大学受験生に送るメッセージを中心に、読書、映画、教育等幅広く情報を発信しています。
若松若水というハンドルネームは、 ヤクルトスワローズの若松勉選手から 「若松」を、 「上善は水の若し」から 「若水」をとりました。 読んだ人の強要や雑学が深まるような記事を心掛けています。
ありのままの弱さと向き合う強さをつかみ ぼくら 初めて 明日へと駆ける 『エール』いきものがかり 中島敦の『山月記』。 …
第524話 2019.1.22 雪 気がつけばいつしか なぜ こんな夜に降るの いま あの人の命が 永い別れ 私に告げました 中島…
2020.9.26 だいぶ以前から高校の同窓会活動の世話をする人が少なくなってきており、そこに目を付けた企業が同窓生名簿作成や同窓会パーティーの準備等を受け…
2020.9.17 『論語』の名言 子曰く、之を知る者は、之を好む者に如かず。 之を好む者は之を楽しむ者に如かず。 加地伸行の訳文 老先生の教…
202.9.10 誰もいない海 ふたりの愛を確かめたくて あなたの腕を すり抜けてみたの 走る水辺のまぶしさ 息もできないくらい 早く 強くつか…
2020.9.8 恋を得たことのない人は不幸だ。それにもまして、恋を失ったことのない人はもっと不幸である。 瀬戸内寂聴 の言葉 ため息が出るくら…
第565話 2019.3.3 『英語はインド式で学べ!』 安田正 ダイヤモンド社 2013年 ちょっと前のことだが、福井新聞の記事の中で福井大学で英語科教員…
2019.12.30 現在の高校2年生が受験する、大学入学共通テストの国語試験問題の内容がこれまでのセンター試験とは大きく変わることが公表されている。大きな…
第582話 2019.3.20 現在、着々と進行している「大学入試制度改革」は、アメリカの入試制度をモデルとしているように思われる。 センター試験の問題の…
2020.8.24 閑かさや岩にしみ入る蝉の声 松尾芭蕉 完璧な句である。 「閑かさ」と「蝉の声」の絶妙な取り合わせには、天才芭蕉…
2020.4.25 もうずっと前に公開した下記の記事に、この1カ月ほど突然多数のアクセスがあった。 不思議なことはあるものだ。コロナウィルスの影響と言う訳で…
2020.8.18 魘 つい最近、恥ずかしながら、こんな漢字に初めてお目にかかった。 昨年『紅蓮華』をメガヒットさせた、LiSAの…
2020.8.17 『ルポ 塾歴社会』 おおたとしまさ著 幻冬舎新書 2016年 首都圏の塾競争では新興の「サピックス」と「鉄緑会(てつりょくかい)」の二つ…
『国際共通語としての英語』鳥飼玖美子著 もうネィティブなんて目指さない!
2020,8.15 私たちの若い頃と比べて、今の若者たちの英語の発音は格段に良くなっている。 全体的にもレベルアップしているし、ネィティブにかなり近い流暢な…
2020.8.14 嘘には三つの種類がある。 嘘、ひどい嘘、そして統計。 デイズレーリ イギリスの元首相ディズレーリの名言…
2020.8.11 『大往生したけりゃ医療とかかわるな』 中村仁一著 2012年 幻冬舎新書 アマゾン広告記事…
2020.8.8 『古文研究法』小西甚一 1955年 洛陽社から初版刊行 1965年 同社より改訂版刊行 2015年 ちくま学芸文庫より復刊…
2020.8.6 『新釈 現代文』高田瑞穂 アマゾン 広告記事から 【引用開始】伝説の大学受験国語参考書、ついに復刊。そこには、「たった一つのこと…
2020.8.4 ロシア語同時通訳の第一人者で部類のエッセイストでもあった米原万里(1950~2006)の一族は稀にみる華麗さである。 今も公開されている…
2020.8.2 「鬼面人を驚かす」という類のタイトルをつけた本がたまにある。 たとえば、こんなエッセー集だ。 『不実な美女か 貞淑な醜女(ブス)か』 米原…
2020.7.19 誰でも友人の悩みには共感を寄せることができる。しかし友人の成功に共感を寄せるには優れた資質が必要だ。Anybody can sympath…
2020.6.29 コロナウィルス流行に伴い、長期間、福井在住の外国人に対する日本語指導を休止してきたのだが、所属するボランティア・グループの判断により、指…
『一億人の英文法』大西泰斗&ポール・マクベイ - 「話すため」の英文法
2020.6.26 『一億人の英文法』 大西泰斗 & ポール・マクベイ 東進ブックス 2011年 野心的で斬新な英文法解説本である。 「英語を話す」…
2020.6.23 六月の雨には六月の花咲く 花の姿は変わるけれど 変わらぬ心を誓いながら いくつ春を数えても いくつ秋を数えても …
