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僕が観に行った映画・ライヴなど、お金を払ったものに対して言いたい放題言わせてもらってます。

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2018/10/29

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  • 「ダンジョン飯」第7~9話ネタバレ有り感想。ちょっとキナ臭くなってきたか?!

    「ダンジョン飯」をですねー、毎回楽しみに観ているのですが、今回感想を書くあたり、つまり7話からくらいですね、なんとなく、こう、ちょっと、キナ臭くなってきたというか、「おや?」と思うようなところも散見されるようになってきました。なんというか、なんとなく「黒さ」みたいなものを、その兆候みたいなものを感じるようになってきたような気がします。なんというんですかねー、このダンジョンと言いますか、この「世界」と言いますか、なんか闇がありそうで、なんか香ばしくなってきましたねー。エグみを感じるというか。そんな、第7~9話の感想です。 PV 第7話 第8話 第9話 PV youtu.be 第7話 冒頭、いつか…

  • アニメ「ダンジョン飯」第4~6話ネタバレ有り感想。ダンジョンの中のリアルな生活!!

    「ダンジョン飯」にすっかりハマッてしまって、毎回楽しみにしております。正直最初は全然興味がなかったんですけど、実際観てみましたらば、これがすごくよくできてる!まさに前言撤回! 掌返し!今回は4~6話の感想を書いてみました。徐々にダンジョンの深層へと潜っていくわけですが、それとともに食材(!)もなかなかにしてエキセントリックなものになっていきました。そして、世界観もより深くなっていってる感じです。 PV 第4話 第5話 第6話 PV youtu.be 第4話 今回はセンシがゴーレムを畑にしているという変態回。まさにセンシの料理変態ここに極まれりwなんか途中、音楽とかもほのぼの路線で演出していたの…

  • アニメ「ダンジョン飯」第1~3話ネタバレ有り感想。設定も作画も丁寧、キャラも魅力爆発!!

    ある日、「PONTSUKA!!」を聴いていたらですね、「ダンジョン飯」がアニメ化されるにあたり、BUMPが主題歌を担当することになった、という話が出てきまして。「へー」なんて思って。「ダンジョン飯」自体は知っていたのですが、なんとなく異世界ゆるゆる生活系のまったりした、毒にも薬にもならない感じの、最近流行りのそういったものなのだろう、と全く興味がなかったんですね。でも、BUMPのメンバーは全員が大ファンだという。ふーん、だったらまぁBUMP主題歌だし、主題歌のチェックだけでも損はないから観てみるか、と思ってたんですね。そしたら、僕の友達みんな知ってて。しかもみんな面白いっつってる。なんかすごい…

  • イワクラ「特撮大百科」のガイガンはガイガンフィギュアの決定版!!

    ガイガンが好きです。めちゃカッコいいですよね!そして、僕は10cm未満くらいの怪獣フィギュアが好きです。ただ、何でもかんでも集めるのではなく、「これは!」と思うクォリティのものだけを集めたいんですね。で、随分前にイワクラという会社から発売された特撮大百科と銘打ったシリーズのガイガンがありまして。これが、もうめちゃくちゃクォリティ高いんです! そこらのソフビは完全に越えてるし、なんならガレキくらいのレベルに達しています。それをですねー、ずっと欲しかったんですけど、先日、遂に購入しました!やっぱね……良い! エポックメイキングなデザイン ひと頃離れてしまっていた フィギュアの存在を知る 自分が知る…

  • 「ゴジラ-1.0」ネタバレ有り感想。俺が観たゴジラ最強! ゴジラを使って「映画」を撮った!!

    絶対観なくてはいけないと思っていた「ゴジラ-1.0」を観てきましたー。いや、凄かった。素晴らしかった。僕の中では「シン・ゴジラ」越えましたねー。あっちはあっちですごく好きだし、スゲエ良くできてるなー、と思うですが、それくらい、今回の「ゴジラ-1.0」が良かった、ということです。IMAXレーザーで観たんですが、それがまた更に良かったことに後から気づきました。いうのも、IMAXレーザーだと冒頭のゴジラが原寸大で見れるらしいのです。どうりで迫力が半端なかったわけだ。というわけで、感想です。 やっぱり怪獣映画はIMAX! 過去ゴジラの影響たくさん 冒頭ゴジラが怖すぎた! ゴジラに背負わされた業 抗って…

  • よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」ネタバレ有り感想。闇を描くために光を描く!!

    「フラワー・オブ・ライフ」を読み終わったんですが、いやすごかった。もう随分昔の漫画になっちゃうので、今更感満載ですが。ずーっと読みたかったんですけど、割と早々に単行本の方が絶版となってしまいまして(多分)。なかなか探してもなくてですね。そんなとき便利なのが、電子書籍。基本的には絶版がない上、絶版した本も復活するし、どこでも読めるってのが魅力ですよね。「鬼滅の刃」を電子書籍で揃えて以来、その魅力にすっかりハマッております。で、「フラワー・オブ・ライフ」なのですが、語り出したらキリがないくらい見所がありすぎるので、いくつかに絞って感想を書いていきたいと思います。 現代の問題として描いている 「大人…

  • 「君たちはどう生きるか」ネタバレ有り感想。『宮崎駿』てんこ盛り映画!!

    長らく観に行きたくて行けてなかった「君たちはどう生きるか」をですねー、ようやく観てきましたよ!いやー、でもツイッターで、ある日突然公開の情報が上がってきた時はびっくりしました。そもそもここ数年ちょっと映画から離れちゃって、全然映画そのものの情報も取ってなかったから、それはもうびっくりして。もちろん、宮崎駿が新作作ってるって噂は聞いていたんですよ。でも、突然来たから、あれはびっくりしましたねー。で、界隈ではお祭りみたいになってて、なんとか情報シャットアウトして、映画鑑賞までこぎつけたんですけどね。で、観たんですけど、ま、正直言っちゃうと、何だかよくわからなかったですが、面白くはありました!ある意…

  • 是枝裕和監督作品「怪物」ネタバレ有り感想。音楽坂本龍一、脚本坂元裕二の超強力三人タッグはやっぱすごかった!!

    先日、ずっと観たかった「怪物」をようやく観に行きました。いやこれ、ホント観たかったんですよね。自分にとっては絶対に観なくてはいけない作品でした。というのも、僕が大ファンである是枝裕和の作品に、僕が大ファンである坂本龍一の音楽が乗るからです。もう、好きと好きがかけ合わさって、そりゃもう二乗倍どころの騒ぎじゃありません。無限大倍です。そんな感じで、両者の大ファンな僕からすると、これはもう本当に待ち望んだ作品でした。で、映画の方はというと、これがまたすごかった。坂元裕二もすごい脚本家ですね。さすがカンヌで脚本賞。 予告編 教授のピアノ曲 わかりやすい構成 是枝裕和っぽくない 怪物なみなさん 校長 多…

  • 「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第10話~最終話ネタバレ有り感想。どう感じたかわからないが心は動かされた!!

    「メイドインアビス 烈日の黄金郷」観終わりましたー!いやー、やっぱね、もちろん今回もすごかったですけど、なんていうかなー、感想を持ちづらいというかね。うまく言語化できないとでもいいましょうか。自分が何を感じたのか、自分でもよくわからないという不思議な体験をしました。ただ、心は動いた。それは間違いないです。やっぱ結構難しい作品だと思いますねー。描いてるテーマもデカいと思います。そのものズバリ「生きる」というか。そして今回、また新たに仲間が増えました。映画も含め、一作品につき一人という感じ。そういうところは、ちょっと「ワンピース」に似てるかも。「ワンピース」も主人公が非常に冒険を希求していますよね…

  • 「ハナレイ・ベイ」所収『東京奇譚集』ネタバレ有り読書感想。乱歩的タイトルだけど、村上春樹的都会的奇譚集!!

    村上春樹の短編集が好きで、何冊かこのブログでも感想文書いてみたんですけど、今回も村上春樹の短編集です。今回はこちら、「東京奇譚集」。これはですねー、タイトルで買ったところもありますね。もちろん、村上春樹の短編というのは大きいのですが。「奇譚」って、なんかいいですよね。どことなく乱歩っぽい雰囲気があって。そこに加えて「東京」ですよ。これはまさに乱歩だろいう、って。もちろん、村上春樹に乱歩っぽいケレン味とかは全く期待してないのですが、でもやはりこのタイトルは買ってしまいますねー。しかも結構、粒ぞろいの短編集だったと思います。 映画「ハナレイ・ベイ」予告編 偶然の旅人 ハナレイ・ベイ どこであれそれ…

  • 「Ryuichi Sakamoto Playing the Piano : 2022+」ネタバレ有り感想。

    先日、絶対に観たかった「Ryuichi Sakamoto Playing the Piano : 2022+」を観に行ってきましたー!故あって、昨年末の配信ライヴを観ることは叶いませんでした。だから、YouTubeで「Merry Christmas, Mr.Lawrence」が特別公開された時はイチもニもなく飛びつきました。その後、NHKでもダイジェスト版が放送! いやもう、ホンット、NHKにはありがとうございますと言いたいです。そしてその放送内で、映画公開の予定もあることを教授が仰って、それ聞いた時はもう、本当嬉しくて、楽しみにしていたのですが。その映画が、遂に公開されました! しかも、配信…

  • 東京ド―ム開催!埼玉西武ライオンズvs福岡ソフトバンクホークス観戦記。超久々の野球観戦は0点だけどサイコー!!

    いやー、先日、超久々の野球現地観戦に行きましたよー。めちゃくちゃ久しぶり。いつ以来かな? 2019年のオールスター以来かもしれませんね。試合は4月18日の埼玉西武ライオンズと、我が福岡ソフトバンクホークスのライバル対戦。しかも、五年振りの西武主催東京ドーム。そんなこともあって、西武が色々と気合の入った一日でありました。それだけに…。まぁいいや。ちなみに、今回の野球観戦はライオンズファンの友達が誘ってくれたのですが、僕はホークスファンです。そう、これはなかなか、どっちに転んでも試合後禍根を残す野球観戦となることが定められていたのですwまぁ、禍根は残しませんでしたよ。僕は大人ですからね。えぇ。 ラ…

  • 「すずめの戸締まり」ネタバレ有り感想。新海誠がようやく言えたメッセージ!?

