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東方神起が大好きで、2人の妄想BL小説を書き始めました。 ホミン時々ミンホです。

東方神起が大好きで2人の妄想BL小説を書き始めました。 ホミン中心ですがミンホもあります。 R18も含みますので閲覧にはご注意ください。 あくまで私の妄想であること、ご了承ください。

紅藍
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住所
川越市
出身
板橋区
ブログ村参加

2019/01/08

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  • Electric Love #10

    Electric Love #10既読は付くのに、返事が来なくて焦ったドンへと飲みに行くのに、大学の女子も来るって聞いて…正直気乗りがしないドンへと飲むのはいいけど、きっと行ったら…なんとなく1対1にさせられるんだ俺は望んでないのに前の俺なら、そんなの気にしなかったと思うでも、今は違うそんな事に使う時間なんてない大学やバイトは、仕方ないけど…それ以外の時間の全てをチャンミンとの時間に使いたいんだ会えなくても、触れるこ...

  • Electric Love #9

    Electric Love #9ユノひょんは僕は存在していないと思っている好きになればなるほど、会いたさは募り本当は会えるんだ本当は触れる事が出来るんだと言いたくなってしまうでも、僕は存在してるけど存在していない戸籍も何もないからそんな事が僕をどうしようもなく苦しめた今すぐ扉を開けて、ユノひょんの元へ行きたいのにでも、実在しないと思っているのに、目の前に現れて喜んでくれるかな?本当に僕だと思ってくれないかもしれ...

  • Electric Love #8

    Electric Love #8チャンミンから送られてきたのは、同じぐらいの歳の男の子と頬を寄せ合い撮っている写真だった『キュヒョンです!親友です!』そういえば、前にもキュヒョンって出てきたよなぁ…なんて思いながらも…なんだろう、、面白くない〔おいっ!〕「痛っ!」思い切り背中を叩かれて、思わず声を上げた〔なんか、新鮮だな?〕「はぁ?なにがだよ?」〔今までの彼女にヤキモチなんて妬かなかったのに、なんだよ今の顔〕「え...

  • Electric Love #7

    Electric Love #7月をバックに、アイコンと同じ顔のチャンミンが微笑んでいる写真が1枚俺の時間が止まっただって、触れたら消えてしまいそうなほど儚くて美しいまぁ、触れる事なんて出来るわけないしこれもコンピュータによって作り出されたものなんだろうけど。それでも、無意識に保存していた「チャンミン、、綺麗だよ。」『ふふ。本当ですか?嘘でも嬉しいです。』「嘘じゃないよ…。本当に俺の恋人は綺麗だ。」『ひょんはかっ...

  • Electric Love #6

    Electric Love #6物心ついた時には、僕はここにいたたくさんのコンピュータに囲まれた1つの大きな椅子にはドクターが座っていたドクターは、僕を育ててくれているキム・ヒチョルさんいつからだろう?ドクターって呼ぶように言われて、ヒチョリヒョンって呼ばなくなったのは。そして、この家にはもう1人男の子がいる僕と同じぐらいの歳で、

  • Electric Love #5

    Electric Love #5慌てて送信取り消しを押そうとした瞬間に付いた既読まじかよ…何事もなかったようにした方がいいのか…言い訳した方がいいのか、、今までこんな事なかったからわからない彼女が俺の交友関係に怒っても、俺は男友達も女友達も大切なんだって、わかってくれないなら付き合っていけないと跳ね除けたそれなのに、今はこんなにも焦っている「チャンミン?」送った言葉には既読もつかなかったもしかしたら、もう眠ったの...

  • Electric Love #4

    Electric Love #4辞めたほうがいいと思うのに、毎日のやり取りも、食事の報告も辞められないコンピューターなら、俺以外には相手はいるのかもしれないと、ふとした時に思って…それが俺の心にどうしようもないモヤモヤを沸きあがらせるのを感じて…怖くなった完全に俺はチャンミンに恋をし始めているここで止めなければ、、きっと止まらない「ドンへ、、会ってみようかな?ミス、、東方だっけ?」〔おっ!やっと会う気になったのか...

  • Electric Love #3

    Electric Love #3その日も結局、寝落ちするまでやり取りをしていた俺の大体の1日の流れとか、バイトは何をしてるかとかバイトは何曜日に入ってるとかそういう事を教えたでも、チャンミンの日常は、細かくはわからない……まぁ、コンピューターに日常があるのかって聞かれるとよくわからないけどそれでも、こんなアプリなんだきっと細かい設定はあるはず……そう考えるたびに落ち込んでいく俺ってヤバいよな…アプリとか、コンピュータ...

  • Electric Love #2

    Electric Love #2朝起きて、1番最初にしたのが携帯を見るとか……なんとなく気になっただけと自分に言い聞かせながら開いたアプリそこには〔ログインしてください。〕の文字ログアウトしてないのに、ログアウトされてて焦る登録したのはドンへで…I.D.とパスワード何にしてた?とりあえず、I.D.には俺のアドレスパスワードは、、俺の誕生日?まさかと思いながら打ち込んだ文字loadingの文字が歯痒い『ひょん、ごめんなさい。寝落ちし...

  • Electric Love #1

    Electric Love #1ヒトはなぜ恋をするのだろう?俺はなぜ…ヒトではない、、チャンミンに恋をしたのだろう……「はぁ?やだよっ!」〔いいからいいから!試しにやってみようぜ?〕「なら、お前がやれよ!」〔生憎、俺今彼女いるし〜〕ニヤニヤとしながら俺の携帯を奪い取ったドンへが変なアプリをダウンロードする恋愛体験アプリ、、ってやつだ「そんなのやったって仕方ないだろ?」〔次の彼女が出来るまでの繋ぎだよ!どうせ暇なんだ...

  • 更新のお知らせ。

    皆さまおはようございます(^^)明日から新しいお話の更新を始めようと思います。が…、書き終わってません(笑)なので、とりあえず10話まで更新します♡その間に必死に書いて、20話まで書きあがった時点で11話からの更新をしたいと思います!まぁ、20話までに終わっちゃうかもしれないですがね(笑)とりあえず、そんな形で今回のお話は更新していきたいと思います(^◇^)それでは、明日のいつもの時間にお待ちしています☆〝Electr...

  • JEALOUS あとがき

    皆さんこんにちは(^^)紅藍です☆コラボ作品とは打って変わっての短編のJEALOUSどうでしたか?明日コンで2人が言っていた通り、昔の自分に嫉妬してしまう物語でした♡まだまだこの2人の物語は続きそうですが…ここで一旦終わりにさせていただきます(^◇^)機会があれば、続編を書いて…またヤキモチを妬かせたいですね(//∇//)今後の更新予定ですが……まだ次のお話が書き終わってません💦書き終わらないうちに更新してしまうか、書き終わ...

