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2018/02/15

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  • AnimA La Tua Osteria

    表参道の隠れ家イタリアン。オステリアの名称通り、ワインの品揃えに個性が光ります。食材は可能な限り有機製品。持ち帰りあるいは宅配も人気のナポリピッツァが献立の主軸となります。 一軒家となる店舗での飲食は主に2階と3階で。バーカウンターを備えた2階は座面の高い椅子とハイテーブル仕様。ワイン、あるいはイタリアンビールを気軽に楽しみます。ゆっくり着席してという日には3階のテーブル席へ。用途に応じて同じ献立を違った趣で戴く事が出来ます。前菜からピッツァにパスタ、主菜と提供される品々はイタリアそのもの。いずれもお馴染み、かつどれを戴いても納得です。イタリアからのワインも専門店を併設する店舗ならではの品揃え…

  • Antica Pizzeria e Trattoria Napule Bio Tokyo Midtown

    行列必至、ナポリピッツァの名店「ナプレ」の東京ミッドタウン店です。出店直後の2007年6月には当時の料理長、現「Pizzeria e trattoria da ISA」の山本尚徳氏がピッツァイオーロとしてナポリ「Associazione Margherita Regina」主催の第二回「Trofeo città di Napoli, World Pizza Cup」の「Pizza Personalizzata」部門にて優勝。翌2008年には「Pizza Artistica」と併せて同部門連覇の快挙と共に店舗の人気も急騰します。 現在の「ナプレ」全店を統括するピッツァイオーロは瀧山亮介氏。その真…

  • Bistro Le Cake

    界隈の美食家に愛され6周年、新富町の隠れ家ビストロ。ワインと自家製シャルキュトゥリー、正統派のフランス家庭料理を堪能できる地元の名店です。 東銀座あるいは築地からも徒歩圏内、新富町の住宅街の一角に立地。隣接する八丁堀を含め周囲にはフレンチあるいは和食の名店も点在、通好みの美食街としても知られます。そんな中「ビストロケイク」は2015年11月30日に開業。店内には厨房と軽く面するカウンター席の背後にテーブルが数席。黒板の献立表には前菜から魚、肉料理までフレンチ好きの興味を喚起する品々が並びます。小団体で気軽に、あるいはふらっとお一人様でも楽しみたいビストロ店です。 オーナーシェフはフランスでの修…

  • La Piazzetta

    前回「ラグリーリア」に次ぐ第二弾、今回も「イータリー銀座」旗艦店の紹介です。「ラピアツェッタ」は店舗中央に設置のバーカウンターと、その向こう側を囲むカウンターテーブル席で構成。ワインと前菜類、小皿料理を楽しむイタリアンバールとなります。 前菜類はチーズに生ハムとサラミ、フリット、クロスティーニ、トルタサラータ、マリトツッオサラートと広範囲に網羅。イタリアンバールならではの品々に気分も高揚します。パスタや魚、肉類といった小皿料理もそれぞれ二口三口で食べれる分量。ワインも基本はグラスで注文、料理との組み合わせを手軽に楽しみます。加えて、食事として戴くにはハーフピツッアも人気です。 隣接の「マーケッ…

  • La Griglia

    日本橋、丸の内、昨年紹介の原宿、湘南に次ぐ形で新体制「イータリー」も国内5店舗目。ようやく完成の旗艦店「イータリー銀座」の言わばメインダイニングとなるイタリアングリル専門店が「ラグリーリア」です。 国内に加え全世界でも「ラグリーリア」は初出店の試み。開放的な店内には個室2部屋を含む全141席、中でもテラス42席から望む銀座中央通りの眺めも格別です。献立の中心はやはりグリル料理。グリラーにて直火で調理された肉、魚類に季節の野菜といずれも食べ応えも十分です。ワインも流石の品揃え。隣接の物販店「マーケット」で吟味の上で注文、あるいは店内で戴いたのと同じものをお土産にと楽しみ方も広がります。加えて「ラ…

  • Racines Aoyama

    池袋から青山へ、人気のベーカリーから話題の「ののあおやま」に満を持しての出店。看板ブリオッシュドーナッツを筆頭とした物販から将来的には店内での醸造まで、食の複合店として万全の体制での進出です。 レストランの献立はイタリアンを基調とした多国籍料理。基本的なパスタやリゾット類はお手の物。加えてパクチーの香りの効いた前菜等、アジアからの刺激も魅力的に混在します。さらには自家製クラフトビールに最適な軽食類も網羅。許認可待ち、文字通りマイクロブルワリーとしての事業拡大に期待が膨らみます。昼食、朝食店としての人気も既に定着。予約必須、テラス席での食事も格別です。 北青山三丁目地区まちづくりプロジェクトの目…

  • Lature

    ジビエ料理を基軸とした独創的で現代的なフレンチ。広義には有名店ひしめく青山表参道地域にあり、常に話題の的となり続けている人気の一軒です。 かつては「レストランタテルヨシノ」にて修行、経営者兼料理長の室田拓人氏は吉野建氏の愛弟子のお一人。そのジビエ料理は、本場フランスにおける野ウサギ料理「リエーブルアラ​ロワイヤル Lièvre à la royale 」大会優勝者である重鎮譲りです。またご自身も2009年には狩猟免許をご取得。休日の時間のほとんどは狩り、そして全国の食肉処理施設周りに費やされます。野生故に素材の個体差が特に異なるジビエ料理。食材を求め、決まった場所に狩りに出掛ける事で一品一品を…

  • Forno A Legna Tsukiji Tutto Bene!

    謹賀新年。本日でブログ三周年。そして四年目の第一弾は「築地トゥットベーネ!」です。前々回にも紹介の名店「トラットリア 築地パラディーゾ!」の二号店かつナポリピッツァと薪窯料理の専門店。本家本元との棲み分けも明確、界隈での人気も既に定着しています。 二号店が目指すのは南イタリアの「Forno a legna」すなわち薪窯料理店。各種ナポリピッツァを筆頭に厳選された薪窯料理が献立表に掲載されます。人気の「Pizza Paradiso!! ピッツァパラディーゾ!! 」は「トラットリア 築地パラディーゾ!」の看板「新鮮な貝類とチェリートマトのペスカトーレ風リングイネ」のピッツァ版。こちらを彷彿とさせる…

  • 2020年の振り返り

    本年もご愛読を戴きまして誠に有難うございます。毎年恒例、今年の振り返りです。 2020年は本投稿分を含め計20記事を掲載。執筆を休ませて戴いておりました4~5月を除いて、月平均2本の投稿という形となりました。内容の半数以上は東京のおしゃれグルメ、加えて前半にはロンドンの人気店とミラノ郊外の会議研修施設を紹介させて戴く機会にも恵まれました。また中国での情報も掲載を続けさせて戴いております。 そんな中で本年度、はてなスターを200以上を戴く記事も登場。ご支持を戴きました皆様には深く感謝をさせて戴きたく存じます。その筆頭は1月、ロンドンソーホー地区の人気タイ式グルル店「Kiln」の紹介記事。241の…

  • Eataly Harajuku

    トリノ発祥、イタリア及び世界でも屈指のグローサラント業態店。「イータリー原宿」の開店で再びおしゃれグルメな話題を提供します。 元祖代官山旗艦店の閉店後、新生「イータリー」となって早や5年。2017年8月に肝入りグランスタ丸の内の店舗を開店して以来初となる、3年ぶりの新店舗が「イータリー原宿」店。立地として選ばれたのはこれまた久々の大型開発案件、2020年6月5日にようやく開業となったウィズ原宿。原宿駅前の顔的存在、1959年竣工の原宿アパートメンツと隣の原宿第一マンションズを立て替えての複合施設です。以前からの「オッシュマンズ原宿」に加え「イケア」の都心型店舗、同じく取り壊しとなった旧原宿パレ…

  • Trattoria Tsukiji Paradiso!

    築地グルメを象徴する一軒、築地場外市場のトラットリア。ソレント半島アマルフィ海岸の名門「ラスコーリオ」として衝撃の開業、その後「築地パラディーゾ!」となって早や八年。連日連夜の繁盛はそのまま、東京の台所から南イタリア由来の贅を届けます。 世界にその名を知られる築地。地の利を生かした豊富な魚介類とオリーブオイルやにんにくといった基本的な調味料で簡素豪快に調理されたイタリアンが「築地パラディーゾ!」の真骨頂です。受け継ぐのは南イタリアの陽気さと、良いものを同じ調理法でいつまでも作り続けるという家庭料理の懐の深さ。陽の降り注ぐ風光明媚な南イタリアの海岸線が場外市場という土地柄に見事に投影されます。 …

  • Ragdoll

    かなりの番外編です。写真等を整理していた所、以前に撮影していた動画ファイルが出て参りました。折角なので編集の上、YouTube に投稿させて戴きました。80秒程度の映像ですので、一度ご鑑賞の程戴ければ光栄です。 編集とは申しましても音楽を付けて最後にフェードを掛けた程度です。 www.youtube.com 前世代のスマホで撮影した映像につき、画質等々につきましてはご理解の程戴ければ幸いにございます。併せまして、出てきました写真のほうも幾つか。おしゃれなラグドールさんの魅力満載です。 こういう場所、本当に好きです。それにしても紙の雑誌が懐かしい限りです。 以上、お騒がせ致しました。次回以降、通…

