噛み合うほど、しっかり焼いているので、黒土は土の中の鉄分が釉薬にも溶け出して、全体的に深みのある釉調に仕上がっています。その意味ではより冬らしい器かもしれません。八寸鉢のサイズ感は日常使いしやすくて、...
この数日この冬一番の冷え込みという、冬の天気予報ならではのフレーズを聞きます。同時に師走らしさを感じてきて、なぜかワクワク感が出てくる、オツムの中が子供の頃のままの甘庵です。巳亦敬一 新スキ珍味グラス(冷酒器) 3,080円径6.9cmH7.3cm 程よく入れて5~60cc満水で90ccただ子供の時と違ってお酒を飲めるので、その楽しみのイメージも広がってきます。今日は巳亦敬一さんの冷酒器をご紹介します。名称は新スキ珍味グラ...
寒波か来ていて北海道や東北は、いっぱい雪が降るそうです。天気予報に雪マークがつくと、荒川尚也さんのアワの器が使いたくなる甘庵です。荒川尚也 ボウル 小 4,400円径12.5cmH6.5cm初期の頃の荒川さんの花入などの作品に、霙文という手の込んだアワ文様がありました。荒川さんも自身のアワ文から、霙や雪を連想していたのだと思います。荒川さんのボウル小です。このモデルはアワ文で器を作り出した当初からあり、形もほとんど...
荻窪銀花の窓が黄色に染まったいます。銀杏並木が綺麗に黄葉しきって、北風でハラハラと散っています。毎朝管理人さんが綺麗に掃除してくれていますが、午後には黄色い歩道になっています。そんな色模様を見ながらの渋茶でオヤツは、冬がやってきているのを感じています。加藤財 急須 横手 白丸 11,000円容積220ccお茶葉は並ですが加藤財さんの小ぶりの急須で、こっくりした渋茶を淹れれば、気分はゆったりして貴族のノリです。...
昨日に続けて日常使いの器ではないので、なければなくても良いのですが、でも、あればやっぱり愉しくなるような、村木律夫さんの家形の陶箱をご紹介します。村木律夫 箱 各11,000円右:W9cmD7cmH9.7cm左:W8.7cmD9cmH9.8cm真面目で几帳面の性格だった村木さんですが、遊び心は豊富で「やきもの」を愛していたので、ご本人が楽しんで作っているのがよくわかります。石彫のように削り出して作られていて、手仕事の後がたくさん見ら...
今日ご紹介するのは器として機能しますが、毎日使う飯碗や皿や鉢やマグのように、ないと不便というわけではありません。野波実 白磁ネジ蓋ふりだし 小 6,000円径 5.8cmH8cm作り手野波実さんの遊び心を、形にしてしまった小さな蓋付きの瓶です。ただ、蓋のシステムがあってもなくても良いと、言うジャンルというかお手間のかかった、納まりのデザインです。画像よりも動画の方がわかりやすいので、YouTubeでこの器の紹介部分を載...
今日ご紹介するのは久保田信一さんの長石釉縞柄七寸鉢です。鉄絵具の黒茶からブルーグレーまでの濃淡で描かれた、口縁見込側の縞柄と見込みや側面の刷毛目文が、シックでいて料理映えのするデザインです。久保田信一 長石釉縞柄七寸鉢径21.5cmH7cm一緒盛りの鉢としてはもちろん、たっぷり食べる献立の鉢として、七寸の大きさながら片手で持てる重さで、丼鉢をしてパーソナルな使い方も出来そうです。無彩色よりながらも、冷たさの...
今日の荻窪はしぐれた空模様で、明け方よりも日中の方が寒くなってきています。暖かい日が続いていた11月だったから、秋からいっぺんに冬になった気分です。巳亦敬一 そばちょこ 蕾 R 4,180円径8.6cmH7cmそれなのに涼感を楽しむことの多いガラスをご紹介しようと思います。温もりのある表情を持つ巳亦敬一さんのそばちょこ蕾Rです。柔らかなベージュ色の素地部分に仕込んでおいた、蜻蛉玉を作る要領で作っておいた蕾文を埋め込ん...
ガラスの魅力は光を通すことです。やきものや漆器などの身の回りで使う他の器とは違う、一番の特徴です。荒川尚也 5モールグラス 3,300円平均のサイズ:径6.5cmH 8.5cmわかりやすいのは中身が見えることですが、それだけではなく光を反射させたり屈折させることで、他の器では見られない表情を見せてくれます。少し前の動画ですが・・・動きのある方がお話しする表情や景色の変化がわかりやすいので載せます。身近で一番よく見ら...
