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2018/07/28

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  • 夏はやっぱりフェスティバル(2)

    モントリオールを諦めていたその頃、トロントでもジャズフェスティバルがある事を知った。 世界的に見ればあまり知名度はないジャズフェスではあったけど、結構有名なミュージシャンも来ていた。 日本の同じ様なフェスティバルと違い、こっちでは10日間ぐらいいろいろな場所で行われる。値段も手頃で、世界的に有名なジャズシンガー、アーネスティ・アンダーソンのライブは35ドル(当時約2800円)。無料の野外ライブやストリートライブも何か所でもやっていた。 ジャズフェスと言ってもジャズだけでは無く、ブルース、ソウル、ロック、ラテン系など様々な音楽が街のあちこちで聞こえてきた。 僕もパンフレット片手にいろいろな会場や…

  • 夏はやっぱりフェスティバル(1)

    トロントの夏は暑い! 特に僕のいた頃はここ何年かぶりの暑さで、連日35度以上にまで気温が上がっていた。 しかし今や熱帯地方の日本の暑さとは違い、じめじめした湿度が無い事がまだ救いだった。 その暑さとともに街では、毎週末いたる所でいろいろなフェスティバルが催される。 ダウンタウンのメインストリートを通行止めにし、野外ライブやパフォーマンス、いろいろなパレード、オンタリオ湖畔での航空ショーや花火大会、それにF1レース。とても楽しい季節だ。僕もいろいろなフェスティバルに出向いて行った。 ジャズが好きな僕は当初、トロントから500キロぐらい東にある街モントリオールで夏行われる、世界三大ジャズフェスティ…

  • 香港的騒騒家族

    僕がカナダで二軒目に住んだ家は香港移民の若夫婦の家。そのベースメントに五か月くらい住んだ。 旦那さんのホンは、ちょっとカトちゃんに似ていて、とっちゃん坊やという感じ。年は36歳だったかな。 働き者で工場仕事で疲れて帰って来た後でも、結構家の仕事をしていた。 壊れたテーブルを直したり、部屋の壁のペンキ塗りをしたり、物置兼車庫の片づけをしたり、良く働く人だ。 少ししてから分かった事だったんだけど、その家は中古で半年くらい前に買ったばかりであった。 だからあちこち手を加えたり、直したりしていたのだ。 カナダでは新築の家という物をあまり見かけない。 こっちの人は新しい物を直ぐパッと買う日本人とは違って…

  • 部屋が見つからな~い!(2)

    ある日ちょっと危険な地区に安アパートがあるのを見つけた。 最初迷ったが、ここはニューヨークでもないしカナダで銃は認められていないし、まあ大丈夫だろうと思い取りあえず見に行った。 家賃は380ドル、安い!しかもアパート。シェアじゃない! 早速事務所に行ってみた。 事務の黒人のおばちゃんは、今までカナダで会った人間の中で一番愛想の悪い奴だった(こいつの出身はニューヨークか?......なんて)。 「部屋を見せてくれる?」と部屋探しの基本的第一声をそのおばちゃんにぶつけた。そう言うと、普通は見せてくれるので気軽に聞いた。 しかし彼女からは予想もしない答えが返ってきた。 「ノー!うちは見れない、でも部…

  • 部屋が見つからな~い!(1)

    日本から旅行会社を通して契約したのは、二か月間だけのホームステイと英語学校である。 つまりその後は、日本の27倍もの国土を持つ広大な国、ここカナダに僕は一人ほっぽり出される訳である。 ここからが本当の海外でのサバイバルレース!?の始まりという訳だ。 現実問題、一番大事なのはお金である。 僕は自慢じゃないけどお金がない。旅行会社に支払った金額とは別に、僕が持って来た全財産は日本円であと50万円にも満たない。帰りの飛行機代も残さなければならない。お金が無くなれば即、自主強制送還である。 無謀にもこんな貯金で良く来たものである。自分でも呆れると言うか、勇気あると言うか、持ち前のなんとかなるさ精神でや…