  • Vini E Salame

    東銀座の新顔タヴェルナ店。良質の食材を用いて調理されたイタリア料理をアラカルトで、かつこだわりのイタリアンワインと共に楽しむに最適の一軒です。 タヴェルナとはイタリアの大衆食堂。メニューはアンティパストからドルチェまで一揃い、時には組み合わせも自由に気軽に戴きます。かつ「ヴィーニ エ サラーメ」ならではのこだわりは食材。店先では旬の魚介類や野菜、調味料等の物品も展開。魅力的な食材に惹かれて立ち寄りたくなります。 店内での驚きは希少性の高い品種に力を注いだイタリアンワインの品揃え。サラミや生ハムといった冷菜アンティパスト、各種プリモやセコンドとの組み合わせの妙を楽しみます。「ヴィーニ エ サラー…

  • 司马台と金山岭长城へ

    丁度1年前になりますが、1泊2日の日程にて「司马台长城(Sīmǎ tái chángchéng)」すなわち司馬台と「金山岭长城(Jīn shānlǐng chángchéng)」金山嶺の万里の長城を訪問させて戴きました。これら隣接する2つの「长城」を同時に楽しむ模範的な旅程の一例として、今回紹介させて戴ければ幸いに存じます。 北京市中心部から北西の向きに120キロメートル、自動車で片道2時間強。世界遺産登録地「八达岭长城(Bādálǐng chángchéng)」八達嶺に匹敵する知名度と観光地としての人気を誇る名所が「司马台长城」です。全長5.4キロメートルの間に東西計35の塔楼、明代に再建拡…

  • Bills Ginza

    ご存知、シドニー発「世界一の朝食」ビルズの銀座店です。東京及び神奈川にある都心6店舗中、銀座店は最新。2016年10月の開店以来、写真にて今回紹介のアフタヌーンティを筆頭に銀座ならではの構成で支持層を拡大しています。 世界的にも「スクランブルエッグの達人」かつ近年では「アボカドトーストの発明者」として知られる 創業者のビルグレンジャー氏。気軽に一日中朝食を楽しむオーストラリア式、あるいはオージーカフェの創始者でもあります。時は1993年、朝7時から16時までという営業時間を家主との条件に最初の店舗をシドニーダーリングハーストの街角に開店。卵とクリームで極限までふわふわにしたスクランブルエッグに…

  • Bistrosimba

    香りを主題とした銀座一丁目、新富町界隈のビストロ。満席はお客様満足の証し、創業第1日目より連日の満席にこだわりを抱き続ける新名店です。 「ビストロシンバ」の料理を特徴付けるのは香りと素材、温度。ハーブやキノコ類といった特徴的な香りそのものを持つ食材に加え、調理と配膳面でも料理の香りを最大限に引き出すための工夫がなされます。かつ香りの源は質の高い素材、適時適温で食卓に運ばれる事でその香りが適度に増幅されます。例えば代表作かつ看板メニューである「えび香るシンバ特製ブイヤベース」ではスープと具材を別々に調理。楕円ココットより卓上にて注がれるスープに、パリッと表面を焼かれた魚介類の香ばしさが際立ちます…

  • La Panza Restaurante Español Arrocería

    その名の通りスペインの米料理に特化した銀座1丁目の専門店。パエリアやカルデロといった専門料理を中心に、各種スペインの伝統料理と共に楽しみます。 アロセリアとはスペインの米料理専門店。その先駆けとなった代官山の「アロセリアサルイアモール」から5年、創業者ビクトルガルシア氏にとって2軒目の店舗が銀座「アロセリアラパンサ」です。2017年1月の開店から約2年、翌年11月には「ミシュランガイト東京 2019」でのビブグルマン獲得を発表。本家、代官山の店舗も2016年版から継続してのビブグルマン。日常的なグルメの一分野としても確立、スペイン米料理のへの関心がさらに高まります。 銀座「アロセリアラパンサ」…

  • Radisson Blu Hotel Shanghai New World 後編

    前回に引き続き「Radisson Blu Hotel Shanghai New World 上海新世界丽笙大酒店」の紹介、後編です。今回は低層「园景楼 Park Tower」側の「Deluxe Suite 豪华套房」及び高層「城景楼 City Tower」からは人気の「Junior Suite 高级套房」を紹介させて戴きたく存じます。 Deluxe Suite 豪华套房 / 园景楼 Park Tower 部屋数も有り、間取り的には最も優雅に寛げそうなのが「园景楼 Park Tower」の「Deluxe Suite 豪华套房」です。基本は手前に居間、その奥に寝室の構成。その途中に配置された浴室も…

  • Bramasole

    東京におけるシチリア料理の本流を汲む新名店、それが今回紹介の「ブラマソーレ」です。2019年11月29日発売「ミシュランガイト東京 2020」も新規ビブグルマンとして早々に掲載。開店から1年でその実力が広く知れ渡るに至った話題の一軒です。 アラカルトメニューを基本に、お料理は各来訪者の期待値に合わせて個別に組み立て。分量や味付けに至るまで、ワインあるいは食事全体の構成とも均整の取れた形に調整を加えて戴きながら楽しみます。大御所「トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ」を経て、系列店「アンティカトラットリア シュリシュリ」では開店と共に料理長に。今回ご自身でご創業の「ブラマソーレ」ではイタリア…

  • Radisson Blu Hotel Shanghai New World 前編

    今回もやや番外編。巨大都市上海における最大のターミナル、地下鉄「人民广场」駅からほぼ直通。屋上に空飛ぶ円盤を乗せた様な未来的意匠の建物で知られる宿泊施設、「Radisson Blu Hotel Shanghai New World 上海新世界丽笙大酒店」の紹介です。筆者も重ねて利用。写真が多い事もあり、前編と後編の2回に分けての掲載とさせて戴ければと存じます。 この付近では頭一つ抜けた208メートルの建造物。前述の通り、その未来的な外観は魔都上海を象徴します。創業は上海の全てが急速な勢いで拡張し始めた2005年。当時の地下鉄は1、2号線と5号線の3本のみ。「人民广场」駅での1、2号線の乗り換え…

  • Pollen Street Social

    今やロンドンそして英国を代表する有名セレブシェフ、ジェイソンアサートン氏。その原点であり、かつその名声を一気に築き上げたミシュラン一つ星旗艦店がここ「Pollen Street Social」です。 近年ではマリオット系列最上位、エディションホテルと世界各地で協業。当ブログでも上海エディションの「Hiya」あるいは江宁路の名店「The Commune Social」等を通じて紹介、お馴染みの著名人です。初期にはマルコピエールホワイト氏を筆頭に、数々の英国フレンチ系ミシュラン三つ星シェフの下で修業。更にはかつて世界一のレストランと敬われたスペイン「El Bulli」での切磋琢磨、料理の技術と共に…

  • La Villa Gallarati Scotti

    今回は番外編。ミラノ郊外に立地する企業向け宿泊兼会議研修施設、「La Villa Gallarati Scotti」について紹介をさせて戴きたく存じます。海外での社員研修や商談会をご検討中の法人様を始め、広くは欧州の宿泊及び貸会場事業あるいは内装事例について情報ご収集中の皆様にとってもお役に立てれば幸いに存じます。 元はと言えば17世紀、1685年に地元名士 Gallarati Scotti 家の Giovanni Battista 氏により建てられた別荘。その後1783年には庭園部分を大々的に改修。18世紀後期から19世紀初頭にはスイスの建築士 Simone Cantoni 氏 により改築、…

  • Heinz Beck

    今日は令和の新天皇誕生日。東京おしゃれグルメも3軒目、ミシュラン一つ星の美食イタリアン「Heinz Beck」です。まさに皇居を目前に望む正真正銘の一等地。記念日あるいは特別な一日に訪れるガストロノミーとしても格別の支持を獲得しています。 イノベーティブイタリアンを謳うハインツベック氏の神髄は美食と医食同源の融合。その発想の元、低温調理等の調理技術を筆頭に本家本元「Rome Cavalieri」ホテルのメインダイニングかつローマ市内における唯一のミシュランガイド三つ星「La Pergola」でも日々革新を続けます。東京では自らの名を冠した形で店舗展開、メニューも自身で独自に開発。季節の素材を生…

  • 50 Kalò di Ciro Salvo Pizzeria

    本場ナポリでも有数の著名ピッツェリア「50 Kalò」がロンドンに登場。2018年7月の開店以来、ロンドン「50 Kalò di Ciro Salvo Pizzeria」としても既に国内外で複数の賞に選出。高い評価と支持を獲得しています。 創始者はピッツア生地の革命児、Ciro Salvo 氏。本拠地「50 Kalò」ではより柔らかく消化に良い独自の含水生地を開発。原材料は低蛋白質の小麦粉、製造段階では極端に多くの水分量が加えられます。その食感は新基軸。ナポリの典型的な伝統ピッツアよりも中央部分を肉厚に、焼き上がりはカリッと感よりもよりもっちり。界隈でも一線を画します。 Ciro Salvo …

  • Bistro Plein

    東京おしゃれグルメ2軒目。既に南青山六丁目の定番的隠れ家に、新進気鋭のフレンチビストロ「Bistro Plein」です。 総料理長兼パテシェに料理長兼ソムリエ、店長に接客兼パテシェと少数精鋭の協業体制で効率良く創造される渾身のフレンチとおもてなし。訪れる顧客の誰もが来て本当に良かったと、気持ち良く満たされて行く稀有な新名店です。「Bistro Plein」の料理における最大の魅力は有機野菜とお肉と語る、ミシュラン一つ星ビストロ「ブノワ」ご出身の金子総料理長。瑞々しく新鮮、美味しさの詰まった野菜は幸せそのもの。お肉はワインと共にそれぞれ適量ずつ、三種の食べ比べで楽しみます。 骨董通りを南青山六丁…

