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  • 2020年ラストスパートの地獄

    ●3-9広島(22回戦) 福敬登にとって27日のエラーは、一度の失敗では割り切れないほどショックが大きかったようだ。 確かにあの時の福の落ち込みようは尋常じゃなかった。滝野要が落球したその瞬間、まだインプレー中にもかかわらず両手を膝に当て、がっくりとうな垂れる姿にはその落胆ぶりが端的に表れていた。そこに至るまで二つのエラーを重ねた自分自身への怒りもあったのだろう。 だが味方のミスに対してあれほど露骨に感情を出してしまった事こそが、福の犯した最大のエラーだったと言えるのではないか。 あの日、あのイニングからチームは闇を彷徨い続け、4日経った今もなお出口を見つけられずにいる。8回表、その扉を開けた…

  • 信じられるものが無くなった

    ●3-17広島(21回戦) 10月27日、阪神戦の8回裏。ミスの連鎖で中日の快進撃は終わり、代わりに始まったのは目を覆いたくなるような現実だった。 アルモンテが消え、ライデルが消え、ビシエドまでもが消えた。容赦なく襲いかかる離脱のスパイラルが、悲願のAクラスに向けて一丸となる中日を呑み込んだ。 それでも中日ナインは必死で食らいついた。ライデルがいなくてもDeNA相手にスイープを決め、連続カード勝ち越しはその後「7」にまで伸びた。この時点で残り11試合。もう大丈夫だ。多少勢いが落ちてもAクラスは揺るぎない。なんなら二桁貯金でのフィニッシュも狙えるのではないか。 Bクラス転落? まさか。余程のこと…

  • 勝利優先の起用

    ●1-3阪神(24回戦) 大野雄大が投げる日は、中日が確実に勝てる日だ。今や球界を代表する大エースは、45イニング連続無失点の球団記録を引っ提げ、目下2試合連続完封をあげている阪神との最終戦に臨んだ。 大野ならチームの悪いムードを一掃するような快投を見せてくれるに違いない。ほとんどのファンがそう信じていたはずだ。しかし幸先良く先制点をもらった大野はその直後、1番近本光司と2番糸原健斗の連打であっさりと同点に追いつかれた。あまりにもあっけない記録の幕切れ。さらに無死二塁としマルテにも内野安打を打たれ、続く大山悠輔のゴロの間に勝ち越しを許した。 あれよあれよと言う間に大野が2点を失った。信じがたい…

  • 傷だらけの決闘

    ●1-9阪神(23回戦) 野球を見始めて以来、中日が甲子園球場をここまで苦にしたシーズンは記憶にない。今日の負けで1勝10敗。なんでも甲子園でシーズン10敗を喫するのは64年ぶりの球団ワーストタイ記録なのだと。つまり、多くのファンにとって生涯最悪の惨敗を経験したことになる。 ナゴヤドームでは勝てるので、阪神そのものにアレルギーがあるわけではないようだが、なぜかここに来ると決まって打線は沈黙し、投手は打ち込まれ、守備は崩壊してしまう。昨日も、そして今日も、まるで魔法が解けてしまったかのように、中日は “弱いチームの野球” を繰り返した。 ひと昔前(ふた昔前か?)なら阪神ファンの一糸乱れぬ大声援に…

  • 滝野の長い夜

    ●1-4阪神(22回戦) プロ初スタメン。プロ野球の門を叩いた全ての打者がまず目指すべき目標である。そのチャンスを今日、滝野要がつかんだ。入団2年目。大垣日大高ではあの阪口慶三監督の教え子として夏の甲子園にも出場。大阪商業大を経てドラフト6位指名で中日の一員となった。 多くの選手が一度も一軍に上がることなくユニフォームを脱ぐ下位指名にあって、大卒とはいえ2年でスタメンをつかんだのはなかなかのスピード出世と言えよう。25日のヤクルト戦ではプロ初安打も記録。その瞬間、まるで祝福するかのように夜空を花火と煙が包み、その映像が全国区の情報番組でも繰り返し放送されるなど “持っている” 一面も見せた。 …

  • 高橋宏斗、一本釣り!

