chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
viscode11
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/01/11

arrow_drop_down
  • Zホールディングスの22年3月期第3四半期

    財務諸表ハックは、XBRLをベースに企業財務情報を財務分析チャート、帳票に展開するWebアプリです。

  • ぐるなびの第3四半期決算

    財務諸表ハックは、XBRLをベースに企業財務情報を財務分析チャート、帳票に展開するWebアプリです。

  • 利益、利益剰余金と欠損填補?

    財務諸表を何気に眺めてると、たまにあれっと思うことがあります。あの科目がこうなってるのに、この科目がこうなるの?みたいな違和感です。そうなると気になって各社のIRやニュースを検索してみたりとそれはそれで楽しめます。最近の投稿でマネーフォワードとフリーを取り上げたのですが「あれっ、なんで?」と思ったことが一つあったので「勘定科目Tips」として取り上げてみます。利益と利益剰余金年間を通した企業の事業活動から獲得された利益は、損益計算書(PL)では純利益として、

  • 葬儀屋さんの財務諸表【財務諸表の散歩道】

    「財務諸表ハック」では企業の検索方法として、文字や証券コードによる通常の検索に加えて「ランダム」抽出ボタンを置いています。思いつきで加えたものですが、退屈で手持ち無沙汰の時にクリックして目的もなく財務諸表を眺めてみるものありかなと。世の中には四季報を全ページ読破して投資対象を物色する強者も多数いらっしゃるようなのですが、こちらは偶然の出会いを求めて目をつぶって四季報を開くようなもの。本日偶然出会った会社は「燦ホールディングス」、聞いたことのない会社ですが、今

  • マネーフォワード vs. フリー【財務諸表の散歩道】

    このブログに記事を書くのも暫くぶりなのでリハビリも兼ねて「財務諸表の散歩道」という新カテゴリーで気になる会社の財務諸表を気軽に巡ってみる程度の記事を始めて見たいと思います。初回はマネーフォワードとフリー。両社ともクラウド会計ソフトを展開している新興企業です。会計ソフトは老舗の大企業も多数ありますが、個人から中小規模企業をターゲットにクラウドでサービスを提供する新興勢力がシェアを伸ばしています。中でも勢いがあるのがマネーフォワードとフリー。元経理マンの私としては各社の会計ソフ

  • 「現場で役立つ会計術」〜 本屋さんで見かけた会計ネタから/週刊ダイヤモンド

    本屋さんのビジネス書コーナーを巡っているとたまに会計や財務諸表を題材にした特集を見かけます。先週立ち寄った時も週刊ダイヤモンドの「会社の数字に強くなる! 現場で役立つ会計術」というタイトルが目につきました。その本屋さんはよくある喫茶店と区画を共有した店舗だったので、早速購入してコーヒーを飲みなが読んでみました。内容は、いくつかの企業の財務諸表を使った選択問題をベースに貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を説明する基本編にはじまって、後半は個別企業の

  • 【お知らせ】2月、3月決算会社の決算データ(XBRL)の更新状況について

    このサイトで公開している財務諸表チャートは、各企業が金融庁のEDINETに提出している決算データ(XBRL)を基に作成しています。決算データとしては年に1度の本決算と四半期決算がありますが、本決算については各社の株主総会開催後から数営業日内にはEDINETに登録されます。株主総会は、決算日から3ヶ月目に行われることが多いため、3月決算の会社であれば通常6月後半から7月の第1週にはほぼ全量取得できるのが普通です。通常、この期間に取得できないのは訳ありの会社でせいぜい数社ぐらい

  • 【動画】流動比率って何のこと?

    懲りずに2つ目の動画を作ってみました。流動比率をテーマにしています。経営分析では最初に出てくる指標ですし今更感も漂いますが簡単そうなものから。それに流動比率は計算は簡単ですがそれなりに奥が深い。動画では身近なお金の話から入って、いくつかの会社の流動比率チャートを例示しながら進めてみました。https://www.youtube.com/watch?v=CNuhSEAFzo8流動比率チャートの紹介動画流動比率に関する動画はYouTubeでも検索すれば結構上

  • 動画で財務諸表ネタ番組を検討してみる

    このWebサイトの開始に合わせてYouTubeのチャンネルを開設していたのですが、紹介動画以降は放置状態でした。「財務諸表ハック」を知ってもらうためにはやはり入り口を増やすしかなく、今後は啓蒙動画を作りつつ、いずれは個別企業の「財務諸表紹介動画」の作成も検討しています。ホントは経営分析番組をと言いたいところですが自分には無理なので、紹介程度と言うことで。その1本目としてBS、PLの簡単な説明動画を作ってみました。https://www.youtube.co

  • Jリート、不動産投資法人の財務諸表を可視化してみる。

    街角から人通りを消し去った緊急事態宣言もようやく本日(5/26)で解除となりました。今日から新たな日常が始まります。とは言いつつ再感染拡大も懸念される中で、以前のような状態に戻るはずもなく、インバウンドの活況も遥か彼方。一方で3月に大幅下落した株価は、経済活動が停滞した中でもなんとなく回復基調が続いています。同時期、株価以上に下落したリートは、保有する不動産の内容によって状況はまちまち。特に商業施設やホテル、リゾート関連は半値近くでフリーズしているものも多数。個人的にはこれ

  • 東証TDnetのXBRLを検証してみる

    日本のXBRLリポジトリとしては金融庁のEDINETがあります。海外では、米証券取引委員会(SEC)のEDGAR、カナダ証券管理局(CSA)のSEDARがあります。このサイトで公開しているチャートシステムは、日本の上場企業をEDINETから、米国企業のサンプルをEDGARからXBRLを取得しデータベース化しています。XBRLの解析にはpythonベースのクラスライブラリを構築しており、金融庁/EDINET、米SEC/EDGARの実装レベルの違いを抽象化して吸収し、日米のXB

  • 財務諸表にみるコロナの影 米航空業界

    コロナ(COVID-19)による緊急事態宣言下、ステイホームウイークと改名されたゴールデンウィークも中盤に入りました。6日期限とされた緊急事態宣言も続行が決定。例年の帰省ラッシュもなく観光地も閑散として経済活動は止まったまま。世界大恐慌さえ現実味を帯びてきました。この経済活動停止による突然の需要消滅は、企業の財務諸表にも多大な影響を与えているはず。財務諸表ハックでは、この歴史的な財務諸表の変化を可視化していきたいと思っています。直近では3月期のデータが対象になります

  • 【財務分析】ジャパンディスプレイのビフォー・アフター

    本来最も過ごしやすいはずの4月も、コロナ禍の閉塞感でその爽快感を実感できない巣篭もりの日々。悪いニュースばかり聞かされる中、M&Aが決まっていたジャパンディスプレイ(JDI)がコロナの影響で買収対価を引き下げられるというニュースが日経新聞で報じられていました。もうなんでもコロナのせい。そう言えばJDIは粉飾決算疑惑もあって、前年度の第3四半期(12月)決算の有価証券報告書の提出が遅れていました。今更気づいてチェックしたら1週間前の4月13日にEDINETに登録されていました