  • Kiln

    ロンドンのおしゃれグルメ激戦区ソーホー地区、その中でも一際活気ある人気店。それがタイ式グリルと土鍋料理専門店「Kiln」です。 扉を開けるとそこには右側一列、奥まで連なる厨房とカウンター席。蒸気を上げ炭から炎を立てながら次から次へと料理を完成、調理人総動員の真剣勝負です。顧客と対面、所狭しと仕事をこなしていく様子は屋台の躍動感を彷彿とさせます。店名の通り、調理に用いられるのはタイから輸入の木炭コンロ。厨房にはざっと8基程並びます。基本とするのはタイ北部からビルマ、ラオスにかけての地域の食文化と調理法。新鮮な食材と苦渋い香りと味付け、薬効がその特徴です。食材は地産地消。薬味類は類似の植物をロンド…

  • Bao Borough

    前回「Padella」に引き続きロンドン、バラマーケット界隈から。台湾式バーガー「刈包」専門店です。 「刈包」別称「割包」とはその名の通り、蒸し中華饅の片側を割って具が挟まった様に見える小吃。台湾の至る所で見かける伝統的な軽食です。真っ白な饅頭部分は蒸気でつるっとして、こしの有るフカフカ食感。実際には二つ折りになった平たい楕円形の中華饅を軽く蒸して具材を上下から挟みます。具材になるのは豚バラ肉の滷肉からチキンナゲットまで様々。掴むにも溢れそうな程に詰め込まれます。 ロンドンにおける「刈包」流行の仕掛人は台北ご出身の Erchen Chang 氏と Shing Tat 氏、 Wai-Ting C…

  • Padella

    謹賀新年、ブログ三周年です。令和の元旦に紹介させて戴きますのは、ロンドンで行列のできる店として真っ先に挙げられる人気店。それ程に順番待ちで有名な自家製生パスタの専門店「Padella」です。 ロンドン橋の麓、あるいはバラマーケットの入口に位置するこの名物店。創業者は創造性豊かな料理人、Tim Siadatan 氏と経営者の Jordan Frieda 氏。国内ではほぼ100%が輸入となるレモンやオリーブオイル等を除き、食材は可能な限り地産地消。英国産を効率的に調達、日常的な価格で革命的に完成度の高いパスタ料理を提供します。そもそも本場イタリアでも千差万別なパスタ。自身の職人技を拘りに、ロンドン…

  • 2019年の振り返り

    大晦日です。昨年度に引き続き、今年も1年間の振り返りをさせて戴きたく存じます。 2019年はこの記事を含め合計51投稿、約40軒のおしゃれグルメ店を紹介させて戴きました。地域も北京と上海に加え、広州、深センを網羅。11月には東京、今月直近の記事ではロンドンまで拡張させて戴いております。またブログ開始以来、約2年弱分の総括を北京及び上海それぞれについて掲載。上海の中華麺料理特集、雲南への茶旅記事と併せて平常よりも多くのブックマークを戴く機会となりました。 その様な中、160~170以上のはてなスターを戴ける記事も登場。まずは4月、今年最高となったのが北京マンダリンオリエンタル王府井の「Manda…

  • Hoppers Soho

    メリークリスマス、そして今回は冬のロンドンよりお届け。行列のできる人気スリランカ料理専門店、そのソーホー店の紹介です。 南インド料理、すなわちタミルナドゥ料理と多くを共有するスリランカ料理。ここ「Hoppers」はその店名通り、名物ホッパーとカレーを終日楽しめるウォークイン店です。経営主体は Sethi 一家所有の JKS Restaurants 社、「Trishna」「Gymkhana」の2軒の南北インド料理店で共にミシュラン一つ星を獲得している名門です。2015年10月、同社第三のインド料理店としてカジュアル激戦区のソーホーに開業。2017年9月には2店目をメリルボーン地区、セントクリスト…

  • Aman Summer Palace

    中国初のアマン、かつアマン史上初の都市型リゾートホテルとなったアマンサマーパレス北京。2008年、二軒目のアマンファユンに先行する事2年。清王朝の時代、西太后の夏の離宮として再建された「颐和园」の東門に隣接する形で開業。壮大な四合院造りの建造物には西太后接見の来客用の宿泊設備をそのまま活用しています。建物内の装飾を始め、明代から清代に至る中国王朝様式の調度品を随所に配備。接客を含め、文化的かつアマンならではの世界観を存分に体験できる格調高いリゾートとなっています。 中でも「安缦馆中餐厅」は広東料理と明朝宮廷料理を基本とする館内最大の飲食設備。と同時に、市内最高峰の北京ダック店としても知られます…

  • 北京おしゃれグルメを総括 後編

    2018~2019年、北京と上海のおしゃれグルメ集大成。いよいよ大詰めです。前回の10店に引き続き、北京のベスト20店を紹介させて戴きます。繰り返しにはなりますが、選定基準はおしゃれグルメ度。料理、店舗、立地、話題性、実績、顧客層といった要素を考慮の上で当ブログなりに総合的に評価させて戴いております。 それでは、まずは第11位から。 11. Toast at The Orchid 行列のできるお店と言えば「The Orchid」の2階。特に週末の昼食時は常に1時間待ち。1階フロントで名前を告げ、整理券を受け取ります。前回紹介の「Café Zarah」や「Susu 苏苏会」同様、四合院造りの人気…

  • Seirinkan

    東京のおしゃれグルメ初掲載。東京におけるナポリピッツァ発祥の地、旧「中目黒サヴォイ」の紹介です。創始者はお馴染み柿沼進氏。2007年6月のお向かいへの移転を機に旧店舗の権利を売却、「聖林館」としてその伝統を受け継ぎます。 ピッツァのメニューは本場ナポリの王道、マルゲリータとマリナーラの2品構成を貫きます。一方で熊本の挽きたて国産小麦を採用する等、その創作内容は確実に進化。数あるナポリピッツァの人気店の中でも、頭一つ抜けた印象です。前身「中目黒サヴォイ」の開業は1995年4月。同じく中目黒地区の伝説、旧「サルヴァトーレ 」と共に直輸入の薪窯で世間に衝撃を与えます。 東京そして日本におけるナポリピ…

  • 北京おしゃれグルメを総括 前編

    ご好評戴きました「上海おしゃれグルメを総括」の北京編です。今回も再び苦渋の選択。おしゃれグルメの観点からなんとか上位10店、選出させて戴いております。全体として老舗、既存店の強い北京。二号店の出店や新規メニューの開発、店内外でのイベント等を通じて常に話題の中心を占有します。比較的新しい飲食店としては二軒、第5位と第8位に紹介。いずれも新規開業の高級ホテルリゾートからの選出です。 まずはそんな首都北京、その最高の10軒。上海おしゃれグルメとの違いをお楽しみ戴ければ幸いに存じます。 1. TRB Hutong 北京おしゃれグルメの最高峰。飲食店としての完成度と存在感は圧勝のナンバーワンです。立地、…

  • Alimentari & Degusteria

    安福路のカリスマ輸入食材店「Alimentari」の新展開。店名の意味する所は食料雑貨店兼食堂。カウンター及びテーブル席を常設、デリあるいはバーとしての機能が拡張されています。 物販の主力は肉製品とチーズ。これらにオリーブやワイン、イタリアを中心に各種輸入食材が陳列されます。店内での飲食は基本セルフ式。キャッシャーにて注文、あるいは棚から自分で商品を取り出して清算します。看板デリもやはり生ハムとチーズのプラッター。ワインや名物、缶入り自家製カクテルと共に楽しみます。 仕掛けるのはお馴染み Popolo Group 社。ナポリタンピッツァの隠れた名店「Gemma」とは姉妹店の関係となります。安福…

  • 当ブログにつきまして

    お知らせです。 約2年間に渡り北京と上海のおしゃれグルメ情報をお伝えして参りましたが、定期的な更新を一時休止とさせて戴く予定でございます。主な活動拠点を他の地域に移す事になったのが理由でございます。 今後も随時、北京や上海を訪問させて戴いた折にはその最新動向について紹介させて戴く所存でおります。また中国茶についてまとまった情報を共有させて戴く事もあるかと存じます。あるいはタイトルそのまま、20年来の専門分野であるホノルルのおしゃれグルメ情報についても情報更新させて戴ければ幸いに存じます。 残りの定期更新は今回を含め5回。11月上旬までお付き合い戴ければ幸甚に存じます。改めまして約2年間、皆様に…

  • Baker & Spice

    上海発、この1年の間に北京でその存在感を加速度的に高めるデリ系列店。話題の「北京王府中环店」開店を機に「国贸商城」にも進出。「Tribe Organic」「Moka Bros」といった北京発の健康志向カフェを好敵手に、首都北京でもしのぎを削ります。 その名の通り、ペイストリーとデリの高級専門店というのが経営母体「Wagas」傘下における位置付け。加えて店内ではワインの物販も充実、店内でそのまま楽しむ事も出来ます。各種揃った地元銘柄は各生産国より直接買い付け、傘下ワイン輸入商としての役割も果たします。 店舗における食事のメニューは、その大部分を「Wagas」と共有。キッシュ等、洗練度の高いデリ品…

