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  • 2023年度に買ってよかったもの7選

    最近は全然ブログを書いていないのですが、情報が簡単に一覧できて、いつまでもそこに残っている、というのは「最近買ってよかったもの」みたいなコンテンツを載せるには、動画やポッドキャストよりブログがいいんじゃないかと思って、あえてこちらに書いてみようと思います。 「今年買ってよかったもの」みたいな記事は多いですが、私(たち)の場合は「年度」サイクルのため、「今年度買ってよかったもの」で行きたいと思います。 なおこの記事内の商品紹介リンクは、アフィリエイトリンクになっています。リンク先で買い物をしていただくと私に少しばかりお金が入る仕組みですが、別に先方から紹介を頼まれているような案件ではありません。…

  • 足が小さい人でもフィットする安心感!オールバーズ(allbirds)のスニーカー

    ポッドキャストがアクティブに継続できている一方で、ブログはすっかり更新できていません。何か書かなきゃ。 ポッドキャストで、英語教育以外を語りたいけど、今「語る」ほうは英語教育にリソースを集めたい。どこか別の場所で発信しなきゃ。 じゃ、ブログで「英語教育以外」を書いてみたらどうだろう。これまでだって時々そういう記事は書いてたし。何か書いてみよう。 ということで、久しぶりの更新は「英語教育以外」。好きなモノ・コトを語ります。シリーズになるかわからないけど、とりあえず今回(第1回)は靴。 2年くらい前からかな、オールバーズ(allbirds)のニットスニーカー、めっちゃ気に入って使ってます。 「世界…

  • 価値を見出してくださる方のためにコンテンツを提供したい

    NewsletterをPodcast専用にリニューアル これまで【英語教育2.0 Newsletter】という名前のメールマガジンを不定期で発行していたんですが、配信する内容のメインはPodcastでした。で、そのPodcast自体は【英語教育2.0 Podcast】という名称になっていて、このブログも含めて、なかなかややこしいことになっていました。 もっとシンプルにする、という意味でも、メールマガジンはPodcastに特化し、名称も【英語教育2.0 Podcast】に統一しました。 ということで、今後は私の主な発信場所は、以下の2つになる、ということになります。 音声コンテンツはPodcas…

  • 書きたいことを書くべき場所はここにあるじゃん

    ニュースレターとブログ 今日は移動時間に文章が少し書けたので、1つはニュースレターで、もう1つはブログで公開することにします。 いや、どっちに何を書くのかってことで棲み分けに悩み続けているんですけど、ニュースレターのほうがストック型のある程度まとまった内容を書いて、ブログにはその日思ったフローなよしなしごとを書き連ねるってのが合ってるかな、とはなんとなく感じてます。 あと、ガジェット系とか文房具系とかのモノのお話なんかも、英語系のネタを期待してわざわざ登録してくれる人の元に送りつけるのもなんなので、こっちに書く方が馴染むのかなとも思ってます。英語教育2.0を名乗ってはいますが、気がついたらモノ…

  • 『4達人が語る!至極の英語授業づくり&活動アイデア』(奥住・上山・ 宮崎・山岡, 2022)が発売になります!

    さてさて、新刊のご案内です。 ありがたいことにこれまでいくつか活字を書く機会をいただいてきましたが、よく考えてみたら英語授業のアイデアや考え方についてこれだけの量をまとまって書かせていただいたのははじめてな気がします。 4達人が語る!至極の英語授業づくり&活動アイデア (目指せ!英語授業の達人) 作者:奥住 桂,上山 晋平,宮崎 貴弘,山岡 大基 明治図書出版 Amazon 本書は、2015年度〜2017年度にわたり大修館書店『英語教育』で一緒に連載を担当した畏友3名と一緒に書きました。当時の連載も、1つのテーマ(若手の先生からの質問)に対して執筆メンバーのうちの2人がそれぞれの視点で返答を書…

  • anfieldroadが「意味順」解説する動画が見られる教材があるらしい!

    昨日の記事に続いて、「意味順」特報第2弾です。 「意味順」を活用した高校生向けの学校採択教材に㈱ラーンズさんの「『意味順』でつくる英語を楽しむ」(田地野彰先生ご監修)という教材があります。 教材そのものの制作には私は携わっていないのですが、今回こちらのvol.1を採択してくださった学校の生徒さん向けに、㈱ラーンズさんが作成した 「書く・話す力の向上を促す授業形式解説動画」で私anfieldroadが解説者を務めました。 1ユニット5分程度の短い授業形式の動画で、そのユニットでつまづきが予想される問題を中心に、並べ替え問題や自由英作文の問題をどうやって「意味順」式に解いていけばよいか、解説をして…

  • 「意味順」✕「ドラえもん」の英語学習マンガが出たよ!

    まもなく8月も終わりますが、昨年の9月6日に『中学英文法「意味順」ドリル1・2』を発刊してからちょうど1年になります。おかげさまでこのあいだに多くの方に手に取っていただくことができて、増刷(『1』は3刷、『2』は2刷)までしていただいています。本当にありがとうございます。 いくつかの中学校では、学校の副教材として学年単位で一括購入していただいているようで、こちらもありがたい限りです。『1』と『2』の2冊で3年間を学べる、というのも特に私立中学校を中心に好評だったようです。活用していただいた生徒さんたちの英語学習に少しでもお役に立てていると嬉しいです。 【CDつき】中学英文法「意味順」ドリル1-…

  • 英語教育2.0Podcastの再開

    少し前になりますが、Podcastの配信を再開しています。 4月から個人的にドタバタしていて、収録したり編集したりという時間がありませんでした。最近なって、やっと時間にある程度見通しを持って仕事ができるようになってきたので、少しずつですがPodcastを再開したいと思っています。 ブログやNewsletter(メルマガ)などいろいろなメディアで書く場所を作っていますが、やぱりあちこちに書き散らすのは嫌だなぁと思うようになって、文字ベースのものはできるだけブログに集めて、NewsletterはPodcastの配信を中心にできたらと考えています。 とはいえ、こちらでもPodcastの内容等はご紹介…

  • AIさんがやってくれるとしたら、その力はいつ身につければいいの?

    今日も過去の連ツイをベースに、ブログ記事にしてみる。 電車の中で気になった企業広告があって、その名も「感性AI株式会社」。 どうやらネーミングやキャッチコピーのブレストとしてAIが大量に候補を書き出してくれたり、試作したネーミングやパッケージデザインなんかをアップロードして、予想される消費者の反応をAIが教えてくれるっぽい。 なるほど、そうするとコピーライターがクライアントのために何百もコピーを考えたり、デザイン案をたくさんの人にモニターしてもらって意見を募る、みたいなプロセスが要らなくなるってことで、それはそれこそ業界の「働き方」を考えたら望ましいことなんだけど、何百もコピーを書いたり、たく…

  • iPhone 12 mini等の充電環境を整えたい

    最近ブログを更新する心理的ハードルが高くなりすぎていたので、もうなんでもいいからメモを貼りつけておこうと思う。初期のブログだってそうだったはずだし。 今日はiPhoneまわりの気になるガジェット検討中メモ。 iPhone 12 miniはやっぱりバッテリーがもたないなぁと思うので、久しぶりにモバイルバッテリー買ってみた。対応ケースにしてるので、せっかくだからMagsafe対応のBelkinさん。 Belkin MagSafe対応 磁気ワイヤレスモバイルバッテリー 2500mAh iPhone 13 / 12 シリーズ対応 ホワイト BPD002btWH-A Belkin Amazon そして、…

  • 2/19(土)埼玉大学教育実践フォーラム2022に登壇します!

    気がついたら今年はじめてのエントリでびっくりしています。前ほど頻繁に書かなくなったとはいえ、まさか1ヶ月以上書かなかったとは。そのへんの事情は追々書くかも知れません。いつも以上にドタバタしておりました。 最近のブログ記事は「ご案内」が多くなってますが、今回も「お座敷」のご案内です。オンラインで無料のイベントなので、お時間の都合がつきましたらぜひご参加ください。 2/19(土)に開催される、埼玉大学主催の「教育実践フォーラム2022」というイベントに登壇します。 私は、このイベントの後半にある科目別(英語科)の「ラウンドテーブル」に登壇します。英語科は埼玉大学の及川先生がコーディネーターで、この…

  • 2021年anfieldroadが買ってよかったもの10選(ガジェット編)

    年末になるといろんなブログで見かけるベタなテーマではありますが、振り返って書いてみます。今年はやっぱりコロナ禍での「リモート」需要で、いろんなガジェットやアクセサリが売れたみたいで、私の10選もまぁそんな感じです。 第10位:HHKB吸振マットHG HHKB(Happy Hacking Keyboard)用の吸振マット。自宅のデスクでHHKBを使っていると、タイピングの振動が下の階にもちょっとだけ響くということでタオル敷いてたんだけど、このマット付けたのでタオルは卒業。打鍵感もちょっと安定。 HHKB吸振マットHG(HYBRID Type-S,HYBRID,Classic用) HHKB Ama…

  • 「好評連載スピンオフ企画」のスピンオフ企画!