  • BS/PL対比チャートで企業財務図鑑を作ってみた。

    コロナショックの影響で企業活動はかつてない停滞。ITバブル崩壊やリーマンショックも深刻だったとは言え経済活動自体は継続していたわけで、この未曾有の事態はいつになったら収束するのだろう?人の命に関わる状況の中では、企業財務の話なんかどうでもいい感じですが、外出もままらないところで籠るしかなく、何気にコンテンツを増やしてみました。その名も企業財務図鑑。企業財務を概観するなら、まずは貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)になるかと思います。このサイトのチャートアプ

  • 【告知】モバイル版リリースについて

    XBRLデータをベースに財務チャートを生成するWebアプリ【財務諸表ハック】をリリースして半年程経ちました。メインコンテンツである財務チャートの表示にはある程度の画面領域を必要とするため、開発にあたってはPCもしくはタブレットでの利用を想定していました。実際には手持ちのスマホでも見え方を確認しながら進めていましたし、現在のスマホの表示能力からするとスマホでも使えなくはないと思っていました。ただ実際にリリースしてみると、時代はやはりモバイル。アクセスの半分近くはモバイ

  • 【財務分析】XBRLから仕入債務回転日数を可視化してみる

    財務分析では、運転資本の回転状況を見るための指標として棚卸資産回転日数、売上債権回転日数、仕入債務回転日数の三つがあります。このサイトで公開中のチャートシステムでは、前者二つはサポートしていましたが、仕入債務回転日数には対応していなかったので、今回追加することにしました。ベースとなる仕入債務回転率は、仕入債務(買掛金)と売上原価を使って、仕入債務÷売上原価で計算されます。これに期間を掛けて日数ベースにしたものが仕入債務回転日数です。ただ、ネットでこの指標を調べてみる

  • 【参考図書3】「なぜ、会計嫌いのあいつが会社の数字に強くなった?」(東洋経済新報社)

    財務諸表チャートを読み解くための参考書紹介の3回目は、東洋経済新報社から出ている「なぜ、会計嫌いのあいつが会社の数字に強くなった?」です。著者は村上裕太郎氏で慶應義塾大学ビジネススクールの先生です。ちなみに第一回目で紹介した日経文庫の「ビジネススクールで教える経営分析」の著者、太田康広氏も同校の先生です。この本は会計本の堅苦しさを廃して、架空の登場人物3人による対話形式となっています。その内一人は会計知識ほぼゼロの営業マンの設定になっていて、会計初心者でも取

  • 【財務分析】四半期決算XBRLのサポートについて

    決算データのみでチャートシステムを公開して3ヶ月程。その公開前から四半期データを取り扱うか迷っていたのですが、データ量は4倍になるし、追加の開発やその後のメンテナンスも面倒そうで、当面保留にしていました。でもこれをサポートしないと企業の直近の様子はわからないし、やってみるかと決意して2週間弱、走り出せば意外にスムーズに対応できました。四半期に特化した分析も今後検討するつもりですが、当面は既存チャートへの取り込み程度で公開することにしました。XBRLファイルは金融庁のリポジト

  • 【参考図書2】 ”ギモン”から逆引き! 決算書の読み方(西東社)

    財務諸表チャートを解釈するのに参考となる書籍紹介の2回目は、西東社から出版されている「"ギモン"から逆引き! 決算書の読み方」(南 伸一著)です。この本はまず、色使いが綺麗で挿絵もたっぷり、それだけでも好感触、初学者の方でも取り組み易いのではないかと思います。損益計算書から始まって、貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書と基本3諸表に1章ずつ割かれていて丁寧に説明されています。4章以降は財務諸表に含まれる様々な科目の見方や財務分析、経営指標など専門的な内容に入

  • 【財務分析】紳士服チェーンの苦境?(青山、アオキ、コナカ、はるやま)

    XBRLチャートシステム「財務諸表ハック」では、今のところ本決算のみをサポートしています。昨年公開に向けた開発過程の中で、四半期決算はとりあえず保留したのですが、今後どうするべきか検討中です。そこで四半期決算のデータがあればどんな景色が見えるのか試しに一つ記事を書いてみます。題材は、昨年12月にダイヤモンド・オンラインに出ていた「脱スーツ」で19年ぶりに赤字転落した紳士服業界を詳細分析」と言う記事。有料購読するお金もないので実際に見れるのは記事の導入部だけですが、興

  • 【参考文献】(1)「ビジネススクールで教える経営分析」(日経文庫)

    株式投資関連のサイト、例えばヤフーファイナンス等では、売上や利益と言った科目単体のチャートはよく見かけますが、こうしたチャートでは企業財務のごく一部しか反映しておらず企業全体の財務状況を把握するには不十分です。「財務諸表ハック」で表示している財務3諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)のチャートは、会計、財務分析関連の書籍で良く見る形式を採用しています。ただこのような形式のチャートは会計の基礎知識がなければ読み解くことはできません。そこで会計には縁遠

  • 【コラム】財務諸表の散歩道。財務状況を視覚的にとらえるトレーニングコース。

    株式投資の参考資料として代表的なものに四季報があります。デジタル版もありますが紙媒体も根強い人気があるようです。季節毎に本屋さんに山積みになっていますし、四季報を活用した投資術のような書籍も見かけます。あの分厚い四季報を読破する人も少なからずいるようで、そのようなコミュニティもあるようです。自分では四季報を読破したことはありませんが、数多くの財務データに日々触れることによって、企業財務データから直感的に財務状況を把握したり、業界、ひいては市場全体の動向を感じ取れるような感覚

  • 【勘定科目Tips】親会社の財布?「グループ預け金」 ニューフレアテクノロジー

    年も押し詰まってきたところで、ニューフレアテクノロジーのTOB合戦のニュースが飛び交っています。現在は、HOYAと親会社である東芝の戦いになっているようでが、一時は村上世彰氏系の会社も同社株を買い進めていたとか。気になってどんな会社なのか調べてみたら、東芝機械から分社上場した半導体装置メーカーでした。直近3月期の財務諸表をチャートにしてみると、ニューフレアテクノロジーの財務3諸表純資産比率も高くほぼ無借金、営業利益率は下降気味とはいえ20%台、キャッ

  • 【財務分析】アクルーアルって何? 黒字の裏にひそむもの。

    たまに週刊東洋経済を買っているのですが、時折各種財務分析の結果をランキングで特集していたりして、今年も多数の記事を拝読させていただきました。XBRLチャートシステムの構築には、こうした記事はとても貴重で参考になります。年も押し詰まった12月14日号も様々な指標による企業危険度ランキングが掲載されているのですが、その中にアクルーアルなる洒落た響きの財務指標があったので、ここで取り上げてみます。ネットで調べてみるとアクルーアルは英語で「accrual basis」、日本

