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はんなりマンゴー https://hannarimango.hatenablog.com/

フィリピン生まれの愛犬マンゴーとともに京都及び関東の京都上京区だと提唱する高円寺で自分のルーツ探し。

陶芸、多肉植物、カフェめぐり、外国人もてなし、内装、御朱印、寺社仏閣、料理。

マンゴー
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2016/06/21

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  • 北小金で筍掘り

    実家の父の大学時代の同級生の家には竹林があり、毎年学友が筍掘りをして竹を間引いていたらしい。しかし80才近くなり参加者も減っているのだそうだ。しかし筍はお構いなくあちこち生えてくるので人手が足りないとのことで召集をかけられた。私と次男で参戦し25本ぐらい堀りあげただろうか。後から参加した方や実家にも分けて、8本ほど持ち帰った。 根っこまで綺麗に掘り上げられた株。イカのような王蟲のような。 筍という身近な食材はこんなにも禍々しい見た目をしていたのかと驚く。見ているとゾワゾワ、ワクワクする。 赤く腫れたような触手。 このままの見た目で保存できないものか。 大量の夏蜜柑も脚立に乗って収穫してきた。正…

  • 陶蟲夏草鉢「ゾウムシ」にユーフォルビア

    サボテンは頑丈でいて気づかないうちに貝殻虫の大群に襲われて枯れたりする。一番頑健なのは実はサボテンにフォルムのよく似たユーフォルビアではないだろうか。 そんなわけでゾウムシ鉢にユーフォルビアを植え替えてみた。 形状も粘菌子実体っぽさがある。なかなか良い。 成長が楽しみな鉢になった。

  • 朝カフェ「Achoo」

    朝8:00から営業というのは朝ジョギングをした後に朝食を食べられてなんともありがたい。 しかもとても広々としていてゆっくりとできる。 飾りだろうね。 視覚で落ち着かせる渋いソファ。 赤い薔薇が活けられた窓辺。店外の「たばこ」という昭和の古看板が良い塩梅。 このテーブル間の間隔の広さに余裕のほどが伺える。 モーニングセット。 猫耳のパンにジャム、バター、ささやかな葉物。 量としてはとてもささやかだがこの静かな落ち着きある店内は価値がある。 8時にカフェに入りたくなった場合にそんなに選択肢はないのでここは覚えておきたい。

  • 陶蟲夏草鉢「ダンゴムシ 前半身起立」

    貰い手が見つかった。大学卒業したての新入社員を私の部下として預からせてもらった人で今は海外の遠国で働く。今や様々な困難を乗り換え異国でバリバリ働く一児の母だ。 頑張って欲しい。 ちなみにダンゴムシは出せば完売する人気モチーフだったりする。 人に害がないこと 子供の頃に掌に載せた人が多いこと 丸っこいこと 俊敏でなく驚異に感じないこと そこらへんが理由だろうか。

  • 2024年の観桜ジョギング

    大宮八幡宮は開花が遅れての桜祭りの準備中だった。 紅枝垂桜は雅。今頃、京都の平安神宮はすごいことになっているのだろうな。 門を抜け参拝し、善福寺川公園へと抜けていく。 曇天の桜はパッとしないが、黒い幹を背景にすると楽しめる。幹から生えた花が好きなのだよね。 花粉から逃げることをとるか、桜を楽しむことをとるか。悩ましい季節でもある。 このS字に描く花が一番な光景か。

  • 食事に全振りなマンション改装旅館 熱海「昭和倶楽部」

    親戚の集まりで熱海の昭和倶楽部というマンションを改装した宿に泊まった。2LDKを1室として4人が泊まれる。畳に布団敷きが2名、シモンズベッドが2名。 最上階は各階2軒の階全体をぶち抜いたペントハウス仕様だという。 料理が定評があるのだそうだ。 出来立てで焼物、揚物、煮物が出てくるのだがなるほど、どれも美味しい。 鮑の踊焼き。むごい。バターの塊を抱かせられて蒸し焼かれる。 しかしそのままでも、レモン汁を絞っても大層美味しかった。業深いな。 どれも安心して味わえる美味しさ。 風呂は3人ほどが入れる内風呂に2人が丁度良い露天風呂が1つ。しかし部屋数が少なく他の客と鉢合わせることが少なく狭さを感じない…

  • 椿三昧

    この季節はどこにいっても街のあちこちに椿が咲いていて楽しい。我が家の玉の浦も大輪の花を咲かせてくれていた。花弁の縁の白があまり出ていないけれども。 赤に白が入った絞りも良い。 血潮も自分の手元に置くには重たいけれども街中で見かけると楽しい。 ほぼ白に赤数筋。 獅子咲の量感もなかなかだ。 八重ではないが花弁の多い品種も。 蕊の黄色が派手な品種はどうにも散らかる。 私が一番好きなのは侘助やこの出雲大社藪椿のような小ぶりで一重筒咲のクラシックで慎ましやかな椿。八重や獅子咲は盛りの瞬間は派手で見事かもしれないが花が落ちた後が汚くていけない。 椿の真価は地面に点々と落ちてなお美しい姿だと思っている。 そ…

  • 大窯素焼きとダンゴムシ+ビカクシダ

    土曜日は朝、ジョギングして汗を流し、工房に引きこもって平日の仕事を忘れるのが日課になりつつある。日曜日は子供と遊び、ご飯を作る。毎週繰り返しの変わらないルーチンというのも落ち着く。 大きめのジオラマ鉢、高さのあるカブトムシ蛹鉢など6点は小窯に入れるとすぐ一杯になってしまうので大窯を使わせて頂いて素焼きすることにした。 トゲトゲダンゴムシとダンゴムシ粘菌子実体柱鉢も投入。 そして上段には小さめの追加納入用の鉢を9つ。全てが追加納品できるとは思わないが7つは持っていけると良いな。 前々からアイデアを温めていたビカクシダをマウントさせる為の蛸壺鉢を作った。 遠目には形の輪郭がしっかりとしているけれど…

  • 高円寺界隈の桜めぐり

    最寄駅は都立家政の園芸店とイタリアンレストラン、ベーカリーカフェが複合した「ガーデンスクエア」。 1階には天井から床までの大きなガラスパーティションを開け放って開放的なベーカリーカフェ「フェリーチェ」。新緑の瑞々しいウンベラータやハンギングのヘデラなどが目に楽しい。 ショーケースの中のパンを焼いて出してくれる。メニューのモーニングセットを頼むこともできる。私はチリドッグを焼いて出してもらった。 元々は造園業者さんで庭木の栽培もされている広大な土地がある。それに面するようにデッキチェアやテーブルのテラス席も設けてくれていて桜を見ながら寛げる。 2階のイタリアンレストランは窓の外に桜の枝が広がりこ…