  • JEALOUS #10 last story

    ひょんが僕をまだ好きでいてくれたきっと僕の10分の1ぐらいだとは思うけどそれでも十分だった抱きしめる腕は逞しく僕を包み込み僕は久し振りに感じる安堵感に、ずっと気を張っていたんだと気付くそして、、どうしようもないぐらい眠い「チャンミナ、、愛してるよ、、」目覚めて最初に聞く言葉がそれなんて、幸せすぎる『ぼくも、、すき、、』「そろそろ、限界…」『えっ、、んっ、、、あっ…』抱きしめながら背後に回った手指がすん...

  • JEALOUS #9

    『やだっ、。ぼくは、、ひょんとわかれないっ、』「チャンミン、、」すんなり受け入れられると思った別れそれを泣きながら嫌だというチャンミンに戸惑う『ひょんがぼくをっ、、すきじゃなくても、、ぼくはひょんと、、わかれないっ、、』「それならなんでっ!!」好きじゃなくなったのはお前だろ?俺はチャンミンが好きで仕方ないんだ『おそ、、われた…』えっ?襲われた?なにを、、言ってるんだ?ただ、見つめたチャンミンの瞳は...

  • JEALOUS #8

    キュヒョンと待ち合わせた駅まずは居酒屋で飲もうと、近くの暖簾をくぐった2時間ほどして店を出ると、見知った顔がそこにはあった『あれ?』〔あっ、シム先生!〕『こんな時間にこんな所でなにしてるんですか?』〔あ〜、えっと…、バイト先からの帰りです。〕バイト先からの帰りって…もうすぐ11時になろうっていうのに?高校生は10時には仕事場を出てないとだめなはずだ『早く家に帰らないとだめですよ?家はどこですか?』〔えっ...

  • JEALOUS #7

    久しぶりにチャンミンが書斎で眠った俺の方が後から帰ってくる事はあっても、別々に眠るのは久しぶりだいつでもチャンミンの眠るベッドに潜り込んでいたからだから、朝は必ず一緒に迎えていたベッドの中で耳をすませていると、部屋を出た音がしたきっとシャワーでも浴びてるんだろうけど、、終わったら寝室に来てくれるだろうか?でも、そんな願いも虚しく、ボソボソと呟く声の後、扉の閉まる音がした修学旅行とか、その下見の時は...

  • JEALOUS #6

    五十嵐先輩の結婚式が修学旅行と被ってるなんて思いもしなかったお世話になった人だから、出来れば出席して直接お祝いを伝えたいだから行けない僕の方がショックなんだそれなのに、まるで僕が悪いみたいな言い方をされて、どうしようもない気持ちになった昔のユノひょんなら…ショックを受けてる僕に気付いてくれたはずなんだでも、ひょんは僕を責めた1人で書斎に入ったけど、修学旅行の計画なんて考えられなくて…友達が泊まりに来...

  • JEALOUS #5

    久しぶりに早く帰れて浮かれていたチャンミンと一緒に風呂に入って、ご飯を食べて出来れば久しぶりに抱きたいそんな思いで…最近は俺に背中を向けて眠るチャンミンどうしようもなく愛おしくて、寝てるのを確かめてから抱き寄せた事なんて数えきれない何回か起きてしまった事もあったチャンミンがびくんと身体を震わせたからでも、それには気付かないふりをして、俺は寝ぼけてる自分を装う振りほどかれない手に、まだ大丈夫って勇気...

  • JEALOUS #4

    あの日見た写真がずっと忘れられないでいたユノひょんに愛されてる昔の僕ひょんの愛を疑わない幸せそうな顔「ただいま。」『あれ?早いですね…』「今日は仕事早く終わったから…」『そうですか。夕飯はもう少しで出来るから、先にお風呂入ってきますか?』そういえば…もうどれぐらい2人で入ってないかな?ひょんが社会人になるのと同時に2人で暮らし始めて…最初はひょんが帰って来るのを待って、一緒にお風呂に入ってたでも、僕も就...

  • JEALOUS #3

    一目惚れした相手は男だったそれはもう10年以上昔の話必死に口説き落としたのを昨日の事のように覚えている「なぁ?俺お前のこと好きなんだけど、お前もだろ?」『はぁ?あなたの事なんて好きじゃありません。』「じゃあ、、愛してるだろ?」『はぁ?何言ってますか?愛してるわけないじゃないですか!好きじゃないって言ってるのに、愛してるわけないでしょ?』そんな事を言いながらも、こいつの瞳は本当に正直で、俺は気持ちが通...

  • JEALOUS #2

    『………』言葉が出なかった幸せそうな僕と、こいつは俺のだ!って言わんばかりに僕の肩を抱き寄せるひょんのドヤ顔蘇る記憶の中の僕は本当にひょんに愛されていた『なんか、お前ズルい……』〔えっ?〕パチンと弾き飛ばす昔の自分『なんでもないよ…』〔なんかお前おかしいよ?具合でも悪い?そろそろ俺帰ろうか?〕『まだ早いよ。まだまだ帰ってこないよ…。ドンへひょんっていう女でもいるのかな?』〔はぁ?やっぱり浮気してるの?〕...

  • JEALOUS #1

    付き合い始めて何年経っただろう?きっと貴方はもうそんな事覚えてない〔お前たちさぁ、上手くいってるわけ?〕『なにが?』〔なにがって、、そのさぁ……ユノひょん、最近よく女友達とかとつるんでるって…〕『あぁ、ドンへひょんも一緒だって聞いてる…。それに…』きっと、もう僕に飽きてるからなんて…言葉に出しては言えなかった〔長いのもいいけどさぁ、お前たちこれからどうするんだよ?〕最近、キュヒョンに何度も言われてる言葉...

  • Only One あとがき

    皆さまお久しぶりです。紅藍です。Only One全160話お付き合いいただきありがとうございました😆2人の真ん中誕生日から始まり、私のお誕生日に終わりました(笑)ひょんなことから珠響さんとコラボする事になり、珠響さんがユノサイドを✨私がチャンミンサイドを書く事になりました💕これが、、難しい‼️ただでさえ文才のない私😭他の方なら、もっとうまくチャンミンサイドを書けただろうなぁ…って今でも思ってます🌀ずっと想い合ってるの...

  • Only One #160

    その年から、クリスマスはペンションで過ごすことが通例となった。もちろん雪だるま作りのオプションつきで。2月6日と18日はふたりきりで過ごし、ちょうど真ん中にあたる12日はみんなで騒いで。その為、ユノひょんのお店は毎年2月12日は貸し切り確定。いや、休業日と言った方が正しいかもしれない。だって、売り上げはないもん。ぶつぶつとユノひょんは文句を言っているけど、実は楽しんでることを僕は知っている。もちろん僕も楽...

