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2018/10/08

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  • 【ネタバレ】映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』感想|ファン歓喜のお祭り映画

    これは"""ガチ"""の"""マジ"""で凄いことしてる映画。【ネタバレ注意】です。 本当にこれまでスパイディーの映画を見てきてよかったと思えた映画。初日に満員のIMAXで見たんですけど、そうした「物好き」が集まったことで劇場内がサプライズにどよめき、ファンサービスに笑うという一体感が生まれてたのがまたオツでした。 【ネタバレ】レビューとして最初にこれに触れないのは嘘だろと思うのでもう書きますが、、 アンドリュー・ガーフィールド=スパイダーマンもトビー・マグワイヤ=スパイダーマンも出てきたのが!!!もう!!!!最高すぎた!!!!! これはスパイダーマン映画の歴史を少しでも知っている人からすると…

  • 映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版: 』感想(ネタバレ)|シンジ、庵野監督、そして誰の心にもある成長の物語

    ネタバレです。公開日にアップすることでこのお祭りに参加した証を残しておくべく。 最高すぎました。『Q』で混乱に陥れたのに、こんなに綺麗に終わることできる?くらいの清々しい終わり方。庵野監督は旧作のやり直し、そしてブラッシュアップがしたかったのだと分かりました。 映画が終わったあと、場内から自然と拍手が巻き起こりました。「おめでとう」の祝福と「ありがとう」の感謝、そして「お疲れ様」の労いですね。 個人的に、相田ケンスケのイケオジな成長ぶりがカッコよかった。トウジも優しくて最高。 最初はショックで腑抜けていたシンジくんも、それを乗り越え「成長」する物語になっていた。父親への理解、母親への感謝、レイ…

  • 映画『すばらしき世界』試写会感想|西川美和監督の新たな境地(極力ネタバレなし)

    試写会にて。結論から言うと、めちゃくちゃ良かったです。 ほんとはネタバレして書きたいところですが、試写会に行って一足先に観た自分としては少しでもこの映画を広めないといけない、、!という使命感があるので、できるだけネタバレせずに書きます。 本作はまず、笑って泣ける映画でした。ユーモアあり、涙あり。まさか西川作品で泣くことになるとは思わなかったから、新鮮に思えました。これまでの西川作品でも心に迫る描写はあったけれど、それはむしろ世界観に浸るようなしみじみとした感触が湧く程度だったように思います。しかし、本作では役所広司さん演じる元極道の男・三上(みかみ)の実直な生き方と、それを支える周囲との関係に…

  • 映画『ジョゼと虎と魚たち』感想|前向きになれるボーイミーツガール

    アニメのジョゼ虎、かなり良かったです!僕としては好きな映画でした。 夢を追いかける大学生・恒夫と、外の世界を知らず自らの空想の世界で生きてきた車椅子の女の子・ジョゼが出会うボーイミーツガール。田辺聖子さんの短編小説が原作で、2003年には実写映画化されています。 この映画、何よりヒロインのジョゼが可愛いです。健気なうえに、恒夫と出会い立派に成長する姿が描かれており、好きにならない人はいないのではないでしょうか。いわゆる男性ウケ、もそうなのですが、脚本の桑村さや香さんは女性も友達になりたいような、そんなヒロイン像を目指したそうです。こびすぎることなく、地に足の着いた感じが良かったように思います。…

  • 映画『約束のネバーランド』感想|意外と良かった!原作ファンでも楽しめる約ネバ

    期待値低めで行ったからか、結構楽しめました。 アニメ2期が放送中の、人気漫画の実写化です。内容としてはアニメ1期分プラスアルファ、という感じです。界隈からは配役より年齢が下のキャラクターを演じられるのか?監督が平川雄一朗さんだけど大丈夫?と公開前から不安の声が上がっており、かくいう自分も原作ファンなので若干の不安はありました。しかし実際見てみると、「これはこれで良いじゃないか!」と思えたのです。 映画の設定として、原作の出荷の年齢からは引き上がっている(原作では12才だが本編では16才)けど、ほぼ違和感なかったですね。説得力のあるプロットのためには仕方ないと思います。主役の同級生3人を演じた、…

  • 映画『TENET テネット』ネタバレ解説・感想|SFの中にエモエモな友情

    クッソ...クリストファー・ノーランのやつ、また俺を虜にしやがって!!(歓喜の涙) ということで、僕が一番好きな監督、クリストファー・ノーランの最新作『TENET テネット』なる、バケモノスパイSFアクション映画を観てきました。 キャスト俳優陣 エントロピーの逆転が紡ぐ時間逆行劇 逆行へといざなう回転ドア アルゴリズムって何なん? SFの中に詰まるヒューマンドラマが良いのよ IMAXで見るべき映像と音響 まとめ artichoke.hatenablog.com 多くの大作映画が公開先送りになる中、大赤字覚悟で公開に踏み切ってくれた監督と配給に、まずは感謝しないといけませんね。 もちろんIMAX…

  • Amazonプライム『FREEZE』シーズン2感想|ポップな雰囲気で面白くなったけど配慮もしてほしい

    Amazonプライムの松本人志プレゼンツ『FREEZE』、シーズン2が配信されたので、観てみました。 シーズン1はいかんせん安全面の心配があり、素直に笑うことができませんでした。それから、ルール上リアクションを取らない人が勝ち残っていくので、観る人にとっては終盤つまらなくなってくるという弱点がありました。 artichoke.hatenablog.com まずは1話から。 松本、参戦メディア: Prime Video 冒頭、安全面に配慮している、という一応のテロップが表示されました。 シーズン1のクレームを受けた、松本の参戦が告げられます。今回はチーム戦。 芸人チームの松本、フジモン、小峠、せ…

  • 映画『千と千尋』『ナウシカ』再上映感想|父の思い出を再訪

    ジブリ映画が奇跡的に劇場で再公開している、というニュースを聞いたとき、「これは観に行くしかない」と思いました。 中でも、ジブリ映画の中で僕が大好きな『千と千尋の神隠し』が上映しているということで早速観に行きました。 良き。 ちなみに、コロナ感染防止のため席数を間引きしていたとはいえ、席はほぼ埋まっていました。おそるべしジブリ人気。週間ランキングも上位を占めており、映画館にとってもジブリ再上映は助かるラインナップではないでしょうか。 本当に2020年か?と思うラインナップ まず、大スクリーンで『千と千尋』を見られるのがとても嬉しかったです。当時スクリーンで観たのが小学生の頃でしたから、正直あまり…