  • ギラファホソアカクワガタ鉢にヒヤシンス

    鉢と同じぐらいの直径のヒヤシンスの花房。 チャームポイントは固い前翅の浮き上がった隙間から生える子実体。

  • 起雲閣

    根津嘉一郎から売却され旅館として生まれ変わる際に加賀の成巽閣を模したラピスラズリの壁。 ここの暖炉は一番好きな暖炉かもしれない。 チューダー様式にガンダーラを注入した折衷様式の特注品。最近の売れっ子で旅館に缶詰になって執筆する作家はいるのだろうか。 暖炉上の鉄フードの梵字デザインは何度見ても素敵。暖炉の火床の奥の竜の彫刻も焦げて趣がある。 スタンドグラスも素晴らしい。何一つ隙がない。 鉄道王「根津」の別荘でもあった熱海の起雲閣。その後は高級旅館になり数多くの文人に愛されたそうな。尾崎紅葉はこの佇まいで瓶の葡萄酒を飲むか。 谷崎潤一郎、志賀直哉、山本有三、1948年に起雲閣に宿泊し文芸対談。 三…

  • ダンゴムシ全身鉢2つ造形完了

    大きなダンゴムシそのままの植木鉢を作る試み。 子実体も加飾。 頭部側の腹部は蓋になっており足を摘んで取り外し可能にした。 もう一つ。粘菌子実体に包み込まれ、押し上げられたかのようなダンゴムシ鉢。 全方位からニョキニョキと生えた子実体に囲まれているのがわかる。 この角度が一番気に入っている。 台座部分にもそれなりに土を入るようにしており、サボテン群生株なんかを植えてみたら楽しいのではないかと思っている。 子実体には白く発泡させた釉薬を掛けるか、翡翠色の釉薬を掛けるか悩ましい。 はよ、焼きあがらないものか。待ち遠しい。この二つは譲るにしろサボテンを植え込んで仕立てた姿で届けたい。

  • 花遊び 其のニ

    ペルシャ地方で6万年前からネアンデルタール人が墓にムスカリの花を手向けていたことが確認されている。原種からさほど姿を変えていないそうなので、ネアンデルタール人が愛でた姿を私たちも見ているのか。 紫と翡翠色の組み合わせも爽やかで良い。 ヨツコブツノゼミに庭の八重椿を挿す。この鉢も気に入っている一つ。ヨツコブの複雑繊細な角が破損することなく焼き上がったのも、陶肌が傷一つなく焼き上がったのも嬉しい。 こうして見るときめ細やかなスベスベ陶肌。しかも工業的なツルツルでないのが良い。自画自賛。 手元に置いておいて春夏秋冬楽しめる鉢だと思う。

  • 朝カフェ「アオゾラカフェ」

    朝8:00から開いている新井薬師そばのカフェ。ジョギングから朝食を食べて帰るのに都合が良い。 水色と植物がコンセプトのようだ。 30分3000円でドリンク1つ付きの足ツボマッサージというサービスもマスターのパートナーが提供してくれているそうだ。一度試してみたい。 飾られている植物がセンスが良いように感じる。 ミモザのブーケ キングプロテアの花瓶。 丹精に整えられたボード付けされたビカクシダ。 グリルチーズサンドのチーズが30cmも伸びるようなやつで、塩気もあり美味だった。600円でなかなかのボリューム。 爽やかな青空のようなカップ&ソーサー。エチオピアの浅煎りを飲んだが角のない柔らかい味わいだ…

  • 庭から春の花々

    巨大に咲いたヒヤシンス。人為的に過度に栄養を溜め込まれた球根がそれを後先考えずに一気に吐き出すように咲く。少しグロテスクさも感じてしまう。 部屋全体にむせるほどの濃い香りが漂う。 私の自宅近所は濃桃色の花が多いように思う。窓辺に置き、朝陽を透かせると華やか。 捧げ持つように鉢に挿された八重椿。 蓮の花托のような花弁の重なりは豪勢。 花と陶鉢をあれこれ組み合わせるのは春の楽しみ。自分が小さな女の子だったら着せ替え人形で遊ぶのが好きな子になっていたかもしれないなどとも思う。

  • 藁細工づくり

    宮崎県の高千穂地方で専業で藁細工や七五三縄を作っている工房「たくぼ」が東京国立の「カゴアミドリ」でワークショップを開催していたので参加した。1時間半の所要時間で3000円なり。1650円で売られている藁細工を作る。 芯のしっかりとした藁を3本と3本、5〜6cmの長さを残して交差させる。 踵で交差点を踏んで固定する。 左手を掌を上に、右手を左手に被せるように下向きに被せて奥から手前に擦るようにして3本づつの藁束を擦るようによっていく。これを「なう」「綯う」という。スプレーで掌と縄を濡らさないと乾いて滑ってしまい、藁が回転して捻れてくれない。 ゆるく綯われている根元に藁をもう3本通し、再度綯ってい…

  • 陶蟲夏草鉢「トゲトゲダンゴムシ」

    トゲトゲダンゴムシには躍動感あふれて伸びていく菌糸体のようにも見える植物の種子を合わせてみた。 翡翠色の子実体がにょきにょきと生えてきている様も気に入っている。 こういう冬虫夏草茸は実際にいるよな、とほくそ笑む。 湿度に弱いサボテンを植え込むことを想定して鉢穴は大きめに確保してある。脚で通気性も確保。

  • SPIEL COFFEE 好みの穴場カフェ発見

    新高円寺の青梅街道裏路地にとても異国情緒溢れるカフェができていた。 それぞれの豆に合わせて焙煎された豊富なシングルオリジンコーヒーメニュー。 1階に2人掛けが3卓ほど。2階もあり2人掛けが5卓ほど。 大きな窓から柔らかな光が入り気持ちが良い。 ロフトもあるようだがこちらは従業員以外立ち入り禁止。彩光のために開いているようだ。 ロフト階段の下には絵描き途中かのような絵の具とパレットが置かれていてイギリスの画家のアトリエのようなコンセプトだろうか。 ワッフルが大きく、香ばしく、美味しかった。 WiFiも完備で1時間ぐらい滞在するのは気を使わない雰囲気。良い隠れ家休憩所を見つけられたように思う。 熱…

  • 村上隆のジンガロカフェ

    村上隆のジンガロカフェ - はんなりマンゴー

  • 陶蟲夏草鉢「ダンゴムシ 半身」

    鉢自体は小さく留めつつ、ダンゴムシを大きく作るために半身だけにした。なかなか良い顔つきに作れたように思う。 頭の傷も愛嬌。 グソクムシっぽい造形が自分で気に入っている。ダンゴムシを大きく作るのも良いかもしれない。 何を植えるのが良いだろうか。茎立ちのエケベリアか。

  • 上野の超絶好みな本カフェ陶芸園芸店

    上野にこんなに私の好みのカフェがあるとは。本屋でもあり、植物屋でもあり、陶芸工房でもある。

  • 上野駅中の博物標本店STUDY ROOM

    上野に2023年12月にオープンした博物標本雑貨などを取り扱う「THE STUDYROOM」。room of curiosityがテーマなようだ。 私もフォローしている「標本部屋を覗く幽霊」という標本や想像上の生物の標本模型を作ってらっしゃる作家の作品が展示販売されているというので見てきた。 マンドラゴラのガラスドーム標本。とても凛々しく、「綺麗なジャイアン」を思い出す。丹精、丁寧な作品だな。この凛々しい顔で絶叫しているマンドラゴラも見てみたい。 博物フェスティバルなどで見かけた博物標本作家さんの作品があちらにも、こちらにも。 もしかしたら博物標本系のクラフト作家というのは思った以上に数が知れ…

