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  • あとがき

    あとがき それから2日後、僕は無事に日本に帰国した。帰ってからしばらくは家族や友人に旅の話をせがまれ、有頂天になって聞かせてやったりしていたが、すぐに新学期が始まり、一気に日常に引き戻された僕の生活は、すっかりもとに戻った。しかし、同じように見えて、旅に出る前とは何かが違っていた。これまた自分の文章力の欠如によるものかもしれないが、何か、余裕というか、自信のような(あるいは過信かもしれないが)ものが、僕の意識の中に備わるようになった。同時に、これだけの経験でよいのか、という不足感も抱いていた。(そんな僕はこの年の夏、ハワイ島に自転車旅行に行く) ただ、一つ言えるのは、行動してよかったと思うこと…

  • DAY 35「最後の試練」

    3/27 DAY 35 from Amberley Beach to Christchurch ヘーゼルナッツチョコクリームマンゴーバ ーガーという、バナナご飯に次いでえげつないものを作ってしまった とうとう最終日だ。朝7時半に起床。少し雨がぱらついている。最終日くらい晴れろよと思っていたが、どうやらその願いはかなわなさそうだ。テントを片付け出発。霧雨程度だった雨足が少し強くなる。5km先の、昨日も訪れたCountdownで一時待機。Bluebird(ブルーバード)のThick Cut(厚切りポテトチップス)を食べながら雨が弱くなるのを待つ。30分ほどして雨が止んだので、一路Christchu…

  • DAY 34「ゴールは近いぞ」

    3/26 DAY 34 from Balmoral to Amberley Beach 朝方にかなり雨が降ったようだ。7時半に起床。出発の準備をしつつも小雨が降ったりやんだりしている。久しぶりにレインウェアの出番である。9時に出発。この生活も、今日を含め、あと2日かと思うと、何だか切なくなる。まあ、SHをぶっ飛ばす車によって、そんな感傷は一瞬にして吹き飛んだが。 とうとう Christchurch の案内標識が このあたりはCanterbury(カンタベリー)地方と呼ばれ、大きな平野となっている。高低差と言ってもなだらかな丘程度しかなく、道路も基本的に直線なのですぐに距離が稼げてしまう。出発し…

  • DAY 33「ひたすらにまっすぐ」

    3/25 DAY 33 from Hanmer to Balmoral 朝方の冷え込みで、2回ほどトイレに行ったが、久々にベッドで眠ったことで、大分体力が回復した。朝は7時。まだ日は昇っていないが、そろそろ朝ご飯の時間のはずだ。ところが、8時を過ぎても彼は姿を見せない。少し様子がおかしい。さすがにお腹がすいたので、昨日自分で買ったパンを食べる。 そこから2時間がたち、彼が姿を現したのは10時。volunteer ambulance(61)(ボランティア・アンビュランス)で出動していたらしい。なんでも、女性が肩と足の骨を折る重傷で、ヘリでChristchurchの病院まで搬送されていったという話…

  • DAY 32「せかいを まわる じてんしゃ りょこうしゃ」

    3/24 DAY 32 from Acheron to Hanmer Springs やはり朝早くに目が覚めてしまう。昨日の晩に準備しておいた米を入れた鍋に火をつける。真っ暗な中、ガスの青白い火が光る。外は息が白くなるほど寒い。飯を食ってまた寝袋に包まる。ふと目を覚ますと8時。まだ気温はそれほど高くはないが、空は晴れていて、今日も暑くなりそうである。荷造りを済ませ、キャンプ代を払って出発。川沿いの道の続きである。しかし、10kmも行くと、乾燥した台地が減り、緑の針葉樹や低木の茂みが目立つようになった。この変化は、ここ3日間茶色の色彩に飽き飽きしていた僕にとってうれしい変化だ。遠くに目をやるとS…

  • DAY 31「標高1145m」

    3/23 DAY 31 around Molesworth Station 朝5時に起きて朝飯を食い、その後2時間も2度寝するという悪習慣が染みつきそうで怖い。まあ、この旅もあと5日ほどで終わるのだが。ラジオ体操をして出発。空はどんよりとしていて、今にも雨が落ちてきそうである。相変わらずsandflyの多さは異常で、今日は、自転車で走っていてもついてくる猛者までいて、うっとうしいこと極まりない。風変わりな山の景色も3日目ともなるとただの殺風景な荒野にしか見えないし、gravel roadの新鮮さも失せた。しかし、そんなローテンションでも走らなければならないのだ。途中、野ウサギがいて、運よく写真…