  • 映画『ダークナイト』IMAX版感想|音響とヒース・レジャーに新たな感動

    中学生のときに劇場で観た『ダークナイト』に衝撃を受け、以降「好きな映画は?」と聞かれたら必ず本作を挙げるようにしています。洗練された映像、緊張感のある音楽、そして何と言ってもヒース・レジャー演じるジョーカーの狂気に度肝を抜かれたのをよく覚えています。 そんなお気に入りの『ダークナイト』ですが、当時はIMAXではなく普通のスクリーンで観たんですよね。といっても2008年当時、そもそもIMAXなんて聞いたことがなく、監督のクリストファー・ノーランが本作で初めて本格的に導入したことをきっかけにどんどん増えていった印象です。IMAXでまた観たいなと思ってきたのですが、時々行われるリバイバル上映の機会を…

  • StayHomeの今、「お笑い」おすすめコンテンツを見て乗り切ろう。

    StayHomeが常識となった今、ずっと家にいると鬱々とした気分になってきますよね。 僕は「お笑い」の力を割と信じているのですが、この自粛期間、普段「笑える」ことってほんとに幸せなことなんだなと改めて気付かされるわけです。 そこで、こんなときだからこそ、「笑える」コンテンツを見て乗り切ろうではないかと思い、オススメのお笑いコンテンツをご紹介します。 Amazon プライム・ビデオ M-1グランプリ 相席食堂 ドキュメンタル 野性爆弾のザ・ワールドチャネリング カリギュラ TVer あちこちオードリー〜春日の店あいてますよ?〜 有吉の壁 第7キングダム YouTube しもふりチューブ(霜降り明…

  • 映画『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』感想|思い出補正もあるけど作品としてめちゃいいぞ

    この作品は自分にとって非常に思い出深い作品で、子供の頃『ヘンダーランド』のVHSが家に置いてあって、それこそ何十回も観たんですよね。ほかのクレしん映画があったわけではないので、なぜ親がピンポイントでこれを買っていたのか、センスが良いとしか言えないですね。 思い出補正もあり、面白いし大好きな作品。もしクレしん映画の中でどれが一番好きかと聞かれたら、名作の呼び声が高い『戦国』や『オトナ帝国』を差し置いて、本作『ヘンダーランド』を挙げるかもしれない。 子供には怖すぎるス・ノーマン・パーやヘンダーランドの演出、切なさを感じる夕暮れなど、トラウマになる要素も多いが不思議とまた観てしまっていた。 本作の名…

  • 映画『聲の形』感想|京アニの粋を集めて原作の良さを抽出

    大今良時先生による原作がもう素晴らしくて、観たいと思っていた映画版をようやく鑑賞できました。一言で言えば、マスト・ウォッチな作品でした。 非常に丁寧な作画でパステル風の綺麗な色使いが作品の空気感とマッチしていて、それだけで素晴らしいなと思った。これぞ京アニクオリティーですね。 artichoke.hatenablog.com 原作の良いところを解釈し、無理なく2時間にまとめていて、伝えたいメッセージも全く変わっていない。人って面倒くさい、それでも繋がっていたいものだよね、というメッセージがよく伝わるものになっていた。(最近だとアニメ『さらざんまい』が同じメッセージをテーマにしてたな。) けっこ…

  • 映画『名探偵コナン』初期10作品感想|【後編】

    コナン映画無料公開ようやく10作品を観終わりました。前編(↓)から引き続き、感想をまとめたいと思います。 artichoke.hatenablog.com 名探偵コナン ベイカー街の亡霊 (2002) 名探偵コナン 迷宮の十字路 (2003) 名探偵コナン 銀翼の奇術師 (2004) 名探偵コナン 水平線上の陰謀 (2005) 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 (2006) 名探偵コナン ベイカー街の亡霊 (2002) めちゃめちゃ面白かった。もう何度も見ていてどう展開するかも分かっているのに面白い。 本作では新一の親である工藤優作と工藤有希子が劇場版初登場。そして、事件の流れとしては最初に観客…

  • 映画『名探偵コナン』初期10作品感想|【前編】

    コナン映画の最新作『名探偵コナン 緋色の弾丸』が新型コロナウイルスの影響で公開延期に。それを受けて、映画の1作目から10作目を順次無料公開してくれるという太っ腹ぶりだったので、ありがたく視聴しました。 だいたいは過去に何回か見た作品だけど、ところどころ忘れている箇所もあり、いい振り返りになりましたね。 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 (1997) 名探偵コナン 14番目の標的 (1998) 名探偵コナン 世紀末の魔術師 (1999) 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 (2000) 名探偵コナン 天国へのカウントダウン (2001) 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 (1997) もう何度も見てい…

  • 映画『新聞記者』感想|単なる告発映画ではない、一般化したテーマ性

    官邸に疑心の目を向けた映画だが、高いメッセージ性から日本アカデミー賞作品賞、さらには主演女優賞・男優賞の3冠に輝いた作品。受賞を記念して再上映がかかっていたので、映画館まで見に行ってきた。 新聞記者として真実を求める姿勢を貫く吉岡(シム・ウンギョン)と、内閣情報調査室のエリート官僚として政権に不都合な情報をコントロールする仕事をするも疑問を感じている杉原(松坂桃李)。 東京新聞記者、望月衣塑子の同名ノンフィクション作品を原案にしただけあって、SNSを使った大胆な情報操作など、「本当に行なわれているのでは?」と不安を煽るようなリアリティだった。 日本アカデミー賞の授賞式では、シム・ウンギョンがス…