    待望の新海誠監督作品「すずめの戸締まり」が公開されて、観たくて観たくてしょうがない、と行ってる割には、まぁ随分時間が立ってしまったそんなある日。来場特典に新海誠書き下ろし小説が付いてくるというじゃありませんか。それは是非とも欲しい。だって、それって、多分、その時の劇場じゃないともらえないし、新海誠書き下ろしってことは、映画と地続きってことだし、下手したら、それ読まないと本当の意味では映画完結しないじゃん、ってことになって、急いで観に行って参りました。急いで、と言う割にはそれからまたそこそこ時間が経ってしまいまして、行こうとしていた映画館では既に配布終了の情報が…。更に調べたら続々と配布終了して…

  • 「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第7~9話ネタバレ有り感想。

    「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第7~9話を観ましたよ! いよいよ大詰めを迎える、その前段階といったところでしょうか!前回、第4~6話の感想の時は、過去と現在が邂逅した、と書いたのですが、今回はまたしても過去の話となります。この「烈日の黄金郷」はそういった意味で、時系列が行ったり来たりしますね。でも、あんまりわかりにくい感じはしません。過去に行くことでテンポが停滞する、ということもないと思います。そこらへんも作りが上手いというか。やはりこのエピソードは、過去が直接現在に作用してるし、何より現在が過去に直結している、時間的距離を感じない、もっと言ってしまうと、この村の住人たちは百五十年の過去か…

  • 「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第4~6話ネタバレ有り感想。謎のヒントと新たな謎でテンテコ舞い!!

    「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第4~6話を観ましたぁー!前回感想を書いた第1~3話は、過去と現在が入り乱れる構成が多かったと思うのですが、今回は遂に過去と現在が邂逅した!と、いった感じだと思います。それまでの謎のヒントとなるようなものが出てきたり、また新たな謎が出てきたりと、なかなかにしてテンテコ舞いです。ただやはり、映画がアクション多めだったと思うのですが、やはりそこはTVシリーズ。アクションというよりは、じっくり場を見せていく感じにして、各キャラクターの心情、ドラマを描いていく、って感じです。と言いつつも、結構アクションあったりします。そして、リコの脱糞も健在です(←)。 PV 第4話…

  • 「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第1~3話ネタバレ有り感想。リコ、脱糞ヒロインになるの巻!!

    各所で話題沸騰、物議を醸している名作問題作アニメ「メイドインアビス」、そのTVアニメ版シーズン2が今年の秋に放送されました。その名も、「烈日の黄金郷」!TV版シーズン1、映画版を観ての満を持してのシーズン2です。いやぁ、楽しさ半分怖さ半分で楽しみにしていましたwそしてね、遂に観てみたんですけど、いきなり意表を突きすぎる展開に参った。 PV 第1話 第2話 第3話 PV www.youtube.com 第1話 よォーし! 早速第一話観てみるぞー! リコたちはどーなったかなー?!って観てみたんですけど…。…誰?いきなり馴染みのないキャラ(ヴエコ)が出てきたので、少々焦りました。しかも、そこそこの長…

  • 「メイドインアビス 深き魂の黎明」ネタバレ有り感想。悪は悪としなくちゃいけない!!

    「メイドインアビス 深き魂の黎明」を観ましたー!先日アマプラで観たんですけどね、映画公開時に観たいと思っていた作品をようやく観れた感じです。ただ、完全にテレビシリーズの続きとして作られていたので、あの当時、映画観に行ってもわけがわからなかったと思います。要は、テレビの(テレビ版第一シリーズの最終回が二話分と換算すると13、14話だから、)15話以降、って感じで制作されたのだと思います。映画にした理由、映画にせざるを得なかった理由というのも、明確にあると思います。 予告編 一見さんには超不親切 映画にした理由(多分) 白笛とは ボンドルドの正体 プルシュカ ちくしょう ボンドルドは悪、でいい ボ…

  • ディズニーリゾート、USJのハロウィンのお土産は缶入りお菓子&お茶で決まり!!

    日本でもすっかりハロウィンが年間行事として定着しましたねー。ちょっと前まではハロウィンといっても、名前は知ってるものの、それを楽しむという人はかなりな粋人であったと言えるでしょう。一説によると、ハロウィンが日本に定着したのは東京ディズニーリゾートがイベントを打ったかららしいです。確かに、ディズニーは西洋社会の行事です。そして、西洋社会ではハロウィンは年間でも屈指の大盛り上がり大会イベントです。当然、ディズニーがそこをスルーすることはありえなく、むしろ積極的に盛り上げていくことは理の当然。というわけで今回は、そんな本場(?)ディズニーリゾートのハロウィンおすすめのお土産をご紹介します!ついでに、…

  • 「メイドインアビス」最終回ネタバレ有り感想。リコとミーティとボンドルドは同じ!?

    「メイドインアビス」の最終回を観たのですが…、いやー、参った!最後の最後にとんでもないものを見せられた気がします。なんつーかねぇ、イライラが止まんなかったw言っちゃうと、ボンドルドですねw あのやろう、マジでイカつく。まぁ、そんな感じでアニメ観てここまでイカつくことは実に久々だったのですが、そんな中にあって、希望じゃないんですけど、なんというか、強く生きるというか、それ以前に、そもそも「生きる」っていうことを強く表現した作品でもあるように思いました。ちなみに、最終回は47分で、多分本放送では1時間スペシャルだったのでしょう。だから、第13、14話ブチ抜き企画って感じなのだと思います。 PV ミ…

  • 「メイドインアビス」第10~12話ネタバレ有り感想。いやコレとんでもないアニメだ!!

    テレビアニメ「メイドインアビス」全話感想。今回は10~12話の感想ということで、いよいよ佳境に入ってきたわけなのですが…。遂に! 「メイドインアビス」が牙を剥いてきました!いや、大げさじゃないんですよ! 本当に「牙を剥いてきた」という表現がピッタリなんですよ!いやー、参った…。もう、とにかくね、すごいアニメです! PV 第10話 第11話 第12話 PV www.youtube.com 第10話 俺の友達曰く、「全ての感情を垂れ流す」というその10話です。マジでビビッた。というか、参った。物語は、いよいよ危険度が更に増すという第四層に入ったのですが、危険なんてもんじゃなかった。いきなり、速い、…

  • 「メイドインアビス」第7~9話ネタバレ有り感想。とんでもない事実発覚!!

    色々なところで色々と話題の「メイドインアビス」。現在TV第2シリーズも好評放送中。そろそろ、そっちの方も佳境に入っている頃でしょうか。というわけで、僕の方は第1シーズンの感想を書いていきたいと思います。今回は第7話から第9話の感想です。いや、とんでもない新事実が発覚しました! いやあ…、スゲエアニメだ…。 PV 第7話 第8話 第9話 PV www.youtube.com 第7話 2メートル超の女(オーゼン)、僕の予想に反して闇まみれでしたねw いわゆる悪属性の人、っていう感じでしょうか。悪人と称して問題ないと思います。リコみたいな小さい子をブン殴って(指先で弾いただけだけど、それだけでも十二…

  • 「メイドインアビス」第4~6話ネタバレ有り感想。嵐の前の静けさか?!

    色んなところで色々と話題の「メイドインアビス」ですが、前回第3話までの感想を書いたんですけれども、不穏な空気感はあるものの(笑)、今のところは可愛らしい冒険モノといった感じで進んでおります。しかし、僕の友人が「中盤までは割と普通に冒険モノだよ」という指摘(忠告?)があったので、まだまだ序盤戦、ジャブすら打っていない間合い地獄といったところでしょうか。思えば「魔法少女まどかマギカ」も、確か第3話までは割と可愛らしい魔法少女アニメでした。そして存分に裏切られることになるわけですが(このアニメも、どういったアニメか、前情報として知ってはいましたが)。そんなわけでこの先どうなるのか? 要注目の感想とな…

  • 「メイドインアビス」第1~3話ネタバレ有り感想。めちゃくちゃ丁寧なTVアニメ!!

    遂にですねー、「メイドインアビス」を観始めましたよー!あの、各所で名作、問題作との誉も高い、あの「メイドインアビス」ですよー!今回は、1話から3話までの感想を書いてみたいと思います。まだまだ序盤なのですが、早くもそこはかとなく不穏な雰囲気がそこかしこに漂っているように思います。 PV 第1話 第2話 第3話 PV www.youtube.com 第1話 めちゃくちゃ丁寧に作ってある印象ですね。例えば、登場人物の一人が外から二階の窓にいる子供に声をかける際、その下の側溝に水が流れているんですね。これによって、動きと奥行きをもたらすことができていると思うんです。ここ別に、背景は止め絵でもいいっちゃ…

  • 「ROGER NICHOLS & THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS」でまた繋がった好きなアーティストの輪!!

    学生の頃、渋谷系が好きで、結構聴いてましたね。その頃隆盛を極めていた小室系とか、ビーイング系よりも断然好きでした。あ、小室哲哉で言うとTMネットワークは大好きでした。でも、その渋谷系に大きな影響を与えたこのアーティストを知ったのはごく最近という…。ROGER NICHOLS & THE SMALL CIRCLE OF FRIENDSいや、これはちょっと我ながら恥ずかしいですねーw聞けばかなり有名なバンド(というよりは人?)ですからね。みのミュージックというYouTubeチャンネルで紹介されていたのを聴いてみて、「これはいい!」と思い、購入。なぜ知らなかったのか、自分でも謎です。割とスレスレのと…

  • ディズニーリゾート35周年記念アクセサリー「タイムオブセレブレーション!」はグリグリニヤニヤ!!

    僕は基本的に、ディスニーリゾート行く時、グッズとかはあまり買いません。もちろん、例外的に幾つか買ったことはあるんですけど、他のD友みたいに大量購入(もちろん、1商品につき1個です。僕の友達に買い占めとかする人はいません)はしないですねー。周年イベントの時とかね、CDは買いましたけどね。結構良い曲だったんで。これは欲しいな、と思って。他には、買っても大体お菓子ですね。それもパッケージ目当てw 缶とかですね。なかなか洒落たものが多くて、小物入れにも使えるし、何より食えるw おいしいんですよね、これがまた。だからまぁ、買うとしたら実用的っちゃそういうものですね。そんな感じでですねー、そういうお菓子と…

  • 「鬼滅の刃」第二十三巻ネタバレ有り感想。美しくまとまった最終回!!