  • 【財務分析】バイオベンチャーの財務諸表 サンバイオ他

    昨日(2019/12/16)からバイオベンチャーのサンバイオがストップ安をつけています。第日本住友製薬との提携解消のニュースを受けてのことですが、一つのニュースでストップ高やストップ安はバイオベンチャーではいつものこと。一攫千金も夢ではない代わりに一瞬で資産を失うリスクも。サンバイオは年初にも5日連続ストップ安をつけて注目を浴び、その後は回復基調だったのですが、年末を前にしての悪材料再び。サンバイオもそうですが、まだ利益の出ていないバイオベンチャーの財務諸表はとても

  • 【財務分析】良い債務超過? 米マクドナルド

    Amazon Primeでマクドナルドの創業者、レイ・クロックを描いた映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(The Founder)が公開されていました。レイ・クロックについては以前に自伝を読んだことがあったので内容的には知っていたのですが、映像で見るのはまた格別。この映画の見所の一つは、後にCEOとなるハリー・J・ソネンボーンとの出会い。資金繰りに行き詰まっていたレイの事務所を訪れたハリーは、帳簿に一通り目を通して深いため息を一つ。そして「何の業界にいると?」と

  • 【財務分析】会計利益先行率についての考察

    XBRLを利用した財務分析チャートシステムの開発も一段落したので、次は何を開発しようか日々考えています。現在のシステムでは企業の財務データを個別に分析、可視化しているのですが、今後の展開の一つとして企業全体或いは業界全体の分析を検討しています。統計的手法から始めてAIの活用に進んでみるもの面白いかなと思います。本格的な開発に入る前にいつもやっていることは、やっつけ程度にコードを書いてみて、やろうとしていることの雰囲気を嗅ぐこと。今回は、先日財務分析指標として追加した

  • 【財務分析】XBRLから「会計利益先行率」を可視化してみる。ソフトバンクグループ。

    最近の中間決算で最も注目を集めたのはソフトバンクグループ。ウィーワークのIPO頓挫を受けての中間決算では、孫社長自ら「真っ赤っか」と評する大赤字。ネットでは倒産の危機を煽るような記事や動画が多数見られます。そんな中で、デイリー新潮に掲載された細野祐二先生の記事(「孫正義」一世一代の大芝居で取り繕う窮状 真っ赤っかどころか火の車「ソフトバンク」破綻への道)は専門的な分析でとても興味を惹かれました。細野先生はかつて日本航空の実質債務超過をいち早く見抜かれた方で、その後も様々な企

  • 【財務分析】倒産危険度ランキングで選ばれた企業の財務諸表を可視化してみる。

    本屋さんで経済誌のバックナンバーを見ていたら週刊ダイヤモンドの7月号に「倒産危険度ランキングワースト30」というのがありました。検索してみたら同誌のオンライン版でも掲載されているようです。3ヶ月前の記事でちょっと古いのですが、こういうネタで掲載される会社の財務諸表はどんな感じなのか興味が湧いたので、公開している財務チャートシステムで描いてみました。さすがに30社扱うわけにもいかないので、ベスト8ならぬワースト8で取り上げてみました。まずは、BS/PL対比チャートで各社の財務

  • 【勘定科目Tips】日ハムのIFRS財務諸表に大谷選手の痕跡を見た。

    前回の記事でお伝えしたように、この2019年3月期から日本会計基準(JP-GAAP)の会社に加えて、IFRS適用会社の連結財務諸表もXBRLで金融庁のEDINETに登録されるようになりました。正確にはこれまでもXBRLで提出されてはいたのですが、殻だけXBRLで中身はHTMLだったのでした。この3月決算でIFRSのXBRLを提出した企業は120社程度で、開発中のチャートシステムで昨日全量チェックをしていたところ、珍しい勘定科目を見つけたので紹介します。以下は、日本ハムの連結

  • 【コラム】国際会計基準IFRSのXBRLを可視化してみる。武田薬品とカカクコム

    これまで、金融庁のEDINETでは、国際会計基準IFRSを採用している企業の連結決算がXBRL内にHTMLを埋め込む形で提出されていて、データとして処理できないことをこのブログでも何度か指摘してきました。7月に入って3月決算企業のXBRLがほぼ揃ったので、データベース化を進めていたところ、IFRS適用企業のXBRLの中にHTMLブロックではなく、XML化されたデータが含まれているのに気づきました。EDINETのホームページでIFRSのXBRL化については、2019年3月以降

  • 【決算チェック】新聞社の財務諸表 朝日と日経

    XBRLの登録企業の一覧を見ていたら、いくつか新聞社があったので取り上げてみます。一般紙には上場企業はなく、株価サイトで気軽に財務の数字を見ることもできない新聞社ですが、EDINETには、朝日新聞、日経新聞、西日本新聞、神戸新聞の4社がXBRLを提出していました。最大手の読売新聞がないのは残念ですが、全国紙の朝日、日経を比較形式でを取り上げてみます。前回取り上げた出版業界と同様、新聞も少子高齢化、ネットの影響による新聞離れや広告の落ち込みなどあまり良い話は聞きませんが、財務

  • 【決算チェック】出版取次の財務諸表 日本出版販売、トーハン 2019年3月期

    出版関連では、このブログでも文教堂の債務超過を取り上げたことがありますが、先週その文教堂が事業再生ADRを申請しました。今期決算となる8月までに債務超過を解消しなければ上場廃止となるところでしたが、今回の申請で上場維持の可能性も出てきました。今回は、同じ出版業界の中で出版社と本屋さんの間に入って本を流通させている取次業者を取り上げてみたいと思います。取次大手と言えば、日販(日本出版販売)とトーハンがありますが、そのXBRLを可視化し、出版業界の状況を概観してみます。ちなみに

  • 【決算チェック】スルガ銀行 2019年3月期

    昨年来様々な問題でニュースとなったスルガ銀行ですが、昨日26日、大荒れの株主総会を経て2019年3月期のXBRLが登録されました。スルガ銀行については、第3四半期時点でも記事にしましたが、本決算時点の決算書も可視化してみます。まずは、基本3諸表の推移です。スルガ銀行 財務基本3表推移 2019年3月期超低金利で苦境の銀行業界にあっても高い利益率で好調だったスルガ銀行の業績は、2018年から経常利益が激減、2019年3月期で経常赤字に転落してしまいました。中段