  • 細かい事は気にしない

    英語力、進歩しているのだろうか? 全然来た時と変わらない様にも思える。 それと最近ちょっと疲れてきた。 友達のチュン・チュン(台湾人)は、僕よりも喋れない事でいろいろ悩んでいる。けれども彼は留学生の従兄と一緒に住んでいて、家に帰れば思う存分中国語で、英語や生活の悩みを従兄に話す事が出来る。 ボールドウィン夫妻はとてもいい人達で、僕に何でも相談するように、いつも言ってくれるのだけど、英語の悩みを英語で説明しようとすると、もっと悩みの種が増える事もある。 家にいる間ずっと、この僕のつたない英語で喋ったり、説明したり、聞いたりする事が、だんだん疲れてきた。 疲れている割りには、英語力がたいして進歩し…

  • カナダを走るイエローキャブ

    英語学校のクラスは、相当出来が悪くない限り、ひと月ごとに上のレベルに進級して行くシステムである。つまり理論上は一年近くいれば、一番上のレベル10まで進む事が出来る訳だ。 出来る事なら僕もその学校でそのくらい勉強し、ペラペラと英語を使いこなせる様になりたかったんだけど、親が学費を全部払い、日本から毎月仕送りをしてもらっている様な金持ちのボンボン息子でもないし、エリートサラリーマンで、ウン百万の貯金を持って来た訳でもないので、僕は二か月間だけしか英語学校に行く事が出来なかった。 僕はガキの頃から海外で住みたいという夢を常に思って生きて来た。大人になってからもそうだった。 しかし実際は毎日の生活に流…

  • 行けたんだニューヨーク(3)

    次の日の目的は、ミュージカルを見る事だった。とは言っても有名なブロードウェイではなく、オフ・ブロードウェイでやっている "Blue Man Group...Tubes" だ。 このミュージカル(というかショーかな)は、全身青一色に塗った三人の男達が、言葉を一言も発せず、いろいろなパフォーマンスを繰り広げるという物だ。 前回ニューヨークに来た時いろいろなミュージカルを見たが、僕が一番印象に残っていたのがこれだった。今度来る事があったら、絶対また見ようと心に誓ったものだ。 このショーはその当時でもう十年近くロングランで、ニューヨーカーの間でもかなり人気のあるショーだ。 当日では、なかなか難しいかな…

  • 行けたんだニューヨーク(2)

    朝方、目を覚まし窓から外を見ると、遥か遠くの方にあの摩天楼が淡く見えて来た。 ニューヨークだ!! 子供の頃からの、あの憧れの街ニューヨーク。 「また会えた、5年ぶりに帰ってきたよ!」そんな気持ちだった。 バスは世界の中心ニューヨークへ向かって、まるで吸い込まれるかの様にマンハッタンへ入る橋を渡って行った。 その日は午前中、全員での観光ツアーだ。小さなブライアン(彼は130センチくらいの身長なのだが声は人一倍でかく、面倒見のいい兄貴肌のちょっとビリー・ジョエル似のカナダ人だった)に続き数十人の世界のお上りさんが、ぞろぞろとニューヨークの街中を歩いた。 ブライアンは時々みんなを集めて建物の説明や、…

  • 行けたんだニューヨーク(1)

    ホームステイでの生活、学校生活、スーパーでの買い物、交通機関、街の様子などだいぶ慣れてきた。 基本的には日本とそう変わらないんだけど、少しずつ違ってたりして、たまにガツーンとくる。 でもやっぱり問題は英語だなあ~。言っている事が所々わかんない、その所々が結構大事だったりする。頼むから余計な事言わないで、こっちが聞いた事に「Yes」か 「 No」だけで答えてくれえ~!(これ、分かる人にはわかるだろうなあ!)そう思う。 カナダは移民の国だ。以前、全人口の内カナダで生まれた人が50%を切ったという発表があった。つまり国民の半分以上が他の国で生まれ、その後カナダに来てカナダ人になった移民だという事にな…

  • バーボンは難しい(2)

    僕はタバコも好きだけど、酒も大好きだ!(て書いたら酒乱みたいだけど、そんな事ありません、タバコは今は完全に愛禁煙家!!)。 日本にいた時は、自慢する事ではないが、毎日寝酒を飲んでいた。一年の内、全く飲まない日は十日位だ(おもに二日酔いのため......そういう時は二度と酒飲みたくなくなるんだけど、また飲んでしまうんだよなあ~)。 カナダに来てのホームステイ、最初の二週間は家で酒を飲むという雰囲気でもないし、外で飲むといっても全然分からないし、英語喋れないし、ホント飲んでなかった。 肝臓にとってはこんなに素晴らしい時期はなかったと思う!? しかしその後友達も出来て、外で飲む事を覚えてしまったのだ…