今日ご紹介する加藤財さんの急須は人気の白丸ですが、まん丸と言うよりわずかに下膨れなフォルムです。加藤財 急須 後手 白丸 11,000円容積240cc甘庵にはそこが魅力的ですが、一般的な好みとしては、丸い方に惹かれる方が多いようです。確かにまん丸な姿の方がバランスの良い美しい姿ですが、甘庵はお臍の位置が少しズレているようで、(オツムがズレているのかな)微妙に下膨れの安定感のある姿の方が、心惹かれてしまいます。...
今日の荻窪はひっやりした朝で、歩道は黄葉した銀杏でコラージュされていて、冬らしいさを感じています。光藤佐 白磁掛花入 17,600円W5.5cmD6cmH16.3cmまだ頑張っている秋の花を、光藤佐さんの白磁掛花入に、無造作に挿してみました。腕もないので気負いもなく、プランターで気ままに伸びた一輪を、無造作に生けるだけで、ほっとする光景になります。甘庵が特別でない花を生けても、生花の持つ力や存在感を、ちょうど良く引き出...
注ぐ器は日常使いの道具の器なのに、大きな片口では多すぎたり、口先に気をつけて洗ったりしまったりと、出し入れも面倒になってきてしまいがちですが、今日ご紹介する野波実さんの青白磁なみだ注器は、その辺りをクリアーにしてくれます。野波実 青白磁なみだ注器 2,000円W10cmD8.3cmH6cm程よく入れて120cc満水150cc磁器で丈夫な作りであることが、ともかく気軽に使えます。容積も程よく入れて120~125cc満水で150ccと、実はとて...
今日は久保田信一さんの大皿をご紹介します。器好きなら一枚は欲しい8寸以上の皿です。久保田信一 灰釉二彩(白土)大皿 11.000円径26.5cmH5.4cm鉄の発色と灰釉が窯の中で溶け合った、予期してはいても仕上げは窯任せの文様です。それは自然の景色にも似ていて、料理を広く受け取りはえさせて、飽きることなく使うほど愛着が持てます。大家族ではない限り、尺皿以上だと大きすぎてもたましてしまいますが、径が八寸五分(26.5cm)の...
巳亦敬一さんの新スキワイングラス細をご紹介します。新スキの中では少し華やかで、晴れの器を感じるデザインのグラスです。巳亦敬一 新スキワイングラス細 3,630円径7.3cmH14.3cm程よく入れて120cc満水で180ccそれでも巳亦さんの作るグラスらしく使い勝手が良くて、お洒落なフォルムからイメージする以上に、日常使いする丈夫さを備えたディテールの仕上がりです。確かに集まりやパーティが似合って、スパークリングワインが映...
今日ご紹介するのは氷のような表情を持つ、荒川尚也さんのキャスト角皿です。荒川尚也 キャスト角皿 150 5,940円左:□14.5cmH2.3cm右:□14.7cmH2.6cm 息を吹き込んで作る吹きガラスではなく、型に溶けたガラスを流して作っています。つるんとしたガラスではなく、ざらざらした表面が氷の板のようです。でもこれもガラスの持つ魅力的な表情です。香水の瓶などの仕上げに使われていた、サンドブラストの艶消し仕上げの、さらに粗く...
青い空と冷たい雨が交互にやってくる天気のようです。こうして秋が深まり冬になっていくんですよね。朝晩は温かい飲み物にホッとするのも、この季節の味わいかたかもと思っています。加藤財 ポット 黒平 13,200円容積460ccそこで今日おすすめするのは加藤財さんのポット。色々ありますが安定感のあるフォルムと、使い勝手では一番のポット黒平です。愛称はアラジンです。そうなんとなく擦るといいことありそうな姿です。平たい...
昨日は冷たい雨の荻窪でしたが、今日は朝から清々しい秋の空です。お天気が良いだけで気持ちが色々上がります。秋の味覚がいっそう楽しめる気分になります。光藤佐 白磁鎬飯碗 大 5,500円径12.3cmH6cm贅を尽くしたお料理でなくて良い、安上がりの甘庵の舌です。今日の気分は炊き込みご飯です。秋なのでまずはキノコ。松茸とは言いません。しめじ、舞茸、椎茸ここらで二十分。好きな油揚げと、人参、牛蒡。鶏肉やコンニャクもいい...
