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丹澤 三郎
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住所
栃木県
出身
東京都
ブログ村参加

2005/09/15

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  • クラス担任

    突然、二学期から中3の担任を行うことになった。私にとって,担任は5年ぶりくらいで、今の教員生活では、二度とやらないだろうと思っていたところだったので、正直、担任を行うことを要請されても、二つ返事で承諾することはできなかった。本来、学校も組織なので、「担

  • 野球応援

    私が卒業した学校は、甲子園の常連校だったので、全校生徒の野球応援は当たり前だった。実際は、決勝戦が全校応援で、準々決勝は高1全員、準決勝は高2全員という具合である。一学年14クラスのマンモス校だから、在校生の応援だけでも、壮観であり、相手チームへの威圧感が

  • 朝の声出し

    中学校で始まった朝のSHRの声出しが、いつしか高校にも浸透し、全校で行われるようになった。朝のSHRでは、各クラス、クラスの目標などを大声で叫ぶ。今は、コロナ禍のためマスクをしているが、その中でも声は大きい。これが、校内全クラスで行われている。なかなか壮観

  • 新人の先生

    昔は、新人の先生がやってくると、「何とか育ててあげなきゃ」ということで、けっこう関わって、指導という名目でいろいろとやかましい指摘をしていたものだが、昨今は。ほとんど関わらなくなってしまった。歳が離れすぎたということもあるが、私のような年寄りより、もっと

  • 迷い犬

    夕方愛犬の散歩のために家に戻ると、犬が一匹増えていた。車庫の中に、ちょこんと犬が座っている。初めは何かの置物かと思ったが、近づいてみると、ずぶ濡れになった犬だった。どこからかやってきて、休息がてら雨宿りをしているのだろうか。私の愛犬たちは、そ知らぬふ

  • 中総体

    この地域では、この大会を『中総体』と呼ぶ。中体連(学体連)主催の、全国大会までつながる、中3にとっては最後の大会である。ほとんどの部活は、この大会で中3が引退する。かつては7月20日以降、夏休みに入ってから行われていた大会であるが、昨今の夏の暑さにより

  • 欠勤

    GW後半、急に体調が悪くなった。前半、小旅行に出掛けたり、山登りに出掛けたりと、充実感があったのだ、臨時で行われた職員会議では、座っているのがやっとの状態。その後私は、何日か欠勤した。私は滅多に体調不良で欠勤しない。おそらくは、前回は七年前くらいだったの

  • 自己犠牲か自己満足か

    もう十年近く前になるが、担任している中学生が生徒がインフルエンザに罹った、隔離していた生徒を見舞ったが、なかなか苦しんでいたので、とても心が痛んだ。そのとき、ふと、「彼が楽になるなら、私はどうなってもいい…」と考えてしまった。両親と離れて暮らしていた

  • インフルエンザ

    「勇気を出してマスクを取ろう!」と校長が訴えて一週間も経たないうちに、発熱者が増えてきてしまった。春休み明けの新学期で、免疫力が落ちているのかも知れないが、当初はそのうちほとんどが風邪だったが、ここにきて、インフルエンザも現れてきた。コロナが一段落し

  • 入学式

    今年の入学式でも私は撮影係。新たに入学してきた中学生、高校生の勇姿を私は記録に残す。緊張した面持ちで、入場してくる彼等の姿は誇らしげだ。新しい世界に一歩を踏み出し、希望溢れ、明るい未来を思い描く。そんな中で、一人だけ明かす入れたような生徒がいた。皆

  • 卒業式

    卒業式が終わった。私の中では、なんともあっさりとした卒業式になった。私自身トラウマのある学年。本当なら参列したくはなかったのだが、私にはいつものようにカメラマンとして、卒業式の様子を撮影しなくてはいけない仕事が与えられた。だから、逃れるわけにはいかな

  • 悩みごと

    「丹澤先生、どうやったら、悩みや苦しみ、困難を乗り越えられますか?」中1のKが野球部ノートにそんな風に書いてきた。彼は、最近やたらと私にアドバイスを求める。特に、悩みごとがあるようには見えないのだが、何からの参考にしたいのだと思う。たいてい、悩みにや

