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2018/12/09

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  • 腸内の重要な存在

    私たちの腸の内部には、1000種類以上、100兆の細菌が生息しています。この腸内細菌叢が、私たちの健康にとって、重要な働きがあることは、以前から知られていました。私たちは、胎児の間は、無菌状態で過ごしますが、出産の際に、母親の持つ腸内細菌叢に感染します。その後、年齢や健康状態、食生活などによって腸内細菌の構成は変わっていきますが、これらの細菌たちが私たちの体を守り、ときには悪い働きをするのです。この腸内細菌叢は、人によって千差万別。人は、それぞれ独自の微生物

  • それがわたし?

    定期的な運動や、健康的な食生活など、習慣を身に付ける上で、意外と見過ごせないのが、アイデンティティの問題。友達と食事に行くと、やたらたくさん食べて、飲んで大騒ぎ。陽気で明るい酒飲み、…それがわたし。そう思っている人にとっては、お酒を控えめに、食事もほどほどに、なんていうのは「自分らしくない」ということになります。自分は芸術家肌で、細かいことをきちんと、なんてことは無理。なんて考えていれば、整理整頓をして清潔に暮らす、というのは難しいですね。なんなら、税金や請

  • ともにいるということ

    マインドフルネスという言葉を聞いたことはあるでしょうか?グーグルやアップル、フェイスブックやゴールドマンサックスなどで、マインドフルネス瞑想が取り入れられ、日本でもすっかりメジャーになりました。マインドフルネスは、簡単に言うと、批判することなく、「今この瞬間」に集中し、批判することなく、あるがままに現実を知覚する心の状態です。多くの企業では、集中力の向上や生産性向上などの側面に注目していると思われますが、マインドフルネスは、痛みの軽減やストレス低減、うつの予防にも役

  • 誘惑から逃れる方法?

    オスカー・ワイルドの唯一の長編「ドリアン・グレイの肖像」では、シニカルな悪魔的人物であるヘンリー卿が、主人公ドリアンに、「誘惑から逃れる唯一の方法は誘惑に屈することである」という有名な言葉をささやきます。ドリアン・グレイは、ヘンリー卿によって快楽主義へと堕落させられますが、私たちの場合、いちいち誘惑に屈してしまうと、まともな生活が成り立ちません。特に、生活習慣を変えたいとき、必ず、今までの習慣が誘惑として立ちはだかります。早起きしたければ、暖かいベッドで眠っ

  • 脳も基礎体力が大切?

    アメリカのノートルダム教育修道女会の、75歳以上のシスター678人を対象とした通称「ナン・スタディ」。デヴィッド・スノードンが、19986年に開始した老化と脳の研究です。この研究の対象となったシスターたちは、修道院に入るときに、それまでの自叙伝を書き、修道院では、同じような生活習慣や食事内容で暮らし、シスターとしての活動もすべて記録されます。シスターたちは、こうした記録とともに、身体的・精神的評価を受け、さらに亡くなった後は、脳を研究のために献体しました。そ

  • 思い出ばなしが効果的?

    私たちは、誰もが子ども時代を過ごしてきました。仲の良かった友達、かわいがってくれた両親、大切なことを教えてくれた恩師たち。そんな大切な人たちとの日々を思いだすだけで、心があたたまりますね。かつては、加齢によって、昔のことを語ることが増えてくることは、否定的に捉えられ、老いの繰り言とか現実逃避などと考えられていました。しかし、現在では、年長者が、過去の思い出を繰り返し語ることには、積極的な意味があると考えられています。1963年に、アメリカの精神科医ロバート・

  • めんどくさいはチャンス?