  • 上海おしゃれグルメを総括 後編

    前回に引き続き第二弾。当ブログお薦め上海おしゃれグルメ店ベスト11~20位を紹介させて戴きます。人気店がひしめき合う上海の飲食店から20店、まさに苦渋の選択です。今回の一軒目、第11位は五原路の新人気店「Bird and Bitter」です。 11. Bird and Bitter 当ブログでは「ゆる系」と表現させて戴きました。フレンチを基盤に自由な感性で創り出されるメニューは選んで楽しい逸品ばかり。肩の力の抜けた店舗作りが常連客を虜にします。レストランとカフェの2店舗体制で運営されています。 kalakauaavenue.hatenablog.com 12. Rac 上海ガレットの新定番。安…

  • 上海おしゃれグルメを総括 前編

    2018年1月1日の元旦より「北京上海おしゃれグルメ日記」を始めて1年と8ヶ月。これまで紹介させて戴きました上海のおしゃれ飲食店の数は新旧織り交ぜ約40店。その中からあくまで現時点、かつ当ブログなりのベスト20店という形で上海のおしゃれグルメの今を整理させて戴ければと存じます。まずは10店、上位からの紹介となります。 1. Mr & Mrs Bund 強力な支持顧客層に完成度を極めたメニュー、長年の実績と圧勝の第一位です。上海そしてアジアを代表するミシュラン三ツ星シェフ、ポールペイレ氏の発想が店舗体験の随所に発揮されます。「Ultraviolet」の創造性を身近に。 kalakauaavenu…

  • Georgia's Feast

    北京あるいは全国でも希少なグルジア料理とグルジアワインの専門店。2015年3月の開業以来、支持層を着実に拡大。固定客層も厚く既に老舗の風格です。 「Georgia's Feast 格鲁·秀色」で提供されるのは伝統的なグルジア料理。創業のきっかけは旅行で訪れた旧グルジア。フレンチ、スペイン、ドイツ、イタリアと西欧の各国料理が充実する中、一味違った選択肢を加えたいとの意図からの開業です。店名の「秀色」に込められているのはグルジアの色鮮やかで美しい食卓の眺め。現ジョージアから料理長を招聘しての店舗運営です。調味料の多くはグルジアから搬入、食材は近隣「三源里菜市场」にて確保と品質には徹底の方針を貫きま…

  • 云南省茶旅特集 後編

    「云南省茶旅特集 前編」「云南省茶旅特集 中編」に次ぐ特集第三弾。今回の訪問先は、2020年の世界遺産登録申請を目指し大いに活気付く景迈(Jǐngmài)山です。「普洱景迈山古茶园」の正式名称にて2013年1月29日、ユネスコ世界遺産暫定一覧に掲載。「景迈山古茶园」と近隣の農村集落を含む中心地、2,703.07ヘクタールが文化遺産の対象とされています。緩衝地帯の設定範囲は周囲14,000.21ヘクタール。世界遺産登録時にはこれら全区域の環境が保全されていく事になります。世界遺産への登録申請は毎年、暫定一覧の中から一国一推薦遺産のみ。地域と云南省では2020年、国からの推薦を目標として急速に環境…

  • Mosto

    北京のおしゃれ系創作料理店として長らく存在感の際立つ定番店。一つの世代から次の世代の支持層へ、脈々とその人気が受け継がれます。 「Mosto」で提供されるのは南米料理を基本とした現代料理。クスクスやリゾット類といったいかにも南米らしい食材や手法を主軸に、中華もしくはアジア。ほぼ季節ごとに総入れ替えとなるメニューはいつ来ても新鮮です。更には内装やメニュー構成といった大枠も何年かに一度は更新。2008年の開業以来、都度より気軽かつ現代的な感覚のレストランバーへと進化を遂げています。 料理を指揮するのはベネズエラご出身の Daniel Urdaneta 氏。上海等にも進出済みの姉妹店、「Moka B…

  • 上海の麺専門店特集

    おしゃれグルメを満喫する上でも麺料理は必須。高級店から各地麺料理の人気店まで、上海の麺料理は多種多様です。今回はそれら代表として3店紹介。いずれも昨今の上海とそのグルメ嗜好を象徴する麺料理専門店です。 上海のこれから、秋冬と言えば上海蟹。星の数程ある中華麺専門店の中でも、ひと際異彩を放つ高級店が上海蟹麺専門店「Cejerdary 蟹家大院」です。創業は2015年秋と比較的最近。以来、店内に掲示のメニューは3品のみ。かつほとんどの訪問客が「蟹黄金」と名付けられた最高級版を注文します。一杯360元、麺の上に何重にも敷き詰められた上海蟹は文字通り黄金の輝き。一杯の中に12尾分の上海蟹が使用されていま…

  • Jing-A Brewpub

    北京の地ビールの代名詞とも言える程に名の通った老舗マイクロブルワリー。同店初となる胡同地区への出店、隆福寺店の開店を前に様々な期待が膨らみます。今回は「京A」発祥の地、幸福村中路のブルーパブについて情報更新。再投稿とさせて戴きます。 共同創業者は Kris Li 氏と Alex Acker 氏。元はといえばこの場所、幸福村中路の旧「The Big Smoke」内で醸造を始めたのがほぼ歴史の始まりです。現在の幸福村店はこの旧店舗を全面改装、2017年9月末より「Jing-A Brewpub」新旗艦店として華々しく再開店。同店内での醸造を再開しています。 店内では看板となっている定番ビールと季節商…

  • Tacolicious

    ダブルシェルタコで知られる上海のタコス専門店。2018年6月の開業から1年強、昼夜を通じてタコス通の愛好家が集います。 看板メニューは勿論、タコス。内側に揚げたトルティーヤ、外側は柔らかいトルティーヤのダブルシェル仕様で提供されます。アサド、焙りステーキや鶏肉を始めとする伝統的なメキシカン具材に加え麻婆豆腐等の中華風のものまで10種類以上から選択。ハードシェルと具材、そして外側のソフトシェルが一度にとろける食感は絶妙。2層のトルティーヤで原材料、とうもろこしの美味しさが引き立ちます。 岳阳路の一角、东平路の東の突き当りに立地。人気の飲食店も軒を連ねる中、その個性が際立ちます。特に天気の良い日に…

  • Moka Bros

    移転改装、店舗網拡大と既存人気店の勢いが新規店を圧倒する昨今の北京。市内カフェご飯の元祖、那里花园の顔「Moka Bros 摩卡站」も建物内北側に移転。2019年7月より、一回り大きくなった店舗で更一層魅力的になっての再開です。併せまして当ブログでも内容更新、再投稿させて戴きます。 「Eat Well. Feel Good. 吃得健康。活得精彩」を掲げるモカブロス。保存料と食品添加物の使用を避け、新鮮な食材から調理。全粒穀物を始め、蛋白質等の栄養価の高い食材を積極的に取り入れた料理がメニューに並びます。中でも主力品はモカブロスの代名詞とも言える「Power Bowl 能量主食」すなわち各種機能…

  • 云南省茶旅特集 中編

    「云南省茶旅特集 前編」に次ぐ第二回目の掲載。ここからは云南省普洱茶の「新六大茶山」を中心に紹介を進めさせて戴ければと存じます。 云南省「新六大茶山」を構成するのは「南糯(Nánnuò)」「南峤(Nánjiào)」「勐宋(Měngsòng)」「布朗(Bùlǎng)」「巴达(Bādá)」「景迈(Jǐngmài)」の六茶山。いずれも云南省の南西部、ミャンマー及びラオスとも隣接する地域となります。古茶園が位置するのは海抜1,200~1,800メートル、降水量1,200~1,400ミリメートルと降雨量も十分。一年を通じて快適な気候かつ年中霧に覆われた茶葉の栽培に理想的な環境です。景迈山以外はいずれも「…

  • Toast at The Orchid

    北京を代表する隠家胡同ブティックホテル「The Orchid」のメインダイニング。掲載写真及びメニュー等の各種更新に伴い、再投稿させて戴きます。 広義には同じく胡同地区の「Susu 苏苏会」同様、四合院造りの飲食店人気は今だ高騰するばかり。「Toast」では特に休日昼食時、1時間待ちは当り前になっています。まずは1階のホテルフロントにて名前を告げ整理券を入手。そのままロビー等で順番を待ちます。 料理の基本は東地中海のタパス料理。数皿を分け合う想定です。主力のアラカルトメニューは昼夜を通して共通、個々の料理の内容は季節毎に更新されます。迷った時の参考は周囲。人気の品は大抵の席で注文される傾向にあ…

  • 云南省茶旅特集 前編

    中国茶を嗜み学ぶ者にとって産地への訪問は格別の楽しみ。中でも云南省普洱茶最大の生産地である西双版纳(Xīshuāngbǎnnà)、シーサバンナへの茶旅は難易度も高く中国茶愛好家にとって至極の憧れとなっています。今回の茶旅では「古六大茶山」と「新六大茶山」を中心に各地有数の古樹茶園を訪問、農家及び工場では普洱茶の茶葉と加工工芸を実地見学。中国茶とシーサバンナ地区、云南省の特に生プーアール茶についてこれより数回に渡り紹介させて戴ければ幸いです。 1. 基诺(Jīnuò)山、旧称攸乐(Yōulè)山と古六大茶山 云南省普洱茶の「古六大茶山」すなわち旧六大茶山の一角を占める基诺山。空港あるいは西双版纳…