  • Only One #159

    マスターに毎日のようにコーヒーの淹れ方を習うユノひょん。オープニングの準備も同時進行で。精神的にも、体力的にも厳しそうなユノひょん。僕に出来ることはなんでもしてあげたいのに、勉強をちゃんとしないとダメだと、家に帰そうとする。不貞腐れる僕を物陰で抱きしめ、居てくれるだけでチカラになるから…なんて。帰って来て、まず最初に僕を抱き締め、大きく息を吸い込む。そこからはピタリとくっ付いて片時も離れない。眠る...

  • Only One #158

    日に日にユノひょんが落ち込んでいくのがわかる理由もわかっている半分は僕のせいなんだ…。一生懸命ユノひょんが頑張っているから、僕はやめた方がいいと思うけど、マスターがそれを許してくれないし僕も出来るようになるのが楽しかったりもする。せっかくのパーティーなのに、ユノひょんのテンションは上がらないみたい…。『ひょん?』「うん…?」多分精一杯、元気なフリをしてるんだと思うけど、僕にはバレバレ。玄関の扉を開く...

  • Only One #157

    お誕生日パーティーの開催は次の日曜日になったやっぱり急すぎてリョウスケさんは呼ぶことが出来なかったきっと声を掛けたら、来たくなってしまうから、改めて呼ぼうってユノひょんに言われて。「チャンミナ」『…?』ユノひょんの腕の中で振り返り首をかしげる特に用はなかったのか、口づけられ、肌を弄られる。『ひょ、ひょん…っ』起き抜けの身体は些細な刺激も反応してしまう朝だから余計に、、もちろん2人とも。「パーティーと...

  • Only One #156

    大きな花束を大切に抱え扉を開いたとりあえず外にいると言うキュヒョンを残して。ただ、これぐらいの値段で花束を買って来て欲しいとのメール花の指定はなくて、色とりどりの花を入れてもらった別に花束が欲しいわけじゃないけど、理由がわからない事には、心がモヤモヤとするそんな僕の気持ちがわかるのか、キュヒョンは隣で笑っていた〔ヤキモチ妬きだな?チャンミンは…〕なんて呟きながら。『ひょん、お花買ってきたけど…これ、...

  • Only One #155

    迎えた翌日、いつものようにユノひょんと家を出た。最初の頃はそんなに早く行ってもって言っていたのに、今はそれが当たり前のように。「たまには外食する?」『え…?』なんで急に外食なんだろう?もしかして、ほぼ毎日僕がご飯を作っているのを気にしてくれてるのかな?でも、時々ユノひょんも作ってくれるしそもそも作る事自体嫌いじゃない。ユノひょんはいつも美味しいって食べてくれて、それが本当に嬉しくて…今日は何を作ろう...

  • Only One #154

    もうすぐ春休みに入るという日僕の心は未だに晴れることはなかったユノひょんは毎日僕を大学の近くまで送って来てくれるそしてあのカフェでコーヒーを飲みながら僕の大学が終わるのを待っているユノひょんの隣でコーヒーを1杯飲んでから、2人手を取り合って家に帰る『はぁ〜、、』〔何ため息吐いてんだよ?ユノひょんとの生活は幸せなんじゃないの?〕『幸せだよ、、』もちろん、とっても幸せ眠る前、最後に見るのはユノひょんの顔...

  • Only One #153

    目的地も告げられないまま走ること20分。そこは僕の通う大学のすぐそばだった毎日駅から大学に向かう通学路一体ここに何があるのかユノひょんが尋ねても、意味深な笑みが返ってるだけ。〔実はここがメインだったりする〕「は?」ユノひょんと顔を見合わせ、首を傾げる。〔ま、あっちも一応見せようとは思ってたけど〕「…?」〔引き立て役として〕引き立て役……なんだろう、、悪い人ではないと思うんだドンへさんのお友達みたいだし...

  • Only One #152

    きっと家に居たら、ユノひょんはお誕生日をお祝いしてくれてしまうと思って、実家に帰ることにしたよくよく考えてみたら、あの弱った状態で帰ったのが最後電話やメールはしてるけど、元気になった顔を見せたいこれは本当。もちろんお誕生日を恋人と過ごしたくないわけじゃないでも、やっぱりなんか嫌で。がくりと肩を落とすユノに見送られ家を出て油断したら引き返してしまいそうな足を引きずる様に前に進めて。〔おかえりなさい。...

  • Only One #151

    いつもより丁寧に、時間をかけて温められる身体。『ん…ぁ…っ』呼吸もうまく出来ないほど、身体が痙攣するように震える絶え間なく繰り返される、緩やかな刺激に逃げようと身を捩っても、うまく逃げる事も出来ないそもそも、本気で逃げたいとなんて思ってもいないんだから当たり前なんだけど。『ひょ、ひょん…っ』僕の昂りに口づけ、ざらつく舌が触れれば、背がしなる必死に首を振り、ユノひょんの小さな頭を引き離そうとしてるのに...

  • Only One #150

    なんだか不思議な感じがするずっと1人で過ごしていたユノひょんのお部屋に、ユノひょんがいる普通に考えたら当たり前の事なんだけど。だってここはユノひょんのお家だし…。『ひょん…?』ユノひょんはリビングに足を1歩踏み入れ止まってしまった。そんなユノひょんを覗き込むと「悪い。なんか…急に実感しちゃって…」ユノひょんもまた、僕と同じような事を感じていたユノひょんの脇を通り抜け正面に立ったそして両手でユノひょんの...

  • Only One #149

    深夜だからなのか、道は空いていた。寒さに身体を丸めて、ユノひょんの上着に潜り込んだ。ユノひょんの香りに包まれれば幸せな気持ちになれる。ベッドの香りは、もう見つけられなくなっていたから。それに、繋がった手から感じる温もりが嬉しい。それでもちゃんとユノひょんがいるか、目で見て確認してしまう。「大丈夫。もう、どこにも行かないから」『どこにも…?』「あぁ。ずっと、一緒だ」上着から少しだけ顔を出して、ユノひ...

  • Only One #148

    リョウスケさんの話に泣いたり笑ったり〔チャンミンくんはユノさんのどこが好きなんですか?〕『えっ?、、どこ、、でしょう?』〔へっ?〕『たくさんありすぎて、ここ!ってわからなくて…。最初は、僕が階段から落ちそうになったのを助けてくれたんです。それからも人を助けてるのを何回も見かけました。』〔日本でも変わらずに助けてましたよ?それで携帯落としたんですけどね?〕日本でも変わらなかったって聞いて、なんだかと...