飲み物を注ぐと花形が浮かぶ花シリーズから、野波実さんの青白磁花コーヒーカップをご紹介します。野波実 青白磁花コーヒーカップ 2,700円平均のサイズ径8.5cmH7cm程よく入れて120ccソーサーを組み合わせていないのですが、小ぶりなマグという仕立てで、気軽に自由に使って欲しいというのが、野波さんの思惑です。マグではなくコーヒーカップがというのは、多分サイズ感だと甘庵は想像しています。マグではなく小ぶりなコーヒー...
今日ご紹介するのは久保田信一さんの、伝統的な手法の「皮鯨」と呼ばれるデザインを、リスペクトした普段使いがしやすい丼鉢です。 長石釉 縁黒鉢 4,620円径17cmH8.3cm真っ茶碗の匂いを感じる佇まいは、力強い姿で重量感があります・・・が、想像と違い手にすると軽く感じます。それは磁器や炻器に比べて軽い陶器の良さを生かし、かつ口縁はたっぷりとした造作ですが、腰から下や見込みや高台など、無駄のない厚みに仕上げられ...
今日は巳亦敬一さんの新スキ冷茶器大をご紹介します。名称からだと夏にしかつけなそうな名前ですが、実はフリーカップと言ったほうが良いほどに、使い出すを多用に使う方の広がる器です。巳亦敬一 新スキ冷茶器大 2,970円径9cmH8cm 程よく入れて180cc冷茶器と謳うだけあって、口当たりの良い縁のディレールで、ソフトドリンクはもちろんですが、アルコール類も美味しくいただけます。そして、巳亦さんの被せてモールを施す、デザ...
在庫が減っていた荒川尚也さんから少し補充品が届きました。在庫がなかったアイテム以外が中心ですが、ファンにとっては魅力的なアイテムもあります。荒川さんの在庫のページを書き換えましたので、ご覧になってみてください。 甘庵ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。励みになるのでよろしくお願いいたします。にほんブログ村和風ランキングご協力ありがとうございます。...
11月も半ばになろうとしています。慌しくなっていく季節なのですが昭和人の甘庵には、ワクワクしてくる楽しい季節という刷り込みがあります。街の装いも華やかになってきて、楽しく美味しいイベントが続きます。荒川尚也 三角モール小鉢M アワ浅 4,510円径17cmH2.5~2.8cm冬至、クリスマス、大晦日、元旦、お正月と。言葉の響きの中に美味しいイメージがついてきます。子供だったことには甘い物を食べられる機会が、密集している...
荻窪界隈でも色づき出した木々が見られます。朝晩の空気も秋めいてきましたね。きっちりと淹れたお茶がいっそう美味しく感じます。加藤財 急須 横手 黒丸 11,000円容積240cc今日はお茶が美味しく淹れられる、加藤財さんの急須を一つご紹介します。茶器なのであえて一つずつ作られていた、少しずつ顔つきが違いは、自分だけの急須と出会う楽しみになります。人気のある丸型の黒の横手です。その中では数少ないディテールになる、...
大きくて存在感のある器を使ってくれる方が、甘庵には少なくなっている気がします。せめてブログで甘庵の思いだけでもお伝えしようと、ついつい大きな器をご紹介してしまいます。今日もそんな大きな片口仕立ての粉引鉢です。光藤佐 粉引片口鉢7寸 11,000円W21cmD19.7cmH8.2cm光藤佐さんの穴窯(単室の薪窯)で焼かれて、窯の中に舞う灰や炎に直に焼かれて、御本が柔らかに赤く発色した粉引片口鉢七寸です。伝統的な和の料理の一緒...
今日ご紹介するのは野波実さんの青白磁手付碗です。画像からマグカップやカフェオレカップと、イメージされる方が多いと思います。それも正解です。野波実 青白磁手付碗 3,500円平均のサイズ径11.3cmH6.6cm程よく入れて210ccたた野波さんの物作りの姿勢は、色々な方に広い使い方をして欲しいと思われていて、少しだけひねくれた言葉の選択をして、ボールやボウルではなく碗としています。そこにはお茶などの飲み物だけでなく、ス...
久保田信一さんの仕事は普段使いを大前提にした、使い勝手がよくてでもフォルムも美しい。それが久保田さんらしい器です。久保田信一 二彩浅鉢白土 6,050円径20.5cmH6cm今日ご紹介する鉄発色の緑の釉の流れが綺麗で、使い勝手の良い見込みと大きさの二彩浅鉢白土も、肩肘はることなくでもお洒落な器です。一緒盛りでもパーソナルは平たい丼で深い皿でも、多用性が広いのに面倒省くというより、美味しそうに盛れる楽しさから、い...