  • Fogo

    2018年末から2019年始にかけて大きな話題となった新店。上海エディション「Hiya」とはほぼ同時期に開業。立地的にも建物を一つ挟んでほぼ隣り合わせ、外滩及び南京东路地域において人気を2分します。 「Fogo」の位置付けはラウンジ兼レストラン。照明を落とした店内に現代北欧風家具、界隈の夜景と素敵なひと時を楽しむための設定は盤石。同じく近隣「M1NT」の熱気を継承しつつ格上げ、地中海あるいはフレンチ寄りのユーロ系多国籍料理で来店客をもてなします。料理長は Pancho Quinones 氏、伝説のロザス「El Bulli」アドリア兄弟よりその技術と発想を受け継ぎます。 1階からの吹き抜けをガラ…

  • Tribe Organic

    先月掲載の「The Woods Café」に引き続き、定番カフェ系列店の紹介です。「Tribe Organic」と言えば北京を代表する有機食材カフェ。工体すなわち「北京工人体育场」東側向かいの三里屯店を旗艦店的存在に「Solana 蓝色港湾」に「王府中环」の王府井店と市内で3店舗展開。2017年3月には上海進出も果たしています。 有機食材に加え「Tribe Organic」のこだわりはメニュー表記。飲料から食事に至るまでメニュー全品についてアイコンを掲載。「ヴィーガン」「ベジタリアン」あるいは「糖質フリー」「乳製品フリー」「グルテンフリー」といった成分関連から「食物繊維」「抗酸化物質」に大流行…

  • La Mesa

    「Lost Heaven Restaurent Group 花马天堂集团」社による食の一大複合施設、上海「More Than Eat」の一角を占めるメキシカン新店。2019年5月9日木曜日より正式開業、昼夜を通じて大盛況の状況が続きます。 店名の「La Mesa」は「The Table」を意味するスペイン語。タコス、ブリトーを基本にメキシコあるいは各種南米の街頭料理がメニューに並びます。仕掛人はテキサス州オースティンご出身のKen Walker 氏。かつてはテクスミクスにテキサスBBQと様々な人気店を世に送り込んできた著名人です。今回は「More Than Eat」への出店。市内でも有数の立地…

  • Slow Boat Dengshikou Taproom

    2019年6月7日金曜日、「端午节」三連休の初日。北京を代表する地元マイクロブルワリーの灯市口店が遂に正式開店です。 「Slow Boat Brewery 悠航鲜啤」発祥の地と言えば、东四八条胡同にあった小さなタップ店。ブロックを積み上げて建築された外壁と木製の扉の対比がお洒落な名店でした。店内には木製の長テーブルと長椅子、それらを囲む小テーブルに窓際カウンター。所狭しと詰めてざっと40~50席、各種地ビールと楽しむフライバーガーは当時からの名物です。 三里屯店に次ぐ新店舗は、伝説の东四八条胡同店から地下鉄2駅という立地。ほぼ同地域、东城区内への待望の復帰再開です。既に昨年末12月14日には告…

  • World Of Beer

    通称WOB、上海ビアバーあるいはビアパブとしては最大規模の大型店。カウンター奥にずらり並んだタップは圧巻の光景。輸入クラフトビールの品揃えで群を抜きます。 富民路に面した店舗は旧「Dr Beer」の右側真隣。週末ともなれば人が溢れそうな程の大盛況です。元はといえばフロリダを拠点に全米60店舗以上を有するの加盟店網。土地柄とも相まって、店内はアメリカン色濃厚。潤沢かつ均整の取れた品揃えは世界標準、通好みなビール愛好家を喜ばせます。例えばスタウト等、同種類別銘柄での飲み比べも存分に楽しめる貴重な一軒です。 シカゴの名門「Goose Island Brewhouse」現地生産ブルワリー店に、昨年20…

  • Le Little Saigon

    北京フレンチベトナミーズの老舗。中国語での店名は「西贡在巴黎」すなわちパリのサイゴン。伝統的なベトナム料理とフレンチのビストロ料理を同時に楽しむ事ができる一軒として根強い人気を堅持しています。 「后海」や「钟鼓楼」といった観光名所からも徒歩圏内の旧鼓楼大街。2008年6月の開店時からの立地です。照明を落とした店内の装飾は文字通りパリのビストロの趣き。テーブルへのスポット照明が厳かに料理を演出します。メニューの大部分を占めるのは、ベトナムの伝統料理。それらと並行してフレンチの定番的な家庭料理が同居、異国情緒を増幅します。場所柄、欧米諸国からの旅行者にも定番の一軒。地元常連客からその訪問者、またそ…

  • Stone Brewing Tap Room

    上海「Together」を始め、話題店の開店で注目を集める愚园路。中でも大型店として瞬く間に人気を確立、連日連夜の賑わいを誇る「Stone Brewing Tap Room」です。 「Stone Brewing Co.」社はカリフォルニア州サンディエゴを拠点とするクラフトビール製造者、独立系としては2018年の販売量で全米第9位の大手。その海外3店目、かつアジア初出店という形での参入です。大迫力の店舗中央にはタップとバーカウンター。自社製造の名品の数々に加え、近郊マイククロブルワリーから直送のゲスト商品が提供されます。店内には7~8人であればソファ席、あるいは店頭及び店舗裏手にはテラス席と楽し…

  • The Woods Café

    2018年6月末、人気の「The Woods Restaurant」新城国际店の閉店からほぼ1年。国贸界隈、北京CBD地区でも新生「The Woods Café」としてすっかり定着です。 新展開「The Woods Café」の基本はカフェ兼サンドイッチの専門店。かつサラダにワインと日常使いにも楽しい軽食店の位置付けです。旗艦店的存在の国贸店は国贸商城北区の1階に立地。ほぼ会計と注文受取りのみの店舗となります。飲食は店頭に数席配置されたテーブル席。あるいは左側、エスカレータ脇の店舗専用席を利用します。 一方の王府井に位置する最新店、王府中环店には簡易的な厨房も併設。サンドイッチ類に加え、レスト…

  • Izakaya Damuma

    令和の朝です。本日は北京の最新店「Izakaya Damuma」について紹介させて戴きます。こちらはお馴染みの名店「Bottega 意库」三業態目の展開、店名の通り居酒屋兼焼き鳥専門店となります。 今回も店舗は三里屯「Nali Patio 那里花园」内、同系列のメキシカン「El Barrio 墨圈儿」真下の1階部分に位置します。現在は4月16日火曜日より試運転メニューにて営業中。おつまみに串もの、焼き鳥にご飯ものと今後の看板となるべく主力品の数々が厳選されています。木材を基調とした内装に赤色の照明。文字度通り赤提灯の再現です。テーブル席に加えてカウンター席も設置、焼き鳥に一人呑みとまさに居酒屋…

  • Cyclo

    話題の飲食店街、巨鹿路「Found 158」に店舗を構える上海のおしゃれベトナム料理店。2017年に陕西北路より実質的に移転、顧客層も大幅に拡大です。 旧店舗同様、代表的なベトナム料理を一通り網羅したメニュー。ステンレスの器で提供されるフォーは「Cyclo」ならでは。加えて新店舗では新しい試みとして、ラオス及びカンボジア料理も追加。広くアジア料理を楽しめる一軒へと進化を遂げます。内装も場所柄、照明を落とし更に落ち着ける仕様に。バーとしての役割が強化されています。 「Cyclo」の創業は2013年12月。当初、持ち帰り専門店の計画を変更しての出店。途中、デリ店を開店等の試みを経て現状の「Foun…

  • Mandarin Grill + Bar

    2019年3月18日遂に正式開業、北京マンダリンオリエンタル王府井。その飲食の中心的役割を担う一軒が「マンダリングリル+バー」です。 「WF Central 王府中环」は香港ランド社の開発による巨大豪華商業施設。2017年11月28日、15万平方メートルの広大な敷地に鳴り物入りで登場。そこから待つ事、約1年と4ヶ月。北京マンダリンオリエンタル王府井、満を持しての営業開始です。占有するのは建物最上階、5階と6階の2階分。客室数73に対し、飲食施設4店の体制で臨みます。「Café Zi 紫膳」はアジア創作料理、その手前左隣「MO Bar」はバー兼夕刻以降のラウンジ。及び通路を挟む様な配置から吹き抜…

  • Pachapapi

    北京でほぼ唯一のぺルビアン専門店、店名も新たに再開です。今回は新源里の「金尚」に固定の店舗を開設。ペルーの食生活とおもてなし、更にはポップ文化の伝道師として存在感が際立ちます。 世界で最も多彩で豊かな食文化を持つ国の一つと賞賛されるペルー。「Pachapapi」のメニューは基本3部構成、現地の食環境を再現します。中でも最も典型的なペルー郷土料理として認識されているのがクリオージョ、英語圏ではクレオールと呼ばれる伝統料理です。クリオージョとは1960年代初頭より使われ始めたスペイン語で「新大陸で生まれたスペイン人」が元の意味。クリオージョ料理、「Cocina criolla」の基本はスペインと西…

  • Hiya

    上海でも過熱する著名ミシュランシェフと高級ホテルリゾートの提携。その最先端を行く成功店が上海エディションの「Hiya」です。 ロンドンの本拠地「Pollen Street Social」を筆頭に複数のミシュラン一ツ星店を営む料理監修者兼経営者、ジェイソンアサートン氏。マリオットの最高級銘柄、エディションホテルとは2013年のロンドン「Berners Tavern」及び2015年のニューヨーク「Big Apple」に次ぐ3度目の協業。2018年10月11日正式開業の上海エディションでは3軒のレストランを手掛けます。中でも「Hiya」はタワー側27階の高層階、外滩地区の夜景と共に現代日本料理を堪能…

