土曜日に長女を義両親宅にドロップし、日曜日に旦那さんに見送られつつ飛行機に乗り込む。息子が飛行機で寝てくれることを期待して夜便にしたので、パリに着いたのは朝の5時。私たちもさすがに空港まで行くのが辛かったので、空港で送迎タクシーをお願いして自力で来てもらう。 妹の滞在中は、旦那は兄夫婦のところで寝泊まりするという段取りになった。この方がお互い気疲れもないし、子どもと生活時間が全く違うのでスムーズであろうとの判断。私たちも姉妹水入らずだ。小さい子を連れて遠くまで来てくれたなぁ、とじんわりするのも束の間。 飛行機でしっかり寝てきた甥っ子はもう元気いっぱい。着くとまずは居間の模様替えから。旦那のスピ…
ふたりの子どもを日本に残して来た妹は3泊5日で帰国。 その後はDNA検査の結果待ちなのだが、「特急」の指示で出したという割には、3週間経っても... 4週間経っても... 6週間待っても結果は出ない。1日置きに電話で問い合わせて、繰り返し急いでくれと頼み込むことの繰り返し。 妹が春から育休から職場復帰するという期限もあったので、なにがなんでも3月のサイクルにしたい行いたいと伝えていたのだが、いかんせん「ラボが混んでいる」の一点張りで先に進まずやきもきするばかり。 ようやく2か月経って、DNA検査を全てクリアしたので、スケジュールを組むことができると連絡が来た。2月末に連絡をもらい3月末〜4月上…
午後には事前の検査を持参して医師との面談。 事前に行ってきた検査はメールでもすでに送っており、問題ない旨を確認しているので、簡単な問診で済んだ。ドナーとなる妹に対しては、生理周期やまだ子供に母乳をあげているかなどを(あげている間は、卵胞が取れにくいらしい)。日本ではDNA検査ができなかったので、その検査のみ当日採血を行って検査に出してもらう。期間が3週間から2か月(!)とかなり幅があるので、妹が5月からは職場復帰するので3月までに採卵したい!と主張し「特急」指定してもらう。 その後、看護師が同意書、料金詳細、プラニングなどの、説明自分たちのカウンセリングに続き、ドナーとなる妹のセッションがあっ…
自分たちのカウンセリングに続き、ドナーとなる妹のセッションがあった。 フランス語は話せないので、英語でよろしく、と伝えて二人は診察室に入ったのはいいが、しばらくしてカウンセラーから呼び出される。どうも妹が理解しているか怪しいので同席して通訳しろと。(いいのか?と思いつつ、同席) 心理カウンセラーというから、「なぜ卵子を提供しようと考えたのか」「配偶者はこのことについてなんと言っているか」「生まれた子供に対してどう思うか」と言ったことを聞かれるのかと思い、英語で回答を用意していたのだけれど、あまり必要なく、カウンセラーからの重要事項説明と言った趣旨だった。 主に施術のリスク・安全面の説明(ホルモ…
妹がフランス入りし、3泊5日のパリ弾丸ツアー。ブリュッセルは日帰りで向かう。 UZ Brusselsは大学付属病院で、ブリュッセル郊外にあり、1日で4つの面談が組まれている。 9時15分 カウンセラーとの面談 早速30分ほど遅れてスタート。60代くらいの女性カウンセラーと私と旦那の三者面談。これまでの不妊治療の経緯をひととおり話す。 卵子提供者は提供したのち、生まれた子供に対して親としての権利も義務も発生せず、民法上も出産をする私が100% 親であることなどを説明される(ここらへんはさすがに知っていた)。 生まれたこどもへの事実告知。欧米では「知る権利」について強調されがちだが、匿名でない卵子…
11月12日 ベルギーの病院から渡された検査リストをもとに、妹は日本で早速検査を行ってくれた。血中ホルモン検査やエコーで卵胞の数のカウントなど。DNA検査があったのだけれど、これだけは日本では簡単にできず、ベルギーで行うことに。 11月26日 検査結果が揃いベルギーの病院にメール確認すると、特に問題ないとのことだったので、1月の初診に向けての飛行機などを取る。 12月4日 前回の診察でZouzouがフランスで必要な処方箋やエコーは見てくれるとのことだったので、私と旦那の分の検査リストを持って診察。処方箋を出してもらい、これで1月のベルギーでの初診は準備が整いそう。 このまま順調に進んでくれます…
セカンドオピニオンに続き、本日は最後の砦。フランスの不妊治療の権威(と、同僚から聞いた)の先生に、ダメ押しのサードオピニオンを取りに行った。 なんとかごり押しして、もう一回だけ自己卵子での体外受精をしたいと意気込んでいたのだが、おきまりの問診とこれまでの経緯を説明すると。「これ以上やっても意味ないでしょ」と一刀両断。 やはり私の年齢で8回やって、受精卵が一つしか得られなかったというのが全てを物語っているとのこと。可能性をどう解釈してもいいし、ホルモン刺激をして採卵したいなら、自分には施術費が入ってくるからしてもいいけど、あなたの目的は採卵でなくて、妊娠することでしょ、と。低AMH、高FSHで体…