巳亦敬一さんの定番品の新スキシリーズの多くは、カップ(ボウル)部分にモールの入った被せガラスが施され、新スキシリーズの黄金色の輝きを強めています。その新スキシリーズの中にあって違ったディテールで、違った表情や魅力と備えているものがいくつかあります。そのうちの一つがご紹介する新スキデザートカップ丸平です。巳亦敬一 新スキデザートカップ丸平 3,520円径13cmH7cm甘庵の第一印象はレトロ感でした。端が少し反...
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今日ご紹介するのは巳亦敬一さんの新スキ台付ぐい呑みです。全体的にはシンプルなフォルムの小さな器ですが、黄金色に輝くような仕掛けや、酒の肴になる仕掛けなど、細部は手の込んだ仕事です。巳亦敬一 新スキ台付ぐい呑み 3,300円径6.5cmH8.5cm高杯型は非日常感や晴れの器感があります。脚や台やは制作的にも手間になったり、転倒や破損のリスクを伴いやすいデザインですが、巳亦さんの他のグラス類にも共通する、美しさと丈夫...
このところ気温が上がってきて、まだ4月とは思えない日があります。麺好き甘庵は冷たい麺が食べたくなってきました。そこで今日ご紹介するのは久保田信一さんの長石釉縞柄蕎麦猪口です。久保田信一 長石釉縞柄蕎麦猪口 2,200円平均のサイズ径8.5cmH6cmこの蕎麦猪口の一番の特徴は、ふっくりとした口縁やぽってりと厚みのある長石釉から、重そうに見える印象を裏切る手にしたときの軽さです。でも口縁の厚みからの印象通りに丈夫...
今日ご紹介するのは野波実さんの青白磁平鉢五寸です。野波さんの器は青白磁、白磁、マット釉と基本的に、白く無地の仕上がりですが、蹴轆轤で挽かれてために、どれも一つ一つが個性的で表情が豊かです。野波実 青白磁平鉢 3,500円左:径15.2~15.6cm H4.9~5.1cm右:径15.4~15.7cm H4.6~4.9cmこの平鉢も一見は同じようですが、よう見てみると兄弟ぐらいの差が見えてきます。腰から口への丸みや広がり、リズミカルな作りが感じられる...
今日ご紹介するのは荒川尚也さんの三角モール鉢ストライプです。線状の細かなアワが見込み中心から口縁まで、渦を巻くように広がっている、ゆったりした動きのあるアワ文様の鉢です。荒川尚也 三角モール鉢 ストライプ 14,300円径23cmH6.1cm春の野菜を楽しむサラダボウルや、果物を盛り込むコンポートなど、すこしリッチ感のある器としての使い方が似合いそうです。ただ出番のないときにしまっておくのは勿体無い鉢です。美し...
今日ご紹介するのは光藤佐さんの白磁皿四寸です。一枚ずつ釉調や顔つきが違い、小さな皿なのに存在感があります。光藤佐 白磁皿 4寸 2,640円径12cmH2.5cm単房の穴窯で焼かれていて、白磁釉に薪の灰が降って、自然釉のように青味がかった釉調になっています。重ね焼しているために見込みや高台畳付きには、骨董などで見かける四つのメアトが見られます。使いこむことで侘び色になって行き、器の景色が育って行きます。裏を返すと...
今日ご紹介するのは加藤財さんの急須後手黒丸です。掌に収まるコロンとした感じが心地よい、径が約8.5cmの丸い急須です。加藤財 急須後手 黒 12,100円容積240ccc野球ボールが7.3cmほど、ソフトボールで9cmほどなので、手の中に収まるサイズ感です。荻窪銀花では器を選ばれるときに、お使いになるときに近い状況でと努めています。テーブルに置いてお座りいただき眺め手にとって、目線や掌を試していただくようにしています。こ...
今日ご紹介するのは小野寺友子さんの黒マット七寸皿です。黒く艶消しの釉調は見込みにはカセた部分や金属の結晶化など、複雑な色合いが見えます。小野寺友子 黒マット七寸皿 4,400円径20.5cmH3.5cm灰調合なのかケイ酸が引き起こす禾目と同じような効果が、出ていると甘庵は想像しています。さらに素地も炻器土や磁器土や陶器土も入っていそうで、色々な土で調合しているのもみて取れます。そう大きな皿ではないのですが、複雑な...