  • 映画『パラサイト 半地下の家族』感想|匂いの演出、親北ギャグ、トイレの蓋

    遅ればせながらですが。カンヌとアカデミー賞のダブル受賞を果たした、ポン・ジュノ監督の意欲作。 ブラックユーモア溢れる風刺の効いた映画で、所々笑えました。一方で、後半からは展開が二転三転する緊張の連続。 貧富の格差を、住む場所の高低(丘の上の高級住宅と、半地下の安アパート)によって、これでもかと視覚に訴える絵作りが素晴らしかった。初めてパク家を訪れるとき、ギウは坂道を上へ、上へと登っていく。パク家から土砂降りの中を3人が逃げ帰るとき、階段を降り高架下をくぐり、泥水が流れゆく半地下へと下る。こういう分かりやすい絵作りが世界での評価を高めたんだろう。 父親役を演じたソンガンホの演技力もまた引き込まれ…

  • 映画『劇場版SHIROBAKO』感想|夢の途上にいる若者へのメッセージ

    面白かったし、最後は少し泣けた。 あれから4年。アニメ制作会社「武蔵野アニメーション」は下火となっていたが、新たに劇場アニメを作ることで制作プロデューサーを務める主人公・宮森(みゃーもり)たちが再び夢を追いかけようとする。 『SHIROBAKO』のアニメ版は、アニメ業界では珍しく「働く大人」をフィーチャーしており、 しかも「夢を叶える」というストーリーではなく、「夢を追う」という駆け出しの新人の葛藤や苦悩、泥臭い努力を描いた、“新しい”感覚のアニメだったと思う。 アニメ版は実際にアニメスタジオの多い武蔵境を舞台にし、実在するアニメ監督や有名なスタッフをキャラクターのモデルにしたり、業界のあるあ…

  • ドラマ『テセウスの船』真犯人ネタバレ感想(最終回更新)|せいやのファンで見始めたら、、「犯人が気になる!」

    1−3話 4−5話 6話 7話 8話 9話 10話(最終回) 1−3話まで視聴。 『テセウスの船』、最初は僕の好きな霜降り明星のせいやがドラマ出演ということで見始めたが、緊張感のある展開で面白く見れている。 何と言っても主役の竹内涼真のみなぎるフレッシュな力と集中力がとてつもなく、それによって絵がダレることなく緊張の糸が1時間に渡って張りっぱなし。また、同じく重要な役の鈴木亮平も、緊迫した演技を見せたかと思えば、家族の前ではアントニオ猪木のモノマネを見せるなど、おちゃらけぶりも素晴らしい。 ほぼ全編が雪の積もる山中でのロケで成り立っていて、撮影が大変だと思うがどのシーンもリアリティーがあって説…

  • 映画『1917 命をかけた伝令』感想|ワンカット映像はすごいが予想通りすぎた

    良くも悪くも期待通りの映画だった。 監督サム・メンデスの祖父の実体験をもとに、第一次世界大戦中の2人の兵士が決死の伝令任務に挑む姿をワンカット風の映像で描く。 予告を見て面白そうだと思い鑑賞。全編ワンカットで戦争中に伝令の任務、という触れ込みを聞くと、なるほど、危ない戦争地帯をメタルギアのように隠れながら駆け回り、仲間を失いながらも、主人公は無事その伝令を伝え、任務を終えるのだろうな、ワンカットだしさぞかし緊迫感が出て良いだろうな、そんなことを期待・予想した。 ほんとにその通りだった。それ以上でも以下でもない。まんまなのである。 これが観たかったんだけど、なんというかもうすこし味付けというか、…

  • 映画『37セカンズ』感想|障がいと性を扱いながらも普遍的な成長譚

    生まれたときから脳性麻痺によって手足の自由がきかず、車椅子で生活する「ゆま」が、 親友の漫画家のゴーストライターとして働いており世に出ることができない息苦しさ、 性への興味、 母親の過保護への反感、 そういったことを感じながら1歩外へ出てみる、踏み出してみる、という映画。 ほとんど前情報を入れずに見に行ったことが良かった。 前半はかなり性的な表現が多く、障がいが邪魔となり人と付き合うことが出来ず、性交渉もままならない姿が、主人公ゆまの描く2次元のマンガのVFXを交えてコミカルに描かれる。 かと思えば後半は急展開を迎え、物語はゆまの成長した姿を映して終える。 正直、前半の「障がい者と性」というテ…

  • 映画『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』感想|前作とは真逆のメッセージに困惑

    2回見てしまった。2回目は心穏やかに楽しめたかな。 (C)2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. とにかく「なぜ?」が頭の中に駆け回った最終章だった。エピソード8でビシバシ感じた“可能性”は何だったのか。 前作、エピソード8は荒削りながらも、レイとカイロ・レンが背中合わせに共闘したり、ルークが超人的なフォースでレンと対決したりと、アツくなる展開が多かった。そして、「血統は関係ない」という新しく力強いメッセージを提示し、これまではつまるところ親縁関係の物語に過ぎなかったスターウォーズを、新たな道筋へと導くマイルストーンのような映画だった。それを念押しする…

  • 映画『劇場版メイドインアビス深き魂の黎明』感想|完成度高いけどナナチだけが癒し

    見に行くと精神をすり減らされる映画。ナナチがいなかったら最後まで耐えられなかったかもしれない…。絵柄は可愛いのに、ストーリーは地獄というギャップの衝撃はアニメシリーズで既に味わったが、今作も負けず劣らずのグロさ。痛みが伝わってくるような演出。たぶん実写化されたら自分は見てられない。 (C)つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス「深き魂の黎明」製作委員会 テレビアニメ放映から1年、また1年と待たされ、ようやく公開に至った新作続編。待った甲斐があり、素晴らしいグラフィックス、演出が詰まった映画になっていた。地下五層での、プリュシカとの出会い、そしてボンドルドとの対決が描かれる。 ボンドルドが出る…

  • 映画『ラストレター』感想|現代における手紙への憧憬

    岩井俊二監督作品を初めて鑑賞した。彼の故郷である仙台市を舞台に、過去と現代を行き来しながら、亡くなった未咲と鏡史郎の物語が展開される。 ©2020「ラストレター」製作委員会 福山雅治の抑制された演技、神木隆之介のまだ学生でも行ける若々しさ、森七菜の透き通るような可愛さが良かった。そして安定の広瀬すず。等身大の少女、そして母親の高校生時代の2役を見事に演じていた。 ストーリーも現代において手紙の文通をするという郷愁を誘うような展開で良かった。切ない恋物語であり、子供を通して分かる真実は巻き戻せない時の流れを感じて感極まるシーンとなっていた。 全体に日本の自然の風景を映したり、かと思えば場末の飲み…