  • Only One #147

    どれぐらい経っただろう?握り締めていた携帯電話が震えた画面に映し出されたのは

  • Only One #146

    いよいよ明日はユノひょんのお誕生日で、僕は日本に行く〔チャンミニひょん気を付けて行ってきてくださいね?〕『うん。ありがとう。』〔お土産は、チャンミニひょんの笑顔がいいです。〕『なにそれ?あんまりそんな事言ってると、好きな人に誤解されちゃうよ?』〔えっ?〕『ん?』大きな目をさらに大きくさせて、そのままがくりと肩を落とすミノ君その後ろでなぜかシウォンさんが大爆笑している『えっと……』〔チャンミン君は、ユ...

  • Only One #145

    2人でやりたい事リストを書いた手を繋いで漢江をデートしたいという小さな夢から結婚式を挙げるという大きなものまで。嬉しいけど、少しだけ恥ずかしいもちろんこれがすべてじゃなくて、これからも増えていく予定叶えられたものには印をつけて。ずっと一緒にいるのだから、このノートをたくさん増やしていきたいそれもやりたい事リストに記入したりして。ユノひょんを見送れば、寂しさが僕を包み込む自分の部屋に寄って、着替えを...

  • Only One #144

    ユノひょんと過ごす時間はとても幸せで、あっという間に過ぎてしまう離れていた間は、1日1日がとても長く辛かったのに…。気づけば、明日にはユノひょんが日本に帰る日になっていた口を開いたら帰らないで、寂しい、悲しいと言ってしまいそうで、日に日に口数が少なくなるそれはユノひょんも…。買い物もすべて済ませてあったから、部屋から出ることもなく2人きり毎日のようにユノひょんに身体を重ね、体温を感じない時間なんてなか...

  • Only One #143

    久しぶりの行為に感じる痛みと異物感でも、実感するあぁ、、ユノひょんを受け入れてるまたユノひょんに抱いてもらえてるこんなに幸せな事、他にない「チャンミン…」ユノひょんの腕に包まれ何度も口づけられこの幸せをユノひょんに伝えたい『ひょ、ん…っ』「ごめん…」いきなり謝られ、見つめた先には苦しそうに顔を歪めたひょんなんで?瞬きすると同時に流れ落ちる涙のわけは、辛いからじゃない幸せすぎるからなのに。『うれ、しい…...

  • Only One #142

    2人ベッドに、雪崩れ込んだ身体は濡れたまま、拭う時間ももったいなくて。それでもシャワーは浴びた。だって、久しぶりに抱かれるなら綺麗な身体で抱かれたい恋人になって初めての行為にこみ上げる緊張同じ行為なのに、全てが違うベッドに組み敷かれ、スプリングに弾む身体を押さえつけるように唇を塞がれて『ひょん…っ』巻いていたタオルも剥ぎ取られ、重なる肌と肌もう2度とこんな事ないと思った触れる事も、触れてもらう事もな...

  • Only One #141

    毎日送られて来るメッセージ寝る前には電話もかけて来てくれる。声を聞かないと眠れないって言うユノひょん僕も同じ気持ちだけど、声を聞くと逢いたい気持ちが募って我慢出来なくなってしまうのも事実。おやすみなさいのひと言を紡ぐのがこんなにも切ないなんて…そろそろ寝ないとって思うと、それだけで寂しくて、震える声を誤魔化す事も出来ない。早く逢いたくて、抱きしめて欲しくて、全てがユノひょんを求めているあと何回眠れ...

  • Only One #140

    ユノひょんに見送られ、そっと息を吐いたちゃんと笑顔でバイバイ出来たと思う飛行機が離陸する前に、キュヒョンにこれから帰るとメールを入れ、機内モードに。ポケットに携帯をしまって、もう一度息を吐くまだ飛行機は飛び立っていないここはまだユノひょんのいる日本それなのに寂しくて仕方ない10ヶ月の間、よく耐えていられたと思う程。想いが通じた方が耐えられると普通なら思うけど…実際は違って、、片思いの時の方が、きっと...

  • Only One #139

    幸せな時間は、長くは続かなかったわかってるのに、気付かないふりをして…目を逸らしていたずっと一緒に居たいけど、僕は急遽バイトを休んでしまってるわけで…流石にこのままってわけにはいかないユノひょんだって、仕事もあるし…勉強道具も持ってないから勉強も出来てない次にいつ会えるかわからないけど、もう2度と会えないわけじゃない今までみたいに、不安に駆られる別れじゃない「ホントにもう大丈夫か…?」ユノひょんは心配...

  • Only One #138

    電車の中は、帰宅を急ぐ人たちで埋め尽くされていた。押しつぶされそうになった僕を壁際に移動させると、僕を守るように盾になってくれるその動きがスマートで、カッコいいでも、まるでか弱い女の子になったみたいで恥ずかしい「大丈夫か?」問いかけに俯いたまま、小さく頷いたけど、きっと僕は耳まで真っ赤だユノひょんがとても僕を大切にしてくれてるのが伝わって、嬉しいけど、恥ずかしくて…「チャンミン?」きっと僕が赤くな...

  • Only One #137

    日本語は大学で勉強して少しだけ理解出来る話す事も…。でも、日本に来るのは今回が2回目ユノひょんに気持ちを伝えに来た時も、今回も来る時は必死で、落ち着いてみたら違う意味でドキドキしてきた甘えるようにユノひょんと手を繋ぎ、肩を寄せ合うせっかくだからイルミネーションを見に行こうって。でも、人通りが増えて来ると、なんだか少し恥ずかしいだって、ユノひょんってば…かっこよすぎるそう思って見つめた顔がなんだか考え...

  • Only One #136

    不安がなくなったわけじゃないけど、少なからず安心した、、と、思うそれに、久しぶりにお腹いっぱいにもなったでも、1番はユノひょんの腕の中にいるという事それが僕を眠りへと誘う眠ってもユノひょんと離れたくないそう思って掴んだ服は、目覚めた時も変わらなかったそんな自分に、どれだけ好きなんだよ?ってちょっと呆れるなんでこんなにも好きなのに、離れていられたんだろう?って不思議にも思う僕を包み込むユノひょんから...

  • Only One #135

    夢でも見ているかのようだったもしかしたら、今の全てが夢かもしれないと思えるほど、全身を幸せが包み込んで。そっと唇を寄せられ、エスコートされるようにソファに座らされ……ユノひょんはキッチンへ戻っていった僕はユノひょんの背中にくっ付いていたかったのに…。ユノひょんを目に焼き付けるように眺めていたくっ付きたい気持ちを抑えながら。そんな時、ユノひょんがまるで独り言のように話し始めた「オレさ…たぶん、初めから好...