    www.chunichi.co.jp ◇26日 プロ野球ドラフト会議 入札8番目の阪神の指名が読み上げられた瞬間、胸を撫でおろした。中日を除く残る3球団はいずれも事前に指名選手を公表しており、横槍が入る心配はない。すなわち中京大中京・高橋宏斗の “一本釣り” 成功である。 例年どおり夏の大会が行われていれば競合必至の超高校級右腕を、与田監督の豪運に頼るまでもなく獲得できたのだ。そこは大いに喜ぶべきだろう。しかし6巡目の指名を終え、本指名が選択終了となった際の中日ファンのテンションは一様に微妙なものだった。むしろ、あの高橋宏を一本釣りできたにもかかわらず「低い」と言っても過言ではなかった。 2巡…

  • 未練が断ち切れない

    ドラフト会議を翌日に控え、中日は1位で中京大中京・高橋宏斗を指名することを与田監督が直々に公言した。先日のスカウト会議の時点では即戦力を希望する現場と地元のスター候補が欲しいフロントサイドとで足並みが揃っていなかったが、最終的には「大学、社会人を含めてもトップクラス」というスカウトの説得に、現場が折れた格好となった。 根尾昂、石川昂弥と同じくドラゴンズジュニア出身で、高橋本人も中日への強い想いを公言している。まさしく “竜の恋人” と表現しても差し支えない間柄であるが、一方で高橋以上に中日愛をアピールし、つい数週間前までは1位指名の最有力と目されていたトヨタ自動車・栗林良吏を振る形になってしま…

  • 最後の1ピース

    ●5-9ヤクルト(22回戦) 「借りてきた猫」という慣用句があるが、ビジターの松葉貴大はまさにこれ。ホームでは3勝0敗、防御率1.27と抜群の安定感を誇るのに対し、ビジターになると0勝6敗、防御率5.45と途端に成績がガタ落ちになる。 確かにナゴヤドームは投げやすい球場だろう。ナゴヤドームが苦手だと公言した投手は朝倉健太くらいのものだ。それにしたって、いくらなんでもこの落差はひどい。ここまで差があると、もはやホームの松葉とビジターの松葉は全くの別人と言っても過言ではない。 そして今夜の舞台は神宮球場。数ある屋外球場の中でも、とりわけ点が入りやすい “バカ試合” の聖地である。屋外が苦手な松葉と…

  • 暗黒戦士の意地をみた

    ○4-3ヤクルト(21回戦) 「♪ こんなに近くにいたのにどうして 気づかなかったの 今まで私」 ふとこんな歌詞が頭に浮かび、誰の歌だったかなと検索してみると、竹内まりやが牧瀬里穂に提供した『Miracle Love』(1991年)という曲だと分かった。身近にいた運命の人との恋の奇跡を歌ったこのナンバー。探し求めていたものは、いつだって意外と近くにあるものだ。 それは野球だって同じことかもしれない。何年もずっと中日が求め続けてきたものといえば、なんたって正捕手だ。谷繁元信の引退後、何人もの選手たちが挑戦したが、誰一人としてその座を掴むことはできなかった。打力が足りない、リードに難あり、守備が巧…

  • “すごい男”を導く男

    ◯1-0DeNA(21回戦) 「ッシャアア!!!」 少し甲高い雄叫びが、マウンドに響いた。8回裏、2死二、三塁。この日迎えた最大のピンチを空振り三振で凌いだ大野雄大は、鬼の形相で小さくガッツポーズを作ると、すぐに相好を崩していつもの柔和な表情に戻った。 チームきってのムードメーカーであり、またお調子者でもある。しかしひとたびマウンドに立てば、まるで化け物が憑依したかのようにバッタバッタと相手を倒していく。7月末から始まった覚醒は止まるところを知らず、むしろ最近は更なる進化を経て、誰も手がつけられないほどの状態となっている。 連ねた「0」の数は、前回の完封勝利で36個。球団記録である大矢根博臣の…

  • ライデルなき戦い

    感情の起伏が激しい一日だった。まず朝、起きるなり目に飛び込んできたのは『阪神福留孝介、事実上の戦力外通告』の見出しだった。福留自身は現役続行を希望しており、移籍先を模索する方向だという。 来年43歳になる福留を喜んで迎え入れる球団があるとすれば、それは間違いなく中日であるはずだ。阪神のユニフォームにも馴染み、近い将来の幹部候補とも囁かれ、古巣復帰はもはや叶わない夢かと思われた。そんな中での降って湧いたような戦力外報道である。もし復帰となれば14年ぶり。「獲って欲しい」ーー個人的には、心からそう思う。 もちろん賛ばかりではなく、否の意見もあるだろう。今シーズンは大半を二軍で過ごし、一軍成績も打率…

