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書評の道 https://muyuyu.hatenablog.com/

書評をメインにしています。ジャンルは実用書(ビジネス、会計、法律等)、歴史本が比較的多めです。

yuyumu
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2016/08/27

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  • 【書評】半藤一利「あの戦争と日本人」:幕末から昭和に至る日本人論

    目次 はじめに 日露戦争の分析を怠り舞い上がってしまった日本人 軍部が常に強硬だったわけではない まとめ あの戦争と日本人 (文春文庫) 作者: 半藤一利 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2013/07/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る はじめに このブログでも何度か取り上げている昭和史研究の第一人者である半藤一利さんの本です。 太平洋戦争前後のことを中心としながらも、幕末や日露戦争といった昭和史以前のことも取り上げ、「日露戦争と日本人」「統帥権と日本人」「鬼畜米英と日本人」といったテーマごとに、分かりやすい解説がされています。 本書を読んで特に気になった…

  • 【書評】中田考「イスラーム入門」

    仏教やキリスト教であれば日本でも一定数の信者がいるのですが、日本人のイスラム教徒となると非常に稀で、どうしてもイスラムというと馴染みのない縁遠い存在に思ってしまいがちです。 しかし、世界三大宗教の1つであるイスラム教についてはやはりある程度の知識を持っておく必要があるように思います。とはいえ、いきなりクルアーンを読むのもハードルが高い・・・。そこで、今回たまたま手に取って読んだ中田考「イスラーム入門」(集英社新書)が、手軽に読めるイスラム入門としてよかったので紹介します。 イスラーム入門 文明の共存を考えるための99の扉 (集英社新書) 作者: 中田考 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2…

  • 比喩を使って説明することの大事さ

    いつだったかは忘れましたが、日経新聞夕刊のコラムに、桃太郎軍団を取り上げてダイバーシティの重要さを説明した記事がありました。これは、画一化・均一化された組織ではなく、犬・サル・キジといった強みや個性が異なる多様なメンバーと、それを統括する桃太郎という構図で、各自がそれぞれの持ち味を生かすことで組織が強くなるという説明でした。 ダイバーシティという言葉を抽象的に説明するだけだとなかなか理解が難しいところですが、誰もが知っている桃太郎を例にあげることでイメージがしやすくなります。 また、以前書評記事を書いた「会計参謀」の中で、会計を船の航行に例えて以下のような説明がされていました。 会計数値は経営…

  • 自分宛メールを電話メモにすることによる仕事効率化

    目次 電話のやりとりをメモにする必要があること メールを電話メモにする具体的な方法 検索が容易となる 自働的に日付が記録される メモをなくす心配がない 電話のやりとりをメモにする必要があること 仕事をしているときに電話は避けられませんよね。自分でかけるときもあれば、相手からかかってくるときもあります。 重要なやりとりもあれば優先度が低いものもありますので、一概にはいえませんが、重要なやりとりがなされた場合には後々のことを考えてメモにして記録化する必要があります。 従来僕は、電話台の横にメモ帳を置いて電話でのやりとりを手書きで記載したものを電話メモにするという方法をとっていました。しかし、そのメ…

  • 昭和史から学ぶ、冷静に事実を見つめることの大事さ

    最近昭和史に関する興味が強くなってきており、半藤一利さんの「昭和史」を読み直しています。 半藤一利「昭和史」の書評はこちら。 muyuyu.hatenablog.com 戦争に至る経過を改めて読んで、なぜアメリカとの開戦を避けられなかったのか暗い気持ちになりました。 その中で、特に勉強になったのが、日独伊三国同盟に固執した日本の対応です。 昭和15年(1940年)に三国同盟が調印された後、翌16年4月13日には日ソ中立条約が調印されます。これにてソ連の脅威がなくなったので、アメリカとの戦争に備えて資源を求めて東南アジアへの南進政策を進めることになります。 しかし、思わぬ事態が起こります。16年…

  • 【書評】「池上彰のニュースそうだったのか!!いまさら聞けない『イスラム世界』のきほん」

    イスラム世界やイスラム教のことはよくわからず、アラブの大金持ち、過激派によるテロといった、断片的あるいは偏ったイメージを持ってしまいがちです。 池上彰さん「そうだったのか!!いまさら聞けない『イスラム世界』のきほん」(SB Creative)は、イスラム教の教えやイスラム世界(いわゆる中東)のことを分かりやすく解説してくれています。 池上彰のニュース そうだったのか!! 2 いまさら聞けない「イスラム世界」のきほん 作者: 池上彰,池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2016/04/23 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

