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2018/08/05

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  • げーむあれこれ(2024.04.15)

    ゲームは、某MMORPGの拡張パックを予約するついでに、セールにあった「ブリガンダインルーナジア戦記」を購入。若き学生の頃、相当に遊んだ国盗りシミュレーション系ということで、土日で軽く遊んでみることに。架空の大陸で複数の国から一つを選び、ターン制バトルに勝利し、領土を広げ、大陸統一を目指す、いわゆるジャンル王道。こうしてみると、国盗り系は、その昔から根本はどれも似ており、良く言えば完成されていて、悪く言えば目新しさがない。ジャンルに共通する最大の特徴は、自他問わず各国や勢力に属するキャラクター人数の多さにある。ブリガンダインも三桁はキャラクターがいるようで、プレイによってある程度、ランダムの幅もあるよう。まだ、一つ目の国の序盤までしかプレイしていないが、まあまあ無難に楽しめそうに感じている。このジャンルの...げーむあれこれ(2024.04.15)

  • のらねこ

    のらねこみたいにじゃれつきあえばふあんやきけんのむねのしめつけをあいだのこいだのかんちがいをしてけたたましくなくいくどものけんかかけぬけるさきのいきどまりのへいそらはとべなくてただぶかっこうにのぼってとびおりちゃくちのさきでりょうてをそろえこくびをかしげていえねこみたいにかしこまってみるのらねこ

  • 読書のよもやま(2024.04.08)

    「「最後の」お言葉ですが・・・」高島俊男(ちくま文庫)高島俊男の著書との出会いは、学生の時分に題名に惹かれて手に取った、「三国志きらめく群像」である。当時は主に某ゲーム関係を中心に、三国志が流行っており、今と変わらず列伝・群像を好む自分の目に止まった。面白そうだなと、そのまま購入したあの日から、高島俊男の著書は自分の人生の一部となってしまった。学問としては、中国文学を専攻の著者は、他に水滸伝の作品もあるが、多くは日本語をテーマにしたものである。本書は、長く「週刊文春」で連載したエッセイ「お言葉ですが…」の、連載最終期の部分が収録されている。学生の頃は、「人」に付くのが基本であるから、多分に漏れず人に付き、「お言葉ですが」シリーズも出版を楽しみに購入した。普段何気に使う、知ったつもりの日本語の面白さを知って...読書のよもやま(2024.04.08)

  • ALCHEMY

    純度を高めるほどに真実に近まるほどに全霊を捧げるほどに単純に帰するこころ混合の高まるほどに幻覚を近めるほどに無量の捧ぐるほどに混混を帰せるこころALCHEMY

  • ツキイチ映画館(2024年03月)

    月に一度は、映画館で新作を。2024年の3月は、「12日の殺人」(フランス)。(個人的に)近年頻繁に起こる新作映画難民となり、選択肢をマイナー系映画館にまで広げることとなった3月。マイナー主流のげいじつ(芸術)系は避け、ノンフィクション原作という点のみで本作をチョイス。ストーリーは、フランス地方都市で、深夜に21歳の女性が生きたまま燃やされるという事件を、警察の捜査班が追うというもの。映画は、冒頭のシーンを除き、ノンフィクションベースなので当たり前だが、普遍的な警察官である班長を中心に進む。捜査班での何気ない、この手の映画の楽しみでもあるやりとりもちょくちょくあるが、ほぼ新人いじりであるため、面白くはない。事件が班長をゆるやかに蝕み、のどの奥の骨となっていく過程を、派手でチープな演出は使わず、丁寧に描いて...ツキイチ映画館(2024年03月)

  • ケセナイキズ

    キニシテイナイフリデキエナイキズヲナゾリキママニムダナウソデキエナイキズヲフヤスキモチハイマモミエズキヅイテイナイフリデケセナイキズニフレテキマグレムクナウソデキエナイキズヲフヤスキモチハイマモミエズケセナイキズ

  • 大谷さんの元通訳氏の例の件

    プロ野球選手は大谷さんの、元通訳氏の例の件について、ただの一般人なので、ただの感想をば少し。通訳氏のやらかした最大のマズいことは、やらかした内容ではなく、最も裏切ってはならない人を裏切ったことにあるのだと思う。違法ギャンブルにしても、億を超える負債にしても、よくはないのだが、まあ、結果は自己責任だろう。問題は、なぜ大谷さんを裏切ることができたのか、という点にある。以下、自分も通訳氏を擁護するつもりなどなく、ほぼすべての人たちと同じく、悪感情しか持っていないということは前提として。恐らくというか、信じたいだけになるが、この破滅の結末が定められていたとしても、最初は大谷さんに影響を与える気はなかった。どういう過程を経ても、どう考えても影響を与えるに決まっているのだが、少なくとも、本人はそうだったのだろう。年収...大谷さんの元通訳氏の例の件

  • Graduate

    呪縛から逃れたいと指折り数えた日々を終わりの紙証書ごと円筒に封じてサラバ故郷よねずにサラバ祝着から脱すべきと指伸し数えた日々を始まりの紙吹雪ごと円筒を覗いてサラバ故郷よふわにサラバGraduate

  • 終わりを決めるのは誰?

    卒業の季節となり、街なかでもそれらしい風景を目にすることがある。人生も後半戦ともなると、そうした場面に遭遇すれば、自分には一切関係なくても、なぜかなにか感慨深い気持ちになったり。主に学校なんかは、始まったときから終わりが見えていて、生活環境なんかもガラッと変わり、とてもわかりやすい。しかし、物事はそうしたわかりやすい物ばかりではないから、何かと終わりがよくわからない、むつかしい物もある。それこそ学校にいる頃のような時代には、本気で対象の永遠を望んだりして、終わりなんて切なさそのものでしかなかった。生活環境や人間関係はもとより、漫画やゲームのような趣味においても、終わりは感動にもなるが、継続の望みを妨げはしない。好きな物は、続けば続くだけ、長ければ長いだけ好ましかったすべてが、いつからか、終わり「も」求める...終わりを決めるのは誰?

  • おもちゃ箱

    部品たりないロボットでいつでもリアルに空想を外装あいた小粒ラムネがいつでも日記に潰されるにぎやか整頓おもちゃ箱にぎやか混沌おもちゃ箱小物そろえたドールズでいつでもリアルな想像を内芯かえた鉛筆チョコがいつでも日記をぬり潰すにぎやか整頓おもちゃ箱にぎやか混沌おもちゃ箱おもちゃ箱

  • 読書のよもやま(2024.03.11)

    「そこにある山人が一線を越えるとき」角幡唯介(中公文庫)極地(北方面)旅行家でノンフィクション作家である著者の、ノンフィクションではない系のものとなる。年齢的なことや探検先が固定されてきたことなどから、最近はノンフィクションよりもこうしたエッセイ的な作品が多い角幡さん。本作も、ご自身の結婚からGPS、脱システムに始まる生死などなどを、極地での経験も踏まえて述べている。「も」と書いたのは、まあ、6,7割は過去の作品との重複があるため。といって、別に角幡さんを否定したり、批判したりがしたいわけでもなく、そんなつもりも当然ない。重複が分かる程度には出ている文庫本を買っているし、自己体験によるノンフィクションはとても面白いし、好きである。ただ、事実として、ノンフィクションではないエッセイ系は、割と作品による重複が...読書のよもやま(2024.03.11)

  • でぃず・でぃず。

    さかみちころろころげていけばあわててばかりあわててばかりきたきりつつつつついていけばおこってばかりおこってばかりはれものふくくふくれていけばおびえてばかりおびえてばかりひきゃくとばばとばしていけばわすれてばかりわすれてばかりでぃず・でぃず。

  • 百英雄伝 Rising(2)