    「鬼滅の刃」全巻感想、完走しましたー!(←うまい!)第23巻、読み終わりましたよー! ようやく、読み終わりました!一年以上かかってしまいましたねー。やはりブログと連動して、一冊一冊感想を書きながら、っていうのも大きかったと思います。でも、そうでなくても、特に後半は一話一話の密度が濃く、重かったので、どうしてもバンバン読み進めるというわけにはいかなかったですねー。なかなか読むにしても体力がいるような、そんな漫画だったと思います。最初はね、第一巻読み終わった時は、そうでもねぇかな、っていうのがぶっちゃけた話正直な感想でした。しかし、読み終わった今、真逆の感想となりました。最高だった! 最強形態は赤…

  • 「鬼滅の刃」第二十二巻ネタバレ有り感想。「ここぞ」の表情の表現力は当代一?!

    「鬼滅の刃」全巻感想、遂に、遂に遂に、22巻まで辿り着きましたあー!このマラソン企画もいよいよゴールが見えてきました。あと一巻ですよ! 長かったあ…。やっぱりね、じっくり一巻一巻、自分なりに感想をこうして書きながらだと、どうしても時間かかっちゃいますね。あと、やっぱり漫画のタイプとして、例えば「ワンピース」みたいなね、一冊手に取ったらいつのまにやら何巻も読んじゃってて、いつのまにやら時間が経っていた、というようなね、そういう一気に読ませてしまうというものではないのかな、と。鬼滅の魅力は、そういう爆発力みたいなものではないのかな、と。もっとこう、じっくりと読んでいって感じていくというかね、そうい…

  • 「鬼滅の刃」第二十一巻ネタバレ有り感想。笑う子どもにグッと来る縁壱!! それを見てグッと来る俺!!

    「鬼滅の刃」全巻感想、第21弾!そう、遂に21巻まで来ました! 残り2巻!いよいよクライマックスが近づいてきた臭いがプンプンしてきました!ただ、展開的にはちょっと急すぎるような気もしてはいるのですが、多分それが最近の漫画のテンポなのかもしれません。とはいえ、今回も盛りだくさんです。そして実は、エピソードの間に挿入されたこぼれ話が面白かった。できれば、こういうエピソード(縁壱に逃がしてもらった珠世さんのその後の話とか)を漫画内で描いて欲しかったですねー。あと、甘露寺さんはやっぱり可愛いな。好き。 無一郎の人生観 バトルの感じが面白い! 鬼舞辻は偉い?! またしても漫画で一人称小説! 無一郎の人生…

  • 「鬼滅の刃」第二十巻ネタバレ有り感想。少年漫画に一人称小説を持ち込む!!

    「鬼滅の刃」全巻感想、遂に大台に乗りましたー!20!20巻ですよ!マイルストーンとしては、最大のものではないですかね。いやー、長かった。全23巻だから、もうあとちょっと。ラストスパートといったところですね。でも、読み始めてから一年経ったけど、まだ読み終わってないwで、20巻なんですけど、先ず表紙がね…誰か?とw風貌からするに、始まりの呼吸の人ですね。炭治郎と同じピアスしてますね(その当時、ピアスという文化があったかどうかは不問にしましょう)。この人、今回鬼殺隊が対する上弦第1位の鬼・巌勝の弟、縁壱といいます。そりゃわからないはずです。だって、この巻が初登場なのですから。というわけで、今巻もね、…

  • 「鬼滅の刃」第十九巻ネタバレ有り感想。ドラマのあるバトルシーン!!

    「鬼滅の刃」全巻感想というこのマラソン企画。遂に、第19巻まで辿り着きました!19というと、もうほとんど20ですね。つまり、ほとんど20巻まで読んだことになります!(←)そんな19巻なんですけどもね(どんな?)、今回もまた、なかなかの展開で。非常に読み応えありましたねー。ここに来てちょっとね、物語上の疑問点も少し、浮かんで参りまして。ひょっとして伏線なんじゃ…?という感じで。まぁ、ほんのりと、ですけども。いよいよもってこの続き、全23巻ですから、ラストスパートまでが気になります。 三人の勝利 上弦第一位はチート ドラマのあるバトルシーン 童磨とカナヲ 作者の考えは悪役から語られる その他雑感 …

  • 「ドライブ・マイ・カー」所収『女のいない男たち』ネタバレ有り読書感想。村上春樹のコンセプトアルバム!!

    村上春樹の短編集が好きです。何冊か読んだんですけど、長編よりも好きかもしれません。で、そんな村上春樹の短編集の中でも、特に好きなものの一つが、この「女のいない男たち」です。タイトルがまたいいですよねwそしてこの短編集、一言で言ってしまうと、テーマは「コンセプトアルバム」です。これは前書きにも書いてあることなので、かなり意識的にそうやって作ったのでしょう。それぞれの短編に、共通項がいくつも張り巡らされていて、全体を通して読むと非常に統一的であります。読んでる最中も、所収の他の作品のことを思い出してしまったり。それでいて、作風はそれぞれ違うという。非常に面白い作りになっていると思います。「言い訳が…

  • 「鬼滅の刃」第十八巻ネタバレ有り感想。猗窩座のドラマが深すぎる!!

    いやー、久々、「鬼滅の刃」全巻感想というマラソン企画。今回は第18巻!遂に18まで来ました。なんとなく、「18」って言うと20まであとちょっと感がありますよね。ほとんど20巻というか。全23巻なので、いよいよラストスパートといったところでしょうか。ところでこの18巻…ヤバいです。もうね、ホント色々と見所満載!個人的には、これまでのところ最高傑作の巻だと思います。 猗窩座はなぜ鬼になったのか 肉体が進化しない人間の強み 自己犠牲 カナヲさん、怖ぇ 空気を読まない伊之助の存在感 猗窩座はなぜ鬼になったのか 猗窩座がなぜ鬼になったのか、その話がめちゃくちゃ良かったように思います。そこには深いドラマが…

  • iPhone12miniこそ正統なiPhoneSEの後継機!!

    ずっとね、iPhone12miniが欲しかったんですけども。何がいいって、iPhone SEを踏襲しているらしいからです。小さく、角ばったデザイン。これは欲しいな、と。ぶっちゃけ、最近のiPhoneってダサいじゃないですか(言っちまったw でも本当のことですから)。以前は機能面ではAndroidに劣ってるから「頭の悪いイケメン」とか言われてたけど(俺に)、最近じゃ頭も悪けりゃ顔も悪いという、普通に「ダメな人」に成り下がってましたからね。肝心のSE2も角が、でろーん、とだらしなく丸い、最近のスマホ業界の悪習を踏襲した形になってしまいました。しかも、SEなのにデカい! これもうSEじゃねーよwとこ…

  • 『METALIVE2021』ライヴレポート。俺初の有料配信ライヴはCD付きで最高の配信ライヴ!!

    ある日、ツイッターを眺めていたら、METAFIVEの配信ライヴの情報が飛び込んできました! しかも発売中止になった幻のニューアルバム付き!題して、「METALIVE2021」!これはチケットを買わねばならん。というわけで、イチも二もなくチケット購入! しかし、若干焦っていたのでよく読まず、特典付きの高額の方を買ってしまいましたw1万4千円!高い!通常版チケットの倍くらいw特典はオリジナルキーホルダーとアルバムジャケットのB2ポスター。特に欲しくないw僕はコレクターではなく、セレクターなので、これはちょっと失敗だったかな。この二つで通常より倍ってのは高すぎだよなー、さすがに。特典付き、という言葉…

  • 「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク2」(下)ネタバレ有り読書感想。マルカム先生、恐竜絶滅の真相を解き明かす!?

    えー、すっかり寒くなってしまいました。10月です。下旬です。寒いです。そもそも、夏のクソ暑い時季に同じ季節を舞台にしたクソ暑い小説を読んだら臨場感マシマシだろう、ということで読んだこの「ロスト・ワールドージュラシック・パーク2」!そう、読んだのは夏なんですよね。しかし、更新をサボりまくってもう冬将軍の雄叫びが聞こえてきそうなサムサムな季節となってしまいました。というわけで、今回は下巻の感想をば、書きたいと思います。ちなみにこの本を読んだ夏って、去年のことですよ。 マルカム、大いに語る 科学の客観性 恐竜絶滅の原因 教育のために社会はある インターネットは人類の終わり 現代に甦った恐竜を描く 子…

  • 「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク2」(上)ネタバレ有り読書感想。映画は酷評されたけど、小説は面白い!!

    やはり夏のクソ暑い時期には、クソ暑い設定の小説の読むのが臨場感も増し増しで良かろう、ということで読んだのがこの「ロスト・ワールドージュラシック・パーク2」!マイクル・クライトンの名作「ジュラシック・パーク」の続編であります。「ジュラシック・パーク」は映画も公開されてバンバン大入り超満員。今日まで語り継がれる名作となったわけですが、原作小説の方も傑作でありました。まぁ、原作が良いから映画になったんだけど。そんなわけでヒットが出れば当然の如く続編が作られるのがハリウッドの自然の摂理。御多分に漏れず、この「ジュラシック・パーク」も続編が作られ、それがこの「ロスト・ワールド」なわけです。しかしこの続編…

  • 「鬼滅の刃」第十七感ネタバレ有り感想。今回は色々と考えさせられる巻!!

    「鬼滅の刃」全巻感想というこのマラソン企画。今回は第17巻です。今回遂に、第150話に到達! これもね、第100話に次ぐマイルストーンではないでしょうか。そしていよいよ物語も更に佳境に入っていく感があります。鬼殺隊と鬼との戦いが同時多発で展開され、それが鬼舞辻との戦いへと集約されていくようであります。 やっぱりしのぶさんは… 善逸の話 義勇さん急激成長はスポーツのよう 弱者は悪、という思想は相変わらず 人の決定は自分の意思ではなく、脳が既に行なっている 回り道が最短距離 炭治郎の石頭 やっぱりしのぶさんは… 前巻の感想で予想した通り、胡蝶しのぶは上弦の鬼の第2位の奴にやられてしまいます。フラグ…

  • 「鬼滅の刃」第十六巻ネタバレ有り感想。急転直下、怒涛の展開てんこ盛り!!