  • 東芝問題で考えた、自分の市場価値を意識することの大切さ

    東芝がアメリカの子会社の原発事業での7000億円を超える巨額の損失で深刻な経営危機が生じており、連日大きなニュースになっています。 東芝は2015年に不正会計問題が発覚したことを機に、昨年から社員の給与カットをしましたが、今回の巨額損失問題を受けて新年度もこの給与カットを継続する方針のようです。 www3.nhk.or.jp 巨額損失問題はいわば経営戦略の失敗というべきで、社員には何の責任もないのに、給与をカットされるのはたまったものではないでしょう。 しかし、当然のことですが、社員の給与は企業が負担するものである以上、企業の経営が傾くと給与減額やリストラが実施されるのは不可避です。 東芝とい…

  • 書評ブログを始めて良かったこと

    書評ブログを始めて6か月が経ちました。まだまだ記事数も少ないですが、ブログを始めたことで自分の中で本との向き合い方や意識が変わったと思います。 ブログを始めて良かったことをまとめてみました。 自分の考えを整理できる 頭の中で何となく考えたり思いついたことを文章という形でアウトプットすることで、自分の考えを明確化して整理できるようになったと思います。 備忘録として使える 本を読んで「面白かった」「役に立った」と感じても、時間が過ぎるとどんどん記憶が薄れていき、結局その本から学んだことも忘れてしまうことも多かったです。しかし、書評ブログを始めてから、そのとき自分が読んで役に立ったと感じたポイントを…

  • 【書評】「世界史としての日本史」:広い視野を持って日本を考えることができる良書

    先の戦争については、侵略行為であり深く反省すべきという意見がある一方、欧米の圧政からアジア諸国を解放するための正義の戦争であったとして賛美する論調もあり、イデオロギーも絡み合った激しい応酬がされることが多いです。 しかし、どのような立場をとるにせよ、戦争に至るまでの経緯や戦争中に起こった出来事を、事実ベースで正確かつ冷静に把握することが大前提です。この前提を抜きにして、事実誤認あるいは重大な事実が抜けたまま論じても何の意味もありません。 今回紹介する、半藤一利・出口治明「世界史としての日本史」は、先の戦争が正しいか、間違っていたかという主義主張ではなく、当時の世界情勢やそのとき日本の首脳部がど…

  • ストップウォッチ活用によるタイムマネジメント

    当たり前のことですが、一日のうち自分が自由に使える時間には限りがあります。時間が無限にあるのであれば一つの作業ごとにじっくりと取り組むことができるのですがそういうわけにもいきません。 僕自身、仕事が早い方ではなく、効率よくスピーディにこなせないか、ずっと悩んでいました。 あるとき、尊敬できる人からストップウォッチの活用を勧められました。半信半疑だったものの、実際に使ってみると想像以上に仕事がはかどりました。それ以来、タイムマネジメントにストップウォッチが欠かせなくなり、そのおかげでかなり作業もスピード化ができたように思います。 ストップウォッチ活用の具体的な方法 これは非常に簡単で、以下のよう…

  • 読んでみたい歴史上の名著

    古今東西、歴史上の名著と呼ばれる本が多数あります。まだ全然読めていませんが、たまには新書ではなく、長年にわたって読み継がれている本をじっくり読んでみたいと思います。 備忘録も兼ねて、いつか挑戦してみたい本をまとめました。 目次 1 ヨーロッパ関係 ヘロドトス「歴史」 プルタルコス「英雄伝」 カエサル「ガリア戦記」 エドワード・ギボン「ローマ帝国衰亡史」 マキャベリ「君主論」 2 中国関係 司馬遷「史記」 韓非「韓非子」 陳寿「三国志」 「貞観政要」 1 ヨーロッパ関係 ヘロドトス「歴史」 歴史〈上〉 (ワイド版岩波文庫) 作者: ヘロドトス,Herodotus,松平千秋 出版社/メーカー: 岩…

