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  • Unit6 WEEK4 子ども発祥!ゴミ美術館プロジェクト!

    Unit6 アートの創造や鑑賞は自分自身や周りの世界の理解につながる いよいよUnit6の学習も総括評価課題に本格的に入っていきます。 ・総括課題「ゴミ美術館」 ・アイデアが生まれた背景 ・ゴミ美術館の会場準備(学校外アクティビティ) ・ゴミアートの伝えたいメッセージと設計図を考える ユニット6では、以下の知識とスキルの構造で概念型の探究を進めていきます。 ・総括課題「ゴミ美術館」 こちらがゴミ博物館のプロジェクトの総括課題になります。この課題のアイデアも子ども発祥で、昨年度の10月のユニットのアクションで生まれたものでした。このように、これまでに学んだことがユニットを超えたアクションで繋がっ…

  • Unit6 WEEK3 対話型鑑賞会に向けた準備&鑑賞会

    Unit6 アートの創造や鑑賞は自分自身や周りの世界の理解につながる いよいよUnit6の学習も形成的評価課題に本格的に入っていきます。 ユニット6では、以下の知識とスキルの構造で概念型の探究を進めていきます。 ▼ 形成的評価課題 1週間という限られた時間の中でUnit4でフォーカスした自己管理スキルを活かして、計画を立てプロジェクトを進めていきました。 ▼ 形成的評価課題の6つのステップ STEP1 ... アーティスト(画家)を決める STEP2 ... 同じアーティストが描いた作品から2つ選ぶ STEP3 ... リサーチの視点を考える STEP4 ... 複数の視点をリサーチする ST…

  • Unit6 WEEK3 対話型鑑賞会に向けた

    Unit6 アートの創造や鑑賞は自分自身や周りの世界の理解につながる いよいよUnit6の学習も形成的評価課題に本格的に入っていきます。 ユニット6では、以下の知識とスキルの構造で概念型の探究を進めていきます。 ▼ 形成的評価課題の6つのステップ STEP1 ... アーティスト(画家)を決める STEP2 ... 同じアーティストが描いた作品から2つ選ぶ STEP3 ... リサーチの視点を考える STEP4 ... 複数の視点をリサーチする STEP5 ... リサーチしたことをまとめる STEP6 ... 対話型鑑賞を深める3つの問いを考える また毎回のグループワークではリフレクションを…

  • Unit6 WEEK2 自己理解から他者理解へ

    Unit6 アートの創造や鑑賞は自分自身や周りの世界の理解につながる いよいよUnit6の学習も形成的評価課題に入っていきます。 ・グループで他者と協働するための自己理解ワーク ・チームでのキックオフミーティング ・G5とコラボした価値観ワーク ユニット6では、以下の知識とスキルの構造で概念型の探究を進めていきます。 こちらが形成的評価課題になります。 今回フォーカスするATLスキルはこちらです。 社会性スキル(好ましい対人関係の構築と協働スキル) 具体的には、自分とは違う考えを持つ人とも、それぞれの良さや強みを生かすことで、自分一人ではできないことができるようになることを目指していきます。そ…

  • Unit6 WEEK1 アート鑑賞

    Unit6 アートの創造や鑑賞は自分自身や周りの世界の理解につながる いよいよUnit6の学習に入っていきました。 導入1 フィールドトリップへ 導入2 ディクシット(DIXIT) ボードゲームでの対話型の鑑賞の導入 導入3 1つの絵をみんなで深掘りしてみる ユニット6では、以下の知識とスキルの構造で概念型の探究を進めていきます。 ユニットの導入では、実際に岐阜県美術館に行って、アートの世界に入っていきました。まずは「本物」に触れることでこれから学ぶ学習が自分たちの身近な世界とつながることを感じられることを大切にしています。 PYPは、 「本物」の学習こそが最も効果的であると確信しています。す…

  • Unit5 Week4 「ホルモンがもたらす身体の変化」

    Unit5 身体の変化は心の変化をもたらす ・イントロダクション1「人生における変化と疑問」 ・イントロダクション2「人生における変化と疑問」 ユニット5では、以下の知識とスキルの構造で概念型の探究を進めていきます。 ユニットの導入では、心の変化を少しずつ迎えている4年生が、自分自身の心の変化を捉える学びからスタートしていきました。そこから、エリクソンの発達課題を参考にしながら人生のステージごとの発達課題についてインタビューを元にリサーチを進めてきました。ここからは、心の変化から身体の変化にフォーカスした学びを進めていきます。この時のキーワードになるのが「ホルモン」です。私たちの見えないところ…

  • Unit5 Week2-3 それぞれの年齢の発達課題は変化する

    Unit5 身体の変化は心の変化をもたらす ・それぞれの発達段階の人へのインタビュー ・インタビュー結果で分かったこと(事実)を集める ・インタビューで集めた情報を元に一般化していく ユニット5では、以下の知識とスキルの構造で概念型の探究を進めていきます。 ユニットの導入では、心の変化を少しずつ迎えている4年生が、自分自身の心の変化を捉える学びからスタートし、キーコンセプトである「変化」にフォーカスし、年齢ごとの心の変化を捉える学びをスタートしました。 ここでは、それぞれの年齢ごとの発達の課題を捉えるために、自分たちの身の回りの人(家族や親戚や学校のスタッフやお友達)にインタビューを行いました…

  • Unit3 多角的な測定と美との関連性を探究

    Unit3 多角的な測定が形の定義にどのように役立つかを理解することで、芸術性と創造性が向上します。 ユニット3では、「個人的表現と文化的表現」というグローバルな文脈の中で、測定を行うことが図形を定義し、これについて理解することが芸術性や創造性に繋がることを探究していきます。私たちは、生活の中で何かものを買うときや作るときに機能性だけでなく見た目の美しさからも選択をしていると思います。 「私たちが何かを選択するときに美しさを感じるのはなぜか?」「美しさを感じるものにはどのような特徴があるのか?」私たちは無意識に美しいと感じる形があります。このユニットを通して、多角的に形を測定することを通して、…

  • Mathのカリキュラムづくりへの足跡

    今、私は「探究を探究する」ために国際バカロレア認定校で働いています。 私は、初等プログラム(PYP)での小学4年生の担任と中等部(MYP)の数学の担当をしております。初等部の探究カリキュラムのレポートはこちらのブログにまとめてあります。 PYPでは、教科横断的なモデルで学んでいた学習から、MYPでは教科学習と学際的な学習に焦点を置いたモデルへの学習に移行していきます。 2023年度は、MYPのカリキュラムの作り方に沿ってMathのカリキュラムを設計したカリキュラムに沿って実践していく1年目の年です。生徒と一緒に学びを作り上げていくという観点では、今は子どもたちと一緒に意味のあるMathのカリキ…

  • 数学で金融リテラシー教育

    Unit2の総括課題で、社会の中の不平等や格差について探究を進めてきました。 チェックインワーク:単利と複利の考え方を掴む ワーク1:お金を預けるの投資信託?銀行? ワーク2:奨学金の利子率って大事なの? 私自身も、生涯の資産形成の格差が日本全体で広がっていることに課題意識をもち、資金形成格差がなぜ起きるのかを調べてみました。 もちろん、職業による賃金格差も大きな要因としてあるのですが、資金形成をうまくできている人とできていない人では、金融リテラシーの差によって、生まれているものもあるのではないかという仮説も出てきました。 そこで、数学の授業の中で現在扱っているパーセンテージの考え方を少し応用…

  • Unit5 Week1 自分自身の心の変化を詩と模様で表現する

    Unit5 身体の変化は心の変化をもたらす いよいよUnit5の学習に入っていきました。 ・感情を表す語彙を広げる活動 ・喜怒哀楽で自分の感情の変化を言語化する活動 ・詩の特徴を掴む ・詩で表現した言葉を模様で表現してみる ・詩の鑑賞の時間 ユニット5では、以下の知識とスキルの構造で概念型の探究を進めていきます。 ユニットの導入では、心の変化を少しずつ迎えている4年生が、自分自身の心の変化を捉える学びからスタートしていきました。 ・歌の歌詞と自分の感情-経験を結びつける そこで、12月のHoliday Concertで歌った「オトナになるって」の動線で、歌詞の中で心に残った歌詞と、なぜ印象的に…

  • Unit5 テーマ概要

    ユニット5では「私たちは誰なのか」をテーマに探究していきます。 ▼ 私たちはどのような場所と時代にいるのか?(*PYPのつくり方参照リンク) 自分自身の性質、信念と価値観、個人的・身体的・精神的・社会的そしてスピリチュ アルな健康、家族・友人・コミュニティー・そして文化圏を含めた人間関係、権利と 責任、人間であるということはどういうことなのか、ということに関する探究。 では、具体的にユニットの概要について紹介していきます。 ▼ ユニット⑤の概要 ▼ 教科の枠を超えたテーマ:who we are 私たちは誰なのか ▼ セントラルアイデア:Changes that people experienc…