  • 映画『アラジン』感想│楽しく観れる実写版〜主役はウィル・スミス〜

    ディズニーの実写化映画を見たのは『美女と野獣』以来2年ぶりだが、本作も素晴らしい出来栄えで感動しました。 (C)2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved. 砂漠の王国アグラバーで泥棒稼業で生計をつなぐ青年アラジンの前に現れたのは、お忍びで城下を散策していた王女ジャスミンだった。城へ忍び込んだアラジンだったが、悪事を企む大臣に見つかり、魔法の洞窟で不思議のランプを取って来させる。洞窟の中で見つけたランプをこすって出てきたのは、願いを叶えるという陽気な魔神ジーニーだったー。 原作のギャグテイストを踏襲しつつも、原作には登場しなかったジャスミ…

  • 映画『名探偵ピカチュウ』感想│おっさんピカチュウ普通に可愛い

    やはりハリウッドのCG技術はすごいなと思いました。ポケモンが普通に街にいて、人間と共生する世界が描かれています。 Ⓒ2018 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved. Ⓒ2018 Pokémon しかしピカチュウかわいいね。フサフサの質感にしたからこそのぬいぐるみ感が良かった。ライアン・レイノルズの声もよくハマっていて、感情移入には十分でした。 原作ゲームのストーリーを忠実になぞっており、ラストにアッとなる展開も用意されていました。 ただ、僕としてはハリウッドの「ポケモン映画」として、ポケモントレーナ…

  • 映画『ブラック・クランズマン』感想│ユーモア溢れる黒人差別反対映画

    黒人差別をユーモアと皮肉によって娯楽作へとまとめ上げた、実話に基づく映画。緊張と緩和、シリアスとユーモアに彩られた本作は、あっと驚くラストのシーケンス映像まで、大胆にも現実を皮肉った良作となっていました。 (C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED. スパイク・リー監督作は、駄作『インサイド・マン』しか見たことがなく、ほとんどそのオリジナリティーを知りませんでした。この作品を見るまでは。 監督自身、「黒人」であるがゆえのメッセージと、この現状をオレが伝えてやるんだという気概が作品全体に、そしてラストのニュース映像に、表れていたといっていいでし…

  • 映画『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』感想│キャラクターの内面に踏み込んだ正統続編

    ベニチオ・デル・トロとジョシュ・ブローリンという強面の2人が主役を張る、シリーズ2作目。前作『ボーダーライン』を成功に導いた監督やスタッフはほとんど降板となっていますが、脚本のテイラー・シェリダンは続投しており、前作のもつ重々しい空気を色濃く反映した佳作となっています。 © 2018 SOLDADO MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 本作は単体で見ると??となるようなシーンがあり、あまり初見向きではないです。というのも、前作ではエミリー・ブラント演じるFBI捜査官ケイトが、我々観客の「案内役」となり、メキシコや麻薬カルテルやカルテル間紛争のやるせない現実を体験さ…

  • 映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』感想|マーベルありがとう!泣き笑い感動の3時間

    マジで今までマーベルありがとう!胸熱展開が最高。サーガの終わりとして素晴らしい映画でした。 ©2019 MARVEL 衝撃的なラストの『インフィニティ・ウォー』からわずか1年。昨今のマーベル映画の多作ぶりには驚かされます。サノスという絶対的なヴィランが勝利し、世界中、いや宇宙中の人口が半分にされてしまった世界。絶望的な状況で残されたアベンジャーズ(初期メンが結構消えずに残った)がどう戦うのか、非常に楽しみにしていました。 楽しみであったのと同時に、これで一つのサーガが終わってしまうと考えると寂しさも拭えません。僕が初めてMCU作品に触れたのは『アイアンマン』を5年前の2014年に見た時のことで…

  • 映画『キャプテン・マーベル』感想│女性ヒーロー爆誕と、フューリーのユーモラス、そして猫

    『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の最後にニック・フューリーが呼んだ、キャプテン・マーベルとは誰だったのかという話。 ©Marvel Studios 2018 冒頭のマーベルロゴに、去年亡くなったスタン・リーの映像が散りばめられるシーンだけでこっちはもうありがとうの気持ちでいっぱい。本当にあなたは今まで私たち洋画ファンに夢を与えてくれたよ、うん。 一言で言えばこの映画は感動とユーモアに溢れた映画でした。惑星ハラで自分の過去を求める「ヴァーサ」は、実は地球でテストパイロットとして活躍した人間でした。 戦闘の末たどり着いた地球のレンタルビデオ店。そこで手に取ったのは『ライトスタッフ』。これ…

  • 映画『名探偵コナン 紺青の拳』感想|京極より園子に目が行くキャラ映画

    最近は「組織絡み」の映画→キャラ映画のサイクルが出来つつあるコナン映画である。今回はキャラ映画ですね、京極真成分強め。 Ⓒ2019 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会 いやー、これで京極真にガチ恋するコナンオタク女性陣も増えるのでは?と思いました。“圧倒的な”腕力と純朴な彼の姿に、頬を染める園子も可愛く見えましたね。特にラストで髪を下げた園子が物凄く可愛かった。毎回アレを見せてくれ。 はい。ストーリーの方は犯人が声優のおかげもあってわかりやすく、まあまあな感じでした。でもなぜレオンがシンガポールの街を変えたいか?という動機をもっと深く描いて欲しかった。ちょっとキャラの描き込みがそれぞれ足りない印…

  • 映画『響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜』感想│代替わりと群像劇、『リズ』との比較について

    いやー素晴らしい出来栄えでしたね。この作品を見ることで、改めて『響け!』が強いコンテンツであることを再確認しました。『響け!』というコンテンツが素晴らしいのは、「時の流れ」と「複数の視点」を描くことが出来るからだと思っています。 (c)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 まず、「時の流れ」についてですが、多くの長寿アニメがサザエさん方式を取るなかで、『響け!』では1年、また1年と時を重ねていきます。アニメ版1期と2期では久美子たちが1年生のとき、そして本作では、久美子たちが2年生に進級し、後輩をもつ様子が描かれます。 3年生がきちんと卒業していく、そして新しい1年生が入ってくる。これって現…

