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放射線に挑む〜英国大学院博士課程留学 https://blog.goo.ne.jp/radiologist-soma-tohoku

福島原発事故被災地での臨床経験がきっかけとなって放射線医科学を研究しています

医師、第1種放射線取扱主任者。福島原発事故による放射線被ばく影響を研究するため、英国クイーンズ大学ベルファスト大学院博士課程(医学)で武者修行中。

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2017/09/18

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  • 新ブログを開設しました

    2022年度に自身の研究室を立ち上げるのに際して、新しく下記ブログを始めることにしました。思うところがあり、今度はHatenaBlogにしてみました。もし宜しければ、そちらも覗いてみて頂ければ幸いです。不可視の両刃に挑む~北の国から~https://sapporofuku.hatenablog.com/まだ自分の研究室には、モノもない、ヒトもない、カネもないという悲しい状態ですが、今後、少しずつ大きくしていきたいと思っています。そのような過程をご紹介できればと考えています。新ブログを開設しました

  • 公募戦士の忘備録 ~自身のラボを立ち上げるまで

    「公募戦士」という俗語があります。大学などのアカデミアのポスト、例えば教授や准教授の場合、公募で集まった候補者の中から業績や適性などを鑑みて、採用者が決定されます。近年、この国内のポストを巡る競争は厳しくなっており、博士号をもつ研究者であっても希望するポジションを得ることは難しくなっています。1件の公募に対して10や20を超えるような応募者が殺到することも珍しくないと聞きます。このような公募を戦っている研究者のことを俗に公募戦士と呼ぶことがあります。公募に応募するのは、正直、しんどいです。実際、機関ごとに異なる書式の提出書類を準備しなければなりませんし、ときには上司やメンターからの推薦書も集める必要があります。そうして入念に準備をして応募しても、なかなか書類選考を突破できませんし、面接で落とされることもあります...公募戦士の忘備録~自身のラボを立ち上げるまで

  • 【予告】新しいブログを始めます

    ご無沙汰しております。2022年4月より自身の研究室を立ち上げることが決まり、心機一転、新しいブログを始めることにしました。英国大学院留学に関する情報提供を目的とする本ブログの目的は達したと考えており、新ブログを開始した後でこちらを閉鎖したいと思います。どうぞよろしくお願い致します。【予告】新しいブログを始めます

  • 今後について~新しいブログを始めます

    2019年に私が英国クイーンズ大学大学院博士課程を修了し、帰国してから、COVID-19パンデミックという出来事があり、世界は劇的に変化しました。留学時代にお世話になった私の友人、知人も、ロックダウンなどの苦労を体験されて、大変な思いをされたようです。私自身は、帰国後に入職した病院から2020年4月に古巣である東北大学へ復帰し、コロナ禍の中で研究だけでなく、臨床、教育にも携わってきました。そして、2021年1月から北海道大学へ赴任することになりました。特任准教授として、また新しい環境に挑戦することになり、身が引き締まる思いです。現在は、東北大学から東日本大震災の被災地域の南三陸病院へ派遣され、医療支援に従事しております。これで同地における3回目の被災地医療支援です。宮城県ではまだ新型コロナウイルス感染症の患者さ...今後について~新しいブログを始めます

  • 2020年6月の雑感

    さて、随分とお久しぶりとなってしまいました。日本に本格的に戻ってきて、結局、4月から東北大学の古巣に復帰したのですが、新型コロナウイルス感染症の影響などもあってなかなかブログ記事を更新する気分になれなかったのでした。次のブログをどうするか漠然と考えていましたが、答えは出ないまま、とりあえずこのままこのブログを更新することにしました。日本で新型コロナウイルス感染症が拡大し、社会不安が大いに高まっていた間、私は感染症、呼吸器疾患の治療(集中治療含む)は専門外ですので、大学病院内でもどうしても蚊帳の外という感じではありましたが、宮城県と東北大学の要請で軽症者の対応にすこし携わる機会はありました。今回のパンデミックは、医療従事者の一部には本当に辛い体験を強いるものでしたが、私としては振り返るとあっという間だったというか...2020年6月の雑感

  • 卒業報告と謹賀新年 ~令和2年~

    明けましておめでとうございます。私にとって、本年も勝負の年になります。ブログは続けるつもりですが、英国留学は終了したので、今後はどうしようかと考えております。今までは、はっきり言ってあまり意味が無かったかもしれませんが、一応は匿名を心がけつつ、ブログ記事を書いていました。しかし、次はもっとオープンな形でブログを書きたいとも考えており、新たな方法を模索中です。自分の立場がはっきりする来年度を目安にして、「新しいブログを立ち上げよう」と思っています。ブログ記事の更新が遅くなりまして、昨秋からストップしており、申し訳ありませんでした。無事に学位審査会(Viva)を突破して、12月に開催された学位授与式に出席して博士号(PhD)を取得することができました。そして、もう日本に戻ってきております。私事ではありますが、10月...卒業報告と謹賀新年~令和2年~

  • 学位審査会 Viva に向けて

    すっかりご無沙汰になってしまいました。前回の投稿から、日本への帰国、次の職場での準備などが色々とありまして、多忙でした。この間、ノーベル化学賞を日本の吉野彰博士が受賞されました。家が近かったこともあり、私は吉野先生の御息女を存じ上げています。リチウムイオン電池の開発に貢献した技術者が、このような身近にいらっしゃったことに対して、改めて驚きを覚えました。リチウムイオン電池の開発は、数年前からノーベル化学賞が噂されていたような素晴らしい業績であり、私も昨年日本国際賞を受賞していたことは存じ上げていました。実際にノーベル化学賞を受賞されて、国際的に高く評価されたのは、とても良かったと思います。個人的に、ノーベル化学賞がノーベル賞科学分野の中で最も好きです。受賞者の顔ぶれを見ると、その受賞対象範囲の広さに驚かされます。...学位審査会Vivaに向けて

  • ベルファストのお祭り騒ぎ - Culture Night 2019 -

    お久しぶりのブログ記事投稿になってしまいました。前月末に博士論文を提出してから、色々なことがありました。アイルランド共和国や英国北アイルランドを含めてアイルランド島全体にあちこちレンタカーで出掛けましたし、ベルファストの住居を引き払って、日本に帰国するための準備にも追われていました。もちろん、研究費助成の申請準備や、論文投稿準備などもありました。今日20日は、2年ぶりにベルファスト最大のお祭りである「カルチャーナイトCultureNight」に足を運びました。初めて参加した3年前から今回で4回目になりますね。昨年は日本に帰国中だったので、私が直接参加するのは3回目になります。街中が楽しい音楽や装飾に彩られて、老若男女が騒ぐ、このお祭りが大好きです。CultureNightの由来はイマイチよく判っていませんが、聖...ベルファストのお祭り騒ぎ-CultureNight2019-

  • 博士論文の提出とサーカスの観劇

    8月末に博士論文を大学ExamsOfficeへ提出しました。今後、外部の評価員を交えた学位審査会(Viva)が開かれ、その後に博士論文の修正版を提出し、(希望者のみですが)学位授与式・卒業式に出席という流れになります。まだまだ気は抜けませんが、博士論文の提出をもって大学院博士課程の修了となりますので、ここで一つの区切りつきました。2016年9月から英国Queen'sUniversityの大学院医学博士課程に入学し、実験、研究を進めて、博士論文をまとめるのに3年が経ちました。とくに博士論文については、マンチェスターでの学会中も、指導教官と何度もやりとりして、最終的な修正を行いました。博士課程中にあった良いことも悪いことも、色々なことが思い起こされて、Officeで担当者に刷り上がったばかりの論文を提出する時にすこ...博士論文の提出とサーカスの観劇