  • Unit4 テーマ概要

    ユニット4では「私たちはどのような場所と時代にいるのか」をテーマに探究していきます。 ▼ 私たちはどのような場所と時代にいるのか?(*PYPのつくり方参照リンク) 場所と時間への適応、個人の歴史、家と旅、人類による発見・探検・移住、地球規模 そして地域レベルの観点から見た個人と文明の関係性と相互的な関連性に関する探 究。 では、具体的にユニットの概要について紹介していきます。 ▼ ユニット④の概要 ▼ 教科の枠を超えたテーマ:where we are in place and time 私たちはどのような場所と時代にいるのか ▼ セントラルアイデア:Significant events and…

  • 人権感覚を育むクラスづくり<メモ書き>

    人生で初めてクラス担任を持つ中で、クラスの担任の役割として子どもたちに人権感覚を育めるような機会をつくる重要性を感じ始めています。 オランダのイエナプランのサークル対話 「人権感覚を育むとはどういうことか」改めて自分の中でもゆっくり考えながら、実践していきたいと考えています。そもそも人権感覚とは何かの定義を文部科学省の資料から考えてみました。 ▼ 第1章 学校教育における人権教育の改善・充実の基本的考え方(参照リンク) 人権感覚とは、人権の価値やその重要性にかんがみ、人権が擁護され、実現されている状態を感知して、これを望ましいものと感じ、反対に、これが侵害されている状態を感知して、それを許せな…

  • Unit4 Week6-7 歴史上の出来事は現代に与える影響

    Unit4歴史上の出来事や人物が今の暮らしに影響している いよいよ、形成的評価課題を経て総括的評価課題に入っていきます。総括的評価課題では、形成的評価課題でリサーチした戦国時代の重要な出来事(楽市楽座の政策、鉄砲の戦いへの導入、関市の刀の保護と戦への導入)に加えて、私たちの住んでいる岐阜市の歴史の出来事と今の私たちの暮らしへの影響について9つのテーマを加えて探究をしていきます。 総括評価課題でフォーカスするATLはリサーチスキルに加えて、自己管理スキル(管理調整スキル)にフォーカスして行っていきます。 背景としては、1学期からこれまでは協同的な学びとプロジェクト型の学びにフォーカスをして行って…

  • Unit4 Week5 歴史は解釈である

    Unit4歴史上の出来事や人物が今の暮らしに影響している ・形成的評価課題 ・形成的評価課題 いよいよ、今回のユニットでフォーカスするリサーチスキルを磨く学習活動に入っていきます。 ▼ リサーチスキル(情報リテラシースキル) 考案および計画、データの収集および記録、統合および解釈、評価およびコミュニケーション 「歴史は解釈である」ことを理解することは、子どもたちが社会を生きていく上で重要だと考えています。実際に世の中にあふれている情報は、事実と解釈が混じった情報でが多く、解釈を事実と思い込んでしまうことは起こりうると思います。また、何か問題が起きたときに、事実ではなく自分の解釈で伝えてしまうこ…

  • Unit2 世界の中の不平等や格差を数字で紐解く(G6)Part2

    Unit2 社会の不平等や格差は、数量の等価形式を使用することでより明確になる ユニット2では、公平性と発展というグローバルな文脈の中で、社会の中にある不平等や格差を数字で紐解いていきます。私たちは、何となく生活の中で不公平という言葉を使っていると思います。私たちが使っている不公平という言葉の根拠にあるものは何か?社会の中に複雑に絡み合っている問題を数字を使って事実を示すことができることをこのユニットを通じて子どもたちに体感してもらえたらと思っています。 概要 Statement of inquiry社会の不平等や格差は、数量の等価形式を使用することでより明確になります。 Global con…

  • Unit4 Week3-4 戦国時代の道具再現プロジェクト

    Unit4歴史上の出来事や人物が今の暮らしに影響している ・実寸大での刀・鉄砲づくりを通した歴史的事実のリサーチ ・寸尺で数学 ・実寸大での刀と鉄砲づくり ・実寸大での刀・鉄砲づくりを通した歴史的事実のリサーチ ここから劇で使用する小道具づくりに入っていくのですが、まずはどんな小道具をどれだけ作るのかを全体で話し合うところからスタートしました。 ▼ 必要な小道具 ・刀・鉄砲・楽市楽座の制札etc... ここからは刀チームと鉄砲チームに分かれて「本物をつくる」ことをミッションにリサーチを開始しました。 「ところで信長はどんな刀を使っていたのだろうか?」 信長が使っていた刀をリサーチし、刀の長さが…

  • Unit4 Week3-4 岐阜にゆかりのある歴史をリサーチで紐解く

    Unit4歴史上の出来事や人物が今の暮らしに影響している ・実寸大での刀・鉄砲づくりを通した歴史的事実のリサーチ ・寸尺で数学 ・実寸大での刀・鉄砲づくり ・実寸大での刀・鉄砲づくりを通した歴史的事実のリサーチ ここから劇で使用する小道具づくりに入っていくのですが、まずはどんな小道具をどれだけ作るのかを全体で話し合うところからスタートしました。 ▼ 必要な小道具 ・刀・鉄砲・楽市楽座の制札etc... ここからは刀チームと鉄砲チームに分かれて「本物をつくる」ことをミッションにリサーチを開始しました。 「ところで信長はどんな刀を使っていたのだろうか?」 信長が使っていた刀をリサーチし、刀の長さが…

  • Unit4 WEEK1

    Unit4歴史上の出来事や人物が今の暮らしに影響している いよいよUnit4の学習に入っていきました。 まずは、子どもたちが歴史の学習を「ジブンゴト」として捉えられるように、私たちの住んでいる地球にとって重要な出来事について考えるところからスタートしました。 まず、子どもたちに3mの紙テープを見せて、この3mの長さが地球が誕生してから現在までの時間を表しており、この3mの長さの中で人類が誕生した場所はどこかについて発問を行いました。 子どもたちは全学年で宇宙について学習をしてきているので、地球が誕生したのは約46億年まであることは知っていました。人類が誕生したのはどこかについて尋ねると、様々な…

  • Unit3 WEEK6 学んだことをアクションへ

    Unit3 水の利用と管理は、地域の開発と持続可能性に影響を与える いよいよ学んだことをアクションに繋げる準備段階である総括的課題をスタートしました。今回のユニットでは、水の利用と管理について学んだことをアクションに繋げるために「私たちが住んでいる岐阜市では、きれいな水がどのように循環しているのか」について整理していきます。 ▼ これまでのユニットの歩み ① 水の重要性の体感するためのアクティビティ・私たちは1日にどれだけ多くの水を学校で利用しているのかを調査 ② 水の利用可能度と地理的な影響を体感するアクティビティ・自然(山)のろか機能を学ぶためのろか実験・水の循環を学ぶための海水を淡水化す…

  • Unit2 世界の中の不平等や格差を数字で紐解く(G7-9)

    Unit2 社会の不平等や格差は、数量の等価形式を使用することでより明確になる ユニット2では、公平性と発展というグローバルな文脈の中で、社会の中にある不平等や格差を数字で紐解いていきます。私たちは、何となく生活の中で不公平という言葉を使っていると思います。私たちが使っている不公平という言葉の根拠にあるものは何か?社会の中に複雑に絡み合っている問題を数字を使って事実を示すことができることをこのユニットを通じて子どもたちに体感してもらえたらと思っています。 ・概要 Statement of inquiry社会の不平等や格差は、数量の等価形式を使用することでより明確になります。Global con…

  • 客観的に身近な複雑な課題と向き合うために必要なこと

    9月のLearner Profileは「考える人」です。「人はどのようにして考えているのか?」という考えることについて考える時間から始まりました。 「私たちはどのように考えているのか?>リンク」 そしてこのこの写真を見て「何が足りないんだろう?」「考えるだけでいいのか?」という問いについて考え始めました。 「行動が必要。」という考えが生まれ、行動を実践してみました。 今私たちは「行動するだけでいいのかな?何かが足りないと思うんだよね。」という更なる問いについて考えています。 そんなことを考えている時でも、学校で生活していると様々な問題が起きます。 今日起きた問題... 自分たちが遊びたい対象を…

  • Unit2 WEEK4 水の利用可能度と地理的影響を探究

    Unit3 水の利用と管理は、地域の開発と持続可能性に影響を与える アクティビティ1 環境調査 いよいよ探究も中盤を迎え、これから総括評価の課題に取り組む準備を進めていきます。子どもたちの中で「岐阜市では水道水の水はどこから来るのか?」という疑問に対して、最初は海という意見が出てきていたのですが、実験を通して川や山という考えが出てきました。ここからは、さらなる問いとして「水道水の元となる岐阜市の川はきれいなのか?」という疑問を調査し「100年後もきれいな水を守っていくための私たちの責任」について考えていきます。 アクティビティ1 環境調査 本日は、岐阜市役所の環境保全課の「環境調査(水辺の生物…