実妹が卵子提供をOKしてくれた。日本は諸事情で断念し、ベルギーでの検討を始める。 UZ Brusselsという大学病院で匿名でない提供卵子で体外受精を行っているとのことで問い合わせを行った。大まかに電話で聞いたところ ドナーと揃って初診(ドナーの配偶者は同意書があればOK) 待機期間は6週間ほど 現地に来るのは初診と採卵・移植の2回 費用は10000ユーロ(130万円)くらいなイメージ 心理カウンセリングは英語OK(妹の英語力に不安はありつつ、、) 11月の初旬に1月の初診予約を取り始めるとのことだったので、連日電話をして1月の予約を確保。午前中に心理カウンセリング、午後に医者、看護師と3件の…
実妹が卵子提供をOKしてくれた。 当初は本当にいいのかと悩んだが、時間が経つにつれて、やはりこれ以上は望めない恵まれた選択肢だ!と気持ちが追いつく。自己卵子での体外受精がダメだという結論を受け入れられた。 スペインでもフランスでもは、匿名の提供卵子が義務なので、実妹の卵子提供となると候補となるのは、日本とベルギー。 セカンドピニオンを取りに行った先からは、ベルギーは匿名でない提供卵子での体外受精ができるという情報を仕入れていた。 まずは、妹の在住している日本でできないか、JISARTのガイドラインを読んだうえで、自分が該当しそうだったため、都内ふたつのクリニックに問い合わせ。 クリニックKの場…
グローバル社会とはこういうものだな。 一晩たったら、母親から妹に卵子提供のことを話した旨、彼女は基本的に私がそうしたいならOKな感じだからなるべく早く直接話してみてとのメールが入っていた。母親もいてもたってもいられなくて、JISARTで日本の卵子提供について調べたり、妹に打診したりしたのだろうと思うと、やはり家族は優しいなあと思う。私が不妊治療を開始する時にも、前のめって妹にその話をしているのを思い出して、母親のせっかちさが少しおかしかった。 旦那には、「妹がもしかしたら、卵子提供OKかも」と伝えると、「絶対に妹のプレッシャーになるようなかたちにはなってはいけない。母親からは何も聞いていない体…
昨日のセカンドオピニオンに続き、本日は旦那も一緒にこれまでずっと診てくれていたZouzouのもとへ。 彼の意見は、「このまま自己卵子の体外受精を続けても可能性は低いので、卵子提供を受けること真剣に考えるべき」とのことなので、今回はふたり揃っての面談。 「私の口から、可能性がゼロという言葉を聞くことはない。ただ、客観的に言って、ホルモン刺激を6サイクル行い、移植を行ったのは1回というのは、反応は極めて低い。普通は卵胞がひとつしかない場合、50%の確率でそもそも採卵を見送るようなレベルの話で、移植に1回しか至っていないのに、こんなに続けたいという人は初めて」 副作用をそんなに感じなかったせいか、私…
これまではパリ17区にある私立のクリニックにお世話になっていたが、彼の「このまま自己卵子の体外受精を続けても可能性は低いので、卵子提供を受けること真剣に考えるべき」との最後通牒を受けて、セカンドオピニオンを取りに行くことにした。 体外受精でこどもを授かった同僚から、評判のいい医師を2〜3人教えてもらった。まず最初に予約が取れたのは、Hôpital Fochというパリ郊外にある病院。そこで受けた説明は、大筋これまでの担当医の判断を支持するものだった。 また、「公立病院では特に」これ以上の体外受精を勧めづらいとの説明があった。要は、「投資対費用効果が見込めないのに、これ以上続けられない」「国の医療…
さてCycle 7も不調に終わったところで、翌日はスペインのクリニックの説明会に参加。定期的にパリのホテルのセミナー会場で、1日数回の説明会と個別相談を行っているようで、すぐにスペインに行く機会が作れなそうな私たちには渡りに船。 スペイン人医師とフランス語を話すコーディネーターがセットで対応してくれる。 私たちの最大の関心は、「日本人のドナーがいるのか」ということだったのだけれど、アジア系のドナーは中国人、韓国人、フィリピン人などで日本人ドナーはいないとのことだった。 また念のため、「自分でドナーを連れてきた場合、例えば妹の場合はどうか」という訊いてみたが、法律でドナーは匿名でないといけないと…