    ようやく、本当にようやくゲーム「百英雄伝Rising」を(ノーマルモード)だけ終わらせた。終わらせた、というのは、シナリオを最後までと、お使い(スタンプカード)クエストを一応のところ、全部(だと思う)。武器・防具強化(素体は最後まで購入済み)がまだ先があるようだが、ハードモードはやらないので、とりあえずここまで。本作は、無論、4月に発売を予定するRPGゲーム「百英雄伝」のプレ、世界観体験用のゲーム(なので安いしボリュームは少)。本編は純(いにしえの)和ゲーRPG(多分)だが、本作は、2D横スクロールアクションとなっている。恐らく、本編で仲間になる99人のうちの3人をプレイアブルに、遺跡探索と町おこしをこなしていく。横スクなので源流「幻想水滸伝」とも違うし、「百英雄伝」と違うのだろうが、ビジュアルや世界観は...百英雄伝Rising(2)

  • gone

    最後の作品を前に幾年かが過ぎ行き未知の貴方が在る明日をば迎え行く最後の貴方の声を最後の作品を手に幾年かを振り返り未知の貴方を失う明日をも受け入れ最後の貴方に愛をgone

  • 村山吉隆さんと幻想水滸伝

    4月23日に発売予定のゲーム「百英雄伝」のプロジェクトリーダーである村山吉隆さんが、2月6日にこの世を去った。当ゲームを楽しみにしていた人たちにとって、突然の、まさかの訃報。張り付いていたわけではないけれど、気の向いた時には開発状況の様子ものぞき、精力的にファンに発信しているという認識だった。村山さんの代表作は、言わずもがな百英雄伝がその流れを受ける、「幻想水滸伝」である。プレイステーションソフトとして発売したのは、もう三十年近くも前で、我らが中年世代は、時の流れを思う。自分が購入したのは、発売1年後に出た低価格版ではあるが、プレステ時代であることに変わりはない。ある日、友人の家で正方形のパッケージを見て、タイトルとビジュアルに惹かれて購入し、攻略本は友人に借りた。ポケモンよろしく108人の仲間を集めると...村山吉隆さんと幻想水滸伝

  • 器用で不器用

    なんでもそつなくこなすのにこころはいつだってぶきようはりしまわってせわやくのにおきまりのようにすれちがうなんどもそこなくころぶのにここぞはいつだってまにあうはやりこまってきずつくのにおさまりのよさにわらいあう器用で不器用

  • ツキイチ映画館(2024年02月)

    月に一度は、映画館で新作を。2024年の2月は、「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」(アメリカ)。2月も積極的に観たい新作はなかったので、同名のホラーゲームの存在を知っていた本作をチョイス。原作のゲームは、とある廃ピザ屋の夜勤警備員が、命の危機のある数夜のお仕事を、色々と駆使して乗り切るというもの。動画サイトのゲーム実況で見たことのある自分は、基本、映画の予習はしないので、そういう映画だと勝手に決めつけて観た。なので、自己責任なのだが、映画は原作に忠実(なのだろう)であっても、ジャンルはホラーではない。ホラー系はジャンル的に大作は少なく、本作もそんなことは期待していなかったが、最初30分を観て、正直「おっ」とは思った。少なくとも最初の30分は、助走としてその後のホラーを期待させるに十分な展開が進む。...ツキイチ映画館(2024年02月)

  • with you

    目を合わせることもなく遠慮がちに丁寧語で話す天性に分けへだてのない心地よい無尽蔵の優しさ一にも二にも幼いままに目を逸らすことなどなく意志つよく演説調で話す天分に揺るぐことのない親和する無制限の逞しさ一にも二にも育むままに一にも二にも在るままにwithyou

  • 読書のよもやま(2024.02.12)

    「室町は今日もハードボイルド日本中世のアナーキーな世界」清水克行(新潮文庫)日本中世史を専門とする大学教授の、一般向け、実はまるまる系シリーズ。探検系ノンフィクション作家である高野秀行さんとの、ハードボイルド対談の書籍を経由しての購入。今の日本人はこうこうで、それは歴史由来とも言われるが、中世日本の常識や倫理は、今とは全然違うんだよ、というもの。歴史資料などを裏付けに、学術研究から室町時代の市民階級の生活などについて、具体的な事件や出来事から紹介してくれる。今と同じで、今と違う、物理的には同じ位置や場所にある日本の、記録に残った昔の生活文化は、基本それだけで面白い。偶々に記録を残す、当時ありふれただろう、村と村との過激な争い、男女問題に発するうわなり打ち、とある地方の権力争い。どれもこれも、ありふれた有名...読書のよもやま(2024.02.12)

  • Score

    他愛もないからこその二十年来のやりとりと必然もないからこその二十年ぶりのやりとり空白もないからこその二十三十のこれまでと拝啓もないからこその二十三十代のこれまで振り返るには今さらで振り向くには今さらでScore

  • 読書のよもやま(2024.02.05)

    「読むだけですっきりわかる世界地理増補改訂・最新版」後藤武士(宝島社)現代日本においてとても一般的な、いわゆる高等学校的なお勉強から離れて、不本意にも長い年月が過ぎている。なんだか最近は、これまで定着していた基礎的な知識もあやふやになりつつあり、特に国外、世界ともなれば、まず地図が怪しい。大国はまだしも、(地理的な意味で)こまごまとした地域は、位置と情報もそこそこ自信なく、そもそも知識自体が古すぎる。戦後のアジアについてを学ぶのもいいが、肝心の今についていけなければ、である。ということで、本屋で目に付いたので、知的な好奇心というよりも、基礎知識の補強、アップデートを義務目的な感じで購入。本書はそうした期待通りに?、タイトルに相違なく、学生向けにありそうな、楽しく学ぶ何々、みたいな内容である。それ以上でも、...読書のよもやま(2024.02.05)

  • このよにあまねく

    ほうっておけないひとあまりにやさしいこときもちのあらわなひとあまりにまじめなこといきおいまかせのひとあまりにいちずのことこのよにあまねくひとあまりにきらめくことこのよにあまねく

  • ツキイチ映画館(2024年01月)

    月に一度は、映画館で新作を。2024年の1月は、「機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM(シードフリーダム)」(日本)。今年も無事に始めることができた、一か月に1回は映画館で新作の映画を鑑賞する、ツキイチ映画館。1月は、続編物ロボットアニメーションのチョイスで、ハリウッド産エンタメ系を主戦とするツキイチ映画館としては、異例も異例。なので、他に積極的に観たいものがあれば、こちらは番外編にしようと思っていたが、特に観たいものがないため、本編扱いに。ロボットアニメのガンダムシリーズの一つ、ガンダムシードは、22年前の2002年に1話30分で全50話テレビ放送された。その後、続編であるガンダムシード・デスティニーが、2004年に同様に50話テレビ放送されている。我らが中年世代は、リアルタイム世代の一帯であり、二次...ツキイチ映画館(2024年01月)

  • ウカサレ

    そまらぬたましいはなにゆえうかされるまだみぬしろいろのきたいにうかされるこころがあかいろのねつゆえうかされるだれもがあおいろのじだいにうかされるそまらぬたましいはなにゆえうかされるおのれがみたいろのねがいにうかされるウカサレ

  • 最近のスポグラNumber(2)

    年末年始で、相当に溜まっていた雑誌「スポーツグラフィックNumber」を残り1冊まで読み進めることに成功。年単位でわりとずっと定期購読している雑誌のため、お支払い分だけ(不満を)述べる。前回も今の方針とは相性が悪い、不満だ不満だとのたもうたが、引き続きNumberは微妙なままで。むしろ更にひどくなっている印象すらあり、何より嫌だなと思うのが、広告目的のなんちゃってインタビュー記事。義務でインタビューして、義務で答えて、あたり障りのない、誰が答えても同じやりとりを企業や商品の宣伝で〆る。極めつけは、アスリートケア最前線とやらで何ページにもわたって、フリーマガジンのような整体の紹介ページを何号も。宣伝自体を拒否しているわけではなく、宣伝は、テレビや動画サイトのコマーシャルのように、ただ宣伝であればいいと言いた...最近のスポグラNumber(2)