2020.6.20 私の勤務校で使用している漢字問題集に、「世界を震撼させる」の「震撼(シンカン)」の読み方を問う問題があった。 よく見てみると、「カン」の…
2020.6.11 犯罪を犯した未成年者の実名や本人を特定できる個人情報を報道することは少年法で禁じられている。少年が立ち直って社会復帰する可能性を高めるた…
2020.6.9 蓮の花は、池の水が汚れていればいるほど 大きくきれいな花が咲くそうです。 私の知っている方々の中で、とても魅力的で信頼できる人たちの生…
2020.6.6 女子プロレスラー・木村花さんがネット上での誹謗中傷に心が傷つき、自死を選んだと報じられている。 人が自殺する背景には様々な要因があるものな…
2020.6.3 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 東野圭吾原作 小説解説記事 映画解説記事 映画も原作のテイストを損なうことなく極めて上質の作品に仕…
2020.5.18表現の歓び つい先日、畏友である向井清和さんが昨年の夏上梓された詩集『季節をくぐる』を頂戴した。 公立学校教員の定年退職を機に出版された、…
2020.5.16 ステイホームの日々が続いている。読書をしたりメールを打ったりしている時、音楽を聴くことが多いのだが、年齢のせいかクラッシックを選ぶ割合が…
2020.5.12 オンライン教育の推進が、全国の学校の最重要課題になっている。 大学ではほぼ一斉に全面的な導入がなされており、その功罪はこれから徐々に明ら…
2020.5.12 長期化している学校の臨時休業のため授業を受けられない子供たちの救済策として、夏休み短縮と9月入学が各方面から提唱されている。 夏…
2020.5.4 ありのままの弱さと向き合う強さをつかみ 僕ら初めて明日へと駆ける いきものがかりの名曲『YELL』のMVが、最近You T…
2020.4.17 4月16日、ついに日本政府は「緊急事態宣言」を全国に拡大した。 そんな中、女優の杏さんは「教訓1」という歌をネットで公開し、巣ごもりの…
2020.4.15 新型コロナウィルスの感染拡大に向けて政府は108兆円の経済対策をアピールしているが、その中身について各方面から批判の声が上がっている。 …
2020.4.14 テレビをつければ、政治家やコメンティーターの口から「三密」という言葉を聞かされる。 言うまでもなく「密閉」「密集」「密接」の三要素の総称…
2020.4.13 長い間闘病生活を送っていた大林宜彦監督が、4月10日、最後の監督作品『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』の劇場公開予定日に世を去った。残念な…
2020,4,11 コロナウィルス発生以前と今とでは、学校の常識の多くが真逆になっている。 やむをえず起きている今の状態が、ウィルス終息後の学校の在り方にも…
2020.4.9 学校が臨時休業となっている高校生へのメッセージ ① ついに政府は大都市圏と福岡県に緊急事態宣言を発出した。 それに伴い、大人も子供も自宅に…
2020.4.6 何でもないような事が 幸せだったと思う なんでもない夜の事 二度とは戻れない夜 『ロード』THE虎舞竜 コ…
2020.4.3 一昨年から出版界では、「孤独礼賛本」がちょっとしたブームになっていた。 外出禁止令がにわかに現実味を帯びてきた今を先取りしていたのかもしれ…
2020.4.2 日本の子供には、もっと孤独を教えないと、 思想は生まれませんね 川端康成 今、日本の小・中…
2020.3.23 人は40歳前くらいで死ぬのが良い。 それ以上長生きしても見苦しいだけでロクなことはない。 と『徒然草』第七段に書かれている。 もっ…
2020.3.20 日本語の妙味と奥深さ 「人が夢見る」と書いて、「儚(はかな)い」と読みます。 「若い」という字は、「苦しい」とよく似て…
2020.3.7 東京大学二次試験の問題は、他大学に比べて受験生や社会に向けてのメッセージ性が強いと言われている。とりわけ国語の問題にはその傾向が強い。 …
2020.2.27 イタリア映画『ニュー・シネマ・パラダイス』を初めて映画館で観て、ビデオで観た時よりも、はるかに深い感動を得られた。 1989年制作で、脚…
2020.2.25 福井のミニシアター「メトロ劇場」で、今一世を風靡している映画『パラサイト 半地下の家族』を観た。 Yahoo 紹介記事 カンヌ国際…
2020.2.18 『漢文は本当につまらないのか ~慶應志木高校ライブ授業』 橋本陽介 祥伝社新書 2014年 実に刺…