  • DAY 30「坂の上の景色」

    3/22 DAY 30 around Molesworth Station 昨晩はよく眠れなかった。テントの張り方を少々ミスったようで、寝ているうちに下の方にずり落ちていく。何度も上の方に這い上がっているうちに朝になった。5時過ぎに仕方なく起きてしまい、CountdownのちぎりパンにNutella(ヌテラ)を塗りたくって食べる。食料はたくさん買ったつもりであったが、今思うと4日を乗り切るにはちょっと足りない感じがする。空腹を我慢して食べる量を減らすしかない。そんなことを考え、飯を食い、準備をするのだがやっぱり眠たい。寝っ転がっているうちに眠り込んでしまったようだ。目が覚めると8時。2時間ほど…

  • DAY 29「アワテレ渓谷」

    3/21 DAY 29 from Blenheim to Awatere Valley South Islandに渡り、一層朝の冷え込みが厳しくなってきたように感じられる。それでも太陽が昇ると気温は一気に上がり活動しやすくなるので、まるで自分が爬虫類か何かになった気分である。3日くらい前から、朝の出発前にラジオ体操の第1と第2をするのにはまっている。1日の運動が自転車をこぐだけ、しかも長距離ともなれば、トランスフォームしそうな勢いで体のバランスが悪くなるのを危惧してのことだったが、このルーティンを挟むだけで、なかなか気持ちいいスタートが切れる。 昨日行ったCountdownに戻ってまず腕時計を…

  • DAY 28「南へ」

    3/20 DAY 28 from Lower Hutt to Blenheim 今日は異例の早起きだ。5時に起床し、飯を食って急いで荷物をまとめにかかる。フェリー(55)が8時に出るのだが、その45分前にはチェックインしなければならないのだ。Wellingtonまではあと10kmはある。途中にmotor wayがあるし、フェリーのターミナルまでの道もややこしそうだ。余裕をもって6時に出発する。 Wellingtonまでのmotor wayは隣に自転車道が整備されていたので、この問題は解決した。自転車道は道路と、電車の線路に挟まれていて、アルミニウムのボディにLEDのヘッドライトを光らせた3両編…

  • DAY 27「長い、長い一日」

    3/19 DAY 27 from Ocean Beach to Lower Hutt バナナご飯 今日はWellingtonに向かう日だ。6時に起き、たまにはと朝からご飯を炊く。何を思ったか、炊いている途中でスライスしたバナナを放り込み、バナナご飯なるものを作ってみたが、1口目こそ空腹マジックであったものの、2口目からは甘ったるくて仕方なかったので2度とやるものかと心に決めた。 日の出とともに出発したが、Rimutaka Cycle Trail(リムタカ・サイクル・トレイル)は想像とはかけ離れた過酷な世界だった。出発してすぐ、大きな水たまりの連続に出会う。道幅いっぱいに広がっているので避けよう…

  • DAY 26「オイルサーディン事件」

    3/18 DAY 26 from Featherstone to Ocean Beach 6時に起床し、朝飯をテントの中で食う。朝からオイルサーディンの油を寝袋の上に大量にこぼしてしまうという悲惨な事件が起きたが、出発する。昨日の晩は比較的暖かく、朝もそれほど寒くなかったのだが、日が昇るにつれて逆に寒くなってきている。雨でも降るのだろうか。 いったんFeatherstonの町に戻り、食料を調達。そして、図書館のWi-FiでSouth Islandに渡るフェリーの時間を確認する。このフェリーの時間もまた微妙で、日中は8時と1時半発の2本しかない。できれば8時のやつに乗りたいが、朝、泊っているとこ…

  • DAY 25「休養日」

    3/17 DAY 25 from Martinborough to Featherston 昨日購入したヨガマットはかなり寝心地が良かった。今日は時間調整プラス休養日ということで、隣町のFeatherstonまでの20kmの道のりである。したがって、日記も少しライトにする。最近、朝飯を食った後に二度寝をするという何とも怠惰な生活習慣が癖になり始めていよいよやばい。 10時に出発。ものの数十分でFeatherstonに到着。思ったよりも小さな町で、ファストフード店もない。少し洗濯物が溜まっていたので、町のはずれのMotelで洗濯をし、その間に飯を食ったり、町を散策していた。 午後がまるまる暇なの…