  • Only One #134

    玄関から動けないでいた離れたくなくて、しがみつくように抱きつき、掴んだ服を離せないユノひょんも同じ気持ちでいてくれたらいいな…それに触れるだけの口づけじゃ足らないもっと触れて、溶け合ってしまいたい『ひょん…』強請るようにひょんを呼ぶ自分でも驚くほど甘く響く声再び重なった唇下唇を甘く含まれ、僕は迎い入れるように唇を開くその隙間から忍び込む舌先『ん…っ』身体が震えた「…」ゆっくりと離れた唇たったそれだけの...

  • Only One #133

    ユノひょんの上着を肩にかけタクシーへと乗り込んだ「食欲は?」その問いかけに答えたのは僕じゃなくて、僕のお腹だった『…っ』必死にお腹を抱え込んだけど、余計に大きな音になってる気がする恥ずかしくて見つめた先のユノひょんが優しく微笑むから、余計に恥ずかしさが増すタクシーの運転手さんにもきっと聞こえてしまっているずっとお腹なんて空かなかったのに、ユノひょんと一緒にいるというだけでお腹が空いてくる。「おいし...

  • Only One #132

    シャワーを浴びるユノひょんをソファで待ちながら薄れゆく意識飲み終えたカップもそのままに。そして、夢を見た間に合わないかもしれないとキャンセル待ちをして飛行機に乗る僕だった2時間半の飛行時間なのに、それが永遠にも感じたシートベルト着用のサインが消え、順番に飛行機を降りて行く何も持たずに来た僕はそのままロビーを目指して走ったパスポートのチェックを終えそのままタクシー乗り場に走って……目指したユノひょんの...

  • Only One #131

    ユノひょんはいつから僕を好きでいてくれたんだろう?全く分からなかった最初はユノひょんには彼女がいた…あの時の衝撃はきっと死ぬまで忘れられないと思うそれから飲みに行って…抱かれた、、もうその時僕はユノひょんの事が好きだったけど、、あの時はまだ違うよね?一体どのタイミングだったんだろう?そして、僕のどこを好きになってくれたんだろう……悴む手に息を吹き掛け、色んなことを思い返していたでも、、、転勤が決まって...

  • Only One #130

    ユノひょんから貰ったブレスレット……僕は臆病で、、それを手にする事が出来なかっただって、ブレスレットの裏側に何があるのか、、僕には想像も出来ないそんな僕を置いてきぼりにしたかのように毎日何件ものメールや電話がユノひょんから来るおはよう。よく眠れた?ちゃんとごはん食べたか?今日も愛してるよ。勉強はどうだ?夢に近づけてるか?寒いから身体に気を付けろよ?愛してる、チャンミン。今日、雪が降った。すんげぇ、寒...

  • Only One #129

    時計の針はすでに2本とも真下を指していたもう窓の外には藍色の空未だに僕の携帯は死んでしまったかのように静かだったそれとは打って変わって…ミノ君のお腹は騒がしい〔ぐぅ〜〜〕『ミノ君、もう6時半だから帰ろうか?』〔じゃあ、一緒に夕飯食べに行きませんか?〕『ごめん、、』もうお腹が空いたって感覚を忘れてしまうぐらい、食欲がないのは相変わらずで、夕飯を誰かとどこかに食べに行くなんて考えられなかった〔じゃあ、ギ...

  • Only One #128

    久しぶりにお店に行って、シウォンさんやミノ君に挨拶をした〔チャンミニひょ〜ん!1週間も会えなくて寂しかったですよ!しかも、その間ずっと俺が店長とシフト一緒とか、、あの人裏にいるばっかりで出てこないんですけど!〕『ふふ、ごめんね。今日から3月いっぱい頑張るから、よろしくね?』〔辞めちゃうって本当だったんですか?〕『うん。ごめんね?』泣きそうな顔で見つめられると申し訳なくなるだって、辞めるのは個人的な事...

  • Only One #127

    悲しくて辛いのに涙は枯れたかのように出ない母国の空港に降り立ち、携帯の電源を入れると、キュヒョンからのメールと数件の着信、それから……ユノひょんからの着信が何件もユノひょんは居なくなってしまった僕を心配してるのかもしれない…でも、それは弟としてであって、僕の気持ちとは違うだからもう、、連絡は取らない…それでもアドレスからユノひょんを消せないのは僕の弱さとぼとぼとゲートを抜け、預けた荷物を受け取り空港を...

  • Only One #126

    目の前にユノひょんがいる…ずっと逢いたくて、逢いたくて、逢いたくて堪らなかった人何度も夢に見て、その度に朝起きて絶望が全身を包み込んだそれほどに思ってる人が、夢じゃなく目の前に人々が忙しなく行き過ぎる中、僕とユノひょんの時間だけが止まったように動かないユノひょんがいないと息も出来ないと思っていたのに、ユノひょんを前にしても上手く息が出来ない「…」ゆっくりと一歩ずつユノひょんが近くなる…ユノひょんの腕...

  • Only One #125

    バイトは1週間休みを取ったそのかわり、その後のクリスマスまでの3週間は週6シフトにするって言われたけど振られて帰ってきた次の日から働ける気がしなくてそれから今年度いっぱいで辞める旨も話した辞めないで欲しいと言われたけど、勉強に集中したいからって、、嘘をついてだって、あのお店は辛すぎるユノひょんとの思い出で溢れていてスーツケースに2泊3日分の服を詰めながらも弱い自分が顔を出す『はぁ、、』無意識に出るた...

  • Only One #124

    『キュヒョン、、浮気ってなに?』〔いや、なんでもない?ミノとなにしてるの?〕『目にゴミが入って……』〔そっか。じゃあ、今日はカルボナーラだな?〕ニヤリと笑ったキュヒョンからは、さっき感じた怒りのオーラは消えていた〔あの〜そのカルボナーラって俺も食べに行ってもいいですか?〕なんて、期待に満ちた表情で言われて、断りたいのに断れない助けを求めるようにキュヒョンに視線を向けても助けてくれる気配もない〔じゃあ...

  • Only One #123

    夏休みが終わる頃になると、聞きたくなかった情報が舞い込んだ〔チャンミニひょん!そういえば聞きました?よくここに来ていたテミンってやつ、社長の息子なんですって!〕『しゃちょうの、、むすこ?』〔はいっ!それでその息子は留学で今日本にいるらしいです!〕あっ、、そういうことか、、ユノひょんは日本に栄転で…テミン君は日本に留学テミン君が仕組んだ事、、〔あ〜その話だけど、ユノの実力が買われたのは本当だぞ。うち...

  • Only One #122

    次の日、本当にドンへさんと参鶏湯を食べに行った次の日も夕飯をって言われたけど、ドンへさんにも仕事があるんだから大丈夫って断ったちゃんと食べるって約束をしてそして僕は今ユノひょんの家にいる…今日、全部綺麗にして鍵を返して帰ろう、そう決意して来た諦めないとってわかっているのに、それを許してくれない僕の心それなら、鍵を返して…2人の写真も消してしまおうって、、今の僕の支えになってるものをなくしてしまおうっ...