    日本曹洞宗の祖、 1200年生まれの偉大な禅師である道元禅師は、食事をとても大切に考えており、「典座教訓」という本を書いていますが、その中で、ご自身の若いころの経験を記しています。宋の国に到着したとき、日本からの船が来たと聞き、干しシイタケを買いにきた有名な寺の老僧がいらしたそうです。道元禅師は、この僧から話を聞きたく、泊っていくようにすすめたところ、「自分は食事の支度をしなければならないから帰る」と言われたとか。聞けばこの僧は、他の寺で住職も務めたのち、再

  • 鬼が笑うというけれど。

    世の中には、何かを始めることが好きな人と、何かを終わらせることが好きな人がいるそうです。新しい本を買うときにワクワクするのか、最後まで読み終えたときワクワクするのか、新しい化粧品や新しいジュース、新しい歯磨きの封をあけるとき嬉しいのか、それらを最後まで使い切ったときに嬉しいのか。もし、あなたが始めることが好きなタイプであれば、習慣を中断しないことが大切です。最初の一歩は大変ですが、新しいことを始めるときのエネルギーが応援してくれました。ですが、中断した後の再開の一歩

  • 有酸素運動で認知症予防

    脳みそ筋肉、という言葉があります。誉め言葉ではないけれど、シンプルで、まっすぐなキャラのイメージがありますね。しかし、運動と脳には深いつながりがあります。ピッツバーグ大学のカーク・エリクソン教授らは、健康な55歳から80歳の男女120名を、有酸素運動グループとストレッチグループに分け、有酸素運動グループは、一日40分の有酸素運動を週3回、一年間実行したところ、脳の海馬の容量は、平均2%増え、記憶テストの成績も向上しました。一方、ストレッチグループは、この間、海馬は平

  • 習慣を変える前に計測が必要

    スマホアプリに、習慣化支援というジャンルのアプリがあります。いくつも種類があって、それぞれの工夫が面白いのですが、これらのアプリのユーザーが、どんな習慣を身に付けたいと思っているのかを調べると、多くの場合、1位は「運動習慣」のようです。新しい習慣を身に付けるときは、努力に対して見返りが大きいものを選ぶのが良い、といいます。ですから、運動、十分な睡眠、健康的な食生活、整理整頓、人間関係、先延ばしをしない、など、その習慣が身につくことで、生活全体が健康的に変わるものがよ

  • 遅筋を鍛えて基礎代謝アップ?

    ある方から、 「遅筋を鍛えるとやせるんでしょう?」と尋ねられました。有酸素運動でやせる? ということかと思ったのですが、そうではなく、筋トレで遅筋を鍛えると、基礎代謝があがる、 という情報をネットで目にした、ということでした。 突っ込みどころが多すぎて、 何から説明したらいいのか、めまいを感じつつ、、、 気を取り直して、一つずつ説明しました。 似たような記事をみて混乱している方がいらしたら、 ぜひ、以下を読んでみてくださいね。 

  • ステレオタイプに注意!

    クライアントさんの一人が、かつて、腰が痛くなったとき、医師に「年なんだから仕方ない」と言われたとか。こういう心無い言葉は、聞き流せばいい、とは思うのですが、ステレオタイプなイメージと結びついた言葉の影響力は、意外と大きいもののようです。ニューヨーク大学のジョン・バークらは、高齢者のステレオタイプなイメージを活性化させると歩行速度が遅くなる、という実験を行いました。言語の流暢性調査という名目で、被験者たちは、ばらばらの言葉を文章にする実験を行ったのですが、その

  • 手だけで温泉気分?

    手に汗にぎる、というように、人間は緊張すると手に汗をかきます。これは暑い時にかく体温調整の汗とは異なり、精神性発汗と言われます。手の平は緊張を敏感に反映するのです。そこで、手を、38~40度のお湯に10分程度つけることで、リラックス効果を得ることができます。一般に、暖かさには筋肉をリラックスさせる効果があります。皮膚表面には温度受容器があり、脳の自律神経中枢につながっています。また、皮膚血管には、交感神経の収縮性神経が多く、この神経が温められると緊張が低下し

  • ストレッチで筋力アップ

    寝たきりや転倒防止など、元気なエイジングのためには、ある程度の筋力は必須です。筋力増強には筋トレ、というのが常識といえば常識。ストレッチで筋力アップ、なんて言うと、「そんなわけがないだろ」と怒られちゃいそうですね。ですが、運動をしていない人の場合、ストレッチによって筋力が増強することがあります。ルイジアナ州立大学のアーノルド・ネルソンらは、トレーニングをしていない人に、右ふくらはぎのストレッチを、30秒×4回、週に3日、10週間行ってもらいました。すると、ス