  • DAY 24「服を買いました」

    3/16 DAY 24 from Masterton to Martinborough 今日の天気予報は晴れにも関わらず、朝の最低気温が8℃とすごく寒い。朝起きると冷気がテントのベンチレーションから侵入してくるのが感じられる。この調子ではSouth Islandの標高の高いところで耐えられそうにもない。やはり、マットと防寒着は購入しておいた方がよさそうだ。 ということで今日はじめはMastertonで買い物である。まずは食料。Countdownで20ドルほど使う。米やラーメンを購入するときはどうしても高くなってしまう。次に、ガスボンベが切れそうなので補給するためにアウトドアショップに入る。中は…

  • DAY 23「20 minutes noodle」

    3/15 DAY 23 from Pongaroa to Masterton とうとう地面からの冷気が伝わってくるようになった。これはさすがにまずいのでMasterton(マスタートン)に着いたら梱包用のマット(52)を買うことにしよう。今日も雨が降っている。空は晴れという概念を失ってしまったようだ。さらに今日は冷たい風が吹いていてよくない。 9時に出発。昨日General storeのおばちゃんがMastertonの手前のIhuraua(イフラウア)には店があると教えてくれたので、そこまで行く予定だ。今日の道も何ら変わりはない景色。まあ、走りやすいので不満はない。時折、開けたところに出ると逆…

  • DAY 22「非日常な日常」

    3/14 DAY 22 from Porangahau to Pongaroa 最近1日50kmペースが染みついてきたのだが、それに伴って、目的地への到着時刻がお昼より前になって、午後がひどく暇である。そこで、今日から出発を少し遅らせることにした。朝は7時に起床。今朝も冷え込みが激しい。普通に寒い。だらだらと飯を食い、だらだらと準備をする。異国の地で3週間も同じことを毎日繰り返していると、いつしか普段の生活を忘れてしまいそうだ。このだるさはそういった日常のだるさである。 9時半に出発。交通量は相変わらず少ないが(30分に1台車が来るぐらい)、昨日と異なるのは、少しきつめの丘が連続してやってくる…

  • DAY 21「羊は面白くない」

    3/13 DAY 21 from Waipukurau to Porangahau とうとう3週間が過ぎた。NZも季節が進み、朝はかなり冷え込むようになってきた。南に向かっているのもあるかもしれない。朝は少し遅めに起き、寒いのでテントの中で朝食を食べる。雨は昼前からの予報だったが、すでに少しぱらついている。最近ずっと雨続きで、Aucklandを出発してから1週間、ギンギラギンの太陽に焼かれていたのがウソのようだ。 今日から、今までの道を少しそれて田舎道を走る予定なので、食料を確保しなければならない。NWで22ドル分の買い物をし、自転車に積み込む。フレームがしなるほどの重さを感じながら、こぎだす…

  • DAY 20「フル単」

    3/12 DAY 20 from Hastings to Waipukurau 昨日はいつもなら寝ている時間まで活動していたので、今朝は6時半に目が覚めたがとても眠い。8時に朝飯を食べさせてくれるというので、それまで何も食べずに我慢しようとしたのだが、空腹に耐えきれずパンを1切れ食べた。それから荷物を片付けたりして時間を待ち、朝食。紅茶とシリアル、トーストを食べた。数種類のベリーが入ったジャムがとてもおいしかった。奥さんがお昼にと、バターパンや、チキン、カマンベールチーズ、ポテトチップス、Omega Plums、Golgen Queens(ゴールデンクイーン(黄桃))を2kgのTip Top(…

  • DAY 19「2つのミッションと大きな出会い」

    3/11 DAY 19 from Napier to Hastings 明け方から雨が降り出し、しとしと降り続いている。ゴアテックスのレインコートで武装しているとはいえ、雨はやはり嫌いだ。テントの中で飯を食い、嫌々ながら準備をして出発。今日は小休止ということで隣町のHastings(ヘイスティングス)までの軽い道のりである。平野部なので道も平坦だし、昨日までの山岳コースに比べればなんてことはない。ただ一方で、こういった場所は農場ばかりで野宿できる場所がないのも事実。不安を胸にひたすら進む。あっという間にHastingsに到着。なかなかおしゃれな町である。町の真ん中を鉄道が走っており、アーケード…