  • トゲトゲダンゴムシ全身鉢 造作

    小鉢を一式作り終えたので少しばかり大物を作る。 全身が鉢そのもの。 乾燥加減との戦い。 ダンゴムシはその身体の丸みから土を入れて植え込みやすくはあるのだけれども、通気性と排水性の確保が悩ましかった。 トゲトゲダンゴムシにすることでそのトゲを鉢の脚に兼用することができ、装飾性と機能性が向上することに気づいた。我ながら良案だと思う。 そして頭を下側にし、尻を上に向けた上で尻から植物を生やす。 そして多脚がついた腹部は蓋状になっており開閉可能に作っている。 これにマミラリア白珠丸を植え込みたい。完成が楽しみな鉢ができた。

  • 陶蟲夏草鉢 本焼き窯出し 9鉢

    小窯での本焼成の窯出し。窯に破損なし。作品も癒着、釉垂れもなく完品。 焼成費を支払うための計量を行う。毎回、重量を見てイタタタと内心痛がってしまう。軽く作りたいが植え込んだ後の安定を考えるとある程度、重心の低さのための重さも必要なのだよな。 三葉虫。なかなか存在感のある仕上がりになった。 ギラファノコギリクワガタ。細長い顎がとても繊細でいつ壊れるのか時間の問題のように思える。 ミカヅキツノゼミ。上出来。鉢のしっとりと柔らかそうな質感と陶蟲の硬質な光沢のある質感の違いを作りわけられたのではないか。明るい自然光の下だとより顕著に見えるはず。 ヨツコブツノゼミもその複雑怪奇なツノが破損も落下もするこ…

  • 18/18 造形完了

    テナガコガネを作ってみた。真正面から見ると愛嬌がある。 前脚を持て余すほど長い。焼成過程で壊れるとしたらここだが、前脚が欠けてしまうとテナガコガネらしさが大きく損なわれてしまう。無事に焼き上がりますように。 開口部は植物の植えやすさを思うと大きくしたいが、大きくすればするほど蟲から育つ印象が薄れてしまうので最も悩ましいポイント。 少し毛色が違うけれども球鉢に載せたダンゴムシ鉢も作った。 背中と腹の脇から多肉植物を生やしたい。 水遣りもしやすい親切設計。 マミラリアを植えてどこかの店頭に置かせてもらいたくさんの人に見てもらいたい。 小ぶりな陶器鉢シリーズは一旦一区切り。次は大きめの単体鉢か、風化…

  • 陶蟲夏草一輪挿し「ダンゴムシ」と水仙

    庭に次々と花が咲き、活けて飾るのも楽しい。 白い背景壁に白い陶器、そこに白い顎の水仙。水仙の中央の顎だけが黄色い。色数は少ないようでこんなにも豊か。 あれ、この写真めっちゃ良くないか。iPhoneで撮ったとは思えない。 菌子実体を加飾しない陶蟲だけのシンプルな鉢もやはり良いかもな、などと思う。

  • 神々しい朝の陽光と深い青紫、陶蟲夏草鉢「蚕蛾」

    春秋のよく晴れた朝の陽光は魔術をかけてくれる。 水耕栽培で咲かせたヒヤシンスの球根を庭に地植えしたものは施肥もしておらず小さく咲いた。その代わり、花びらの紫に子房の深い、深い青は素晴らしい。 触角も翅もボロボロになった姿に愛おしさを感じてしまう。羽化したばかりの完全体ではなく、生き抜いた姿。 顔に光を浴びた姿も良し。 見ていたら創作意欲が湧いてきた。蚕蛾が身体を窄めて立ち上がったような姿を作りたい。

  • 生ハムのあるタイ居酒屋「メコン東京」

    3月にオープンしたばかりの創作タイ酒場「メコン東京」に行ってみた。ちなみにビールはチャンとかタイビールは一切なくラオスビール飲み。 今だけLINE登録で生春巻きがサービスされる。山葵醤油で食べるようでここらへんも創作タイ料理らしさか。タイらしく甘辛いタレで食べたいかもな。 お勧めと言われたのでレバーとパクチー。レバーは筋があって少し食べづらかったけどパクチーと合うかも。 「あの屋台のパッタイ」だそうで、創作せずにタイのそのままのパッタイが出てきた。これは英断。パッタイに創作は要らない。 何故か生ハムがある。 創作メコン流域料理が正しいのか。ただそれだと分かりづらいからイメージしやすいようにタイ…

  • 蝉透かし翅鉢造形と本焼き

    日々、挑戦あるのみ。ということで翅を透かし彫りした蝉成虫の陶蟲夏草鉢を作った。 確実に衝撃で破損しやすいので太い子実体をガードの為に生やした。それでも当たりどころが悪ければすぐ破損してしまうのだろう。 それでも、蝉の成虫の儚さを表現するのに透明感を出すために透かし彫りした翅を作りたかった。 重心のバランスを取るために反対側にもつける。粘菌や菌糸っぽく粘った感じに。 乾燥するまでにひび割れてしまう懸念も高い。素焼き、本焼きを乗り越えられるか不安は大きいが出来上がりが楽しみになってきた。 素焼きも第一弾が焼けた。 ギチギチの計量。測定するたびに、焼成費を思うともっと薄く軽く作れば良かったと後悔する…

  • フラワーショップ「ラフレシア」

    オザキフラワーパークの下の階にある切花やドライフラワーを売る花屋「ラフレシア」。ここも久しぶりにきたら店舗スペースを拡張して品揃えも強化されていた。 なんとも珍奇な風貌なプロテア。 化粧道具のパフのような手触りのふわふわもふもふ感。こんな 3,300円か。ううむ。予算オーバーだな。この価格の花材を合わせるのはしんどい。 チーゼルも顎や下葉を落とせば胞子嚢っぽい雰囲気になりそう。 旅人の木の種は着色したわけではなく天然でこの青さ。 猫柳とアーティチョークが最近、気に入った新しい花材。

  • 作陶について 土の風化と崩壊を取り込む

    「陶蟲夏草」という作家名で冬虫夏草をモチーフに植木鉢を作っている。 instagramのアカウントを作り作品を載せ始めたらありがたいことに誘われるがままに今年は5つの展示会に出すことになった。自ら博物フェスティバルというイベントに参加応募してみようと思ったが作品を作り溜めできそうになくて断念した。 1〜3月のもの 6月のもの 4〜7月のもの 10〜12月のもの 12月のもの 常設展示していただいているギャラリーにも必ず追加納品したいと思っている。 それとは別に個人の制作依頼が2件 蟲から菌や茸へと生が託され紡がれていく過程で蟲が苗床となり朽ちていく儚さや虚しさ、それを糧として育ち実るささやかな…