  • 学校のうた-匂香-

    通学路に咲く折々の花に濃さを増すインクと白墨思い思いを形にする糊に通電した機器の電子回路冷たい水道水で立つ泡に正午に近く窓越しの給食流れて不快感のない汗に放課のおまけ付きお菓子期ごと学んでは遊ぶ内に深く鼻奥に沈みこむ匂香学校のうた-匂香-

  • 読書のよもやま(2024.01.15)

    「文明の生態史観[増補新版]」梅棹忠夫(中公文庫)著者が1955年に学術探検隊として、西南アジアを旅したことを始まりとして、文明文化の発生発展論をまとめたもの。インドを中心にアジアと呼ばれる地域の文明を整理し、いわゆる西と東の単純比較ではない視点を展開する。そして、文明や文化の発生と発展を、地域と経過で分類し、現代に至る世界の文明文化の成り立ちを広く論じる。これだけ目と耳で世界が近くなって、世界を知識で知ったようなつもりになっていても、その実態は単に言葉だけであることが多い。さて、それではその世界がどういうもので、どういう経過で、どうして発生し、どうして今に至るのか。恐らくそれは、今という地点では表層だけですら追うには対象はもはや長すぎるし、広くなり過ぎている。すれば、とある時間的区切りで特徴的に、その時...読書のよもやま(2024.01.15)

  • ENCOUNTER

    一人の王が生まれた裸体に神性は眩しく打金に響鳴が生まれ天体に新星は眩しく故に二人が邂逅した運命に真説を与えて打金に共鳴が生まれ身命に深切を与えて一人の王が生まれた故に二人は邂逅したENCOUNTER

  • 読書のよもやま(2024.01.08)

    「2000年の桜庭和志」柳澤健(文春文庫)タイトルそのままに、桜庭和志のプロレスから総合格闘技への足跡を辿ったもの。著者は、多くの格闘系のノンフィクションを作品にしており、西暦+主題がシリーズともいえる。自分は、すべてを読んでいるわけではないが、「1985年のクラッシュ・ギャルズ」がとても印象に残っている。それもあり、興味のある主題を見た時は購入しており、今回もそのパターンで購入してみた。基本的には好意的なスタンスであるが、しっかりとフラットも保っており、桜庭和志という人物をざっくりと追うことができる。しかし、桜庭和志を軸としてはいるものの、本書が追っている、テーマとしているのは、「総合格闘技」について。桜庭和志を軸としているのだから、総合格闘技についてを含むのは当然であるが、おそらくファーストは、総合格...読書のよもやま(2024.01.08)

  • 区切り

    新たな息吹に相応しい浮つきのない清廉さで身を引き締めるのだと焚き上げの煙を見上げ夜空の裏側の先にある純粋な喜びにあふれた陽気の中で羽を伸ばす太陽の暖色を知らない区切りにしては曖昧なそれでも明確な区切り区切り

  • 12月25日(2023ver.)

    欲しい物でなくても友達のプレゼントがやたらと羨ましくて何もらったの微笑みズキズキと痛むウソ欲しい物なんてないくつ下を満たすのは他愛のないやりとり何ねがったの微笑みズシズシと積むウソ12月25日(2023ver.)

  • ツキイチ映画館賞(2023年版)

    月に一度は、映画館で新作を。2023年も無事、12本の鑑賞を完遂することができて喜ばしく。今年も、タイミングその他もろもろ運命として、鑑賞した12作品から、素人の個人的な好みと感性でツキイチ映画館賞を。2023年は1月から順に「非常宣言」「バビロン」「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」「AIR/エア」「TAR/ター」「M3GAN(ミーガン)」「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPARTONE」「MEGザ・モンスターズ2」「グランツーリスモ」「ザ・クリエイター/創造者」「首」「ナポレオン」となり、2022年に比べて相当にレベルが低いが、選んでいるのは自分なので、これはなんとも致し方がないところ。ということで、映画というパッケージとして一番良かった最優秀賞は、「該当なし」。一番印象...ツキイチ映画館賞(2023年版)

  • TALISMA

    お守りとして忍ばせるどこだったか手にした刃のない銀のナイフは胸元でぎこちなく重く切りつけるのはミライお揃いがらで和ませるその日うまれて施したおまじないのアクセは耳元でいつでも私語く結びつけるのはセカイTALISMA

  • 読書のよもやま(2023.12.18)

    「サバイバル家族」服部文祥(中公文庫)登山家である服部文祥さんの、登山ではなく、私生活の、家族の日常を記すエッセイ。書籍にするに耐えうる程度に、服部文祥を軸とする服部家は、現代日本の多数の、一般的な生活ではない。無論、(常に構成員の総意かはさておき)少なくとも著者は、そうした家族を意図的に目指してもいない。かつての人間の生活様式をサバイバルというかどうかは、さまざま意見の分かれるところではあるだろう。とはいえ、本書にある生活環境から人間以外の自然と生物を排除しない、共生するという生活が、現代の都会の標準でないことも確か。しかも、そうした生活環境で、結果的に致命的なこともなく、3人の子供が成長していく様子がわかる。不便がないわけではないし、わりと困りごとも多いのだけれど、かといって過剰に利便性を追求すること...読書のよもやま(2023.12.18)

  • テンプレート

    聞きあきた小話をフルリピートしてはてはこれまでと連日を塞きとめる染みついた小話をテンプレートにていまはいつまでと残日を噛みしめる聞きあきた小話をいまは聞きたくてテンプレート

  • ツキイチ映画館(2023年12月)

    月に一度は、映画館で新作を。2023年の12月は、「ナポレオン」(アメリカ/イギリス)。予告編が面白そうだったことと、映画「ジョーカー」の主演のホアキン・フェニックスに引きずられてチョイス。フランス皇帝ナポレオンの台頭から、(命という意味の)最後までを完全にナポレオンを軸に追うというストーリー。さて、まず最初にお断りすると、素人の自分には本作で良かったという点が見当たらなかったため、以下、偉そうに不満を述べる。とりあえず、主役のナポレオン(とついでに脇役たちももれなく)に致命的に魅力がない。おそらく、近年というか、現代流行の人間らしさ、人間クサさのようなものを狙ったのだろうけれど、結果、単に魅力がない。ジョーカーの時は、真逆に魅力しかなかったのだから、やはり作品が俳優さんを生かしも殺しもするということを、...ツキイチ映画館(2023年12月)

  • なみだのはじまり

    なみだのはじまりがなまみのからだへのいたみにあるのならさよならのなみだはあしたのかなしみをこころがしったときはじめてこぼれおちはじまりはおそらくしではなくたびだちいきるためのなみだなみだのはじまり

  • 読書のよもやま(2023.12.04)

    「トヨタ物語」野地秩嘉(新潮文庫)この齢(中年)になると、青年期のように読んでいない著書を見つけ、そこまでわくわくするというような著者は少ない。そんな中で、本書の著者である野地さんについては、本屋で未読のものを見つけると、おっ、となる著者の一人である。ノンフィクションであることに間違いはないが、著者の作品のジャンルは、とても良質なルポルタージュだと思っている。ストーリーのある物語というよりは、事象に対する人物を書いており、とても魅力的にそれぞれの人物を描写する。本書は、トヨタ生産方式という、言葉は多くの人が聞いたことがあるだろうが、その実はなんぞやということに軸を置いている。そして、その実態を説明しつつ、トヨタという会社が、トヨタ生産方式とともにどう成長したかを、人物から追う。誰が、どうしたかを単に記すの...読書のよもやま(2023.12.04)