  • バーボンは難しい(1)

    まだ日本にいる時、 「お前カナダに行ったらタバコ吸えないぞー!」 「思い切って辞めちゃえ!」と友達に言われた。 外国はタバコに対して厳しい、吸う場所がない、などの情報を聞いていた。 僕はタバコを吸う、結構吸う(その当時......今はスッパリ辞めてます!!)。実際のところどうなっているんだろうと、少々不安を持ちながら、12時間の地獄の様な禁煙飛行機に乗ってカナダにやって来た。 でも実際は思っていたよりそうでもないかな、というのが感想だった。 たしかにタバコを吸わない人は日本よりは断然多い。ホームステイ先のボールドウィン夫妻も吸わなかったので部屋の中では吸えず、僕はタバコを吸いたくなると、十五階…

  • ホットドック(2)

    ホットドックとともに、全世界に広がったアメリカの食文化と言えば、やっぱりファーストフードだろう。 カナダにも沢山のファーストフードの店がある。ハンバーガーやピザ、タコスなど、カナダやアメリカの沢山の会社が競争し合っている。 その中でも一番有名なのが、やっぱり日本でもお馴染みのマクドナルドだろう。こっちでも、しょっちゅうテレビで「今週は✖✖バーガーが99セント!」とかやっている。 僕は日本に住んでて、ファーストフードの店にあまり行ったことがない。別に嫌いではなく、友達に誘われればヒョイヒョイとついて行くんだけど、それも何回もではない。ましてや一人で行った事なんて数える程しかない。 何故かと言うと…

  • ホットドック(1)

    アメリカやカナダは、ヨーロッパの様にそれぞれを代表する料理という物がほとんどない。二つの国とも、もともといろいろな国から集まった移民によって出来た新しい国なので、伝統料理は存在しないのだ。 しかしその中でもアメリカの食文化で一番代表的な食べ物、それはホットドックだろう。 僕達の世代はそうでもないだろうけど、少し前の世代の人達は、ホットドックと言えば映画で見た憧れのアメリカを思うんじゃないのかなあ。 そのホットドックはもちろんカナダにもある。 街のあちこちに屋台があり、小さな子供から会社員、杖をついたおばあちゃんまでいろいろな人が買って食べている。 僕も大変お世話になった(とくに貧乏な時)。 店…

  • 多国籍授業(3)

    でもこのクラスは、とても楽しいクラスだった。 僕を入れて三人の日本人、三人のブラジル人、それにスイス人、台湾人、韓国人と国際色豊かなクラスだった。 レベルが低いせいもあり年齢も高めで、僕と同じ位三十歳前後だった。 そのクラスのムードメーカーはブラジル人のレイモン。 彼はブラジルの首都ブラジリアで政府関係のお堅い仕事をしているらしいんだけど(本当かなあ?)、本当おもしろい奴だった。アメフトの選手の様にデカイ彼は、悪ガキがそのまま三十超えた様な奴だ。 毎日朝ラジオを聞いてから学校に来るらしく、毎朝僕に会うと聞いてもいないのに、その日のトロントの気温をアナウンサーの真似をしてデッカイ声で言ってくる。…

  • 多国籍授業(2)

    学校に着いてまずクラス分けのテストを受けた。 もちろん学校の案内や何もかもが全て英語。どこの教室でテストを受けるのか良く分からない。 そこに日本人の男の人がテスト会場らしき教室に入って行くのを見かけたので思わず僕は彼を引き止めて、 「すいません、新入生のテストはこの教室ですか?」と日本語で聞いた。 「ゴメンナサイ、ボクハ二ホンジンジャナイデス!」 そう、彼は韓国人であったのだ。 まだカナダに来たばっかりの僕は、自分の英語力の無さからかアジア顔はみんな日本人に見えてしまい、助けを求めてしまった。 長く住んでいると何となく分かるようになるが、最初は間違える事もあった。 レベル分けテストの結果、僕は…

  • 多国籍授業(1)