  • 東京で一番勢いのあるように感じる園芸店オザキフラワーパーク

    半年ぶりに来たオザキフラワーパーク。 植物売り場の真ん中に夢心地な映えスポットが作られていた。 猫脚のバスタブに浸かりながら優雅に本でも読みつつ、時折休憩に頭上のビカクシダや足元の苔絨毯を眺める週末。たまらない妄想の世界が実現していた。この先端を先取りしていく姿勢がオザワフラワーパークの魅力。 売り場の配置が面影がないほどに変わっていた。この躊躇うことなく労を惜しむことなく改善し続ける姿勢には頭が下がる。 アマゾン本社で見たのと同じ観葉植物が売られていることに驚喜。クロコダイルファーンというのだそうだ。 しかも2,980円と手の届かない値段ではない。衝動買いしそうになったが最低気温5℃以上を必…

  • 陶器屋さんの「羊と山羊」で催されていたオベサ祭りへ

    以前からinstagramで流れてきて気になっていた陶器店「羊と山羊」。作家もののお皿や酒器、植木鉢を扱っているのだが作家の選び方やホームページがかなり好み。そんな「羊と山羊」がオベサ展を催しているとの情報を得て12kmを自転車で走った。 窓辺に置かれたオベサの多頭ぶりがすごい。先日来た中国人もしきりと質問してきたそうだ。残念ながら店主の非売品だそうだ。納得する迫力。 LIGHTHOUSE.PLANTSという東京近郊でオベサだけをひたすら扱っている園芸店があるそうだ。昨今、アガベ専門、ビカクシダ専門はよく見聞きするけれどもオベサ専門というのは珍しい。 同じ品種かと思うほど個性的なオベサの株が並…

  • 16/18 造形完了

    ヘラクレスが顔が可愛らしくできた。 上の角が折れやすそうだが、こればかりは仕方がない。折れにくい太く丸めた形にしたら鈍重になってつまらない。 ノコギリクワガタの頭胸部だけの亡骸。 作り込みたくなるのを我慢してシンプルに。 オカダンゴムシ。複雑なようでシンプルな形状で愛着がある。 背中と腹から植物が生えてくる仕様。 蝉の亡骸。かなり菌が体内に回って体躯のあちこちから菌糸体が出てきた様子。 成虫の実物は脚がとても細く、強度を考えると実物の通りには作れない。 もう少し腹を角度を曲げるなり頭部と腹部がばらけた感を出しても良かったかもしれない。 タランチュラ。 腹の食い破られた感は良い。 変わり種のカブ…

  • 豊川稲荷

    何だか異界のような一景。 中野駅前南口の豊川稲荷社。 いいな、この雰囲気。

  • ピンクヒヤシンスと陶蟲夏草鉢

    ピンク色のヒヤシンスが咲いていたので切花にして遊ぶ。 初期の造形の蝉。 触角がないな、とか 脚の節が足らないな、とか あれこれ至らなさを思う。 運搬に不向きすぎる作品は手元に残っている。 もう少し、手元に秀作も残すようにしたい。

  • シアトルのお手軽寿司「寿司カツ」

    CitizenMホテルの向かいにある寿司屋に行ってみた。何せ1週間もすると胃が疲れてきたので脂っこくない何かが食べたかった。ベトナム料理も試したが味が濃くてニンニクが強くて私が求めている胃に優しいという味ではなかった。 板前さんはメキシコ人のお兄さん。「日本から来て今日初めてアメリカで寿司食べるんだ」「寿司、美味しいよ、特にサーモン」と言ったらめっちゃ笑顔になってその後、3回「どう?美味しい?」と嬉しそうにチェック入れられた。 サラダも日本の青紫蘇ドレッシングのようなものがかかっていて日本のサラダだ。味噌汁も濃くなくてホッとする。 7貫盛り。 マグロとサーモン、穴子が美味しかった。スシローと変…

  • スターバックスロースタリーの向かいの「SIX ARMS」ハンバーガーが美味い

    スターバックスの高級店、スターバックスリザーブロースタリーの初号店へ。 できた時は画期的で衝撃的だったのだろうな。しかし上海店で圧倒され、東京にもできた後に改めて見ると何も思わない。上海店で見られた天井に張り巡らされた焙煎豆を送るパイプのインダストリアルなかっこよさもない。お客さんの飽きは早いな、とも思う。 イタリアのとある有名なパン屋が入っているが値段もそれなりに高い。パン1つ$5、700円で味はそれなり。 スターバックスでありながらビールやウィスキー、コーヒーリキュールを飲めるのも新鮮だっただろう。 シアトルのスターバックスロースタリーに行ったからとて、そこで食べるほどの誘引を感じなかった…

  • シアトルの博物標本店「Ballyhoo Curiosity Shop」

    バスに乗って40分の距離にあるBallyhoo Curiosity Shopへ。ネットを見ると品揃えはそんなに良いわけではなく、天気は大雨なので行くべきか迷った。店はとても小さいかもしれないしバス停から10分ほど歩かないといけない道中が安全なのかもわからない。 しかし実際についてみたら来て良かったと思える広さと品数だった。 私と気が合いそうなシアトルのアーティストによる作品。蛙から原種ヒヤシンスの花のようなものが生えている。根の生えっぷりから冬虫夏草感があって良い。プリントで$40もしたので諦めたが原画で$100だったら即買いしていたと思う。 ウォーターバックやインパラの頭骨が充実していた。 …

  • ガラス工芸美術館

    入口の白い巨大なガラス結晶が美しい。 大きな空間に聳えるインスタレーション。青い触手のようなガラスの突起が海の渦のように柱となっている。 台が反射する鏡面仕上げになっており反射も美しい。 海洋生物が散りばめられていた。アンモナイト、ヒトデ、ウニなど。なんだかとても私の好みの作風傾向ではないか。 タコ。蛸。 どうやって作っているのか想像がつかない。透明なガラスとマットなガラスの使い分けも素晴らしい。海亀。 ウツボ。靭。モチーフの選び方も好感が持てる。 イイダコだろうか。ガラスという難しい素材で造形が素晴らしい。 こちらがスケッチ原画のようだ。あまり描き込まずイメージ重視で実際の制作物は手なりで作…

  • Whole Foods Marketを散歩

    取り敢えず旅先では市場、スーパーマーケットをチェックしてしまう。自然派食品のスーパーマーケット「Whole Foods Market」へ。 入口の脇に花屋があるパターン。葉の表面が緑で裏が赤い多肉植物クラベオレンスがあるのはポイントが高い。しかし寄せ植えで$23、3000円というのは高いな。 デコポンが市民権を得ている様子。 アルミ缶に入ったミネラルウォーターなんてのもある。日本にはない容器形態。 ラベルのデザインは少しレトロでこういうのは好きだが、買って食べて後悔するパターンのように思う。 着色された砂糖だけで8色近くあり棚一列を占めていた。カップケーキに掛けるために何色も揃えるのだろうか。…