  • Evil Duck

    深セン福田を代表する水围五街の名店ガストロかつブルーパブ。小規模な地元の中華系飲食店が連なる中、一際異彩を放ちます。 創業者は Nicholas Clark 氏。水围八街の旧「Craft Head Nano Tap House 卡芙特」より2017年3月に移転、現行「Evil Duck」として再開しています。店内1階カウンター奥のタップは14基。主力となるのは「Bionic Brew 百优精酿」に「Liberty Brewing Co.」等、原材料や醸造過程でも協業する深セン市内及び近隣都市各店の地ビール。加えて旧店舗時代からの自家製ビール、輸入あるいは「Boxing Cat Brewery」…

  • D.O.C Gastronomia Italiana

    上海を代表する老舗ピッツァ専門店。2019年1月24日より新店舗、大沽路にて既に営業中。試運転期間の後、3月15日金曜日の正式開店パーティをもって本格的に開店です。 「D.O.C」の特徴は高級食材を具材として、ふんだんに用いた贅沢なピッツァ。その基本的な姿勢がそのまま店名となっています。さらに新店舗への移転を機に、ピッツァ生地のレシピを180度転換。旧店舗時代はパリパリの耳が典型的なローマン様式。新店舗では耳を多少分厚め、中央部分をもちっと。ナポリ様式を基本としたピッツァへと大胆に変更。かつ、その完成度は圧巻です。生ハムやトマト、モッツァレッラといった高級具材はそのまま。メニューも旧店舗時代の…

  • 2019年全米ジェームズビアード賞速報

    アロハフライデー。ジェームズビアード賞関連の記事を見かける季節になりました。現段階での今年の賞候補、「2019 James Beard Award semifinalists」にはハワイ州から4組選出。うち3組は近年、複数回に渡り賞候補次点となっている強豪勢です。例年に増して慎重に厳選された印象の2019年。具体的には下記の4組がハワイ州より選出されています。 Best New Restaurant, Semifinalist Lineage, Wailea, HIこちら最終的には全米で1店のみが受賞。毎年、最難関部門とも言える賞です。 Outstanding Pastry Chef, Sem…

  • Side Street

    北京ハンバーガーの新強豪店。 2018年1月開業、夏には「The Beijinger」誌の人気企画「2018 Burger Cup」で衝撃の3位入賞。名作チョロバーガーの名前と共に一躍、市内有名店の仲間入りを果たします。 交道口东大街の店舗は以前、「Ron Mexico」が一時期移転入居していた建物。新店の仕掛け人は Uday Phalgun 氏。前店の経営にも携わった投資家、としても知られる人物です。今回の「Side Street」では同じくインドご出身の Purnima Sharma 氏、テキサスそして「Hopme Plate」からの Brian Murray 氏といった面々と協業。料理の…

  • Stack

    上海おしゃれカフェの新顔。2018年10月の開店時より「小红书」で瞬く間に拡散。白壁南欧風の写真映えする外観と相まって、所謂自撮りの名所になっています。 看板メニューはスフレパンケーキ。中はふわふわで空気感たっぷり、外側上下はほのかにパリッと仕上げられています。加えて果物等の盛り付けも贅沢、「原味」の他に用意された2種のソースも独創的です。店内ではもう一つの主軸、ハンバーガー類も充実。デザートや他のカフェメニューと併せ、時間帯に応じて楽しみます。 旧フランス租界地区の中でも特に歴史的建造物が印象的な武康路。地下鉄「上海图书馆」駅からも徒歩圏内です。途中のスムージー店や他の人気店と共に見所、立ち…

  • Bottega

    北京を代表するナポリピッツァの名門店。ピッツェリアとして世界最高峰の実力を備えた名店中の名店です。今回は再投稿、写真追加と共に情報更新させて戴いております。 ボッテガ三里屯の開業は2014年、創始者かつ店舗運営は Daniele 氏と Paulo 氏の Salvo 兄弟。ナポリの伝統を受け継ぎます。そのピッツァは食感と味わい、炭の付き加減に温度と全てが圧巻です。現在の「Nali Patio 那里花园」には、2017年7月上旬に移転。最大の資産の一つ、薪式石窯は旧店舗からそのまま移設。組み立てに要する時間分、かなりの休業期間を経ての再開への興奮も記憶に新しい所です。 昨年9月末には異業種の姉妹店…

  • Arrow Factory Brewing

    北京4大マイクロブルワリーの一角。他の4店とほぼ同じく、その出発点は胡同地区。2016年頃より徐々に拠点を新东路に移転すると共に、他の飲食店への出荷も進めます。 瓶詰としても人気の代表作「Guanxi Pale Ale 关系」を始めスタウトにIPA、ラガー。メニューにはスウェーデン人ブルーマスター Thomas Gaestadius 氏の力作が並びます。かつパブとして最大の強みの一つは、かつての名店「Stuff'd」仕立ての腸詰類。太めでずっしり、しっかりと香辛料の効いた造りが格別です。元はと言えば箭厂胡同で隣り合わせにあった2軒。共に創始者は英国からの Will Yorke 氏と前出 Tho…

  • Teqo

    昨年、メキシカン元年となった深セン。春節明けから6月にかけて主力店が矢継ぎ早に開店。その中でも立地を含め、代表格的な存在感を放つのが「Teqo」です。 国際モーターショー、所謂「深港澳国际车展」を始め各種の主な催事で知られる深圳会展中心。その北側、地下鉄「会展中心」駅に直結した「怡景中心城 Central Walk Mall」の外壁沿いほぼ一番奥に位置します。通路ではライブ演奏、正面にはテラス席が拡がります。数人での食事は通路を見渡す2階席へ。 総料理長 Eli Gregory 氏は同モール内「The Brew」あるいは华侨城创意园の「Bar Ink」等の厨房も同時に手掛ける万能派。「Teqo…

  • Bello Pizzeria

    2018年前半、彗星の如く登場。地元では知られた、広州きってのピッツェリア。その実力は国内屈指、他地域在住のナポリタンピッツァ愛好家達が羨むべき新カリスマ店です。 店内のメニューは基本ナポリタンピッツァのみ。創業者は職人歴10年、ナポリで修業を積まれた Bli 哥氏。直近、フォーシーズンズでの経験を経て独立。ほぼ薪窯と作業台だけの店舗で会計以外の全ての過程を単独でこなします。前夜より発酵させた生地を作業台で拡げ、ソースと具を乗せ450度の薪窯オーブンへ。2分で焼き上げ、ナポリ本流に忠実です。分厚い耳にもちっとした食感はナポリタンそのもの。炭と焦げの付け方も絶妙です。 店内は約10席、人数を告げ…

  • Brut Eatery

    上海カフェ文化を牽引するブリュットイータリー。随分と時間が経っていますが、店名変更につき情報更新させて戴きます。2017年始の開店時の名称はブリュットケーキカフェ。こちら愚园路の第一号店を含め、現時点で4店舗。支店拡張と並行して新店名への移行も完了しています。 店舗の運営は Priscilla Young ご夫妻。食事は創作カフェメニュー。雑穀米類に馒头サンド、パスタに椀物といった昼夜いずれの時間帯にも楽しみたい品々が並びます。厨房に立たれるのはLA育ちの Jun Wu 氏。飲料を含め、おしゃれなメニュー構成には脱帽です。かつ開店以来、内容的にも一層充実。まさにカフェを基盤に、より食堂の位置付…

  • 13 Factories

    2017年夏に天河北街から珠江新城へ移転した広州の人気店、2階席も再開です。店名の「13 Factories 十三行」はかつての独占貿易商から。話題店「Social & Co」も至近距離。広州随一の新興高級住宅地でその第二章が始動しています。 料理の専門はケイジャンとクレオール、ルイジアナ州発祥の米国南部料理です。旧店舗の開店は2009年。珠江新城でもその定評と顧客層を引き継ぎます。ケイジャンにクレオールと言えば玉葱、セロリにピーマン。メニューにはジャンバラヤやガンボスープといった定番中の定番から、広く米国南部料理の数々が並びます。中でも圧巻はブラッケンドフィッシュ。バターで焦がした香辛料もピ…

  • Oha Eatery

    全席カウンター、とりわけ中華アジア割烹の趣きの新感覚店です。安福路の常熟路側ほぼ起点、上海の食の流行発信地にて2017年末に開業。食材の生産地で縛り、料理の様式は自由と従来とは真逆に発想。新境地を開拓します。 仕掛人は建築家 Swing Diao 氏と「OHA」上海支社。迎えた料理長はアジア料理と西洋料理の融合を得意とする Blake Thornley 氏。ここ「Oha Eatery」では贵州産の食材を題材に、独創的なメニューがほぼ2週間周期で開発されます。実際に提供される一品一品は実験室さながら。小皿料理を基本としながら、中華にアジアあるいは西洋と枠組みを超えた調理と味付けで見た目にも独特。…

  • Il Ristorante Niko Romito

    通称ブルガリレストラン。北京にドバイ、上海、ミラノと今やブルガリホテルの顔となったリストランテニコロミート。北京はその第一号店、2017年9月27日のホテル開業時から界隈でも別格扱いの一級店です。 ニコロミート氏自身の経営するイタリアの地元、アブルッツォ州の「Reale」は2014年からミシュラン三ツ星。その現代的な感性はブルガリホテルでも輝きを放ちます。落ち着いた革張りの椅子に心地小さめの丸テーブル。亮马河を望む窓際の座席では程よく密接、かつ少し開かれた空間を提供してくれます。熟考そして厳選されたメニューはまさに食の宝石、イタリア豪華宝飾品銘柄の名にふさわしい精緻な逸品が展開されます。 建物…