  • 次年度の人事

    私立学校では、この時期に次年度の人事が内示されることがしばしばある。入学説明会など、新年度に向けた仕事が次々とやってくるからだ。そんな折、校長の一言は、私たち教員たちを励まし、やる気を引き出させてくれた。「今、私は来年度の配置を決めています。それを考

  • クレームは宝の山

    かつて、商売においては、「お客様は神さまである」とされた。その後、激しくしつこく苦情を言う人を、クレーマーと名付け、ある意味ブラックリスト化した。私の学校では、『クレームは宝の山である』と徹底されている。学校としては珍しい方かも知れない。かつて、「モ

  • 受験のプレッシャー その2

    我が校では、系列大学に進学するにしても、原則外部の大学を受験し合格することが求められている。高三年生にとっては、これもまたある種の「プレッシャー」であろうし、それを乗り越えてこその、高校修了ということになるのだろう。久しぶりに高3のFに声を掛けた。「

  • 受験のプレッシャー その1

    入試は子どもたちにとっての一大イベントである。たいていは15歳の高校受験が最初だが、私立学校の場合は、小6での12歳が中学入試に臨む。ほぼ全員が受ける高校受験の場合だろうが、子どもたちに採っては、目に見えぬプレッシャーに潰されそうになっている人は多いだろう

  • 愛の鈴

    中2の立志式に向けて、地元の更生保護女性会の方が、「愛の鈴」をご寄贈いただいた。毎年市内の中学二年生全員分の鈴を手作りして、学校に届けて下さる。コロナ禍になって、ここ数年、当日の参列はご遠慮されているが、本当ならば見届けたいだろうと思う。青少年が健全

  • 部活再開

    始業式の五日後、ようやく部活が再開した。昨今私は、長期休業の宿題が未提出の部員がいる限り、部活を停止することにしている。今回は、丸四日かかったということだ。いまから数年前は、宿題を提出せずに始業式後の練習を迎えるような生徒は皆無だった。皆が、「宿題を

  • 宿題提出

    いよいよ三学期が始まった。私自身、年末年始は、ほとんど隠遁生活を行っていたので、久しぶりに生徒たちの姿を見た感じだ。やはりほっとする。と、同時に喜びも感じる。新学期になって悩ましいのが、宿題の提出である。このところ、「宿題を出さない」生徒が増えてきた

  • 試験を終えて

    気がつけば期末試験も終わり、「いよいよ学期末」というような雰囲気になってきた。私自身、今回、試験の採点をしながらいろいろ考えた。「これほど長く教員生活を送っているのにもかかわらず、私はなんと教え方が下手なのだろう…」と。あれほど復習したのに、あれもこ

  • 合唱コンクール

    中学校の合唱コンクールが終わって、一週間ほど経つ。私は今年も撮影係だった。今年もクラスの指導は一切していない。思い返せば、中3の学年合唱「大地讃頌」が秀逸だった。以前からしばしばこの曲を中3が歌うが、これほどまでに上手だった年はない。まさに「感動」

  • お子ちゃまたち

    先週の事件以来、野球部の活動を停止していたが、今日ようやく限られたメンバーで練習を再開した。たった三人のスタートである。部活動は教育活動の一環であるから、活動にあたってはそうした面も色濃くなければない。特に中学校の場合、技術面よりも教育面の方が大きくな

  • 地元の祭り

    三年ぶりに地元の祭りが行われた。コロナ禍でしばらく中止になっていたものだ。「ご神事なのだから、開催すべきだろう…」と私はずっと感じていたので、「ようやく…」といった感じだ。だが、今年の祭りは分裂開催。本来、町内を二つに分けて、それぞれ山車が練り歩くの

  • 愛犬のこと

    先週、下痢が続いていた愛犬Rが急に弱ってしまった。まだ三歳でもあるので、自然治癒力を期待していたのだが、ここにきて、餌も食べなくなり、さすがに動物病院に連れて行かざるを得なくなった。聞けば重症であり、命の危険もあるという。若干は病院独特の「脅し」も含ま

  • 遠足で見た風景

    遠足で献花の世界遺産を見学に行った。かつては外国人ばかりだったが、まだ目立つほどではなかった。政府の入国制限も大幅に緩和されているので、いずれ増えてくるのだろうと思う。その代わり、小学生が大勢見学に来ていた。そのほとんどは六年生。修学旅行中の見学と思