  • アマゾン本社の本気アマゾン化

    シアトルにアマゾン本社はあるのだが、大きなビルが1棟、本社として存在しているわけではなく20棟近くの本社ビル群が密集している。その1棟にスフィアと呼ばれるアマゾン=熱帯雨林オフィスがあり、土曜日は外部にも一般公開してくれている。 いやいや、本気かよ。スペインの王立植物園よりも圧倒的に見応えのある本気の植物園。 巨大なシダ類が美しく葉を広げる。ちなみにこの日のシアトルの外気温は3℃だ。 5階ぐらいが吹き抜けになっており、カリフォルニア州から移植された巨大な樹高15mのフィカスが伸び伸びと育っている。建築時に天井を開けてクレーンで吊り下ろしたそうだ。そして巨樹を囲むようにキャノピーウォークやテーブ…

  • シアトルに思う

    空港からuberでホテルまで送ってくれたのはアリゾナとワシントン州に合計47年住んでいるというベトナム人の男性。共産主義から両親共々逃げてきて英語が全くわからない中で苦労して生きてきたそうだ。カジノのマネージャーを長くやっていたが不景気でクビになり、ここ数年はドライバーをしているという。 道中、ホテルの近くには美味しいベトナム料理があることや、あれがスターバックス本社ビルだ、このトンネルは日本のトンネル掘削機を使って5年かけて開通したなどあれこれ教えてくれる。 テスラを乗っていたが追突貰い事故で廃車となってしまい、それを機にEVは懲りたと言っていた。修理に時間と金がかかりすぎると。今はホンダに…

  • Seattle CitizenM

    9時間飛行機に乗ってシアトルへ。直行便は楽だわ。しかしデルタ航空は日本語字幕のある機内映画が少なくてそれは残念だった。英語で観ると娯楽ではなく勉強してる気分になる。 チェックインしたのはCitizenMというホテルだが、部屋は日本のホテル並みに狭い。 シンクというか化粧台がこの薄いカウンターだけで、あとはユニットに近いバス、トイレ。給湯器もコーヒーもお茶も無料の水もない。 左下に申し訳程度に小さな冷蔵庫がある。歯ブラシなどのアメニティも皆無。 そのくせシャワーの照明を7色に調光できる。無駄機能。 朝食はついておらず、ホテル内にレストランもなし。売店に冷たいサンドイッチが$5〜8であるだけであま…

  • 10/18 造形完了

    試して失敗するのが1番の近道。 波が来た。工房に朝から籠り6時間は粘るも寒過ぎて身体の芯まで冷えてきてこれ以上留まると風邪を引く可能性が高そうに思えたので退散。もう一個ぐらい作りたかったが2鉢の造形を完了させて退室。 勝手な想像生物ではなくて実在する蟲。 ダンゴムシにも突起が生えたトゲトゲのダンゴムシがいる。トゲトゲを作るだけで作業時間が一気に増える。とはいえ蟲1匹に数週間もかけるようなディテールではなく2〜3時間ぐらいか。鉢の造形も合わせると轆轤挽きと削りで30分は追加でかかっており、やはり創作スピードは遅い。 そんな陶蟲夏草。カランコエファングを何となく植え込みたい。最近は販売の容易さを優…

  • 梅里公園の出遅れて盛りの過ぎた梅

    梅里公園の梅は2月中旬でとっくに盛りを過ぎていた。 ほんの数本、遅咲きの株にまとわりついて鑑賞する。 おお、深い濃い紅。 紅千鳥というそうだ。 枝ぶりの良い白梅。 そして公園入り口の名物枝垂梅もかろうじて花は残っていた。 呉服枝垂というのか。今年も立派に咲いてくれて嬉しい。 今年はやはり暖冬なのだな。3月末の職場の花見大会は散り桜になる見込みだそうだ。

  • 2024年五美大展 3

    作品の前でしばらく人だかりがあった。 特に陰陽の陰の表現に美人画の画集を数多く出版されている池永康晟さんを思い出した。 ギャラリーもついて軌道に乗っている将来を嘱望された作家さんなのだろうな。美人画は人気がありそう。 何の木だろうか。青と碧で描かれながらも脳裏に描く巨樹と似たイメージであることの不思議。 撮り忘れたと思っていたが撮っていた。遠目だとデザイン的に見えるのだが近くに寄ると気づかなかったディテールがたくさん見えて引き込まれる。 金属に浮いた緑青のような色合いと細い金の線で戴金のように描かれた細部がとても好み。 髪の毛が波となり雲となり。モダンで無機質なホールやロビーに飾られていそうな…

  • 2024年 五美大展2

    欧州の美術館の19世紀絵画にありそうな雰囲気ながら人物は日本人。 なんともアカデミックで他の学生さんとは異なる時空間とベクトルで制作している印象。100年前の欧州に生まれた方が幸せだったりするのだろうか。存在感の際立つ重厚な一画だった。 写真にすると実物で見た魅力が伝わらない。眼が良いのだよ。首の下に垂れる鎖もあれこれと想像を惹起させる。 このままの方向で沢山の仏像を作って欲しい。 遠目には全く平面的に見えた。話題の限りなく光を反射しない黒塗料を使っているのだろうか。黒い液体を輸血している。 スマホの画像だと明るく撮れてしまうが実際はかなり黒い。それでいて造形が単なるマネキンではなくとても上手…

  • 2024年 五美大展 1

    東京の5つの美大の合同卒業制作展「五美大展」が毎年新国立美術館で催されるのだが、入場料無料で子供と気軽に絵画や彫刻、デザインなど多彩な作品を楽しめる。 多摩美エリアから入ったのだが版画のクオリティの高さに目が覚めた。 モチーフがとても好み。これが版画とは。どれだけの時間をかけて作品世界を掘り込むのだろう。 冬虫夏草をモチーフに作品制作してくれないものか。今後の個展情報を追いかけていきたい。 「フライドポテト中毒」 「ラーメン中毒」。自分がラーメン屋のオーナー店主なら店内に飾りたくなる。 スープに沈みかけたスマホから日付の変わる1分前、深夜のラーメン入浴だとわかる。豚骨や背脂系ではなく澄んだ醤油…

  • メタリフェルホソアカクワガタ

    メタリフェルの青い個体。遠目に見て即座に購入を決めた。黄銅、紫や赤味を帯びた個体は多いが青は少し珍しい。 青と紫をガラスドームに収めた。 構造色だからか、LED強光に照らすと青は感じられず、金属の複雑な干渉模様のようなものが見られる。 良い作陶参考資料がまた増えた。 さあ、メタリフェルを造形しよう。

  • 帰途に吸い込まれる危険な新店飲み屋「ニコロク」

    2月にオープンしたばかりの東高円寺の居酒屋「ニコロク」。新宿にあるお店の2号店だそうで、オーナーも店長もグローバルダイニングという飲食店グループで長らく働いていたそうだ。アニメ「君の名は」で主人公のバイト先として描かれる新宿御苑にある「ラボエム」や「モンスーンカフェ」など46店を経営し、コロナ禍での営業時間短縮要請の不当性を訴えて違法判決を勝ち取った会社だ。 盛り合わせ3種。よだれ鶏、梅水晶、ポテサラ。美味いぞ。特によだれ鶏のジューシーで膨らみのある肉質が素晴らしい。もう、この時点でこの店はリピートする確信。 塩麹唐揚げは少し塩気が強いかな。居酒屋の酒を進ませる味だ。熱々、本当に熱々で出される…