今日ご紹介するのは巳亦敬一さんの新スキ六角そばちょこです。そばちょこと言われないと小ぶりのグラスだと思う姿です。サイズやフォルムは確かにそばちょです。巳亦敬一 新スキ六角そばちょこ 3,300円対角8.4cmH6.6cm 程よく入れて140ccただ名前のように腰部分を六角に仕立ててあります。そのために小ぶりのグラスの雰囲気を醸し出していて、酒類が似合いそうです。濃い酒をストレートで煽ったり、冷酒をぐびっととか、甘庵には...
今日の荻窪は昼過ぎまで雨風が強く、ソメイヨシノの木の下は散った花びらの絨毯になり、近くの壁や車も花びらのドット模様になっていました。遅めだった桜花も終わりそうですが、若葉がぐんぐん出てきていて、この後は爽やかな風にそよぐ葉桜を楽しめます。久保田信一 灰釉二彩(白土)小皿 2,640円径15.5cmH3.5cmまだ見頃の枝垂れ桜はもう少し大丈夫そうですし、八重桜も咲き出していました。この季節は次々を花が咲き出して華や...
今日ご紹介するのは野波実さんの青白磁中鉢です。煮物などを一緒盛りする鉢、ゆったりと麺類を楽しむ丼、季節の野菜のサラダボールと、自由な使い方ができるマルチな鉢です。野波実 青白磁中鉢 5,000円径19cmH7.3cm蹴轆轤で挽かれた優しい丸みと、浅い作りの高台と無駄のない厚みで、器の高さをほぼ同じ見込みの深さで、ボリュームのわりにいっぱい入る、使いやすさでもおすすめ。淡い青味がかった青白磁は、清潔感がありながら...
今日ご紹介するのは荒川尚也さんの馬上盃です。「馬上杯とは、手で支える高台部分が長い杯のこと。馬上において杯を交わす騎馬民族によってもたらされたものと考えられています」と、東博の由緒ある青磁の馬上杯に説明されています。荒川尚也 馬上盃 4,620円径7cmH10.6~11.4cm程よくいれて100ccまだ若かった甘庵がそんなゆわれの馬上杯を知った時、「騎馬民族」や「馬上」のワードから、ロマンや長い時間の流れから連想や妄想が...
今日ご紹介するのは光藤佐さんの粉青総刷毛目舟形鉢6.5寸です。ロクロで挽いた円形を歪めて楕円にした後に、手前と奥に切り込みをいれて舟形にしています。光藤佐 粉青総刷毛目舟形鉢6.5寸 7,150円W20cmD15cmH7cmロクロ挽きで整った丸さに手をくわえると、緩みがちな緊張感がこの鉢に関しては増しています。ディテールが繊細とかではなく、イメージとしてシャープな緊張感が漂っています。それはこの鉢の気品を生み出してもいま...
今日ご紹介するのは加藤財さんのポット白丸です。隅々まで丁寧な手仕事が行き届いた仕上がりです。フォルムもディテールもテクスチャーも、美しく綺麗なのですが手作りならではの良さを感じ取れます。加藤財 ポット 白丸 14,300円容積500ccc美しいだけではありません。お茶を注ぐための器なのですから、注ぎ心地が大切です。かならす期待以上の心地よさを体験できます。本体の重さ334gに容積500ccのお湯500gが加わって、総重量8...
今日ご紹介するのは鶴見宗次さんの手ひねりピッチャーです。小皿から大きな花入までロクロを使わず作り出す鶴見さん。丸くなくアンシンメトリーな姿のピッチャーで、より造形力の魅力が倍増しています。鶴見宗次 手ひねりピチャー 8,800円W18cmD8cmH12.5cm 程よく入れて400cc使うための器なので見込みがあったり容積がある作り方ですが、作り方としては器作りというより彫刻に近い部分があります。そのためフォルムもテクチャー...
今日ご紹介するのは巳亦敬一さんの新スキハッパボール小です。葉っぱを可愛くデフォルメした姿が人気の小鉢です。ガラスを被せた部分に施されたモールが黄金色に輝き、葉脈のようにも見えてきます。巳亦敬一 新スキハッパボール小 3,520円W14.3cmD10.5cmH5cm吹きガラスで丸くボールを作り、両端をつまんで葉っぱ形にしているのは想像できますが、形を作りやすい粘土でもぼくらが作ると難しい形です。それを直に手でさわれない高...