  • DAY 18「海辺の町」

    3/10 DAY 18 from Putorino to Napier どんよりと雲が垂れこめている 朝6時に起床した。18日目。日数を数えると今日で折り返しである。今にも雨が降りだしそうな空だ。近所のおばちゃんがこの先の峠は1つだけと教えてくれたので気が楽である。途中でLake Tutira(トゥティラ湖)という、さほど大きくない湖があった。無風の湖面が鏡のようになり、向こう岸の山々をそっくりそのまま映し出していてきれいだった。Tutiraを過ぎてすぐ峠に入ったが、思ったより厳しくはなく難なくクリア。後は今日の目的地Napier(ネーピア)の平坦路をひたすら進むだけである。Bayview(ベ…

  • DAY 17「第6感」

    3/9 DAY 17 from Wairoa to Putorino 朝起きると外はすでに明るかった。7時の起床である。朝のテレビのニュースを見ながら朝食を食べ、だらだらと準備をする。昨日キッチンで出会ったお父さんによると、今日行く道は狭く危険らしい。しかも平行に走っている迂回路はないため、避けようがない。9時に出発。途中でオランダから来たという女性の自転車旅行者と出会った。彼女は僕のサイクリング&フィッシング完全装備状態がツボだったらしく、話している間中ずっと笑い転げていた。 山道 道は最初の数10kmは平坦で幅広なのだが、途中から山がちになって狭くなる。2、3度ひやりとする場面があったが、…

  • DAY 16「2週間ぶりの屋根の下」

    3/8 DAY 16 from Wharareta to Wairoa 今日から4日連続で雨らしい。昨日、テントに入ってからすぐ雨が降り出し、夜通し降り続いた。雨のことを念頭に入れてテントを張っていなかったため、しばらくすると浸水が始まり、このおかげで2日続けて眠れなかった。1時間眠っては起き、また1時間眠っては起きしているうちに朝になるが、雨の勢いは衰えない。しかし、食料は朝飯と過剰なリンゴ以外にないので、移動は必須である。レインウエアを着て、えいやっと覚悟を決めてテントを飛び出す。水遊びをしているのか区別がつかないほどの準備を済ませ、何とか出発。雨の日は見通しが悪いので、フロントライト、テ…

  • DAY 15「黄色いのにオレンジ」

    3/7 DAY 15 from Pouawa to Wharareta 朝焼けが美しい 昨日はよく眠れなかった。1つは波の音。砂浜に打ち寄せる波の音を聞きながら眠れるなんてロマンチックだなぁなどと言っている場合ではない。Aucklandを出てこの方ずっとPacific Coast(太平洋沿岸)を走ってきているのだが、波の音、それも砂浜の場合はえげつない騒音公害である。その決して静かとは言えない一昔前のブラウン管テレビがザーっと鳴るような音を一晩中聞かされるのである。もう1つはテントを張っていた横の道路の舗装が丁度はがされていたことである。そこを車が通ると砂利を踏む音がするのだ。車の音は夜になれ…

  • DAY 14「腹の立つ出来事」

    3/6 DAY 14 from Tokomaru Bay to Pouawa 水平線に昇る朝日とともに出発 とうとう2週間が過ぎた。朝は6時に起床し、日の出を待ちながら飯を食う。デザートにマンゴーまるごと1個をかぶりついて食べた(43)がなかなかの美味であったことを報告しておこう。尻の方から皮をむくときれいにむけることも発見したので諸君も時間があればやってみたまえ。 水平線から一筋のオレンジ色の光が差し、1日の始まりを告げる。さあ、出発だ。Four Squareで食料を買い、昨日の子供たちが学校に行くところに出くわし、手を振りながら町を出る。今日も坂が多いが標準的な道だ。ただ、少し面白くないの…

  • DAY 13「TOEIC800点」

    3/5 DAY 13 from Tikitiki to Tokomaru Bay 夜中にテントに入ってきたセミ。野宿は自然と隣り合わせである 朝方の3時ぐらいだろうか。昨日寝る前にトイレに行こうと思いながら行かなかったのが悪かったのか、また目が覚めてしまった。が、外に出ると雲一つない満点の星空。時折流れ星がスッと流れては消える。今日は暑くなるぞと思いつつ再び寝袋に潜る。起きたのは夜も白み始めた6時だった。最後にBarのお母さんに水をもらい、丁寧にお礼を言って出発。朝日を背に受け長い影が道路に伸びる。 今日の道は昨日に比べれば標準的な道である。メインの道から数キロほど外れているが少し大きな町Ru…