  • INSECT PORT

    昨年7月にも催された蟲生体と標本のポップアップストア「INSECT PORT」の第二回が高円寺で催されていた。 先行入場券が配られ、11時の開場20分前から30人以上が行列していた。恐るべし、蟲人気。@insectport_tokyo @pseudochalcotheapomacea @ginp_o @c.sycophanta @ct817815 @kati.6464 交尾中のヤンマの動態標本。大作だ。 壮観な宝石箱。ゴライアスも欲しいけれど我慢。キリがなくなる。 そして我が家の青虫蒐集品箱に戦利品を収めた。 今回、買いたかったのはホウセキゾウムシ。こうして横から見ると形状は様々で高さがあり丸…

  • 6/18鉢 造形完了

    4月から7月まで開催のウサギノネドコ東京店の「もしも博物展」に向けた制作。 赤4号土の轆轤挽きに苦戦した。工房の先生曰く赤土はやはりコシが弱いので他の土と混ぜて使うことを推奨することが多いそうだ。薄く挽くのは難しくとも、求めるテクスチャーのためには使いたい。 削り、底をつけ、三本足をつけて土台となる鉢が18個できた。あとは陶蟲を作って穴を開けて鉢に搭載していくだけだ。とはいえその道のりが長い。 「もしも博物展」用の三葉虫に冬虫夏草が生えたらという空想鉢。 多脚がダンゴムシ的だと思う。ダンゴムシを作り慣れているので比較的作りやすかった。三葉虫にも様々な種類がいるのでもう少しあれこれ作ってみても良…

  • 三重の植物と植木鉢天国「HACHI8」

    昨年1月に三重県四日市に開業し1周年を迎えた植木鉢と塊根多肉植物専門店HACHI8。JR四日市駅から徒歩6分ほどの距離にある3階建丸ごとが店だ。 カフェカウンターがある。ブラックコーヒー500円。付き添いの方が飽きてきた際に寛いでもらう目的だそうだ。かなりの植物愛好家のお客さんとそこまでではない同伴のお客さんが連れ立ってくることはあるだろうから良いアイデア。 2階には多彩な作家モノの植木鉢が並ぶ。5000円ほどのものから薪窯で焼かれた自然釉の植木鉢13万円なんてものまである。2〜3万円台の鉢がこれだけ並んでいる店も少ないのではないか。 園芸店には見かけない個性的な鉢が多い。 愛嬌がある。 トゲ…

  • 再現名古屋城本丸御殿

    姫路城と合わせて国宝第一号となった名古屋城は豊富に写真等の資料が残されており、米軍による空襲で消失した本丸御殿の忠実な再現の助けとなったそうだ。 軍国主義から解放し民主化してくれたアメリカには感謝しつつ、無差別空爆をし貴重な文化財の多くを破壊したアメリカの戦争犯罪っぷりもそれはそれとして批判し続けても良いのではないかと思ったりもする。 大阪の豊臣家への東進への備えとして徳川家康が加藤清正に命じて築城した名古屋城。もう戦国時代は終わったのだと、世の中は徳川のものだと、出遅れた者らはもう諦めろと言わんばかりの威容。 その普請したばかりの輝かしい様と限りなく近いものを私たちは見られているのかもしれな…

  • 登れなくなっていた名古屋城

    息子を連れて日帰りで四日市と名古屋へ。前回、名古屋に来たのはまだ子供の生まれていない夫婦時代。車で京都から来てひつまぶしを食べて帰ったっけ。 登れた天守閣は老朽化で閉鎖されていた。名古屋は河村何某が政治をかき回していて名古屋城も補修するわけでも木造で再建するわけでもなく迷走している。指導者が方向性を定められないと観光資源も活かされない。 大阪、京都に比べて名古屋は新幹線の通過地になってしまっている。寂しい限りだ。 思えば、ゆるキャラ「ひこにゃん」を彦根に取られたのも不甲斐ない。観光政策の失策、マーケティングの敗北だと思う。「ひこにゃん」より「なごにゃん」のほうが語感がゆるキャラ向きだし、名古屋…

  • 東高円寺の駅地下「スピエディーニ・バール・ソラリア」

    なんと東高円寺駅の地下にオシャレなイタリアンバルができていた。ワインはグラスで700〜1000円ほどだったか。 鹿児島産カボチャのクリームスープ モツのトマト煮。 蝦夷鹿のポルペッティーニ 宮城産のヒイカ 北海道産水蛸とキタアカリ お腹いっぱいに食べると5000円は超える価格設定なので通勤帰りに頻繁に立ち寄れる気やすさはない。 どれも美味しい。価格帯は高め。雰囲気と味は一致しているが、荻窪方面から降りたプラットホームから登る途中にある。殆どの通勤客は新宿方面から降りたプラットホームから上がるだろうから逆なのだよな。 店名も覚えにくい。一回訪れただけのお客さんがすらすらと店名を復唱することは難し…

  • 高円寺の癒し「椿」

    帰国したら食べたくなる大将が蕎麦を手打ちしている山形料理専門店。地酒も山形のもの。 お通しの玉子綴じも身体が温まる味。 この日は生牡蠣、牡蠣の酒蒸し、牡蠣の天麩羅と牡蠣尽くし。 ベニズワイ蟹コロッケも美味しい。 シメは無論、蕎麦。 しばらくはお酒を断とうと思っているのに来てしまった。高円寺になくてはならないお店の一つ。

  • 作陶再始動

    ようやく赤土4号が手に入った。鉢部分をマットな粉吹のような風合いにするには弁柄の入った鉄分多めの赤土でないといけない。 取り敢えずもりもり菊練りしていく。冬は粘土の水分が冷え切っており練るだけで手先の体温を奪われてかじかむ。 取り敢えず18鉢を水挽きした。全て大小さまざまに変化をつけている。半年ぶりだろうか。思い通りにいかなすぎてショック。こんなに私は下手だっただろうか。せめて毎週、毎月挽かないと上逹もしないし維持もできない。 さらに鉢に乗せるべく陶蟲を4体を使った。 ミカヅキツノゼミ ヨツコブツノゼミ ダンゴムシ上半身 ダンゴムシ半開仰向け 1日の作業としてはなかなか満足の出来高。轆轤が下手…

  • 白馬生活

    白馬と東京に二拠点生活する友人宅に2泊3日で泊まりに行った。 家を出てすぐ田圃と白馬の山々の光景。空気は寒く凛として実に清々しい。 パグがめちゃカワイイ。12kgの重量級のおばあさま。 愛犬と共に岩岳に登った。肉付きの良いお婆ちゃまは寒さはさほど気にしないようだった。 氷を敷いて上を橇で滑られる遊具なんてのもある。さすが、氷だととんでもなく滑る。 五竜スキー場は上から下まで8kmノンストップで滑れるそうだ。ガツガツ滑らないバケーションモードの欧米人、とくにオーストラリア人が多くて1000円のカレー屋とオシャレな3000円のカレーを出すカフェが混在する。なんだか上級市民と下級市民それぞれのレスト…