今日ご紹介するのは久保田信一さんの長石釉縞柄七寸鉢です。鉄絵の具で描かれた兜鉢仕立ての口縁の縞柄を見込みの刷毛模様に、鉄発色黒茶からグレーまでのグラデーションが楽しめます。久保田信一 長石釉 縞柄七寸鉢 6,380円径21.5cmH7cm地味目の色合いですが、自然発色のために美味しそうに盛り映えします。菜の花や春キャベツや筍やアスパラや新玉ねぎなど、春野菜のお料理が思い浮かんで、パブロフの犬状態の甘庵です。適度...
今日ご紹介するのは野波実さんのマット釉花入です。伸びやかな蹴轆轤のろくろ目の表情と、肩が張っていて裾窄まりの姿の姿が美しい花入です。どこか異国情緒のフォルムとマット釉の質感が活きて、引き立てあっています。野波実 マット釉花入 3,500円径8.8cmH10.3cm無造作に引き出されたような、ラフな作りにめえそうですが、口作りも高台仕上げも、実は丁寧に仕上げられていて、決めこやかな気持ちが滲んでいます。甘庵には李朝...
今日ご紹介するのは荒川尚也さんのカエル水差しです。名前の由来のフォルムは安定感のあり、しっかりしたハンドルを備えた実用デザインです。荒川尚也 カエル水差し 13,200円W29.7cmD8cmH15cm程よくいれて900cc坩堝の中の溶けたガラスを、竿(金属のパイプ)に巻き取り、息を吹き込んで作り出す、吹きガラスの魅力が溢れた、伸びやかな膨らみが魅力的です。アワや装飾がないシンプルな造形は、飽きのこない穏やかなデザインで、荒...
今日ご紹介するのは光藤佐さんの鉄絵井桁文小皿です。見込みに鉄絵の井桁文がある三寸皿です。脇役の小皿で色合いも渋く形もオーソドックスです。でも使い出すとなかなか便利なアイテムです。光藤佐 鉄絵井桁文小皿 1,540円径9cmH2.5cm目一杯の見込みを広くして、すっと立ち上がって深さもあり、手塩皿としてもちょこっと盛り付けても、サイズ以上の働きをしてくれます。何気ない灰釉と鉄絵の組み合わせも、使いほどに味わいが見...
今日ご紹介するのは美味しいお茶が淹れられる、加藤財さんの急須後手白平です。程よく入れて180ccと小ぶりですが、一合ぐらいがこのサイズが大切です。急須後手 白平 11,000円(旧価格品)容積180ccお気に入りの茶葉を少し多めにいれて、茶葉に合わせた温度の湯を注ぎ、茶葉の開く時間を見計らい、あらかじめ温めておいた碗に、最後まで絞りとるように注ぐげば、丸く甘さもある美味しい一杯になります。残すと二煎目の味が落ちてし...
先週の夏日になれてしまったのか、この数日は寒く感じますが、これで平年並みだそうです。やはりこれも温暖化なのでしょうか。梅雨の時の集中豪雨や強い台風来襲など、ないといいのですが。巳亦敬一さんに関わるお知らせを2つ。一つ目は毎年恒例の個展のお知らせ。5/19金から6/5月の会期で開催いたします。独特の彩りのガラスと新スキの定番が並びます。お楽しみなさってください。二つ目は本年度から新スキシリーズ定番品は価格...
昨日の荻窪は暑いと感じた夏日でしたが、今朝は肌寒くて寒暖差にもう一枚羽織っています。季節の変わり目は体調管理を心がけましょうね。久保田信一 刷毛目大鉢 12,100円径25.5cmH8cm少しざっくりした土味を生かした釉調と、口縁近くに一周する刷毛目がほどこされた、控えめで暖かな表情の大鉢です。色合いはどちらかというと地味に感じるかもしれませんが、だからこそ主役の料理や食材を引き立てる、使った時に実力をフルに発揮...
野波実さんの器は蹴轆轤で一つずつ挽き出して、蹴轆轤独特ののどかなロクロ目を残すように、なるべく少なく削って高台を仕上げています。そのために最小限の削りを計算にいれたロクロ挽きです。釉薬は主に三種類です。少し青みが勝った青白磁と、艶のある白磁と艶のない白磁のマット釉。この三種類です。野波実 マット釉平皿 5,000円平均のサイズ径24cmH2.3cm今日ご紹介しているマット釉平皿は、蹴轆轤とマット釉の組み合わせで...