    大修館書店『英語教育』誌で昨年より連載してきました「これって必要?指導の当たり前を疑う」というコーナーが、大変ありがたいことにご好評いただいているということで、2022年1月号にて拡大版として「英語教育に当たり前を疑う」という特集を組んでいただいています。いつもは私が英語教育に関するあれこれを好き勝手に斬ってたんですけど、今月はいろんな先生方の「斬りっぷり」がご覧になれます。企画してくださった編集部さま、そして特集に玉稿をお寄せいただいた方々、本当にありがとうございました。 そして、元々の連載担当者ということで、畏れ多くも今月号は私が巻頭に書かせていただいています。この雑誌の巻頭を飾らせていた…

  • 『中学英文法「意味順」ドリル』1・2が増刷になりました!

    気がつけばもう12月で、激動の2021年も終わりに近づいていますね。 お仕事関係で今年一番の出来事といえば、やっぱり『意味順ドリル』が発売になったことです。構想から刊行まで6年かかってますので、思い入れもひとしおです。 そして、おかげさまでその『中学英文法「意味順」ドリル』1・2が、大変ありがたいことに好評ということで、このたび早くも増刷され「第2刷」になりました。今日手元に届いて、一人でテンションが上っております。 なんか最初に発売になったときと同じようにドキドキしています。 購入してくださった方々から、誤植などのご指摘もいくつかいただいていたので、さっそく反映させていただきました。情報、ど…

  • ぼくはそういう基本的なことを、一体どこでどうやって学んだんだろう?

    後期のこの時期は2年生も、3年生も模擬授業に取り組んでいます。特に2年生は、実質的に初めての模擬授業になる学生も多く、かなり緊張しているようですけど、連日模擬授業練習室という設備を活用して、自分たちで何度も練習してくれているようです。履修者も多く授業中がじっくりコメントできないし、他の方にも参考に成るかも知れない内容なので、授業を見ながら感じたことを、ここにも書いておきます。 模擬授業室で模擬授業に取り組む学生たち 先週の授業後に話題になったことは声の大きさ。どのくらいの声で話せば、教室の後ろの席まで聞こえるか、実際にやってみないとわからないですよね。さらに言えば、どのくらいの声で話せば後ろの…

  • Notionで簡単に「お仕事ログ&同僚との情報共有スペース」が作れる

    最近はNotionというサービスをよく使っています。 Notionは、メモアプリというか、ノートアプリというか、ジャンル分けが難しいのですが、公式サイトでは「タスクも、メモも、ナレッジも、すべてをひとつにする All-in-one workspace」を謳っています。Evernoteみたいなツールがイメージとしては近いでしょうか。最近日本語化されました。 Notion公式ページより ずいぶん前にアカウントは作ったものの、自分には多機能過ぎて使いこなせないな、と思ってしばらく放置してたのですが、少し前にアシカガCASTというポッドキャストで「Notionのページをウェブサイトとして使う」というア…

  • 私の「中学校現場を知っている大学教員」という意味での賞味期限

    基本的には、私の「賞味期限」はもう切れています。 「中学校現場を知っている大学教員」という文脈で、私にお座敷がかかることもあるのですが、現場を離れてまもなく3年なので、自分の「現場教員」という意味での賞味期限はもう切れているな、と感じています。しかも、この3年間の学校現場の変化が大き過ぎました。 1つ目は学習指導要領の改訂。評価の観点も大きく変わる改訂でしたから、授業だけでなくテスト作りや評定算出のプロセスも変わりました。 2つ目はコロナ禍による教室環境の変化。ペアでの会話どころか、音読のために声を出すことまで禁じられたりしていた環境を、私は体験していません。 3つめはGIGAスクール構想によ…

  • 好きな理由を書かせるのって必要?

    大修館書店『英語教育』誌での連載も通算21回目になりました。 先日発売になった12月号では「好きな理由を書かせるのって必要?」というテーマで書きました。主に英検3級のライティング問題を取り上げ、残念な部分を書いておきました。「Aが好きなのはBが好きだから」をそろそろやめましょうよ、というお話です。 ちなみに、英検の模範解答ではむやみにbecauseは使ってないし、もう一つやり玉に挙げたFirst, Second, Thrid,...みたいなのも使ってないんです。これは埼玉県の高校入試問題も同じで、I like A because I like B.を刷り込んでいるのは実は先生方だったりします。…

  • れっすん・れしぴ Ver. 3.0リリース

    これまでにも何度かこのブログで紹介してきた、授業のエッセンスをA4版一枚にまとめるための「れっすん・れしぴ」ですが、このたびA4縦からA4横に改めたニューデザインでVer.3.0をリリースしました。こんな感じです。 そして、記入例はこんな感じです。 横デザインにした理由は、単元計画と本時の展開と2つの時間の流れを、両方とも同じ向き(タテ)に揃えたかった、というところです。このほうが「この8時間計画の中のこの時間ですよ」と単元レベルから授業レベルに推移していったときに、わかりやすいと思ったからです。また、左上から右下に向かって順番に埋めていけば、自然と計画が完成するような思考の流れに沿った配置に…

  • 誰に向けて、どこで、何を、どう語るか

    なかなか更新できないのは、忙しいからというより、どこに何を書けばいいか自分の中で定まらなくなってしまったからです。欲張りでなんでも始めたがりな性格ゆえにブログ、ニュースレター、ポッドキャスト、実名で始めた個人サイト、と「場」ばかりが増えてしまい、それぞれの役目がわからなくなっています。一度立ち止まって、それぞれのメディアの(自分の中での)役割を考えてみようと思います。 【ブログ】 世の中ではブログなんていうメディアは、以前のような活気を失ってしまいましたが、自分の活動場所もしては今後もブログが一番の土台になるだろうな、とは思っています。これまでの蓄積もさることながら、元々自分のために書くための…

  • 「意味順」を中学3年生2学期の授業に導入してみよう

    お知り合いの先生から「意味順を中学生3年生の授業で活用したいけど、どんな形で導入したらいいか」というご質問をいただいたので、ちょっとここでお返事を書いてみます。久しぶりのブログ更新なので、リハビリも兼ねて。 とはいえ、「意味順」英語指導については、まさにそういう本が出ましたので、詳細はそちらに譲ります。今日は、意味順をどういう枠組みで使うか、という大きめの話で。 例えば中3のこの時期に初めて意味順を導入するなら、中学英文法の再整理に役立ちそうですね。これまで習ってきた様々な英文法のルールは、「だれが」「する(です)」「だれ・なに」「どこ」「いつ」のどの位置で変化が生まれているのか、について意味…

  • 「3年間」の中学英文法を「2冊」で学ぶ理由(意味順ドリル紹介②)

    あっという間に9月に入りました。あと5日ほどで発売になるので、引き続き『意味順ドリル』の紹介です。 前回も載せた「この本はどういう本?」の続きです。 中学3年間の文法を学習するのに、今回は3冊ではなくてあえて2冊編成にしてみました。あまりいわゆる学年の縛りを意識しなくてもいいかな、と思ったからです。(NHK「基礎英語」も今年度から「レベル1「レベル2」「in English」に編成を変えたんですけど、そういう時期なのかも知れませんね) 理由はいろいろありますが、①小学校で英語科が始まって実質前倒しになっている、②中学校のシラバスも今回の改訂で各社バラバラになった、③小学生の先取り学習や大人のや…

  • 日本語初の意味順指導法の書籍『明日の授業に活かす「意味順」英語指導ー理論的背景と授業実践』が刊行されます

    いろいろ告知シリーズ、第3弾です。 奇しくも『「意味順」ドリル」の刊行と重なることになりましたが、「意味順」の理論的背景と授業実践を綴った専門書がまもなく刊行になります。これまでも英語で書かれたものはありましたが、こちらは日本語で書かれた初の「意味順指導法」の書籍になるかと思います。 明日の授業に活かす「意味順」英語指導—理論的背景と授業実践 ひつじ書房 Amazon 「学習法」として登場した「意味順」ではありますが、「指導法」としての効果を強く感じていた私としては、本書の刊行をとてもうれしく思います。私も中学校での実践事例を第6章で書かせていただきました。 「指導法としての効果」とは書いたも…

  • 「無いものは作るしかない」という思いで作った学参です(意味順ドリル紹介①)

    さて、今回も告知の投稿です。 TwitterやFacebookではすでにご紹介したのですが、このたび中学英文法の学参を作りました。『中学英文法「意味順」ドリル』1・2巻(テイエス企画)です。 この学参は、中学校3年間で学習する英文法を、2冊にまとめたドリルで、左側ページでは「意味順」を使った文法解説、右側ページでは並べ替え問題などを中心としたシンプルなドリル問題集になっています。 「意味順」を用いた学参は、大人向けのやり直し英語のような位置づけのものが多く、これまで学習した英文法を意味順を使って再構築するというスタンスが多かったように思います。こちらは、はじめて本格的に英文法を学習する中学生に…

  • シンポジウム「外国語教育研究の再現可能性2021」

    夏休みとは言え、あまり作業がはかどっていないのですが、普段読めない本を読んだり、論文を書いたりといった活動が多少はできています。大学教員になったものの「業績」のようなものは全然ないので、ブログやポッドキャストも楽しいのですが、なんらかの形に残すような活動も着実にしていきたいものです。 さて、そんな中、ありがたいことに私のようなものにお声掛けいただいたシンポジウムが下記のように9/12に開催されます。その名も「外国語教育研究の再現可能性2021」です。 同志社大学の鬼田先生を中心とするプロジェクトの一環で開催されるオンライン・シンポジウムです。この豪華なメンバーの中で語るのは畏れ多いのですが、今…