2020.2.5 現在、公開中の映画で世評もなかなか良いようだ。 ニュージーランドの才人、タイカ・ワイティティが監督し、少年の空想上のアドルフ・ヒトラーも演…
2020.1.21 今年のセンター試験国語問題第1問「評論」の問題文は、最近幅広い分野で用いられている「レジリエンス」という言葉の解説記事だった。哲学者・河…
2019.12.27 自由律俳句の味わい 分け入っても分け入っても青い山 あるけばかつこういそげばかつこう うしろすがたのしぐれてゆくか どうしようもない私が…
2019.12.26 昨日はクリスマスだった。 私はキリスト教の幼稚園に通っていたことがあり、クリスマスの日に教会で賛美歌を歌った記憶がかすかに残っている。…
2019.12.25 『限界国家 人口減少で日本が迫られる最終選択』 2017年6月刊行 毛受敏浩著 朝日新書 著者は、移民推…
2019.12.24 実業人が実業人として完成する為には、三つの段階を通らぬとダメだ。 第一は長い闘病生活、 第二は長い浪人生活、 第三は長い投獄生活である。…
2019.12.23 文藝春秋新年特別号には読み応えのある秀逸な記事がいくつもある。 その一つが、作家の塩野七生とオックスフォード大学医博士・新見正則の対…
2019.12.21 型を会得した人間がするのを「型破り」と言う。 そうでなければ、ただの「形無し」なんだ。 中村勘三…
2019.12.20 評論家・内田樹のブログは実に面白い。 まだ世間的には無名だったころにブログを開始され、売れっ子になった今でも、新しい記事を公開し続…
2019.12.19 読書して疲れるようではまだ本当ではない。 疲れた時読書して救われるようにならねばならぬ。 …
『ゴッドファーザーPARTⅡ』と『アイリッシュマン』ー二大名優の競演
2019.12.18 『ゴッドファーザー PARTⅡ』は間然する所のない見事な映画だった。 Yahoo 紹介記事 から「あらすじ」 【引用開始】亡き…
2019.12.17 青春時代にさまざまな愚かさを持たなかった人間は、 中年になってからなんの力も持たないだろう。 マイケル・…
第1002話 2019.12.16 国策会社・ベネッセの未来は… 来年度(現高2生対象)から始まる大学入学共通テストで予定されていた記述式問題の見送りが決ま…
第996話 2019.12.10 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 村上鬼城 村上鬼城 ウィキペディア記事から むらかみ きじょう(…
第995話 2019.12.8 船は港にいるとき、最も安全であるが、それは船が作られた目的ではない。 コエーリョ …
第993話 2019.12.6 道程 高村光太郎 僕の前に道はない…
第992話 2019.12.5 剣道の達人の凄さー無心、平常心、不動心 大学の剣道部の師範は西善延という範士九段の大先生であった。 週に1回、大学道場におい…
第991話 2019.12.4 言えなかったありがとう ー今よりもピュアだった中学生の頃 私も昔は中学生でした。 福井市進明中学校の剣道…
第986話 2019.11.29 松坂桃李という若手俳優が大人気だ。 「桃李(とおり)」というのは本名で、中国の故事から両親が命名したという。 ウィキペデ…
「他人のおにぎり食べられますか?」ー横浜市立大学医学部小論文入試問題
第984話 2019.11.27 毎年、大学入試問題では知的興味をそそられる問題が散見され、それらを読むのが冬の愉しみの一つとなっている。 2019年度入試…
第983話 2019.11.26 レモン哀歌 高村光太郎 そんなにもあなたはレモンを待つてゐた かなしく白くあかるい死の床…
第982話 2019.11.25 『思考の整理学』 外山滋比古 ちくま文庫 外山滋比古(1923~)は、お茶の水女子大学名誉教授。英文学の先生なのだけど、…
第981話 2019.11.24 大漁 金子みすゞ 朝やけ小やけだ …
第979話 2019.11.22 巷間、日本三大珍味と言われているのは、 長崎の カラスミ (ボラの卵巣の塩漬け) 愛知(三河)の このわた (なまこの腸…
第977話 2019.11.20 明日死ぬかのように、生きなさい。 永遠に生きるかのように、学びなさい。 ガンジ゛― この言…
第975話 2019.11.18 幾山河越えさり行かば寂しさの 終(は)てなむ国ぞ今日も旅ゆく 白鳥(しらとり)は哀しからずや空の青 …
第974話 2019.11.17 何かを「築いた人」より 何かに「気付いた人」のほうが、 幸せだ。 逃げ道は、 いつも前にある。 前に逃げることを、「進む」…
入試改革、すべての道はベネッセに通ずる?ー週刊新潮の記事から