  • Tetragona

    涼けさ求めて水辺を歩けばしろむく小輪の浮かぶるに迷いものかと見渡しみればさくや此はな底より出づる目を奪はれて指ふれみよと近づけばこそ溺れしづむに命を惜しみわが身は握るとつぼむ彼はな波よせ消ゆるTetragona

  • ツキイチ映画館(2023年11月)

    月に一度は、映画館で新作を。2023年の11月は、「首」(日本)。北野武が監督する映画をすべては観ていないが、アウトレイジは面白かったので、同系統かなということでチョイス。事前知識はいつも通り、映画館予告のみだったが、鑑賞後に調べると、意図も戦国版アウトレイジで正解だったよう。日本は戦国時代、1578年の織田信長に対する荒木村重の反乱から、本能寺の変を経て羽柴秀吉と明智光秀の山崎の戦いまでの話。世界観はしっかり構築されているが、いわゆる没入型ではなく、一歩引いた視点で人間をシニカルにコミカルに見せる。どの作品にしろ、北野武が監督をしている映画を複数見ている人は、例え監督名を伏せられても、すぐに監督がわかるだろう。それくらい、過去の作品のつくり方、展開がそこかしこに見えて、良い意味で北野武の映画という期待を...ツキイチ映画館(2023年11月)

  • 炎色熊猫

    檻中を往復する炎色熊猫爪とぎさえルーティーン大陸を往復する敏腕社長献立表さえルーティーン街中を徘徊する痴呆老人道すじさえフリールート内陸を徘徊する双峰駱駝全方位さえフリールート炎色熊猫

  • スト6(発売6か月)

    対戦型格闘ゲームである、ストリートファイター6が発売されてから、来週末で6か月が経過する。対戦型格闘ゲームをプレイしたことがない、新しいプレイヤー層を取り込むため、複数の操作方法をつくった本作。順調な滑り出しとなった当初以降、今も動画サイトで多くプレイされ、大会の数も確保ができているよう。その大会も、これまでのようにプロ向けの、将棋に近いようなもののみではなく、カジュアル系も多く、視聴者も確保できている。どのような大会にせよ、個人に近い大会は、よほどでない限り見る人を確保できないから、どうしても企業、団体の力がいる。そして、そうした後ろを確保したとて、結局はプレイヤーがいなければ意味がない。さらに、そのプレイヤーは、それなりに対戦型格闘ゲームができる、見るに堪えるインフルエンサーでなければならない。とりあ...スト6(発売6か月)

  • ありげーた

    すばやくはしるおよぐできるからってしないのっそりとあわてずにうごかずときがくればおおきなくちでがぶりろーるろーるろーるであとはほらまるのみさたべればまたじいっとあんぐりひなたぼっこのんびりとわになってありげーた

  • 読書のよもやま(2023.11.13)

    「旅のつばくろ」沢木耕太郎(新潮文庫)一つのテーマによらず、著者の過去に繋がる国内の場所を時を経て再訪したり、はじめて訪れたりというもの。あとがきによると、新幹線車内サービス誌に掲載のようで、一つ一つを短めに、連続ものもあるが、一つでも読めるようにされている。沢木耕太郎さんのノンフィクションやエッセイ系は割とたくさん読んでいる、いわゆるファンである。それを免罪符に偉そうに言うと、こういう一般的な、一貫したテーマのない、普通の旅エッセイは珍しいのでは。本書では、これまであまり語られてはいない(と思う)、著者の16歳の東北の旅の記憶がよく出てくる。そもそも、沢木耕太郎さんはテーマを明確に、ブレなく一貫してノンフィクションの姿勢を貫く作家である。そう言うと、何を馬鹿な、深夜特急が著者の旅そのものではないかと言わ...読書のよもやま(2023.11.13)

  • 背伸び

    いつだって小さいから当たり前に背伸びして同級生には当たり前もあれこれと山勘しては見当外れに笑いもされ当たり前には遠いままいつだって当たり前に精一杯に背伸びをする背伸び

  • 藤井聡太8冠

    先月、10月11日に若干21歳の若さで将棋の8大タイトルのすべてを所持することとなった、藤井聡太8冠。今年53歳の羽生善治9段が当時のすべてのタイトルを所持し7冠となったのは、25歳の時。将棋のプロタイトルの全てがはじめて一人の棋士に集まってから、2度目の独占まで27年がかかったということになる。それなりに人口のいる競技の、エリート中のエリートが競うタイトルなので、複数所持ですら容易ではないことは理解している。一方で、2度起きている独占という事態は、絶対的な強さがあれば、常に可能であることも表している。そこで頭を阿呆にして、歴史も考慮せず考えてみれば、相手の行為はさておき、将棋は自らの行為に、運は影響しない。そんなに単純な話ではないということは強調するが、行為について運が悪かったというような結果がないこと...藤井聡太8冠

  • 160g

    日曜日の30分アニメを胡坐で食パンかじり見るぼさぼさ頭の164cm堂々と胸を張って歓声と応援に応える影を残して穏やか顔でねだる2枚目一晩前と確かに変わらず一晩前と確かに変わったそこはかとない160g160g

  • ツキイチ映画館(2023年10月)

    月に一度は、映画館で新作を。2023年の10月は、「ザ・クリエイター/創造者」(アメリカ)。オペレーション・フォーチュンやドミノも鑑賞候補に上がったが、ハリウッドから逃げてはダメだと本作をチョイス。ストーリーは、AI撲滅アメリカとAI共存アジアが戦争の中、アジアにパートナーがいるアメリカ軍人が愛をテーマにどうこう。はじまりはアメリカ視点で、ムービーを挟みミッションを一つ一つクリアしていくゲームのような感じで、コテコテサクサク。中盤から後半は、アジアで出会った物語の鍵となるAIと、パートナーを探しつつ、アメリカの大型兵器を止める目標もあわさり。ニューアジアと表現される舞台は、インド、カンボジアあたりをイメージした、これまたテンプレートなアジア。マーケティングなのか、流行なのか知らないが、最近とみに多い舞台な...ツキイチ映画館(2023年10月)

  • CLASSIC-2023-

    朝から日差しは強く影はとうに過ぎ去り西に西に冒険は進み大切な楽譜を見つけ鍵盤を機嫌良く叩き連弾で速度を競えば荒々しい創生の子は高揚の青い海を追い光と音と銀河の長い月日を併せ星が満つCLASSIC-2023-

  • 心のダービー、菊花賞(2023)

    長距離党(好き)にとっての心のダービーである、菊花賞が開催された。今年の菊花賞は、久方ぶりに皐月賞と日本ダービーそれぞれの異なる勝者が参戦する、素敵なレースとなった。結果は、皐月賞の勝者が3着、日本ダービーの勝者が2着となり、3冠初参戦のいわゆる夏の上がり馬が2頭を押さえて見事勝者に。しかし、上がり馬とはいえ、ラスト1冠を制したドゥレッツァは人気も4番人気であり、レースぶりも堂々、実力での勝利のよう。もちろん、クラシック3冠は偉業であるし、求めるべき目標の一つであるが、個人的には、この3冠を分けあう年が好きだったりする。しかも、どれかで一か八かのような、明らかな穴馬が勝つのではなく、実力馬による分け合いが、である。2頭で分けあって、その後もライバル関係を翌年に持ち越すような贅沢を超えて、それが3頭ともなれ...心のダービー、菊花賞(2023)

  • Red-flower

    穢れを知らぬ秋の日に赤々と咲いた彼岸花が過去のない今日に現れ待つ人に数輪を摘めば畔からの説法が聞こえ不意つかれ手を放した後ろめたさから足早に祓うように手を叩いて物言わず道に横たわる名前を知らぬ花を思い物言わず背抱きしめるRed-flower

  • 読書のよもやま(2023.10.16)