今日ご紹介するのは光藤佐さんの白磁酒注片口です。片口は酒や醤油などの液体を移し替えたりする道具でした。今のようにペットボトルなどには入っていないのですから、便利な必需品だったと思います。光藤佐 白磁酒注片口 14,300円W17.5cmD12.5cmH8cm程よく入れて270ccでも、古くから片口に用の美を感じ取り、器として見立てて使うことで、趣を楽しむまれてきました。また注ぐ道具として必然の注ぎ口は、アンシンメトリーのフォ...
今日ご紹介するのは加藤財さんのポット黒瓶子です。加藤さんのお名前「財」は「たから」さんです。その縁起の良い響きで甘庵は勝手に、「たから急須」や「たからポット」と呼んでいます。ブ加藤財 ポット 黒瓶子 13,200円容積450ccそれに、加藤さんの急須やポットのフォルムには、共通した「ころん」とした感触の曲面があります。その感触を掌のなかで感じると、「宝物」って思えてくるのにも繋がっていると思います。その財ポッ...
雨上がりの新緑がキラキラしている荻窪です。気持ちの良い日曜日ですが、この後は夏日にまでなりそうです。水分補給の心がけをする季節になりました。荒川尚也 Dip皿 小 4,400円径16.5cm~H18cm径1.7cm~2.2cm今日は荒川尚也さんのDip皿小をご紹介します。荒川さんのガラス器の一番の特徴になる、澄んだ素地が生きていくる静かな泡の点文が、見込みから三方向へ施されています。ヨーグルトカップと同じ手法の、まだ柔らかい素地に...
週末なのに朝から雨模様の荻窪です。色々なところに降って汚した黄砂が、少し流れるから良しとしましょう。巳亦敬一 デザートカップ 蕾 紫 G 4,840円径12.3cmH7.2cmこの雨は新緑の今の時期の植物にも嬉しい潤いになると思います。銀花の窓から見える銀杏も日毎に葉蔭が濃くなっていています。目に青葉とも謳われたこの季節には、初鰹も含めて多彩な初物が楽しめます。そんな初物や旬の食材が美味しそうに映える、巳亦敬一さんの爽...
今日ご紹介するのは久保田信一さんの灰釉二彩(白土)平鉢です。鉄の発色を上手に使かった緑の釉の発色が綺麗な平鉢です。久保田信一 灰釉二彩(白土)平鉢 3,850円径17.5cmH5.7cm釉薬自体にはほとんど色はなく、しっかり焼くことで下絵の鉄絵の具が灰釉の中に溶け込み、重力で見込み方向へ流れて縁の茶から見込みの緑へと、一枚ずつのグラデーションを描きだしています。春の萌え出している木々や野原の緑を連想させます。窯神さま...
今日ご紹介するのは野波実さんの白磁手付大椀です。カフェオレカップのようないでたちで、実際にカップとして使えます。でも野波さんの意図としては、手の付いた飯碗や鉢というイメージです。野波実 白磁手付大碗 3,500円W16cmD8cmH6.3cm程よく入れて180cc野波さんは接する人との関わりを大切になさる方で、野波さんの個展で銀花に来ている時にも、器を見にきて手に取ったかたのお話を、じっくりと聞き取っているのをよく見かけ...
今日ご紹介するのは土味いっぱいで無骨に見える、鶴見宗次さんの手ひねりマグカップです。鶴見宗次 マグカップ 各3,300円白 径8.5cmH7.5cm 程よく入れて250ccロクロを使わずに手ひねり作り出したいて、指の跡が見えて作りも厚めな印象で、ついついへたっぴな素人のマグを連想してしましますが・・・。手にしてびっくりします。まず軽いんです。これは白いタイプですが通常の鶴見さんの器は、冷却還元という手法の強還元炎で焼き...
今日ご紹介する加藤財さんの急須は、自分だけのものが好きな甘庵のおすすめです。加藤財 急須 後手 黒平丸 11,000円容積200c隅々まで繊細な作り、掌で包みたくなる愛おしい丸みと、まぁーどうみても財急須なのですが、それでも大きの方に要望される丸型より、少し平たくした丸平と呼んでいるタイプです。丸平でも本体の中央部に緩やかな稜線が浮かぶ、そろばん玉のような形状です。ここら辺も惹かれるポイントです。また蓋も特...