  • 加齢で速筋が遅筋に変わる

    最近はテレビなどでも、筋肉には速筋と遅筋という2種類がある、ということが聞かれるようです。ただし、正確には、速筋という筋肉や遅筋という筋肉があるのではなく、筋肉の構成要素である筋線維に、収縮速度の速い速筋線維と収縮速度の遅い遅筋線維があるわけですが、この二つは細胞レベルで混ざって、筋肉を構成しています。筋線維だけを取り出しても、なかなか肉眼では判別が難しく、特殊な染色法で色分けして判別します。速筋線維は大きな力を出し、遅筋線維は持久力に優れている、ということも、聞い

  • 睡眠で認知症予防

    国立精神・神経医療研究センターの北村真吾、三島和夫らが、健康な成人の必要睡眠時間を精密に測定した結果、自覚していない睡眠不足が平均して約1時間あった、という結果を発表しています。そして、この睡眠不足を解消したところ、血糖値の低下、インスリン分泌能の改善などの糖代謝改善や、コルチゾール濃度の低下など、ストレス反応に関わる内分泌機能の改善があり、自覚していない睡眠不足が、からだに負担を与えている可能性を発見しました。別の研究では、睡眠時間が6時間以下の人は、7時間以上の人に比

  • 朝は明るく、夜は暗く

    寝る子は育つ、といいますが、現在では3歳児の過半数が夜10時すぎまで起きている、といいます。私が子どものころ、セブンイレブンが近所にできて、夜中の11時までやってるんだ!と感動した覚えがありますが、今では24時間営業は当たり前。近年でこそ、ファミリーレストランの24時間営業を見直す動きもありますが、全体としていえば、日本は昔と比べ、不眠社会なようです。しかし、睡眠は健康的な生活のために、本当に大切なものです。良質な睡眠のために、必要なことをおさらいしておきましょう。

  • 夜はリラックスが大切

    ストレスをいつまでも考えること自体がストレスになる、ということを先日、お話ししました。くよくよ考えると言えば、やはり夜。昼間はそれなりに忙しく、意識せず思い出さなかったとしても、寝る前になると、つい考えてしまう、なんてことはないでしょうか。ぐっすり寝たい夜に、寝付けずにくよくよ、なんて、思いっきりストレス高そうですよね。では、昼間のストレスと夜のストレス、いったいどっちがストレスは高いのでしょう。例によって、ラットによる実験が行われました。ラットは、昼間は非活動期

  • くよくよすることがストレスになる

    ストレスにはいろいろなものがあります。ですが、日常的に、私たちがストレスという場合、不本意なことをしなければならない(嫌いな相手との関わり、嫌な作業など)だとか、心配ごと(嫌なことが起きるのではないか、経済的な不安など)が多いのではないでしょうか。一方、動物でストレスの実験を行うときには、通常、電撃とか、拘束とか、直接、肉体的なストレスが多いのですが、心理的なストレスについて調べた実験も存在します。愛媛大学医学部の小川信也名誉教授は、ラットの周りを透明な壁で区切り、そ

  • 敵のためには祈れなくても

    イグ・ノーベル賞という賞があります。人々を笑わせ、考えさせてくれる研究に与えられる賞で、ノーベル賞のパロディ。パロディとはいえ、かなり本気で遊んでいて、毎年、秋にハーバード大学で授賞式があるのですが、かつてはノーベル物理学賞受賞者が、壇上の掃除係(!)を務めていたりもしました。この受賞者はスピーチをするのですが、制限時間はわずか60秒。60秒過ぎると、8歳の女の子が出てきて、「退屈だからやめて」とストップする仕組み。中には、女の子にお菓子を渡して、しゃべり続けようとする受

  • 利他的な懲罰というものがある

    あなたは友人を誘って宝くじを買いに行ったとします。「宝くじなんてあたらないよ」と言う友人に、「まあ、一枚くらい買ってみたら?」と、あなた。「つきあいだから」と友人は一枚だけ宝くじを買いました。ところが、その友人が買った一枚が、なんと、一億円あたったとします。友人は、誘ってもらったおかげだから、と、1万円をお礼にくれようとします。そのとき、あなたはどう思いますか?1)「1万円もらえたラッキー」それとも、2)「1億あたったのは自分のおかげなのに、たった1万円?」

  • ストレッチで筋肉が長くなる?