  • 【決算チェック】ぐるなびの苦悩 2019年3月期

    ぐるなびと言えば、成功したネット企業の一つという印象で、グルメという一分野をガッチリ押さえて順調な業績が続いているのだろうと思っていたのですが、昨年あたりから何かとネガティブな話も出ている様子。ちょっとググっても直近2019年3月期は、大幅な減収減益のニュースがいくつも出ています。決算発表から1ヶ月程経ちますが、ぐるなびのXBRLがようやく登録されたので、その業績の変遷を財務諸表から見てみます。まずは、BS/PL対比チャートで財務から見た会社の形を見てみますぐるなび B

  • 【決算チェック】東京エレクトロン 2019年3月期 英語ラベル版

    3月期決算のXBRLの登録も佳境を迎えており、日々多数の企業名が上がって来ています。国内の企業は、3月決算の会社が圧倒的に多く、XBRLはまさに書き入れ時。本来決算発表と同時に登録があれば、4月にはデータを見ることができるのですが、金融庁のEDINETでは株主総会後となるので、新年度の第一四半期が終わるこの時期になってしまいます。以前の記事でも触れましたが、決算発表と同時に登録される米国SEC/EDGARとはスピード感が随分違います。財務諸表データは新鮮さが命なのに。

  • 【決算チェック】チケット屋さんの財務諸表 ぴあ(株) 2019年3月期

    チケットぴあの2019年3月期のXBRLがEDINETに登録されてきたので取り上げてみます。ぴあについては、以前読んだ財務分析の本「ビジネススクールで教える経営分析」(日経文庫)の第2章「ビジネスのスピード」の「大きなPL」で紹介されていました。本で紹介されていたのは、2017年3月期の決算書ですが、その後2期を経てどのような変化があったのか、本の内容に沿って記事を書いてみたいと思います。この本では、「大きなPL」として紹介されていますが、これはBSに対して大きいと

  • 【決算チェック】関西の私鉄比較 阪急阪神と近鉄 2019年3月期

    関西の私鉄大手2社の直近3月期のXBRLが登録されていたので、可視化して比較してみたいと思います。ついでに南海電鉄も加えようかと思ったのですが、まだ登録されていなかったので見送りです。私はその昔、奈良に4年程住んでいたことがあるので、近鉄の方が馴染みがありますが、関東も関西も西の方が栄えている感じがしますし、業績的には阪急阪神の方がかなり上のようなイメージがあります。実際はどうなのか、まずはBS/PL対比チャートで比較してみます。阪急阪神HD及び近鉄GHDのBS/P

  • 【決算チェック】サーバ屋さんの財務諸表 さくらインターネット 2019年3月期

    そろそろ3月決算の会社の株主総会が佳境を迎えつつあり、6月後半からXBRLの登録も本格化します。前半で登録された会社を一覧して眺めていたら、レンタルサーバー屋さんのさくらインターネットの直近3月期のXBRLが上がっていたので取り上げてみます。ちなみにこのブログは、GMO系のサーバを使っています。サーバーも価格帯やサービスなどピンキリですが、そうした事業を営む会社の業績はどうなのか、さくらインターネットの財務諸表を可視化してみます。まずは、基本3諸表から。さくらインタ

  • 【決算チェック】ドトール・日レスホールディングス 2019年2月期

    前回は、カレー屋さんのCoco壱の壱番屋さんを取り上げたのですが、今回は喫茶店チェーンのドトールを取り上げます。ドトールは、持株会社であるドトール・日レスホールディングス傘下のため、財務諸表にはドトールに加えて多数の外食系の店舗の数字が含まれています。なので単に喫茶店業の財務諸表というわけではありません。ちなみにスパゲティの五右衛門も日レス(日本レストランシステム)が展開している店舗形態の一つです。まずは基本3諸表から。ドトール・日レスHD 財務諸表推移 2019年

  • 【決算チェック】カレー屋さんの財務諸表 壱番屋

    昨日は吉野家を取り上げたのですが、同じ2月決算にカレーの壱番屋がありました。株主総会も終わり、昨日2019年2月期のXBRLが登録されたようなので取り上げてみます。Coco壱番屋は、お手軽な外食系としては若干高め、普通に千円は使ってしまいます。吉野家だとワンコインで食事ができますし、高めのメニューでも700円程度。壱番屋の客単価は吉野家よりはかなり高そうですが利益はどうなのか。両社の比較も交えて可視化してみたいと思います。まずは、壱番屋の基本3諸表から。壱番屋 基本

  • 【決算チェック】カレー屋さんの財務諸表 壱番屋

    昨日は吉野家を取り上げたのですが、同じ2月決算にカレーの壱番屋がありました。株主総会も終わり、昨日2019年2月期のXBRLが登録されたようなので取り上げてみます。Coco壱番屋は、お手軽な外食系としては若干高め、普通に千円は使ってしまいます。吉野家だとワンコインで食事ができますし、高めのメニューでも700円程度。壱番屋の客単価は吉野家よりはかなり高そうですが利益はどうなのか。両社の比較も交えて可視化してみたいと思います。まずは、壱番屋の基本3諸表から。壱番屋 基本

  • 【決算チェック】吉野家ホールディングス 2019年2月期

    大手牛丼チェーンについては、以前昨年度の決算で一度記事にしていますが、2019年2月期の吉野家さんのXBRLが上がっていたので、可視化してみました。大手牛丼チェーン3社では2月決算は吉野家さんだけで、他は3月決算なので、XBRLが出てくるのは来月後半になります。その頃にまた3社比較をやってみたいと思います。まずは吉野家さんの基本3諸表から。吉野家ホールディングス 財務諸表推移 2019年2月期2019年2月期は最終赤字だったようで、純資産は50%を割り込んで

  • 【決算チェック】ニトリとしまむら 2019年2月期

    XBRLの提出は決算から3ヶ月遅れのため、今月出てくるのは2月決算の会社になります。2月決算の会社は数も少ないのですが、その中で小売大手の2社、ニトリとしまむらがあったので比較形式で取り上げてみます。同じ小売業と言っても家具のニトリと衣料品のしまむらでは業界も違いますが、並べて見る程度の意味で他意はありません。両社の資産規模は、5千億円〜6千円億円規模と近いので、比例縮尺チャートにしてみます。まずは、貸借対照表、損益計算書(営業利益ベース)の対比チャートです。ニトリとし

  • 【コラム】XBRL計算リンクから勘定科目の構造を見る

    このブログで公開している各種チャートは、XBRLの計算リンクから得られる勘定科目の階層構造を利用して作っています。では、実際にどのような計算構造で各財務諸表が成り立っているのか、実際の企業のXBRLからいくつか具体例をあげてみます。以下、金融庁のEDINET、米SECのEDGARからサンプルを作ってみました。社名決算期財務諸表リポジトリ日産自動車2018年3月期 BS , PL , CF EDINET東京電力2018年3月期 BS