  • 手の甲のしわ

    ふと自分の手の甲を見る。以前よりも皺が増えたな、と思う。私は、かつて見た親父の手の甲の皺が忘れられない。当時の親父は、すでには齢八十を超えていたと思う。母方の祖母の通夜後の火葬のときだったと思うが、骨になるまでの時間に、成りに座っていた父の手の甲を見

  • 悪しきプライド

    「ちょっと困るんですけど…。技術的なことは音楽科でしどうしますから。余計なことを言わないで下さい。生徒たちも、指示が違うと、困ってしまいますから…。」音楽の先生の独壇場がまた始まった。合奏コンクールが近づき、元気満々の音楽教諭の彼女は、この時期、周りが

  • 一つのことだけ

    幼児は、何かに関心を持つと、そればかりが気になり、他のことはすべてすっ飛ばしてしまう。恐らくは、幼稚園などで皆で散歩に出掛けても、何か気になることがあったら、一人さっとそちらの方に向かってしまうのだろう。その意味では、手をつないで歩くのは意味があるのだろ

  • 保護者のクレーム

    「どうせ、来年には卒業なんだから…。」M先生が反駁する。いつもは冷静に対処する方なのに、今回ばかりは腹に据えかねたようだ。「絶対おかしいんだ。狂ってる…。もういちいち対処する必要ありませんよ。」ご立腹はなかなか収まらないようだ。学校には、保護者からさ

  • 試験結果

    中間試験が火、水、木と三日間続き、今日金曜日が授業日。早速、黄砂の答案を返却すべく、急いで採点した。私の試験は、火曜日と水曜日に行われたので、中一日の余裕はあったが、なかなか厳しかった。試験が終わるといつも思うことがある。それは、「大した授業をしてい

  • 国葬を思う

    本日、9月27日、日本武道館にて安倍元総理の国葬が営まれた。7月8日に銃撃により暗殺され、早々に岸田総理が国葬を行うことを決めたが、世論は日に日に国葬に対しての厳しさを増し、国論を二分する事態にまでなった。古くから、国論が二分される時は、国家存続の危機であ

  • マラソンの授業

    この時期体育の授業はマラソンになる。ほんの3回だけなのだそうが、学校内の特設ルートが彼等のマラソンコースになる。概して生徒たちはマラソンが嫌いである。普段の体育の授業のように、「楽しい」という感情を抱く生徒は少ないはずだ。そればかりか、走れば「つらい」

  • クラスの掌握

    ある意味、担任は試行錯誤の連続だ。良かれと思ってやってみたことが裏目に出たり、逆に、大して考えていないのに上手くいったりする。私が担任であったときも、日々格闘し、いろいろ試しては失敗し、あるいは時にうまくいき…、を繰り返していたように思う。そうした積

  • アイスバーガー

    このところ、できるだけ休日をい作り、リフレッシュの機会を得るようにしている。部活を毎日やっていると、下手をすると何ヶ月も「休み無し」状態になるが、それでは、「選手も私もきつかろう…」という思いもある。もしかしたら、私のサボり癖がついたのかも知れないが、中

  • 草取りの効用

    試合の次の日の練習。二人の選手がユニフォームを着ていなかった。聞けば、「試合の次の日は休みだと思っていたら選択をしてない」とのこと。一事が万事、この甘さである。練習前、私は全員を集め、少し長めの話をした。今回、中3でもとキャプテンの生徒をお手伝いに

  • 初試合

    新人戦のシード決め試合に出場した。このチームとして初試合である。本来なら、夏休みから何度も練習試合を重ね、その発表の場としての試合になるのだろうが、残念ながらコロナ禍の中、活動が制限され続けた我がチームはそのようにはならなかった。たいてい他校が活動を

  • 仲秋の名月

    事務長が、「生徒も月を見る機会があるといいですね…」と言う。私と年齢が近い彼が、自然を愛でる心があるとは知らなかった。失礼ながら、もっとモノを重視する方だと思っていたからだ。確かに仲秋の名月は年に一度。天気が悪ければ、月は見えない。しかし、澄んだ秋の