  • 授業をする教師の思い、授業を受ける生徒の思い

    あるブログ記事へのコメントをいただいたのですが、内容が私の授業実践に関わることではなく、他の英語の先生に対するものだったので、コメントの掲載を控えさせていただきます。本当はコメントを書いてくださったご本人にのみこのメッセージをお届けしたいところだったのですが、メールアドレス等の連絡先が書かれていなかったので、こちらにてお伝えさせていただきます。といっても、ご本人がこの記事を目にするかはわからないのですが。 文面からすると、その先生に英語を教わった生徒or卒業生さんなのかな、と思われます。もっとこういう授業をしてほしかった、という思いもあるのかも知れませんが、今回は先生個人が特定される書き方をさ…

  • 8/21・9/26 みんなで考えよう、「これからの英語教育に求められるもの」~新学習指導要領の実施で変わったもの、変わらないもの~

    8月・9月におこなわれるジャパンライムさん主催のオンラインセミナーのご案内です。私も登壇させていただきます。 以前大修館『英語教育』の連載でご一緒した仲間と一緒に、新学習指導要領の実施により現場の授業がどう変わったのか(あるいは変わらずにいるのか)を考えます。私以外は現場の先生方ですし、小学校から高校まで様々なフィールドでご活躍のみなさんですので、面白い話が聞けると思います。 というか、シンポジウムの盛り上がりって取りまとめ役の腕次第な気もするので、座長さんに頑張っていただくことにしましょう。 有料のセミナーにはなりますが、それぞれ1回ずつでの参加も可能です。詳細は以下のお申し込みページからど…

  • 英語作文の授業で懐かしの「たほいや」大会をやってみたらとても楽しかった件

    今年から担当している英語作文という授業。いろんなジャンルの英文を読んで、そのスタイルで描けるように練習していく授業です。最初はDescriptive Writingに挑戦中で、自分の(空想上の)20年後のWikipediaを書いたりしてました。ベースになっているの中学3年生の卒業制作で取り組んでいたこちらのプロジェクト。大学生も、自由な発想でいろいろ書いてくれてて、読んでいて楽しかったです。 で、先週試しにちょっとやってみたら成立しそうだったので、今日はまるまる「たほいや」大会してみました。これがめっちゃ面白かったので、そのご報告です。 「たほいや」は、もともとFictionaryとかDict…

  • ゆるーく2時間語ってる英語教育中心のポッドキャスト始めたよ、というご案内

    昨年末より〔英語教育2.0 Newsletter〕というメルマガを発行しています。おかげさまで、ここまで週2回くらいのペースで継続して配信ができていて、登録してくださっている方も現在500人を超えています。このブログがあるのに、メルマガで英語教育を語っているのも不思議な感じがありますが、発信の形態(メディア)によってアプローチできる方々が変わってくるなぁと思うところもあり、様々な形態を試しながらやっている次第です。 anfieldroad.substack.com で、さらにその中で、ポッドキャストという音声コンテンツの配信もはじめました。少し前からnoteのほうで〔英語教育2.2CAST〕と…

  • セミナーのご案内「英語力の基礎・基本を測るBilly's Testとは?」

    オンライン・セミナーのご案内です。 私も所属している研究グループは、2021年5月15日(土)15:00〜17:00に、第1回 Billy's Seminarというセミナーを開催します。Zoomによるオンライン・ミーティングです。 この研究グループは(私が加入するずっと前から)中学生の名詞句の習得を追っています。これまでの研究成果はこちらの本で紹介されています。 中学英語いつ卒業? 作者:金谷 憲,小林 美音,告 かおり,贄田 悠,羽山 恵 発売日: 2015/07/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) 今回のセミナーでは、これまでの研究を中心的に取り組んできた先生方から、この研究を始めた…

  • 英語科指導法の授業で学生に取り組ませている4つの異なるスタイルの模擬授業

    たまには大学でのお仕事の様子も書いておこうと思います。 中学校から大学の教育学部に移りましたので、「教員養成」が今の私の大きなお仕事の1つになっています。おかげさまで3年目を迎え、教科教育法の授業で扱う内容も整理されてきて、自分の中ではやりたいこと、やらせたいことがある程度できるようになってきました。 もちろん緊急事態宣言発令中の都内の大学ということで、いろんなことに気を配りながらになりますし、今はできないことも多少はありますが、私の持ちコマは(教室の大きさに対する履修者数の関係で)にすべて対面授業を実施できています。 ちなみに、教科教育法の授業(本学ではEnglish Teachingという…

  • 『iPad Workers ノートアプリとApple Pencilの活用』にみる「編集」の大切さ

    英語教育ネタは最近すっかりNewsletterのほうで語っているので、こちらはガジェットとかライフハック的なネタが中心になってますね。そうなるとブログ名このままでいいのか悩ましいですね。 ということで、今日もガジェットとライフハックのお話。 いつも聞いているポッドキャスト「ごりゅごCAST」の五藤晴菜さんよりご恵投いただいたデジタル書籍の新刊『iPad Workers ノートアプリとApple Pencilの活用』をご紹介します。(以下、サンプルとしていただいた画像を使用しています。) iPad+Apple Pencil > 紙とペン 前半では、ふだんブログやポッドキャストを読んでいる(聞いて…

  • 3/27にZoomでスクールプランニングノートの話をします、からの「発信すること」雑感

    イベントのご案内です。 3月27日(土)にZoomにて、「スクールプランニングノート公式ガイドブック2」の「公開編集会議」というイベントがあります。私も登壇するので、ご興味のある方はぜひご参加ください。 イベントの詳細、お申込みはこちらから。 時間管理に熟達したいろんな登壇者のお話が聞けますし、みなさんからのご要望なども伺える時間があると思いますので、スクールプランニングノートのユーザーの方は、ぜひご参加いただけると嬉しいです。 実は『公式ガイドブック』の第一弾には、私も個人インタビューと座談会で登場させていただいています。現役中学校教員として、超仕事の遅い私なりにこんな工夫をしてなんとか生き…

  • 高校入試のライティング問題に「文脈」は必要なのか?

    毎年(だいたい)書いている、県立高校入試問題雑感エントリです。誰に伝えるため、というわけでもないけど、今年も書いておきます。ちなみに昨年度のはこんな感じです。 anfieldroad.hatenablog.com 今年もライティング問題を中心に検討しますが、その前に1つだけ、大問2を見てみましょう。 これは少し前から似たようなパターンで出ている「語彙問題」です。例年はもう少し箇条書きっぽいメモのようなものと英文を対比させて単語を書かせる問題でしたが、今年はメモと言うかほぼ和文英訳の穴埋め、という感じになっています。 いろいろご意見があるかとは思いますが、私はこの出題に賛成です。こういうふうに、…

  • 1年間の『英語教育』誌連載を完走して

    大修館書店の月刊誌『英語教育』で、一年間連載をさせていただきました。「これって本当に必要?指導の当たり前を疑う」ということで、英語の授業にまつわる、いろんな「当たり前」を見つめ直してもらう企画にしました。 この一年間で取り上げたのは、以下のような「当たり前」でした。 4月号: Repeat after meって必要?5月号:ノート作りって必要?6月号:文法事項の導入って必要?7月号:定期テストって必要?8月号:宿題って必要?9月号:単語テストって必要?10月号:学習指導案って必要?11月号:フレーズの暗記って必要?12月号:フラッシュカードって必要?1月号:「受験対策の授業」って必要?2月号:…

  • 思い浮かんだことはとりあえずDraftsに入れて、使いみちを考えるのはその後

    思い浮かんだアイデアをどう書き留めて、蓄積して、活用して、何かを生み出すか、という「知的生産」のワークフローは、そのための「道具」も含めて、すごく悩み続けています。いろいろ試しては挫折し、また新しいことを試して、を繰り返してきました。 メモ用紙等にも凝っていた時期もありバレットジャーナル等も試しましたが、最近は紙はやめて最初から最後までデジタルで処理するフローになってきました。これは自分の職が変わってデジタル比重が高まったことと、Apple Watchの登場(購入)が大きいかも。 ということで、最近の「アイデア蓄積のワークフロー」はこんな感じです。 ポイントは、最初の「受け皿」をDraftsと…

  • オンラインに文章を綴るのは自分のため

    最近ブログでは英語教育に関する記事が全然書けていませんね。現在、大学の授業は教科教育法がメインなので、実際「英語」を教えていない今は、なかなか授業アイデアを書くきっかけがないな、と感じています。(昔、現場を離れて大学院に行っていた2年間も、時間はたくさんあったのにブログ記事があまり書けませんでしたから、そういうものなのだと思います) あ、でも新年度は純粋な英語科の授業を1つ担当させていただけそうなので、大学での実践にはなりますが(しかもコロナ禍ですので、ICTも駆使した授業にはなりますが)みなさまのヒントになるようなものが、何かしらご紹介できるのではないかな、と期待しています。 一方、先日ご案…