    「鬼滅の刃」全巻感想というこのマラソン企画も遂に第16巻となりました。そして、物語が大きく動きます。もう最後のクライマックスか、という勢いですが、残りの巻数(全23巻)から考えて、多分その一つ前の段階の、主人公に立ち塞がる壁、といったところではないでしょうか。おそらく、本当のクライマックスはもう一つ後にあると思うのですが如何に?そしてこの巻は主に三つのパートに分かれていました。1.特訓パート2.鬼舞辻の急襲パート3.しのぶさん戦闘パートなんですけども、1から2のジャンプが凄まじかったですね。まさに急展開! 風雲急を告げるとはまさにこのこと! 修行は部活の合宿感の一方で善逸は… 悲鳴嶼さんの話 …

  • 「鬼滅の刃」第十五巻ネタバレ有り感想。様々なことが起こる激動の巻!!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第15巻です! 四捨五入すると20巻に突入です!いやあ、遂に20巻が見えてきましたねぇ。それと同時に、面白くなってまいりました!物語の方もね、いよいよ加速してくる、その前段階といったところなのですが、キャラクターがですね、もう完全に一人歩きしている感じですね。もう作者の管理(という言い方が妥当かはわかりませんが)を離れて、独自に動いてる、生きてる感じがします。それは、メインキャラ以外もそんな感じなんですね。だから、いわば、この物語の世界が完全に構築されたんではないか、という感じです。でまた、展開的にも割と激動の巻。一冊の中に様々なエピソードが描かれていました。 上弦…

  • 「キングコング対ゴジラ」ネタバレ有り感想。怪獣映画というよりは娯楽喜劇映画!!

    世界に遅れること四ヶ月ほど、ようやく日本でも「ゴジラvsコング」が公開されましたね。もちろん僕はゴジラが大好きなのですが、前作(「キング・オブ・モンスターズ」)がとんでもない駄作だったので、ハリウッド版のゴジラには一気に興味を失くしてしまいました。そう、最初は大好きだったんですよ。ギャレス・エドワーズのゴジラは最高だったぁー。でも監督がドハディになったら、小学生レベルの脚本になって…(^^;; ひどかったぁー。というわけで、「ゴジラvsコング」は観に行きません。まぁ、今回監督は変わったらしいですが、もう興味持てなくなりましたねー。金曜ロードショーで放送されたら、それを観ます。多分、金払って観る…

  • 「鬼滅の刃」第十四巻ネタバレ有り感想。時透無一郎と炭治郎は似てる?!

    「鬼滅の刃」全巻感想もようやく半分を越え、今回は第14巻。全部で23巻なので、遂に残り10冊を切りました!残りあと一桁と思うと、ゴールが少しだけ見えてきたようにも思いますが、まだあと9冊という思いもあります。あと少しだな、と感じれるのは、やはり残り5冊を切ってからでしょうかね。というわけでこの第14巻なんですけど、前巻に引き続いて基本的にはバトル巻です。でも、今回はバトルの合間に結構人のドラマが描かれていて、読み応えはあったと思います。ただ、今回上弦の鬼を一匹やっつけるのですが、鬼のドラマはなかったですね。そこはちょっとだけ物足りなかったかも。でも今回は柱のドラマがありました。そういや、鬼と柱…

  • 「鬼滅の刃」第十四巻ネタバレ有り感想。時透無一郎と炭治郎は似てる?!

    「鬼滅の刃」全巻感想もようやく半分を越え、今回は第14巻。全部で23巻なので、遂に残り10冊を切りました!残りあと一桁と思うと、ゴールが少しだけ見えてきたようにも思いますが、まだあと9冊という思いもあります。あと少しだな、と感じれるのは、やはり残り5冊を切ってからでしょうかね。というわけでこの第14巻なんですけど、前巻に引き続いて基本的にはバトル巻です。でも、今回はバトルの合間に結構人のドラマが描かれていて、読み応えはあったと思います。ただ、今回上弦の鬼を一匹やっつけるのですが、鬼のドラマはなかったですね。そこはちょっとだけ物足りなかったかも。でも今回は柱のドラマがありました。そういや、鬼と柱…

  • 「鬼滅の刃」第十三巻ネタバレ有り感想。バトルの中にもギャグを混ぜてきた?!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第十三巻ですねー。全23巻なので、まだ残り10冊切っていません。長いです。前回の第十二巻は戦いと戦いの合間の、体を癒す巻、そして更に強くなるための修行の巻だったのですが、今回は一冊丸々バトル巻です。そして、そのバトルを通じて新キャラ(登場自体は皆随分前に済ませていますが、本格的に描かれたのは前巻から)の人となり、歴史みたいなのも描かれてきました。 久々、鬼のキモバトル バトル場面でもギャグ要素 時透無一郎は生まれたて? 不死川玄弥は鬼? 甘露寺蜜璃はビッチ? 久々、鬼のキモバトル いやー、キモッ! キモい!ひっさびさですかねぇ、これだけのキモバトル。バトルがキモいと…

  • 「鬼滅の刃」第十三巻ネタバレ有り感想。バトルの中にもギャグを混ぜてきた?!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第十三巻ですねー。全23巻なので、まだ残り10冊切っていません。長いです。前回の第十二巻は戦いと戦いの合間の、体を癒す巻、そして更に強くなるための修行の巻だったのですが、今回は一冊丸々バトル巻です。そして、そのバトルを通じて新キャラ(登場自体は皆随分前に済ませていますが、本格的に描かれたのは前巻から)の人となり、歴史みたいなのも描かれてきました。 久々、鬼のキモバトル バトル場面でもギャグ要素 時透無一郎は生まれたて? 不死川弦弥は鬼? 甘露寺蜜璃はビッチ? 久々、鬼のキモバトル いやー、キモッ! キモい!ひっさびさですかねぇ、これだけのキモバトル。バトルがキモいと…

  • 「鬼滅の刃」第十二巻ネタバレ有り感想。第2回パワハラ会議開催されるも、ほのぼのギャグ巻!?

    全巻感想、今回は第12巻。全23巻なので、ようやく半分を越えました!そしてですねー、今巻では一つのマイルストーンに辿り着きました。それは第100話に到達したことです。100話。これはなかなかのマイルストーンなのではないでしょうか。100ってやっぱりデカいですよね。それまでとは桁が変わるわけですから。次に桁が変わる時は1000ですからね。話数としてはひょっとしたら一番のマイルストーンかもしれません。そんな100話に到達した第12巻ですか、戦いと戦いの合間の小休止、といったところでした。 第2回パワハラ会議 様子のおかしい柱 ギャグ要素多め 第2回パワハラ会議 第12巻、先ずは初っ端、鬼舞辻無惨先…

  • 「鬼滅の刃」第十二巻ネタバレ有り感想。第2回パワハラ会議開催されるも、ほのぼのギャグ巻!?

    全巻感想、今回は第12巻ということですが、全23巻なのでまだ半分にも届いていません。長い!しかしですねー、今巻では一つのマイルストーンに辿り着きました。それは第100話に到達したことです。100話。これはなかなかのマイルストーンなのではないでしょうか。100ってやっぱりデカいですよね。それまでとは桁が変わるわけですから。次に桁が変わる時は1000ですからね。話数としてはひょっとしたら一番のマイルストーンかもしれません。そんな100話に到達した第12巻ですか、戦いと戦いの合間の小休止、といったところでした。 第2回パワハラ会議 様子のおかしい柱 ギャグ要素多め 第2回パワハラ会議 第12巻、先ず…

  • 「鬼滅の刃」第十一巻ネタバレ有り感想。鬼のドラマは感情のグレーゾーン!!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第11巻。遊郭編が遂に決着!ということで、一つのエピソードとしては、今回が現時点での最長エピソードでした。三巻ブチ抜きの長期エピソードということで、三話を費やしたウルトラマンタロウのバードン編を思い出してしまいます。まさかのゾフィの敗北でした…。これが原因で「ゾフィー最弱説」が定着してしまった曰く付きのエピソード。まぁ、それはいいんですけど。今巻はほとんどのページを戦闘シーンに割いていて、バトル漫画として本格的に覚醒した感があったように思います。ひとつひとつの絵も、それぞれにバトルとしての迫力、勢い、スピード感があって、初期のたどたどしさはすっかり影を潜めた感じです…

  • 「鬼滅の刃」第十一巻ネタバレ有り感想。鬼のドラマは感情のグレーゾーン!!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第11巻。遊郭編が遂に決着!ということで、一つのエピソードとしては、今回が現時点での最長エピソードでした。三巻ブチ抜きの長期エピソードということで、三話を費やしたウルトラマンタロウのバードン編を思い出してしまいます。まさかのゾフィの敗北でした…。これが原因で「ゾフィー最弱説」が定着してしまった曰く付きのエピソード。まぁ、それはいいんですけど。今巻はほとんどのページを戦闘シーンに割いていて、バトル漫画として本格的に覚醒した感があったように思います。ひとつひとつの絵も、それぞれにバトルとしての迫力、勢い、スピード感があって、初期のたどたどしさはすっかり影を潜めた感じです…

  • 「鬼滅の刃」第十巻ネタバレ有り感想。人気投票善逸第2位!!

    「鬼滅の刃」全巻感想というマラソン企画、今回は第10巻ということで、遂に二桁に乗りましたあ!いや、長かった。でも、全23巻ですので、まだ半分にも達しておりません。まだまだ先は長いです。というわけで、今回で遊郭編が終わるかなと思っていたんですけど、次巻に続くと相成りました。今までは、大体2巻で一つのエピソードが終わりだったので、ちょっと意外だったかもわかりません。そして、二桁巻数に到達した記念ということからか、ジャンプ長期人気連載漫画の証、キャラ人気投票もありました。 炭治郎、禰豆子、鬼まで覚醒! 煉獄親父も眼を覚ます 天元は理想の上司?! 鬼のセリフは現代という時代の象徴 人気投票善逸第2位!…

  • 「鬼滅の刃」第十巻ネタバレ有り感想。人気投票善逸第2位!!