    次の週から直ぐ学校が始まった。 登校初日、ローラが一緒に学校まで付いて来てくれて、バスや地下鉄の乗り方、学校の場所を教えてくれた。 バスや地下鉄の乗り方は、基本的には日本とあまり変わらないんだけど、多少違う所もある。 バスを降りる時、日本ではボタンを押して「ビンポ~ン」と運転手に伝える。でもこちらでは、ボタンの代わりにバスの一番後ろから前まで伸びる長~いヒモが窓の上に付いていて、降りる時はそれを引っ張る(ちょっと原始的)。 それにバスは次停まる所をまずほとんど言わない(地下鉄も時々言わないんだよね~)。もちろん日本みたく運転席の上に電光掲示板でご丁寧に ”次✖✖です” なんていう表示もない(実…

  • 十五階のリッチな生活(3)

    ~ある夜に起こった事件~ トイレ、なんか紙つまっちゃった様だ。それに水の出る所もなんかおかしい。 日本でも僕はたまにやった。 その時は時間がたてば溶けて流れ出す、というのが良くあったので、ビスケットを食べながら願った(机の上にはビスケットが沢山入った缶が置いてある。僕が、夜お腹が減った時食べられる様にローラが置いてくれた。無くなると、いつの間にか補充してある。なんて優しいんだろう!)。 三十分後恐る恐る見に行くと、まだ直っていなかった。このまま黙っている訳にもいかない。 でもこういう状況を英語で何て言えばいいのだろう......? こまった!! 僕は日本から持って来たホームステイの本や和英辞典…

  • 十五階のリッチな生活(2)

    次の日は、マザーズデイ(母の日......こっちにもあるんだよね)でボールドウィン夫妻と僕の三人は、ラリーの運転する車で息子さんの家に行った。 ラリーはトヨタの古い中型車に乗っていた。家はあんなに立派なんだけど車はボロかった。でもラリーはその大きな体を小さなトヨタ車に押し込んで、日本車はいいと言っていた。 「アメリカ車は直ぐ壊れるけど、日本車はなかなか壊れないから何年でも乗れるんだ」 「そうなんですか?」 日本の事を褒められるとやはりうれしいもんだ。 道路を走る車を良く見ると、日本車が結構走ってる。それに中型車や小型車が多く、ガソリンを食う大型のアメリカ車は最近は敬遠されてきているらしい。 こ…

  • 十五階のリッチな生活(1)

    まずカナダでの最初の生活は二か月間のホームステイと英語学校である。日本で旅行会社を通して頼んであったものだ。 僕のステイ先は郊外の閑静な住宅街といった感じの場所にある三十階建ての高級コンドミニアム。地下にはプールやジムやビリヤード場があって、住民は年配の人が多かった。 仕事を退職して悠々自適な生活をしている人達が住むような高級マンションといった感じ(あとから友達のステイ先をいろいろ聞くと僕の例は特殊で、みんな結構普通の労働者の家という感じだった。本当ラッキーだった)。 そこの十五階のボールドウィンさんという夫婦の家にステイした。 彼等は本当に気さくでいい人達だった。 お父さんのラリーは190セ…

  • アメリカ大陸上陸(2)

    五年ぶり二度目の外国、初めてのカナダ、とうとう来てしまった。 第一関門の悪名高き異国での洗礼 ”税関” では予想通り? 何を言っているのか良く解らない事もあったけど(というかほとんど解らなかったかな~)、まあ何とか無事通過した。 到着ロビーに出ると、外国の匂いがした。 カナダはフランス語も話されていると聞いていた通り案内の表記は英語とフランス語の両方が書かれている(ケベック州だけはフランス語が第一公用語で英語が第二公用語といった感じ。他の州は逆で英語の次にフランス語なんだけど、公の看板や商品の説明書はほとんど両語表記である)。 空港内はもちろん外国人ばっかり、外に停まっている車は外車、犬までも…

  • アメリカ大陸上陸(1)

    窓の外に目をやると、とうとうアメリカ大陸がはっきりと見えてきた。はるばる東京から十二時間、カナダの経済の中心トロントだ。 「ついに来た!!」 僕の胸は興奮と不安ではち切れんばかりになっていた。 そしてついにトロント国際空港(レスター・B・ピアソン国際空港)に着陸の瞬間がやって来た。記念すべき瞬間である。 窓側に座っていた僕は、目を凝らして地上を見つめていた。 海外で暮らしたいという子供の頃からの夢が、今まさにこれから始まるのだ。 「カナダでがんばるぞー!」と自分に活を入れ、飛行機がアメリカ大陸に着く時を待った。 その僕にとって一生で何度と無い大事な時にである、隣に座っていた日本人の良く喋るおば…