  • 書評記事を書くときに便利な書見台

    僕の書評記事には対象となる本の印象的なフレーズを引用することが多いです。そのため、書評記事を作成するときには、引用するページを開きながらパソコンで打ち込むという作業をすることになります。 ただ、片手で本のページを押さえながらもう片方の手でパソコンで入力するのはとても面倒で非効率です。重しを使ってページを押さえるという手段もあるのですが、本が平らに置かれた状態では読みづらいです。 そこで、最近は書評記事を書くときには、書見台を使うことにしました。 ちなみに僕の方で使っているのはこちらのエレコムの書見台です。 ELECOM EDH-004 ブックスタンド 出版社/メーカー: エレコム メディア: …

  • 【書評】「小さな会社の稼ぐ技術」:弱者ならではの生き残り戦略

    目次 弱者の戦略 アナログ路線も有効 参考になった具体例 まとめ 日本の会社の99%を占める中小企業ですが、その多くは大手の下請けになっていたり、過酷な労働環境が常態化したり、赤字続きと苦しい実態です。しかし、中小企業・零細企業であるという点を活かして、大手には手出しができない商売の仕方で大きな利益を出している企業も少数ながら存在しています。 今回紹介する栢野克己著・竹田陽一監修の「小さな会社の稼ぐ技術」(日経BP社)は、そのような中小企業でありながら独自の商品や売り方で売り上げを大きく伸ばした成功企業の実例と成功の法則を豊富に紹介しています。 小さな会社の稼ぐ技術 作者: 栢野克己,竹田陽一…

  • 新聞記事の切り抜きによる情報整理の効用

    1月6日のNHKあさイチプレミアムトークに池上彰さんが出演しており、新聞の活用の仕方や情報整理術等をレクチャーしていました。 そのときの感想をまとめた記事はこちらです。 muyuyu.hatenablog.com 上記の記事でも紹介していましたが、池上さん流の新聞の情報整理術が大変参考になりました。 具体的には、 ・すべての記事を丹念にチェックしない ・紙面を最初から最後までざっと見た上で気になる記事だけを新聞から切り取ってクリアファイルに入れて保管 ・切り抜いた記事をテーマごとに分けて必要に応じてそれを確認する というものです。 番組を見てから、さっそく僕もこの方法を実践するようにしました。…

  • 心揺さぶられたゲーム音楽5選

    ゲーム音楽をオーケストラや吹奏楽バージョンにアレンジしてコンサートで演奏することは今ではごく普通になっています。「題名のない音楽会」等のテレビ番組でも時々ゲーム音楽特集が組まれたりしており、ゲーム音楽というのは1つのジャンルとして確固たる地位を築いています。 僕も、ゲームに詳しいというほどやりこんだわけではありませんが、ゲームをした中で聞いて感動したり、そのゲーム自体はやったことがなくて衝撃を受けた曲はいくつかあります。その中で、特に僕にとって思い入れが強い曲を5つ選んでみました。 遥かなる時の彼方へ(クロノトリガー) クロノ・トリガー オリジナル・サウンド・ヴァージョン アーティスト: ゲー…

  • 1月に読んだ本まとめ

    今日で1月も終わりですね。 自分の振り返りも兼ねて、今月読んだ本をまとめてみようと思います。 山田昭男 「日本一社員がしあわせな会社のヘンなきまり」 浅野佳史「たった一年で会社をわが子に引き継ぐ方法」 「The BOOKS green 365人の本屋さんが中高生の心から推す『この一冊』」 茂木誠「経済は世界史から学べ!」 出口治明「ビジネスに効く最強の『読書』」 半藤一利・出口治明「世界史としての日本史」 佐藤優「世界観」 山田昭男 「日本一社員がしあわせな会社のヘンなきまり」 日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり” 作者: 山田昭男 出版社/メーカー: ぱる出版 発売日: 2011/1…

  • 【書評】J・P・ホーガン「星を継ぐもの」:ハードSFの大傑作

    ハードSFの傑作である「星を継ぐもの」についての書評です。直接ネタバレになるような記載は避けていますが、この本の魅力が伝わるように書きました。

  • 【書評】茂木誠「経済は世界史から学べ!」:経済の理解なくして世界史の理解なし

    茂木誠「経済は世界史から学べ!」の書評です。 世界史を経済的な視点で分かりやすく解説してくれています。

  • 【書評】「THE BOOKS green 365人の本屋さんが中高生に心から推す『この一冊』」:読みたいが本がきっと見つかる

    目次 個性あふれる書店員さんの紹介文 読んでみたいなと思った本 毎年膨大な数の本が出版されていますが、今の情報社会であまりに情報が多すぎ、どの本がよいのか、選ぶだけでも大変です。 1つの方法としては、本のプロである書店員さんがお勧めする本を選ぶということでしょう。書店員さんにお勧め本を紹介してもらうことについては、以前記事を書きました。 muyuyu.hatenablog.com 今回紹介する本は、まさに全国の書店員さんが「これは」と思うお勧め本をまとめたものです。 THE BOOKS green 365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」 作者: ミシマ社編 出版社/メーカー: ミシ…