    「鬼滅の刃」全巻感想というマラソン企画、今回は第10巻ということで、遂に二桁に乗りましたあ!いや、長かった。でも、全23巻ですので、まだ半分にも達しておりません。まだまだ先は長いです。というわけで、今回で遊郭編が終わるかなと思っていたんですけど、次巻に続くと相成りました。今までは、大体2巻で一つのエピソードが終わりだったので、ちょっと意外だったかもわかりません。そして、二桁巻数に到達した記念ということからか、ジャンプ長期人気連載漫画の証、キャラ人気投票もありました。 炭治郎、禰豆子、鬼まで覚醒! 煉獄親父も眼を覚ます 天元は理想の上司?! 鬼のセリフは現代という時代の象徴 人気投票善逸第2位!…

  • 「鬼滅の刃」第九巻ネタバレ有り感想。宇随天元はイケメンヤンキーな先輩!!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第9巻ということで、若干物議を醸した遊郭編であります。これもまたね、ネットで炎上したとかしないとか噂になりまして、どんなものかと楽しみにしていたのですが、なかなか面白かったと思います。やっぱりね、遊郭編ということで、煌びやかな雰囲気でしたね。そういった意味では非常に大正を描くという点でも舞台的にはマッチしていたのではないかと思います。炭治郎、善逸、伊之助に女装させるというファンサ的な演出も見せ、なんとなくギャグ要素もちりばめた、なかなかにして楽しい巻だったのではないかな、と思います。ただ、それにしても、ホントに炎上していたのでしょうか?なんか最近、「炎上してるぞ!」…

  • 「鬼滅の刃」第九巻ネタバレ有り感想。宇随天元はイケメンヤンキーな先輩!!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第9巻ということで、若干物議を醸した遊郭編であります。これもまたね、ネットで炎上したとかしないとか噂になりまして、どんなものかと楽しみにしていたのですが、なかなか面白かったと思います。やっぱりね、遊郭編ということで、煌びやかな雰囲気でしたね。そういった意味では非常に大正を描くという点でも舞台的にはマッチしていたのではないかと思います。炭治郎、善逸、伊之助に女装させるというファンサ的な演出も見せ、なんとなくギャグ要素もちりばめた、なかなかにして楽しい巻だったのではないかな、と思います。ただ、それにしても、ホントに炎上していたのでしょうか?なんか最近、「炎上してるぞ!」…

  • 「鬼滅の刃」第八巻ネタバレ有り感想。無限列車編は終わるが、煉獄杏寿郎スピリットは続く!!

    「鬼滅の刃」全巻感想も第8巻となったわけですが、この巻も非常に重要な巻ですね。それはもちろん、爆大ヒットを記録した映画の原作となる「無限列車編」が完結するからです。まぁ、色々とですねぇ、ツイッターとかで「そうなるんじゃないか」という情報が自然と入ってはきていたんですけども、それでも意外な展開でしたね。予定調和にはいかない、というか、容赦しないというか、あまりにも早い退場というか、ややもするとあっけないという印象になってしまうくらい、衝撃の展開が待っていましたのでした。 衝撃の展開 二つの思想 煉獄家は人格家(除父) 新たな謎が 柱はやっぱり様子がおかしい 衝撃の展開 読み進めて、いきなり下弦の…

  • 「鬼滅の刃」第八巻ネタバレ有り感想。無限列車編は終わるが、煉獄杏寿郎スピリットは続く!!

    「鬼滅の刃」全巻感想も第8巻となったわけですが、この巻も非常に重要な巻ですね。それはもちろん、爆大ヒットを記録した映画の原作となる「無限列車編」が完結するからです。まぁ、色々とですねぇ、ツイッターとかで「そうなるんじゃないか」という情報が自然と入ってはきていたんですけども、それでも意外な展開でしたね。予定調和にはいかない、というか、容赦しないというか、あまりにも早い退場というか、ややもするとあっけないという印象になってしまうくらい、衝撃の展開が待っていましたのでした。 衝撃の展開 二つの思想 煉獄家は人格家(除父) 新たな謎が 柱はやっぱり様子がおかしい 衝撃の展開 読み進めて、いきなり下弦の…

  • 「鬼滅の刃」第七巻ネタバレ有り感想。遂に煉獄杏寿郎、本格参戦!!

    「鬼滅の刃」全巻感想というマラソン企画、遂に第7巻まで来ましたよー。なぜ「遂に」かと言いますと、この第7巻、これが非常に重要な巻なんですよね。というのも、ご存知の人の方が多いと思いますけども、この7巻から、あの!爆売れした映画のエピソードでもある無限列車編に突入するわけです。…多分、無限列車編でいいと思います(^^;; 映画のエピソードで合ってるとも思うんだよな(←映画観てないからわかんない)。あとはですねー、表紙について一言言いたい。伊之助、ビジュアル系すぎだろ。 遂にあの男が本格参戦 大正お耽美鬼バトル 夢格差がひどい コイントスは恋んトス?! 遂にあの男が本格参戦 第6巻で既に登場自体は…

  • 「鬼滅の刃」第七巻ネタバレ有り感想。遂に煉獄杏寿郎、本格参戦!!

    「鬼滅の刃」全巻感想というマラソン企画、遂に第7巻まで来ましたよー。なぜ「遂に」かと言いますと、この第7巻、これが非常に重要な巻なんですよね。というのも、ご存知の人の方が多いと思いますけども、この7巻から、あの!爆売れした映画のエピソードでもある無限列車編に突入するわけです。…多分、無限列車編でいいと思います(^^;; 映画のエピソードで合ってるとも思うんだよな(←映画観てないからわかんない)。あとはですねー、表紙について一言言いたい。伊之助、ビジュアル系すぎだろ。 遂にあの男が本格参戦 大正お耽美鬼バトル 夢格差がひどい コイントスは恋んトス?! 遂にあの男が本格参戦 第6巻で既に登場自体は…

  • 「鬼滅の刃」第六巻ネタバレ有り感想。第六巻はほのぼの感!!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第6巻です。これまで5冊読んだのですが、全体的な流れで言うと、物語はここまで一気に駆け抜けた印象です。もちろん、途中で修行したり、疲れを癒したりはしていたのですが、特に炭治郎が鬼殺隊隊員となってからは、割と(カラスによって)連続して鬼を討伐しに行ってましたよね。それがこの第6巻になって、ようやく一旦小休止といった感じ。蝶屋敷に行ってからの印象が強いためか、全体的な印象としては、ほのぼの巻、といった感じでありました。と、同時に次の戦い前のワンクッションといった感じでもありました。 やっぱり善逸! 鬼殺隊柱は様子がおかしい 鬼舞辻は昭和のヤンキー 鬼殺隊は合議制で鬼舞辻…

  • 「鬼滅の刃」第六巻ネタバレ有り感想。第六巻はほのぼの感!!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第6巻です。これまで5冊読んだのですが、全体的な流れで言うと、物語はここまで一気に駆け抜けた印象です。もちろん、途中で修行したり、疲れを癒したりはしていたのですが、特に炭治郎が鬼殺隊隊員となってからは、割と(カラスによって)連続して鬼を討伐しに行ってましたよね。それがこの第6巻になって、ようやく一旦小休止といった感じ。蝶屋敷に行ってからの印象が強いためか、全体的な印象としては、ほのぼの巻、といった感じでありました。と、同時に次の戦い前のワンクッションといった感じでもありました。 やっぱり善逸! 鬼殺隊柱は様子がおかしい 鬼舞辻は昭和のヤンキー 鬼殺隊は合議制で鬼舞辻…

  • 「華氏451度」ネタバレ有り読書感想。異質なディストピア小説?!

    ディストピアを描いた作品が好きです。映画とか小説とか、漫画とかでもですね、結構観たり読んだりしてるんですけども。その中で、「華氏451度」という、名作との誉も高い小説があります。フランソワ・トリュフォーによって映画化もされ(その時のタイトルは「華氏451」)、おそらくは有川浩の「図書館戦争」にも多大なる影響を与えたと思われます。でもこの作品、ディストピア小説としては割と異質な小説なのではないか、と思います。 全体を説明しない 強力な管理がない 昇火士隊長が不可解 全体を説明しない この小説で行われている「出来事」に関しては、割とわかりやすくはあると思います。話の筋としては単純だし、人間関係も割…

  • 「鬼滅の刃」第五巻ネタバレ有り感想。炭治郎が鬼を語ったこれからが本当の始まり?!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第五巻!五巻まで来るとそこそこ読んだ感が出てくる一方、「まだ五巻」という感じもあります。まぁ全部で23巻もありますからね。マラソン企画、やはりまだまだ序盤といったところでしょうか。いや今回、更にいよいよ本域という感じになってきましたねぇ!前回は奇数巻が今一つで偶数巻が面白い、みたいなことを言ったんですけど、奇数巻の今回、一番ゴツンと来たかもしれません。ちなみに、鬼という言葉は元々「隠」だったそうで、意味合い的には、形のない恐怖や不安のようなもの、だったらしいです。それが、鎌倉時代以降、形が描かれるようになり、現在の形に至ったらしいです。更にちなみに、鬼門とは、北東の…

  • 「鬼滅の刃」第四巻ネタバレ有り感想。伊之助もキャラ立ってるが、この巻の主役はやっぱり善逸!

    「鬼滅の刃」全巻感想、今回は第四巻です! 全23巻なので、先はまだまだ長いです!というわけで四巻読んでみたんですけど、今回は面白かったです!ホント、「鬼滅の刃」は巻によって出入りが激しい。今のところ、偶数巻は面白くて、奇数巻はそれほどでもない、というパターン。次は五巻なので…。今回はですねー、一冊を通して、ほぼ善逸の巻という感じでした。なんというか、善逸の魅力爆発!という感じですかねー。個人的にはそう思います。いやー、善逸いいなー。もちろん、イノシシ男(こう書くと仮面ライダーの怪人みたいだな。コウモリ男とか)もね、キャラ立ちまくってて、良かったですねー。そんな感じで、四巻は新キャラの強烈な魅力…

  • 「鬼滅の刃」第三巻ネタバレ有り感想。善逸は眠りの小五郎?トミーとマツ?!

    「鬼滅の刃」全23巻を一巻ずつ感想を言っていくというマラソン企画、今回は第三弾、つまり第三巻についての感想を述べようと思います!ということなんですけどねー…、三巻は、ぶっちゃけた話、ちょっと停滞気味かな(^^;;ま、前回、第二巻の感想で、急に面白くなってきた、と言ったばかりなんですけどね。「鬼滅の刃」は巻によって出入りが激しい感じですね。変化といえば、様子のおかしい(笑)新キャラは出てきたんですけどね。しかし、特にこれといった展開は見られず(まぁ、新キャラが出てきたこと自体が大きな展開とも言えるけど)、ま、ちょっとですね、一旦小休止というか、中だるみというか。まぁ、そんな風に感じてしまいました…

  • 「鬼滅の刃」第二巻ネタバレ有り感想。ズバット的展開かと思いきや、いきなりのマイケル登場?!