  • 年頭のご挨拶2021

    新年のご挨拶は毎回この画像でいいだろう、ということで毎年使い回しです。ご容赦ください。でも本当にこんな気持ちです。 昨年末はドタバタしていて、あまり一年間の振り返りもできませんでした。コロナ禍ということで、昨年末は「いつもとは違った」という振り返りを書かれている方が多いですが、私の場合、その前の年も環境が大きく変わって激動だったので、なんだか毎年いろいろ違うので、何が「ふつう」なのかがわからないままです。 大学に勤めるようになって、体の自由が効くようになったので、本当ならいろいろな学校等に足を運んで、現場の先生方のお手伝いに行きたいと思っていたのですが、昨年4月以降は当然ながらそのような機会が…

  • Substackを使って新しい外国語科の学習指導要領を考えるNewsletter始めました

    新しいもの好きで、なんでも始めたがり(そして続けるのが苦手な性分)なので、また新しいツールを使っての発信に挑戦したいと思います。 Substackというサービスを使って無料のNewsletterを始めます。その名も、 です。 今、世界的にはメールによるNewsletterが流行っていて、ブログやYouTubeなどで無料で(広告収入を得ながら)広く発信するモデルから、有料で求めている人たちに直接コンテンツを届けるモデルに移行しています。 確かに、広告って自分では選べないから、いくらお金がもらえるとしてもあまり好ましくない広告が出るのは嫌です。だからこのブログもはてなダイアリー時代から、有料版で広…

  • 2020年に買ったガジェット類でよかったものベスト10【後編】

    さて、昨日の【前編】に続いて、第5位から第1位までをご紹介する【後編】です。 anfieldroad.hatenablog.com ちなみにこのランキングでは、Pad Air4やiPhone12miniは勝手に殿堂入りということで、エントリーしておりませんので予めご了承ください。 第5位 Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ【4K対応HDMI出力ポート / 60W出力 Power Delivery 対応USB-Cポート / 1Gbps イーサネット / 2つの USB-A ポート / microSD & SDカード スロット搭載 】 MacB…

  • 2020年に買ったガジェット類でよかったものベスト10【前編】

    Twitterで書き始めたらなんか面白くなってきたので、【2020年に買ってよかったものベスト10】をまとめてみました。まぁ、2020年に買ったものが10個くらいなので、だいたい【2020年に買ったものそのまんま】なんですけど、気に入らなかったものは載せてないので、一応どれもオススメできるモノかなと思います。 なお、iPad Air4やiPhone12miniも「今年買ったもの」ではあるんですが、勝手に殿堂入りということで、今回ランキングには入れてないです。 第10位 Fway iPadスタンド 卓上 タブレットスタンド 折り畳み 角度と高さ調整可能 携帯 スタンド 収納便利、ipad, Sw…

  • 毎日聞いてるポッドキャスト「ごりゅごCAST」に自分が出演したよ、という話

    ダイレクトに英語教育系のお話ではないのですが、ご案内です。 不思議なこともあるもので、今回「ごりゅごCAST」というテック系&ライフハック系ポッドキャストにインタビュー・ゲストとして出演させていただきました。いや、自分がいつも愛聴しているポッドキャストなので、そこから自分の声が聞こえてくるのがホント不思議な気分なんです。「徹子の部屋」に出演したら、こんな気分なのかな。 t.co 今回ははるなさんからインタビューを受けるという形で、iPadの使い方についてお話しました。ふだんの授業での使い方、原稿や漫画を書くときの使い方など、いろいろ語りました。 番組内でも言ってますが、ごりゅごさんのテキスト&…

  • 「これって本当に必要?指導の当たり前を疑う」って連載は必要?

    今年度は大修館『英語教育』誌で連載をもたせていただいています。「これって本当に必要?指導の当たり前を疑う」というコーナーです。 これまで扱った「当たり前」はこんな感じ。 4月号: Repeat after meって必要? 5月号:ノート作りって必要? 6月号:文法事項の導入って必要? 7月号:定期テストって必要? 8月号:宿題って必要? 9月号:単語テストって必要? 10月号:学習指導案って必要? 11月号:フレーズの暗記って必要? まぁ、タイトルは煽り気味ですが、実際には「こんなRepeat after meなら要らない」みたいな「条件付き」が多いんですけど、その中でも「ノート作り」とか「学…

  • 空気を読んで教師の期待に応えることが「主体的」ということなのか?

    3・4年生のゼミでは、TBLTに関する文献をテキストにして、TBLTを理論面から理解すると同時に、実際に模擬授業的に実演することで教師の視点と生徒の視点を体験しながら考えることに取り組んでいます。中高の英語教師を目指す学生が多いので、新しい学習指導要領の掲げる「思考・判断・表現」という評価の観点との兼ね合いも考えながら、理論と実践の両面からタスクを捉える時間になっています。 TBLTの基本的な考え方としては(「思考・判断・表現」のコンセプトとしても)、学習者がタスクに取り組む際に特定の文法事項や表現を使うことを強制しません。これまでのPPP的な教室での指導を考えるとどうしても特定の表現のほうへ…

  • 「中学英文法をとらえ直す~コミュニケーションのための英文法指導~」DVD発売!

    昨年、公立中学校を離れて私立大学教員となってからは、立場的にも実名で活動することが増えて、最近は実名でのTwitterアカウントも稼働しているし、このブログやanfieldroadという人間と「実名の私」との境界線が以前よりあやふやになってきているように感じています。 なので、実名での活動をこちらでご報告するのも悩ましいところではあるのですが、実名のサイト(あるんですよ!)よりここのブログのほうが読んでくださる方も多いので、こっちで紹介(宣伝)させてください。 以前よりいろいろなところでお世話になってきたジャパンライム様より、「中学英文法をとらえ直す~コミュニケーションのための英文法指導~」と…

  • 考えるための名前のない技術(2)

    さて、前回記事ではアイデアを整理するところまで書きました。 この記事では、実際に文章を書いていく段階で、私がしていることをご紹介します。 以前は文章を書く際にはアウトライナーを活用していました。OmniOutliner等いろんなツールに手を出しましたが、アウトライナーは最終的には私が文章を書くのには向いていませんでした。 むしろ文章の中で使いそうなキーワードを書き出したり、このエピソードを紹介するのを忘れないようにしようといった、ネタを書き出すために使っています。その意味では、ポッドキャストを収録するまえに話すことのだいたいの流れを書き出すのに使ってたのがアウトライナーの使い道として一番しっく…

  • 考えるための名前のない技術(1)

    教師の仕事術を語る会@ZOOMというオンライン・イベント(全3回)に参加して、とっても楽しかったです。ZOOMとはいえ、人前でお話をするのは緊張するし、いろんな質問やレスポンスをいただいて、とても刺激になりました。 せっかくなので、そこでお話した(こと以外も加えて)私がふだん情報をアウトプットするまでのプロセスを少し書いておきたいと思います。 まずは何を書こうか、というアイデア・ジェネレーションの段階。 まとまった文章を書くときは、アイデアを出すためにも、出てきたアイデアを整理するためにも、アナログにペンで書き出すことが多いです。最近はiPadのGoodNotes5+Apple Pencilと…

  • 今更だけど、提出物は「関心・意欲・態度」の評価対象ではありません(少なくとも英語では)

    Twitterのタイムラインに、「関心・意欲・態度」の評価が悪かったために実技は出来てるに評定が悪くなったみたいな話がたくさん流れてきて、特に技能教科のわかりにくい評価規準が叩かれていました。英語も同じように思われてるんじゃないかなぁと心配になります。 提出物が出てないからと「内申を下げられた」みたいなコメントも多くて、いろいろ思うところがあり、私も2、3つぶやいていたのでそのへんを整理してみます。 まず大前提として、「関心・意欲・態度」の成績をつけるのに、ワークとかノートとかの提出状況を評価対象にするのは間違いです。だって、評価の観点は「コミュニケーションへの関心・意欲・態度」なんだから。(…

  • Obsidianという刺客が現れた→どうする?→roam researchから乗り換えた

    メモ、エディタとしてどんなツールを使うかの長い長い迷走は、今年の春にroam researchとの出会いによって終着を迎えたように感じていたのですが、roamの有料化の報を受け「もちろんYes」と課金した矢先、新たな刺客Obsidianに出会ってしまいました。 いろんな人が紹介してくれてますけど、Obisidianは「ローカルで動く(そしてアウトライナー機能のない)roam research」という感じですね。 ウェブサイトのイメージ図にある通り、カラムがいくつも並んで、ドキュメントを複数開けたり、Scrapboxやroam researchのようにドキュメント間でリンクが貼れたり、roam …

  • 新しいiPadも出るみたいだし、いろいろアップデートしようっと

    新しい第4世代のiPad Airが発表されました。 実は昨年、3月に発売された第3世代のiPad Airに飛びついて買い替えたばかりなので複雑な思いなのですが、スペック見ると今回の第4世代は「買い」ですよね。ほぼ「Pro」ですもんね。下取りに出して乗り換えるかも知れません。でも第2世代→第3世代は3年半空いてたので、今回のメジャーアップデートは意外なタイミングですね。 www.apple.com iPad Airを買ってからはMacBook Airは持ち歩かず、iPadだけで授業を回せていたので、これがスペックよくなるのはとてもありがたいのですが、ここに来て(1) MacOSで動くテキストエデ…