  • 陶蟲夏草生産計画

    群馬の蟲菓舗「灯螂舎」さん 6月出品分 7個のうち5個販売 1月追加納品 2個のうち1個初日販売 三重の植木鉢屋「HACHI8」さん 8月出品分 3個8月中に完売 手元に3個ほど納品準備ができている鉢がある。 博物雑貨屋「ウサギノネドコ」さん 京都店 オンライン 12月1日出品分12月中に4個完売。 1月20日出品分4個のうち3個販売。 把握できているだけで昨年夏以降20個のうち16個、80%が売れていることになる。なおかつ13個が1週間~1ヶ月程で売れている。全て一点ものなので売れない作品はいつまで経っても売れない可能性があるが、単価2万円以上のけして安くはない商品の棚回転率としては悪くない…

  • 陶蟲夏草生産計画

    群馬の蟲菓舗「灯螂舎」さん 6月出品分 7個のうち5個販売 1月追加納品 2個のうち1個初日販売 三重の植木鉢屋「HACHI8」さん 8月出品分 3個8月中に完売 手元に3個ほど納品準備ができている鉢がある。 博物雑貨屋「ウサギノネドコ」さん 京都店 オンライン 12月1日出品分12月中に4個完売。 1月20日出品分4個のうち3個販売。 把握できているだけで昨年夏以降20個のうち16個、80%が売れていることになる。なおかつ13個が1週間~1ヶ月程で売れている。全て一点ものなので売れない作品はいつまで経っても売れない可能性があるが、単価2万円以上のけして安くはない商品の棚回転率としては悪くない…

  • 白馬の白雪に白団子蟲鉢

    長野のとある山頂の凍てついた世界。 フィルター編集することなくモノクロームの世界。 ここに福寿草や雪割草の鮮やかな花の色が挿さったら素敵なのではないか。 樹氷が美しい。 寒い。身が引き締まる。美しい。

  • 地震 陶器

    帰国したら、棚の上からいろいろ落ちていて破損していてショックだった。 こんなに細かく割れてくれるかよ。 能登地震の九谷焼の窯元のことを思うと心が締め付けられる。制作途中でも完成品でもなかなかしんどい。 さあ、どうやって修復しようか。接着剤でつけて継ぎ目に金箔を貼ったなんちゃって金継ぎかな。

  • 海外世界遺産行脚 100カ所達成

    人生でこれまで訪ねたことのある海外の世界遺産をカウントしてみた。やはり独身時代にかなりの数を訪れて以降は出張時に延泊して訪れることが多かったのでフランス、中国、インド、ベトナムなどが多かった。2020年にインドのハンピ遺跡を旅する計画を立てていたのがコロナ禍に入ってすべてキャンセル。それ以降はしばらく空いてしまっていた。 1 ☆☆☆ イギリス ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会 2 ☆ イギリス ロンドン塔 3 ☆☆ スペイン コルドバ歴史地区 4 ☆☆☆ スペイン グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区 5 ☆ スペイン マドリードのエル…

  • スペインからの戦利品

    Cortes Inglesという高級百貨店に行った際もあまり買うものが無い印象だったマドリッド。しかし振り返るとそれなりに購入して帰った。食品の多くはMercadonaの自社ブランド品。自分用はAngel Studio。 リヤドロの陶人形。母が好きなので、日曜蚤の市で「羊をもつ少女」を購入。高さ28cmの背の高い像で耳の欠けもない完品、美品だ。90€と言われたので交渉して80€と言ってくれたがその日の最初の客だからと70€に値下げしてもらった。ネットで検索すると60€+送料20€と出てきた。もっと安く売られている店も探せばあるのかもしれないが廃盤品のようだし、未年の息子から母に贈るリヤドロとし…

  • 23時間の旅路

    結局行きも帰りも家からホテルまで片道23時間かかった。 雲上はいつだって快晴。雲海を満喫するなら山より飛行機なんだよな。 北極、グリーンランドを超えていく空路。ひび割れた氷は温暖化ということなのか。 映画を10本観た。瞑想した。寝たのは2〜3時間ぐらいか。ラウンジで食べて、機内食も食べたから食べ過ぎだ。 欧州に到着して4〜5日は時差ぼけで3〜4時間睡眠の日が続くのでしんどい。帰国した後も時差ぼけが治るまで数日調子が悪くなる。着いたら楽しいのだけれどもその前後と飛行機の移動だけはいつになってもしんどい。

  • 海外世界遺産行脚 100カ所達成

    人生でこれまで訪ねたことのある海外の世界遺産をカウントしてみた。やはり独身時代にかなりの数を訪れて以降は出張時に延泊して訪れることが多かったのでフランス、中国、インド、ベトナムなどが多かった。2020年にインドのハンピ遺跡を旅する計画を立てていたのがコロナ禍に入ってすべてキャンセル。それ以降はしばらく空いてしまっていた。 1 ☆☆☆ イギリス ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会 2 ☆ イギリス ロンドン塔 3 ☆☆ スペイン コルドバ歴史地区 4 ☆☆☆ スペイン グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区 5 ☆ スペイン マドリードのエル…

  • お店あれこれ。スペインのツルヤスーパーとも言うべき「Mercadona」が熱い。

    マドリッド中心街には観光地化した市場がちらほらある。プラザマヨールのすぐ隣のサンミゲル市場は際たるもので値段は相当高くて京都の錦小路市場のようなもの。 スペインでも「亀の手」は食べるようで高級食材。 片手に持って食べ歩けるように工夫している。間違っても自炊する為の食材を売る市場ではなくディスプレイとしての市場だ。 3000円でこの内容は寂しい。寿司だと高価格になりがち。 見て回って写真を撮る分には楽しい。かなり高いけれども食べている人も多い。 大手スーパーマーケットのMercadonaが熱い。70〜80%が自社ブランドでその商品開発プロセスの厳しさで知られるという。大手ナショナルブランドの商品…

  • マドリッド街歩き

    マヨール広場が一つのマドリッド名所らしい。 市庁舎の壁画は美術館そのもの。もっと近くで見たかった。 さすが南米を侵略しまくって黄金を収奪して回ったスペイン王国の王都。古い建物が豪壮だ。 そこらへんのレストランの店構えも重厚。 レティーロ公園近くの凱旋門Puerta de Alcala そこらへんの小広場では花屋が並んでいたりする。チューリップ1束10€はそんなものかもしれない。 サボテンも売られている。別段希少な品種ではないもののなかなか立派な株だ。 ファーストフード店の内装も見ていて楽しい。 日本にももっとテラス席が増えてほしいと常に思う。 かなり期待して訪ねた陶器専門店は肩透かしだった。あ…