  • 学びの備忘録

    自分自身が気になった/納得したキーワードや学びの備忘録として雑に集めていきます。 探究 1. 今自分自身は探究型学習:概念型学習=8:2のバランスでしていることに気づく。IBのカリキュラムで目指しているのは、概念型探究であり、そもそも探究型学習と概念型学習を分つものは何か?概念型学習をベースに探究的な学びは生まれるのか?そもそも何を持って探究的な学びというのか?私の中で探究的な学びのベースとなっている参考リンク 2. キーコンセプト(重要概念)と関連概念を切り口として3つの探究の流れを探究し、セントラルアイデア(一般化)させ、異なる文脈や状況に転移できることを目指す。今の自分はアクションだけに…

  • Unit2 世界の中の不平等や格差を数字で紐解く

    Unit2 社会の不平等や格差は、数量の等価形式を使用することでより明確になる ユニット2では、公平性と発展というグローバルな文脈の中で、社会の中にある不平等や格差を数字で紐解いていきます。私たちは、何となく生活の中で不公平という言葉を使っていると思います。私たちが使っている不公平という言葉の根拠にあるものは何か?社会の中に複雑に絡み合っている問題を数字を使って事実を示すことができることをこのユニットを通じて子どもたちに体感してもらえたらと思っています。 ・概要 Statement of inquiry社会の不平等や格差は、数量の等価形式を使用することでより明確になります。 Global co…

  • Unit2 WEEK2-3 水の行方を辿り「水の循環」を知る

    Unit3 水の利用と管理は、地域の開発と持続可能性に影響を与える アクティビティ① アクティビティ② 探究①で水の重要性について学んできた子どもたち。探究①では、私たちは暮らしの中でどのような時に、どれくらいの量の水を使っているのかを探究してきました。では、私たちが使っている水はどこから来て、使った水はどこに流れていくのか?今日から水の行方と循環を学ぶ旅が始まります。 まずは、事前に家の中や家の周りを歩きながらで、自分たちが使用している水がどこから来てどこに流れていくのかを見つけて、写真をとってきてもらいました。 アクティビティ① まずは、水の循環について、子どもたちがどのような知識や理解を…

  • 数学でビジネスプランを考える

    Unit2 パーセンテージ (%) Unit2では、パーセントを使って社会の中で起きていることを分析していきます。最初の導入としては、ビジネスとパーセントについて考えるアクティビティを行いました。 中学生は、スポーツデイの屋台で自分たちで販売商品を決定し、仕入れ、販売額の決定をして、実際に商売を行います。今年行われたスポーツデイでの中学生の原価率は35%でした。 では、ビジネスをするときにどれくらいの利益を見込んで販売をしたら良いのでしょうか?今回は、オレンジジュースビジネスを5人の中学生に考えてもらい、ビジネスプランをchatGPTに判断してもらいました。(制限時間は30分) ▼ chatG…

  • ボードゲームで数学

    ボードゲームで数学。海外の学校現場の授業で用いられるボードゲーム。 カリキュラム 説明書を読み解き、解説書を作る 対戦表を考える どのようにボードゲームで授業を展開していけばいいのかを考えていたときに、参考になるサイト(リンク)を見つけたので、ボードゲームで数学を実践してみることにしました。 カリキュラム 夏休み明けて最初の1週間ということもあり、思考のウォーミングアップも兼ねて取り入れてみることにしました。また、国際バカロレアの数学では4つの評価基準が定められており、4つの評価基準がどのようなものなのかを確かめるために、4つの評価基準を参考にしながらカリキュラムを考えてみました。 「知識と理…

  • Unit2 WEEK1 身近な水の探究

    Unit3 水の利用と管理は、地域の開発と持続可能性に影響を与える いよいよUnit3の学習に入っていきました。 まずは、子どもたちが水の学習を「ジブンゴト」として捉えられるように、暮らしの中にある水を探すところからスタートしました。 子どもたちは、生活の中で使用している水の写真を土日に集めてきてくれました。(一部紹介)中には、どれくらいの水の量を使っているのかを調べてきた子もいました。 授業の中では、まずは子どもたちが「水」についてどのような知識を持っていて、水についてどのような見方をしているのかを書き出してもらうワークを行いました。国際バカロレアのPYPのカリキュラムでは、子どもたちが既に…

  • Unit3 テーマ概要

    ユニット③では「この地球を共有すること」をテーマに探究していきます。 ▼ 世界はどのような仕組みになっているのか?(*PYPのつくり方参照リンク) 限られた資源を他の人々そして他の生物とどのように分け合うかということに取り組むうえでの、権利と責任について、コミュニティーとは何か、そしてコミュニティー内およびコミュニティー間の関係性、機会均等の実現について、平和そして紛争解決についての探究。 では、具体的にユニットの概要について紹介していきます。 ▼ ユニット③の概要 ▼ 教科の枠を超えたテーマ:Sharing the planetこの地球を共有すること▼ セントラルアイデア:The avail…

  • Learner Profile「Thinker」私たちはどのように思考しているのか?<レゴ®シリアスプレイ®>

    「私たちはどのように思考しているのか?」 モーニングMTGで校長先生から子どもたちに問いかけられた問いです。 子どもたちの多くはなんとなく「脳みそを使って思考している」ことを知っていますが「じゃあどうやって脳みそを使っているの?」と聞かれると大人でも「あれ、どうやって使っているんだっけ?」と答えられなくなると思います。 私たちの学校では、毎月1つずつ、国際バカロレアが示しているLearner Profileを意識しながら、自分たちの学校生活や暮らしに取り入れています。そこで、子どもたちと一緒にLEGOブロックを使って、「私は、どのように思考しているのか?」を表現してみる学習活動(レゴ®シリアス…

  • LEGOでチームビルヂング

    いよいよ2学期がスタートしました。 1ヶ月間の長い夏休みを終えて、この1週間はどのようにして2学期をスタートしたのかについてまとめていけたらと思います。 まずは、クラスで大切にしたいことをまとめてあるエッセンシャルアグリーメントを2学期はどのようにブラシュアップするのかを考えました。まずは、今あるエッセンシャルアグリーメントをLEGOブロックを使って表現するチームビルディングのアクティビティを行いました。 ▼ G4のエッセンシャルアグリーメント ① タイムマネージメント② 自分の意見を言い、相手の意見を聞く③ チャレンジして、失敗しても恥ずかしがらずにふりかえる。④ 工夫して、みんなが良い気持…

  • Global Teacher Program 5th フィンランドでの学び

    2023年8月10日〜8月18日@フィンランド DAY1 日常から非日常へ DAY2 やってみる DAY3 自分自身の内側にフォーカスしてみる 日本全国から、フィンランド教育を探究するために、15名の人がフィンランドに集まりました。 ミッション 「幸せな自立」を育む教育を探究し思いをカタチにする一歩を踏み出すきっかけとなる 探究のメッセージ 「教育」、それは、人々の「幸せ」のために存在するのではないでしょうか?5年連続、世界幸福度ランキング1位のフィンランド。フィンランドの教育は本質を捉え、一人一人が幸せに生きる力を育むことを大切にしています。プログラムでは、多様な教育現場、現地の人々との関わ…

  • フィンランド滞在ブログ in 2023夏

    [:contents] フィンランド滞在ブログ DAY1「子どもの自由に遊ぶ権利と親の責任のバランス」 DAY2「フィンランドの休暇の考え方」 DAY3「暮らしの中にある良い循環」 DAY4「変化に対応する学校現場のリアル」 DAY5「SNSがもたらすフィンランドにおける課題」 DAY5-2「それぞれの国のバックグラウンドを知ることの大切さ」 DAY6「フィンランドが男女平等になった背景とは」 フィンランド滞在ブログ 2023年8月4日から3年ぶりにフィンランドの教育を体感するために現地に来ています。現地で率直に感じたことを徒然なるままに書いていきます。 DAY1「子どもの自由に遊ぶ権利と親の…

  • English Green Camp in 沖永良部島

    2023年7月27日から28日に奄美群島にある沖永良部島でイングリッシュグリーンキャンプを実施しました。イングリッシュグリーンキャンプを実施するのは、今年度で3回目となり、学校教育課と協働しながらプログラムの運営を行っています。 イングリッシュグリーンキャンプでは、国際バカロレアのPYPのカリキュラムの作り方を参考にしながらプログラムの設計を行っています。 ▼ イングリッシュグリーンキャンプのセントラルアイデア(子どもたちに伝えたい伝えたいメッセージ) 「私たちのアクションは人々の価値観や行動に影響を与える」 「Our small action will influence people’s …

  • 【登山】人々は生きるために自然に適応する

    ユニット2 人々は生きるために自然に適応する ユニット2で一番子どもたちに伝えたいメッセージは「人は生きるためにどのようにして自然に適応することができるのか?」このメッセージを体感的に理解できる方法を考えたときに出てきたのが「登山」でした。 日本に住んでいる私たちは、常に自然災害(地震、津波、大雨、台風等)のリスクと共に生きることが求められます。しかし、実際の生活は守られた自然環境の中で生活することが多く、自然の存在を体感することなく生活をしているのではないかなと感じています。そのため、生活の中で天気を意識することや、遊びや旅行の中で気象条件を確認して自然アクティビティをしたり、災害に向けた防…

  • Unit2 WEEK5 気象予報士になって明日の天気を予測してみよう!