  • 【決算チェック】パイロットと三菱鉛筆 2018年12月期

    前回は、セーラー万年筆を取り上げたのですが、同じ12月決算に筆記具メーカとしてパイロットと三菱鉛筆もあったので取り上げてみます。3月は新卒、新入学とあって繁忙期になるのか、業界としては3月決算を避ける傾向にあるのかも知れません。ブログのタイトルを「ボールペン対鉛筆」にしようかと思いましたが、両社とも幅広い製品を展開していてそう単純にくくるわけにも行きません。まずは、BS, PLの対比チャートから。パイロットコーポレーション、三菱鉛筆のBS, PL対比チャート 201

  • 【決算チェック】万年筆屋さんの財務諸表 セーラー万年筆 2018年12月期

    3月決算の会社の決算発表が本格化していますが、以前にも書いた通りXBRLの提出は株主総会後になるため来月後半ぐらいからになります。タイムリーな記事を書きたいところですが仕方ありません。そこで、昨年12月決算の会社の一覧を眺めていたら、セーラー万年筆がふと目に留まりました。そう言えば、前回万年筆を握ったのはいつだろう。20年程前、祖父が亡くなる数週間前ぐらいだっと思いますが、入院中の祖父が孫全員にモンブランの万年筆をプレゼントしてくれました。私の万年筆は、その中から祖父が試し

  • 【コラム】EDINETとEDGAR (2) XBRLの取得について

    このブログでも何度かご紹介していますが、XBRLのリポジトリとしては、日本では金融庁のEDINET、米国SECのEDGARがあります。XBRLは、企業の各種報告書をXMLで規格化したもので、このブログでは財務諸表のXBRLを利用して可視化処理を行なっています。今回は、EDINETとEDGARをクローリングの観点から比較してみたいと思います。XBRLを利用して財務分析などを行いたい場合、各社のXBRLを取得することが必要です。対象とする社が限られているなら手作

  • 【決算チェック】銀だこ(ホットランド)2018年12月期

    最近、近所のあった銀だこがいつの間にかラーメン屋さんに変わっていました。たこ焼きは子供の頃から大好きで色々思い出もある食べ物ですが、ここのところ遠ざかっていたせいか退店に気づきませんでした。それなりに繁盛していたとは思うのですが儲かっていなかったのか? と気になって直近12月期の財務諸表を見てみることにしました。銀だこを展開しているのは(株)ホットランドです。まずは基本3諸表から。ホットランド 基本3諸表推移 2018年12月期営業黒字は続いているようですが

  • 【決算比較】丸善と文教堂

    1月決算の会社の財務諸表XBRLがそろそろ出揃ったようなので、気になった会社の財務諸表を可視化していきたいと思います。1月決算の会社はあまりなく50社程度しかありません。今日はその中から丸善を取り上げてみます。丸善と言えば大型の本屋さんとして有名です。出版不況が続く中で、昨年は文教堂が債務超過になったこともあり、丸善の動向も気になっていました。丸善は、個人的にも東京駅前のオアゾや日本橋店をよく利用しています。今回は比較対象として文教堂と並べて可視化してみることにしま

  • 【コラム】EDINETとEDGAR(1) XBRLの登録時期

    XBRLの代表的なリポジトリとしては、日本の金融庁のEDINET、米国SECのEDGARがあります。各社の本決算のXBRLは、決算月の翌月以降に登録されますが、日本と米国では登録時期にかなり開きがあります。米国の会社が本決算のXBRLを登録するのは、決算発表とほぼ同時であるのに対して、日本の会社がXBRLを登録するのは、決算発表を経て、更にその翌月以降に開催される株主総会終了後です。決算発表自体も米国の会社が1ヶ月程度に対して、日本の会社は1ヶ月半程かかって

  • そろばん自習アプリ修正

    脳トレの一環として毎日練習しようと「そろばん自習アプリ」をこのWebで公開していたのですが、ここ数ヶ月ほぼサボってしまった。久しぶりにそろばんを手にしてやってみたら、もうボロボロ。指が全然ついていかない。日々の練習がいかに大事なのか身にしみました。仕方ないので桁数やスピードの設定を落として出直そうと思い、設定画面のパラメタをいじって調整を始めたのですが、そこで画面の動きに違和感が。調べてみたら、調整画面で一旦値を変えて「キャンセル」すると、値は元に戻るのに、その値を

  • 【決算チェック】大塚家具 2018年12月期

    大塚家具と言えば、数年前のお家騒動以来、業績の悪化が何かと報道されてきました。最近も中国資本との提携など話題はつきませんが、3月末の株主総会も終え、ようやく2018年12月期のXBRLが登録されたようなので、ここ数年の財務状況の変化を可視化してみたいと思います。まずは、基本3諸表の推移から。大塚家具 2018年12月期毎年の赤字で、総資産も急激に減少しています(念のため営業損益チャートでは、「営業利益又は損失」が貸方(右側)の棒グラフにある場合は、営業損失を

  • 【決算チェック】ガンホー・オンライン・エンタテイメント

    昨日登録された12月決算のXBRLの中に、スマホ等のオンラインゲーム会社が入っていたので取り上げて見たいと思います。個人的には、殆どゲームはしませんが、いかにも儲かる業界のイメージもあり、財務諸表でその状況を見てみたいと思います。まずは基本3諸表から。ガンホー・オンライン・エンターテイメント 2018年12月期営業損益を見ると、2016年12月にかけて大きく売上を減らしています。IRから決算短信を読むと、同社の売上はパズドラに大きく依存しており、その売上減少

  • 【決算チェック】ブロンコビリー

    昨日EDINETに登録されていた決算書の中に「ブロンコビリー」という会社があり、そのプロセスラーのような名前に惹かれて調べてみると名古屋地盤のステーキ屋さんでした。言われてみればいかにもステーキ屋さんっぽい名前です。最近私の住んでいる街でも気がつけばステーキ屋さんがいくつかできていたりして、「いきなりステーキ」以来の流れはいまだ衰えてはいないようです。以前は悪者だったコレストロールも最近はそうでもないという話になったり、炭水化物がやたら槍玉に挙げられる代わりに、肉食が実は健

  • 【決算チェック】B-R サーティワンアイスクリーム(日本法人)

    2018年12月決算会社のXBRLの提出もまだこれからですが、本日も数社上がっていたのでその中からサーティワンアイスクリームの日本法人を取り上げて見たいと思います。ちなみに社名についている「B-R」は何だろうと思って調べて見たら、2人の創業者のイニシャルのようです。糖質が気になる年頃なので、個人的にはあまり利用したことはありませんが、身近なおやつ系外食の財務諸表には興味があります。まずは基本3諸表から。チャートは、非連結決算になっていますが、連結決算がないためです。