9月13日 5月にZouzouから衝撃の卵子提供オプションを提示されてから、旦那とは、「近いうちにスペインには行ってみよう。でも、当面は体外受精を継続の一択だよね」ということで落ち着いていた。 夏休みをがっつり楽しんで、パリに戻り9月に入ってZouzouと不妊治療を再開するにあたり予約を取った。体外受精をまだ続けます!!と気合を入れて説明しようと気負っていたけれど、さらっと体外受精のプロトコルの説明に入った。 薬が変わったのだけれど、、、違いは追々調べることにする。 9月19日(J1) 生理開始。 9月20日(J2) Pergoverisを225UI注射。 9月24日(J6) Zouzouのモ…
5月9日(J1) 日本から戻って絶妙のタイミングで生理。間に合った。 5月10日(J2) 本日より150UIでMenopurをスタート。 5月14日(J6) モニタリング一回目。3つの卵胞を確認。 左のふたつは6, 7mm。右にひとつ6mm。小さいような気がするなー。 Menopurは225UIにレベルアップ。 5月18日(J10) モニタリング2回目。14, 13, 11mm。 あんまり育ってる感じかしないな。この調子だとまだ一週間かかるかなー。 Menopur 300UI とOrgaletonを1日1回スタート。 5月21日(J13) 再度モニタリング。採卵できそうなところまで育ったので、…
3月14日(J1) 卵胞が育つことはわかってゆっくりながらも前進しているので今回こそは採卵できるよう万全をきす。 3月16日(J2) 本日より150UIでMenopurをスタート。 3月19日(J5) モニタリング一回目。なんと3つの卵胞を確認。 左のふたつは11mm 8mm。右にひとつ8mm。 3月22日(J8) モニタリング2回目。左にはみっつ 12mm 11mm 10mm、右は9mm。あんまり育ってる感じかしないな。大丈夫かなと不安になる。 Menopur 225UI とOrgaletonを朝夕2回スタート。 3月26日(J12) 再度モニタリング。いけそうなので 採卵は3月28日に決定…
3月31日 三連休はサンマロで過ごす。気分転換にちょうどよかった。この期間は、妊娠していた時のためにアルコール、チーズ、生肉などはNG。担当医はカフェインにもうるさくないので、1-2杯は気にせず飲んでいる。 初めてここまで来たので、やっぱりふわふわっとした気分。ダメだった時にがっかりしないよう、次できることを考えておく。 「全ては卵子がきめて」(原題 "It starts with the Egg: How the Science of Egg Quality Can Help You Get Pregnant")を読む。かなり目からウロコ。 すぐにでも、プラスチック容器はやめようと思う。その…
2月17日(J1) Menopurが強すぎたり(Cycle 1)、排卵促進剤を間違って打ってしまったり(Cycle 2)、ホルモン刺激なしでは卵胞が育たなかったり(Cycle 3)で、なかなか体外受精に至らない。今回は、比較的反応の良かったCycle 2と同じ150UIでスタート。 2月19日(J3) 本日より150UIでMenopurをスタート。 2月25日(J9) Menopur 225UIとOrgalutran をスタート。 2月26日(J10) モニタリングで卵胞が2つ 13mmと8.5mmを確認。 順調に行けば5日〜7日後に採卵できるとのこと。 2月28日(J12) 再度モニタリング…
1月16日(J1) 前回排卵促進剤を早く打ってしまったので、生理が早く始まる。今回はホルモン剤を使わずに様子を見る。 1月19日(J4) ふたつ小さい卵胞を確認。前回に比べて随分ゆっくりのようだ。 次回はFSHの数値を測るように言われる。 1月22日(J7) FSHの数値が40を超えており、体外受精は見送り。
12月28日(J1) 前回のサイクルのホルモン剤の影響で1週間遅れて生理スタート。 12月29日(J2) Menopur 150UIを開始。 1月3日(J7) Zouzouに会う。卵胞がひとつ16mmと大きいので、順調に行けば金曜に採卵、月曜に戻す可能性ありとの判断。急遽自宅に戻って排卵抑制剤を打つことに。 そして、間違って排卵促進剤を打ってしまう。36時間後くらい、木曜の夜に排卵してしまったようだ。体外受精は幻に終わる。 卵胞が育っていたことには安心したけれど、痛恨の失敗で悔やまれる。
たまたま買い物のためにBellevilleを歩いていたら漢方薬局を見かける。よく漢方・鍼灸については、耳にしていたので、処方してもらうことを思いつく。 翌日(日曜日でもやってる!)に、漢方医の予約を取り、薬局の店先で50代くらいと思われる漢方医(らしき人)に問診を受ける。漢方医は、中国語しか話せないようで、薬局の若い中国人が通訳してくれた。他の客に紛れてプライバシーゼロの中、不妊症について相談しなければいけないという、チャイナタウンならではの雰囲気。面白い。 血圧、脈、年齢、生理の状況、家族の持病の有無などの一通り問診され、貧血と疲労を指摘される(自覚症状まったくないけど)。以下の生薬を各5g…