  • 池上彰さんから学ぶ情報の整理や伝え方のノウハウ

    目次 新聞は気になる記事だけ切り取って保存する ゲーム的な要素を持ち込む 人に伝えるときは3つにまとめる まとめ 1月6日のNHKあさイチプレミアムトークのゲストは池上彰さんでした。 プレミアムトーク 池上彰|NHKあさイチ 新聞の読み方や整理の仕方、分かりやすい伝え方といった池上さん流のノウハウを惜しげもなく披露してくれ、とてもためになりました。 特に参考になった点を備忘も兼ねてまとめておきます。 新聞は気になる記事だけ切り取って保存する 池上さんは毎日10紙以上の新聞を読むそうです。ただ、最初から全ての記事を丁寧に読むことはせず、見出しを見て気になった記事を切り取ってクリアファイルに入れて…

  • スマホ依存からの脱却の決意

    目次 精神論ではうまくいかない 使用する時間帯や制限時間を設ける ご褒美を用意する まとめ 今やスマホは生活になくてはならない必需品になり、肌身離さず持っています。 ブログやツイッターを見たりニュースをチェックしたり、暇つぶしにYouTubeを見たり、スマホを見る時間は相当長くなっています。 新しい情報や鋭いコメント等、色々と役に立つ情報を入手できることもあるのですが、ついダラダラといじっていることの方が多い気がしています。最近は食事中や移動中にも頻繁に見るようになっており、このままではまずいと思っております。 もちろん、スマホは有益なツールなので使う時間をゼロにすることはできないのですが、も…

  • 時間管理のノウハウ

    本日の日経プラスワンの「何でもランキング」は達人の時間管理術がテーマで、時間管理に役立つノウハウが色々と紹介されていました。 いくつか参考になったものがありました。 目次 スケジュール表にはその日の具体的な業務を書く メールを開く時間帯を決める 8割でOK 順位付けをする スケジュール表にはその日の具体的な業務を書く これは、タスクを細分化して、この日はこれ、この日はこれという具体的な作業内容を書いておくというものです。 確かに、大雑把に「◯◯の件」とだけ書くと、つい後回しにしてしまいがちですが、タスクを細かく切り出すことで、その日にできることをこなし、作業を進めることができます。 メールを開…

  • 【書評】浅野佳史「たった一年で会社をわが子に引き継ぐ方法」:円滑な事業承継の秘訣

    目次 子どもへの事業承継がうまくいかない理由 後継者との丁寧な対話が必要である 新経営理念は後継者主導で考える 後継者の強みを生かす 引退セレモニーの開催 まとめ わが国の法人の99%以上を占めるといわれている中小企業ですが、経営者の高齢化が進んでおり、その事業承継が大きな課題になっております。黒字続きの優良企業であっても後継者がいないために廃業せざるを得なくなるという悲惨なケースもみられます。 www.nhk.or.jp わが国の経済を支える中小企業が存続していくためには事業承継を円滑に進めていくことが不可欠です。 後継者として最も一般的なのが社長の子どもです。しかし、そもそも子どもの方が承…

  • 【書評】「日本一社員がしあわせな会社のヘンな”きまり”」:超ホワイト企業の実態が分かる

    目次 1 徹底的な差別化 2 社員をコスト扱いしない 3 まとめ 不景気と呼ばれて久しい日本経済ですが、少子高齢化が進む中では今までより一層生産性を上げていくことが求められます。国の調査によると、日本の全会社のうち中小企業が占める割合は99%以上とされ、中小企業が成長して利益を出していくことが大事ですが、中小企業の多くは下請けで大手からの受注に依存し、赤字経営も常態化しているなど、苦しい状況が続いています。また、社員の給与も低く、サービス残業が当たり前というところも多いように思います。 しかし、中小企業であっても創意工夫次第では、社員の待遇を充実させながら売り上げを伸ばしていくことができます。…