  • 映画『ダイ・ハード』感想|シリーズ1作目が愛される理由

    3度目くらいの鑑賞。ツイてない男、ジョン・マクレーンがマジで最高のシリーズ第1作。 © 1990-2019 IMDb.com, Inc. あらすじ 感想 シリーズ史上最高と言われる理由 アクション濃いめの頭脳戦 まとめ あらすじ テロリストによって日本商社の高層ビルが乗っ取られるという事件に、偶然巻き込まれた1人の刑事の活躍と戦いを描くスペクタクル映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはチャールズ・ゴードン。製作はローレンス・ゴードンとジョエル・シルヴァー。監督は「シュワルツェネッガー プレデター」のジョン・マクティアナン、ロデリック・ソープの原作を基に、ジェブ・スチュアートとスティーヴン・E・…

  • おんせんブログ的2018年映画ランキング

    今年ももう大晦日ですね。色々な場面で「平成最後」という言葉が使われた今年、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか。 僕は2018年の8月から、このブログ「おんせんブログ」を本格的に再開しまして、またポチポチと記事を更新し始めました。来年も継続的に記事をアップしていきたいですね。 さて年末ということで2018年に観た映画を振り返ってみますと、僕が今年観た映画は新旧合わせて「56本」でした。うーん。多いとは言えない、、。なんか映画ファンを公言できるのって、年100本からっていう謎の暗黙の了解がありますよね。 観た映画は少ないながらも、今年を振り返る意味で、劇場で観た映画トップ10作品をランキング形…

  • 映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』感想|アリシア・ヴィキャンデル最高かよ

    リブート版『トゥームレイダー』シリーズ最新作が、Amazonプライムビデオに早くも登場していたので、観てみました。アリシア・ヴィキャンデル見たさに選んだ作品。 © 1990-2018 IMDb.com, Inc. あらすじ 感想 キャストの好演 ストーリーはご都合主義(ネタバレ) まとめ あらすじ 世界的人気を誇るアクションアドベンチャーゲームで、アンジェリーナ・ジョリー主演により映画化もされた「トゥームレイダー」を、「リリーのすべて」「エクス・マキナ」の人気オスカー女優アリシア・ビカンダー主演で新たに映画化。資産家で冒険家の父リチャードが行方知れずになって7年。ひとり娘のララ・クロフトは、父…

  • 映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』感想|ストーリーを犠牲にパロディーネタで攻めた

    前作『シュガー・ラッシュ』の公開から5年。ディズニーがまたパロディー満載映画を作ってきました。 ©2018 Disney. あらすじ 感想 インターネットを描く ディズニーキャラパロディー ストーリーには文句を言いたい まとめ あらすじ 人間たちが知らないゲームの裏側の世界を舞台に、アーケードゲームのキャラクターである悪役ラルフと少女ヴァネロペの冒険と友情を描いたディズニーアニメ「シュガー・ラッシュ」の続編。好奇心旺盛なレーサーでプリンセスのヴァネロペと、心優しい悪役キャラクターのラルフは大親友。ある日、ヴァネロペが暮らすアーケードゲーム「シュガー・ラッシュ」が故障し、廃棄処分の危機に陥ってし…

  • アニメ『少女革命ウテナ』監督と主演2人の赤裸々インタビュー【Complete Blu-ray BOX】

    幾原邦彦監督による、伝説のアニメ『少女革命ウテナ』。 artichoke.hatenablog.com 2017年にはその放送開始から20周年を記念して豪華なBlu-ray Boxが発売されました。 今回は、この『少女革命ウテナ Complete Blu-ray BOX』の特典DISCに収録されている、監督:幾原邦彦、天上ウテナ役:川上とも子、姫宮アンシー役:洲崎ゆり子の3人のインタビューを文字起こししてみたので、当時の状況や監督の意図を探る手がかりにしてみてはいかがでしょう。 インタビュー(1997) 幾原邦彦「少女革命ウテナを語る」 川上とも子「ウテナとの出会い」 洲崎ゆり子「アンシーと私…

  • 【CRISPRベビー】バイオ研究者が考える、ゲノム編集双子の問題点

    いよいよ危惧していたことが、現実に起きてしまいました。僕も生物の研究をしている身ですので、問題を生物学的観点からも考えてみたいと思います。 中国の南方科技大学に所属する賀建奎博士(Dr. He Jiankui)が、CRIPSR/Cas9システムによってゲノム編集した双子が誕生したことを、2018年11月25日にYouTubeで自信有りげに発表して以来、この問題は様々な批判と議論を巻き起こしました。(MIT technology reviewにもビデオに先駆けて記事が出されています。) 問題のYouTube動画を見てみましょう。 www.youtube.com 実に爽やかに発表していますが、賀氏…

  • 『ドキュメンタル シーズン6』初回感想〜ゲラが多いが面白そうな出演者〜【Amazonプライム】

    粒ぞろいの出演者。『ドキュメンタル シーズン6』の初回を見てみました。 感想 女芸人多数の出演者陣 早速始まる笑い まとめ 感想 松本人志のAmazonプライム番組『ドキュメンタル』のシーズン6が配信開始となりました。 いやー、待ってました。前回のシーズン5は今年の春だったので、あれから半年。 これまでのシーズンは3ヶ月ごとに配信されていたんですよね。 夏シーズンは別企画『FREEZE』の配信がありましたが、これは期待通りとまではいかなかったので、『ドキュメンタル』の配信を楽しみにしておりました。 artichoke.hatenablog.com さて、初回を見た感想をば。 女芸人多数の出演者…

  • 映画『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』感想・外の世界の解釈とワニの名

    アニメ版とは異なる完全新作ストーリー。映像美がすごいです。考察もしたいと思います。 あらすじ 感想 完全新作ストーリー(以下、ネタバレあり) ウテナとアンシーの描写 ウテナとアンシーの関係性 「外の世界」とは ワニの名は。 気になった小ネタたち まとめ あらすじ 閉鎖的な名門校を舞台に、男装の美少女が繰り広げる愛と闘いの物語を独特の美的センスで描く、テレビ版の発展形として製作されたアニメーション。監督は「美少女戦士セーラームーンR」の幾原邦彦。脚本は「美少女戦士セーラームーンSuperS セーラームーン9戦士集結!ブラック・ドリーム・ホールの奇跡」の榎戸洋司。撮影を中條豊光が担当している。声の…