  • Only One #121

    前に進む事も出来ず、だからといって戻る事も出来ないあの日を境に、会う度に愛を囁くシウォンさんそれはまるで挨拶のようで、逆に信憑性がなくなる〔チャンミン君!今日も大好きだよ!〕『おはようございます。』〔おはよう。今日一緒にご飯どう?〕『すいません。友人が来るので…』それでも、あからさまに遇らう事も出来ず何かしら理由をつけては断る毎日それに気付いてるはずなのに、いつも笑顔のシウォンさんは…きっと本当に僕...

  • Only One #120

    『お待たせしました…』〔全然!今日という日は心待ちにしてたけどね?〕『あぁ、、はい。』シウォンさんへの対応にはいつも困らされるどうしていいのか、わからなくなるんだ〔今日はカジュアルな服装でも大丈夫なフランス料理のお店を予約したんだ〜〕ドレスコードのないフランス料理のお店って事かな?でも、いくらドレスコードがないって言っても…デニムにニットなんかで大丈夫なのかな?『この格好でも大丈夫ですか?』〔全然大...

  • Only One #119

    ミノ君曰く、、シウォンさんは僕を狙っているらしい『狙ってるって…僕男なんだけど、、』〔そんなの関係ありません!〕そんなの関係ないって言えるミノ君は凄いと思った僕には言えないユノひょんとあんな関係になっても同性というだけで気持ちを伝える事が出来なかった前に僕が女の子なら、速攻で口説いてたって言ってたのを思い出して胸を鈍痛が襲うやっぱり…ユノひょんにとって僕は弟なんだ〔同性とか、そんなのどうでもいいぐら...

  • Only One #118

    電車を乗り継いでソウルのはずれ実家のある駅に降り立つ実家に帰る時間があるなら勉強しようって…大学に入ってから初めてかもしれない帰って来るのは『変わらないなぁ…』たった1年だもん、、そこまで変わるわけもない変わったのは僕だけ…駅から実家に向かって歩きながら、必死に笑顔を作った両親に心配かけないように、、自然に笑えないとダメだと思ってでも、練習してる時点でダメなんだキュヒョンとなら、笑える時もあるそんな時...

  • Only One #117

    いつもは掃除という名目でユノひょんの部屋に来るけど今日は違ったユノひょんに逢いたい…その気持ちだけで来たんだもちろん、ここに来てもユノひょんはいないそんな事はわかってるそれでも、ユノひょんを感じる事が出来る気がしたなんでかな?カフェだとダメなんだ…お店にだってたくさん思い出はあるのに…『顔が見たいなぁ…』携帯を取り出して表示させた写真最後の夜…夜中に1度目を覚まして、裸で眠るユノひょんの寝顔を隠し撮りし...

  • Only One #116

    〔チャンミン!〕『ドンへさん…いらっしゃいませ。』名前を呼ばれ振り返ると、レジにドンへさんがいた何かあったら連絡するように言われたけど連絡先を交換してから1度も連絡はしていないだって、、なんて連絡するの?ドンへさんにもユノひょんにも心配はかけたくない〔うん。いらっしゃった。〕『ふふ、何になさいますか?』〔う〜ん、チャンミンのおすすめはなに?〕咄嗟に思い浮かんだのが、イチゴスムージーとホットショコラ...

  • Only One #115

    昨日は頑張ろうって思ったのに今日はやっぱり無理だって思う昨日は無理だと思ったのにユノひょんの部屋へ行き、掃除をしながら…枯れない涙を流し、やっぱり頑張ろうと思うその繰り返しだった大学2年生になって、毎日講義を受けるため大学に行ったそれが終わるとバイト土日は昼からラストまで働いた出来るだけ余計な事を考えないように…毎日必死ででも、何故か毎回シウォンさんと同じシフトユノひょんの時は疑問に思わなかったけど...

  • Only One #114

    誰も居ない部屋玄関を開けて、電気をつけた少しだけ洋服を持って行くと言っていたユノひょん本当に今にもユノひょんが帰って来そうな部屋に枯れる事ない涙がまた溢れ出す強くならなきゃって思うのに、強くなれない逆に自分はこんなにも弱い人間だったのかと思うほどで…ユノひょんと出会う前、どうやって生きていたのかも思い出せない心はボロボロで…夜もほとんど眠れないしご飯もほとんど食べれていないそれでもユノひょんがくれた...

  • Only One #113

    頑張る!って決意してお店に向かったのに、お店が近づくにつれて動悸がし始める『休んでしまってすいませんでした。』〔お!まだ顔色よくないな?大丈夫なのか?〕『はい。もう大丈夫です。』〔う〜ん、、でもこないだより痩せてるよ?〕そう言いながら、僕の腰に触れる手出来るだけ自然に、、そう心に言い聞かせながら身体を捩り一歩後退る『大丈夫です。今日からまた頑張ります。』そのまま着替えに行った更衣室シウォンさんが触...

  • Only One #112

    次の日、キュヒョンに止められながらも大学に行ったそれからバイト……自分でもわかる真っ青な顔でも、頑張らないと…それだけを胸に這うような気持ちで〔あれ?チャンミン君、顔色悪いけど風邪?〕『大丈夫です。』〔その顔色で大丈夫って言われて信じる奴いないと思うけど?〕『本当に、大丈夫です。』ダメになるわけにはいかないんだそう思って頑張っても…心に空いた穴は塞がらないどんどん大きくなって、、そのうち心までなくなり...

  • Only One #111

    いつものようにやってきた朝だけど…いつもと全然違う『荷物は、どうするんですか…?』「着替えだけ少し持っていって、あとは置いてく」『え…?』「ここは、ここままにしておく。いつでも帰ってこれるように」いつでも帰ってこれるように…いつ帰ってくる?その時僕は…またユノひょんの側にいられる?そんな疑問、、ユノひょんに投げかけることは出来ないだって答えはわかってるその時、僕はユノひょんの側にはいないから『何時の、...

  • Only One #110

    ユノひょんも求めてくれているような錯覚を起こしてしまうそれ程にユノひょんの触れる手が熱く僕を飲み込んでいく「チャンミン…」深く身体を繋げたまま名前を呼ばれ必死に開いた瞼の先に見えたユノひょんは壮絶に雄で…そうさせているのが自分なのだとしたら嬉しい僕に欲情してくれているなら、それ程に幸せな事はないから。『ひょ、ん…』ユノひょんを必死に求める僕の声は弱々しい僕の意を汲んだように抱きしめてくれる腕は逞しい...