    「日本医家伝」吉村昭(中公文庫)裏表紙から一部引用すると、江戸中期から明治初期に現れた、日本近代医学の先駆者たち十二人の苦闘の生涯を描くという本作。十二人は、掲載順に山脇東洋、前野良沢、伊東玄朴、土生玄碩、稲本いね、中川五郎治、笠原良策、松本良順、相良知安、荻野ぎん、高木兼寛、秦佐八郎で、一人あたりは20頁から30頁くらいと短めになっている。医家伝とあるが、純粋な伝記ではなく、事実や資料を基にした小説モノとなっており、気軽に読むことができる。小説ならではの入りの引き込みに続き、相当に凝縮された展開がページを進める手を早め、あっという間に読み終えてしまった。浅学であり、著者の作品もはじめてで、十二人も知らない人物ばかりで、読書中の気分は小中学生の頃のようで。江戸中期から明治初期となれば、日本が西洋の医学に触...読書のよもやま(2023.10.16)

  • 不望色花

    のぞまぬいろのはななれどさいてちりぬはたのみこそなにはとどまれさすとげのおいてはつぎにちぎりごとのぞまぬいとのげんなれどさいてちぬるはわがみこそなにはともあれそいとげのおいてはつれにひとりごと不望色花

  • 2023ラグビーW杯(4)

    ラグビーワールドカップは、グループ予選が終了し、決勝トーナメントに進出するベスト8が確定した。オーストラリアが初めてグループ予選での敗退となったが、大会前から暗雲は立ち込めていたようで、青天のあれではなかったよう。ということで、最終的には非常にラグビーというスポーツらしい、順当な予選リーグの結果となった。試行回数が多ければ、グループ予選の敗退が多いであろう日本も、今回は実力上位を切り崩せず、残念な終戦を迎え。勝った方が決勝トーナメント行きとなるアルゼンチン戦は、観戦の年数だけはそこそこの素人見では、完敗に見えた。これまでの3戦と同様に不安定な立ち上がりから早々にトライを取られ、危険なタックルで一時的に一人減るなどもあり、ズルズルと。ディフェンスのタックルも試合中に良化したこれまでとは違い、最後まで力強さを...2023ラグビーW杯(4)

  • 折にふれ-at times-

    思い出という記憶が折にふれ人生を縛る帰り道の缶の飲料は甘さだけが強く残り夏の夜の謎は玩具は笑いだけが強く残り思い出という記憶が折にふれ人生を縛る行き先の病の治癒は痛みだけを長く残し背に汗の昼の悪夢は呻きだけを長く残し思い出という記憶が折にふれ人生を縛る折にふれ-attimes-

  • 2023ラグビーW杯(3)

    2023年ラグビーワールドカップは、開催4週目が終わり、グループ予選も終盤戦となっている。日本の3試合目は、世界ランクも日本と近く、直前のテストマッチも敗北しているサモア。とはいえ、予選突破とその後を見据えるなら、全力ではなく、ある程度余裕のある試合展開が必要だな、と偉そうに思いながら観戦。最早ちょっと伝統になりつつある、不安定な、おいおいと心配にさせるスタートは、サモア戦も相変わらず。しかし、徐々にタックルも安定するように見え、中盤の展開は、よほどとわりと安心して見ていた。解説でも言っていたが、キックでもプレーを切らさないキックで、サモアのスタミナはゴリゴリゴリゴリと減少。ニアでニアでと進めるとスタミナ消費し、怪我の恐れもあるので、キックで良いのだなあと勉強にもなる。とはいえ、相手にボールを委ねるから、...2023ラグビーW杯(3)

  • 木に登る

    葉を食べる芋虫を横目にルートを選んで木に登る屋根の上を行く飛行機の目的地は名さえ知らない葉に隠された蛹を横目にルートを略して木に登る屋根の上で突くすゞめの会話は挨拶さえ知らない葉に止まる蝶々を横目にルートを使わず木に登る屋根の上に座る偉丈夫の脚は下り方さえ知らない高く高くへ木立ちのぼり遠く遠くへ旅立ちふらり木に登る

  • ツキイチ映画館(2023年09月)

    月に一度は、映画館で新作を。2023年の9月は、「グランツーリスモ」(アメリカ)。タイトルは、本格ドライブシミュレーターゲームのソフト名で、ゲームは7まで出ているが、自分がやったことがあるのは2まで。ストーリーは、その車運転ゲームの速えヤツらから選抜して、現物の車を運転するプロレーサーを育てようぜ、というもの。ソニーと日産が主催するレーシングドライバー養成プログラム発の出来事を基にした、準ノンフィクションであるらしい。いきなりだが、映画というもので大切なのは、作品を一つの世界として、その世界の中でのリアリティを構築し、崩さないことである。それは、フィクションかノンフィクションかは関係なく、一つの作品として、現実に戻ったり、醒めたりしないということ。映像記録作品を観たいわけではないから、一定の改変は別に気に...ツキイチ映画館(2023年09月)

  • まーぶる。

    どんな着想でも表現できる雑音のないこのアトリエで拭う度にメイクが施された奇抜さの調和した顔に会いどれも署名には無縁だけど雑念のないそのマテリアは塗る度にサイドを振りきり気紛れの混合さえ翼に合うどんな着想でも表現できた雑音のないこのアトリエでまーぶる。

  • 2023ラグビーW杯(2)

    ラグビーワールドカップは、各グループ予選の2試合目が進んでいる。初戦のチリ戦に勝利した日本は、グループ分け時に最上位4チームに振り分けられたイングランド戦。結果は、イングランドの4トライに対して日本は4つのペナルティゴールによる得点に終わり、34対12で敗北となった。総合的な実力で劣る、仮に同条件で試行回数を重ねればそれなりに負け越す相手に対して、どう勝ちを拾うか。素人のなんの根拠もない主観であるが、チリ戦とは違ってタックルはとても良かったし、スクラムも最後を除きすごい安定感だった。しかし、重要なポイントポイントでのハンドリングミス(ボール捌きのエラー)や、プレーの精度が勝負を分けたのでは。前回大会で日本が出場国下位から中位に上がるに際し徹底されたのは、確実な基礎をベースに、とにかくミスをしないことだった...2023ラグビーW杯(2)

  • BUMP

    うけとめるほどつよくなるむねのいたさはげんかいちうけとめたほどすきになるともにのぞむはてんかいちうけとめるだけつよくなるむねのあつさはげんかいちうけとめただけすきになるともにあゆむはてんかいちBUMP

  • 2023ラグビーW杯(1)

    あの2019年ラグビーワールドカップから早くも4年が経ち、また屈強な奴らの戦いの日々がやってきた。2023年ラグビーW杯の日本の初戦は、初出場となるチリ。この大事な初戦を、日本は6トライを決めて42対12のスコアで勝利した。4年前のファーストプレイとなったトゥポウほどではないにしても、やはりぎこちない入りで、やや不安になる立ち上がり。そんな中、やるべき基本を遂行しながらも、4年前にはできなかった、やりたいことをやろうとしているようにも見え。そうして気が付けば、リズムはとりあえず良化して、チリのフィジカルの低下もあって、最後はそれなりの安定感。さらに、一戦一戦で本当に満身創痍になっていたころとは違い、ローテーションもできて心身ともに余裕もあるよう。選手を守るためとして、タックルに対する基準が変わり、ただの素...2023ラグビーW杯(1)

  • MOON-Mischief

    月のいたずらに誘われて奇妙なうきしまに遊べば飽きてねむりけも深まり帰り道のめじるしも失い岸のおもちゃに乗りこみ船漕ぐふうせんに弾んで隠せるだいだらも寝ぼけ薄ら目のまあまるも驚くMOON-Mischief