  • コロナ禍の混乱

    岸田首相がまた呟いた。コロナ陽性者(症状あり)の療養期間を10日から7日に短縮するのだという。私はふと考えた。いつから日本は、「国がすべてを決め、国民に周知するだけの期間になったのだろう」と…。首相が発表するのだから、そのように変わっていくのだろうが

  • 山登り

    今年は精力的に山に出掛けるようにしている。大自然の中で、必死に登り、汗だくになっても、吹き抜ける爽やかな風が心地いい。そればかりか、全身がリフレッシュされ、そのことが明日への活力につながるのだ。たとえ苦しい登りに、「もういい加減にしてくれ」という思い

  • 文化祭の劇発表

    例によって写真係だった私は、準備を含めた文化祭の期間、クラス劇をすべて三回ずつ見た。計算すると21回、撮影しながら劇を見たことになる。本番二日目に審査員が入り、順位が決められたが、不遜ながら私ほどこのように劇を見続けた者もいまい。どの劇も気合いが入って

  • 文化祭近づく…

    文化祭が今週末に迫ってきた。中高の学校なので、文化祭の雰囲気は高校の様になり、中学生の準備も半端ない。幸いなことに、中学校のほとんどのクラスが劇を行うので、その意味では若干は負担が軽い。例年、クラス展示では教室を別世界を作り出す。その創造性は大したもの

  • 発達の偏り

    発達の偏りのあるS。私は今年から彼のいるクラスを授業で担当することになった。だが、ここにきて、Sの予想外の行動に、さらに先生たちを悩ませているように見える。4月当初、彼はまだ私に親しく話をしてきたので、「授業くらいは大丈夫かな…」と思ったのだが、6月の終

  • 始業式

    世間からは少し早いようだが、二学期が始まった。大方の生徒が元気に登校してきたのは嬉しい。思えば、この夏も七月上旬からじわりとコロナが流行り始め、あっという間に拡がり、結局一学期の終業式も二日ほど前倒しになったのだ。その後の、夏期講習、体験入学はなんとか

  • 体験入部

    小5のF君が体験型の学校説明会のあと、引き続き野球部の練習に参加することになり、今日がその二日目、最終日であった。野球を始めてそれほど間もないようで、真新しいグローブは、まだかたく、なかなか手にフィットしていないように見える。それでも、必死にボールにくら

  • クラス運営

    学年主任が言う。「M先生、男子たちからは反発され、女子からは信頼を失っていると言っているんだけど…」生徒から相談があったという。確かに、このところそのクラスの男子は「ぼーっ」としている。もう一つのクラスのように男性の担任ではないので、「ありとあらゆる事

  • 日本の危機

    安倍元首相がお亡くなりになった。選挙期間中の応援演説の最中に、銃弾に倒れたというニュースは、日本のみならず世界を駆け巡り、その後の死亡報道は、全世界にショックを与えることになった。世界の各国からその死を悼む声が届き、日本人すら気づいていない、安倍さん

  • 中3最後の大会

    一学期期末考査の直後、中3最後の大会になった。いわゆる総体予選である。以前は夏休み期間中に入る7月20日からであったが、昨今の猛暑により、前倒しになり、今年はさらに、競技ごとの分散開催になり、、国体開催のため、さらに早くなったのだ。高校野球よりも先に中学

  • タブレットパソコン

    近隣の公立学校では、ここ何年間かで、急ピッチでエアコン設置が進んだ。最優先で学校の教室の冷房化を進めたのである。お陰で、この夏も何とか乗り切れていると言う。一方、タブレットパソコンも、全生徒に行き渡らせることができたと言う。これは、コロナ禍の遠隔授業対

  • 政治参加

    何となくテレビを見ていたら、「若者の政治参加」について議論していた。議論と言うよりむしろ、諦めムードで、参加しているタレントの一人が、「三十年前も、二十年前も同じ議論をしていた」と言い放った。確かにそうなのだろう。しかし、三十年前、二十年前との違いは

  • お疲れのM先生

    最近、若手の女性の担任M先生がお疲れのようである。私も老害とは知りつつも、時々は、若手の先生たちにご意見を申し上げるが、そうしたこともこうなってくると気を遣う。あからさまにならないように、傷つかないように、そしてそれを長く引きずって、元気が無くならないよ