  • Only One #109

    ラーメンを食べて、買ってきたケーキを食べて、またまったりと過ごした。夜になってユノひょんがカルボナーラを作ってくれた僕に教わりながらだけど、ユノひょんが作ってくれたというだけで、ラーメンと同じでどんなレストランの食事よりも美味しく感じるやっぱりユノひょんは何か納得いかなかったみたいだけど……「チャンミン、何かないのか…?」シャワーを終えて、濡れた髪の水気を拭う僕に投げかけられた今日何度目かの言葉振り...

  • Only One #108

    何もしないというのは、初めてかもしれない。でも、何もしなくていいんだ本当に…何もしない今日が、特別な昨日になるソファに移動して、コーヒーを飲みながら見上げる空『天気、いいですね…』雲ひとつない快晴風も穏やかで、今の僕の心のようユノひょんの隣にいるというだけで、こんなにも穏やかでいられる「出かける?」その問いかけに首を振った今は拗ねているわけじゃない本当に普通がいいんだ…いつもと変わらない日常がいい。...

  • Only One #107

    1日経つたびに、1日という時間が短くなっているように感じる同じように時は流れ、1日が24時間な事に変わりはないのにゆっくりすぎて欲しい、止まって欲しいと思えば思うほど、あっという間に時は過ぎるユノひょんの腕の中で眠り、目を瞑った瞬間にユノひょんの腕の中で目覚める最近は眠りが深いわけでもないのに夢を見ないもしかしたら、浅すぎて見てないのかもしれない目が覚めたとき、もう隣にはひょんは居ないんじゃないかと不...

  • Only One #106

    時計の針が17時を示すとほぼ同時にシウォンさんは帰っていった。19時にはもうひとりの同僚も帰って行くお店の中にはユノひょんと2人きりもちろんお客様はたくさんいるけど。出来るだけ早く帰れるように、2人で少しずつ片付けを進めていく何をやるかの確認をしなくても、相手の動きがわかる気がするのは気のせいじゃないと思うそんなことにも幸せを覚え、そんなことが切なさを連れてくる僕がこの店で過ごす時間のほとんどにユノひょ...

  • Only One #105

    僕があげた時計をユノひょんはとても喜んでくれた大げさなぐらいの喜び方に、逆申し訳なくなるもっと早く知っていたら、もっと色々考えられただろうから。今日は大学があるからと、玄関でユノひょんに見送られ家を出た数時間後には会えるのに、玄関の扉が閉まった瞬間から寂しい一緒にいる時間が増えれば増えるほど、比例するように気持ちも増える〔なんて顔してんだよ?大好きなユノひょんとやらと同棲生活が幸せじゃないのか?〕...

  • Only One #104

    休憩が終わるギリギリの時間にお店に戻って、そのまま上着を置いてサロンを着けてフロアに戻ったユノひょんはニコニコと僕があげた紙袋を眺めていたあんまり期待されるとガッカリされてしまいそうで怖いけど、すごく喜んでくれているみたいで嬉しいだから余計思ってしまう誕生日の日にお祝いしてあげたかったなぁ、、って。でも、嘘でも嬉しかったただ一緒に過ごしたかったって言ってくれたのが。定時まで仕事をこなし、17時になっ...

  • Only One #103

    10分ほどでなんとかフロアに戻ったチラチラと僕を気にしているユノひょんには気付かないフリをしてそしてずっと考えていた知ったからには何かしてあげたいでも、誕生日を教えても貰えなかった僕からのプレゼントなんて喜んで貰えないかもしれないそれでも…何もしないなんてやだ〔ユノ、メシ行かない?〕「え…?」その言葉に、レジの時計を見ると13時過ぎそろそろ休憩の時間だ…あっ、、時計……そういえば買い物に行った時に時計見て...

  • Only One #102

    家を出ようとすると手を引かれ、ユノひょんの腕の中にすっぽりと収まった

  • Only One #101

    夕方になるとやっと痛みが引いてきて、1人でも動けるようになった夕飯は約束通りカルボナーラもちろん僕が教えながら、ユノひょんが作る丁寧に教えてあげれば、真剣な表情で1つ1つ丁寧に作っていく。いつもは目分量なのも、ちゃんと量を計ってお皿に綺麗に盛りつければ出来上がり「う~ん…」なんだか難しい顔でパスタを口にする『ひょん?』「なんか違うんだよな…なんでだ?」『そうですか…?』初めて作った割には美味しいと思う...

  • Only One #100

    時折思い出したかのように笑い出すトイレまでお姫様抱っこで連れていかれたのだって恥ずかしくて仕方ないのに恥ずかしさを誤魔化すように不貞腐れ、そっぽを向いてそんな僕をユノひょんが引き寄せ腕の中に収める今の僕はその腕から逃げ出したいのに、身体が痛くて動く事も出来ない「怒るなよ」怒るなよなんて言いながらも、笑いをこらえてるのが伝わってくるだから余計に不貞腐れて唇は今やひょっとこみたいになってると思うでも絶...

  • Only One #99

    子供の頃に戻ったかのようだったいや、子供の頃だってこんなに遊んでいないと思うスポーツアミューズメントに足を踏み入れ、体力の配分も考えずに遊んだこんな所に来るのは初めてで、ユノひょんに着いて行くのでも精一杯僕よりだいぶ年上なはずなのに、なんでユノひょんはこんなにも元気なんだろう?2時間経った辺りから、僕は歩くので精一杯なのに、ユノひょんはまだ大丈夫そうでも、3時間経った頃にはぐったりとしていた僕はと...

  • Only One #98

    少し朝寝坊して、しばらくの時間をベッドの中で過ごす少し伸びてしまった髪の毛を耳にかけてくれるのが、なんだかくすぐったくて恥ずかしいそんな些細なことでも、幸せを感じて、頬が赤くなるのがわかる「どこ行くか、決めなかったな?」問いかけに頷き、ユノひょんを見つめる伸びてきた手が僕の頬を包み込むそのまま動きを止め、何かを考え込んでしまったユノひょん『ひょん…?』どうしたんだろう?やっぱり母国を離れる事が不安...

  • Only One #97

    身を縮こませながら速足で自宅へと戻り、室内の暖かさにほっと息をついた上着を脱いで所定の位置へとかけ、僕の手を引いてバスルームへと向かうユノひょんどれだけ着込んでいても寒い体温を取り戻すように熱めのシャワーを浴びる「生き返るな…」温泉を思い出すようなジンジンとする足先、それがだんだんと体温を取り戻していく「チャンミン?」何度も一緒にシャワーを浴びてるし、お互いの身体に見てない所なんてないと思うそれで...