  • 映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』感想・邦題は変えたほうがいい

    イルミネーションスタジオのCG技術の高まりはすごい。一方、ストーリーはというと1作目のほうが良かったかな。 あらすじ 感想 まとまらなかったストーリー展開 一番笑ったミニオンのオーディションシーン 邦題はこれでいいのか?問題 まとめ あらすじ ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・スタジオによる人気アニメーション「怪盗グル―」シリーズの第3弾。晴れて結婚したグルーとルーシーの前に、新たな敵バルタザール・ブラットが現れる。1980年代に子役として人気を博した過去の栄光にすがり、80年代ファッションに身を包んだバルタザールは、様々なガジェットを駆使して犯罪を繰り返し、グルーを反悪党同盟から追い…

  • 映画『ボヘミアン・ラプソディ』感想・ハッチポッチステーション見ような。

    映画館で見て良かったと思える、Queenの素晴らしいサウンド。ストーリーも普通に感動。鑑賞したのは奇しくも、フレディ・マーキュリーの命日11月24日でした。 あらすじ 感想 テーマは「家族」 批評家の評価と観客の評価の乖離 名曲「ボヘミアン・ラプソディ」といえば まとめ あらすじ 世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」とい…

  • RIP スタン・リー、多くの楽しみをありがとう

    朝、寝ぼけまなこでTwitterを確認していると、「スタン・リー逝去」のニュースが飛び込んできて、急に目が覚めました。 もはやアメコミ界の巨匠中の巨匠、アメコミは読んだことのない僕でも、スタン・リーは知っています。この10年間、「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」が展開され、我々のような映画ファンにもアメコミの面白さを伝えてくれました。 多くの方が彼の死を悼んでいます。それは、彼の生み出すスーパーヒーローへの愛着、ユーモアあふれる雰囲気、我々にもたらした数々の楽しみがあるからだと思います。 僕が彼の生み出したアメコミ作品を見たのはソニーピクチャーズの『スパイダーマン』が最初でした…

  • 【Evernote+Medibang】の組み合わせで紙の絵をスマホで線画抽出する方法

    こんにちは。あーてぃちょーく(@artichoke_onsen)です。 この度、プロフィールアイコンを新調しました。あたしンちのみかんちゃんです。かわいいですね、ハイ。 これを作る際、紙に描いてからスマホで線画化したので、その方法を備忘録も兼ねて紹介したいと思います。 Evernoteで紙の線画を取り込み Medibangで線画抽出 Evernoteで紙の線画を取り込み まず、スマホでEvernoteアプリを開きます。 evernote.com 下の「+」(プラスボタン)から、「写真」撮影を選びます。 すると、Evernoteが自動的に書類を認識して、緑色の枠が表示されます。少し待つと、自動的…

  • 映画『ボーダーライン』感想・エミリー・ブラントの映画上の役割

    いよいよ2作目『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』が公開ということで1作目をレビュー! あらすじ 感想 エミリー・ブラントの役割とは。 ベニチオ・デル・トロの正体とは。 まとめ あらすじ 巨大化するメキシコの麻薬カルテルを殲滅するため、米国防総省の特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイトは、謎のコロンビア人とともにアメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加する。しかし、仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した作戦内容や、人の命が簡単に失われていく現場に直面し、ケイトの中で善と悪の境界が揺らいでいく。(映画.com) 感想 この手の実話をベースにした「部隊…

  • 映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』感想・スアンはどこで涙を流したか?

    すべてがお約束なのに、面白いし感動までしちゃうという、出色の韓国映画をレビューします。 あらすじ 感想 テーマ「人への思いやり」 マイルドなゾンビ描写 まとめ あらすじ ソウルでファンドマネージャーとして働くソグは妻と別居中で、まだ幼いひとり娘のスアンと暮らしている。スアンは誕生日にプサンにいる母親にひとりで会いにいくと言い出し、ソグは仕方なく娘をプサンまで送り届けることに。ソウルを出発してプサンに向かう高速鉄道KTXに乗車したソグとスアンだったが、直前にソウル駅周辺で不審な騒ぎが起こっていた。そして2人の乗ったKTX101号にも、謎のウィルスに感染したひとりの女が転がり込んでいた。(映画.c…

  • 映画『ヴェノム』感想・レビュー 日本人気なバディムービーを考察 8点/10点

    公開前から日本の映画ファンの中で盛り上がっていた、『ヴェノム』を早速見てきました! あらすじ 感想(ネタバレ多) 怖い?怖くない? バディモノって日本人気? そういえば『寄生獣』 1つの映画としてはどうよ? まとめ あらすじ スパイダーマンの宿敵として知られるマーベルコミックの人気キャラクター「ヴェノム」を、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ダンケルク」のトム・ハーディ主演で映画化。サム・ライミ監督作「スパイダーマン3」にも敵として登場したヴェノムを、「ゾンビランド」「L.A. ギャング ストーリー」のルーベン・フライシャー監督のメガホンで、新たなダークヒーローとして描く。「誰もが望む、…

  • 映画『ミッション:インポッシブル3』感想レビュー/伏線回収とベンジーの可愛さ 8点/10点

    あらすじ 感想 イーサン・ハントたちのチームワーク 巧みな伏線回収 ジュリアの登場 まとめ あらすじ トム・クルーズ製作・主演の大ヒットシリーズ第3弾。イーサン・ハント(クルーズ)は第一線から退き、後進の指導をしていたが、自分の教え子の女性エージェントが、IMFの長年の宿敵である武器商人デビアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)捕獲作戦に失敗し、拉致される。彼女を救助するためにベルリンへ飛んだハントたちだが……。監督はTVドラマ「エイリアス」で注目され、本作が長編劇場映画デビューとなるJ・J・エイブラムス。(映画.com) 感想 イーサン・ハントたちのチームワーク 今作ではチームワークに焦点が…