「不妊治療は淡々と、でもアグレッシブにやる」と、心に決めていて、 人工授精なんてすっ飛ばして、顕微体外受精だ!と意気込んでいたので、 体外受精にさえ辿り着けなかったことは、想定外で落ち込んでしまった。 割と淡々とした先生なので、とにかく泣く前に外に出たい、と思ってそそくさと診察室を後にした。やっぱり道を歩いていたら じんわり涙がこぼれる。 旦那は会議中だから電話もできないし、泣いたら心配させちゃうと思うと、すぐに話したくない。母親に電話するけれど、母親もどう慰めたらいいかわからない様子。二人目を妊娠中の妹には、なんだか直接言えない。すごく仲がいいし、妹の妊娠は嬉しいし、私には何も関係ないけれど…
10月30日(J2) LHが高いことで急遽、「30代前半の年齢を考慮したらは、まずはリスクの低い人工授精から」という方針から、「AMHが低く、LHが高いので、時間がないかもしれない」ということで、体外受精に方向転換。 麻酔医の問診やら体外受精を行うクリニックの登録などかなりのペーパーワークを強いられる。 11月14日(J17) 本日よりProvames 2mgを朝夕1錠 11月25日(J1) Zouzouに生理が来たことをメールで連絡。 週明けに診察に来るように指示。 11月27日(J3) Zouzou診察。今回は旦那も一緒に行く。 エコグラフィーで卵胞を5つ確認。やっぱり少ないんだなぁ。 今…
9月初旬 6月からお世話になっていた婦人科の先生のところに行き、体外受精を始めるにあたり公立か私立でいくかを考えておいてと言われていた。 名前があがったのは Hopital Bichat(公立)とDr Fréderic LAMAZOU(私立)のクリニック。妊娠の成功率みたいなランキングがあると聞いて、インターネットで検索してみたが、いまいちわからず。 また、「成功率が高いのは、難しいケースは引き受けないからだ」というようなことも聞いたので、あまり気にしても仕方なかろうという結論。 長期戦になると通うやすくないと辛いだろうなということで、わたしの会社から20分、旦那の会社から15分の私立のクリニ…
2017年6月中旬 生活が落ち着いたということで避妊を解禁して半年。 「なんとなく予感がして」いたし、33歳になったこともあり、半年するかしないかのうちに病院へ。自宅から15分ほどの近場の婦人科で予約を取る。 初回は、問診とエコー。旦那と二人でクリニックに行き、年齢、生活習慣(飲酒、喫煙など)、生理の有無、過去の妊娠・流産経験の有無などひととおり問診。エコーで子宮の状態を見て、特に問題なし。 私たちが積極的に不妊治療に取り組みたい旨を伝えたことも手伝ったのか、フランスの一般的な方針なのかはわからないけれど、すぐに次のステップへ。 タイミングを意識するのは大事だよ、とは言いながらも、「まずはタイ…
人工受精:合計325ユーロ(内 国民健康保険 138ユーロ) Induction : 100 euros(61,44 euros) Monitorage モニタリング : 75 euros(37,80 euros) IIU 人工授精 : 150 euros(38,40 euros) 体外受精:合計780ユーロ(内 国民健康保険 237ユーロ) FIV 体外受精 : 380 euros(85,69 euros) Transfert d'embryon 胚移植 : 150 euros(52,25 euros) Induction : 175 euros(61,44 euros) Monitorag…
参考までにクリニックで提示されていた診療項目とその診療費/Sécurité socialによる返金額。 Consultation 100 euros/23 euros Echographie pelvienne 160 euros/75,6 euros Echosonographie 190 euros/75,6 euros Ecographie de début de grossesse 120 euros/36,65 euros Monitorage échographique 75 euros/37,8 euros Insémination intra-urérine (IIU) 150…
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