  • 対面授業が始まっている先生方に参考になることをお伝えしたい

    勤務先の大学では実は6月から50人以下の授業は対面授業が始まっておりまして、私の担当科目はぜんぶ50人以下ですから、すべて対面授業ということで往復3時間の通勤が再開しておりました。まわりを見渡しても対面をやっている大学はほとんどなかったので、本当に恐る恐るやってる感じで、学期中ずっと気が気でなかったです。 後期は一部対面でやるという大学も出てきているので、6月の私たちのような不安を抱えながら授業をすることになる先生方もいらっしゃるのだと思うので、我々の経験が少しでもお伝えできればとも思いますが、いち教員のできるレベルでは大したアドバイスはできないようにも思います。まぁ、100人教室で10人くら…

  • 中学校の英語の授業だけでここまでしっかりした英語の音が身につくんだ、という歩く事例

    いわゆる英語科指導法の授業を担当して2年目になりました。とはいえ、今年はコロナの影響でオンラインでの授業でスタートしてますので、オンラインでどうやって指導法を指導するかずっと頭を悩ませ続けています。求む、オンライン英語科指導法指導法。 で、その中の1つで昨年までよりよく指導できてるなと思えるのは、音読指導です。昨年も一人ずつ前に出てもらって指定の教科書本文を読んでもらってフィードバックする、というのを「帯活動」として取り組んでましたが、今年はオンラインなのでそれぞれ音読してもらった音声を録音してLMSに提出してもらう仕組みです。これが、とてもよかった。 いや、学生は大変だと思うんですけど、録っ…

  • 胡子美由紀先生をゲストにお迎えしての対談ポッドキャスト

    有料ポッドキャスト【英語教育2.2CAST】の中でやっている【anfieldroad meets】という対談コーナーに、広島県の胡子美由紀先生にご登場いただきました。先月の松本涼一先生に続いて、現役の中学校の先生お二人目です。 このコーナーでは、素晴らしい実践を積まれている先生方の授業の裏側にある仕掛けや思いを聞き出すことをねらいとしていて、ご著書やご講演等だけでは語りきれない「見えにくい部分」を少しでも聞き出せたらと思ってコーナーを作っています。 でも、「聞く」って本当に難しいです。今回はZOOMを使って収録したんですが、多少の音声のズレなんかもあって間を取るのに苦労してたのもありますが、番…

  • GWはおとなしくKindle Unlimitedで読みたかった本を読むことにする

    私はKindle Unlimitedを活用しています。 Kindle Unlimitedは月額980円で、読み放題の対象になっている書籍30万冊以上が読み放題になるamazonの電子書籍サービスです。(5/6までは3ヶ月間で合計299円というキャンペーンもやってるみたいです) Unlimitedでは、1回に10冊までは手元のリーダーにストックすることができます。読み終わった本を削除すれば、また別の本がダウンロードできるようになります。 私はKindleのリーダーも何台か持っているんですが、実はKindle Unlimitedは別にKindleのリーダーを持ってなくても、iPadやiPhoneの…

  • 『教師のiPad仕事術』は、教師としての「発想法」「思考術」を考えられる一冊だ

    著者の魚住先生よりご恵投いただきました。どうもありがとうございます。 教師のiPad仕事術 作者:魚住 惇 発売日: 2020/05/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) 別にいただいた本だからリップサービスで言うわけではありませんが、とても面白い本です。だって、私と同じようなことを考えているんだもん。私が同じタイトルで本を書くとしても、同じような内容になるんじゃないかと思います。でも、ここまで緻密に整理してまとめる自信はありません。 教師の仕事は特殊です。 その特殊性を最大限に配慮して、とことん教師に特化した意味でのタスク管理の方法が語られています。「空き時間」という概念や「生徒」という…

  • 【英語教育2.2CAST】2020年4月号のご案内

    さて、ご好評いただいているポッドキャスト【英語教育2.2CAST】ですが、おかげさまで4月号も多くの方々に買っていただいています。 臨時休校に伴う在宅勤務などもあって、自宅でこれを流しながらお仕事をしてくださったり、お風呂掃除をしてくださったりと、それぞれのスタイルで聞いてくださっていらっしゃるようで、作り手としても嬉しい限りです。YouTubeではなくポッドキャストにしたのは、そういう聞き手の自由度を求めたかった、という理由もあったりします。 現場の先生方にも、大学で教えている先生方にも、大学院で研究に取り組む院生さんにも、楽しんでいただける内容になるように心がけていますが、特に【TAMUR…

  • アウトライナーとWikiを足したようなウェブサービスRoam Researchが研究にもタスク管理にも最強なツールである

    いつもながら情報源は「ごりゅごcast」なんですが、少し前にRoam Researchというウェブサービスを知り、使い始めたところ素晴らしかったので、ご紹介します。 roamresearch.com これまで「何に書くか」でいろいろ悩みながら試してきたのですが、これが現状ベストだなと言えるものにやっと出会えた感じです。 Roam Researchを一言で説明するとごりゅごさんなんかも「アウトライナーとScrapboxを足したようなサービス」みたいに表現されています。つまり何ができるサービスなの、と訊かれたら「アウトライナーとして階層のあるリストが作れる上に、それが自作Wikiになるサービス」と…

  • なぜ教師は大学の授業で教わったわけでもないノートづくりの方法を、生徒に指導してしまうのか?

    大修館『英語教育』2020年5月号が発売になりました。今月の「これって本当に必要?指導の当たり前を疑う」コーナーでは、「ノートづくり」を斬ります。 英語教育 2020年 05 月号 [雑誌] 発売日: 2020/04/14 メディア: 雑誌 ここでいう「ノートづくり」とは、ノートの左側に英文を写して、単語の意味調べ書いて、右側ページに日本語訳と重要ポイントのまとめ(板書)を書き写す、というタイプの伝統的なアノ「ノートづくり」です。 あれ、意味あるんですかね?というお話を書きました。 ここでいうノートの扱いは、生徒にどんな家庭学習を要求するか、ということとも繋がります。だから突っ込もうと思ったら…

  • ZOOM社のハイレゾ/4Kハンディビデオレコーダーを1年間使ってみた感想は?

    少し前からブログのアクセス数が急に増えたなと感じてましたが、1つの理由はこちらの記事に取り上げていただいたことが原因だと思われます。 blog.hatenablog.com この中で、模擬授業撮影用に購入したビデオカメラを紹介した記事が拾われてました。商品を製作している企業名がZOOMだったこともこの時期のアクセス数増加に影響してるかも。 ZOOM ズーム ハイレゾ音質 ハンディビデオレコーダー フルHD 4倍鮮明な映像を記録 4K画質 Q2n-4K 発売日: 2018/11/23 メディア: エレクトロニクス せっかくなのでこのビデオカメラを1年近く使ってみた率直な感想を書いておきます。 た…

  • ブログのデザインを変更しました!

    突然思い立って、ブログのデザインを変えてみました。 せっかくなのでレスポンシブWebデザイン対応のものにしました。コンピュータのブラウザ、タブレット、スマートフォンと閲覧していただく媒体によって見やすいスタイルに整形してくれる仕様になっています。便利ですね。 また、トップページは他の記事も見ていただきやすいように、一覧表示にしてみました。カード型もかっこいいなと思ってるので、気が向いたらまたすぐにデザインを変えるかも知れません。予めご了承ください。 デザインって、大事ですよね。 単純に見た目がきれいなのは嬉しいですけど、それ以上に「読みやすい」とか「記事を探しやすい」という利便性はデザインに内…

  • 議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書

    別に新刊なわけではないけど、少し前からこういう内容が気になってたので買ってみた一冊。面白かったです。 Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書 作者:清水 淳子 発売日: 2017/01/27 メディア: 単行本 会議の議事録をグラフィカルに整理したら、問題点も浮き彫りになって、議論も活発になって、問題解決に一歩進むのでは、というご提案をしています。もちろん、視覚化するための基本的なスキルが大事で、絵の苦手な人でも簡単にアイコンを描くためのポイントなども示されています。どうしてもこういう本を描く人はそもそも絵がうまいので、絵の苦手な人は気後れしちゃ…

  • スクールプランニングノートを使って、忙しくなりそうな2020年度を乗り切る!