  • 「まさに映像体験」IMAX版 2001年宇宙の旅 Tジョイ品川【感想・ルポ】

    結論から言って、IMAXで見て良かった…。これ以上ない没入体験。レポします。 製作50周年を記念して作られた、映画『2001年宇宙の旅』のIMAX版が2週間限定で上映されているということで、Tジョイ PRINCE 品川のIMAXシアターに足を運びました。 ちなみに、東京都内のIMAXシアターでは品川のIMAXが一番おすすめできると思っています。とにかくスクリーンのサイズの迫力がスゴいんですよね。TOHOシネマズ新宿やTOHOシネマズ日比谷などの映画館のIMAXも行ったことがあるんですが、どうしてもスクリーンとの距離を感じてしまいます。それに対し品川のIMAXは、座席の傾斜が急に設計されていて、…

  • 松本人志『FREEZE』最終回まで見終えた感想 〜最低限の安心が欲しい〜 【Amazonプライムビデオ】

    『ドキュメンタル』に続く、松本人志のAmazon新企画『FREEZE』を最終話まで見終えたので、感想をつらつらと。 敗者復活のクロちゃんは妥当 安全性とは? 優勝者は 今後はどうなる 第1話を見たときの感想はこちら↓に書きました。 『FREEZE』を見た感想 〜静寂は放送事故か?〜【Amazonプライムビデオ】 - おんせんブログ 結論から言うと、第1話を見たときの不安が的中してしまいましたね。ルール上、「リアクションをとる人」が脱落していくので、最後に残ったのはただただ動かないだけの3人、クロちゃん、諸星和己、ダイヤモンド☆ユカイ。最初はダイヤモンド☆ユカイがスネを叩かれてるのを見て爆笑しま…

  • 映画『マイアミ・バイス』感想レビュー ヒロインが誰かに似てる 4点/10点

    あらすじ 感想 退屈な展開 高スペックな2人はカッコいい ヒロインが… まとめ あらすじ 80年代に一世を風靡したTVドラマを、当時製作総指揮を務めていたマイケル・マン監督(「ヒート」「コラテラル」)が巨費を投じてリメイク。TVドラマにあった陽気さは払拭され、近年のマン監督のスタイルそのままに2人の麻薬潜入捜査官(コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス)の活躍がマイアミや中南米を舞台にハードかつスタイリッシュに描かれる。ヒロイン、イザベラ役には「SAYURI」に続いてのハリウッド作となるコン・リー。(映画.com) 感想 退屈な展開 2億ドルもの巨額が投じられたのにも関わらず、観ていて眠くな…

  • 映画『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』感想レビュー/タイムリープものだけど… 7点/10点

    あらすじ 感想 タイムリープものだが… 『アバウト・タイム』のメッセージ キャスト陣の良さ まとめ あらすじ 「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督が、タイムトラベルを繰り返す青年が本当の愛や幸せとは何かに気づく姿を描いたロマンティックコメディ。イギリス南西部に住む青年ティムは自分に自信がなく、ずっと恋人ができずにいた。21歳の誕生日に、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父親から知らされたティムは、恋人を得るためタイムトラベルを繰り返すようになり、やがて魅力的な女性メアリーと出会う。しかし、タイムトラベルが引き起こした不運によって、その出会いがなかったことにな…

  • 【祝ノーベル賞】本庶先生の講演からPD-1抗体発見の歴史と若き日のイケメン写真

    昨日、ノーベル生理学・医学賞が発表され、日本人の本庶佑(ほんじょ・たすく)先生、アメリカのJames Patrick Allison氏の2名が受賞しました。 ちょうど去年の学会で、本庶先生の講演を聞けて非常にラッキーでした。僕のような生物学研究をやっている身からすれば、生物の基礎研究を臨床現場まで応用した点で、生物学研究の夢が広がるようなお手本のような研究者だと思います。 講演のときの座長が近藤茂先生(大阪大学)で、10年間本庶先生のラボにいたときのエピソードを交えつつ本庶先生を紹介していました。本題とはズレますが、そのときに印象に残ったのがコレ。 本庶先生がまだ30代だったころ、週間プレーボ…

  • ミッション:インポッシブル/フォールアウト 感想レビュー 『トイレの格闘シーンは名シーン』8点/10点

    あらすじ トム・クルーズ主演の人気スパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズ第6作。盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハントと仲間たちだったが、回収目前で何者かによりプルトニウムを奪われてしまう。事件の裏には、秘密組織「シンジケート」の残党が結成した「アポストル」が関与しており、手がかりはジョン・ラークという名の男だった。ラークが接触するという謎めいた女、ホワイト・ウィドウに近づく作戦を立てるイーサンとIMFだったが、イーサンの動きに不信感を抱くCIAが、監視役として敏腕エージェントのウォーカーを送り込んでくる。イーサンは疑惑の目を向けるウォーカー…

  • A.I. 感想 6点/10点

    あらすじ テクノロジーが天文学的なペースで発達した近未来。人間は“感情”以外の面において万能なロボットを召使いとする生活を送っていた。そんなとき、サイバートロニクス社は世界で初めて“愛する”ことをインプットしたロボットの少年デイビッドを作り上げる。彼は試験的なケースとしてサイバートロニクスの従業員夫妻の養子となるが、やがて予期せぬ状況の連続で生活を続けられなくなり、デイビッドは家を出る。(映画.com) 感想 もともとはスタンリー・キューブリック監督の企画だったが、彼の死去のためにスティーブン・スピルバーグがその遺志を継いで脚本を書き、監督を務めたそうです。そのためか、レビューには「スタンリー…

  • 『FREEZE』を見た感想 〜静寂は放送事故か?〜【Amazonプライムビデオ】

    こんにちは、あーてぃちょーく(@artichoke_onsen)です。 松本人志が企画した、Amazon新シリーズ、『FREEZE』の第1話を見てみました。 結論から言うと、かなり笑えたし、この先も気になる!という感想でした。 この企画ですが、『なにもリアクションをしない人が一番面白いのでは?』というコンセプトのもと、『FREEZE』と声がかかってからは微動だにしてはいけないというルールとなっています。もちろん、この間には予想も付かないような仕掛けが参加者を襲っていくので、それに驚いたり・反応したり・笑ったりしてはいけないわけです。 「何もしないって実際ホントに面白いんか?」と見る前は思ってい…