  • 逆転と畳みかけ

    ○6-1DeNA(19回戦) 1988年の中日は終盤にひっくり返す劇的な試合が多く、「逆転の竜」「ミラクルドラゴンズ」とか言われて敵球団に恐れられたという。ファンにとっては胸がすくような、たまらない展開だったことだろう。当時2歳。リアルタイムで見られなかったのが悔しくてたまらない。 それに引き換え、近年の中日の逆転試合の少なさときたら。ひとたびリードされたらそのまま負けることがほとんど。特に昨季はひどく、6回終了時点でビハインドだった場合の勝率は.035(2勝55敗1分)と12球団ワーストを記録。6回まで見て負けていれば心置きなく風呂に入るなり酒を飲むなり他の楽しみに時間を割けるのだから、ある…

  • 太陽と埃の中で

    ●0-5広島(20回戦) 「強者は負け戦で余計な消耗をしないものだ」 とかなんとか調子ぶっこいた台詞を素で言えるほど、余裕綽々の敗戦だった。9連戦のラスト。当初は勝ち越せれば及第点、6勝3敗で御の字と想定していたが、蓋を開けてみれば7勝2敗。10日時点では借金1、2位阪神と2.0ゲーム差の3位に着けていたのが、今は貯金4まで増えて順位は3位阪神に1.0ゲーム差の2位と立場が入れ替わった。 なんとかAクラス争いから脱落しないようにと、DeNAと阪神の後ろ姿を必死で追いかけていたはずが、いつの間にか追いかけられる側になっていたという喜劇的な展開。愛されるよりも愛したい。追いかけられるよりも追いかけ…

  • 代えどきの難しさ

    ○5-2広島(22回戦) 7連勝である。貯金5である。中日ファンは玄関先に球団旗を掲げて祝意を表明すべきである(強制ではない)。 ナゴヤドームでの快進撃は痛快であったが、まさかマツダスタジアムに来てもあっさり勝ち越しを決めてしまうとは。昨夜の “投” のヒーロー・谷元圭介の言葉を借りれば「出来過ぎだと思うが、これが今のチームの勢い」なのだろう。 しかし、正直言うとさすがに今日はダメだと思っていた。明治大の先輩後輩対決となった森下暢仁と柳裕也の投げ合い。しかし今シーズンここまでの成績は森下の圧勝で、この日も立ち上がりの出来栄えからして柳が勝てる要素は何一つ見つからなかった。初回、3連打を浴びて早…

  • ホームランでよかった

    ○8-6広島(21回戦) 昼過ぎ、「ソイロ・アルモンテ登録抹消」の一報が飛び込んできた。ある程度は覚悟していたとは言え、快進撃の立役者の離脱はあまりにも痛い。 ホームランこそ多くないが、欲しい場面できっちりタイムリーを打てるポイントゲッターとしての貢献は計り知れず、21試合連続ヒットの記録もまだまだ伸ばせそうな気配だっただけに、本人としても無念の離脱だろう。 与田監督は「筋肉が切れたとかそういう雰囲気ではない」と軽傷を強調するが、下半身は元々爆弾を抱えている箇所でもある。幸いにして10日間で復帰できてもスタメン出場は難しく、事実上残り試合はアルモンテの穴をなんとか埋めていく形になりそうだ。 せ…

  • 願いよ叶え!

    ○5x-3阪神(21回戦) 「♪ 願いよかなえ いつの日か そうなるように生きてゆけ」 B'zの『ねがい』というヒット曲の一節である。私を含めてプロ野球ジャンキーは、この歌のように願いを叶えるために日々慎ましい努力を重ねながら生きている。誰に言われるでもなく。 たとえば昼食をどこかに食べに行くとして、本当はカレーを食べたいけれど、こないだカレーを食べた日に中日が負けたから今日はラーメンにしておこうとか、このワイシャツを着た日は勝率が高い(気がする)から多少よれてても今日は着ていこうとか……。 誰にも気付かれないし、たぶん効果なんか無い。だけどやらずにはいられない。何千、何万というファンがそれぞ…