  • ICRR 2019 in Manchesterの思い出

    8月25日から29日にかけて、4年に一度の国際学会であるInternationalCongressofRadiationResearch(ICRR)が英国マンチェスターで開催されたので、私も参加しました。前回のICRR2015は京都で開催されて、私も参加した記憶がありますが、あれから振り返れば本当にあっという間の4年間だった気がします。学会中は色々な方々とお会いしましたが、個人的に大学院への博士論文投稿を間近に控えていたため自分の気持ちが落ち着いていなかったこともあり、何を話したかはあまり覚えていません。しかし、私の発表ポスターへの質問を幾つか頂き、それなりに自身の研究へのフィードバックを得ることができたのは良かったように思います。マンチェスターを訪ねるのは、実は今回が初めてでした。古さと新しさが混在しているよ...ICRR2019inManchesterの思い出

  • ようやく博士論文が書き終わりました

    ようやく博士論文の第一稿が書き終わりました。だいたい240頁くらいですね。もっとデータを入れても良かったかもしれません。これからは、まず指導教官に全部読んでもらって、幾つか修正することになると思います。次に、大学院事務局に提出して、4~6週間後に審査会(Viva)があります。審査会では、博士論文提出者によるプレゼン、外部審査委員を交えた口頭試問を経て、さらに論文の修正を指示されます。最後に完成版の博士論文を提出するまで、まだまだ道のりが残っているわけです。とはいえ、まずは原稿を書き上げることができて、満足しています。NatureやScienceに論文を出すことはできませんでしたが、大学院博士課程中に論文を12報(うち2報は日本に居た頃に診た症例報告であり、1報はまだ査読中)を書くことができました。幾つかの賞も受...ようやく博士論文が書き終わりました

  • ベルファストの夏をenjoy

    家族が日本から来て、この土日は久しぶりにのんびりしました。友人の家でのBBQパーティーにも参加させてもらったり、マーケットをゆっくり見て回ったりと、色々と北アイルランド最後(予定)の夏を楽しむことができました。友人と「おい、博士論文はどんな感じ?」「今日はそのことを忘れよう」という微笑ましい会話もありましたね。7月に滞在していた日本の関東は蒸し暑く、非常に身体に負担が大きかったのですが、こちらは比較的涼しく、湿度も低いため、はっきり言って快適です。もう日本に帰りたくなくなる程度には、過ごしやすいです。今はベルファストも晴天が多く、街の緑も色が濃い時期で、景色も美しいです。問題は、やはり博士論文です。4章まではなんとか終わって180頁くらいは書きましたが、あと予定では2章分あります。8月末までには書き終わりたいの...ベルファストの夏をenjoy

  • 原爆投下から74年

    本日8月6日は、広島に原爆が投下された日です。投下から今年で74年が経ちました。この間に人類がどれだけ進歩できたのかは判りませんが、日本の近くの半島で必死にミサイル(いや飛翔体と言うべきなのかもしれませんが)を飛ばしている連中を見ると、あまり自信が持てませんね。科学や技術は発展しても、人類の精神的な面はあまり変わっていないのではなかろうかと感じることもあります。放射線被ばくによる身体影響を研究している身としては、1年に1度くらいは当時広島にいた方々のことを想うべきかもしれず、そういう意味では8月6日というのは特別な日付であります。広島、長崎に原爆が投下された日本は世界で唯一の被ばく国ですが、残念ながら、その後に日本が世界の放射線生物学研究をリードしてきたという実感を私は持つことができずにいます。日本に生まれ育っ...原爆投下から74年

  • ようやく論文がアクセプトされた

    本日、1年以上かかった自分の論文がようやく採択されました。近日中にオンライン掲載される予定ですが、それに合わせて日本の共著者の先生方のプレスリリースがあるかもしれません。放射線生物学の分野ではブレイクスルーといえる内容を含んでいるので、ScienceやNatureとは言わなくても、それなりにハイインパクトな学術誌に採択してもらいたいと思ってずっと足掻いていた訳ですが、残念ながら思う通りにはなかなか運びませんでしたね。個人的に、色々と勉強になった論文でした。とはいえ、一つ一つの論文はそれぞれ大切なわが子のような存在です。ようやく形になって外に出ていく機会を得たのですから、世界中の研究者に読んでもらえるといいなと思います。今日も今日とて博士論文を書いています。現在、130頁過ぎまで来ました。今週中に3章と4章を書き...ようやく論文がアクセプトされた

  • Belfastに辿り着けば、そこは終わりの始まり

    日本での滞在を終えて、8月の始めに英国北アイルランド首都のBelfastに戻りました。久しぶりのBelfastで見上げた空は青く、日本に比べるとカラッとした穏やかな夏の日を感じさせられました。日本では相馬野馬追を観たり、南三陸病院まで足を伸ばすなど、色々と楽しい時間を過ごすことができました。しかし、今秋の大学院修了に向けて、為すべきことを為さなければなりません。そのために私は北アイルランドへと戻ってきたのです。さっそく、ギネスを一杯飲みました。さて、帰ってきたら、博士論文Thesisを書かなければなりません。まだ第3章の途中まで、大体120頁くらいしか書いていませんが、これを200頁以上の完結した論文に仕上げる必要があります。論文だけでなく、8月にはICRR2019というイングランドのManchesterで開催...Belfastに辿り着けば、そこは終わりの始まり

  • 天野之弥氏の御逝去

    日本に一時帰国中です。公私にわたって色々な事がありましたので、ブログ記事を更新しようと思う機会はありましたが、蒸し暑さと忙しさでとてもバテていました。7月中旬に高円宮妃久子殿下に拝謁して、私の研究内容をご説明申し上げた日は、さすがに興奮したので、このブログ記事を書こうかとも思いましたが、いかんせん時間がとれませんでした。しかし、そんなに多忙な日本滞在中にブログ記事を更新したのはなぜか。それは先日、IAEA事務局長だった天野之弥氏が在任中に御逝去されたからです。私にとって非常に衝撃的なことでした。天野さんは私の中学校・高校の先輩でした。私の母校からはなぜか東大法学部を経て外務省に入省される方が多いのですが、天野さんのそのお1人ですね。最後にお目にかかったのは2017年10月にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催...天野之弥氏の御逝去

  • 日本へ帰国

    日本へ一時帰国することになりました。先日の受賞により、東京で開催される授賞式に参加する必要がありますし、次の職場へ行く必要もありました。夏季休暇も兼ねて、しばらく日本に滞在する予定です。しょっちゅう日本に帰っていると思われるでしょうけれども、共同研究の関係もあって、私は本当に日英往復の回数が多いです。しかし、ロングフライトはいつまで経っても慣れません。今回、同行者の都合で、アイルランドで購入した物品の免税手続きに立ち会う機会がありました。日本に住む人の場合、EU圏から出る時に、つまり日本への直行便に乗る時にはヒースロー空港で免税手続きを行う必要があるのですが、アイルランドのHorizonCardという奴がくせ者で、かなり面倒くさいです。アイルランドで免税品を購入する時に、HorizonCardで管理してもらうと...日本へ帰国