  • The Strand Beer Cafe

    2019年正月三箇日、3軒目に紹介の店舗は進化を続ける探究派マイクロブルワリー。既に広州地ビールを代表する重鎮銘柄、愛好家は全国に点在します。 創始者は David Strand 氏。自宅での醸造から段階を経て拡張、2013年「The Strand Beer Cafe」満を持しての開業に至ります。人気商品「Wuyang IPA 五羊IPA」は今や缶製品としても一部流通。開業当時からの代表作です。銘柄発祥の地、五羊邨の店内は期待通りのアメリカンなビアバーの趣き。David 及び Xurry の Strand 夫妻もほぼ常駐。常連顧客と共に自作のクラフトビールの出来栄えをじっくり討論、品評会さなが…

  • Niajo

    伝統的なバレンシア仕様のパエリアを目当てに訪れる、北京スペイン料理の名店。人気店がしのぎを削る「Nali Patio 那里花园」にて2009年より事業展開、今日に至るまで根強く支持されています。 料理長の Alex Sánchez 氏はパエリア発祥の地、スペインバレンシア州のご出身。メニューを構成する伝統的、現代的な品々はいずれも1~2人前の一品料理。素材も厳選、米の硬さを含め調理法も本場通りを貫きます。バレンシアパエリアは鶏肉、大きな白いんげん豆、平莢いんげん豆の基本食材にアンティチョークとローズマリーを加えたレシピ。短粒種の輸入米は水分を十分に含み、かつ芯をほんの少しだけ残した微妙かつ絶妙…

  • Mr & Mrs Bund

    謹賀新年。そして本日でブログ一周年、上海フレンチの流行発信地「Mr & Mrs Bund」です。北京に「TRB Hutong」あれば、上海にはミシュラン三ツ星シェフ。上海随一のカリスマ、ポールペイレ氏の人気店です。 「Mr & Mrs Bund」の強さの秘訣は伝統と革新。お気に入りの定番品に新作を組み合わせて楽しめる魅力がそこにあります。メニューは2ヶ月に一度更新。一方でポールペイレ氏の頭文字の記載されたシグニチャーの多くは、ほぼ2009年の開業時からの名品。独創的で大胆、かつフレンチ愛好家を唸らせる濃厚な味付けで際立ちます。 全国そして全世界からの商談、観光客で埋め尽くされる外滩。そこで勝つ…

  • 2018年のベスト10

    皆様、今年度はお付き合い戴きまして誠に有難うございました。今年はこれまで76記事、新旧織り交ぜ70軒以上の素敵系な「おしゃれグルメ」店を紹介させて戴きました。年末に際しまして、僭越ながら今年度のベスト10記事について幾つかの角度から紹介させて戴ければと思います。 まず今年度、最もブックマーク戴いたのは上海の「Bird and Bitter」でした。レストラン「Bird」と数軒先のカフェ「Bitter」からなる複合店で、所謂こじゃれた人気店。「上海ゆる系」と表現させて戴いた所にご興味を持って戴いたのか。あるいは写真が綺麗に撮れていたのか。ご興味を持って戴いて光栄にございます。第2位が「青島の人気…

  • El Nido and Taco Stop at The Other Place

    伝説の北京「El Nido」が2018年7月より再開。北锣鼓巷の北のほぼ突き当り、郎家胡同に入ってすぐの一画に位置する「The Other Place」への出店です。 ここでの楽しみは世界各国からの輸入クラフトビール。テラスも中庭様式となって継承、旧店舗時代からの拘りのビール愛好家が集います。創業者 Xiao Shuai 氏に、共同経営者は Zak Elmasri 氏。度数の高い希少品も含め、数々の逸品がタップに並びます。加えて今回のもう一つの目玉は「Palms L.A.」の手掛けるタコス専門店「Taco Stop」との提携、協業。メニューはタコスにケサディラに一品料理と一揃い。軽い食事にもな…

  • À Côté

    上海地下鉄「上海图书馆」と「交通大学」両駅から徒歩圏内、武康路に立地するピッツァ店。薪窯で焼き上げるフレンチ風味のピッツァを楽しめる隠家、希少な専門店です。 旧フランス租界地区の中でも一際、かつての面影を残す武康路界隈。その再開発区域となった「Ferguson Lane 武康庭」では、上海万博を前に2007年頃より建物の改装や改築が進みます。「À Côté」はその一画、パリのピッツァ店という位置付けには納得です。どちらかと言うと小規模な敷地内には、他にもカクテルバーやワイン専門店「Pudao Wines 葡道」も出店。「À Côté」を筆頭に隠家的な人気店の見つかる商業施設となっています。 店…

  • Saffron

    北京でパエリアといえばサフラン、という程に名の知れた老舗店。2008年夏に観光地としても人気の五道营胡同に移転。以来10年に渡り根強く支持され続けます。 店内1階席は中庭を囲む形で配置。地下の厨房より料理が運ばれます。階上にはテラス席と別館的な趣きの2階席。中庭脇の階段伝いに登っていく風情は四合院そのもの。どの席でも一様に掛けられた白いクロスが老舗らしい落ち着きを与えてくれます。 サフロンのパエリアはカタルーニャ流。具材は海鮮類、米は特に柔らかく汁気が十分に残ります。地元では贅沢な昼食として楽しまれるパエリア。ここサフロンも、夜は特にタパスレストランとしての魅力を増します。コロッケや各種小皿料…

  • Apollo

    上海随一のおしゃれ通り、安福路で話題の南米系創作料理店です。2018年5月以来、通りの新しい目印として人気も既に定着です。 メニューの基本は取り分け用小皿料理。一人当たり3~4品を目安に注文、適量ずつ様々な創作料理を戴きます。料理長は北欧デンマークからの Frederik Rasmussen 氏。前菜と主菜は「Snack Set」「Green Sides」「Seafood & Fish」「Meat」から。「Chef's Select」と併せて、常に新作料理を目当てに訪れる事ができます。 同じく安福路の名店「La Strada」も同系列店で数軒乌鲁木齐路寄り。いかにも安福路な設計、内装とこの界隈…

  • El Barrio

    約1年間放置していましたが、ブログのタイトルを付けました。今日から「北京上海おしゃれグルメ日記」です。よろしくお願い致します。早速ではございますが、北京の新開店おしゃれメキシカン「El Barrio」です。 店舗を構えるのは「Nali Patio 那里花园」の2階。「El Barrio」は北京におけるナポリタンピッツァの先駆者「Bottega 意库」からの新提案、その真隣に位置します。元はといえば4年間もの間、空室であった敷地。ボッテガ奥に那里花园が続いていた事にも新発見です。かつ、入口手前には贅沢な広さのテラス。これから冬の季節、どのように活用されるのか興味津々です。 2018年9月28日か…

  • The Way

    各種コンサートやスポーツ催事会場として有名な青島の国信体育场。その飲食店街に開店したマイクロブルワリー、かつ大型ビアパブです。敷地内に入ってからの目印は体育館東側にある「如是书店」書店、その脇の階段を伝って地下1階に向かいます。 店内はざっと広大。冷蔵庫と中央カウンターに設置されたタップには世界からのクラフトビールが100種類。店内設備で醸造される自家製地ビールと人気を二分します。店内醸造は最高品質の原材料で無添加、種々の風味を幅広く楽しみます。食事の主力メニューはヴェネツィアに本拠地を構える「アカデミアピッツァイオーロ」校仕込みのピッツァ。厚めの生地は18時間低温発酵、原料は小麦粉と水とオリ…

  • Luneurs Boulanger & Glacier

    2018年6月の開店時より話題騒然のベーカリー兼アイスクリームの専門店。上海でも比較的新しい商業施設、「幸福里」の一画に店舗を構えます。 フランス語で「月光」という店名からも連想される通り、基本とするのはパリのベーカリー。武康路の旧「Farine」ご出身のフランス系ベトナム人、Son Quach 氏とそのご友人 Qian Yan 氏による起業です。カウンターにはメニューの代わりに展示用の商品が10数品。焼き菓子類を含め、何れも目を引く一級品です。これら商品開発を担われるのがフランス本国からの Didier Chouet 氏。2007年にMOF、国家最優秀職人章を授与された重鎮です。中でも圧巻は…

  • 3 Little Pigs

    「Andy's Craft Sausages」と言えば北京手作りソーセージの代名詞的な存在。2018年2月、その創業者 Andy Horowitz 氏による初の飲食店の登場です。 かつて三里屯「雅秀大厦」対面の雅秀西路に存在した「Andy's Craft Sausages」の小売店。まるで地元のアイスクリーム店のような佇まいで、拘りのソーセージが販売される様子にはとても感慨深い印象がありました。今回、満を持しての飲食店は协作胡同に立地。地下鉄「张自忠路」からも10分弱程度、徒歩圏内です。 名作「Spicy Italian」「Lincolnshire-sage」といったソーセージの物販と併せて、…

  • Hooley's Irish Pub and Restaurant

    今年で第16回となる「Auto Guangzhou」広州国際モーターショーが開幕。世界中から多くの関係者が一同に会する季節がやって参りました。数あるバー関連の中でも「Hooley's」は特に多国籍なアイリッシュパブ。一年を通じて酒場愛好家が集います。 天河区は企業と商業の中心地。中でも珠江新城地区には高層ビルに住居、五つ星ホテルが軒を連ねます。そんな華やかな地区にも生活に根差した一画が混在。そこから更に路地伝いに数軒先、一見隠れ家的な佇まいで「Hooley's」は登場します。店内は寛ぎと熱気が同居。楽しみ方は全くの個人任せ、お店側の柔軟さも手慣れたものです。 ギネスを始め、タップからのビールは…