    静的ストレッチをすると柔軟性があがりますね。柔軟性自体をストレッチの目的にすることは、あまり望ましくないのですが、事実として、柔軟性があがります。なぜでしょうか?筋肉の性質には、粘性と弾性があります。弾性というのは、ばねと同じ性質。引っ張れば、もとに戻る性質です。粘性というのは、蜂蜜や粘土をイメージしてください。じわーっと変形して、すぐには戻らない、そういう性質です。イメージ的には、筋肉にはバネの部分と粘土の部分がある、という感じです。筋肉を引っ張ると、まずバ

  • 人の意志は自由なのだろうか

    1983年、UCサンフランシスコのベンジャミン・リベットは、とある実験を行いました。この実験の被験者は、自分の好きなタイミングで手首を動かします。そのときに脳を調べると、手首を動かそうと意識するより前に、準備電位という信号が発生していました。つまり、人が手を動かそうと思う、その前に、脳が手首を動かす準備をしていたというのです。同様に、マックス・プランク研究所のヘインズ博士らの実験でも、ボタンを押そうと意識をする前に、脳の補足運動野が、ボタンを押す準備をしていることがわ

  • ロコモ対策もフォームから

    ハワイのロコモコ、丼ご飯にハンバーグと目玉焼きを乗せ、グレイビーソースをかけたローカルフード。すっかり日本でもおなじみになりました。マックでも夏になると、ロコモコバーガーなんていうのを出したりしてます。そんなロコモコとは一文字違いのロコモ、ってご存知でしょうか?こちらは、ロコモコのような楽しいものではなくて、ロコモティブ・シンドロームの略、日本語では運動器症候群といいます。2007年に日本整形外科学会が提唱した概念で、からだを動かすのに必要な、筋肉、骨、関節、神経、さ

  • つながりに時間を使う

    社会における人間関係の大切さを表す、社会関係資本という言葉を初めて使ったのは、19世紀末のジョン・デューイですが、今日、一般に使われる定義は、高名な政治学者ロバート・パットナムによるもの。パットナムの言う社会関係資本とは、コミュニティにおける人と人とのつながりであり、そこに存在するお互いに与え合い、協力し合う関係と、その関係の中に存在する互いへの信頼と違いに対する寛容のこと。そして、社会関係資本を構成する実質的な要素は、家族、友人、近隣などの社会的ネットワークであると考え

  • サクセスフル・エイジングと生きがい

    今から30年少し前に、アメリカのジョン・ローとロバート・カーンがsucessful agingという考え方を唱え始めました。これは、「幸福な老い」などと訳されることもありますが、対応する日本語がないので、日本でも、カタカナでサクセスフル・エイジングという言葉が使われます。あえて「成功した」と直訳しないのは、成功の反対が「失敗」という言葉になってしまうことを恐れてだと思います。たとえ病気で苦しもうと、失敗した人生なんてものはないわけですから。ちなみに、英語では、succes

  • 現在の利益、未来の利益

    私たちは多くのことを望み、考え、計画し、行動します。これらの行動や目標は、ほとんどの場合、直接間接に幸せであるためと言えることが多いのですが、その幸せもいくつかのタイプに分けることができます。たとえば、明日までにやらなければならない仕事の準備があるけれど、どうしても今日見たい映画があって、仕事の準備は放棄して映画を見ている場合、未来の利益を犠牲にして、現在の利益を得ようとしていると言えるでしょう。逆に、出世するために、土日もすべて仕事にあてて、ひたすら仕事に打ち込み、家族

  • 社会的なつながりがあなた?

    かつて、大漫画家、手塚治虫さんの作品に「三つ目が通る」という漫画がありました。額のあたりに第三の目がある少年が、普段は隠している第三の目を開いたときに超常的な力を発揮するという話でした。第三の目といえば、額のあたりには第6のチャクラ、というものがあるという考え方もあるそうです。ところで、額のすぐ内側には、脳の内側前頭野があります。ここは、脳の中でも、「自分」という感覚を作り出す場所です。人が自分の性質を考えたり、自分自身が何者であるか、を考えるときには、この内側前頭前

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