  • ベルファスト呑み会

    昨日は、私、私の同居人の先生、航空自衛隊の医官の先生、岡山大学医学部の学生さん達で呑み会をしました。私も含めて日本の医師免許所持者が3人、日本の医学生が2人という構成でしたから、おそらくかつてないほどの日本の医療関係者率の高さでした。というか、もしかすると日本の医師が3人も滞在している(観光ではなく)というのは、英国北アイルランド史上初めてではなかろうか。しかも、医学生が2人もいるのですから。なかなか珍しい状況だと思われますね。ぼちぼち私が日本に一時的に帰国するので、おそらく最初で最後の機会でしょう。私もかなり変人の奇人なのですが、昨日のメンツも色々と変わった方が多くて、興味深い呑み会でした。楽しかったです。ベルファスト呑み会

  • City of Belfast Youth Orchestraの演奏を聴きにUlster Hallへ

    6月15日夜にベルファストの中心部にあるアルスターホールUlsterHallで、ベルファスト市若手オーケストラCBYO(CityofBelfastYouthOrchestra)の演奏を聴きに行きました。お目当てはアントニン・ドヴォルザークの『新世界からFromtheNewWorld』(交響曲第9番)。私はこういう演奏会に積極的に足を運ぶような人間ではないのですが、友人やら同居人やらに連れられて、ここ最近はこの街で演奏を耳にすることが多いです。ドヴォルザークという名前を知らなかったとしても、誰もが一度は必ず耳にしたことがあるであろう『新世界から』を第一から第四楽章まで聴いてきたのでした。時には昔の話をしましょうか。私は小学生の頃に一時期ピアノを習っていました。しかし、親には申し訳ないような気もしますが、当時の私は...CityofBelfastYouthOrchestraの演奏を聴きにUlsterHallへ

  • 大谷選手のサイクル安打達成の凄さについて

    野球というスポーツは英国では全くといっていいほど人気がありません。スポーツとしての知名度はある程度はあるものの、「ああ、アメリカで人気あるスポーツね」という感じです。野球と似ているスポーツとしてクリケットがありますが、英国ではそちらの方が人気なのです。したがって、大谷選手のサイクル安打達成というニュースに興奮するのは、たぶん、日本から来ている留学生くらいでしょう。もちろん、私もその1人です。私は少年野球をやっていて、県大会を何度か制覇したチームに所属していました。知人で甲子園に出場した者もいました。したがって、野球の世界において、大谷翔平選手がどれほど特異な存在で、今回のサイクル安打がどのくらい凄いのか、薄々ではありますが理解することができます。甲子園に出場することがどれほど難しいか、NPBプロ野球選手になって...大谷選手のサイクル安打達成の凄さについて

  • 最近ちょっと…

    最近、我が家の鏡をのぞくと、自分の顔がすこし丸く見えることに気付いてはいた。いや、まさか、そんな…そんな馬鹿な…、ありえないよね、ハハ…決して認めたくないことだけれども、しかし、研究者たるもの現実の観察結果には常に敬意をもって、主観を排して、客観的に評価すべきである。つまり、太ってきたのである。太ってきたのである(大事なことだから二度言う)。近頃食事量が増えているのはたしかだったけれども、そんなに太るとは思ってはいなかった。暴飲暴食だったかもしれないと言えば否定はできないが、周囲と比較しても、そんなに無茶苦茶な食生活を送っているわけではないと思われる。そもそも英国は「肥満大国」である。よくWHOのデータが引用されるが、BMIが30以上の肥満な成人が28.1%であり、子供の肥満率も高いことで知られている。つまり、...最近ちょっと…

  • 先端技術大賞を受賞しました

    11日付の産経新聞などに掲載されるまでお伝えすることができませんでしたが、今年の「独創性を拓く先端技術大賞・フジテレビジョン賞」という日本の学術賞を受賞しました。フジサンケイビジネスアイ(旧・日本工業新聞)が、ノーベル化学賞受賞者の福井謙一博士らの協力のもと1987年に創設したもので、今年で第33回を数えます。もともとは「独創性を拓く先端技術学生論文」という名称でしたが、第16回・2002年から企業の若手研究者も表彰対象に加えられて、現在の名称になりました。海外からも応募できると伺ったので、実際に英国から申請してみたところ、学生部門の優秀賞にあたる「フジテレビジョン賞」を受賞することが出来たのでした。授賞式は7月に東京で行われ、高円宮妃殿下のご臨席もあるとのことです。幸いなことに私はこれまでにも幾つかの受賞・表...先端技術大賞を受賞しました

  • カペラ演奏会に行ってみた ~ベルファストのGood Shepherd Church~

    ベルファストの南西部にあるGoodShepherdChurchで開催された演奏会に行きました。私はキリスト教系の中高一貫校の卒業生ですが、だからといってキリスト教に帰依しているわけではありません。しかし、8日土曜日は友人に誘われて、ベルファスト市内のカトリック教会で開催された演奏会に足を運びました。自宅から2kmほど離れた場所にとても立派な教会があることを、今回、私は初めて知りました。演奏会は、教会の聖歌隊と、教会附属の小学校の学生さん達による合唱が基本でした。パイプオルガンの重厚な調べとともに、アイルランドの伝統音楽をはじめ、様々な曲が披露されたのでした。それにしても綺麗な教会でした。壮麗な装飾はもちろん、俗世とは隔絶された雰囲気が、素晴らしかった。神に祈りを捧げる場所というものはこのような空間でなければなら...カペラ演奏会に行ってみた~ベルファストのGoodShepherdChurch~

  • 母と妹が来た

    実は今週は私の母と妹がベルファストの私のもとを訪ねてきてくれました。遠く日本から飛行機で15時間くらいはかかるでしょうか、かなりの長旅ではありますが、大学院留学も最終年を迎えた今になって初めて訪ねてくれたのでした。6月2日(日)から6日(木)までという短い期間ではありましたが、一緒に過ごすことが出来ました。しかし、滞在中は残念ながら天候が悪く、雨が多かったです。今は、夏を迎えて、ベルファストでも好天が多い時期なのですが、運が悪かったようでした。それでも、世界遺産ジャイアンツ・コーズウェイをはじめ、英国北アイルランドの観光地をまわることが出来たのは良かったと思います。私にとっても海外留学中に家族を迎えるのは初めての体験で、戸惑いも多くありました。しかも休暇中ではありませんから。いかんせん、私自身も研究や論文執筆な...母と妹が来た

  • 大学学生交響楽団の演奏を聴く

    昨夜は友達に誘われて、大学の公式な学生交響楽団のサマーコンサートを聴きに行きました。私は恥ずかしながら音楽のことはちんぷんかんぷんです。子供の頃にピアノを習ったもののバイエルで挫折した男です。小学生の時に初めて受けた音楽のテストも酷いものでした。それでも、せっかく誘ってもらったので、昨年に続いて今年もコンサートを聴きに行ったのでした。本学の学生交響楽団Queen'sUniversitySymphonyOrchestraは、英国北アイルランドで唯一の学生による交響楽団です。浅学なもので「学生交響楽団として上手かどうか」と問われるとよく判りませんが、昨年に比べて、だいぶ完成度が高いコンサートでした。音楽にはとかくうるさい私の友人も「去年よりはだいぶマシ」というコメントで、満足している様子でした。一方で私は、知ってい...大学学生交響楽団の演奏を聴く