  • じゃがいも

    「立派なじゃがいもだね…」自宅の畑で採れたじゃがいもを、何人かの先生たちに差し上げたら、そんな風に褒められた。昨年は、じゃがいも栽培は失敗して、ピンポン球程度で、しかも日が当たって、緑色に変色したものばかりになって、ついに食べることができなかった。その

  • 屋外練習

    気圧配置はまさに梅雨明け。梅雨前線が北上し、本州のほとんどが太平洋高気圧に覆われ、気温が急上昇。フェーン現象も加わって、各地で35℃越えの激暑となっている。35℃以上の酷暑がもう一週間以上続いている。学校では、期末考査直前なのだが、今年は、期末考査最終日の

  • チャイムが鳴ったので…

    この話題はこれまで何度か紹介したことがあるのだが、今日は別の視点から話をしてみたい。私の学校では、朝の職員打ち合わせの始まりにチャイムが鳴る。それが鳴り終わると、教頭の「おはようございます」の挨拶の後、打ち合わせが始まるのである。しかし教頭は、チャイ

  • 若手の先生の研究授業

    最近は若手の先生方の授業力のアップが著しい。やはり「情熱」をもって教育活動にあたると、進歩も早いのだろう。一方で、つねに「どうやったら、最高の授業ができるか」、「どうしたら、最高のクラス、学年になるか」、を常に考え続けている中にこそ、新たな発想は生まれ

  • 部活再開

    久しぶりに部活動を再開した。中間試験前から三週間あまり、コロナのために活動ができなかったのだ。今回は、高校野球部が練習試合でもらってきたコロナが、一緒に自主練をしていた中学生に伝染し、ほぼ野球部だけで感染が広がってしまったのだ。中高とも、夏の大会が日

  • 正しさを探す

    再度、マスク着用についての文科省通達が来た。政府のコロナ対策は、まさに混迷の極みといってよい。これまでどれだけの人が、彼等の愚策によって、職を失い、財産を失い、命を失っただろうか。今回の通達も、再通達で、「屋外にかかわらず、運動時にマスクを外すよう、

  • 仕事に愛を込める

    「やっつけ仕事では駄目なんです。そういう仕事は必ずといっていいほど、保護者のクレームになるのです」教頭が職員会議で訴えた。確かに、「真心を込めて、丁寧に仕事をすること」はとても大切なことだ。忙しい中であっても、「手を抜かず」、誠心誠意行うことは、ミスも

  • 学校を辞めるということ

    また一人、生徒が去っていくことになった。どうしても私立学校では、親の都合や、生徒指導関連で学校を去る生徒が発生する。おそらく担任は断腸の思いだろう。親の都合は、たいてい金銭的な問題だ。私立学校は公立学校と比べて教育にかかる費用が高いので、親の収入が

  • 天空の極楽

    またしても朝から時間が空いたので、ぶらっと山に出掛けた。ほぼ十日ぶりである。若干天気が心配だったが、雨の心配はないようだったので出発。途中から晴れ間も覗き、視程もよく、遠くの山々も見えた。以前の雪山も、だいぶ雪が減ってきた感じだ。風も爽やかで、とても心

  • マスク狂詩曲

    各地で運動中に熱中症になり、緊急搬送されるという事例が起こっている。全国でどれほどそうした事例があるかどうか分からないし、マスコミが、面白おかしく報道するので、ある意味偏った報道でもあるが、「学校現場で熱中症のために生徒が倒れている」、ということだけは間

  • 久しぶりの登山

    運動会の代休を使って、久しぶりに山登りに出掛けた。通常なら、部活動があるのだが、幸い(?)中間考査前で活動なし。終日休みを取れた、のは三月以来だ。少し遅めに登り始めたが、今日は終日天気が良かった。天気も安定しており、終日雲すら発生したなかった。平日な

  • 運動会

    今年も運動会が終わった。毎年のことながら、光輝く生徒たちの姿に感動する。中1から高3までが、4団に分かれて競技を行う。どれも真剣勝負だから、勝ったときの喜びはひとしおだ。だからといって、たとえ負けたとしても、勝った団を祝福する。勝っても、負けても、

  • 世界がおかしい

    夏の参院選が近づき、ばらまき合戦が激しくなった。これらは合法的な国民の買収である。合わせて、岸田首相はバイデン米大統領の言いなりになり、ウクライナ支援に多額の資金を投入する。昨日見た国からの通知に、ワクチン3回目接種の状況に応じて、各自治体に補助金を

  • やっぱり最後は金か!?