    Unit2 人々は生きるために自然に対応する いよいよ、気象について学んできた子どもたちは天気を予想する探究がスタートしました! 天気図

  • Learner Profileとは?

    国際バカロレアの認定校では、国際的な視野をもつ人間の育成を目指すためのアプローチとして、10の学習者像を目指して教育活動を行っています。この学習者像の中には、IBの信念や価値観が具体的に表現されています。 国際バカロレア機構HPより すべてのIBプログラムは、国際的な視野をもつ人間の育成を目指しています。人類に共通する人間らしさと 地球を共に守る責任を認識し、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する人間を育てます。 IBの学習者として、私たちは次の目標に向かって努力します。 ・探究する人(Inquirers)・知識のある人(Knowledgeable)・考える人(Thinkers)・コミュ…

  • Unit2 WEEK3 異常気象の原因と対応の探究

    Unit2 人々は生きるために自然に対応する 身近な自然現象を探究してきた子どもたちは、次に異常気象の探究を行なっていきます。導入では、国土交通省が作成したドキュメンタリー「荒川氾濫」の映像を見て、See-Think-Wonderを行いました! www.youtube.com ▼ 子どもたちのSee-Think-Wonder 異常気象の探究計画 ▼

  • Unit2 気象現象に関するmath

    Math mathの時間では、気象予報士になる一歩として、1日の天気、気温、湿度、風速を記録し、1日の気温の変化を折れ線グラフに表してみました。 Math 2-1 WS これから2週間は、天気と気温の関係、天気と湿度の関係、天気と風速の関係などをデータや天気図を見ながら分析を行っていきます! 1回目は晴れの日の記録をとり、2回目は曇りの日の記録をしました。晴れの日と曇りの日を比較するだけでもいろいろなことを発見していく子どもたち! ある子どもは、天気は「晴れ→曇り→雨」というように変化していくのではないかなと天気の変化を見ながら予想をしていました。実際に雨グループでは、水が蒸発してペットボトル…

  • WEEK10 二進数はどのように発展してきたの?

    探究のメッセージ▶︎ 文明が進化し、人間が相互作用するにつれて、さまざまなシステムと表現の形式が発達します。 いよいよUnit1での形成的評価のための課題が始まりました。国際バカロレアのMYPのカリキュラムではいわゆる知識技能を測るようなパーパーテストを行いません。 「では、どのように子どもたちが学習していることを評価していけばいいのでしょうか?」 1つの評価方法としては、国際バカロレアの発行している中等教育プログラムの「数学」指導の手引き(リンク)をベースに、パフォーマンス課題を与えています。 今回の課題では、これまでに数の体系の歴史や仕組みについて学んできたことを応用して、普段「10進法」…

  • 国際バカロレアのMYP数学実践レポート<年間カリキュラム>

    今、私は「探究を探究する」ために国際バカロレア認定校で働いています。 私は、初等プログラム(PYP)での小学4年生の担任と中等部(MYP)の数学の担当をしております。初等部の探究カリキュラムのレポートはこちらのブログにまとめてあります。 このブログでは、MYPの数学で子どもたちがどのように数学を探究しているのかをまとめていきたいと思います。 MYPにおける数学の考え方(一部抜粋)*参考リンク 数学の学習は、公式や計算方法の習得に終始すべきものではありません。生徒 は、数学の解答はすべて教科書の中に見つけることができると考えるのではなく、自分が概念や関係性の探究に積極的に関与することができると考…

  • Unit1 WEEK6-7 子ども市議会議員プロジェクトPart2

    Unit1 政治は市民生活に影響する ユニットの概要リンク 選挙運動に向けたアウトプット リサーチをして、深めた上でいよいよ自分たちの考えた公約を伝えるための準備に入っていきました。自分たちのリサーチした内容と政党名が繋がるような名前をチームで考え、4つの政党が誕生しました。 「おもしろ公園党」「岐阜県民ナマズ党」「岐阜市民権利党」「SMD岐阜市議会党」 まずは、選挙をするにあたり、学校の先生、保護者や親戚の方、学校の周りの地域の方に自分たちの活動を知ってもらえるようにポスターの作成を行いました。ポスターの作成方法もチームによって様々で、手書きのポスターを作成するチーム,canvaでデザインす…

  • Unit1 WEEK5 子ども市議会議員プロジェクト始動!

    Unit1 政治は市民生活に影響する ユニットの概要リンク 総括的評価 いよいよ、政治のユニットで学習するトピックにつながる事実の学習を終え、いよいよ総括的評価に入っていきます。総括的評価では以下のような課題を設定しました。 総括的評価課題 また、こちらが総括課題のルーブリック評価(パフォーマンス評価)になります。国際バカロレアの学校では、いわゆる教科書の知識をどれだけ正確に覚えているのかを測るためのテストは行わず、このユニットを通じて身につけて欲しい教科の知識や見方・考え方、概念を実際に用いる活動(=今回は子ども市議会議立候補者)をプロジェクトベースで実行し、成し遂げるプロセスを観察して、こ…

  • Unit1 WEEK4 国会と内閣と裁判所の私たちの暮らしとの繋がりって?

    Unit1 政治は市民生活に影響する ユニットの概要リンク 国会の役割 内閣の役割 裁判所の役割 税金の役割 国会の役割 国会についてリサーチを始める前の子どもたちとの対話の時間の中で「市議会と同じように国でも会議が行われていそう。」「国議会っていうのかな?」「市議会議員と同じように国議会議員というのがありそう。」というように、市議会の考え方を応用して考えている子どもたちの姿も見られました。 そして、国会について役割についてリサーチを進める子どもたち。そして国会の収入に多くの消費税が財源になっている金額を見て驚く子どもたち。その一方で、金額を見てもピンとこない様子の子どもたち。 ここで、小学4…

  • Unit1 WEEK3 市役所と市議会へフィールドトリップ

    Unit1 政治は市民生活に影響する ユニットの概要リンク 市役所と市議会の役割 市役所に着くと、市議会が市役所の中にあることに気づき、市役所と市議会が繋がっていることを体感する子どもたち。 市役所と市議会の繋がり(筆者撮影) そして、実際に市議会が行われる議会室に入ると、この場で市役所の職員と市議会の人と市長が税金の使い道について議論すること等について市役所の方から学びました。 「本物と出会う」フィールドトリップを通じて選挙と市議会と市役所が繋がっていることに気づき始める子どもたち。 形成的評価 こちらが形成的評価のルーブリック評価になります。 形成的評価のルーブリック ここで、ユニットの前…

  • Unit1 WEEK2 模擬選挙をしてみよう!

    Unit1 政治は市民生活に影響する ユニットの概要リンク ちょうど、岐阜市では市議会議員選挙が行われており、町の中で選挙活動が行われていました。そこで、子どもたちにとって選挙はちょっとだけ身近になっている状態だったこともあり、選挙をトピックにアクティビティを行いました。 そこで、市議会議員選挙の立候補者が載っている新聞を見て「See(事実)-Think(考えたこと)-Wonder(疑問)」のワークを行いました。 市議会議員選挙を見てのwonder(疑問) ワーク後は、実際に市議会議員の立候補者がまとめられた新聞を読んで、自分が気になった投票したい人を選んで投票をしてもらいました。 実際に投票…

  • Unit1 WEEK1 身近なもので気になるものを探してみよう!

    Unit1 政治は市民生活に影響する ユニットの概要リンク まずは、ユニットに入る前に子どもたちにFeel度walkをしてもらい、身の回りの気になるものを写真に撮ってもらいました。 実際に学校の周りを子どもたちと一緒にFeel度walkをするところから探究をスタートが始まりました。 Feel度walkのアウトプット1 Feel度walkのアウトプット2 Feel度walkのアウトプット3 子どもたちと一緒に学校の周りを歩きながら「なんとなく気になるモノやコトを追い求め、あてもなく学校の外を歩いてみる」そして、学校に戻ってきて、気になったモノを絵や言葉で1枚の紙にまとめた「知図」を作りました。 …

  • Unit1 テーマ概要

    ユニット1では「私たちは自分たちをどう組織しているのか」をテーマに探究していきます。 ▼ 私たちは自分たちをどう組織しているのか?(*PYPのつくり方参照リンク) 人間作ったシステムとコミュニティーの相互的な関連性、組織の構造と機能、社会的意思決定、経済活動とそれが人間と環境に与える影響に関する探究。 では、具体的にユニットの概要について紹介していきます。 ▼ 教科の枠を超えたテーマ:How we organise ourselves私たちは自分たちをどう組織しているのか▼ セントラルアイデア:Structure of goverment impacts the way we live.政治は…

  • Unit2 WEEK2 身近な気象現象を実験で作ってみよう!