  • あれから3000日

    3.11から3000日が経ったと伺いました。まだ3000日というべきか、もう3000日というべきか…。言うまでもなく、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故は、私のキャリアに大きな影響を与えた出来事でした。あの日見た光景がきっかけとなり、今、私は英国の片隅で放射線研究に取り組んでいるのですから。「なあ、先生、家に帰りたかったなあ」と言って、亡くなられた方がいました。私は医師としてその患者さんをお看取りしましたが、その時の体験が研究に取り組む原動力でした。家に帰してあげたかったなあ、本当に。私が放射線研究に取り組んだと聞いたならば、きっとあの方は「先生がそんなことをしなくてもいいんだよ」と仰るのではないだろうかと。ふとそんなことを思うこともあります。流れた月日を感じさせられました。あれから3000日

  • アイルランドの空の下で ~ドネゴール、スライゴー、ゴールウェイでドライブを

    昨日5月7日月曜日は「スプリング・バンク・ホリデー」という英国の祝日でした。つまり、英国では3連休となったわけで、英国の方々にとっては選挙がありましたが、我々留学生は基本的に暇でした。当然、大学もお休みですから。ということで、同居人が借りてくれたレンタカーに乗って(私は基本的に助手席で喚いているだけの係)、アイルランド北西部のドネゴール、スライゴー、ゴールウェイの方を旅しました。アイルランド島はグレートブリテン島よりも小さいとはいえ、それなりに広大であり、どこまでも続くアイルランドの空の下を私たちは走ってきたのでした。まずは3年連続で観に行くことになった英国北アイルランド第2の都市デリー/ロンドンデリーDerry/LondonDerryで5月25日土曜日に開催された「お盆祭りO-bonFestival」を訪ねま...アイルランドの空の下で~ドネゴール、スライゴー、ゴールウェイでドライブを

  • 英国メイ首相ついに退陣へ ~Brexitはどうなるのか?

    英国テリーザ・メイTheresaMay首相が5月24日金曜日についに辞任を表明するとあちこちで報道されています。フォークランド紛争を戦ったマーガレット・サッチャーMargaretThatcher元首相のように女性首相はいつも英国が厳しい局面を迎えるときに登極するものですが、メイ首相もまた英国の2人目の女性首相として厳しい情勢がずっと続いていました。欧州連合(EU)からの離脱をついに実現できまま、離脱の是非について民意を問う2度目の国民投票の可能性を述べたのは記憶に新しいところです。第2次メイ内閣で庶民院院内総務だったアンドレア・レッドサムAndreaLeadsom女史からの最後通牒もあって、どうやら辞任を決断したようです。次の与党・保守党党首も、誰になるのか判りませんが、状況はとても厳しいでしょう。党首選では、...英国メイ首相ついに退陣へ~Brexitはどうなるのか?

  • 日本人留学生の方々について

    ここクイーンズ大学ベルファストは、英国北アイルランドのベルファストにあり、まさに英国の片隅に位置しております。しかし、最近、様々な日本人留学生がこの地を訪れています。私は、日本のパスポートと言えば、赤色(10年一般旅券用)か紺色(5年用)しか知りませんでした。しかし、今年になって現われたニューカマーはまさかの緑色(公用旅券用)の所持者でした。つまり、公務でいらっしゃっているということです。現役の自衛隊医官の三佐(少佐)殿でありました。まさか親方日の丸が自衛官を医学研究者としてこの地に送り込んでくるとは思わず、驚愕したものです。他にも、岡山大学の医学生さん達や、同志社女子大学の学生さん達がよく短期でいらっしゃっています。また、私もそうですが、すでにクイーンズ大学ベルファストの正規の学生になっている者も数名います。...日本人留学生の方々について

  • Titanic Belfast ~タイタニック号の悲劇を伝えるBelfastの博物館

    氷山にぶつかり、大西洋に儚く沈んだ豪華客船タイタニック号は英国北アイルランド首府Belfastで作られました。彼女が沈んで100年以上経った今も、当時世界最大級の船が沈んだ物語は広く語り継がれ、今もなお多くの人々の悲しみを誘っています。そして、彼女の故郷であるBelfastには、彼女が作られた経緯を伝える博物館があります。それがタイタニックベルファストTitanicBelfastです。先日、私にとっては幾度目になるのかよく判りませんが、同居人を連れてTitanicBelfastを訪れました。私の記憶にあった博物館の内容とあまり変化はありませんでしたが、流石はタイタニック号を建設した造船業の街に建設されている博物館らしく、改めてタイタニック号を建設した苦労や処女航海に乗り込んだ乗客に関する様々なことが展示されてお...TitanicBelfast~タイタニック号の悲劇を伝えるBelfastの博物館

  • 大学院修了に向けてラストスパート

    日本では長い長い10連休が終わりましたね。英国も、6日にEarlyMayBankHolidayと呼ばれる休日がありましたので、3連休でした。イースター休暇と合わせると、日本のゴールデンウィークに匹敵するくらい、休んでいたような気もします。さて、2月、3月を日本で過ごしたため、今月は大学院修了に向けてイベントが目白押しです。これは2月、3月にこなすはずだった予定が5月に全て詰め込まれたためです。したがって、すこし気忙しい日々を過ごしています。さらに、投稿していた論文の査読結果が返却されて査読者からの膨大な要求に応えなければならないし、今秋に提出する予定の博士論文も執筆途中です。その上、幾つかの研究助成金に申請する予定があります。う~む、詰んだかな、これは…なんて思わなくもありませんが、いつだって一つ一つ片付けてい...大学院修了に向けてラストスパート

  • Belfast Marathon 2019 を観に行ってみた

    本日5月5日、英国北アイルランド首都Belfastにてマラソンが開催されました。私の知人の日本人医師の方が走ると言うことで、応援に行きました。生憎の曇りで、冷たい風が吹き、すこし肌寒い日でしたが、非常に多くの方々が参加されていて、とても驚きました。「元・陸上部の血が騒ぐな~」とかブツブツ言いながら、ランナーの方々を応援したのでした。私自身は、最後に地元の国際マラソン大会を走った時、途中で足が痛くなり歩いたこともあって4時間台でした。しかし、今日参加された知人の先生はなんと3時間台の前半とのことで、素晴らしい記録でした。私も先週の3日金曜日にすこしスカッシュと水泳を友人と楽しみましたが、この土日は筋肉痛に苦しめられたのでした。適度な運動は「ストレスキラー」として最適です。健康のためにも、ある程度の運動習慣を維持す...BelfastMarathon2019を観に行ってみた

  • さよなら平成、そして令和へ

    2019年中に年号が代わることになるのは、もちろん知ってはいましたが、いざ実際にその時を迎えると感慨深いものがあります。大正の頃に「降る雪や明治は遠くなりにけり」という句が詠まれましたが、私もいつか改めて平成という時代を静かに省みる日が来るのでしょうか。私自身は昭和生まれですが、ものごころがついた頃は、すでに平成の世になっていました。したがって、私の青春は平成とともにあった訳です。だから、ある種の名残惜しさを抱きながら、「平成よ、さよなら」と言いたいような気持ちもあるのですね。「年号」というシステムは、現在、日本くらいでしか運用されていません。もちろん、英国にもありません。ただ、例えば英国においても、大英帝国をヴィクトリア女王が統治していた時代を「ヴィクトリア朝Victorianera」などと呼ぶことはあります...さよなら平成、そして令和へ