    「やっぱり金だよね。人は金で動くんだ。」大会当日、近隣の先生がそう語った。「部活手当が減ったから問題なんだよ。以前のように支給されれば、責任感も増すだろうから、その分一生懸命仕事をしなくてはいかなくなる。支給が減っているから、皆がやる気が減って、それで

  • 大会初日

    春季大会初日は雨のため順延になった。終日雨との予想なので仕方ないのだが、私としては試合をしてしまいたかったという気持ちもある。明朝になっても雨が止んでいるかどうか分からないし、一日ズレるということは、日曜日も月曜日も試合が行われるわけで、私の予定も大きく

  • 叱られ方

    大人でも子どもでも「叱られ方」は大切だ。学校では「子どもを叱る」ことが教師の仕事の一つだが、中には叱られ方を知らない生徒もいる。彼等に共通しているのいは、素直でないということだ。つまり、叱られながらなお、言い訳を考えているということで、更に言えば、心

  • 生徒の成長

    GWは好天に恵まれた。毎日部活動ができたのである。-1日から5日まで、きちんと練習することができた。本来ならば、練習試合を何件か入れるべきなのだろうが、コロナ禍とチーム事情により、結局大会を試合をすることなく迎えてしまいそうだ。大会の時くらいしか顔を合わ

  • 昭和の日に思う

    「昭和の日」である。昭和天皇の誕生日でもある。かつては「みどりの日」であったこともある。天皇誕生日など国民の祝日は、時の政府によって、いろいろ変えられる。先日授業をしていたら、ある生徒が、「丹澤先生、天皇って誰ですか?」などと言った。彼が珍しい存在な

  • 健康診断

    生徒の健康診断が行われた。以前の勤務校では、一日がかりで健康診断を行っていたが、今の私の学校では、授業をしながら平行して行っている。つまり、すべての計測を業者にお任せしているわけだ。先生たちが、視力や慎重、体重などを計測するなら、授業どころではないが

  • エネルギー源

    「最近M先生、元気ないですよね。」やはり生徒たちも気づいているようだ。半月ぶりに職場復帰されたM先生だが、まだまだ本調子ではない。忙しすぎる上に、精神的にも大きなダメージを負ったM先生は、3月まではきっちりを責任を果たされた。一見、社会人として当然、と思

  • 野球部の練習

    久しぶりにメンバー揃った野球練習になった。普段は高校野球部と一緒に練習している硬式のメンバーが二人練習に参加したのである。大会に出られない彼等だが、今年は、彼等も大会には出場させようと思っているのだ。二人が参加したお陰で、練習はとても充実したものになっ

  • 監督会議

    地区の野球部の監督会議があった。私はずいぶん久しぶりに皆が集まったようにも思ったが、昨年の秋ぶりだそうだ。ただ、途中、練習試合もなければ、一切の公的な試合がなかったので、こうした公立学校の先生たちとの接点は全くなく、そういう意味では、かなり久しぶりとい

  • すいません!お名前…

    中1のあるクラス。今日が私の初授業であった。いつものように、私は自己紹介を兼ねて、いろいろな話をしながら、クラスを和ませ、話を進めて行く。思いついたことをただベラベラ話しているだけなので、脈絡はない。だが、時々、はっとすることも言う。「授業は真剣に聞

  • 日曜日の畑仕事

    ようやくじゃがいもの植え付けを終えることができた。この先と、次々と畑を作り、いろいろな野菜を植える。だが、まとまって使える時間が、日曜日の午後だけなのが、けっこうつらい…。今日も午前中は部活動。途中、狂犬病の予防接種のため二匹の犬を連れて行き、午後から

  • 分散給食解除

    長らく続けられていた分散給食が一時的ながらも解除された。座席の間隔を開けるため、学年毎に時間をずらして食事をさせていたのだ。給食会場の都合で、分散給食のために、全学年午前中は45分授業にせざるを得なかったが、ここでようやく50分授業に戻せたということだ。

