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・支店・営業所はダミーか？ 貴方が就職しようとしている先が本社以外にも営業所のある会社、 もしくは支店・営業所だったとします。 会社をざっくり調べると沢山営業所や支店を抱えている会社で、 大きな組織であると思っていることでしょう。 実は、住所だけのダミー営業所や支店というものが、世の中には当たり前のように存在します。 なぜダミーの会社がつくられるかというと、主な理由は複数あります。 一つは公共事業関連での入札に参加するためです。 公共事業、つまり工事や測量・設計などの会社ではそれがあたりまえのようになっています。 公共事業の入札には条件があり、「本社または主たる営業所が市内（管理事務所管内）にある事」 という文言がある場合があります。 この条件では地元優先とし、地元企業しか参加してはいけないという縛りを付けるための 条件なのですが、ダミー営業所を作って条件をクリアしている場合がよくあります。 マンションの一室や簡易事務所、果ては一社員の家を住所に登録している場合もあります。 ダミーなのでそこで働かされることはまずありませんが、 営業所や支店の数だけを見て会社の規模の大きさを勘違いしないようにしましょう。 本当に会社があるのかどうか調べる方法は、ストリートビューを使って 支店の住所を調べてみてください。どう見ても会社ではないような場所が出てくると怪しいです。 また、本店（本社）の登記を社長の自宅にしている場合、これは完全にワンマンか親族経営、ひいては社長の個人商店の疑いがあります。 現場系の仕事に見られがちですが、独立して年数があまり経っていない場合、 事務所は簡単なスペースで社長の自宅が本店登記として会社の住所になっている場合があります。 その場合は、会社組織として社長の所有物という概念が抜けきっておらず、 親族経営や個人事業主のような体裁から抜けていないということが多いです。 もしわからない場合は、登記簿謄本（履歴事項全部証明書）を取ってみましょう。 法務局で申請すれば、費用はかかりますが簡単に調べることが可能です。
・登記簿謄本は情報の宝庫 就職を希望している会社の情報を調べる際、どういったもので調べますか？会社のHP？ 人からの評判？学校からの評価？求人票？それとも外観やネットの情報？ 調べる方法は多岐にわたるでしょうが、これ以外にも正確に情報を得られるものがあります。 それが登記簿謄本です。
大企業の大きな社屋、そんな場所で働ければ幸せかもしれません。 しかし、世の中の中小企業では社屋と事業規模や経営状態が必ずしも一致しないものです。 社屋というものの形態は実に様々であり、自社ビルもあれば賃貸の1スペースもあります。 これら社屋・事務所の大きさと会社の規模を混同してはいけません。
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