  • イースター休暇 in マラガ & ミハス ~スペイン・アンダルシア地方

    こんにちは。週1回くらいは本ブログを更新したいと思いつつも、最近、なかなか時間がとれずにいました。以前のようにほぼ毎日は更新できないですが、それでも週1、2回は更新していきたいと考えています。さて、今月19日の聖金曜日から復活祭(イースター)が始まり、一般に、その後1週間くらいは(学校にも依りますが)休暇が続きます。私の所属する研究センターも、もちろん実験中の方々の都合もあるので完全に閉まることはありませんが、基本的には休日に準じた体制でした。つまり、休みみたいなものです。そこで、私も英国に来て初めて本格的なイースター休暇を取得しました。行き先はスペイン・アンダルシア地方のマラガMalagaとミハスMijas!いわゆる太陽の海岸(コスタ・デル・ソル)であります。マラガという街は、「巨匠」パブロ・ピカソ(Pabl...イースター休暇inマラガ&ミハス~スペイン・アンダルシア地方

  • Good Fridayと卵 ~復活祭のBelfast

    昨日19日は復活祭(イースター)の聖金曜日GoodFridayでした。21年前のGoodFridayに英国とアイルランドの間で合意が結ばれ、北アイルランド紛争に一つの区切りがつきました(従って、この合意のことはGoodFridayAgreementと呼ばれることがあります)。それから長い時間が経ち、Brexit(英国EU離脱)をめぐって、英国とアイルランドの間に再びある種の緊張が高まっている状況で、アイルランドと国境を接している英国北アイルランドの首都Belfastで今年のGoodFridayを迎えました。とはいえ、街の中の雰囲気は楽しげであり、パレードなどのイベントもありました。GoodFridayは基本的に大学が休みで時間があるので、街の中をゆっくり散歩してみました。上の写真は、Belfastの街中にあった...GoodFridayと卵~復活祭のBelfast

  • Brexit(英国EU離脱)再延期について

    皆さんも御存知の通り、再びBrexit(英国EU離脱)が延期されることになりました。期限は最長で10月までであり、一部ではまるでゾンビのようなメイ政権とかけて「ハロウィーンBrexit」とも呼ばれているようです。Brexitが起きると英国北アイルランドは、EU加盟国であるアイルランドと国境を接しているだけに、かなり混乱が生じると思われます。しかし、Belfastの街と、Queen'sの学内にとくに慌てた雰囲気はなく、淡々とした日常を送っていました。たしかに大学からは先月に「Brexitによる混乱を最小限にする」という旨のメールが届いたりもしましたが、しかし具体的に何か大規模な変化が身の回りで起きている印象はありません。ちょっぴり拍子抜けしている部分もありますが…Brexit(英国EU離脱)再延期について

  • 航空機の中で『お客様の中でお医者様はいらっしゃいませんか』というドクターコールを聞いたときに手を挙げるか?

    「お客様の中でお医者様はいらっしゃいませんか?」というアナウンスが世の中にはあるそうです。医者になってから◯年が経ちますが、幸運にも、私自身はこのようなアナウンスに遭遇したことはありません。しかし、自分自身がこのドクターコールを聞いた時にどうするかについては、もちろん、考えたことがあります。今日、たまたまラボの方とこのことについて話す機会があったのでした。例えば、wikipediaによると、日本ではこのようなドクターコールを聞いた時に手を挙げる医師は半数以下というアンケート結果があるそうです。とはいえ、日本の医師法19条には「応召義務」があります。これは「医師の職にある者が診療行為を求められたときに、正当な理由が無い限りこれを拒んではならないとする法令で定められた義務になります。つまり、医師はドクターコールによ...航空機の中で『お客様の中でお医者様はいらっしゃいませんか』というドクターコールを聞いたときに手を挙げるか?

  • 大学内にはあまりBrexitの混乱はなく…

    英国に戻ってから体調は悪いままで、困っています。とはいえ、今秋の大学院修了に向けてやらなければならないことははっきりしており、おちおち寝てはいられません。本学もそうですが、英国の研究大学の場合、博士論文は200頁以上ということになっていますから。Brexit(英国EU離脱)をめぐる騒動もいよいよ大詰めですが、学内にはあまり混乱の気配はありません。私の大学院の友人達もEU出身者ばかりですが、皆さん「なるようになるべ」という感じで自然体でいます。私のボスも英国紳士の1人として以前はよく「Brexitは愚かしい」と嘆いていたのですが、最近ではもう「どうにもならない」という感じで、あまり話題に出しません。う~む、個人的には、今回のBrexitは個人的には世界史に残るかもしれないイベントだと思うのですがね。現地では意外と...大学内にはあまりBrexitの混乱はなく…

  • 英国に戻って、いつものように風邪をひく

    英国北アイルランドに戻って1週間近くが経ちますが、おそらく水曜日にすこし無茶をしたせいで、風邪をひきました。つまり、いつものように体調を崩しています。正直、寒さとしては東北、北海道地方の方がずっと寒いと思うのですが、私はなぜか英国に戻ってくると体調を崩してしまいます。羽田からヒースローまで12時間くらいかかるロングフライトが原因なのか、英国の水が絶望的に合わないのか、両方あるかもしれませんね。実は、4月から主な所属先が変更になり、東北から離れることになりました。仙台に自宅を購入しているので、いずれは東北に戻る可能性もありますが、もちろん、このまま戻らない(戻れない)かもしれません。自分を必要としてくれる場所、自分がやりたいことが出来る場所を色々と鑑みて、将来的に活路を開きたいと願っています。まあ、放射線研究をし...英国に戻って、いつものように風邪をひく

  • 新しい出発と新しい年号

    4月1日に英国北アイルランドに再び戻ってきたので本ブログを再開します。英国に戻る頃には「Brexit(EU離脱)の後だな、どうなっているのかな」と思ったものですが、合意なき離脱を避けるための交渉が続けられており、今のところ英国はEUに留まっています。ヒースロー空港でもボーダー(入国審査)で「UKとEU」と「Non-EU(EU圏外)」に相変わらず分けられており、「全然変わってないな」と安堵しました。2ヶ月も何をしていたのかを説明するのは一言で難しいですが、あえて言うならば「変化」というところでしょうか。実際、私をとりまく色々なことが変わりました。とはいえ、留学当初の目標は変わりません。大学院留学は今年で終わる予定です。頑張ります。新元号「令和Reiwa」が発表されている時は機上にいました。ヒースロー空港に着いた時...新しい出発と新しい年号

  • 8年が過ぎて…

    天が涙を零したのでしょうか。今日、東日本大震災で大きく傷ついた宮城県には雨が降りました。あの日3.11から流れた月日「8年間」を長かったとみるか、短かったとみるかは人それぞれかもしれませんが、私自身はあっという間だったような気がします。東日本大震災と福島原発事故によって私の近しい身内には死者、行方不明者はありませんでしたが、あの出来事によって私の人生を大きく変化したような気がしています。8年前の私に今の私のことを想像出来たかといえば、まず無理でしょうね。本日、献花をさせて頂く機会がありました。私の前にすでに多くの花々が供えられていました。あの日の悲劇によって命を落された多くの方々のご冥福をお祈りいたします。8年が過ぎて…