  • デッドボールのアレ

    プロ野球において、投手が打者に投球を当てるデッドボールは、無条件で当てる方、つまり投手が悪い。9月3日のタイガースとスワローズの一戦のそれは、4日時点で報道されているコメントでも、そりゃあスワローズが悪い。スワローズファンとして、監督のコメントが報道通りなのであれば、とても残念なコメントと思う。そして大変申しわけないことに、今年は我らがスワローズがダントツでデッドボールが多いらしい。言いわけを探しているのではなく、純粋な興味から過去のチームのデッドボール数を調べてみる。2022年は、59でジャイアンツの65に次いで2番目に多い。ちなみに3番目はベイスターズの58。2021年は、50でジャイアンツの56、ベイスターズ51に次いで3番目。2020年は、28でカープとともに一番少ない。ちなみに1番多いのはジャイ...デッドボールのアレ

  • SACHLICHKEIT

    流行らない努力を見えぬまま信じて持て囃される才能許されない敗北を見えるまま排して当然とされる勝利流行らない根性を見えるまま信じて持て囃される効率許されない挫折を見えぬまま排して当然とされる栄光SACHLICHKEIT

  • ツキイチ映画館(2023年08月)

    月に一度は、映画館で新作を。2023年の8月は、「MEGザ・モンスターズ2」(アメリカ・中国)。8月「も」ツキイチ映画館的に特別に観たい新作はなかったが、7月の余韻を引きずりつつ、大らかな気持ちで本作をチョイス。2018年公開の「MEGザ・モンスター」の正統続編となる2作品目。前作のジャンルは、近未来風深海めがろどん(大型サメ)超二級スリラー。では、今回も同じジャンルかと思いきや、正統続編であるのに、何故か2は1とジャンルが異なっている。じゃあ何なんだとなれば、パートによってごちゃ混ぜだが、概して、本質を見失い本格派を目指し迷走した凡二級系という感じ。先ほどから、超二級とか二級と書いているが、これは別に貶しているのではなく、(誉めてもないが)純粋な本質(位置づけ)の言葉。映画の進んできた歴史として、地球海...ツキイチ映画館(2023年08月)

  • 果実

    傷のない食べごろの果実を鳥がついばみ暴かれおちた誘惑に大小こうべが群がる皮肉もなく晒された殻は歯牙でくだかれ生まれおちた萌芽は種々りんねに分かつ果実

  • 今年の野球もはや終盤戦

    プロ野球は、あれよあれよという間に100試合を消化し、セントラルリーグはタイガースに優勝マジックが点灯している。我らがスワローズは、早々に大型連敗を喫して以降、懐かしの低空飛行ツバメとなっており、ゆるゆるとシーズンを過ごすことに。さて、仮にこのままタイガースが優勝できるとなると、巷でも出ている通り、18年ぶりのことらしい。18年と言えば、18年前に生まれた子供が高校球児もラストイヤーで、当時のラストイヤーはその親である可能性さえあって。中年たる自分は、どちらかといえば後者となるが、老いる悲しさかなタイガースの優勝も甲子園の記憶も薄く。試しに18年前の甲子園を検索してみれば、優勝校は駒大苫小牧で優勝投手は田中将大。しかし、タイガースの優勝も、その2年前の星野監督の方が覚えているし、田中将大の甲子園も翌年の準...今年の野球もはや終盤戦

  • SUN-BURN

    夏の訪れのユウウツは寒暖差の頭痛に始まりじわり肌の焼けつきの深まりが和らげてゆく晩に訪れるニギワイにかぎ氷の頭痛を楽しみひりり肌の焼けあとも涼まりに和らいでゆき秋の訪れのセツナサを低気圧の頭痛が報せるはらり肌の焼けむけよ始まりを和らげてゆけSUN-BURN

  • 読書のよもやま(2023.08.14)

    「ぼくの世界博物誌」日髙敏隆(集英社文庫)動物行動学者であり、京都大学教授や滋賀県立大学初代学長を務めた著者による、主に海外での思い出を綴った短編エッセイ集。といって、無知がはなはだしい自分は、著者の書籍ははじめてであり、分野における功績なども分からない。それなら何故となれば、最近エッセイ読んでないな、なんか気楽に読めそうだなという感じで、新刊コーナーで手に。前半は、1960年代以降の著者の「諸国漫遊」が一つ4ページくらいの短さで、どんどんと続く。中休みとして、恩師の先生との思い出を挟み、後半は(恐らく)専門であろう生物について、専門ではなく、雑談をどんどんと。一つあたりがとても短く、そして一文の短いリズムの良さから、読書はサクサクサクサクと進み、あっという間に読み終わる。なにか知識を多く得ることができる...読書のよもやま(2023.08.14)

  • タフ~Track-And-Field~

    息苦しさ覚える助走肺充たす大きな吸気循環させ鳴らす心臓歩進めば遠のく眠気錠解いて暴れし本能腹底から滾らせ生気雲上まで抜けろ咆哮誰彼より発せよ剛気タフ~Track-And-Field~

  • 読書のよもやま(2023.08.07)

    「革命家チャンドラ・ボース」稲垣武(産経NF文庫)サブタイトルは、「日本人とともにインドを独立させた男」となっている本書。著者の書籍ははじめてであるが、元新聞社の方らしく、クセのない読みやすいノンフィクション文体。イギリス支配下の1900年代前半を、インドの独立の為に生きたスバス・チャンドラ・ボース。親日というわけではなく、政治的かつ武力的な手段として、日本と手を組んで植民地支配に抵抗した。その人生は、イギリスやドイツ、そして日本の地も訪れ、インパール作戦時は国民軍として戦地をも厭わない。基本的には、インドの中で指導者として活動したガンディー。そのガンディーとの政治家としての対比、独立へのアプローチの違いはとても面白く、そして勉強になる。恐らく普通に高等学校までを終えれば、インドの独立運動の著名な人物は、...読書のよもやま(2023.08.07)

  • EARNEST

    物理法則も知らずに思考跳躍に身を任せ独自理論を組み立て模範解答に辿り着く孤独退屈も無いほど反復練習に明け暮れ達成目標を乗り越え永劫未来に名が残る態度振舞も気どらず栄誉栄光に興も無く投影崇拝を跳ね除け常態自然に振る舞うEARNEST

  • ツキイチ映画館(2023年07月)

    月に一度は、映画館で新作を。2023年の6月は、「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPARTONE」(アメリカ)。2023年ようやくの、ツキイチ映画館の方向性に合った、エンタメ全開の新作ハリウッド系大作。ストーリーは明快で、とある長年のチームが、困難なミッションをこなしながら世界(アメリカ)の危機を救うというもの。シリーズものであり、本作は7作目となるが、一貫したブレないドキドキ系アクションを主演のトム・クルーズがこなしている。多分、全作品観ているはずなのだが、観たというだけで覚えているはずもなく、もしかしたらどれか観ていないかもしれない。しかし、どの作品にせよ、観た感想としてアクションも、音楽も、世界観も、ドキドキが物足りなかったことはない。それは、時代として国家から個人に正義のありかは変わっ...ツキイチ映画館(2023年07月)

  • イロヲウシナウ

    ワカツテイテモイロヲウシナウソウゾウコエテイロヲウシナウコウヨウシテハイロヲウシナウイロヲウシナイイロヅクヒビヨイロヲウシナイイロヅクヒビヲオモテニミセズイロヲウシナウキヅカヌウチニイロヲウシナウクロカラシロヘイロヲウシナウイロヲウシナイイロヅクヒビヲイロヲウシナイイロヅクヒビヨイロヲウシナウ