    Unit2 人々は生きるために自然に対応する 子どもたちがリサーチする中で浮かび上がってきた概念。 「雨雲も霧も虹も夕焼けも全部『雲』じゃん。だって『水』でできてるもん!」 最初は全く違うものだと見えていたものに、共通点を見出し始める子どもたち。 そして、ここからは実際にリサーチして何となくメカニズムがわかったところで、実際に身近な気象現象を作ってみる実験に入ります! 本当は子どもたちにどうやったら身近な自然現象ができるのかを考えて欲しいという葛藤がありながらも、今回は「構成された探究」という形式を取りました!(本当は「オープンな探究」)にしたかった...! ▼ 4つの探究のレベル 4つの探究…

  • Unit2 WEEK1 身近な気象現象で気になるものを探してみよう!

    Unit2 人々は生きるために自然に対応する ユニットの概要リンク まずは、ユニットに入る前に子どもたちにFeel度walkをしてもらい、身の回りの気になる自然現象を写真に撮ってもらいました。そこで子どもたちが見つけてきた写真がこちらになります。 子どもたちのSee-Think-Wonder ▼ 子どもたちのwonder ・雨が降っていない時はなぜ、雲の色は水色なの?・雨が降っている時はなぜ、雲の色はグレー色なの?・雨の時は霧が出てくるけど、なぜ晴れの日は霧が出てこないの?・霧が山から町まで降りているように見えた・なぜ、雲は色々な色に見えるの?・なぜ、雲は色々な種類があるの?・虹は何でできてい…

  • 2023探究の年間カリキュラム(4年生)

    2023探究の年間カリキュラム(4年生) Unit1 Unit2 Unit3 国際バカロレアのPYPのカリキュラムでは教科を横断した学びを行っており、教科を横断するに当たって、教科の枠を超えたテーマというものがそれぞれのユニットに設定されております。 「では、子どもたちにとってなぜ教科を横断した学びが必要なのでしょうか?」 PYPでは、各教科ごとに児童を教育する必要性も認識されていますが、これだけでは不十分だと考えられています。◎ 同様に重要なこと① 実践に即したスキルを習得すること② 児童に関連の高い内容を探究すること③ 既存の教科の垣根を越えて学習すること「真の意味で教養を身につけるには、…

  • Unit2 テーマ概要

    ユニット②では「世界はどのような仕組みになっているのか」をテーマに探究していきます。 ▼ 世界はどのような仕組みになっているのか?(*PYPのつくり方参照リンク) 自然界とその法則ついて、自然界(物理学的および生物学的な)と人間社会のかかわり、科学の原理について理解したことを人間がどのように利用しているか、科学的・技術的な発展が社会と環境に与える影響に関する探究。 では、具体的にユニットの概要について紹介していきます。 ▼ ユニット②の概要 ▼ 教科の枠を超えたテーマ:How the world works世界はどのような仕組みになっているのか▼ セントラルアイデア:Humans adapt …

  • 探究実践レポート②子ども気象台プロジェクト

    国際バカロレア認定校で探究的な学びの実践をスタートして2ヶ月が経ちました。 ユニット①では「政治」について探究するユニットで、総括課題では「子ども市議会議員プロジェクト」で実際に町の人にインタビューを行い、インタビュー結果を元に町の人の困りごとを分析して、自分たちで公約を考え、選挙活動を実際に行いました。 ユニット①の詳細についてはこちらをご覧いただけたらと思います。 見事当選した"おもしろ公園党"の考案した理想の公園 さて、ユニット②では自然現象についての学習に入っていきます。国際バカロレアのPYPのカリキュラムでは教科を横断した学びを行っており、教科を横断するに当たって、教科の枠を超えたテ…

  • 探究実践レポート①子ども市議会議員プロジェクト

    診断的評価 Feel度walk 選挙の役割 市役所と市議会の役割 形成的評価 国会の役割 内閣の役割 裁判所の役割 税金の役割 総括的評価 今、私は「探究を探究する」ために国際バカロレア認定校で働いています。 まずは、国際バカロレアについて簡単に説明を行います。 国際バカロレアの学校は、「国際的な視野から平和を担う人間を育むこと」を目指している学校になります。具体的には「国際バカロレア(IB)の使命」には次のことが書かれています。 国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としてい…

  • 居場所から探究的な学び場への道のり

    2020年にフィンランドの教育現場で働き、日本に戻ってきて4年目を迎えました。 沖永良部島上空 フィンランドで暮らす中で感じたのは、もしかすると日本の離島に魅力的な教育資源があるのではないかという仮説が生まれました。そして縁あって日本に帰ってきてからの3年間は、沖永良部島で地域おこし協力隊として活動を行なっていました。 「フィンランドでの学びを日本の社会で、行政、学校、地域と協働しながら子どもたちが"幸せな自立"を育める新しい教育の場をデザインしたい。」 かなり抽象的な問いをもち日本に戻りました。 沖永良部島での3年間では、学校教育課に所属しながら、民間で一般社団法人えらぶ手帖を前任の協力隊の…

  • 北欧メソッドを取り入れた一人一人に合わせた伴走型のオンライン家庭教師 「Onni」

    お問い合わせはこちらのリンク(公式LINE)よりお願いします(^^)

  • 【フィンランド教育2.0】フィンランド教育をどのように沖永良部に還元していくのか?

    ▼達成したプロジェクトページはこちらです!(こちらをクリック) 【御礼】 2020年8月4日にスタートしたクラウドファンディングの挑戦。無事に目標金額に到達し、スタートラインに立つことができました。皆さんの温かいメッセージと応援でスタートラインに立てています。本当にありがとうございます。これから、地域、行政、学校現場と協同で、地域に根差した「幸せな自立」を育む教育を地域の中でゆっくりと育んでいきたいと思います。▼プロジェクト動画はこちらです! 【離島教育の挑戦!NEW!】南の島で遊ぶように学んで暮らすアトリエシェアハウスを拠点に、奄美の教育魅力化を! 改めて現在、教育コーディネーターとして沖永…

  • オンラインで学べるフィンランド教育の全て公開<最新版>

    対話のカタチをしたイベント Moi!2020年5月5日(子どもの日)にスタートした、「対話のカタチをしたサークル」について本ブログでは、お伝えしたいなと思っています。 私は、これまでにフィンランドの学校現場でインターンを行い、2019年はフィンランドの高校現場で教員として勤めていました。私は、フィンランド教育について、これまでに100人を超える仲間と一緒に学んできて、今日本に帰国して、私たちが学んできた最新のフィンランド教育を共に学び合い、そして一緒にアクションを起こしていけるコミュニティーの運営をオンラインで行っています。 1. オンラインでのコミュニティー運営への想い 2. これまでのイベ…

  • 最上位目的を重要にした学校の職員研修の在り方とは?

    「校内研修って何のためにあるのか?」 本日のテーマは日本の公立小学校の校内研修をテーマにブログをまとめていきたいと思います。皆さんは職員研修と聞いて、どんなことをイメージするでしょうか?或いは、校内研修に対してポジティブな印象を持っている先生・学生はどれくらいいるでしょうか? 1. 校内研修とは 2. 実際の校内研修までのプロセス ・複式/少人数学級の特性とは? ・校内研修前のプロセス①(4月〜5月) ・校内研修前のプロセス②(6月初旬〜本番) ・フィンランドの遠隔授業との比較 3. 行政と委員会と現場が一つになった会議/校内研修(本番) ・行政の方の意見 ・教育委員会指導主事の方の意見 1.…

  • 教育コーディネーターとしての新しい教育への関わり方

    今私は、沖永良部島で教育コーディネーターとして勤めています。 地域おこし協力隊として採用され、配属は町の教育委員会になります。 実際に配属した際の新聞記事はこちら! news.yahoo.co.jp amamishimbun.co.jp 昨年度は、フィンランドで教員として働きながら、子どもたちのために必要な社会についてフィンランドで考えてきました。そして、今沖永良部島で教育コーディネーターとして配属されて、3ヶ月目を向かいました。 本日のブログでは、①教育コーディネーター(町に2人)についてと②今の私の仕事についてまとめていけたらと思っています。私が、改めてブログを通して情報を発信していこうと…

  • 今日本にあるオススメしたい教育コミュニティー3選

    「今日本にあるオススメしたい教育コミュニティー3選」 本日のブログでは、今日本にある教育のオススメオンラインコミュニティー3選を紹介していきたいと考えています。そこで、本日は教育コミュニティーを運営している3人が普段どんなことを考えて教育に関わっているのかを実際にイベントに参加して、記録にまとめてみました。 1. 本日の参加者 2. 実際のイベントの話 3. まとめ 1. 本日の参加者 ・じんぺい君 25歳。Teacher Aideの団体を立ち上げ。オンラインサロンの運営。 Teacher Aideに関する詳細はこちら ▶︎ https://www.jinpe.biz/archive/cate…