第973話 2019.11.16 週刊新潮11月21日号の記事はなかなか秀逸である。 正確なタイトルは、 「国語」「数学」記述式問題の解けない謎 「大学入…
第971話 2019.11.13 大学入試「新共通テスト」の記述式問題の採点業務を1民間企業ベネッセが61億円で落札した(丸投げされた)、というニュースは私…
第970話 2019.11.11 週刊朝日10月4日号に、そのかみの女子高生、上野千鶴子元東大教授のものされた文章が掲載されていた。 1966年、金沢県立…
第969話 2019.11.10 大学入試共通テストにおける英語の民間検定活用の先送りが決定され、次は国語、数学の記述式問題導入の是非が議論されている。 …
第968話 2019.11.9 一昔前の日本には、「老人天国」「公務員天国」なる言葉が存在していた。 実際、役所や大企業で定年まで勤め上げられた方々は、定年…
第967話 2019.11.8 最近、夕陽がきれいすぎて胸がキュンとなることがあります。 今日は、秋の夕暮れの哀しさ・切なさを歌ったなつかしい歌を二つ紹介…
第966話 2019.11.7 ユーミンが作った「校歌」 長崎県立奈留高等学校のHPにはこんな素敵な記事がある。 【引用開始】 愛唱歌「瞳を閉じて…
第965話 2019.11.6 週刊現代11月2・9日号に、多くの企業で50代社員、いわゆるバブル世代の社員の人員整理が流行しているという記事が載っている。…
第963話 2019.11.4 「生きてるだけで丸儲け!」 この言葉が明石家さんまの座右の銘だという話は有名だ。実娘の芸名「IMARU」もここから命名した…
第962話 2019.11.3 地方の大学受験生の置かれている状況 私たちの世代が大学受験をしていた40年ほど前と比べると、地方の若者が置かれている環境に…
第961話 2019.11.2 紙風船11月号② 受験生へのメッセージ リスクのない所に喜びはない 最近、生徒との雑談の中で弱気な発言を聞くこ…
ジェラシーよりもアドマイアー、そして… 受験生へのメッセージ
第960話 2019.11.1 [受験生へのメッセージ] 紙風船11月号① ジェラシーよりもアドマイアー、そしてリスペクトを 先日、弁護士のYさんと話…
第959話 2019.10.31 今日はいよいよハロウィーンだ! 日本各地でハロウィーンのイベントが行われるようになったのはいつごろからなのだろうか…… …
第958話 2019.10.30 勤務している高校の2・3年生で使用している国語教科書「標準 現代文B」の最初に、 鷺沢萠のエッセーが登場しているので、授業…
第957話 2019.10.29 東京大学 HP には、 「高校段階までの学習で身につけてほしいこと」と題するコーナーがあり、高等学校の教科別に東大入試問題…
第956話 2019.10.28 『スキップ』北村薫 amazon 広告記事 から内容紹介 【引用開始】昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、…
第955話 2019.10.27 中国料理には数えきれないほどの珍味がある。 フカヒレ、北京ダック、ツバメの巣、ヒトデ、セミの幼虫の串刺し、猿の脳みそ、サ…
第954話 2019.10.26 北海道立札幌南高等学校 2019年大学入試 卒業生321名 東大19名、京大11名、国公立医学部医学科56名 伝統的に生徒…
第953話 2019.10.25 子供が自分で困難を求め、人に助けてもらったり、いたわられたりすることを拒むのでなければならない。そのような子供は、どこかにい…
第952話 2019.10.24 花の美しさに序列はない とてもいい言葉だと思う。 何回か引用されている文章を読んだことがあるのだけれど、出典は不明だ…
第951話 2019.10.23 私が若い頃、銀行はお堅い職場の代表で、新入行員は身だしなみについても厳しく指導されたものだ。 頭髪は73分け、ワイシャツは…
第950話 2019.10.22 あれはたしか小学校5年生のころだったとおもう。 私の在籍していた小学校に大阪から一人の少年が転校してきた。 少しもためらい…
第948話 2019.10.20 欧米で生活したことのある人との雑談の中で何回か出た話題の一つに、 「「家族で一緒にお風呂に入る」というのは、欧米人には考え…
第947話 2019.10,19 虫 八木重吉 虫が鳴いてる いま ないておかなければ もう駄目だというふうに…
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