  • しばしのお別れ ~一時帰国へ

    今夜は花言葉のお勉強。まずシクラメン、花言葉は『疑惑』。ソメイヨシノ、花言葉は『美しい人』。シダレグワ、花言葉は『智恵』。そしてミヤコワスレ。花言葉は『しばしの別れ』。古畑任三郎でした。という印象的なイントロダクションから始まる古畑任三郎のTVドラマが私は好きでした。古畑任三郎、踊る大捜査線など、90年代後半から00年代前半くらいにかけてのTVドラマはやはり面白かったように思います。北海道では『水曜どうでしょう』などもこの時期に好評を博していましたね。もう近頃はTVを観るという習慣が私はなくなってしまいましたが(アホな番組ばかりになってしまった気がします)、今でも時々、懐かしく思い出すことがあります。最近、日本から新しい留学生の方がお見えになって、すこし嬉しかったというか、どうやら楽しくなりそうな気がしていたの...しばしのお別れ~一時帰国へ

  • 天才vs凡人

    久しぶりに嫉妬心を覚える出来事がありました。知人がある学術賞を受賞されたことを知りました。おそらくは史上最年少でしょう。彼のことは学生時代から存じ上げていて、若くしてすでに教授になられたのもよく知ってはいますが、学術的には正直「そんな大したことはしてないだろう」と思っていたのでした。しかし、今回受賞された賞は、一応、我が国で最も権威ある機関が認定しているものですから。実際には、その領域では大した業績なのかもしれません。経歴や受賞歴を客観的に見ると、日本の若きホープというか、将来のノーベル賞候補と言っても良いのかもしれませんね。「だいぶ差をつけられてしまったのかな」というのが最初の印象でした。私と彼は学生時代にある賞を同時受賞したのですが、その時からまだあまり時間は経っていないような気がしていたものの、実際には、...天才vs凡人

  • 寒波と体調不良

    寒波が北アイルランドに襲来しており、最近、気温が下がっています。そして、私も先週くらいから風邪気味で体調不良です。いつも風邪をひいているというか、まあ、食生活に問題があるのは確定的に明らかではありますが、他にも幾つか要因があります。いずれにせよ、本調子からはほど遠いですね。それにしても寒いなぁ、やれやれ。体調があまり優れず、仕事の効率も良くありません。やるべきことは沢山あるのですが、気持ちばかりが焦って、なかなか作業は進みません。溜息ばかりがこぼれます。本日、1月23日は湯川秀樹博士の誕生日でした。中間子の存在を理論的に予測し、1949年にノーベル物理学賞を受賞した理論物理学者ですね。日本出身の湯川、朝永、Nambu(南部)といった先生方は、20世紀を代表する理論物理学者として世界的に活躍され、おそらくは後世に...寒波と体調不良

  • Derry/Londonderryの車両爆発事件

    21日はアイルランド独立戦争から100年の節目だということは判っていましたが、在英国日本大使館からDerry/Londonderryの車両爆発事件に関する下記の注意喚起があって、ちょっとビックリしました。どうやら何者かが時計の針を逆に進めようとしているようです。●北アイルランド地方ロンドンデリーにおいて1月19日には車両爆発事件,21日には車両乗っ取り事件2件が発生しました。●事件の背景などは明らかになっておらず,捜査中ですが,英国を含め外国ではこうした不測の事態に常に警戒する必要があります。●最新情報の入手に努めるとともに,人が多く集まる場所(イベント,観光施設,駅や公共交通機関など)では周囲の状況に警戒するなど自らの安全確保に十分注意を払ってください。Derry/Londonderryは、英国領北アイルラン...Derry/Londonderryの車両爆発事件

  • アイルランド独立戦争から100年

    この土日は、日本ではセンター試験が施行されました。受験生諸君には申し訳ないのですが、2日間も試験監督として長期間拘束されるこのイベントは、大学教員的にはある意味で罰ゲーム以外の何物でも無いです。昔、私のよく知る大学病院の先生方も「嫌だな~」とよく仰っていました。正直、私も同感ですね。受験生も辛いですが、試験官も非常に辛いのです。いや、ホント。閑話休題。今年2019年1月21日から遡ること100年前、1919年1月21日にシン・フェイン党議員らによって、第1回のアイルランド国民議会(ドイル・エアラン)が開催されました。そして、「アイルランド独立宣言」が採択されました。当然、英国政府は否定し、ついに2年以上に及ぶアイルランド独立戦争が勃発したのですね。そして、ついに1921年、英愛条約が締結され、アイルランドはつい...アイルランド独立戦争から100年

  • 混迷する英国政府 ~生き延びるメイ内閣

    昨日、政府によるEU離脱協定案が議会で否決されたのに、今日、メイ内閣自体は続投とは…おそらくは世界史に残るイベントが英国議会で連日起こっています。日本から来ている身としては、英国がどこに向かうのか、議会は一体全体何がしたいのかを、一歩引いた視点から観察できる貴重な機会となっています。色々な意見がありましたが、英国は引き続き、このタフな女性首相に政府の舵取りを託すようです。フォークランド紛争を指導した鉄の女・サッチャー元首相もそうでしたが、英国は難局を迎える時に女性の首相が奮闘することになっているのかもしれませんね。北アイルランドにいる身としては、北アイルランドとアイルランドに関する論点の一つ、所謂「バックストップ」の問題が気になりますが…。メイ首相は「バックストップは絶対に起こらない」と発言していますが、私は「...混迷する英国政府~生き延びるメイ内閣

  • ぼちぼち日本へ

    今月末に日本へ一時帰国します。「コイツいつも日本へ帰っているな」と思われますかもしれませんが、今年もまた、日本と英国を往復する日々が始まります。今年は何回くらい往復することになるのだろうと、我ながら、ちょっと呆れる感じです。私は今年度はとある大学の非常勤講師を委嘱されていて、研究と臨床を日本である程度取り組む必要があります。また、2月には日本で講習会や研究会などにも参加する予定があるのです。とある研究会では講演を依頼されています。私ごときが招待講演なんてして良いのだろうかという思いもありますが、まあ、頑張ります。日本に帰るタイミングが近づくと、やはりちょっとホッとするというか、いつも嬉しくなります。英国Belfastにも数年間住んでいるので愛着はありますが、しかし、母国というのはいつだって良いものであります。今...ぼちぼち日本へ

  • 子供は「生産」の対象ではない

    昨年、杉田水脈自民党衆議院議員が「LGBTは子供を作らない。つまり『生産性』がない。だからLGBTのために税金を使うのはいかがなものか」と週刊誌上で主張したことに批判が起こりました。いくら言論の自由があるとはいえ、性的マイノリティに対する無知、無理解をさらけ出し、ひいては基本的な人権の軽視を感じさせるという点で、立法府を担う国会議員の主張にしてはあまりにもお粗末な主張でした。さらに、子供を産むのは「生産」であり、国民はその「生産性」とやらの尺度で税金を使われるかどうかが決まるという意味不明な持論を展開しており、率直に申し上げて、私はたいへん驚愕したのでした。ふ~ん、仮にそういう論理が通用するならば、例えば年齢が50歳以上の日本国民は皆殺しにでもしたらいいんじゃないですか?だって、生産性がない人たちに、税金を使う...子供は「生産」の対象ではない