  • 【90分前後】Amazonプライムビデオで短い時間に見れるおすすめの映画4選

    はじめに セトウツミ(2016年、75分) アフタースクール(2008年、101分) セルラー(2004年、94分) ラッシュアワー(1999年、97分) まとめ はじめに こんにちは、あーてぃちょーく(@artichoke_onsen)です。 僕はよくAmazon Prime Videoを利用して映画を見ています。 年会費の安さを考えれば、Amazon Prime Videoで見れる作品は結構多いなーと思います。 さて、便利なPrime Videoで手軽に見れる、上映時間が短めの映画を4つご紹介します。 セトウツミ(2016年、75分) 監督:大森立嗣 主演:池松壮亮、菅田将暉 池松壮亮と菅…

  • ラボ川柳2018大賞決定!あなたのお気に入りの一句は?

    こんにちは、あーてぃちょーく(@artichoke_onsen)です。 ついに今日、2018年のラボ川柳が発表されました。 ラボ川柳とは、正式には「川柳 in the ラボ」といい、サーモフィッシャーサイエンティフィックが主催しています。毎年バイオ系研究者たちが、ラボ内のあるあるネタを5・7・5の川柳にまとめ、応募する企画です。サーモがその中から15句を選出し、さらに一般の人気投票で最優秀1句、優秀2句が決まります。 今年で6回目の開催となったラボ川柳。僕も応募したんですが、、、15句には選ばれませんでした(泣)。 見事最優秀に輝いたのは… 怖いんです あなたの急な 思いつき (笑顔でがんばろ…

  • 【2018年最新】映画おすすめランキング100!面白い洋画/邦画/アニメ映画は?

    今日は何の映画を見ようかな?そんな方の参考になればと思い、僕が実際に見てきた映画の中で、最も良い、オススメしたい100作品をランキング形式でご紹介します。過去の名作から2018年の最新作まで入った映画ランキングです。 目次 目次 はじめに 100位から見る 90位から見る 80位から見る 70位から見る 60位から見る 50位から見る 40位から見る 30位から見る 20位から見る 10位から見る はじめに 最近では、ブルーレイ・DVDのレンタルに加えて、Amazon Prime Video・Netflix・Huluなど各種動画配信サービスで映画を見ることが増えたと思います。僕は周りの人たちか…

  • 劇場版 のんのんびより ばけーしょん 感想 6点/10点

    アニメ版が好きすぎて、初日に鑑賞。 おなじみのメンツで沖縄旅行。にゃんぱすーから始まりアニメのゆるい雰囲気が終始流れていて、まったりとした1時間だった。 監督の川面真也や脚本の吉田玲子を始めとしたスタッフ陣はアニメとほとんど変わらず。 実際に映画館で見て感じたメリットはサウンドの良さ。オープニングのところでれんげたちの住む田舎に流れるセミの声、川のせせらぎ。これを映画館のサラウンド音響で聞いたとき、映画館で見てよかったなーと思った。ただ、その後はあまりこのメリットが感じられなかったのも事実。もっと自然の音を聞かせるシーンが欲しいところ。 また、良くも悪くも舞台は沖縄である。のんのんびよりの良い…

  • 心が叫びたがってるんだ。 8点/10点

    遅ればせながら『心が叫びたがってるんだ。』、通称「ここさけ」を観に行ってきました。この作品、本当にこのタイトルがすべてを物語っている。アニメ「あの花」のスタッフが再集結し、再び秩父を主な舞台とし、高校生の青春を描く群像劇。あることがきっかけで幼い時に声を失ったヒロイン、成瀬順(水瀬いのり)がクラスメイトたちとミュージカルを作り上げていくことになり、周りとの交流や恋を通して声を取り戻していくさまを描く。...

  • 007 スペクター 9点/10点

    2015年のビッグネームの一つ、007シリーズの最新作を鑑賞した。その名は「スペクター SPECTRE」。この名を聞いてピンと来る人は007シリーズのファンであろう。ショーン・コネリー版007で何度か登場し、著作権の問題から行方をくらませた犯罪組織、それがスペクターである。...

  • 【ガルパン極上爆音上映】立川まで行く価値はある

    ガルパンの映画が爆音で上映されると知って友達と連れたって行って来ました、立川シネマシティ!ガルパンの映画自体の感想は以前書きましたので、こちら↓ artichoke.hatenablog.com の記事を参照してください。実際に映画制作スタッフの音響チームが、...

  • デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」 6点/10点

    テレビシリーズから15年。高校生になった太一たちの新たな戦いが始まる。 本作は6部作を予定しており、再びデジモンたちに会えるということで、僕達デジモン世代では大きな話題となった。観に行った劇場ではグッズが完売していて本作の人気の高さが表れていた。 ただ、僕自身は...

  • ガールズ&パンツァー 劇場版 9点/10点

    アニメシリーズの終結から2年。戦車に乗って試合をするという、戦車道を嗜む女子たちの物語のその後を描く。劇場版の公開が1年延期されたのも、テレビシリーズで...

  • ドライヴ 7点/10点

    主人公ドライバー(ライアン・ゴズリング)が物静かで非常にクールなのだが後に怖い一面も見せる。演出が秀逸でバックミラーを使った構図、エレベーターの照明の当て方など、実に印象的なシーンが多い。ただ、一本調のストーリーと暴力的描写が頂けない。

  • プレデターズ 3点/10点

    日曜洋画劇場でたまたまやっていたのでそのまま鑑賞。まず主人公がクソ。仲間をすぐ見捨てて置き去りにする。それから日本のヤクザが登場するのだが、アメリカの偏見が多分に盛り込まれていて爆笑ポイントになっている。映像は綺麗だが緊張感やスリルがなく、"プレデター"というキャラクターへの造型もない、ただのアクションに成り下がっていた。

  • 裏切りのサーカス 8点/10点

    正直1回見ただけなので何が何やらあまり理解できていない。が、非常に静かに淡々と物語が進む中で登場人物たちの内に秘めた熱情が伝わってきた。近いうちにもう一度見てまた気づいたこと書きますね。

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