  • フィンランドが2日間で遠隔授業に踏み切れた理由【前編】

    「なぜ、フィンランドは休校決定から2日間で遠隔授業に柔軟に動けたのか?」 本日のブログでは、コロナの状況の中で、フィンランドがなぜ2日間で遠隔授業(オンライン学習)に切りかえることができたのかについて前編と後編に分けて、まとめていきたいと思います。 1. 休校から2ヶ月間の動き (1)休校から2ヶ月間の動き (2)実際のフィンランドの学校の遠隔授業の在り方 ・プレスクール(日本でいう幼稚園) ・小学校(低学年) ・小学校(中学年以上)〜中学校 ・高等学校 (3)特別な支援が必要な子の対応 1. 休校から2ヶ月間の動き フィンランドでも、休校が始まり約2ヶ月が経過しようとしています。日本も同じよ…

  • 自力でフィンランドで教員になる波乱万丈な道のり〜日本全国を周る準備開始!〜

    \ 少しのサポートお願いします🙇‍♂ / \ それよりも多くの方に読んでほしいです! / 今も私は、フィンランドで教員として働くために戦い続けています(^^) ここまで来るのにも、何度も人生をかけた決断がありました。 教員採用試験不採用通知からの自分で決めたキャリアを歩む決断↓面接のためにフィンランドに渡航する決断↓書類不備でオンライン申請する決断↓移民局から拒否を受けて、裁判所に控訴する決断↓イギリスに一時移住する決断↓行政裁判所から控訴した文書の拒否を受けて... いざ!フィンランドで働くと決めても、ネットの情報だけでは分からないことが多くありました。このワーキングビザ関連で準備や作成、移…

  • フィンランドの学校がティール組織化までの道のり

    「フィンランドの職員室はティール化している。」 本日のこちらのブログでは、ティール化したフィンランドの職員室について、実際に私が現地で教員として働きながら経験したことをまとめていきたいと思います。 \ このブログの見所!/ 元々ティール化しているフィンランドの職員室に、外国人である私をティール化した組織の一員として受け入れていくまでの流れについて、実際に経験したリアルをまとめていきたいと思います。勤め始めて、4ヶ月を迎えましたが、校長先生の創り出す安心感や、職員一人一人を信頼して、任せる姿から学んだことについてまとめてみました。 1. はじめに 2. ティール化したフィンランドの職員室 ① テ…

  • 5年間を振り返る。

    【5年間を振り返る】 本日のこちらのブログでは、私が5年前から毎年Facebookで12月31日に更新していた記事をまとめてみました。今私は、フィンランドで教員として勤めながら、来年度から沖永良部島で子どもの学び場を地域の方と協働で作っていきます(^^) 振り返ってみると、私はその年の終わりに、その次の年の目標を設定しているんだなと気付きました。2年先のことは、分からないけど何となくその次の年のことは想像できる。2020年はどんな1年にしようかな。また、色々な人と一緒に、楽しく創っていけるそんな1年にしたいなと思っています。 1. 2015の地下智隆〜初めて海外に出る〜 2. 2016の地下智…

  • 働き方とミッションについて考える@さるさん

    Moi(フィンランド語でこんにちは)! 本日、zoomを使って鹿児島の教育に関わる方々と、さるさんとで勉強会に参加してきました。 とても勉強になる80分間になりました。 今日本で、働き方改革が進む中で、教師の生産性を高める1冊「全バカ」がTwitter上で話題になりました。そして、最近「mission driven」という本も出版されました。本日は、この本の著者である、さるさんと直接お話をする貴重な機会を頂きました。 「なぜ、この2冊の本が出版されることになったのか?」 私の中では、すうっと落とし込むことができました。 ▼まとめ「公教育をよりよくするために」 課題: 学校現場で実践したいことが…

  • フィンランド教育の教科書

    「皆さんはフィンランド教育と聞いてどんな印象を持ちますか?」 1. はじめに 2. 教育と繋がるフィンランドの文化 ① 家族を大切にする ② 森とフィンランド 3. フィンランド教育の概要 ① フィンランド教育改革の歴史 4. 「幸せ」に生きるために ① フィンランドのキャリア教育 ② フィンランドの性教育 ③ フィンランドのインクルーシブ教育 5. フィンランド教育を支えるもの ① フィンランドの地域スポーツコミュニティ ② フィンランドの地域全体で子どもを支える居場所作り 6. 日本の教育課題は、フィンランドにも存在するの? ① 先生の長時間労働 ② 不登校問題 ③ 学級崩壊 ④ 小規模校…

  • フィンランド教育を通して「学校の当たり前を問う」

    今注目を浴びている1冊の本。 公立中学校長の改革者である麹町中学校・工藤勇一校長先生の著書 『学校の「当たり前」をやめた』 この本を読むと、フィンランド教育の改革を見ているような感覚になりました。 そして、多くの人が、この本を読んで、工藤校長先生だからできる! 私の学校ではできない! そう思っているの人は多いのではないでしょうか? フィンランド教育も、同じようにフィンランドだからできる! 今の日本ではできない! そう思っている人が多いのではないかと思います。 この本の中で印象的な言葉があります。 「何も考えずに『当たり前』ばかりをやっている学校教育が、自分の頭で考えずに、何でも人のせいにする大…

  • 北欧3か国の教室にある合理的配慮を比較

    前回は、一人一人に配慮したフィンランドの教室環境についてまとめてみました。 スウェーデンの小学校の教室の写真 今、世界中でフィンランド教育に注目が浴びているのですが、実は他の国でも、一人一人に合わせた学習環境作りに力を入れている国が増えてきています。最近、2018年のPISAの結果が出たので、私の考えていることに触れながら、本題に入っていきたいと思います。 1. PISAの結果をどう捉えるのか? 2. 子どもの幸福度の高い教室紹介 1. オランダの教室 ① 毎日のサークル対話 ② 視覚的な時間割 ③ 病気で学校に来れない子も授業に参加 ④ 学び合いと自由進路学習 ⑤ イアーマスク 2. スウェ…

  • 一人一人に配慮したフィンランドの教室環境を公開

    フィンランドでは、一人一人に合わせた学習環境が整っていると言われているけど、実際に子どもたちはどのような環境で学んでいるの? 本日のブログでは、フィンランドの教室環境について、写真(15枚)をたっぷりと使いながら、とにかく分かりやすく説明していきたいと思います。 では、早速フィンランドの教室を覗いてみましょう!!! 1. 少人数規模の教室 2. スクール形式ではなく、サークル形式に机の配置 3. 休める空間 4. バランスボールやバランスチェアー 5. 教室にある一人の空間 6. 聴覚過敏の子のためのイアーマスク 7. 視覚的に分かりやすい時間割 8. ICT環境の整備 9. 廊下も学びの環境…

  • ついにフィンランドに帰国!!!

    「ついにフィンランドに帰国???」 私がイギリスに来て、2週間が経過しました。 この2週間は、本当に色々な出来事や自分の中に変化があったように感じました。 沢山自分の中の弱い自分、迷っている自分、不安な自分、責任から押しつぶされそうになっていた自分。 時間にすると、11月の1ヶ月は半年(6ヶ月)のような月日の長さを感じ、このまま自分のビションを追いかけ続ける怖さも感じていました。 今こうして自分が改めて目標に向かって前進しようと思えたのも、本当に多くの人の支えがあったからです。 私の今置かれている状況も、多くの出会った友人や外国の人に話しました。 私の状況を話すと、みんな前向きな言葉を私に沢山…

  • 【イベント当日】私と先生#せんせいさいこう

    「私を変えてくれた先生の言葉」 1. はじめに「Teacher Aideのイベントについて」 2. 私を変えてくれた先生と先生の言葉 3. 私にとっての先生 1. はじめに「Teacher Aideのイベントについて」 本日、Teacher Aideのイベントの1つ「#せんせいさいこう」がtwitter上で行われます。 ▼#せんせいさいこうとは? 内容は、「先生って最高だなあ」と思ったこと、エピソード、または学生向けのメッセージや「先生という仕事を再興したい」という想い、考え、行動をTwitterでつぶやきます。自分の先生や恩師に対しての感謝や励ましもこのハッシュタグを見てくれる多くの先生方へ…

  • 北欧3ヶ国と日本の教育を比較〜質の高い公教育を創る工夫〜

    「教育で大切なことは何か?」 1. はじめに 2. 学校選択制について ① フィンランドと日本「家から一番近い学校に通う制度」 ・フィンランドの例 ・日本の例 ② オランダとスウェーデン「究極の学校選択制度」 ・オランダの例 ・スウェーデンの例 3. 最後に 1. はじめに 最近世界でも、これからの教育について語られることが多くなっていると思います。 ▼ SDGsでも次のように目標が定められています。 4.3 2030年までに、すべての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育および大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。 本日から、3回に分けて、北欧3か国(フ…

  • 【イベント告知】いま、聴いてほしい ぼくたち わたしたちの声

    皆さん、こんにちは! 1. はじめに「新しい試み」 2. イベントの案内 ① なぜ、イベントが行われるのか? ② イベントの詳細 ③ このイベントの魅力 ④ 主催者の想い 3. 最後に 1. はじめに「新しい試み」 ブログを初めて2年間が経過しました。私にとっても、初めての試みになります。これから行う取り組みは、私が共感した教育イベントの広報をブログを通じて行なって行きたいと思っています。 「なぜ、ブログを通じて告知を行うのか?」 イベントを行うにあたり、応募フォームだけでは、伝えきれない魅力があると感じています。実際に、イベントを主催する人の想いを聴いてみると、とても魅力的だと想うことがこれ…