  • 青島の人気カフェ特集

    ドイツ洋館と海辺、観光都市としても抜群の人気を誇る青島。その開放的で垢抜けた街並みの中に素敵なカフェが点在します。 「Idle Cafe 海边的猫和咖啡馆」は青島猫カフェの決定版。八角形の展望台「览潮阁」で有名な「小鱼山公园」入口ほぼ正面、観光客と愛好家が続々と訪れる人気店です。最寄りの地下鉄「汇泉广场」駅からは栖霞支路を登って福山路、福山支路へと10分強。木造カントリー風店内にはとても緩やかな時間が流れます。時には昼食、あるいは喫茶と毎日でも楽しみに来たくなります。 店舗を出て右側少し先には鱼山路。中国海洋大学、かつての文化著名人の旧居「文化名人故居」の数々と周囲の見所にも贅沢な「Idle …

  • Bird and Bitter

    上海ゆる系西洋小料理店の新星。創作系フレンチに定評の「Bird」です。統合型飲食店「Bird and Bitter」の一部として開業。表札が示す通り「Bird」はワインを楽しむ食卓。そのための逸品メニューがほぼ月替わりで提供されます。 全20席程度の店内、その主流はカウンター席です。バー越しに厨房を望む様な形で着席します。厨房には料理長の Chris Zhu 氏。その魅力は信頼感と訪れる度に新鮮な発想。主力の小皿フレンチは常に進化、新たな工夫を加えた形で毎度違った形に更新され続けます。居心地の良い店舗は Linehouse 社による設計。木と金属とコンクリートの組み合わせが現代風です。 「Bi…

  • That's Shanghai Food & Drink Awards 2018

    「That's Shanghai」誌による今年の上海レストラン大賞が発表されております。遅ればせながら感もございますが、当ブログでも紹介の店舗を中心に主な受賞状況を追っていきたいと思います。 2018年の大賞「Restaurant of the Year」は外滩を代表するフレンチイタリアン、「Mercato」に決定。近年の大賞といえば、2015~16年と連続受賞の「Mr & Mrs Bund」の印象が強い中での受賞です。世界中からの観光客の集う外滩。かつミシュラン最高3つ星の Jean-Georges Vongerichten 氏と現役3つ星 Paul Pairet 氏、共に大御所総料理長の指…

  • Susu

    胡同地区、及び北京を代表するベトナム料理店。国贸商城三期北座の2号店「小苏苏」を通じて支持層も拡大中です。 本店「苏苏会」の魅力の一つは木陰の中庭とその先の屋上席。規模感に導線、景観と数ある四合院造りの飲食店の中でも完成度が際立ちます。加えて盛り付け、食器と現代風に演出された伝統的なベトナム料理。2011年の開業以来、本店の看板メニューは一貫してフォー。スープは絶品、香草等の野菜も適量です。ハノイの名物料理「Chả cá Lã Vọng」チャーカーラボンも「苏苏会」ならでは、雷魚のターメリック鍋です。 創業者は Amy Li、 Jonathan Ansfield 氏夫妻。近年ではタイ料理店「P…

  • El Luchador

    上海を代表する純メキシカン。本拠地となる永康路の現店舗は、角地の旧本店から徒歩1分。静かになった夜の永康路、少し落ち着いてタコスとブリトー中心に楽しむテキーラバーの趣きです。 市内全3店舗の総料理長はメキシコご出身の Eduardo Gomez 氏。2013年11月、「Camel Hospitality Group」社と共に永康路40号の旧本店を開業。当時の2階建て店舗は襄阳南路との角地の目印的存在、人気を集めます。店名のルチャドールはメキシコの伝統、ルチャリブレの男性覆面レスラー。新天地店に永康路45号の現店舗を含め、店内装飾の意匠にもふんだんに取り入れられています。メニューは各店、ほぼ共通…

  • Ristorante Casanova

    「Strong Ale Works」に次ぐ青島第二弾。青島ヨットハーバーの眺望と薪窯ピッツァに注目のリストランテです。 「青岛奥林匹克帆船中心」すなわち青島ヨットハーバーは2008年8月、北京五輪のヨット競技の開催地。北京市外で唯一の五輪会場として、多くの観光客が訪れる名所でもあります。「Ristorante Casanova」はその海辺にそびえる「海信广场」の5階。青島を代表する一大企業集団、ハイセンス社の下で運営される高級商業施設に店舗を構えます。開業は2015年5月。施設の大規模拡張改装の際、目玉の一つとして存在感を示します。 ヨットハーバー越しに浮山湾景区を一望するテラス席は格別。青島…

  • Hatsune

    北京スタイリッシュ系日本料理店の先駆け。系列店を含め市内に既に8拠点、上海にも店舗を構えます。料理の基本はカリフォルニアの和食。今や顧客は世界中から、誰もが楽しめる味付けとメニュー構成になっています。 種々の名物カリフォルニアロールを始め、定番かつ有名品が多いのも特徴の一つ。都度、お目当ての品々を目指して訪問できるのも魅力です。前菜かサラダに巻物、天麩羅や焼き物等の主菜を組み合わせ戴くのが模範的。刺身も充実。主力品は新展開「Hana by Hatsune 葉奈」店とも大部分を共有します。 付加価値の高い料理と適度に気軽に立ち寄れる趣きは各店共通。国贸は嘉里中心、三里屯は太古里店と立地も王道。最…

  • Strong Ale Works

    青島ビールであまりにも有名な青島。その都市でこだわりの自家製ビールを醸造、愛好家を虜にしてきたカリスママイクロブルワリーです。 観光名所としても有名な「青岛德国总督楼旧址」すなわち青島迎賓館から徒歩圏内、約5分。ドイツ洋館が立ち並ぶ龙江路から黄县路を下って直ぐの右手の一画に「Strong Ale Works 强麦啤酒」は店舗を構えます。座席は左右のカウンターのみの約10席。タップには工場から直送、珠玉の11品が並びます。 創業者はサンフランシスコご出身の John Herrington 氏。2011年以来、崂⼭地区の海岸沿い醸造所から新作を市場に送り出し続けます。大麦麦芽あるいはホップといった…

  • Pirata

    2017年5月、旧店舗よりグルメスポット东平路に移転。待望の事業再開に旧来からの上海ラテン愛好家達が集います。 元は「El Willy」系列からの独立。オーナーシェフの Ling Huang 氏は台湾ご出身、料理長としてかつての「ElEfante」を立ち上げた実力派です。最初の「Pirata」は2014年5月、襄阳路近くの新乐路に開店。ほぼカウンターのみの店舗は定休日を除く連日連夜、深夜まで続々と来店。気軽なタパスバーとして人気を確立します。 新店舗ではテーブル席を中心に構成、より洗練されたタパスレストランへと進化。創作系タパスと充実のワインリストでかねてからの魅力を踏襲します。人気店が軒を連…

  • Boxing Cat Brewery

    上海地ビールの雄「Boxing Cat Brewery」の北京進出第1号店。自家製ビールの品揃えは、ざっとお馴染みの逸品が勢揃い。名門地元ブルワリーがひしめく中、どのような形で愛好家を獲得していくのか。一挙手一投足に注目です。 今回、拠点に選ばれたのは新源西里「金尚」ビル。約1ヶ月間の試運転期間の後、2018年9月18日より通常営業となっています。店舗の規模は上海の主要2店と比べて大型。外のテラス席を加えると、同じく上海の系列店「Liquid Laundry」に近い規模感の印象です。前回も記載の通り、「Boxing Cat Brewery」は2017年3月からABインベブ社の傘下。そこから1年…

  • ジェームズビアード賞とハワイのカリスマシェフ史 後編

    前編、 中編に次ぐ「ジェームズビアード賞とハワイのカリスマシェフ史」第三弾です。 既に案内の通り、ジェームズビアード賞では2008年より「Semifinalist」として賞候補次点の発表を開始。2018年はハワイ州より5部門で計6つの店舗とシェフが次点に。新設期2009~2010年の各7件に次ぐ次点の大量輩出に地元媒体、グルメ業界が沸き立ちます。 特に注目は2013年から2016年を除いて計5度、米国西地区の「Best Chef」賞候補次点として選出のEd Kenney氏。カイムキの名店「Town」を筆頭に計4店舗の経営者兼総料理長、かつ賞候補に最も近い存在として認識されています。併せて全国賞…

  • Tristan's Calmex Restaurant and Bar

    毎週火曜日の広州「Taco Tuesday」で有名なテクスメクス、厳密には店名の通りカルメクス料理の名店です。気軽な趣きの店先とは裏腹に、何度訪れても再来訪したくなる魅力がそこにはあります。 前述「Taco Tuesday」の由来は創業者Tristan Sapp氏の自宅で開催されていたタコスの会。その後、一時ポップアップ展開を経て待望の固定店舗に。2015年9月の開業時から現在と同じ隠家的な立地にて営業。地下鉄「体育西路」駅からは南東へ徒歩で15分程度。飲食店の点在する体育西横街から遊歩道に入った数軒先右側です。 メニューの冒頭はタコス、一品での勝負であればブリトー。タコスは基本の「L.A. …

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