  • アイ ハブ ア ペン (5)

    海外へ行く時、荷物を何に入れるか問題になる。 特に長期滞在者は、荷物も多いのでいろいろ考えるのである。 一つの街に長い期間いるだろうとする人はやっぱりスーツケース、一都市定住タイプ農耕民族タイプである。 いろいろな街に行ったり、旅行をしようと思う人はバックパック(リュックサックのでかいの)。遊牧民族タイプ、もしくは狩猟民族タイプかな。これは実は見掛けより結構入り、背負った場合両手が空くので移動の時便利だ(ワイルドでかっこいいというのもある)。 僕は旅行もしようと思っていたので、バックパックを買う事にした(正直、ワイルドでカッコイイというのがメイン!)。 それを買ったばかりの時は嬉しくて、小学校…

  • アイ ハブ ア ペン (4)

    友達や昔世話になった人達との送別会というか、飲み会が続いた。ほとんど毎日二日酔い。 みんなと飲んでる時は、「よーし、いくぞー、がんばるぞー!!」 という気迫があった。 しかし反面部屋で一人でいる時。怖さが増してきて、ビビッて、 「やっぱり行くの止めようかなあ~」とか、 「今キャンセルしても結構お金戻ってくるかなあ~」とかを考えてる自分もいた。 来週の今日はカナダかあと思うと、とてつもなくワクワクする自分と、とてつもなく不安におののく自分がいるのであった。 海外は二度目である。 五年前(その当時から五年前)、ガキの頃から憧れていたニューヨークに、その当時働いていたジャズクラブのツアーに連れて行っ…

  • アイ ハブ ア ペン (3)

    東京三菱銀行(現在、三菱UFJ銀行)で、200カナダドルの現金と3500カナダドルのトラベラーズチェックを作りに行った。 カナダドルを見るのはそれが初めて。袋から出した時、最初何かのチラシが入っているのかなと思ってしまった。 しかしそれは立派な20ドル札。随分ちゃっちいなあ~。 けど、その後急に不安になって来た。 カナダのお金は今まで見た事がなかったが、僕は何の脈略もなく、どうせアメリカドルと同じ様な感じだろうと思っていた。 けどそれは想像とは似ても似つかない代物である。 これはもしかしたら他の紙幣やコインも、全然違うものかもしれないと思い、旅行会社にカナダのお金の見本を探したが無くて、 「東…

  • アイ ハブ ア ペン (2)

    さすがにノンキな僕でも本当にやばいと思った。 そこで、高校時代特別講師として僕の学校に来ていたイギリス人の先生が、自宅で英語を教えている事を思い出し、その先生の所へワラにもすがる思いで行った。 先生と会うのは当時十年ぶり。 「先生、お久しぶりです。実は来月カナダに行くんですけど、とても不安で...何とかして下さい!!」 先生からすれば突然来て訳のわからんお願いである。 でも先生はとても快く「それじゃ、一か月間集中講義をしましょう!」と言ってくれた。優しい上品なイギリス人のお母さんといった感じの人。 高校時代、ふざけて先生の授業を聞かず、たどたどしい日本語を友達と一緒になって笑ったり、チョロQ(…

  • アイ ハブ ア ペン (1)

    ほぼ世紀末 某月某日、 旅行会社に最初の二か月分の英語学校とホームステイ、飛行機チケット等諸々の入金を終え、あと一か月で日本脱出だ~! という時一番の大きな不安(というか、もう恐怖だね)がこの出来の悪い頭にのしかかってきた。 それは、やっぱり そう 「英語」!! もちろん御多分にもれず僕も中学、高校と六年間英語を勉強してきたんだけど(大学は恥ずかしながら中退なので、ほとんど勉強していない)、その時の成績は悲惨なもの。 英語の先生は好きだったので、良く放課後先生の所に遊びに行ってはいたものの、基本的に英語は嫌いだった。 ガキの頃からビートルズやビリー・ジョエルが好きで、ニューヨークやアメリカに憧…

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行けたんだ!カナダ!! 〜カナダ生活日記〜
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