    「鬼滅の刃」全巻感想というマラソン企画、全23巻なので、まだまだ道のりは長いです。今回はその第二弾ということですが、これが! 面白くなってきた!いや前回の第一巻の時にですね、「売れてなかったら次買ってない」ということを言ったのですが、いやいきなり! 第二巻でドカーンと面白くなってきたのでびっくりしました。ここからが本域といったところでしょうか。しかも……、俺好みの作風になってきた(主に絵)。やっぱ、大正時代、いいッスね! 丁寧な作り キャラ濃厚の登場人物 マイケル? 異形を連れる主人公 創意工夫のあるバトル 大正浪漫は浅草から 丁寧な作り 第一巻ではですね、割と雑な作りだな、って正直思ったんで…

  • 「鬼滅の刃」第一巻ネタバレ有り感想。大ヒットの裏には吾峠呼世晴の心意気があると見た!

    「鬼滅の刃」をですねー、買ってきましたよ!ここまで売れるとね、そりゃ気になるってもんで。アニメも気になるけど、やはりその元となった原作本を読みたい。やはりオリジナルを知りたいですからね。それで、まぁせっかくだから、この機会に最近流行りの電子書籍の漫画を買うことにしました。今回僕はebookjapanで買ったんですけど、クーポンとかでかなりお安く手に入れることができました。そして、せっかくなので、一巻ずつ、全巻感想を言ってしまおうというマラソン企画を立ち上げることにしました。 絵ェ下手。しかし…! 色々とあっさり 気になる点 ハッとするシーンも 売れる理由は作者の心意気! 人が食われる話は高確率…

  • 「鬼滅の刃」第一巻ネタバレ有り感想。大ヒットの裏には吾峠呼世晴の心意気があると見た!

    「鬼滅の刃」をですねー、買ってきましたよ!ここまで売れるとね、そりゃ気になるってもんで。アニメも気になるけど、やはりその元となった原作本を読みたい。やはりオリジナルを知りたいですからね。それで、まぁせっかくだから、この機会に最近流行りの電子書籍の漫画を買うことにしました。今回僕はebookjapanで買ったんですけど、クーポンとかでかなりお安く手に入れることができました。そして、せっかくなので、一巻ずつ、全巻感想を言ってしまおうというマラソン企画を立ち上げることにしました。 絵ェ下手。しかし…! 色々とあっさり 気になる点 ハッとするシーンも 売れる理由は作者の心意気! 人が食われる話は高確率…

  • 「PSYCHO-PASS Sinners of the System Case.1 罪と罰」ネタバレ有り感想。俺は宜野座大好き、霜月大嫌い!

    霜月が主役ということで、観ようかどうしようか悩んだのですが(霜月が大嫌いなため)、やはりPsycho-Passということで観に行くことにしたのが「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰」です。観てみたら、めちゃくちゃ面白かった! さすがはPsycho-Passですね。脚本、作画、演出など、作品自体の質も非常に高かったし、モノレールが走る更生施設の描写など、近未来的な映像は今回もカッコ良かったです。 未来の日本の縮図 宜野座かっけぇ! 霜月いらねぇ! 未来の日本の縮図 今までのPsycho-Passは「現代日本の縮図」っていう側面が強…

  • 「墨攻」(酒見賢一)ネタバレ有り読書感想。ハリウッド的王道エンタメだが考えさせられもする!

    酒見賢一は「後宮小説」「周公旦」、そして「墨攻」と三作読んだのですが、どれもめちゃくちゃ面白いです。今のところ酒見賢一にハズレなし!そして今回ご紹介するのが「墨攻」なんですけど、これまた歴史上の出来事なのかフィクションなのか、曖昧模糊としております。それ故、何かこう、真に迫って来るような、リアルに感じることができます。しかし、解説を読んだら、どうやらほとんどが作者によるフィクションだったようなんです。酒見賢一の特徴として、時折史実や歴史学の研究みたいなのを巧みに挿入してくるので、虚実がわかりにくいんですよね。そしてその混ぜ方がうまい!だから、この物語の主人公・革離も実在の人物かと思っていました…

  • 「夜は短し歩けよ乙女」ネタバレ有り読書感想。幻想的だけど、極めてリアルな恋愛小説!

    その当時、「夜は短し歩けよ乙女」が映画化されるということで、急っそいで読んだのがこの小説です。元々、気になっていて、読みたいとは思っていたのですが、ずっと後回しにしてしまっていて、ようやく重い腰を上げたという形になってしまいました。やはり、代表作ってもう定番化してて、その意味で、なんというか安心感のようなものもあって、「また今度でいっか」となってしまいがちです。で、ようやく読んだのですが、もう、期待通りですね。やっぱり面白い!ちなみに、この話は全四章で、春夏秋冬の季節ごとの物語となっています。映画ではそれを一夜の出来事として描かれていましたが、こちらはじっくりとその季節を描いています。 男女双…

  • 「エクス・マキナ」ネタバレ有り感想。帝国側の将軍は反乱軍のエースパイロットの部下!?

    「アバウト・タイム」という映画が好きなんですけども、主役を演じたドーナル・グリーソンがすごく良くてですね。以来、非常に好きな俳優なんですけど、その彼がまた主役をやるということで、観に行ったのが「エクス・マキナ」です。士郎正宗原作のSFアニメ「EX MACHINA」という同タイトルの映画もありました。その点でも、気になる映画でしたね。ちなみにエクス・マキナというのはラテン語で「機械仕掛けの」を意味するそうです。タイトルからして非常にSF的な香りがしますね。そうなんです、この映画は、そのものズバリ、ロボットの映画なんですけども、そのロボットと人間の恋愛を基本的には描いています。ロボット、というかA…

  • 「ナイン・ストーリーズ」(J・D・サリンジャー)ネタバレ有り読書感想。漫画「バナナフィッシュ」に影響を与えたであろう珠玉の名作集!

    以前、あれはいつだったか、高校生の時だったか、ちょっと忘れてしまいましたけどね、「ライ麦畑でつかまえて」を読んでみたんですよ。その時思春期だったし。思春期の人が読むにはお勧めだろうって色んなところで言われてたので。で、まぁ、読んでみたんですけどね、これが風呂上がり…あぁ失礼…サッパリわからなくてですねー。で、それから何年か経って、何年くらいですかねぇ、十数年じゃ足りないかもですね、数十年かもしれないですね、それくらい経って、どういう経緯かは忘れましたが、同じJ・D・サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」の文庫本を本屋さんで手に取りまして。そしたら、これが面白い!一遍30ページくらいの、短編とし…

  • 「名探偵コナン ゼロの執行人」ネタバレ有り感想。福山雅治は「あかあむ」を知った!

    最近、ようやっと鬼滅旋風が一段落といったところですが、いや凄まじかったですね。年始の「スポーツ王は俺だ!」の「リアル野球BAN」でも日ハムの杉谷が鬼滅バット持って打席に立ったりして、もうすっかり日本全国が鬼滅に飲み込まれた感じ。そして公開当初は、煉獄さんを100億の男にするとかなんとかで、劇場に何度も通うオタクも多かったと思いますが(まぁ、そんな何度も通ったからどうこうとかいうレベルの話じゃなかったですけどね。300億ですよ)、そこで思い出したのがこの映画です。「名探偵コナン ゼロの執行人」。いわゆる「ゼロシコ」ってやつです。この時も「安室の女」たちが、「安室さんを100億の男に!」と言って、…

  • 「海を駆ける」ネタバレ有り感想。不可思議映画だけど仲野大賀スゲエ!

    「ほとりの朔子」「淵に立つ」が良かったので、すっかり好きな監督になったのが、深田晃司です。で、その最新作が公開されるってんで、その当時、当然のごとく観に行ったのが「海を駆ける」です。ま、でもですね、なかなかにして不可思議な映画でしたね。またまた謎映画の森に迷い込んだのでありました。 映像美 謎映画 大賀スゲエ! 映像美 先ず、すごく綺麗な映画でしたねぇ。画面の切り方とかがすごく計算されている印象を持ちました。そしてとてもスタイリッシュ。家の感じとか家具とか、南国インドネシアのお洒落な部分を切り取った、という感じでしょうか。絵としての映画というか。これもまた、劇場に足を運ぶ醍醐味ですよね。展覧会…

  • 「カンガルー日和」ネタバレ有り読書感想。村上春樹のエキス絵本?!

    基本的に僕は短編小説が好きです。やっぱり読むのが遅いってのが大きいと思いますw 読むのが遅いと、いつまでも話が終わんない。だけど、短い話だと割とすぐに読み終わる(それでも遅いけど)。もちろん、本一冊となると時間はかかっちゃうんですけど、それでも、短い方がキリをつけるのに便利だったりします。村上春樹も好きでたまに読むんですけど、やっぱり長編よりも短編の方が肌に合う感じです。特に村上春樹の場合はそれが顕著ですね。村上春樹の短編は長編に比べてスキッとまとまっていて読みやすいと思うし、切れ味も鋭い気がします。人気がある故に酷評も多くて、割と最近出された「女のいない男たち」も結構批判されているのを見たこ…

  • 映画「夜は短し歩けよ乙女」ネタバレ有り感想。黒髪の乙女は光を与える!

    森見登美彦が大好きなのですが、そもそもは深夜アニメの「四畳半神話大系」を観たのがきっかけでした。それがホント素晴らしいアニメで、あまりに素晴らしすぎて「原作も読みたい」となって、「四畳半王国見聞録」を買ったのが始まりでした。……。ええ、「四畳半神話大系」じゃないんですよw でもこれ面白かったあー。というわけでですね、その森見登美彦の代表作と言っても過言ではない(代表作多すぎてわからない)のが「夜は短し歩けよ乙女」だと思うんですね。その劇場版アニメがやるって話を聞いた時は、それはもう観に行かなくてはいけない、と思いましたよ。で、実際観に行って、面白かったんですけど、残念なのは特典の小説ですね。こ…

  • 「コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道」ネタバレ有り感想。ルーシュとスザクは真逆!

    どうもね、コードギアスの続編が作られるそうで。まぁ、賛否両論あると思いますけど、ファンとしてはやっぱり嬉しいです。「復活のルルーシュ」も、これまた賛否あるけど、面白かったですからね。そもそも、続編を作るための復活だったらしいですね。今一度、ルルーシュに決着をつけさせるというか。それはルルーシュのため、というのもあったとは思いますが、作り手のため、という意味合いも強かったとか、何かで読んだ気がします。そんなわけでですね、一連のコードギアス続編の流れの最初にあるのは、TVシリーズではなく、映画「コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道」なのだそうです。僕はテレビの第一シリーズは観てなくて(←それで…

  • 「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」ネタバレ有り感想。色々とカッコいい、等身大ヒーロー!