  • DAY 12「死にそうな山岳コースとちょっとのホームシック」

    3/4 DAY 12 from Hicks Bay to Tikitiki 朝、目覚めると、空はもうすでに明るかった。朝7時。朝間詰めを逃したが昨日の晩からかなりの強風が吹いており、どのみちプラグは投げられそうになかったのでまあいい。そういえば昨日の晩自然の呼び声で外に出ると満点の星空で、思わず見とれてしまった。天の河がとてもきれいに見え、それはもう美しかった。 ということで今日はスロースタート。飯を食って小物を釣る。相変わらずササノハベラっぽい奴が釣れる。時折、大きな魚が浅場にベイトを追い込んでいるのが見えるので小型のミノーを投げ込んで反応を期待する。チェイスはあるがバイトに持ち込めないのは…

  • DAY 11「Kahawaiの味は普通」

    3/3 DAY 11 at Hicks Bay 今日は6:00に起床し、朝飯を食べて出撃。Onepoto Rocksには先行者が数人いたが、いずれも餌釣りのようだ。こちらではショアからルアーで魚を狙うという概念はないらしい。彼らは時折Kahawaiを釣りあげている。こちらも投げ始めるが、ベイトはいるのになかなか活性が上がらない。先行者のお兄さんに釣り上げたKahawaiを見せてもらうときに、ルアーでも釣れるか聞いてみたところ、少し小さめのルアーなら釣れるとのこと。ならばと40gのメタルジグに変えてみる。餌釣りの様子を見ていると底べったりで釣っているのがわかる。ということは底付近を探ればいいのだ…

  • DAY 10「激アツポイントへ」

    3/2 DAY 10 from Waihau Bay to Hicks Bay 朝起きて、唐突にHicks Bayまで行くと決めた。店で買い物をして出発する。今までは細かいアップダウンが多めだったが、今日はやや長めのだらだらした坂道が続くのでなかなかタフである。最近お菓子を食べるのにはまっていて糖尿病まっしぐらな予感なのだが、坂道を登りきるたびにChit Chat(チット・チャット)(33)を2枚ずつ食べると決める。まるで餌につられる動物か何かのように目の前の坂と格闘し、何とか昼までにHicks Bayに到着。見た感じは期待していたよりかは普通の風景で、広い砂浜と少々の磯が見えるだけである。 …

  • DAY 9「圏外でもおシャンティ」

    3/1 DAY 9 from Te Kaha to Waihau Bay One lane bridge(一方通行の橋)では優先される方向が決まっており、反対方向から来た車は他方に道を譲らなければならない 朝も相変わらず波が高く、それでもギリギリまで粘ったが駄目だった。ベイトも昨日よりはやや少なかったように思う。昨日お世話になったキャンピングカーのファミリーが先に出発し、お礼を言って別れる。旅は一期一会なのだ。自分もテントを片付けて出発。今日もアップダウンの激しい道が続く。最近はかなりの田舎道を行っているので携帯の電波が圏外になることが多い。そんな場所に人が住んでいるから驚きだ。(地元の人では…

  • DAY 8「衝撃の朝とキャンピングカーのお父さん」

    2/28 DAY 8 at Te Kaha 今日は休養日である。釣り三昧なのである。まだ日の上らない5時半に起床し、パンとバナナとリンゴを食べ、朝間詰めにシャローエリアに青物が入っているイメージを描きながら磯に向かう。昨日はまるで生命感がなかったのが一変して、今日はベイトの群れがちらほら浮いていて良い感じである。とはいっても、まさか自分がヒラマサを釣る状況になるとは思っていなかった。タックル(22)も今回の旅のために急いで買ったものだし、青物もツバスやサゴシくらいしか釣ったことがなかった。だから、今日も期待はしていたが、意気込んで釣りに行くというよりは、どちらかというと、まあ、ワンチャンあるか…

  • DAY 7「予感」

    2/27 DAY 7 from Opotiki to Te Kaha 雨滴が残る夜明け前 今日も6時半に起床。習慣になったようだ。昨日の夕べ、犬の散歩に来ていたハイジに出てきそうなおじいさんと会話を交わしたが、やはりなまりがきついため半分くらいしか聞き取れない。せっかく話しかけてくれているのに残念である。そのおじいさんは朝も散歩に来た。しばらく話をして別れを告げ、出発。今日は山岳コースである。途中、Hawai River(ハワイ・リバー)という名の川で泳いだ。水はとても冷たかったが、気持ちがいい。2つの峠を越えると、目の前にはまるで日本の四万十川のような風景が広がる。川辺で昼飯にした。針葉樹が…

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