  • 大学院留学後の就職について

    海外へ留学した後、進路に迷う例は少なくありません。もちろん、私もそうでした。海外での体験は、日本に生まれ育った者に対して、自分がやりたいことは何か(希望)、自分に向いていることは何か(適性)を改めて考えさせるものがあるのでしょう。大学院博士課程修了後の方々が路頭に迷う「漂流する博士」が過去に問題となりましたが、さらに海外で研鑽した者が日本国内で活躍できない「ガラパゴス化する日本」も問題でした。私の場合、その両方に該当してしまうので、英国大学院留学後の身の振り方についてはすこし悩ましかったのでした。とはいえ私は医師免許がありますので、研究を止めて臨床医として食っていくことはいつでも可能ですから、すこし余裕がありました。つまり、仕事として研究して生きていくことが問題ではなく、最大のポイント「放射線の研究を、自分が主...大学院留学後の就職について

  • 趣味:新聞への投書?

    最近、日本の新聞への投書が立て続けに掲載されています。今月になってから地方紙と全国紙の投書欄に拙文が掲載されました。とくに全国紙の方は掲載謝礼として図書券を下さるそうです。その謝礼が目当てというわけではありませんが、英国留学記念の意味も込めて、英国から投書してみたのでした。とりわけ、いま英国はBrexit(英国EU離脱)で揺れていますから。しかし、知人からの反響は今のところ一切ありません。気付かれないだろうなとは思いましたが、やっぱりという感じです。医療従事者として、研究者の端くれとして、私見を新聞に投稿するというのはなかなか面白いものです。論文を投稿するのとはまたすこい違ったものがありますね。私は以前にも福島被災地医療に関する著書を出版していますし、文章を書くのには慣れていますから、たまにはこういうのも良いか...趣味:新聞への投書?

  • バカなのに風邪をひく

    愛情ってゆう形のないもの伝えるのはいつも困難だねだからdarlinこの「名もなき詩」をいつまでも君に捧ぐ♪という感じで、Mr.Childrenの『名もなき歌』を唄いつつBelfastの街を歩いたら、たぶん風邪をひきました。身体が重いし、関節に違和感があります。これで熱が出てきたらもう確定でしょう。素人でも診断可能ですね。「コイツいつも風邪ひいてんな…」と思われるかもしれませんが、自分でもそう思います。ただ、今回の場合は言い訳させて頂くと、昨年末から年始にかけて色々ありまして、おそらくは知らぬ間に疲れが溜まっていたのだろうと思われます。あまり無茶なことをしたつもりはありませんが、自分はそれほど体力や気力が無いので、たしかにちょっと疲れたかな…とは思っていたのですね。まあ、後悔はしていませんが。実は、年末年始の1週...バカなのに風邪をひく

  • 2019年は「変化の年」に

    2019年が始まりました。昨年末から色々なことがあって、年末年始はあっという間に過ぎていきました。ふと気付いたら、もうこんなに時が流れていて、びっくりしました。今年は、英国大学院博士課程修了の年です。長い留学もついに終わります。英国では何か大事なものを学べたような気もするし、何も学べなかったような気もします。日本では医学博士号は「足の裏の米粒(つまり、取らないと気持ち悪いが、取っても意味が無いもの)」と揶揄されますが、英国でのPhDという学位を活かせるかは今後の自分次第なのでしょう。学位が私を助けてくれるということではなく、学位に恥じない自分であろうとすることで結果的に活躍できればいいですね。英国で大学院博士課程は、結局、ただの通過点です。今年の9月が博士論文Thesisの提出期限になっています。記述量としては...2019年は「変化の年」に

  • Christmas Eve, Christmas, and Boxing Day

    12月24日、25日、26日は英国ではそれぞれChristmasEve、Christmas、BoxingDayと呼ばれる休日になります。26日は慣習的にお休みになっているようです。このまま来年1月2日までクリスマス・新年休暇を取得する人も多いです。私の所属する研究センターは21日午後から休暇体制になっています。つまり、2018年はもうおしまいです。日本では、平成最後の年末と言うことで、30年間の平成という時代を偲ぶ時期かもしれません。英国ではBrexit(英国EU離脱)を前にした最後の年末であり、日本でも報道されているかもしれませんが、ここ最近は政情的にすこし不安定となっています。テリーザ・メイTheresaMay首相も、このままEU離脱合意を議会から取り付けることが出来なければ、英国は来年の3月29日には合意...ChristmasEve,Christmas,andBoxingDay

  • 一つの時代の終焉

    羽生さんが今回の竜王戦に敗れ、ついに無冠に転落しました。数年前から勝率も振るわず、いつかこういう日が来ることは判っていましたが、やはりある種の寂しさにも似た感傷を覚えます。私は日本将棋連盟からアマ三段の免状をもらっていて、子供の頃は祖父と一生懸命に将棋でばかり遊んでいた記憶があります。羽生善治という人は、そんな私にとって、子供の頃からのヒーローなのです。英国に滞在しているからかもしれませんが、私は将棋という江戸時代から続く伝統文化を非常にユニークなものと感じています。コンピュータの発展もありましたが、人間同士がしのぎを削って戦う盤ゲームとして、やはりある程度の文化的な価値を置くべきでしょう。まだ高校生の鬼才・藤井聡太七段も出てきて、今後の第一人者を担う人材になると目されています。能、歌舞伎、俳句のように、伝統芸...一つの時代の終焉

  • 久しぶりに論文が通った…

    恥ずかしながら、今日はイン・キー状態になって一時的に部屋から閉め出されるという失態を演じました。ジョギングのために部屋を出る際に、色々と考え事をしていたら、ついうっかり鍵を部屋の中に置いたまま外に出てしまったのでした。部屋を借りた不動産屋さんでスペアキーを借りてなんとか生還しましたが、顔から血の気が引く思いでしたね。英国に住んで2年以上が経ちますが、鍵を持たずにフラフラと外に出てしまったのは初めてです。実は、昨夜、久しぶりに自分が書いた論文が採択されました。おそらく、約1年ぶりくらいだと思います。医者になってから、こんなに長い間論文が出なかったのは、初めてでした。何のために留学しているのかと、すこし苦しい思いをしていたし、焦りや嫉妬がなかったとは言えません。もちろん、本命の論文はまだ通っていませんし、現在進行中...久しぶりに論文が通った…

  • 女性はコミュニケーション能力が高い? 順天堂大学の見解について

    金曜日からずっと身体が痛いです。スカッシュという室内テニスみたいな競技を初めてやったんですが、童心に戻って遊んでいたら、かなり疲れてしまいました。でも、面白かったです。その後、水泳をやって、サウナにも入ったのですが、もう完全に身体がボロボロです。運動にはそれなりに自信もあったのですが、そんなちっぽけなプライドはあっさり粉微塵になりましたね。さて、順天堂大学の入試得点操作に関する報道を、英国から拝見していました。「女子のコミュニケーション能力が高いため、面接で不利になる男子の点数を補正した」と説明し、医学的な検証の資料として順天堂大学が論文を提示してみせたとのことで、ちょっと興味深く思いました。もちろん笑止であります。まさか三流私大が医学部入試でアンフェアなことをした理由として自分の論文を挙げられるとは、米国の研...女性はコミュニケーション能力が高い?順天堂大学の見解について