  • 道端の石ころの価値

    物事が希少であり、かつ経済取引上の金額の高いものがよい、という価値観がある。この場合の希少性は、個々における独自性やオリジナリティではなく、物理的に所有する、存在する総量が少ないことを意味する。また、経済取引上の金額については、推定や取引のない自己評価ではなく、広く認められる金額であることが必要となる。一時期流行った世界に一つの、オリジナルのという価値観と同じか、延長上にあるかに見えるが、この二つは大きく異なる。直前の世界にたった一つだけの、という価値観は、自己肯定に重きを置き、価値を認めるのは自分である。しかし冒頭の価値観は、自己完結に意味を見出さず、あくまでも他者からの価値、評価に重きを置いている。どちらがどうこうということではなく、希少性に対して他者の価値を無視できないのは、いつ頃からだろうという疑...道端の石ころの価値

  • PILGRIM-JunreiSha-

    大きな外套で身を包み目標とした宿を目指す遠くそびえる塔の先は直径が増せば増すほど深く心の臓に食い込む聖地と呼称される街を訪れないではいられず経典の確かさだけ求め同じ型の貫きに安んじ特別な巡礼だと信じた痛みもなく血も流れぬ致命傷を負い横たわる己ではない己の声々に決して耳を傾けぬよう必死に強く巻き付けてPILGRIM-JunreiSha-

  • ツキイチ映画館(2023年前半)

    月に一度、映画館へ行き新作の映画を鑑賞する「ツキイチ映画館」活動を実施している。2023年も企画としては無事6回を経過し、上半期が終了したので、振り返りも込めて回顧を。まず真っ先に出る感想は、毎月ほぼ必ず「作品選びに苦労する」と言っていたな、というもの。それも観たいものが複数あって悩んじゃう、というものなら良かったのだが、現実はまったく逆で。そんな苦労して選んだ(選ばざるを得なかった)6作品は、「非常宣言」「バビロン」「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」「AIR/エア」「TAR/ター」「M3GAN(ミーガン)」。こうして並べてみると、意味もなくふふってなるくらいに、これ良かったな、おススメだなという作品が、一つもない。悪役(犯人)に魅力のない非常宣言と、映像だけのバビロン、いかにも賞レー...ツキイチ映画館(2023年前半)

  • のうてん

    のうてんをまっすぐげんこつをうたれていいわけをぐだぐだたいくつをしのいでこうかいをおそれるのうてんにまっすぐいかづちにうたれておおげさにぐらぐらたいくつにさかまくこうかいにさよならのうてんはまっすぐひびいてはうたれてのびしろはぐんぐんたいくつはしらないこうかいははるかにのうてん

  • 読書のよもやま(2023.07.10)

    「極夜行前」角幡唯介(文春文庫)太陽のない極夜の北極圏の旅を記録し、大佛次郎賞を受賞した「極夜行」の準備期間を記録した本作。本屋で2022年10月第1刷を見て、思わず「嘘やん」ととても小さく呟く。本屋に行く頻度は確かに減ってしまっているが、逃してはいけない書籍を半年以上も見逃していたという体たらく。それくらいに角幡さんの探検記録の書籍は楽しみにしており、サクサク読み終わり、期待どおりに満足する。「極夜行」は著者が集大成の旅の記録と自認するもので、とても面白いが、相当に気負っているという印象があった。しかし、本書はその準備記録として、文体、内容ともに気負いなどなく、著者の初期作品群からのユーモアも見える。極夜を旅することの意義ではなく、著者にとって極夜を旅するということは、どういう位置づけか。まだ回数をこな...読書のよもやま(2023.07.10)

  • SCARLET

    いつもおなじ夢を見る楽しいままの未来飛行次に見る日を宙に見る単発モノのSF超大作いつもおなじ夢を見る進むがままの現実行路月に見る緋を昼に見る連続モノのサスペンスSCARLET

  • ツキイチ映画館(2023年06月)

    月に一度は、映画館で新作を。2023年の6月は、「M3GAN(ミーガン)」(アメリカ)。5月までのように、これといった作品もなく、観る映画に悩む、ある意味今年のデフォルトのような6月。某高齢者の大冒険もちらっと頭をよぎったが、あまりにも見え見えのアレなので、正気に戻り思いとどまる。といって積極的なものもないので、もはやハリウッド系の新作ならなんでもいいや、というくらいで本作をチョイス。ストーリーは、姪っ子のためにAI搭載人形を制作するが、自己学習する人形が指示を無視しはじめ、さあ大変というもの。AIモノ、人形モノとしては、テンプレートどころじゃないくらいテンプレートな起承転結が、スムーズにきれいに展開される。その導入(きっかけ)と終着(アンサー)を記憶に残す、無駄のないつくりは好印象。最近の無駄に長いだけ...ツキイチ映画館(2023年06月)

  • STARLING

    興味ないような素振りで必死に片隅に姿を収める無垢な憧憬の1ショット意識し過ぎてぎこちないピースであいだを埋める無垢な宝物の2ショット焦燥を努めて隠しながらまだひとり幼さを留める無垢な透明の3ショット透明なままの1ショット憧憬のままの2ショット宝物のままの3ショットSTARLING

  • 読書のよもやま(2023.06.26)

    「こどもホスピスの奇跡」石井光太(新潮文庫)日本初の小児ホスピスであるTSURUMIこどもホスピスについて、設立までと2年目までを主に追うノンフィクション。特定の人物を追うのではなく、小児ホスピスというテーマを中心にすえ、過去と経緯は異なるが、そこに関わる人たちを書く。場面が続くのではなく、背景とインタビューを交えて短く区切っていくため、どちらかというとドキュメンタリーに近い。よくある感動の設立秘話のようなものではなく、良い意味で淡々と事実を記録していく。著者の作品は何冊か読んでいるが、この良い意味で淡々というイメージはこれまでもあり、本作のつくりに合っている印象。穏やかに終わりに向かうのではなく、あったはずの当たり前を享受できる場所。知識により進歩する分野は、10年どころか5年前の当たり前が当たり前でな...読書のよもやま(2023.06.26)

  • HOLE OF DREAM

    まよいこんだにぎわいからのぞきこんだちいさなあなうつりこんだかがやきからながれこんだちいさなゆめさがしだしたみちすじからめざしだしたおおきなあなそだちだしたあしあとからおどりだしたおおきなゆめHOLEOFDREAM

  • 読書のよもやま(2023.06.19)

    「恐竜まみれ発掘現場は今日も命がけ」小林快次(新潮文庫)恐竜の化石発掘を職業として行う、北海道大学総合博物館教授による、日本と海外での恐竜化石発掘記。世間一般のイメージとは異なり、アカデミックな恐竜発掘現場は、地味で過酷だけど楽しいぞということを紹介している作品。なのだが、自分は子供の頃に特段恐竜に強い興味を持つことがなく、その知識(と言わないが)は所詮ジュラシックパーク。近年、随分研究が進んでいるようであるこの分野が全く分からず、本書に出てくる恐竜の名前も種類もほとんどがはじめてのもの。であるから、正直なところ恐竜化石という点においては、面白さが十分伝わっているとは言えない。それでもこの本を面白く読めたのは、フィールドワークに冒険の要素がふんだんにあるから。冒頭のエピソードにある、アラスカでのグリズリー...読書のよもやま(2023.06.19)

  • a sick

    斜め面を下る露は裏を透し漏れ流る曲に沿う歌は頭に残る程に重く滴り濡る葦は穂を病み昏れ身が宿る寝の屋は尽く護る永にasick

  • 読書のよもやま(2023.06.12)

    「対談日本の文学素顔の文豪たち」中央公論新社編(中公文庫)勝手なイメージではあるが、平成において文豪という言葉は、明治や大正、そして戦前までの昭和というイメージがある。もしかしたら、令和の若い世代は、もう少し後の昭和も入ったりするのだろうか。どちらにせよ、文豪と呼ばれる作家の作品は、どこかお堅く、その人物像もなんだか気むずかしさが漂う。本作は、そうした幸田露伴、森鴎外、夏目漱石、芥川龍之介といった文豪らについて、その身近にいた人たちが語るというもの。この世を去った人たちは、時が経てば経つほど人間味を失い、成したことの持つ意味や性質を帯びてくる。本対談で話す人たちは、家族であることも多く、そうしたイメージを持つ遠くの人たちと違い、言葉通り経験として生身を知る。実はこういうところもあり、という期待された、期待...読書のよもやま(2023.06.12)