  • Only One #96

    普通に考えたら恋人のような生活ユノひょんと共に眠り、ユノひょんと共に目覚めるでも、別れの日は着実に近づき、僕の心が悲鳴をあげ始める行かないで、側にいて付いていきたい、側にいたいそんな気持ちが膨れ上がり、逃げ出したくなる日もあったそれでも逃げないのは、ユノひょんの事が好きで仕方ないからもしも夢ならそれでもいい…短い間だけでも側にいたいそれが期限付きの関係だったとしても〔ユノひょ~ん〕「…」甘ったるい声...

  • Only One #95

    ユノひょんの体調はなかなか戻らなかった風邪の症状こそないけれど、熱が下がらない多分精神的なものからきてるんだろうと思えば説明がつくけど、そうなるといつ回復するのかもわからない日本語は話せると言っても、異国の地に独りで行かなくてはいけないんだ…不安になって当たり前もしもそれが自分だと思ったら、仕事を辞めてしまうかもしれないとさえ思えた人見知りの僕には絶対に無理だユノひょんはこの仕事にやり甲斐を感じて...

  • Only One #94

    不安と心配で押しつぶされそうな毎日『もしもし?キュヒョン?』〔どうした?そんな情けない声出して…〕『なんか、ユノひょんが最近おかしいんだ』〔そんなの前からだろ?〕『ちょっと!真剣に話してるのに……』キュヒョンがユノひょんをよく思ってない事はわかってるでも、他に相談出来る人なんていないし…相談したいと思える人もいないキュヒョンだから話せるし、聞いて欲しいんだ〔ごめんごめん。で?なにがおかしいんだ?〕『あ...

  • Only One #93

    ユノひょんに何があったんだろう?人事部…その言葉が頭から離れないでも、臆病な僕はなにも聞くことが出来ないただユノひょんを抱きしめる事しか…。どれぐらい、目を瞑ったままのユノひょんを抱きしめながらベッドに横になっていただろう『ひょん…?』伸びてきた手が僕の頬に触れたユノひょんの指先の温もりに少しだけホッとする「チャンミン…」僕を手繰り寄せるように抱き締めたユノひょん本当になにがあったんだろう?ユノひょん...

  • Only One #92

    目的なく歩きながら、目についた屋台に足を止める真っ先に飛びついたのはトッポギだった「んまい」熱々のトックを頬張り、吐く息の白さが増している美味しくて僕も頬張り、大きく何度も頷いたその後もパクパク食べてしまった…自覚していた以上にお腹が空いていたみたいその後もハリケーンポテトと、おでんと、ホトックと。目についたものを片っ端から食べてまわる気づけば食べっぱなしだった歩きながら、食べながら…ものすごく幸せ...

  • Only One #91

    ユノひょんが上手に作るカルボナーラそれを僕はキッチンのカウンター越しに眺めていたお鍋を火にかけ、まな板と包丁を取り出す冷蔵庫から卵とベーコンを取り出して、僕を見て確認のように頷いただから僕も笑顔で頷くベーコンを切るのも、ニンニクを刻むのもお手の物で、足元に逃げ出す元気のいいニンニクもいない最初は止めて上げた火も自分でベーコンのカリカリを判断して絶妙なタイミングで止めているボウルに入れるソースに必要...

  • Only One #90

    遅い夕食を食べ、交互にシャワーソファに座ってると目の前にビールが差し出された笑顔でそれを受け取り、ユノひょんを見つめると、頭からかぶっていたタオルで髪を拭っていたそんな些細な仕草もかっこよくて困る本当に…膨れ上がる想いの止め方がわからないいっそのこと気持ちを伝えて仕舞えばいいって、こないだキュヒョンに電話をした時言われたけど…今の関係を壊すのが怖いから無理だと答えただって、関係が壊れても気持ちがなく...

  • Only One #89

    毎日お母さんに連絡はしているけど、何かあったら連絡するから、もう連絡してこなくていいと言われた…。まぁ、順調に回復しているということだからいいんだけど……。それからは空いてる時間は全て勉強につぎ込んだ家では、暇さえあれば机に向かってだって、年末年始をユノひょんと過ごすから。楽しく過ごすには、その分の勉強を終わらせておかないとって思ったんだ。バイトも、最初はそのまま年末年始のお休みに入ってしまう予定だ...

  • Only One #88

    次の日から僕はバイトのお休みをもらうことになった申し訳なかったけど、冬休みに入ってもお父さんは補修やら部活やらで学校に行かなければいけなかったから。僕はお父さんが来れる夕方以降なら働けると思ったけど、ユノひょんがお休みにした方がいいと調整してくれたきっと少しでもユノひょんに逢いたいと思うのは僕だけ……そんな事が悲しかったユノひょんは僕の事を思って休みにしてくれたんだろうけど。毎日のように会えた事が幸...

  • Only One #87

    〔彼の方が店長さん?〕『うん。バイト休むって連絡したら…心配で来てくれたんだ。』〔ステキな方ね?〕『うん。すごく…、、。』それから、骨折か数カ所あるから入院が必要だろう事を告げると、お父さんとなかなか会えないじゃない!と寂しがっていたでも、生きていられてよかったとも……しばらくすると穏やかな寝息が聞こえて来たきっとまだ麻酔が完全には切れてないんだろうし、身体は休息を求めてるんだろう握っていたお母さんの...

  • Only One #86

    もう仕事してるんだろうか?フロアに出ちゃってたら携帯を持っていない可能性もある電話を切って、お店にかけ直した方がいいかな?って思った時だった「もしもし?」『ひょん、すみません』「チャンミン?どうした?」声が震えるいや、全身が震えているんだユノひょんの声を聞いたら余計に『母が、事故に遭って…その…』「お母さんが?」『いま、病院に向かっていて、あの…』「落ち着いて。こっちは大丈夫だから。それより、病院は...

  • Only One #85

    ユノひょんが運転する車の中で眠ってしまったのが何時だったか…目を開けると辺りは真っ暗だったしかも…ここは車じゃない見上げた天井には見覚えがあったし、僕を包み込む腕は逞しく暖かい今が何時なのかわからないけど、ユノひょんが眠っているなら起こさない方がいいと思い、もう少し眠ろうかと思ったけど……僕のお腹があり得ないほどの鳴き声をあげた「ん…?」『あ、あの…』長く響く音はどう頑張っても抑えられない『ご、ごめんな...

  • Only One #84

    温まった指先を絡めるようにして狭い廊下を進んで、宛がわられた部屋へと戻る『暑いです…』「だな」露天風呂の中にいる時は、出たら寒いだろうと思っていたのに、今は半袖でも暑いぐらいそれこそ、汗が噴き出しそうなほど「ほら、水飲んどいて?」『うん』差し出されたペットボトルの水を半分ほど飲み干しユノひょんへ飲み込んだ水が一気に身体に吸収されていく『見せたいものってなんですか?』隣に座ったユノひょんに聞いてるの...

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