    地域によっては「授業のない4月」という不思議な時期をお過ごしの先生もいらっしゃるかと思います。今は時間がありますが、この後学校が再開したら怒涛の日々になりそうだなぁという不安もあることと思います。 ただでさえ、小学校は新学習指導要領になり、3月の休校で積み残しもあり、という中でこの先どのくらい授業時間を確保できるのかがわからない中で、教育計画を立てるのは本当に大変だと思います。 先日ある先生と話していたら、「この機会に、自分の中で大事なものを精選しなければならない(ある意味精選できる)」とおっしゃっていた方がいて、そうだよなぁと感心しきり。あれもこれも「よかれ」と思って授業に取り入れてきたけど…

  • 文法は大事だけど、私が言っている「文法」とあなたが言っている「文法」は果たして同じだろうか

    どうも私は昔から間が悪くて、何か意見を大きな声で言うと、自分の意図とは違って捉えられている方々に「イイね」されてしまうことが多いなと思います。 大学入試をめぐる論争でも「4技能民間検定」の共通テストへの利用に反対してたら、「守旧派!」「現場を知らない!」「抵抗勢力!」「若造が!」と見ず知らずの人にfacebookで罵られたのが記憶に新しいのですが、私は別に話すことや書くことを指導することに反対しているわけでもなくて、むしろ私の中学校での実践を見聞きしたことがある方やこのブログを読んでくださっている方からすれば、「あいつもっと文法教えたほうがいいんじゃないの?」と思われるくらいにはコミュニケーシ…

  • 新学習指導要領の「主体的に学習に取り組む態度」ってどうやって評価するの?(中学校外国語科編)

    画像4枚にまとめ用シリーズの第2弾は、新しい3つの観点のうち個人的に一番納得行かない気になる「主体的に学習に取り組む態度」をピックアップ。 ちなみに前回の第1弾の4枚まとめはこちら。 anfieldroad.hatenablog.com で、今日は「主体的に学習に取り組む態度」のお話。 元々の学習指導要領では「学びに向かう力、人間性等」という文言だったので、世間の「人間性なんて評価するのかよ」というツッコミに対応して、そこは評価の枠組みから除外。個人内で評価して、個別に伝える、という形になりました。 そして残った部分が「主体的に学習に取り組む態度」として評価観点の1つになりました。現行では「コ…

  • 新型コロナウイルス対策の条件下、教室でどんなコミュニケーション活動が可能なのか考えてみた

    昨年、主催者の私の環境が大きく変わったこともあり、しばらくお休みしていた英語教師の自主サークルを、なんとか再開しようと準備をしていた矢先、新型コロナウイルス流行の影響で、人が集まる会合が難しくなっちゃいました。 ということで、ZOOMを使ったオンラインでのサークル開催に向けて、実験的な意味で本日ミニ会合を開いてみました。最大7人の方に参加いただきましたが、うん面白いね。十分サークルとしての活動はできそうな見通し。4月下旬から、また再開したいなと思っています。 今日のミニ会合に参加してくださった先生方に近況を伺っていると、やっぱり今回のウイルス対策により「対面によるペアワーク禁止」「声出すの禁止…

  • 「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料」を最後まで読んだので、全90ページある資料をスライド4枚にまとめてみた

    だんだんタイトルが長くなってますが、気にせずに。 さて、タイトル通りですけど、第3編の評価事例も読みましたが、モヤモヤは残ったまま。でもそのままじゃ、教育実習に送り出す学生にどう伝えたらいいんだ、ということにもなるので、私なりに今回の資料を一度消化して、整理してみることにしました。 で、まとめたのがこちら。 まぁ、そもそも4枚にまとめるので、かなり単純化してるし、そもそも恣意的なまとめになってますけど、4月に入ったら忙しくて読んでる暇もない、という先生方も多いと思うので、まずは概要を掴んでもらうためのまとめです。ざっくりなところはご容赦を。 で、今回の評価の枠組みの全体像はこんな感じ。 左上に…

  • 「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料」の前半を読んだけど、結局3つの観点の違いがまだよくわからない

    昨年からずっと出る出ると言われ続けてきて結局年度末、小学校において新学習指導要領が施行される5日前になって、小中学校向けの新学習指導要領に基づく評価のための参考資料が国立教育政策研究所より公開されました。 www.nier.go.jp 当たり前ですが、英語に限らず、全部の教科で公開されています。 全教科共通で、新しい評価観点のポイントについて書かれた「第1編 総説」、英語科に絞って評価基準の設定の仕方を説明する「第2編 作成の手順」、そして具体的な指導と評価の事例を提示する「第3編 事例」とありますが、全部読むとかなり長いので、とりあえず第1編、第2編を読んだ感想をメモしておきます。(読みなが…

  • Rという言語を学びながら、言語習得の「厳しさ」と「ゆるさ」を考える

    今日は、千葉に統計の勉強に来ています。 とても綺麗な街並みなのですが、人も少ないのでなんとなく非現実的な感じです。 さて、統計の勉強とは言いましたが、正確に言うと、統計分析のフリーソフト「R」の使い方を叩き込まれる集中的に学ぶ勉強会に参加しています。 統計自体は、修士課程に在籍していたときに基礎的なことは勉強しましたし、自分の修士論文ではANCOVA(共分散分析)が必要なのだなと考え、先生からお借りしていたPCに入っていたJMPというソフトの使い方を必死に検索しながら格闘した思い出があります。 今回は、ソフトに自動でやってもらうばかりではなく、自分でプログラムを組んでデータを処理できるようにな…

  • MacBook Air+外部ディスプレイ+HHKB+Magic Mouse2で快適な環境に

    まだまだ咳き込む日々が続いているので、無料ポッドキャストのほうが再開できていません。そのぶん、というわけでもないですが、ブログは更新しておこうと思います。 使っていたMacBook Proがずいぶん古くなってきたので、ラップトップのコンピュータを買い換えよう、といろいろ検討してきました。Macに関してはいろんな噂サイトがありますが、どこも今回のコロナウィルス騒ぎでアップル製品のリリースが遅れそうな見立て。新商品出るなら待ってようかと思ったけど、新年度がスタートする前に環境を整えようと、MacBook Airに買い替えました。 最新モデル Apple MacBook Pro (13インチPro,…

  • 「英語4技能専門塾」という違和感

    Twitterでは少し前に書いたのですが、ちょっと前に街を歩いていたら、マンションの外壁に貼られた広告、というか看板が目に入りました。 「英語4 技能専門塾」 4技能専門? なんだろう、この違和感…。 きっと大学入試に民間試験が導入されること(になっていたこと)を受けて、そんなふうに売り出している塾なんだろうな、とは思うのですが、たぶん私が気になるのはその中身より、表現。「4技能専門」? ふつう、「専門」という言葉は、たくさんあるものの中から何かに特化したときに使いますよね。例えば「腰痛専門の整体院」と言われれば、ふつう整体院が扱う部位はいろいろあるけどここは腰痛のみを扱うんだな、それだけ専門…

  • 大修館『英語教育』新連載「これって本当に必要?指導の当たり前を疑う」

    本日発売の大修館『英語教育』4月号が届きました。 英語教育 2020年 04 月号 [雑誌] 発売日: 2020/03/14 メディア: 雑誌 3月号の予告でもご案内いただいてはいましたが、なんと新年度から連載をもたせていただくことになりました。その名も、「これって本当に必要?指導の当たり前を疑う」というコーナーです。 相変わらずとんがったタイトルですけど、実質一誌で奮闘している英語教育系商業誌ですから、どうしても多方面に気を遣いがちだと思いますが、そんな中でも自由に言いたいことを言う場所があって欲しいという願いから、あえて少し攻めたことを書きたいな、と思っています。 そうです、イラスト(とい…

  • 小学校英語のジレンマ

    ポッドキャスト【英語教育2.2CAST】にもゲスト出演いただいている寺沢拓敬先生の新刊『小学校英語のジレンマ』読了しました。 小学校英語のジレンマ (岩波新書) 作者:拓敬, 寺沢 発売日: 2020/02/22 メディア: 新書 いやー、すごく面白かったです。小学校英語が抱える構造的・歴史的な問題点を、政府の会議資料などをつぶさに追いながら、政策決定プロセスの問題として批判的に解説しています。 小学校英語に反対する言説はこれまでにもありましたが、言語学的な観点からのものばかりで、こういった政策決定プロセスを批判するとなると、どうしても「官邸ガー!」「政権ガ−!」「文科省ガー!」とともすると「…

  • ニガテな生徒もどんどん書き出す!中学・高校英語ライティング指導

    前回の記事でご紹介した松本先生同様、勝手に「盟友」を名乗らせていただくのが、広島県の上山晋平先生です。 上山先生とも、やはり中嶋先生の勉強会で出会いました。最初に会ったのは今から10年以上前ですけど、当時も今も変わらずにエネルギッシュで、常にいろいろな発信をし続けている先生です。 そんな上山先生から、ブ厚くてブ熱いライティング指導の本をご恵投いただきましたので、ご紹介させていただきます。(上山先生、ありがとうございます!) ニガテな生徒もどんどん書き出す! 中学・高校英語 ライティング指導 作者:上山 晋平 発売日: 2020/03/11 メディア: 単行本 上山先生のこだわりは、活動に取り組…

  • 自分が会いたい人の話を聴こう

    有料ポッドキャスト【英語教育2.2CAST】の2020年3月号が発売になりました。その中で、【anfieldroad meets】というコーナーがスタートしました。これは2月号から始まった【TAMURA Yu meets】の姉妹版で、MCがそれぞれゲストをお呼びしてお話する対談コーナーというかインタビューコーナーです。 2月号では、タムさんが関西学院大学の寺沢拓敬さんをお招きして、とてもおもしろいお話を伺いました。ちょうど岩波新書から新刊『小学校英語のジレンマ』を発刊されたばかりで、その裏話なども聞けて、この本を読むのがさらに面白くなると思います。 小学校英語のジレンマ (岩波新書 新赤版 1…