  • ロダン

    イメージを投影する理念に-形-を与え主体は独立を果たす彫刻のような動性でイメージを投影して空想は-容-を被り客体の独立は果てる波際のように静的にロダン

  • スト6

    対戦格闘ゲームの王道であるストリートファイターのナンバリング新作となる、「6」が発売された。対戦型の格闘ゲームとして、30年以上の歴史がありながら、まだナンバリングは「6」。その間、基本的に歴史が途切れることはなく、つまり、コンテンツとして大事にアップデートがされてきたともいえる。賞金の出る大会に出るような、いわゆるプロの年齢がわりと幅広く、たまに大会を見ることがある。しかし、自分でプレイしたのは遥か昔で、歴史があるからこそ、一度離れた人が再び手を出すことのハードルもあった。こうした新規や再開プレイヤーの取り入れは、対戦型格闘ゲームの課題であり、本作はそこが意識されているよう。いかに新規や過去にプレイしたことのある人にプレイしてもらうかの内容は、すでに多く記事になっている。そのため、そうした勢記事に見事に...スト6

  • ポーチ

    軋む廊下が面白いから何度も体重をかけては見つかる度に叱られる忘れていた三十年前を十年を腕に抱え歩けば音もなく平らであった曲り角の板が深く沈み明るく色の違う木目の他人の様な知らん顔に予期せず不意を突かれよろめき鳴る音を聞き体を揺らしておねだりポーチ

  • ツキイチ映画館(2023年05月)

    月に一度は、映画館で新作を。2023年の5月は、「TAR/ター」(アメリカ)。先月はなんだったっけ、と見返してみれば、4月は「AIR/エア」で、無意識に引きずられてしまったのだろうか。というくらいに、今年は作品選びに苦戦しており、基本まずやらない、事前の公式サイト下調べまでして決めることに。結果的に、そうして普段やらないことするから、案の定それが裏目に出た感があり。ストーリーは、女性指揮者として頂点まで昇りつめた主人公が、とある事件から凋落していくというもの。ジャンルは、全然ピンと来ないと思うが、主人公のみをフォーカスした初期北野系映画。2020年代らしい映画で、舞台が現代という理由ではなく、現代という属性をふんだんに反映した、ならではの設定となっている。まず、良かった点は、主演俳優さんが役としてとても自...ツキイチ映画館(2023年05月)

  • あふれる

    溢れる電車に押し入り溢れるヤル気で耐える溢れる書類にまみれて溢れるサビ残をこなす溢れる日本酒をあおり溢れるグチ吐き捨てる溢れる熱い湯に浸って溢れるフル力を満たすあふれる

  • ヒット続きのアニメ映画

    自分は1作品も観ていないから、作品そのものの感想はないが、日本の映画はアニメーション映画が継続して好調のよう。しかも、傾向としては、一昔前のジブリ一強ではなく、様々な作品が入れ替わり話題になっている。ただし、一昔前のジブリ一強と違うのは、ジブリ作品のようなオリジナルではなく、原作があり、特に漫画の原作が多いということ。そして、どの作品も、一昔前と比べて客の年齢層はやや高そうにもみえる。それも、子供の付き添いの保護者ではなく、しっかりとメインの客としての年齢が。エヴァやスラムダンクはその理由も分かりやすいものだが、オリジナル系でも、子供向けでも、意外と子供以外もいそうで。ゲームだけでなく、アニメーション映画でも、ジャンルとしての時間と世代を重ね、年代幅は広がっているのかもしれない。また、どうも周りの話も聞く...ヒット続きのアニメ映画

  • ディセタン

    ずぶ濡れになるのも気にせずに横たわり君は心地よさそうにゆっくりと息をしてその時は知らずとも時が来て起き上がり七を架ける山なりに指先から伸びをする目を細める眩しさも得意そうに振り返り目ひらく問いかけにきれいだと即答して思いもせぬ上気にも顔はすぐに元に戻り装い正して晴やかにその十七を見つめるディセタン

  • 綺麗な夢を語る責任

    日本プロ野球はライオンズに所属する、今ちょっと不穏な話題の、とある選手のことについて。最終的にどのような結末になるにせよ、また一人、有名な者としての責任の認識を知りたいと思える選手である。立場も身分も違いすぎるから、想像するしかないからこそ、今の報道では、不思議としか言いようがない。個人としては、有名であるからといって、必ずしも聖人君子でなければならないとは思わない。ただし、自己の行動における責任と、どう見られるか、どう認識されるかということは、正しく理解されなければならない。有名であれば有名であるほど、負の印象は大きくなる。こと有名である理由については、自負も自信もあるが、とある点においては、どうしようもなく、どうしようもない人間である。例えばそうした自己認識と他者認識が一致していれば、意外と一般は、そ...綺麗な夢を語る責任

  • ろはん

    いまはないにくせいでききたかったふれいずただひとりさびしさでものたりないふえいずあのころはにくたいでたしかだったふれいずゆめみるひにぎやかでありふれないふえいずろはん

  • 読書のよもやま(2023.05.08)

    「熱狂宣言」小松成美(幻冬舎文庫)外食産業を展開する株式会社ダイヤモンドダイニングの創業者である、松村厚久さんの半生を書いたノンフィクション。松村厚久さんは存命の方で、現在は株式会社DDホールディングスの代表取締役社長(グループCEO)であるよう。一から会社を興し、必死に成長をさせるなか、39歳の時に若年性パーキンソン病と診断されるも、会社は東証1部上場までに。謙虚で、礼儀正しく、社員思いで、地元を愛し、病気にも心は最後まで屈せず、ゆえに、誰からも愛される。裏表紙には、「人知れず涙しながらも自分を鼓舞し、戦い続ける日々を克明に綴る、感動のノンフィクション。」とある。賞賛でも批判でもなく、純粋な感想として、これは、裏表紙にあるように、とても綺麗な本である。感動は人それぞれの主観によるから、感動できるという評...読書のよもやま(2023.05.08)

  • LAKSHMI

    今宵こそ普遍の喜びに抱かれて時は来たりて今宵こそこの光の下に昇華せよ両翼を広げて導かれてついぞ自由に昇華せよ情を滾らせて今宵こそ扉の向こうに開かれて盲目に走りて昇華せよ絶えない炎に今宵こそ時は来たりて抱かれて普遍の喜びに昇華せよついぞ自由に導かれて両翼を広げて今宵こそ盲目に走りて開かれて扉の向こうに昇華せよこの光の下で今宵こそ情を滾らせて昇華せよ絶えない炎でLAKSHMI

  • 読書のよもやま(2023.05.01)

    「獣医師、アフリカの水をのむ」竹田津実(集英社文庫)本を読む時間を限っている(限られている、ではなくて)わりに、最近は時間のかかる本が少ないせいか、ペースが早い。本書も、著者のアフリカの旅を振り返ったエッセイであり、読みやすい文体もあわせて、サクサク読み終わる。北海道で獣医師として働いていて、キタキツネなどの研究家であり、アフリカにも魅了されたという盛り沢山な属性の著者。視聴率44.7%だったらしい「キタキツネ物語」の企画・動物監督とのことであるが、そこは、残念ながら世代ではなく。本書は北海道での活動のことはなく、そのすべてが過去数十年にわたるアフリカでの旅のあれこれ。内容は特にテーマなどはなく、本当に旅を、取り留めもなく綴り始めて、綴り終えている。1976年から2000年代までと幅広いアフリカを描写して...読書のよもやま(2023.05.01)

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