  • 【決算チェック】FANGを一覧してみる

    FANGといえば米国、というか世界を代表するIT銘柄で、フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグルの4社を表します。アップルを加えたFAANGとか、前回取り上げたエヌビディアを加えたFANNGとか色々バリエーションがありますが、今回は、FANG4社の財務諸表をXBRLからチャートにして一覧してみたいと思います。まずは、各社のBS/PL対比チャートから(2018年12月期)。いずれも単位はUSドル、米国会計基準です。FANG BS/PL 対比チャート 201

  • 【決算チェック】NVIDIA 2019年1月期

    日本の上場企業のXBRLが金融庁のEDINETで取得できるのと同様に、米国の上場会社のXBRLは、米証券取引委員会(SEC)のEDGARから取得する事ができます。今回は、NasdaqのNVIDIAを取り上げてみたいと思います。NVIDIA(エヌビディア)は、米国株の取引をされている方にはよく知られた銘柄で、2016年から2017年にかけて株価が8倍になった会社です。代表的なGPU(Graphics Processing Unit)メーカーですが、GPUのAI分野などへの応用

  • 【決算チェック】サイバネットシステム

    今回は本日本決算のXBRLが登録された会社からサイバネットシステムを取り上げてみます。今日登録されたのが2社しかなかったのと、社名がかっこよかったからで他意はありません。サイバネットと言うと、ついシュワルツネッガーの「ターミネーター」を連想してググってみたら、あれはサイバーダイン社で同名の会社はマザーズに別途存在します。どうせなら両社の比較にしようと思ったのですが、サイバーダイン社は昨年からIFRSに移行しており、連結決算のXBRLは来期からになるので諦めました。ま

  • 【決算チェック】サイバネットシステム

    今回は本日本決算のXBRLが登録された会社からサイバネットシステムを取り上げてみます。今日登録されたのが2社しかなかったのと、社名がかっこよかったからで他意はありません。サイバネットと言うと、ついシュワルツネッガーの「ターミネーター」を連想してググってみたら、あれはサイバーダイン社で同名の会社はマザーズに別途存在します。どうせなら両社の比較にしようと思ったのですが、サイバーダイン社は昨年からIFRSに移行しており、連結決算のXBRLは来期からになるので諦めました。ま

  • 【決算チェック】キユーピーとアヲハタ

    3月に入ったら、12月本決算で話題の会社をいろいろ取り上げたいと思っていたのですが、決算は発表されても、株主総会での承認が終わるまではEDINETにXBRLデータが公開されないようなので、今回は11月決算の会社を取り上げてみます。11月決算の会社は数も少なく、その中から日頃お馴染みの会社、キユーピーとアヲハタにしてみました。この2社の規模は全く違いますが、決算書にマヨネーズとジャムの違いは表れるものでしょうか?まずは、2018年11月期本決算の貸借対照表から。

  • 【決算チェック】ZOZO 第三四半期

    今月14日に発表されたZOZOの第三四半期決算については、いろいろとニュースが流れているようです。最も過激なのは、デイリー新潮の「背伸びがバレたZOZO「前澤社長」 プロが読みとく経営状況、実際は“赤字14億円”!?」と言う記事で、これにはZOZOのIRも否定のコメントを発表(コメントでは記事を特定していませんが、恐らくこれでしょう)しています。何かと話題の企業ですし、ここでもXBRLから財務諸表を可視化し、その表情を見てみたいと思います。XBRLデータとしては、2

  • 【決算チェック】スルガ銀行

    昨年、TATERU絡みの問題やパワハラなどで叩かれたスルガ銀行ですが、第三四半期決算が昨日発表になりました。今朝、何気に投資系YouTuberの動画を見ていたら「破綻」の可能性にまで言及していたので、実際のところそこまでの決算なのか取り上げてみることにしました。念のため、このブログでは、あくまでXBRLを使って財務諸表を可視化し、経営状況の把握可能性を追求しているのであって、何かの参考にされる場合は、公式のIR資料の確認は勿論のこと、株などの取引は自己責任でお願いします。

  • 四半期決算のXBRLにも対応してみる。

    このブログではこれまで、EDINETやEDGARのXBRLから展開した財務諸表チャートをご紹介してきましたが、本決算のみの対応となっていました。しかし、本決算のみだとタイムリーな話題を取り上げようとしても、決算期の時期によっては一年以上前の数字になってしまいます。そこで、コンテンツの幅を広げるためにも、各社が提出している四半期決算のXBRLにも対応してみることにしました。それなりの作業量も覚悟していたのですが、実際に四半期決算のXBRLを分析してみたところ、本決算と

  • 【財務諸表クイズ】帝国ホテルとホテルオークラ

    帝国ホテル、ホテルオークラといえば日本を代表するホテルで、財務諸表分析でもよく取り上げられているようです。ここでは、財務諸表のチャートを見ただけで両社を判別できるだろうかという問題。以下は、帝国ホテル、ホテルオークラのXBRL(2018年3月期)から、貸借対照表、営業損益をチャート化したものです。チャートは、各社の勘定科目の比率で描いています。図のA社、B社はそれぞれどちらのホテルに該当するでしょうか? なお、B社は、費用の構成をXBRLで開示していないため、営業費

  • 【財務諸表クイズ】三菱地所と明和地所

    前回は、JR上場4社でクイズを作ったのですが、そこでは実額表示のチャートを使いました。今回は、勘定科目の構成比率でクイズを作ってみました。比較する会社の規模に大きな開きがある場合は、実額表示では簡単に推測できてしまうためです。【財務諸表クイズ】「地所」で上場企業を検索すると、三菱地所と明和地所の2つの会社が出てきます。以下は、2018年3月期の両社の貸借対照表、営業損益を構成比率でグラフにした物です。A社、B社は、それぞれどちらの「地所」に該当するでしょうか?

  • 財務諸表をクイズにしてみる。

    これまで、自作のXBRL可視化システムで色々なグラフをご紹介してきましたが、ちょっとネタ切れ。そろそろマネタイズも視野に入れつつ、継続的に作っていけそうなコンテンツのシリーズ物も検討中です。そこで、財務諸表によくあるクイズ形式も作ってみることにしました。早速ですが、以下は上場しているJR4社、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州のBS、PL対比チャート(2018年3月期、比例縮尺)です。以下A〜D社は、どのJRに該当するでしょうか。JR上場4社 BS,

  • 【技術編】XBRLってどうなの(1)

    これまで、XBRLを使って企業の財務諸表を可視化した例を紹介してきましたが、今後はXBRLの技術的な側面についても記事にしていきたいと思っています。今回は初回ということで、思いつくところから書いてみました。このシステムを構築するにあたっては、実際の企業が提出しているXBRLを取得して解析することから始めました。ところが、いくつか解析を終えた段階で、多くの企業がまともなXBRLを提出していないことに気づきました。より正確に言えば、連結決算データにXBRLの皮だけ被せ、