  • フィンランドの高校生主体の研修旅行プロジェクト

    「高校生主体の研修旅行プロジェクト」 この学習モデルは面白い!日本に取り入れられそうな取り組みです! フィンランドの新学習指導要領がベースに作られています!!(必見です!) *今年の5月に行われたフィンランドの高校生の修学旅行の様子 今回紹介するのは、高校生が*主体的に行う日本への修学旅行プロジェクトです。 ここでいう主体性についてですが、どこまで生徒に主体性があるのかということを最初に示したいと思います。 ・クラウドファンディングで高校生主体で資金調達 ・修学旅行の行き先の決定 ・修学旅行のスケジュールの決定 イメージは、日本の部活動を想像してもらえると、分かりやすいと思います。学校の中で、…

  • 小規模校を活かしたフィンランド・オランダの個別最適化教育

    「小規模校は、ポジティブな印象とネガティブな印象のどちらを受けますか?」 1. 背景 2. 小規模校のメリットを活かした教育実践例 ① フィンランドの例 ・複式学級の導入 ・一人一人に合わせた教育環境作り ② オランダのイエナプラン教育の例 ・個別学習 ・異年齢集団における学び合い学習 3. 最後に ① 日本での実践例 ② これからの離島・僻地の教育の可能性 1. 背景 近年、フィンランドでは学校の統廃合が少しずつ進んでいますが、先生方はこれに対してネガティブなイメージを持っています。 「なぜ、小規模校の方がいいのでしょうか?」 小規模校の方が、子どもたち一人一人のことをより知れるから。 *オ…

  • What is happening to me now ?

    In this blog, I will tell 3 things. Especially, I want to tell about what is happening to me now. 1. Thanksfull for everyone 2. What is happening to me? 3. What's my vision for my life? 1. Thanksfull for everyone Actualy, I want to say thank you for everyone who is involved with me in Finland, espec…

  • 初のオンラインでの日本語の授業

    私は、今フィンランドの高校で日本語の先生をしています。 今週、私はオンラインで日本語の授業をすることになりました。そこで、本日のブログでは、オンラインで授業をする上で大切なことについてまとめてみようと思います。 *イギリスのロンドン中心部の朝の様子。 1. オンラインで授業をすることになった背景 先生として勤め始めて、3ヶ月が経とうとしています。この3ヶ月という数字は、ビザなしで滞在できるリミットを表しています。ビザを申請して3ヶ月が経ちましたが、未だにビザの結果は降りていません。給料も出ていない状況よりも、今ここで行なっている全てのプロジェクトが止まってしまうことに不安(寂しさ)を感じていま…

  • イギリスで気付いた大切なこと

    イギリスで気付いた大切なこと。 私は、今フィンランドでのワーキングビザを待っている間にイギリスに来ています。 イギリスに来て、今まで見えていなかった自分と向き合えています。 イギリスに来て2日間を過ごして、気付いたこと。 同年代の友達と遊んだのが3ヶ月ぶりであること。 「遊び」や「楽しむ」という感覚を忘れている自分がいました。 私が好きなこと。 「教育」「フィンランド」「フィンランド教育」「人生について対話」等 つまり、私はフィンランドに来て、毎日を楽しく過ごせています。そして、今私がしていることは、全て私がやりたいことであって、少しずつやりたいことが「仕事」になりつつあります。 でも、ここに…

  • 次は、自分が誰かの支えになるために...

    私は、今イギリスの空港にいます。理由はこちら(-^-^-) 私は、今この文章を、イギリスに向かう飛行機の中で書いています。 今回は、フィンランドに滞在できなくなる(推測)ショックから立ち直るに1週間かかりました。(今は、ビザの申請結果を行政裁判所から待っています。) この出来事は、自分の中では、大好きな人に振られたような感覚でした。これまで、フィンランドで過ごしてきて、急に国自体から''滞在拒否''を言われて、その気持ちから立ち直るのに時間がかかりました。 この1週間は、毎日が不安で、ポジティブで振る舞い続けることにも限界を感じていました。元々が明るい性格ではなかったので、何かネガティブな出来…

  • 「運」転者になるために。イギリスに向かう電車で考えてみた。

    「今、私は何と戦っているのか?」 私は、今イギリスに向かっています。理由は、このルールと戦っているからです。 日本パスポート保持者は、シェンゲン協定加盟国にビザなしの入国が可能。現地での長期滞在ビザを保有しない日本人がシェンゲン圏に滞在できる期間は、「あらゆる180日間で最大90日まで」 「このルールは、何を示しているのか?」 上の地図は、シェンゲン協定加盟国を示しています。フィンランドでは、ビザを持っていない場合、シェンゲン圏内に、180日間の間で最大で90日間滞在できます。つまり、上の地図の青色で塗られていない国は、この180日にカウントされずに滞在することが可能になります。 この地図の中…

  • 私がフィンランドでやりたい50のこと

    「自分のビザの状況が学校中に広がった日・・・」 この日も朝1日起きてから、メールを何度も確認する1日になりました。 本日ビザの結果が降りる予定でしたが、今の段階で返事は来ていません。 思えば、「日本とフィンランドの架け橋になりたい。」 そう思って、ビザが降りるか分からない不安を抱えながら日本を飛び出しました。 私がフィンランドでこれまで10ヶ月生活してきて、変化したこと。 それは、「自分の人生に自分で責任を持ち、意思決定しながら生きること。」 これまでの自分は、普通科の高校を卒業し、教育学部に入学し、一つのレールの上を歩んできました。だからこそ、他の人とは違う人生を歩むことに不安を感じていまし…

  • 校長先生と私の放課後の「対話」

    「顔が疲れているように見えるよ。」 メールボックスを毎時間確認するドキドキ感。 メールが届く度にドキドキする感覚。 好きな人に告白して、返事を待っている感覚笑 久しぶりの心臓がはちきれそうになるドキドキ感。 そんな1日を過ごしています。 今私は、フィンランド行政裁判所からの返事を待っています。 通常、半年以上かかるところを、残り2週間で出国が迫っている事情を説明し、特別に1.2日で審査を行なってくれる旨を頂きました。 一昨日にこの通知を受け取ったので、いよいよ本日ビザの審査結果が出る予定です。 今こうして文章を打っている間も、心臓が出てきそうなぐらい、緊張しています。 校長先生と会う度に、「メ…

  • フィンランドのワーキングビザが下りなかった訳

    「なぜ、フィンランドでワーキングビザが下りなかったのか?」 先週の金曜日に、フィンランドの移民局から通知が来ました。 フィンランド入国管理局は、申請者に居住許可を付与していません。 昨日のブログで書いたように、半年間かけて準備してきたワーキングビザの申請が認められませんでした。1つ1つ丁寧に、校長先生と準備を進めてきたのにも関わらず、どうしてこのような事態になったのか? 一般的に、ワーキングビザは、雇用主が最低限度の給与を雇用者に支払い、フィンランドで雇用することで、フィンランドにメリットがある場合に発行されます。 私の場合は、「JAPAN PROJECT2020」に携わり、来年度の日本への修…

  • 【最終章】フィンランドで先生として働く道のり

    フィンランドで先生として働くまでの道のり.... 本日のブログは、フィンランドで先生をする道のりの最終章です。 正直、今の自分の気持ちは、前向きに物事を捉えるのに必死です。正直、ここまでフィンランドで働くことが''険しい''道のりになるとは思っていませんでした。というのも、昨日、フィンランドの移民局からワーキングビザに関する、最終通知がありました。 結果は.... 「あなたのフィンランドでの働く許可を認めません。」 ここまでの道のりにかかった時間は、4年間です。今思い返しても、山あり谷ありでここまで歩んできました。自分の人生を振り返ってみても、今自分がここにいることが不思議に感じます。人との繋…

  • なぜ、私がフィンランド教育を発信し続けるのか?

    「教育をよりよくしていきたい」 「なぜ私がフィンランドで先生をして、フィンランド教育を発信し続けているのか?」フィンランドで教師生活を始めて、2ヶ月が経とうとしています。残り4ヶ月で帰国です。「果たして、自分がフィンランドで先生をする意味はあったのでしょうか?」フィンランドで生活をしていると、余白の時間が多く、「自分の人生の目的」や「自分とは何か?」について考える時間が多くあります。本ブログでは、私自身のことについて、改めて言語化していきたいと思います。 そして、このブログを通して「教育について、今よりも、少しでも興味を持つ人が増えて、よりよくしていくために自分に何ができるのかを考えて、小さな…

  • ''他者を尊重する心''を育むフィンランドのインクルーシブ教育

    「インクルーシブ教育を機能させるために必要な''何か''」 フィンランドを含めた、ヨーロッパ諸国では、インクルーシブ教育を学校教育の中で推進する動きがあり、今学校教育の中でその基盤は作られつつあります。「何が、インクルーシブ教育を成功させている」というのかは、定義付けが難しいですが、大切なことは、「他者を受け入れ、一緒に学び合う学習環境が子ども同士で自然に生まれていること」ではないでしょうか? フィンランドでは、子ども同士で「違いを受け入れ、子ども同士で自然と助け合う」場面が多くみられます。この他者を受け入れる感情は、少しずつ、育まれるもので合って、一朝一夕で育まれるものではありません。子ども…

  • 海外に''不登校''という概念は存在しない?