  • 2020年度埼玉県公立高校入試問題のライティング問題から読み取るメッセージ

    新型コロナウイルスの影響で、一斉休校の要請があり、学校現場は大変なことになっています。学校現場にいる先生方も英語教育どころではないと思います。でも、そんな時だからこそ、英語教育を淡々と語るのがこのサイトの役目かなと思っています。思えば、震災の時も同じようなことを書いていました。 こんなタイミングで、埼玉県の公立高校は金曜日に県立高校入試がありました。一応自称「高校入試問題ウォッチャー」としてのお役目で、今年の入試問題を見ておきましょう。毎年一番気になるのはライティングなので、まずはライティング問題を見てみます。 埼玉県の公立高校入試は、一部進学校で使われる「学校選択問題」と、その他の多くの学校…

  • 新学習指導要領に対応した新しい評価規準を考える

    最近発売になった大修館『英語教育』3月号に、年度内に一般にも発表される予定の新学習指導要領に対応した評価資料の一部が紹介する山田調査官の記事が載っていたので、気づいたことを書いておきます。私が先日書いた予想の解釈と近い部分もあるけど、結構違う感じもします。 英語教育 2020年 03 月号 [雑誌] 作者: 出版社/メーカー: 大修館書店 発売日: 2020/02/14 メディア: 雑誌 ちなみに私の書いた予想記事はこちら↓ 「知識・技能」と「思考・判断・表現」の違いは? 今回の記事で一番感じたことは、「知識・技能」と「思考・判断・表現」は区別が難しいし、さらに「思考・判断・表現」と「主体的に…

  • 現在配信中のポッドキャスト番組のご案内

    何をどこで、どうすれば聴けるの?というお問い合わせをいただいたので、ここで整理してご紹介しておこうと思います。 無料で配信してる「あんふキャスト」では英語教育は語りません。ブログでもこれまでに取り上げてきたガジェット類の話とかライフハック的なお話を中心になんでもアリでやってます。毎回10分一発録りなので、なんだかんだ私のしゃべりのトレーニングになってます。Anchorのサイトに行けば聴けますが、Spotifyなどで登録してもらうと最新エピソードがいつでも聴けるので便利です。 あんふキャスト • A podcast on Anchor 英語教育2.2CASTは有料です。最新の2月号は400円で、…

  • 英語教師は授業の略案をアウトライナーに書くべし

    英語教師が授業のアイデアを整理するツールとして、アウトライナーを使ったらいいんじゃないかと思います。指導案というと大袈裟ですが、簡単な授業の流れをメモしておくには、すごく便利なツールだと思います。 私は中学校教諭時代、スクールプランニングノートの週ページの右側にある「連絡事項・生徒の記録など」のスペースに、授業の流れを書いていました。この欄はちょうど6行で一区切りなので、1行目にその日のミッション(目標)を書いて、その下に主な活動を書くんですが、1行を10分くらいとイメージすると、この一区切りで50分間のバランスが見えてくるので地味に便利です。こんな感じ。 本来は生徒の活躍とか気になったことな…

  • ケーキの切れない非行少年たち

    本屋さんでやたら目につく並べ方をしていたので思わず手に取った一冊。結構売れてるみたいですね。「認知的」なことは、個人的にも関心がある分野なので、面白く読みました。WISCとか、普通教室での特別支援的な対応とか、自分としては中学校現場でずっとリアルに向き合ってきた部分なので、当時のことをいろいろ思い返してしまいました。 ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書) 作者:宮口 幸治 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/07/12 メディア: 新書 とはいえ一般書ですから、「AIさん」ほどではないにしても、ちょっと極端な書きぶりになっていると思います。学校や病院、少年院の現場を残念に描き…

  • とにかく「形にする」ことを目指す2020年

    何年か前の年賀状画像なのですが、今年も相変わらずこんな心境なので使い回しをお許しください。昨年は大きく環境が変わって、それを言い訳にいろいろサボりがちだったので、今年こそ「は」がんばりたいと思います。 英語教育関係で言うと、まずはサークル活動を再開したいと思っています。私自身の環境の変化からこの1年ほどお休み状態でしたので、しっかりと定期的に開催したいと思っています。とはいえ、一番は現場の先生方の需要に応える形でないと、続いていかないと思っているし、私がやる必要がないのであれば、無理にやる必要もないかなと思っています。今までやってきたらなんとなくやる、のではなく、今やるとしたらどんな形がいいの…

  • 大きな変化のあった1年の最後に

    2019年が終わります。 今年は自分にとって、大きな変化があった1年でした。20年以上務めた公立中学校英語教諭の職を辞し、大学で教員養成に携わることになりました。ブログを始めた頃には想像もつかなかった変化ですが、ここに至るまでにはこのブログを始めたことも大きなきっかけの1つだと思っています。 ふつうの公立中学校教諭の1人に過ぎない私の実践を、多くの人に知ってもらって、使ってもらって、フィードバックを直接いただける、というのは、私が実践を積み重ね、記録することを続けてこられた一番のモチベーションになっていたと思います。よく先輩方から「指導主事になってあなたの実践を多くの人に伝えなさい」と管理職試…

  • 配布ファイルの再アップロード要請はこちらに!

    前にもご案内しましたが、当ブログ「英語教育2.0」(類似品にご注意ください)は、2019年1月1日に現在のURLに移転しました。それは、ずっと使っていた「はてなダイアリー」というサービスが終了したため、同系列の「はてなブログ」というサービスへの移行を余儀なくされたからです。それにともない、「はてなダイアリー」でのファイルのダウンロードができなくなってしました。 現在はDropboxの共有機能を使っての再配布の作業をしておりますが、なにぶん10年以上も続いているブログですので、どの記事のどのファイルがリンク切れしているのか、よくわかりません。(現時点ではほとんどDLできないと思います) そこで、…

  • 指導案はA4版一枚にまとめなさい

    今週は教育実習生の授業を参観しに、公立中学校に2校を訪問してきました。 いやー、中学生かわいいですね。見慣れぬ参観者にそわそわしてしまったり、挨拶に来てくれたり、どちらも素直でよさそうな中学生たちでした。日頃から関わっている先生方のご指導の賜物だと思います。そういう学校で実習ができて彼らは幸せですね。 さて、それぞれの授業に対するコメントは、本人たちには伝えたし、あとでゼミ生や教職履修者たちと一緒にビデオを見ながらいろいろ考えようと思うのでそこで詳しく語りますが、共通して話題にしたことは、その日扱った新出文型を意味ある状況で使わせていたかどうかということ。 まぁ、文法項目によっては、教室で使う…

  • 授業を録画するのに最適なビデオカメラ探しの旅

    ずっと悩んでたんですけど、ビデオカメラを買いました。あんまり持っている方は少ないと思いますが、我ながらシブいのを選んじゃいました。 ZOOM ズーム 4Kハンディビデオレコーダー Q2n-4K 出版社/メーカー: ZOOM 発売日: 2018/11/23 メディア: エレクトロニクス この商品を含むブログを見る 主な使用目的は授業のビデオ録画です。大学に籍を移したので、いろいろな方の授業を参観させていただく機会がつくれたらと考えているのですが、その際に記録として授業を録画させていただくのに、いいビデオカメラがないかなと思っていろいろ検討していたんです。 画質はいいに越したことはないのですが、そ…

  • 過去形の定着をねらったアクティビティを考える

    教科教育法の1つでは、過去形の定着を目指すためのアクティビティーを学生に考えてもらって、模擬授業をしてもらいました。活動は、ドリル的な形式練習でもいいし、過去形を使ってコミュニケーションをする練習でもオーケー。自分たちで目的を持って設定するように指示しました。結構面白い活動をやってくれたので、いくつかご紹介。 【ペア1】「私はだあれ?」 4人組になり、1人が配られたカードを自分の頭の上で(自分では見えないようにして)掲げます。周りの人にもヒントカードが配られるので、一人ずつヒントとなる英文(過去形)を読み上げます。それを自分に配られたカードが誰だかを当てる、という活動です。過去形が自然に使える…

  • 学生たちにどのタイミングで、何を見せていくか

    本当に不思議な現象なのですが、私はブログ記事を書く時はMacBookかiMacなどのいわゆる「コンピュータ」デバイスでないとなぜか文章が書けない、ということがわかりました。iPadにキーボードをつけて、それなりに快適な入力環境を整えたつもりだったのですが、iPadの前に座っても、ブログは全然書けない。iPadはTwitterまでが限界のようです。不思議。 Inateck iPad 10.5インチ キーボードケース, iPad Air 10.5インチ 2019 (第三世代) と iPad Pro 10.5インチ用, BK2005 出版社/メーカー: Inateck メディア: エレクトロニクス …

  • 学生が研究室から持っていった本いろいろ

    大学に移って、研究室をいただけることになったので、これまで自宅に置いてあった本は、すべて研究室に持っていきました。21年間、自腹で結構たくさん本を買っていたのですね。中には「積ん読」のままのものもあるので綺麗だったりしますが、今後どこで役に立つかもわからないし、今となってはそれも含めて私の財産です。 まだまだスカスカな書架ですね。これから少しずつ充実させていこうと思います。研究費で本が買えるようになるのも夢のような話です。中学校教員にも研究費があればいいのになぁ。 ちなみに研究室はもう一人の先生と相部屋です。たまたま英文学を専門とされている先生だったので、そちらの膨大な量の書籍は眺めていてもお…

  • Apple Watch+Siri+OmniFocusでどんなタスクも取りこぼしナシ!