  • デパートにも色々あって

    現在開発中のXBRLシステムを使って、適当に業界を選び、様々な会社の財務諸表を並べて見てみると、同業他社と明らかに様相が異なる財務諸表を見つけることがあります。同業と言っても、連結子会社にどんな会社を含んでいるかによっても大きく変わるので、単純に同業ではくくれないのですが。今回は、そんな話として百貨店を取り上げます。ただ、東急や西武は、連結に含まれる鉄道事業の影響が大きいので外しています。まずは、貸借対照表と損益を対比したグラフです。百貨店4社 BS,PL対比グラフ

  • 牛丼屋さんの財務諸表を比較してみる

    財務分析によくあるパターンとして、牛丼チェーンのゼンショー(すき家)と吉野家、松屋の比較があります。専門書でも取り上げられていますし、ネット検索しても大量に出てきます。身近な存在ですし、興味を持ってもらうには良い例かと思います。せっかくXBRLから簡単にチャート展開できるようになったので、ここでも取り上げてみたいと思います。牛丼屋さんと一口で言っても、各社牛丼以外のチェーンも手広くやっているので、財務諸表の数字に占める牛丼の割合は限定的です。3社の資産規模は開きが大きいので

  • XBRL(計算リンク)を階層テーブルで書き出してみる。

    これまで、Edinetに登録されている上場会社のXBRLの計算リンクベース(Calculation Linkbase)から基本3諸表をチャート展開した例を紹介してきました。今回は、実際に計算リンクにはどのような構造が記載されているのかを示すため、階層化テーブルで描き出してみました。以下のサンプルは、サイゼリヤの2018年8月期の貸借対照表です。元データは、HTMLのtableタグで作っていますが、ブログにはめ込むために無理やり画像に落としたので、見にくいかも知れませ

  • メガネ屋さんの財務諸表を比較してみる

    一昨日、四季報の業界地図2019年版を購入しました。このブログで取り上げる業界や会社の物色のためですが、今日のネタ探しになんとなくページをめくっていたらメガネ業界のページに目が留まりました。私の場合、小学校の頃からメガネをかけているのですが、ここ15年程はメガネの三城にお世話になっています。年齢とともに度数もそれほど進まないので、買い換えるのはせいぜい5年に1回程度ですが、身近なところで本日はメガネ屋さんを取り上げます。業界地図では、売上順に、メガネトップ、三城HD

  • XBRLから棚卸資産回転日数を可視化してみる

    経営効率を在庫に着目して計る指標に棚卸資産回転日数があります。棚卸資産とは、製品や仕掛品、原材料などで、貸借対照表の流動資産に計上されています。計算は、棚卸資産を1日平均売上、若しくは1日平均売上原価で割って求めます。経営分析の教科書でも、売上ベースで説明しているものと、原価ベースのもの、或いは両方掲載しているものもありました。どちらで計るのが良いのかは、業界に依るのかも知れませんし、個別の会社の事業内容に依るかも知れず、ここでは両方表記することにしました。可視化処

  • 首都圏の私鉄、地下鉄の財務諸表を可視化してみる

    前回は、JR各社の財務諸表チャートを取り上げましたが、ついでに首都圏の私鉄及び東京地下鉄の財務諸表を取り上げてみます。東京の地下鉄は都営線といわゆる東京メトロがあり、どちらも上場会社ではありませんが、東京メトロは株式会社で財務諸表はEDINETからXBRLで取得できます。私鉄からは、東急、西武、小田急を選んでみました。まずは、貸借対照表からです。首都圏の私鉄、地下鉄の財務諸表チャート(2018年3月期)どの会社も、巨大な固定資産で事業を行う会社の特徴が良くて

  • JRをXBRLで切ったらリニア新幹線が見えた。

    今日は、開発中のXBRL可視化システムで、JRの財務諸表を取り上げてみます。JRには、北はJR北海道から南はJR九州までの旅客鉄道6社、加えてJR貨物がありますが、ここでは、JR東日本、JR東海、JR西日本の財務諸表を可視化して比較してみたいと思います。まずは、比例縮尺によるBS、PL対比チャートから。JR3社のBS、PL(2018年3月期)鉄道業界に詳しくないのですが、3社の規模にはこんなに偏りかあるのかとびっくりです。売上では、JR東日本が明らかに大きい

  • 民事再生会社をXBRLで可視化して見る

    JASDAQ上場のシベールが昨日(2019年1月17日)、民事再生法申請を行い破綻しました。ラスクで有名な会社で、私もお土産でもらった事があります。以前から苦しい経営が続いていたようですが、民事再生に至るまでの状況をXBRLから可視化してみたいと思います。まずは、基本の3諸表から。(株)シベール 貸借対照表推移( 2018年8月期迄)(株)シベール 損益推移(営業利益) 2018年8月期迄(株)シベール キャッシュフロー推移( 2018年8月

  • 巨大な米国の翼も可視化してみる

    XBRLのリボジトリとしては、日本の金融庁のEDINET、米SECのEDGAR、カナダのSEDARがあります。EUは、委員会のホームページだけは随分昔からありますが、実態があるのかよくわかりません。XBRLの解析処理は、Pythonで実装していますが、国に依らず共通化できるメソッドを実装したXBRLクラスをベースに、EDINET、EDGARそれぞれに特化したサブクラスで構成していて、アプリケーションからは、両国のXBRLを同様に扱えるようにしています。いずれカナダ(

  • 日本の翼を比較してみる

    いきなり余談ですが、私が財務諸表に興味を持ったきっかけの一つは、10年ほど前に日本航空が破綻した時、逸早く財務諸表を分析して債務超過を指摘された細野祐二先生の本を読んで感動したことでした。あれから10年、日本航空が、経営の神様、稲盛会長の元で再生を果たしたのは皆様ご存知の通りです。今日は、日本を代表する航空会社2社、ANAと日本航空を比較してみたいと思います。まずは、貸借対照表(2018年3月期)から。ANA 貸借対照表(2018年3月期)JAL 貸

  • 総資産回転率を可視化すると、

    XBRLをベースにした一連の開発では、まず基本3諸表を可視化し、そこから財務分析で使われる様々な指標をチャートなどで表現することを進めています。今回は、総資産回転率です。売上を総資産で割ったもので、資産がどれくらい効率的に売上に結びついているかを計る指標です。総資産の大きさと売上との比は、業界によっても、或いは同業でも会社の事情によって大きく異なるので、回転率が高いから良いとか、低いからどうとか単純に言えるわけではありません。また、総資産と売上の比率は、以前紹介した

  • ドラッグストアを利益率で比較してみる

    街にドラッグストアが溢れ始めたのいつ頃からだろう。自宅の近所では、マツモトキヨシに、トモズ、ぱぱす、スギ薬局、福太郎とあって、トモズに至っては歩いて行ける範囲に3件。トモズのレジで、「ポイントで五百円引きできますけど」とか言われるとその日一日が幸せになる。小市民過ぎか?ポイントがあるので、ついリピートしてしまいますが、これだけドラッグストアがあるとどこが一番安いのか気になります。とりあえずGoogleで「安い ドラッグストア ランキング」と叩いて見たら、トク部(to