  • M先生のこと

    療養のためしばらく休んでいたM先生が復帰した。いつも元気だったM先生が、この春、コロナ禍と中3の担任として卒業まで駆け抜け、すべてのエネルギーを使い果たしてしまったのかも知れません。最高に信頼関係を築いていたクラスも、二学期後半、三学期あたりから壊れ始め

  • 性衝動

    思春期まっさかりの男女は時に発情する。それを理性と自制心で抑えることができるかどうかは、当人次第でもある。中高生は性的にも成熟期を迎えるので、人間の持っている動物的本能を抑えることが難しい時期でもあるわけだ。しかし、世の中にはネットを中心にあまり多く

  • 最下位クラスの授業

    習熟度の最下位クラスの授業が始まった。この学校では、私は初めてのことだが、どのクラスを担当しようと、私のポリシーは変わらない。「私の授業をきっちり聞いていれば、必ず分かるようになります。解けるようになります。そして試験でも点を取れるようになります。試

  • 言葉遣い

    県下の中学校野球部の顧問が一堂に会する機会があった。 私の学校から会場までは約80キロ。東京に暮らしていた頃と比べると、信じられないような距離だ。行きは私の地域から2時間以上かかった。早めについて、「のんびりお昼ご飯でも食べてから…」、と思ったが、残念な

  • ただただ淡々と…

    新年度の校務ソフトの設定に忙しく、新学期になったにも関わらず、生徒たちの顔をあまり見ていない。主として時間割の設定なのだが、これを中高六年分となると、かなりの時間を要するし、集中力も必要となるのだ。恐らくは、この仕事はあと一週間はつづくだろう。新入生のオ

  • 新学期

    新年度が始まった。今日は、始業式と入学式である。普通は、始業式と入学式は別の日であることが多いはずだが、我が校では同日に行われる。まず、朝のうちに始業式が行われる、その後在校生がLHRを行っている最中に、入学式が同時平行で行われる。入学式関連はたいてい昼頃

  • 試験監督

    学年末考査が始まった。「試験監督は結構手持ち無沙汰である。」こんなふうに言うと、真面目に試験監督をしていないように思われるが、確かに「すべきこと」はあまりない。と言って、監督業務に意識を払わないと、それが油断になり、途端に不正行為が発生する。私が最

  • 別れ

    高校の卒業式が行われた。いよいよ彼等、高校三年生ともお別れである。毎年、卒業式が近づくと、私はなんとも言えない「淋しさ」に覆い尽くされ、悲しくなってくる。彼等との別れが苦しいのだ。だから私は、極力高校三年生とは関わらないようにして、卒業式間際になると

  • 授業中断

    中1の授業でFがどうも落ち着きがない。すぐに思ったことを口にし、授業を中断させる。先日も、後ろの席の生徒が、「うるさくて授業に集中できません」と訴えてきたので、その生徒の座席を変えた。昨今の中学生は概して幼い。まだ小学生の思考と行動とおぼしきこともし

  • 天皇誕生日に思う

    昨日は「猫の日」だと、テレビはニャンニャン一色だったが、「竹島の日」としての報道はほとんどなかった。これが日本の報道機関の現実である。変わって今日は、通常授業だった。先日の建国記念の日と同様、天皇誕生日も授業日になった。この休日は、学校歴では7月に移さ

  • 思春期の病

    昔なら怒鳴って、恐怖で言いくるめていただろう。昨今は、たいてい静かに話す。だが、その言葉には、恐らくはまだトゲがあるだろう。私は、この歳になっていも未だ人間ができていないのだ。今日の野球部の練習で、キャプテンが外野ノックを打っていた。普段なら、キャ

  • 雪、降り続く…

    朝から埃のような雪が舞っている。通常ならば、日中は雲が晴れ、雪も止んでいくものだが、今日は、晴れ間がさすことはなかった。極めて強い冬型で、北の地方では大きな被害も出ている。このあたりの積雪は大したことはないが、山では吹雪、大雪になっているようである。