    Apple Watchを買いました。Series 4のスペースグレイ、GPSモデルです。 Apple?Watch Series?4(GPSモデル)- 40mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド 出版社/メーカー: Apple(アップル) 発売日: 2018/12/04 メディア: エレクトロニクス この商品を含むブログを見る モデルはあんまり選びようがなくて、iPhoneを格安のmineoにした関係でセルラーモデルは選べず、そうなるとステンレスケースも選べず、悩んだのは色とサイズくらい。腕も細いので40mmにしました。 Apple WatchはSeires 1の頃から手を…

  • Scrapboxで大学の講義メモ、ハンドアウト、スライド、オンライン資料公開がいっぺんにできた!

    大学での授業もだいぶ流れが固まってきました。 特に教職科目ではない一般の講義科目「第二言語習得理論」はどんなふうに進めようか悩んでました。とりあえず授業の中で「英語習得に男女差はあるのか?」「『英語は12歳までに学んだほうがいいの?』と聞かれたら何て答える?」みたいなお題に対してグループでディスカッションをして、それに対応するテキストの章を読んできてもらい、次回私が解説する、という流れが定着してきました。おかげさまで「テキストを読むのが楽しみになる授業」という感想を書いてもらえてて嬉しい限りです。学生もすごく熱心に参加してくれています。 さて、そんな大学での授業では、 (1)自分用の授業メモ(…

  • 教科書を活用して英語の『コア』を教える

    少しずつ新しい環境に慣れてきたような気もしますが、まだ4月というべきか、もう4月が終わる、というべきか。なんだかんだで、授業準備に追われる日々が続いています。 さて、忘れないうちにお座敷のご案内を。実名サイトの方ではすでにご案内しておりますが、5月18日(土)に関東甲信越英語教育学会(KATE)の月例会でお話をさせていただくことになりました。内容としては、いつもここでお話している「お肉とお皿」のお話です。昨年草加市と大東文化大学でお話させていただいた内容です。とはいえ、中学校現場を離れて改めて振り返ってみるとで、メタに見えてくる何かがあるかも知れませんね。そういう意味で、私も楽しみです。会員・…

  • 新しい場所、新しい授業

    さて、新天地での生活もあっという間に2週間が過ぎました。入学式後5日(金)からさっそく授業が始まり、この間の11日(木)でとりあえずすべての初回授業を終えました。いよいよ、来週から本格的な授業がスタートします。 私が担当しているのは主に教職課程の英語科教育法の授業です。大学2年生から3年製が対象です。まだオリエンテーション的な授業しかやっていませんが、とっても楽しいです。やりがいのあるお仕事だと思います。 まずは学生たちの英語力を知るために、2年生は教科書音読、3年生は自己紹介というタスクを与え、練習してもらっています。一学習者としてただ英語を読む / 英語で話すのではなく、英語教師としてモデ…

  • この英語教育の世界の片隅で

    1月から2月にかけて毎日のようにブログを更新していたのに、3月はパタッと止まってしまいましたね。主に3年生を担当していたので、3月は英語の授業そのものがなくなってしまったという事情もありますが、もうひとつ理由があります。 この3月で、公立中学校教員を退職しました。 臨時的任用教員時代も含めて21年にわたって、5つの中学校でお仕事をさせていただきました。本採用後初めての異動で着任した2校目で、なかなか気持ちが切り替えられず、中に溜まっていたエネルギーを外に吐き出す形で始めたのがこのブログ。それから14年の時が経ちました。 やがて、畏れ多いことに研修会等での講師役として講演やワークショップを任され…

  • 「20年後の自分を三人称で紹介する伝記」を回し読む

    今日が最後の授業。しかも午後だったので、3年間すべての授業のオーラスが英語、というクラスもありました。 「20年後の自分を三人称で紹介する伝記」もいよいよ最終回。 「伝記」は、「20年後、35歳になった自分」の「概要(どんな人か)」「幼少期の様子」「中学時代の様子」「転機」「近況」をそれぞれ4〜5文ずつ書いて、1つにまとめたもの。少しだけ自分と距離をとって冷静に書けるように、あえてhe / sheを使って三人称で書かせています。数回に分けて少しずつ書いて、チェックを受けてきたものを、先週綺麗に清書しました。難しい語彙には「注釈」をつけさせました。 で、今日はその伝記をみんなで回し読んで、コメン…

  • 意思決定タスク「京都にもう一度行くなら、どんなプランにする?」

    今日も帰りの電車の中で、ブログ更新。 3年生は明日までが通常授業なので、今日がラス2の英語の授業。昨年度、ラス1で取り組んだ「もう一度京都に行くとしたらどんなプラン?」というスピーキングによる意思決定タスクに取り組んでみました。昨年度の様子はこちら。 anfieldroad.hatenablog.com 今年は、思い切って修学旅行時の班に戻して、「あの時行けなかったあの寺に!」「あそこは良かったからもう一度行きたい!」みたいな会話をしてもらうことにしました。懐かしさも相まって、結構活動としては盛り上がりました。 もうひとつ、昨年度からの改良点は、最終的にプランを提案してもらって、プレゼンを聞い…

  • 2019年2月例会のご報告

    ご報告が遅くなりましたが、先週の日曜日、久しぶりのサークルが開催されました。急な告知だったにもかかわらず(しかもこれまでと違う会場だったにもかかわらず)、10人の方にお集まりいただき、サークルとしては大盛況でありました。感謝です。 まずは、5人ずつ2つのグループに分かれて、グループ内でふだんの音読指導についての情報交換。サークルは、参加してくださった方がお話することが大事なので、このサイズ感にはこだわっています。それぞれ、とても盛り上がっていました。 そこで話題になったアイディアを、今度は全体でシェアリング。私立中学校の先生からは、シャドーイングの実践をご紹介いただきました。教科書と音声ファイ…

  • 『これからの英語の文字指導ー書きやすく 読みやすく』手島良(研究社)

    手島良先生から新著『これからの英語の文字指導』(研究社)をご恵贈いただきました。直接の面識はないものの、ブログや共通する知人(私からすればお師匠)などを通して私の存在を知ってくださっていたようで、このたびは私にまでお心遣いをいただきました。ありがとうございます。 これからの英語の文字指導 ??書きやすく 読みやすく 作者: 手島良 出版社/メーカー: 研究社 発売日: 2019/02/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 幸運なことにずいぶん早い段階で手に入れていたにもかかわらず、ご紹介するのが遅くなってしまって申し訳ないです。まだ全部は読み終わってませんが、現…

  • ALTの素敵なイラストがスピーキングタスクを加速する

    ペンタスロンは昨日で最終回(第5回)を迎えて終了。みんなよく頑張っていました。 Speakingセッションでは、ALTが5〜6人の生徒と英会話を楽しんでいました。毎回「お題」を設定して、ALTがうまくいろんな生徒に話を振りながら会話を続けるんですけど、そのお題を提示するのにトピックカードみたいなのを作っておいてね、と言っておいたら裏紙にキーワードを書いてたんだけど、苦手な子にもわかりやすいようにささっと描いたイラストも添えてくれました。 最初は誰でも話しやすいように、現在形で語れる"favorite"を共有。次は未来表現を使わせる、という設定。(あ、ALTがテーマも設定してくれています) もと…

  • また行きたいな、いわき

    祝日の月曜日は、福島県いわき市に行ってきました。 朝の東京は雪が降っていて、途中の水戸も結構降っていたのですが、福島は曇り。それほど寒くなく、無事に会場に行くことができました。 今回はieTeachersという集まりに参加してきました。福島県の先生方が熱心に学び合う集まりです。前々から行ってみたいと思ってましたが、ついに実現しました。 テーマは「読み手を意識したライティング指導」ということで、「ポケモンライティング」や「COSMOS」「My Unlucky Day」のような生徒を読み手に設定したリーディングがセットになったライティング活動や、「Project I」「Dictogloss」「4コ…

  • 大学入試改革は「まだ引き返せる」

    東大に行ってきました。初めての赤門。 こちらのシンポジウムに参加しました。大学入試を巡って紛糾する英語試験にまつわる東大シンポジウム第2弾。申し込み開始からあっという間に満席になっちゃったのですが、奇跡的に本会場の席が取れました。 私は中学校教師ですから、日頃大学入試に関わる指導をしているわけでもありませんし、高校の指導の実態を把握しているわけでもありませんが、昨年担任した生徒たちが新入試一期生になるのでこの問題に対してそれなりに関心があります。 シンポジウムの中身については、いろいろな人がつぶやいてますし、充実した「まとめ」なんかもありますので、そちらをご覧になっていただければと思います。 …

  • 2019年2月例会のご案内

    本当に最近は不定期開催になってしまいましたが、今月はやります。1週間後の日曜日なので、直前のご案内になってしまってすみません。 今月は音読をテーマに「お稽古」と「シェア」をしましょう。生徒が聞き取りやすい、真似しやすい音読ができるように練習しましょう。4月から初めてor久しぶりに教壇に立たれる学生さんや育休明けの方々のご参加もお待ちしております。 また、いろんな音読練習のアイディアもシェアしましょう。私もいくつかワークシートをお持ちします。(10部印刷して持ってきてくださった方は、参加費無料になります!) 今月は実験的に、いつもの春日部市中央公民館(八木崎)ではなく、南越谷公民館パレットで開催…

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英語教育2.0 〜my home, anfieldroad〜
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