    脚本家の中島かずきが大好きです。基本的には劇団☆新感線の座付作家だと思うのですが、アニメの脚本も多数書いてます。「天元突破グレンラガン」「キルラキル」「プロメア」などなど。どれもホント大好きです。で、ツイッターもフォローしてるのですが、そのツイッターで中島かずきが絶賛お勧めしてたのが「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」。鋼鉄ジーグ!それだけでも食いつくのに、しかもイタリア映画だといいます。イタリアと言えば言わずと知れたお洒落総番長国家。そのイタリアと鋼鉄ジーグという、異種格闘技戦のようなタッグに思わず胸が熱くなったのですが、実はお洒落国家イタリアでは鋼鉄ジーグが大人気だったんだそうです。最近、巷のマ…

  • 「ナイスガイズ!」ネタバレ有り感想。続編を望みたいほどキャストで勝ったも同然!

    色々と観たい映画が他にあったんですけど、色々と理由があってその日観れなくて、割と仕方がなく観たのが「ナイスガイズ!」でした。「割と仕方がなく」とはいえ、映画.comで調べた全体的なあらすじはモロ俺好みではありました。しかし、当時さほど話題になっていなかったので、さほど期待していなかったんですけど、すごく面白かったです!いやー、これめっちゃ面白かったわぁ。 ライアン・ゴズリングの一人ドリフターズ 古き良き70年代ディテクティブ 身の丈にあった犯罪のスケール感 ライアン・ゴズリングの一人ドリフターズ 基本的に主役はスチャラカダメ探偵のライアン・ゴズリングとコワモテケンカ強いラッセル・クロウの凸凹コ…

  • 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」ネタバレ有り感想。映画のために作られたハリウッド娯楽怪獣映画!

    「ハリー・ポッター」シリーズが昔好きだったんですけどね。本も読んでて、あの分厚い本をバッグに入れて、電車の中とかで読んでましたよ。でも、途中、ちょっと、あまりにも、腑に落ちなかったので、読むの止めてしまいましたが(^^;;あれは確か、五巻ですかねぇ。ちょっとなぁ、と割と許せないシーンがあってですねぇ。まぁ、イギリス人特有の底意地の悪さが炸裂しまして。ちょっともう、ついていけない、と。それまでも、ちょいちょいそういったところが散見されてはいましたが、許容範囲だったし、それ以上に面白かったですからね。逆に言うと、それだけ感情移入させるわけですから、やはり力のある物語だったのだなぁ、と思うわけですけ…

  • 「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」ネタバレ有り感想。ポール出演という歴史的映画!

    「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」を観たのは、ポール・マッカートニーが出るという理由だけです。それまでは全然興味なかったんですよね、パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ。もう、ポールだけ観ればいいから、と。あとはやっぱりジョニデ。これはやっぱり観たいです。もう一つの理由としては、当時、年パス貴族だったワタクシはディズニーリゾートに入り浸っておりまして、そのシーのイベントがパイレーツ・オブ・カリビアンだったんですね。じゃあ、せっかくだから観ようか、というのもありました。そんな感じで、あとは別に、映画自体には特に興味はない。面白かったー。いや、めちゃくちゃ面白かった。やっぱり人気シリーズ…

  • 「メアリと魔女の花」ネタバレ有り感想。元ジブリ作、子供のためのアニメ!

    以前、何の映画を観た時かは忘れてしまったのですが、すごい長い予告編を観まして。5分くらいありまして(^^;;これ、内容ほとんど言っちゃったんじゃない? ってくらい、楽しめるものでした(笑)その予告編ってのが「メアリと魔女の花」だったんですけど。まぁ、ぶっちゃけ、この予告編でもう大体わかったろ、と思いはしたんですけど、そこはそれ、ジブリ大好きですから(この作品、ジブリじゃないけど)、観に行きましたよ。そしたらですねー、話の内容のほとんどをわかった気でいた「メアリと魔女の花」だったんですが、予告編ともまた違っていて、なかなか良かったです(正直5分の予告編の方が面白そうではありましたが)。 元ジブリ…

  • 「メアリと魔法の花」ネタバレ有り感想。元ジブリ作、子供のためのアニメ!

    以前、何の映画を観た時かは忘れてしまったのですが、すごい予告編を観まして。5分くらいありまして(^^;;これ、内容ほとんど言っちゃったんじゃない? ってくらい、楽しめるものでした(笑)その予告編ってのが「メアリと魔法の花」だったんですけど。まぁ、ぶっちゃけ、この予告編でもう大体わかったろ、と思いはしたんですけど、そこはそれ、ジブリ大好きですから(違うけど)、観に行きましたよ。そしたらですねー、話の内容のほとんどをわかった気でいた「メアリと魔法の花」だったんですが、予告編ともまた違っていて、なかなか良かったです(正直5分の予告編の方が面白そうではありましたが)。 元ジブリ…というかほとんどジブリ…

  • 「キングコング:髑髏島の巨神」ネタバレ有り感想。キャストはなかなかだけど美味しくない?!

    今年、ハリウッド版「ゴジラvsコング」が公開されるとかしないとか。一応予定ではあるのかな?というわけで、その布石となる映画「キングコング:髑髏島の巨神」なんですけど、ハリウッドとしては珍しい怪獣映画だったし(ハリウッドが作るモンスター映画は大抵、ホラーかクリーチャー映画で、『怪獣映画』ではない)、キングコングということで、もちろん観に行きましたよ。モンスターバースシリーズの第二弾。世界線はあの大傑作怪獣映画、ギャレス・エドワーズ版「GODZILLA ゴジラ」と同一のものとなっております。僕は映画観る前は前情報を極力入れないで観るので、そのこと全然知らなくて、モナークとか出てきた時、「え?!」と…

  • 「雨天炎天-ギリシャ・トルコ辺境紀行-」ネタバレ有り読書感想。村上春樹はギリシャは大好き、トルコは大嫌い!

    「雨天炎天-ギリシャ・トルコ辺境紀行-」という村上春樹のエッセイがあります。ギリシャとトルコの旅を綴った旅行記です。しかし、どちらも一般的なイメージ、青い海だったり、煌めく陽光だったりのギリシャやトルコではなく、ドワイルドな、水曜ロードーショーか水曜どうでしょうかといった類の激しい旅の記録となっております。「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」と同様、所々に写真が挿入されていますが、あちらは、ある意味とても可愛らしい旅行記、或いは「可愛らしい本」となっておりますが、こちらは相当タフでワイルドな本となっております。どちらも随分前に刊行された本ですが、どちらもとても面白いです。 ギリシャ編:…

  • 「ひるね姫~知らないワタシの物語~」ネタバレ有り感想。食べるの下手だけど、漫画映画と写実アニメが同居。

    以前ノイタミナで放送していた「東のエデン」が大好きで、それ以来、神山健治にも注目するようになりました。で、その神山健治の監督作ということで、「ひるね姫~知らないワタシの物語~」を観ました。モロ俺好みの作品でしたねぇ。やはり神山健治の作風は肌に合うというか。基本、テーマ的にはそこまで大きくはないと思います。ただ、そうは言いつつも、「東のエデン」から脈々と続く、団塊の世代に対する憤り、ひいては日本の社会システムに対する憤りみたいなものは作品の根底にある感じ。ちなみに、団塊の世代、日本の社会システムについては、個人的にはよくわかりません。 一粒で二つ美味しい 食事シーンは残念 全体的にはやっぱり良か…

  • 酒見賢一「周公旦」ネタバレ有り読書感想。人の上に立つ人の資質

    酒見賢一の「周公旦」を読んだのですが、非常に面白かったです。周公旦とは、「孔子が夢にまで見た」というほどの中国きっての聖人らしいです。周という国の、まぁ、言ってみれば、王の代わりに国を治めた人、といったところでしょうか。あの、正直、僕全然詳しくないんですけど(笑)まぁ、この小説の中ではそんな感じの人だったと思います。ただ、小説と言っても、かなり史実を踏襲した作りにはなってると思います。解説に書いてあったのですが、酒見賢一の作劇方は、丹念な史実の積み重ねと共に、幻想的なファンタジーを巧みに混ぜることにある、らしいです。だからまぁ、かなり史実に則った作品ではあるんですね。ちなみに、この作劇法はは坪…

  • ジム・ジャームッシュ監督作「パターソン」ネタバレ有り感想。双子の意味はなんだろう?

    ジム・ジャームッシュ監督作ということで、「パターソン」を観ました。主演のパターソンを演じるのはスター・ウォーズの最終シリーズでカイロ・レンを演じたアダム・ドライバー。そして、その相手役である妻・ローラを演じるのは「バハールの涙」で主人公・バハールを演じたゴルシフテ・ファラハニ。それぞれ、全然違う作風に出演した二人が、全然違う人柄を、しかも夫婦を演じていますので、その、何と言うか、ギャップ感(?)を楽しむのも妙味かと。半沢直樹を観た後、「鍵泥棒のメソッド」の堺雅人と香川照之を観ると五倍笑えるというのに似ています。いや、少し違いますか。あぁ、全然違いましたね。 たいせつなたいくつ 詩 双子? たい…

  • 「飛ぶ教室」ネタバレ有り読書感想。男汁満載の少年文学!!

    そろそろクリスマスですね。僕はクリスマスファシズムに対しては敢然と異を唱える高邁の士であることを自認する者です。しかし、今回はそのクリスマスの時期を舞台とした児童文学の名著「飛ぶ教室」の感想を書きたいと思います。この作品の子供たちはクリスマス休暇を心待ちにしていますが、それはおそらく、家族でクリスマスを楽しめるからでしょう。最近は随分勢いがなくなったとは申しましても、まだまだ日本にはクリスマスファシズムが根強い。それに比べて、欧米の、しかもこの時代のクリスマスは実に健全です。まぁ、本場だから当然とも言えますが。かように日本のクリスマスは歪んでいるのであります。ちなみに「飛ぶ教室」とは主人公たち…

  • 「明治開化 安吾捕物帖」ネタバレ有り読書感想。アニメやドラマになった原作本は人間洞察小説?!