  • 公民館清掃

    久しぶりに地元の公民館清掃があった。半年ぶりくらいであるが、前回は失念してさぼってしまったので、今回は必ず行かねばならないと、何年かぶりに目覚ましをかけた。厳寒期に入り、早朝の犬の散歩を控えているので、朝、隠れ家に行っていないのだ。それでも、4時台に

  • PC延命化

    以前、『私のパソコンたち その2』でも述べたが、職員室のノートパソコンが不調である。熱暴走気味なのだ。CPUの温度を測るソフトを入れてモニターしているが、時に100℃近くになる。今は監視ソフトで高温になると、自動的にスリープ状態になるようにしているが、これ

  • 保健所対応

    このところの感染増加で、いよいよ地方の保健所もキャパオーバーになったようだ。以前は、一人PCR検査で陽性者が出ると、一時間以上のヒアリングがあり、濃厚接触者を特定し、日々の健康チェックも保健所管理だった。ところが最近変わった。まず、ヒアリングがなくなっ

  • スノームーン

    このところずいぶん日が長くなった。日没時間およそ夕方の5時半。日の出は6時半だが、春分に向けて、どんどん昼の長さが長くなっていく。今日は、日没後東の空から、煌々と月が昇ってきた。満月である。聞くところによると、「スノームーン」というらしい。昨今は、

  • 一行詩

    少し前から、一日に一つは句を作ることにしている。俳句というには稚拙すぎるので、一行詩といったところだろうか。それでもできるだけ五七五七七に近づけている。だが、その時の言葉選びが面白い。思いつきを呟くのではなく、その時の思いを、一行詩に込めるのだ。そ

  • バレンタインデー

    いつものように出勤し職員室の自分の机の上には、メッセージが書かれたチョコレートが置いてあった。いつもメッセージは、励まし、褒め称えてくれるような、まさに私にとっては過分なお言葉で、いつも恐縮してしまう。逆の見方をすれば、その言葉が「まったくの嘘」でな

  • よろしく

    「あっ、丹澤先生!」公用車の鍵を事務室に取りに行った時、校長から呼び止められた。「来年度は中2ですから…。あと野球部もよろしく。」これが私への来年度の配属の内示である。簡単だ。でも、さっぱりしていていい。おそらく以前と大幅に変更になる場合は、長く

  • 大学合格者

    職員室前に昨年春の大学合格者が掲示されている。彼等の名前を見ていると、今や、非常に懐かしさを感じる。「みんな元気にやっているかな…。」と、しばし立ち止まる…。懐かしいな…。私はめっきり歳を取ったようだ。彼等との楽しい学校生活が、少しずつ蘇ってく

  • 建国記念の日

    紀元節である。皇紀2682年だそうである。今年は、休日を振り替えて授業日になった。世の中では三連休と報じていたが、うちは土曜日も授業なので、祝日のない普段通りの週末である。もちろん紀元節に思いを馳せるせいとなど誰もいまい。それでも、中3の教室には、皇紀

  • 練習動画

    このところ毎日の練習に塁間のボール回しがある。「10周、そして逆向きを5周、ミスなくできればクリアする」という目標を決めて、やっている。だが、まだまだまともに捕送球できない彼等は、この練習だけで小一時間やっていることもある。昨今は、キャプテンが決めたメ

  • 私のパソコンたち その2

    私が職場(学校の職員室)で使っているノートパソコンは2台とも私物である。以前は、学校から支給されている備品としてパソコンは、仕事関係上少しスペックを上げてもらっていたのだが、Windows10にOSを入れ替えるに際し、自分だけ変えてもらうのは面倒なので、自らのPCに

  • 私のパソコンたち その1

    ある意味、私はパソコンオタクなのかも知れない。思えば、自室にデスクトップが3台。一台はメインマシン。ドスパラのPC。当初はハードディスクをSATAで何台もつなげていたが、ハード的に不具合があるとすぐにブルー画面になってしまうWindows10の仕様に負け、今は外付け

  • 注意されるのも愛

    人は、他の人の言葉や環境により、すぐに感情が揺れ動く。だから、多くの学校現場では、多くの生徒や教職員たちが、「心のぶれ」をコントロールすることを知らないまま生活しているのだ。よかれと指摘した先生の言葉が、生徒の気に触り、心を動揺させ、怒りの感情を引き出

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