  • 今年の目標

    明けましておめでとうございます。 一年の計は元旦にありという言葉もあるので、今年一年で取り組んでみたいこと、達成したいことをまとめてみようと思います。 1 早起き 2 毎日日記をつける 3 ブログ記事をコンスタントに書く 1 早起き 常々早起きしようと思っているのですが、結局夜更かししてしまったり二度寝の誘惑に負けてしまい、なかなか早起きができませんでした。 朝の方が集中力もあるし、仕事や家事の効率性を考えると早朝の時間は確保したいです。毎朝6時起床(ゆくゆくは5時半起床)を目指していきたいです。 2 毎日日記をつける つい日々を過ごすだけになりがちですが、その日の出来事のうち良かったところと…

  • 今年読んだ本の中で面白かったもの

    久しぶりの投稿です。 いよいよ今日で2016年も終わりですね。 自分の振り返りも兼ねて、今年読んだ本の中で面白かったものを紹介しようと思います。 1 会計参謀 2 騙されてたまるか 3 ワタミの失敗 4 失敗学のすすめ 5 中国傑物伝 1 会計参謀 会計参謀-会計を戦略に活用する- 作者: 谷口学 出版社/メーカー: 中央経済社 発売日: 2016/06/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 今まで読んできた会計本の中でダントツです。難解で無味乾燥な解説になりがちな会計が、経営戦略の上でどのように生かされるのかをわかりやすく説明してくれています。これを読んで会計の重要さ、奥深さ…

  • 【書評】林總「ドラッカーと会計の話をしよう」:ストーリー仕立てで会計・経営を深く勉強できる!

    ドラッカーの名言を適宜引用する形で会計をどう経営戦略に生かすかがら物語形式で分かりやすくまとめられており、おすすめです。

  • 長谷川秀夫教授の過労死「情けない」発言の炎上について思うこと(出所の確認が大事という話)

    電通の女性新入社員が自殺したことについて労災認定が下りたとのニュースが話題になりました。 夢と希望を抱いて会社に入ったはずなのに自ら命を絶つことを選択してしまったことはあまりに痛ましく、またご遺族の心情を思うと言葉もありません。女性のものとされるツイッターから窺われる限り、労働時間だけでなく精神的に追い詰められるようなひどい職場環境だったようです。電通は今回の事件を踏まえて原因究明を徹底するとともに再発防止に真摯に取り組んでほしいと思います。 このニュースに関連して、武蔵野大学の長谷川秀夫教授が「月当たり残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない」と投稿したことで、大炎上してい…

  • 【書評】「ワタミの失敗」:ワタミは本当にブラックだったのか?

    ブラック企業という用語はすっかり世間に定着しました。最近はブラックバイトなる用語も登場してその元アルバイトが裁判を起こしたこともあり、ブラック企業に対する風当たりはますます強くなっているように思います。 ブラック企業と聞いて皆さんが思い浮かべる企業は人によってさまざまでしょうが、その筆頭としてワタミを挙げる人は多いと思われます。従業員が過労死自殺をして裁判にまで発展したこと、「365日24時間死ぬまで働け」という強烈なフレーズなどなど、ワタミ=ブラックという構図で連日マスコミ報道がされている印象が強かったです。 ではワタミは報道されているほど悪辣でひどい会社なのでしょうか。ワタミとワンセットで…

  • 【書評】半藤一利「昭和史1926‐1945」:昭和史を知るための最適な入門書

    戦後70年が過ぎ、先の戦争を体験した人はどんどん減っており、記憶の風化が懸念されるところです。学校の授業でも戦争のことは必ず習いますが、どうしても「あの戦争は悪だった」という視点が中心となり、いかに戦争の被害が重大だったかという説明がされる傾向にあります。もちろん、あの戦争がどれだけの被害をもたらしたかということを知ることは極めて大事だと思います。ただ、その悲惨な戦争をもう繰り返さないというためには、なぜあの無謀な戦争に至ってしまったのかというプロセスを知っておく必要があります。戦争や昭和史に関する書籍は膨大ですが、その中でも半藤一利さんの「昭和史」が最初に読む一冊としては最もおすすめです。 …

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