  • 比例縮尺財務諸表も作ってみる

    「比例縮尺財務諸表」とは、最近読んだ東洋経済「なぜ、会計嫌いのあいつが会社の数字に強くなった?」に出てくる用語です。前回ご紹介したBS・PLチャートは、同じ会社のBSとPLを同じ座標系に乗せて比例縮尺表示しているわけですが、今回は複数社にまたがる比較チャートを作ろうという話です。ちなみに、前回参考文献として上げた「ビジネススクールで教える経営分析」もこの本も筆者は慶應大学ビジネススクールの先生です。そういう学校に一度は行って見たかった。チャートプログラムは、d3.j

  • BS ・PL比較チャート

    可視化プログラムを書くに当たっては、財務諸表分析の本も何冊か読んでみましたが、その中に日経文庫の「ビジネススクールで教える経営分析」があります。スーツのポケットにも入る大きさの薄い本でありながら、財務諸表の見方の勘所がきっちり書かれています。この本では、一つの会社の貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)を同じ座標系に乗せて比較する形を取っています。BSとPLの大きさの比率は、会社に寄るところもありますが、業界の特色が出てくるところでもあります。この可視化システムでは、BS、

  • 流動比率を可視化してみる

    流動比率は企業の支払い能力を計る指標で、流動資産/流動負債で計算されます。一説には200%はあった方がいいとか、日銭が入ってくる業界ならもっと低めでいいとか、業種によってもいろいろです。流動資産と言っても直ぐに現金化できるものばかりではないので、現金とか売掛金など流動性の高いものだけで計算した当座比率も良く使われます。流動比率は、数値で示されるものですが、ここでは、流動資産、流動負債、それぞれを構成する勘定科目の対比チャートとして可視化してみました。最近ゴーンさんのニュース

  • 債務超過とはどんな状態?

    財務諸表の可視化プログラムを開発を進めながら、テストも兼ねていろんな会社の財務諸表を可視化してその状態をチェックしているため、随分多くの財務諸表と出会いました。その中の一つに債務超過という状態があります。債務超過の会社の貸借対照表をそのまま可視化すると、バランスシートがバランスしない状態で描画されます。借方の資産より貸方の負債が上回った状態となり、純資産の部がマイナスになってしまうためです。ネットで調べると、こういう場合は純資産の部を借方側に表示してバランスを取って表示する

  • XBRLの可視化(キャッシュフロー計算書)

    キャッシュフロー計算書は、ネット上でも可視化した例がいくつかあるようです。どのように表現すれば、お金の流れがわかりやすいだろうかとアイディアを練っては見たのですが、結局各キャッシュフローを棒グラフで並べるだけにしました。ウォーターフォール的なものも検討しましたが、どのキャッシュフローがプラスとかマイナスとか一見してわかる程度のシンプルな形にしてみました。EDINETのXBRLの計算リンクベースでは、キャッシュフロー計算書は、role名「ConsolidatedSta

  • XBRLの可視化(損益計算書)

    損益計算書の可視化をするといっても、損益には、売上総利益から営業利益、経常利益、税引前利益、最終利益とあります。最終利益までを可視化することもできますが、見たいのは本業の状況であり、ここでは営業利益を対象にしてみることにしました。可視化では、借方の費用科目(売上原価、販管費)を左に、貸方の売上を右側にそれぞれスタックチャートで描画します。ただここでも開発上問題になったのは、業界によって勘定科目の構造が一様でないことです。一般的な業界のXBRLの計算リンクベー

  • XBRLの可視化(貸借対照表)

    財務諸表と言えば、貸借対照表(BS)に損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CF)でワンセット。今回は、XBRLデータから貸借対照表の可視化について取り上げて見たいと思います。財務会計の教科書では、貸借対照表は一般に以下のように図示されます。 資産負債 純資産今回の開発では、できるだけこの形のまま表現したかったので、借方、貸方それぞれをスタックチャートにして組み合わせてみました。XBRLでは、各科目の構成要素も定義されていて、計算リン

  • 財務諸表を可視化してみる

    上場会社の財務諸表は、金融庁のEDINETに、XMLの一種であるXBRL(eXtensible Business Reporting Language)でデータベース化されています。このXBRLを上手く利用できれば、チャートや財務分析など、様々なコンテンツに応用することが可能です。また、XBRLは米国でも採用されていて、米SECのEDGARから取得できるので、米国の上場会社の財務諸表も同様に取り扱うことができます。このブログでは、XBRLをチャートやテーブルなどに展

  • iOSでの外国語の読み上げ算が復活

    前回のiOSバージョンアップから使えなくなっていたiOS上での多言語読み上げ算ですが、直近のiOS12.1へのバージョンアップで復活しました。何か対策がないのか、本格的に調べようかと思っていたところでしたが、様子見で正解でした。  

  • iOSでの外国語の読み上げ算について

    最近フランス語の勉強を始めたので、フランス語で読み上げ算をして、数字の聞き取りを練習しようとしたところ、フランス語を指定しても日本で読み上げられてしまった。どうやら、最近のiOSのバージョンアップで、javascriptの音声合成ライブラリSpeechSynthesisUtteranceの動作がおかしくなっている模様。どの言語を指定しても日本語(OSに指定の言語)で読み上げられてしまう。音声合成による読み上げ部分だけのプリミティブなプログラムでもテストしてみましたが、

  • そろばんアプリの動画を投稿

    せっかくアプリを作ったので、YouTubeにこのサイト用のチャンネルを作って、そろばんアプリの動画を投稿してみました。https://youtu.be/c_jUQXX2XHI初めての動画投稿だったのですが、以外に簡単で逆にびっくりしました。いくつか投稿しましたが、上は英語の読み上げ算。外国語の数字の聞き取りが苦手は人には、ヒアリングの素材にもなるかと思います。音声合成の発音にはくせもありますが。このサイトは、まだ画像も何もなく殺風景なので、今後

  • 見取り算について

    そろばん自習アプリで、まず着手したのは見取り算でした。そろばんの練習を始めた当初、ネットでも無料の教材を探したのですが、PDFで提供されるものが殆どで、自宅にプリンタのない私は画面に表示して使うしかありません。どうせ画面で使うなら答え合わせもインタラクティブにやりたいし、作り置きの問題でなく日々違う問題にトライしたいし。ということで、まずは試しに桁数をそろえた乱数を並べるところから始めて一通り作ってみました。ちなみにヘルプは作っていないのですが、計算の答え合わせは、答

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、viscode11さんをフォローしませんか?

ハンドル名
viscode11さん
ブログタイトル
気になるデータを可視化してみる
フォロー
気になるデータを可視化してみる

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用