今日ご紹介する荒川尚也さんの小鉢は、甘庵も長く愛用しています。使い出したのは前世紀になり、ざっとした計算ではほぼ40年になります。荒川尚也 小鉢 4,180円平均のサイズ:径12.3cmH5.8cmサイズや傾きなどマイナーチェンジや、手仕事のタイミングで微妙に違ってはいるのですが、基本の形状はほぼ変わりのない、ロングセラーの器です。定番アイテムがまだ少なかった頃の名称で、シンプルな「小鉢」がそのまま使われているのは...
銀花の窓から見える銀杏の新芽が、春の日差しでキラキラと初々しく感じます。日毎にぐんぐん伸びていっています。今日ご紹介するのは台付の美しいフォルムで、安定感があって飲み物が美味しくていただける、巳亦敬一さんの新スキ台付タンブラーをご紹介します。巳亦敬一 新スキ台付タンブラー 3,300円径7.7cmH11.8cm 程よく入れて240ccタンブラーは大きめのグラスのことですが、縦型で倒れる・・・転がる>タンブル。転がるもので...
スーパーで筍を見かけるようになりました。お手軽水煮から皮の付いたものまで色々ありますが、春を満喫できる素材ですよね。料理になればどれも美味しくいただきます。久保田信一 長石釉鉄流描七寸鉢 7,700円径21cmH8cmご紹介する久保田信一さんの長石釉流描七寸鉢です。大きめに切って筍に鰹節と木の芽がのった、土佐煮を盛ったイメージが湧いてきて、生唾飲んでいる甘庵です。この長石釉流描七寸鉢は通常の長石釉流描の釉調よ...
荻窪は春の日がさしています・・・が、春の天気でまた急変するのではと、この数日いきなり降り出す春の天気で、少し疑い深くなってます。でも今日は多分大丈夫そう。名残の桜を見つけて楽しむチャンスかもしれません。野波実 青白磁小壺 2,600円径6.5cmH7cm今日ご紹介するのは高さ7cmと小さいのですが、気持ちは大きく持っているような心意気を感じられる、野波実さんの青白磁小壺です。小ぶりな姿から力まず使ってしまいます。...
コロナとの付き合い方が変わってきています。公園の桜の下でくつろぐグループを見かけます。少しお酒が入って笑顔が見えていました。春を満喫する人の交流が戻ってきました。光藤佐 粉引大皿9.5寸 25,300円径28cmH6.2cm今日ご紹介するのは人が少し集まる機会があれば、使って欲しい大きな皿です。光藤佐さんの粉引大皿九寸五分です。薪で焼く穴窯の作品なので、粉引でも灰釉が被っていて、粉を引いたような白さではありませんが...
加藤財さんのポットには、一番人気の丸型以外にも安定感の平形や、初めに作られた瓶子型などがありります。どれもスルスルっと注げてスパッとキレますが、なかでもご紹介するなすび型は、注ぎ具合のコントロールが一番しやすいタイプです。加藤財 ポット 黒なすび 13,200円容積420cc下膨れの形から安定感もあって、ポットとしては馴染みのある形で、インパクトが薄く感じているかもしれませんが、それは逆に使い勝手の良い証で...
今日の荻窪は朝からの雨です。菜種梅雨の名の通りにしとしと降っています。気温も先週の夏日を経験していると、いっきに冬の戻った感があります。どんよりの空模様でも春好き甘庵は、体内に春が入り込んでいる感じがしていて、気持ち的にはどこかウキウキしています。桜や辛夷や桃や花海棠や桃など、花をつける木が見事ですが、枝に新芽が膨らんできているのも、勢いを感じてウキウキします。荒川尚也 角花入 18,700円W11.2cmD10...
桜は満開ですが雨の週末になりそうです。しばらく雨が続くようですが、晴れる来週までなるべく散らないでほしいものです。桜には辛い雨ですが、銀花の窓から見える銀杏の枝には、日毎膨らんでくる新芽が見えています。草木にとっては必要な恵みの雨なのですね。キャベツも普通のものと、春キャベツが並んでいるのをみました。ふんわりとした葉の巻き方は、春の雨の中でむくむくっと大きくなったのかなと、とくに半分で売っている切...
荻窪は雨が途切れていて、夕方までは花曇り状態のようです。この後の予報はしばらく傘マークが続きます。しっかりと花見は無理でも、花散策ぐらいなら十分楽しめそうです。久保田信一 灰釉二彩(白土)小皿 2,640円径15.5cmH3.5cm花見のあとは一献もいいですが、昼間だしスイーツでしょう。和菓子でもケーキでもスタンス広く受け止めて、美味しさ倍増する久保田信一さんの、灰釉二彩白土小皿をご紹介します。萌え出した春の野原の...