  • 贔屓のエースが怖い

    ○3-0阪神(20回戦) 圧倒的な力を持つ者に対して、人は尊敬を通り越して畏れを感じるものだ。2010年代の大相撲で文字通りの無敵を誇った横綱・白鵬は、あまりの強さゆえに嫌われ、妬まれ、挙げ句の果てには「礼儀がどうのこうの」とつまらないイチャモンを付けられながらも、土俵に立てば誰よりも強く、尊い存在であり続けた。 その割に「白鵬が好き!」という人にあまり出会わないのは、国籍もあるにせよ、あまりに超越した強さへの畏怖とそれに対する反発がどこかにあるからではないだろうか。 人間を超えた存在を、我々は “人外” とか “モンスター” と呼ぶ。どちらもポジティブなニュアンスではあるものの、どこか一歩引…

  • 京田にロマンを見たい

    ○4-2阪神(19回戦) 先々週のビジター9連戦に続き、今週もなかなか難儀な組み合わせとなっている。日程自体はナゴヤで3試合、マツダで3試合とごく普通の内容だが、問題は中身である。 阪神戦の先発は高橋遥人、青柳晃洋、前回やられた岩田稔と苦手な投手揃い。ひょっとすると3試合目は西勇輝が来るのではとも予想されている。 さらに広島戦は新人王に向かって邁進中の森下暢仁との対戦が決定的。ヘタすれば大コケしてもおかしくないほど強敵揃いの一週間なのである。だからこそ巨人戦で勝ち越せたのが非常に大きな意味を持つのだが、そうは言ってもホームでは勝ち越したいものだ。 その初戦となった今日。高橋遥は前回の対戦で初め…

  • 福谷で借金返済

    ○3-2巨人(24回戦) いつからだろう。やたらとラジオで “借金の過払金請求” のCMが流れるようになったのは。それだけ世の中には借金を抱えている人が多いのだろうが、できればもうちょっと長閑(のどか)なCMを聴きたいものである。 借金。南野陽子の『秋のIndication』がよく似合うこの季節に、中日が無借金で過ごしているのは一体何年ぶりなのだろうか。数日前の中スポによれば、残り26試合時点での借金1は、連続Bクラスが始まった2013年以降で最少だったそうだ。 驚いたのは、次に少なかったのが去年の借金9という事実だ。つまり一昨年までは少なくとも10個以上の借金を秋口には抱えていたことになる。…

  • 「大福丸」への橋渡し

    ○7-0巨人(23回戦) 「勝利の方程式」というフレーズが初めて登場したのは1993、4年頃のことだと言われている。当時の巨人・長嶋茂雄監督が、橋本清から石毛博史につなぐ必勝リレーをこう称し、一気に広まったとされる。 必勝リレー自体を発明したのがどこのチームだったのかについては諸説あるが、少なくとも長嶋巨人より前にはその雛形とも言える形が複数の球団で登場していた。だが「勝利の方程式」という言葉を発明したのがミスターの白眉だった。 物事は言葉が定義されると追随しやすくなるものだ。1990年代の後半にはほとんどの球団が方程式の確立に躍起になった。その中で、中日はかなり成功した部類に入ると思う。19…

  • トラウマを掘り返す

    ●1-7巨人(22回戦) 高木守道さんの追悼試合と銘打っておこなわれた今日の試合。背番号「1」着用、遥拝所の設置、黙祷、特別映像の上映、ご子息の登板、守道さんが好物だったホットドッグの販売数量増、『燃えドラ』特別バージョンへの差し替え……。 これだけ大規模なイベントを公式戦で開催した記憶はない。いかに守道さんがドラゴンズにとって重要な人物であったのか、しみじみ実感した。 ただ、一つだけ釈然としない事がある。おそらく同じ想いの方も少なくないだろう。ナゴヤドームが誇る大型映像装置「106ビジョン」に映し出された、ある試合のスタメンの再現。よりによって、これから巨人との対戦に臨むというのに、その巨人…

  • 大きな「2」点

    ○4-1ヤクルト(20回戦) 3回裏、スコアボードに灯った「2」の数字。2死一、二塁からモイセ・シエラの放ったレフトへのタイムリーが、中日の勝利を大きく手繰り寄せたーー。 大野雄大が投げる水曜日は、中日が勝てる日だ。週の半ば。世の社会人、学生にとって気だるさがマックスに達するこの日に勝利をもたらしてくれるのだから、大野には感謝してもしきれない。 ましてや相手は最下位ヤクルトだ。今日はどんなすごい投球を見せてくれるのだろう? 関心があるのは完封できるかどうか。大野がナゴヤドームで投げる日は、もはや勝つのが前提である。 初回、先頭打者のアルシデス・エスコバーをズバッと見逃し三振に打ち取った。今日も…

