何気ない日常に起こる奇跡が、疲れたあなたの心を癒す物語。涙が止まらないと今、話題沸騰の短編小説です。
植田みかりと申します。おばはん主婦兼、物書きをしています。テレビの裏方出身で、下っ端として、様々な方にインタビューをして来ました。人の本音に触れる場面が多く、言葉の持つ力に癒されたことも多かったです。生き延びるヒントが、たくさん隠れていました。言葉は宝。皆さまにもおすそ分けをしたくて、小説にしてお届けしております。しんどい時、悩み多き時、是非開いて見て下さい。5分で読める奇跡の物語たちです。
しっとりとした笑顔の持ち主だと思った。わずか13歳の彩香と初めて出会った時の印象だ。 私は、彼女の母になるのだ。血のつながりのない里親になるのだ。何と呼ん…
別れを告げたのは、29歳の時。後ひと月で30歳になる直前の事だった。 あの時、どうしてあんなに焦っていたのかわからないけれど、私は年を取ることが怖くて仕方…
寒い町を一人歩く。疲れた…。何でこんな雪の舞う日に営業に行かなきゃいけないんだよ。クソっ! 嫁はぬくぬくと部屋で猫を抱いて寝っ転がってるかと思うと、マジで…
大ショックを受け、しょんぼりし始めてから10日余りが過ぎました。 植田みかりです。時々当サイトにいらして下さる心温かい皆様、こんばんは。2018年も暮れよ…
時々このサイトにいらっしゃって下さる皆様、いつもありがとうございます。 植田みかりです。 実はとある大手出版社の方に、短編小説を読んで頂く機会に恵まれましたが…
ご無沙汰しております。植田みかりです。 先日、古い知人に会いました。その方Sさんは、認知症を患うお母さんの介護をしていて、生涯独身でいることを決めている女…
「俺、結婚すんねん!」自慢げに語る俺を、おかんはひっぱたいた。アホか!暴力反対や! 「あんた、お金も稼いでないのに、何いきがってんねん!自立してから考えや!そ…
「ねえ、子ども作っちゃおうか!」わざと茶目っ気たっぷりに言ってみた。想太(そうた)の反応が見たかったから…。 想太は、ちょっと困った顔で、「えっと…、子ども…
この電車は、幽霊電車か?はたまた墓場行きか? 終電間際の車内は、希望の香りのしない死んだ目をした人達で溢れていた。 自分もそうだ…。ただただ疲れている。…
それは突然やって来た。 ぐらぐらとめまいがしたと思ったけれど、違った。地面が揺れてたんだ…。春まだ浅い寒い午後だった。 俺は不登校歴2年になっていた。 …
会社を辞めたのは、ポジティブな気持ちから。「お前、昔から変わってたもんなあ」同僚たちが口々に、はなむけの言葉として言ってくれたこと。「ありがとうな。それ、褒…
「お母さんって、生きてて楽しい?」女子高生の娘に言われた、キツイ一言。私は、返す言葉が無かった。 「お母さんってさ、冴えない男と結婚して、いつもお金が無くて、…
「くっそ、痛えんだよ~!!!早く分娩室に連れて行けよ~!!!」 私は、絶叫していた。こんなにも陣痛が痛いなんて想像以上じゃん。一体、誰が教えてくれた?何でこ…
「降りて」「え?ここで?」「早く!俺、忙しいんだよ」 人気のない郊外の駅の側、工事中の建物が多い暗い夜道で、私は車を降ろされた。 そして彼は、アクセル全開…
きっかけは、単純な事だった。 「ねえ、最近さあ、香奈、痩せてきれいになったんじゃない?」クラスメイトの穂乃花に言われた言葉。これが、私の心に心地よく響き渡っ…
植田みかりです。いつもお読みいただき、ありがとうございます。心より感謝しています! さて、世の中のお子さん持ちの方が、漏れなく恐れるマウンティング・・・。…
弟から電話があった。滅多にないことだから、不思議に思っていたら、案の定、何かあったようだ。 弟は、家を出て大学の駅伝部の合宿所で生活をしている。私たち家族…
薫先輩が、珍しく風邪を引いてお休みだ。いつも元気で、飛び回っていて、皆の憧れの薫先輩。 美人で背が高くて、誰よりも華が合って。いかにも外資系のスーパーウー…
何も希望がない毎日。ただ、会社に行き、派遣社員としてつまらないルーティーン作業をこなし、誰とも会話をせず、ただ帰る。 駅から自宅に向かう途中の商店街で、お…
植田みかりです。 皆さま、いつも当方が書いている、拙い短編小説を読んで下さり、ありがとうございます。 そして、にほんブログ村のランキングに、クリックをし…
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