    以前、「UN-GO」というアニメがノイタミナ枠で放送されていて大好きだったんですけども、その原作となったのが、なんとあの文豪、教科書にも載っていた坂口安吾の作品「明治開化 安吾捕物帳」でした。アニメの方はちょっと捻って近未来の日本を舞台に、原作小説をカリカチュアして再構築したような、凝った内容、野心的な作品となっておりました。当然、アニメの大ファンだったワタクシは「原作も読みたい!」と思い、買った次第であります。ちなみに最近、NHKでドラマ化されましたね。主演の結城新十郎を演じるのは種市先輩こと仮面ライダーフォーゼこと福士蒼汰!イメージ通り!ちなみにアニメでは勝地涼が新十郎の声を当てていました…

  • 「スリー・ビルボード」ネタバレ有り感想。犯人わかんないけど俺が感じてたことは正しかった?!

    今回感想書こうと思う映画は「スリー・ビルボード」なんですけども、これもまたなんかちょっとよくわかんない話だったですねー(^^;;アカデミー賞を獲った話題作(主演女優賞、助演男優賞受賞)ということで観に行ったんですけどね。やっぱり、事件の真相や犯人が最後までわからない話はなんとなくフワッとした印象は否めないです。 筋がわからず、人物に注目 人が人を許すのを見ると、なぜだかほっとする 弱さをあぶり出す わからなすぎたので調べてみた www.youtube.com 筋がわからず、人物に注目 全体の雰囲気はサスペンス…というわけでもなく、片田舎の町が一つの事件をきっかけに右往左往しつつも、どこか普段と…

  • 「マンチェスタ・バイ・ザ・シー」ネタバレ有り感想。男は繊細、女は図太い。

    「マンチェスタ・バイ・ザ・シー」を観たんですけれどもね。良かったとは思うんです。良かったとは思うんですけれども、ちょいと俺には難しかったやもしれません。でも、感想書いちゃいます。ちなみに本作品はアカデミー賞で、主演男優賞と脚本賞を受賞しています。そしてプロデューサーはマット・デイモン! 元々はマット・デイモンが監督兼主演を務める予定だったらしいのですが、スケジュールの都合で断念。そんな経緯があって、マット・デイモンの旧友であるケイシー・アフレックが代役主演を務めたのですが、結果見事オスカー受賞! 急遽登板したピッチャーがノーヒットノーランやったような感じ? 違う感じ? ちょっと俺には難しかった…

  • 「エーミールと探偵たち」ネタバレ有り読書感想文。キャラ濃厚な地に足のついた児童文学。

    「エーミールと探偵たち」という、子供たちだけで犯罪者を追跡して捕まえる、というドイツの児童小説があるんですけど。過去何回か映画化もされた名作です。実は、この本の作者と「デミアン」の作者は同じだと思っていたんです。そしたら全然違ってましたねーw(いやー、恥ずかしい)「デミアン」はヘルマン・ヘッセで、こちらはエーリッヒ・ケストナーでした。内省的な「デミアン」とは打って変わって、この「エーミールと探偵たち」は明るく楽しい小説です。児童文学だから当たり前と言えばそうなんですけど、それにしても楽しい小説です。僕が買った岩波少年文庫では、可愛らしい挿絵もついています。 真逆のエーミール 楽しい作品 魅力的…

  • 「ムーンライト」ネタバレ有り感想。アカデミー賞作品賞受賞の純愛映画!

    「ムーンライト」という映画を観まして。確か、いとうせいこうかな? 激賞しておりまして(違ったらごめんなさい。調べるのはめんどくさいので、しません)。僕は割と「この人スゲエな」って人にあからさまに影響を受ける派ですので、行ってきたんです。それにアカデミー賞も獲ってますし。やっぱ、なんだかんだでアカデミー賞、特に作品賞を受賞するような映画って、控えめに言ってもハズレはない印象。ちなみに製作総指揮はブラッド・ピット。 冒頭の視点は? 誰しもの心の問題? 歳取ると弱くなる? 麻薬の売人のおっさんは父親になりたかったのか? 響く一言 www.youtube.com 冒頭の視点は? 冒頭、先ずはカメラアン…

  • 「回転木馬のデッド・ヒート」ネタバレ有り読書感想。エッセイと短編が混ざったようでちょっと違う感じ?!

    村上春樹のエッセイが好きです。また、村上春樹の短編も好きです。元々短編小説自体が好きなんですけど、村上春樹のものは特に小気味が良いというか、切れ味があるというか、読んていてサイズ感が丁度いいんですね。それは長さ的なものもそうなんですけど、作品自体のスケール感といいますか、あまり大上段に構えていない感じが、読んでてしっくりくるというか。その、僕の好きな村上春樹のエッセイと短編が混ざったような作品が、「回転木馬のデッド・ヒート」だと思うのです。今回は各話ごとの感想を書いてみたいと思います。 前書き 「レーダーホーゼン」 「タクシーに乗った男」 「プールサイド」 「今は亡き王女のための」 「嘔吐19…

  • 「デミアン」ネタバレ有り読書感想。中二的少年成長譚は世界の変革を目指す!

    ヘルマン・ヘッセの「デミアン」という本を読んだんですけども、なかなか面白かったですね。本を開いていきなり副題が「エーミール・シンクレールの青春の物語」とあって驚いてしまいました。なぜ驚いたかというと、「エーミールと探偵たち」という、僕が大好きな児童文学がありまして、その主人公と同じ人物だと思ったからです。おー! あの男の子の成長物語かぁ、なんつって。まぁ、全然違ったんですけどねw そもそも作者違うしwエーミールって名前、ドイツでは多いのかな?ちなみにこの話、多分欧米の小説にはよくあることかと思うんですけど、修辞が巧みすぎて、何が言いたいのか却ってよく解りづらくなっておりますwそれもあって、全体…

  • 「いぬやしき」ネタバレ有り感想。シリアス演技のノリさん最高!

    以前、ノイタミナ枠で「いぬやしき」というアニメが放送されてたんですけども。冴えない老人(と言っても定年退職前)が正義のヒーローで、イケメン高校生が悪役というエキセントリックな内容のSFアニメなのですが、これがまためちゃくちゃ面白かったんです。で、その本放送中に実写映画化のCMが流れまして。それだけでも、ファンとしては嬉しいのですが(まぁ、残念実写版が大量生産されている現状があるとはいえ、実写化=人気あるということなので)、それだけに留まらず、なんとなんと、主役が木梨憲武というではありませんか!これは本当にびっくり&嬉しい! まさにフェスティバル&カーニバルです! とんねるず世代 ノリさん最高!…

  • 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」ネタバレ有り読書感想。人と似ているものを壊すと人間性が失われるか?

    劇場で映画を観たり、岡田斗司夫チャンネルの解説を観たりして、改めてまた読みたくなったのが、サイバーパンク映画の金字塔「ブレードランナー」の原作小説である「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」です。そこそこ前に読んだので、やはり結構忘れてましたね(^^;;一度読んだり観たりしたはずの映画、漫画、小説などが、時を経るとほぼその内容を忘れてしまうのはなぜでしょう? サイバーパンク描写はちょっとわかりにくい 二つの視点から物語が語られる 変わっていくデッカード 「人間らしい」って何だ? 展開は面白いけど… 人と似ているものを壊すと人間性が失われるか? ↑こちらは映画公開記念特別装丁 サイバーパンク描写…

  • 「太陽の塔」ネタバレ有り読書感想。ひねくれきった恋愛小説。

    森見登美彦がすごく好きです。最初はテレビアニメの「四畳半神話大系」を観たのがきっかけだったと思うんですけど、それ観てすごく面白くて、原作小説も読んでみたい!と思ったのがきっかけで、これまで結構読んでいます。で、この「太陽の塔」で森見登美彦は日本ファンタジーノベル大賞を受賞して、デビューへと至るわけです。しかし、このデビュー作で、後の森見登美彦のほとんどの作品の要素が詰まっているように思えます。「あぁ、ここが源流なんだぁ」と、わかりやすいくらい原点です。 文章が巧み モラトリアムは理想郷 虚実入り乱れるファンタジー ただ一つ難点 クリスマスを台無しにしてやる ラストが粋すぎる! 文章が巧み もう…

  • 「ROMA/ローマ」ネタバレ有り感想。俺わっかんねぇなぁ、この映画。

    「ROMA/ローマ」という映画を観たんですけどね。舞台はメキシコなんですけど、なのに何故「ROMA」なのだろうか?と思ったら、メキシコシティのローマ地区ということらしいです。「ローマの休日」のローマ、中田英寿が一頃所属して優勝したローマではないそうです。アルフォンソ・キュアロン監督が生まれ育った町らしく、半自伝的映画ということらしいです。なんでも、ヴェネツィアで金獅子賞を獲り、ゴールデングローブ賞でも外国語映画賞と監督賞を受賞し、オスカーでも外国語映画賞、監督賞、撮影賞の栄誉に輝いた名作中の名作との誉も高い作品です。なんですが、正直よくわからなかったですw 愛があるようで愛がない うんこちんち…

  • 「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」ネタバレ有り読書感想。本としてかわいい。

    村上春樹のエッセイ「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」という文庫本があるのですが、村上春樹の本の中では一番好きな本ですね。前回感想を書いた「やがて哀しき外国語」はアメリカでの生活を綴ったエッセイで、それも良かったのですが、こちらは旅行記。共通しているのは、普段行けないところを知ることができることです。ちょっと行った気分にもなれるのが好きです。 とてもかわいらしい本 パブのおじさんへの愛情 とてもかわいらしい本 冒頭でも言ったように、村上春樹の本は好きで、結構読んでるんですけど、これ一番好きかもしれませんね。村上春樹と言えば、「ノルウェイの森」とか(初めて読んだ村上春樹本なんですけど、こ…

  • 「もし僕らのことばがウィスキーであったらなら」ネタバレ有り読書感想。本としてかわいい。

    村上春樹のエッセイ「もし僕らのことばがウィスキーであったらなら」という文庫本があるのですが、村上春樹の本の中では一番好きな本ですね。前回感想を書いた「やがて哀しき外国語」はアメリカでの生活を綴ったエッセイで、それも良かったのですが、こちらは旅行記。共通しているのは、普段行けないところを知ることができることです。ちょっと行った気分にもなれるのが好きです。 とてもかわいらしい本 パブのおじさんへの愛情 とてもかわいらしい本 冒頭でも言ったように、村上春樹の本は好きで、結構読んでるんですけど、これ一番好きかもしれませんね。村上春樹と言えば、「ノルウェイの森」とか(初めて読んだ村上春樹本なんですけど、…

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