  • ただ、勝つために

    ○4-0ヤクルト(19回戦) 他人の大学入試の結果でこんなに動揺するのは初めてかもしれない。中京大中京の154キロ右腕・高橋宏斗が兼ねてから進学を希望していた慶應大の推薦入試に不合格となったことが判明。この日午後、プロ志望届の提出を表明した。 高橋といえば地元の超逸材として中日スカウト陣も早い段階から1位候補の本命にリストアップしていたとされるが、本人の強い希望により進学が確実視されていたため、実質的に候補から外れていた。今回のプロ入り表明でドラフト戦略の根本からの見直しは必至。 目玉不在といわれる今年度のドラフト会議だが、急転直下の高橋参戦により情勢は一変した。各球団の情報戦もますます熾烈を…

  • 様式美のゲッツー

    ●3-9DeNA(18回戦) もしこれがロード9番勝負の初戦だったら、どうしようもないほど落ち込んでいただろう。同じ打者に3ホーマーを許すなど、投打ともに精彩を欠いての大敗。しかしそれほどダメージを受けていないのは、既にカードの勝ち越し、そして9戦4勝のノルマを達成したからに他ならない。 この9試合が始まる前の借金は2で、3位とのゲーム差は1.0だった。それが今、借金は3に増えたがゲーム差は0.5差に縮まった。“死のロード”とも言うべき苦しい遠征のなかでズルズルと落ちるどころか、むしろAクラスに近付いたのだから御の字である。 ここまできたら、借金の数は関係ない。プロ野球の順位は相対的なゲーム差…

  • 勝ち方なんかどうでもいい

    ○9-7DeNA(17回戦) 休日のデイゲーム、屋外球場、マウンドにはライデル・マルティネス……。何もかもがあの日と酷似していた。去年6月16日のロッテ戦。悪夢のような逆転サヨナラ負け試合を意識せざるを得ないところまで、中日は追い詰められていた。 2回までに9点を奪い、楽勝でカード勝ち越しを決められるはずだった。5回にはソイロ・アルモンテを、7回にはダヤン・ビシエドをベンチに下げ、あとはBチームのリリーフで悠々と逃げ切るだけーー。いくら横浜スタジアムとて、さすがに何かが起こるような兆候はなかった。 序盤に味方が大量点を取ると先発投手はかえってやり辛いらしく、得てして壮絶な打ち合いになりがちだが…

  • すごいよ! タンケとマサルさん

    ○8-5DeNA(16回戦) これぞ4番! これぞ主砲! 壮絶なシーソーゲームに決着をつけたのは、2試合ぶりにスタメン復帰した4番・ビシエドの一発だった。 2点のリードを2本のホームランで追いつかれ、7回表には満塁のチャンスを作るも代打・堂上直倫があえなく凡退。この展開になると、横浜スタジアムでは大抵勝てないことを中日ファンはよく知っている。負ければ3位DeNAとは2.5差。残り試合数を考えても危険水域といえるゲーム差だ。 明日の相手先発は既に今年3勝を献上している濱口遥人で、その次は大貫慎一と予想されている。ヘタすると3タテもあり得るのではないか? このままズルズルと大型連敗に突入するのでは…

  • 細かい部分での“粗相”

    ●0-2阪神(18回戦) 今日の負けは痛い。痛いなんてもんじゃない。ロードが9戦続く踏ん張りどころ。贅沢は言わないのでここを4勝5敗で乗り切れば、借金3で残りの28試合に臨める。内訳はホーム18、ロード10。Aクラス入りへ向けてかなり期待の持てる日程である。 今日がその6試合目。もし勝てば3勝3敗となり、明日からのDeNA戦で1勝でもすれば一応のノルマは達成される。こちらの先発は阪神戦で投げるのは初のヤリエル・ロドリゲス 。25日ぶりの一軍マウンドという点はやや不安ながら、初見では攻略が極めて困難な投手である。 対する阪神の先発は岩田稔。まだ今シーズン2試合目の先発で、前回のDeNA戦では5回…

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