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  • 夜の蝶⑥

    長谷川さんと森さんと、かおりちゃんとママ。あとは、マスターと私。隣町のスナックへ。そこは吉本の芸人さんのお店で、マスターのお友達らしい。私達は奥のボックス席に…

  • 夜の蝶⑤

    マスターは、ひとことでいえば、子供みたいな人。落ち着きなく、カウンターの中を行ったり来たり。ママにちょっかいだしては逃げて、しょっちゅうじゃれあっていた。何よ…

  • 夜の蝶④

    最初はお客さんだと思った。21時すぎた頃、賑やかな笑い声と共に5、6人の団体さんが入ってきた。賑やかなまま、奥のボックス席を陣取り、すぐにかおりちゃんが対応の…

  • 夜の蝶③

    18時30分に出勤して、23時まで。店は2時までだったが、最初は私自身も不安だった為、昼間の仕事もしてると嘘をついていた。必ず時間通りに店に来て、店の掃除、つ…

  • 夜の蝶②

    ふたり並んでカウンターに座り、長谷川さんの話に耳を傾けてると、小柄な女の子が入ってきた。かおりちゃん。背が小さくて華奢でロングヘアーの綺麗な女の子。まだ19歳…

  • 夜の蝶①

    一番最初に面接に行ったのは、自宅から一番近い店。徒歩10分ほどの大きな交差点に細長い青いビルがあった。それまでは、全く気にもしていなかったが、よくよく見るとそ…

  • 迷子⑦

    お姉さんの話から推測するに、今日明日に、課長が来ることはないだろう。仮に、私が東京行きをすっぽかしたことが耳に入ったとしても、同時に妻の出産が私の耳に入ったこ…

  • 迷子⑥

    どうしよう…。そうだ!前にもらった綺麗なお姉さんの名刺を探し、事務所が開くだろう時間まで待った。新幹線にはまだ間に合う。近くの公衆電話から、9時前に電話をして…

  • 迷子⑤

    それでも、話はどんどん進んでいき、今週末、課長と下見というか、一度、東京に行ってみることになった。久しぶりに、課長と泊まりがけで出かけられることが嬉しかった。…

  • 迷子④

    課長が近いうちに独立するつもりという話は、確かに何度も聞いていた。『だから、奥さんとは離婚しない。 奥さんの実家はお金持ちだからね。僕はそういう男なんだ。』と…

  • 迷子③

    ぼんやりしてる日がほとんどになった。朝は全く起きられず、お昼すぎにごそごそ。外出する気力もないので、お腹すいてもギリギリまで我慢する。猫の餌だけは、なくなりそ…

  • 迷子②

    課長は、大村君を見て、私を見た。私は、視線を下にはずした。すると、課長は向きを変え、ドアを開けてそのまま出ていこうとした。え?帰るの?「待って!」私は課長の腕…

  • 迷子①

    あのとき、何を思って大村君を部屋に入れたのだろう……。課長を怒らせたかったのか?課長に嫉妬せたかったのか?課長に叱られたかったのか?課長を傷つけたかったのか?…

  • 転落⑦

    何一つ、大村君に惹かれる要素はなかった。そもそも、若い男の子に興味はないし、むしろどちらかといえば苦手なタイプだ。彼と付き合おうと思ったただ1つの理由。それは…

  • 転落⑥

    今日逢った女性のこと、大村君の言ってたこと、そのまま課長に聞いた。『あぁ、みゆきのことか。』別にそれが当たり前のように、ごく普通に答えた。『彼女とはもう長いん…

  • 転落⑤

    もうその頃は、課長と一緒にやっていた仕事は落ち着いていて、月に2回ほどしかOBPに行くことはなかった。担当も大村君という、若い社員に引き継がれていた。大村君は…

  • 転落④

    うそ?もう終わった?ってくらい、松田君はあっさりしてて。なんだか余計に課長に逢いたくなった。何やってるんだろ、私…。その後、松田君はさっさと服を来て、ありがと…

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