  • クリスマスプレゼント from Japan

    本日、東日本大震災被災地から、豪勢なクリスマスプレゼントが私宛に届きました。すこし早いけど、予め何も伺っていなかったので、このサプライズにはとてもビックリしました。でも、嬉しかったな、とっても…。私は中世の価値観「ご恩と奉公」で生きている人間なので、こんなことされたら、絶対に恩返ししなくちゃいけないという気持ちになってしまいますね。ホント、ありがたいことです。それにしても、こんなに食材を送ってきてくれたのは嬉しいけど、よく税関突破できましたね。なまらビックリしたよ~、もう。クリスマスプレゼントfromJapan

  • そして、時は動き出す…

    最近、帰国後のポジションについて、ちょっと悶々とする日々が続いていました。しかし、急展開がありました。まあ、どこまで放射線を使った研究が出来るかはまだ判りませんが、ポジションはなんとかなりそうです。「医師免許最強」というと下世話な感じですが、医師として働きながら、研究も出来そうなポストがあったのでした。先方に御迷惑がかかるといけないので、このブログで詳細は書けませんが、結局、母校のツテに頼ることになりました。感謝申し上げます。残念ながら東北大学には私の希望する研究と診療を継続できるポジションはありませんでした。つまり、今回、医局に頼ることは出来ませんでした。もちろん東北地方は医師不足ですから、「自分は放射線を使った研究をしたいです」という希望さえなければ、診療に従事するだけの仕事はいくらでもありました。しかし、...そして、時は動き出す…

  • 音楽は絶えない

    本日は、心機一転、友人とコンサートを聴きに行きました。といっても、本学の学生有志による演奏会です。本学には音楽部が設置されており、主にそこに所属する学生さん達による活動が盛んなのです。友人はギターリストでもあり、とにかく音楽大好きな人なので、あちこちの音楽イベントに参加しています。そして、時折、思い出したかのように私を誘ってくれるのです。持つべきものは、やはり、友かな。彼は私と違って、学位取得後も、同じラボにポスドクとして留まるつもりみたいで、この英国北アイルランド首都の街が気に入ったみたいです。実は、彼は幼年期に戦争体験(内乱体験)があるようです。私も詳しいことは聞きませんが、20世紀末に東欧で幾つかの国々が独立した時に、彼はその地で過ごしたのでした。音楽と平和を愛する苦労人の彼は、紆余曲折を経て、この街に辿...音楽は絶えない

  • 捨てる神あれば拾う神あり?

    本日の英国北アイルランド首都Belfastは、一日中雨が降ったり止んだりを繰り返しており、本当は遠くへ出掛けるつもりでしたが、やめておきました。英国留学もあと1年もありませんから、今のうちに、街の風景をよく見ておきたいという気持ちもあったのです。まあ、いつものように近くを散歩して、橋の上から流れる川を眺めてきました。英国大学院博士課程留学の目標を振り返ると、1.博士号(PhD)を取得する→まだ博論書き始めていないけれども、なんとかなりそう2.3報以上論文を書く→10報以上にはなりそう3.NatureかScienceに論文を載せる→無理でした…orz4.留学後に主体的(独立的に)に研究できる職を得る→無理そう冷静に考えると、最低限の目標は達成できそうです。3や4は、出来れば達成したかったのですが、無理でした。しか...捨てる神あれば拾う神あり?

  • そういえば、失うものはなかった

    今週は悪い知らせが重なり、心がボロボロになりました。しかし、ふと、そういえば失うものなんて最初から何もなかったことに気付きました。これまで築いてきたものなんて、たいしたことではありません。現在の放射線研究を継続するのが無理だとしても、また、何か始めればいいだけです。臨床とは違って、研究で躓いたところで、患者さんに直接御迷惑をおかけすることはありません。ただ、自分の時間と労力とお金が失われるだけです。しかし、失敗を通じて、色々と学ぶこともあります。とりあえず、色々と気持ちが切れたところで、この土日は旅にでも出ようかなと思います。そういえば、失うものはなかった

  • 泣き面に蜂

    引き続き、悪い知らせが飛び込んで来ます。泣き面に蜂というやつでしょうか。明日を描こうともがきながら、なんとか頑張っているつもりなのですが…。どうやら、私は研究を継続することは難しくなりそうです。もちろん、私の力不足が主な原因なのでしょうが、現在、放射線研究が必要とされていないという状況もあるのでしょう。この分野のポジションも、研究費も、ほとんどありませんから。広島、長崎、そして福島。放射線禍によって辛い体験をされた方々は少ないと思うのですが、残念ながら、放射線研究の必要性はあまり顧みられていないようです。科学の営みは人間社会に立脚しており、社会に必要とされない研究は、当然ですが、この世界には居場所がないということです。無念です。泣き面に蜂

  • プチ絶望

    昨日は突発的に次々と凶報が舞い込んだ日でした。やっぱり論文は駄目だったし、なんか悲しいメールは来るし。神さまは超えられる試練しか寄越さないとは言うけれど、「おいおい、これを超えろというのか…」と愚痴りたくなるほど、絶望しました。しかし、なんだかんだ言いつつ、死ぬほどの深手を負っているわけではありませんから。生きてさえいれば、なんとかなるもんです、たぶん。それにしても、いや~、参ったね。ボク、もう疲れたよ、パトラッシュ…orzプチ絶望

  • 研究業績の管理とプロフィールサービス

    いきなりですが、私はSNSの類が嫌いです。FacebookやLINEはしぶしぶ自分のアカウントを作りましたけど、ミクシィからはひたすら距離を置いていたし、Twitterを呟いたりもしていません。インスタって何ですか?カップラーメンの一種ですか?それでよく現代人やっていけるなと思われるかもしれませんが、まあ、こういう変わり者もいるのです。したがって、医師、研究者になってからも個人情報をアップロードしなくてはいけないプロフィールサービスが私は苦手でした。しかし、業績(書籍、論文、学会発表、研究費、社会貢献など)が増えていくにつれて、私の小さな脳みそではそれらを管理するのがさすがに難しくなってきました。研究者が研究ポジションを求めて履歴書を出す時や研究費を申請する時などには必ず研究業績一覧を求められるのですが、最近、...研究業績の管理とプロフィールサービス

  • 薬物療法が効く

    最近、謎の症状に襲われていたのですが、とりあえずおくすりを飲んだら症状は改善しました。「おそらくアレやな」と自分で診断をつけられたものの、やはりストレスが症状の増悪因子になっていることは疑いの余地もなく。つまり、「さっさと日本に帰れ」という身体からの悲鳴なのかもしれないと思ったのでした。私の場合、どうしても、ここに居るとストレスフルですから…といっても、日本に戻る時のポジションが決まっていないので、実は仙台に帰ることが出来るかどうかさえ判っていません。色々な話が出てきていて、もしかしたら、広島に行くことになるかもしれません。出来れば東北大学、あるいは福島県立医科大学あたりに勤めて、福島原発事故被災地の近くで仕事がしたいのですが。本当に、一体全体、どうなることやら。うう、それを考えるのもストレスなんですけどね…o...薬物療法が効く

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放射線に挑む〜英国大学院博士課程留学
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