    「学校は何のためにあるのか?」 *写真はフィンランドの子供達の授業風景です。 フィンランドでは、ソファに座って学ぶ子どももいれば、床に座って学んでいる子どもたちもいます。「どうやったら自分は集中できるのか?」子ども自身で試行錯誤をしながら、学ぶことで、リラックスして学習に取り組むことができています。 「このように、リラックスした環境で一人一人に合った学び方が尊重されているフィンランドやオランダの教育現場では、不登校という概念そのものは存在するのでしょうか?」 私は、これまでにフィンランドやオランダの学校現場を訪れて、多くの先生や保護者、生徒と話をしてきました。日本の不登校支援の現状を、子どもの…

  • 日本の子どもに必要な''地域の中にある居場所''について

    「フィンランドの子どもたちの放課後の過ごし方とは?」 1. はじめに 2. フィンランドの子どもの放課後の過ごし方 ① 小学生「プレイパーク」 ・プレイパークの役割 ・施設紹介 ・運営方法 ② 中学生〜専門学生「ユースセンター」 ・ユースセンターの役割 ・施設紹介 ・運営方法 3. 日本でできること ① 子どもの気持ちを尊重する ② 地域の中で子どものリラックスできる居場所づくり 1. はじめに 「日本の子どもたちは、放課後をどのように過ごしているのでしょうか?」 日本のほとんどの子ども達は、放課後も塾や習い事に毎日通っています。習い事が多すぎて、学校の宿題が出来なかったり、夜寝るのが遅くなっ…

  • フィンランド教育を日本に取り入れてみた。

    フィンランドの教育現場で働き始めて2ヶ月が過ぎようとしています。2ヶ月が過ぎて、「日本に戻り、自分にできることは何か?」「果たして自分にできることはあるのだろうか?」そもそも、フィンランドの学校現場で学び、日本に帰国して、人々の価値観や考え方が違う中で何ができるのか?北欧の教育と日本の教育のそれぞれの良さをベースに日本の学校現場でできることについて、日本の小学校で働く先生と話をしてみました。 1. はじめに 2. もしも・・・ ・学校行事を減らしたら...① ・大学生のTA(ティーチングアシスタント)を導入したら...① ・職員室に「対話」の文化を取り入れたら・・・② ・先生が働く学校を選べる…

  • フィンランドの先生の''幸せな''働き方に関して

    「フィンランドの先生の勤務時間とは?」 近年、教員の仕事もニーズが多様化し、世界共通で忙しくなってきているのも事実です。最近では、どこの国でも教員不足が課題になっており、子どもの「学ぶ権利」を保証するためにも、日本でもしっかりと考えていかなければならない課題だと感じています。まずは、若者が「教員になりたい」と思える職場環境を整えることが喫緊の課題だと感じています。本日のブログでは、フィンランドの先生の''幸せな働き方''を中心に、日本でも実践できる方法を提案という形でまとめていけたらと思います。 1. フィンランドの先生の働き方 ・ 先生の1日 ・ 年間を通じて休みが多い ・ 一人一人に合わせ…

  • 「幸せに生きる」フィンランドのキャリア教育

    「フィンランドのキャリア教育の3つのポイント」 ・「自分が何をして生きたいのか?」 ・「選択肢の多い社会」の中での「自己決定力」 ・「自尊心と自己肯定感」 これらの3つが少しずつ育まれることによって、フィンランドの子どもは少しずつ「幸せに生きる」人生観を育んでいきます。 1. キャリア教育の目的 2. フィンランドのキャリア教育 (1)乳児期〜幼児期のキャリア教育 (2)小学校のキャリア教育 - 小学校におけるキャリア教育(選択学習) - 外部の教育機関と協同で行う職業観を育む教育(Me and my city) (3)中学生のキャリア教育 - キャリアガイダンスの授業 - 自分で選択する充実…

  • 肯定的な「自尊感情」を育むフィンランドの性教育

    「性教育と聞いてあなたはどんな印象を受けますか?」 日本で馴染みのない「性教育」ですが、実際にフィンランドでは、何を目的とし、どのようにして性教育が行われているのでしょうか?私自身、日本の学校教育の中で学んだ性教育の知識は殆ど皆無でした。そこで、今回のブログでは、フィンランドの幼児教育からの性教育について、包括的にまとめていきたいともいます。 1. 性教育の目的 2. フィンランドの性教育 ・幼児期における性教育(着目!) ・学齢期における性教育 ・青年期における性教育 3. 日本の性教育との比較 ・日本の性教育と異なる点は何か? ・なぜ、フィンランドの性教育は先進的なのか? 1. 性教育の目…

  • フィンランドの性教育の絵本(幼児編)

    「小さな赤ちゃんはどうやって生まれるの?」 本日ご紹介する幼児向けの本はこちらです。なかなか、子どもに性について聞かれた時に説明することに困っている先生、保護者の方が多くいると思います。この本では、子どもが誕生するまでを、パートナーとの出会いから丁寧に面白く、分かりやすくまとめてあります。是非、読んでみてください。 私が子どもになる前は、私はお父さんの中でほんの小さい精子でした。 そして、私のお母さんの中の小さな小さな卵。 お母さんとお父さんが地球に住んでいて、それぞれがパズルの小さなピースを運んでいて、私のことを何も知らなかったと想像してみてください! しかし、私が精子や卵子になる前は? そ…

  • フィンランド🇫🇮とSDGs vol.2-3

    Moi! 早いもので、フィンランドでの先生ライフも4週目を迎えました。今回のブログでは、3週目で私が感じたことをまとめていきたいと思います。本日のテーマは「SDGs」フィンランドで生活していると、持続可能な社会の実現に向けた国民一人一人の意識が高いことが伝わってきます。実際にフィンランドでは、2030年までに次の目標(データ)を立てています。 1. 質の高い教育をみんなに 2. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに 3. 経済成長に繋がる働き方(働きがい) 4. 住み続けられるまちづくりを これまでのハイライトはこちらです。(詳細は画像をクリックして下さい) ▼1週目「幸せ」 このブログでは…

  • フィンランドGTP第2弾 未来に繋がる決起会「この旅を振り返る」 DAY8

    未来を振り返り、出会いに感謝する1日 いよいよこの旅も最終日を迎えました。このブログでは、この8日間の旅を振り返りながら、このフィンランドGTPが大切にしていることを伝えていきたいと思います。 写真をクリックすると、詳細が読めます(^^)! 1日目 出会い 7月にフィンランドで学ぶメンバーが決定しました。2ヶ月かけて、少しずつお互いのことを知る時間を作ってきました。出会って1時間とは思えないくらい、すぐに打ち解けました。ウェルカムパーティーなのに、最終日を感じさせる仲の深まりでした。これから、お互いのことをもっと知る1週間が始まります。 2日目 ヘルシンキ観光 朝5時に起床して、フィンランドの…

  • フィンランドGTP第2弾 フィンランドの小学校で教育実習当日 DAY7

    いよいよフィンランドの小学校で教育実習当日 あっという間に、フィンランドでの学校見学最終日を迎えました。これまで、1週間私たちはフィンランドの学校現場で多くのことを学んできてきました。 私がこのプログラムを運営するときに大切にしていることは、「お互いが幸せになれる」プログラムにするということです。私たちは、教育者(先生)として学校現場に入り、現地の子どもの教育に携わります。この日は、私たちが学校現場の子どもたちと日本文化の授業を通してギフトを届ける一日になります。 私たちは、フィンランドに来る前から、グループに分かれて、日本文化の授業を2ヶ月かけて準備してきました。授業は、1年生から6年生まで…

  • フィンランドGTP第2弾 フィンランドの専門学校訪問 DAY6

    本日は、フィンランドの専門学校を視察しました。 0. フィンランドの専門学校の担っている役割 ・10年生の教育 ・移民の教育 ・職業専門学校 ・企業から委託された人材育成等 1. 環境にこだわった空間設計 2. 校長先生のお話 0. フィンランドの専門学校の担っている役割 ・10年生の教育 フィンランドでは、義務教育9年間を終えた後に、1年間学び直しや自分の進路について考える時間があります。これは、日本でいう浪人というような感覚ではなく、「自分がしたいこと」「自分が進みたい道」がまだ決まっていない時に、ゆっくり考える時間として捉えられています。 ・移民の教育 フィンランドでは、外国から移民や難…

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