  • マドリッドグルメ

    昼間からあちこちの街角のバルで呑んでひたすら雑談する彼ら。 平日は14:00〜17:00までシエスタという午睡休みを取って一時閉店する店が多い。そしてバルやタベルナなどの飲食店が賑わう。 ミートボールにスパニッシュソースというグレービーっぽいソースのかかったものが美味しい。 クロケッタは全くもってクリームコロッケで熱々をはふはふしながら食べる。 小エビのオムレツといいつつも揚げてあって少し脂っこい。 街角にハンバーガー屋がやたら多い。タベルナというレストランのグルメバーガーも豊富にあれば、KFC、McDonald、BurgerKingもよく見かける。 アストリア料理店のタコが柔らかく塩気もちょ…

  • 旅する陶蟲夏草鉢 クエンカ大聖堂

    世界遺産を背景に借りたら作品も5割り増しでよく見えやしないだろうか。一番のお気に入りはこの黄金色に包まれた一枚。 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で主人公が無機物に有機物の命を付与する能力を宿しており、その能力が「ゴールドエクペリエンス」だったことを思い出した。 椅子の上のビロード生地の赤も劇的な印象を与えてくれる。 長い年月を感じさせる床に彫られたラテン語の上で。 感じたままにさっと左手で置いて右手でシャッターをきるその間30秒。 キリスト教徒の方に不敬にならないことを願う。ダンゴムシが天を、造物主を仰ぎ見るように思えたものだから。 これも好きな一枚。青と金の草紋様が大変好み。 キリスト教では人…

  • 旅する陶蟲夏草鉢 クエンカ旧市街

    旅する陶蟲夏草鉢と題して街を歩く。 陶蟲夏草鉢をポケットに入れて、立ち止まって風景とともに撮る。一人旅で自分のペースで歩くとなるとこれがまた楽しい。 撮る意識で景色を眺めると遠景だけでなく近景もいろいろと発見がある。 人形を持ち歩いてさまざまな場所で撮影する趣味の人がいることを知っているが、なるほど。こういうことなのか。 細い頼りなげな鉄橋で深い渓谷が繋がれたクエンカ。冒険心を煽られる。 遥か見下ろす岸壁の上の家々。 そしてそれらを見上げる所々の小広場。 大広場とて巨大というほどではない。道端にテラス席が並べられクエンカ大聖堂と街並みを眺めながらとる昼食は「ああ、週末とはこうありたいものだ」と…

  • 世界遺産城塞都市Cuenca

    マドリッドで王宮やプラド美術館を回るのも悪くは無いが一度行った場所を再訪するよりも行ったことのない場所へ行きたいというもの。 急遽日帰り旅行に出かけることにした。 300km以上の速度で走るスペイン版新幹線で1時間の距離のクエンカへ。 赤茶けた乾いた大地を走る。旧市街まで歩くと1時間半かかる街外れの新幹線駅に着いたがバスが30分は来ない。固定運賃12€と高いがタクシーに乗ってプラザマヨールへ。ちなみに帰りはバスに乗ったが2.5€。 大広場に面するようにクエンカで最も高い丘の上にクエンカ大聖堂が聳え立つ。5.5€の入場料を必要としたがそれに見合う世界遺産の中核となる壮麗な大聖堂だった。 入口近く…

  • 博物標本と耽美の店「Angel Studio」

    陶器専門店や雑貨屋を5店舗ほど巡ってどれも期待はずれで買いたいものが見つからずがっかりしていた。そんな中、20時をすぎてたまたま見つけたインテリアショップ。 こういうのだよ、こういう店だよ。スペインにも存在した。 ウニガラスドーム標本。 飛翔能力のあるトカゲやカエル。蝙蝠標本もあるので飛翔がテーマか。 こんな犬の大きな絵を自宅のどこかに飾りたい。 ウニ標本のスタンド、水晶を球状の棘に纏めた作品などどれも欲しくなる。近くで細部を確かめても鑑賞に堪える精度。 陶器の鹿、羊の頭。 「買わないと後悔するぞ」と頭の中で囁き声が聞こえる。 タペストリーの絵柄もとても個性的で趣味。広い上下2階の店内を歩いて…

  • MadridのSevilla

    Four Seasons HotelとHermesの入った建物の周辺がうっとりするほど重厚で雰囲気のある一画だった。 しかもカルテットがパッファルベルのカノンを四重奏で奏でてくれており、なんだか夢見心地の良い気分にさせてくれた。

  • 王立植物園

    王立植物園に入ってみた。入園料は4€。 おお、ミツマタがある。 温室に行くとサボテンが少々。規模感としては新宿御苑の植物園温室のようなイメージ。 カランコエファングやクラッスラ類がちょぼちょぼと数株あるだけでこれだと日本のホームセンターの方がたくさん見られるぐらい。 背の高い柱サボテンも少々。 ビカクシダも数株あったが日本のビカクシダブームを目の当たりにしていると寂しい展示内容。 熱帯雨林のような温室に逆光が美しい一画があった。 盆栽コーナーが充実していた。 落葉しているものも多いが基本屋外管理で防寒も不要。 懸崖もあった。 お国柄だろうか。唐辛子のコーナーには20種近い様々な唐辛子が植えられ…

  • ベッドの真横のガラス張りのシャワー室の謎

    今回の宿はマドリッドのAC hotel atocha。マヨール広場、アトーチャ駅などに歩いて行けるので悪くはない。1泊150€朝食込みなのでロンドンに比べたらだいぶ安い。 基本的にはモダンシックな内装の文化的面白みには欠けるけれどもビジネス出張に使うには生活快適なホテルだ。 部屋はこんな感じでキングサイズベッドが1つ。 奥にはデイベッドにもなるようなソファもある。 無料のネスプレッソマシーンも。紙コップであることだけ少し残念。 面食らったのがこのシャワー室。なんとベッドのすぐ横にあって全面ガラス張り、中にカーテンなど目隠しが無い。 ベッド側から見るとこんな感じでシャワールームとしてはかなり広々…

  • マドリッド街歩き

    散歩している犬が多い。しっかりと躾けられていてペットを社会の一部として扱うペット先進国の意識の高さを感じるが、拾われない路上の糞を多く見かける。パリもロンドンも同様。無駄吠えして躾けられていない犬だらけの日本だが糞を拾うことに関しては日本のモラルはとても高い、その違いの不思議。 街角にハンバーガー屋が多い。タベルナと呼ばれるレストランのステーキバーガーだけでなくKFCやBURGER KINGなどのハンバーガーチェーン店もとても多い。 時折、若い男の人とすれ違うとマリファナの甘い匂いがする。販売目的の栽培は違法だけれども自家栽培と消費は許されているらしい。 ビールはスーパーで33cl缶で€0.7…

  • 「教科書に載っているような有名な作品」よりも単に「完成度が高く美麗な傑作」をたくさん観たいならティッセンボルネミッサ美術館で圧倒される

    マドリッドの美術館といえばプラド美術館。そしてピカソのゲルニカが見られるソフィア王妃芸術センター。旅程が短いとその両方かどちらかしか行けず、ティッセンボルネミッサ美術館に行く人は少ないのではないか。 1920年代から二代にわたって収集された世界屈指のプライベートコレクション。 最近行った美術館で一番良かったかもしれない。時差ボケで眠かったが作品を見て一気に目が覚めた。 おそらく、美術史的な価値よりも鑑賞価値に重きを置いたコレクションに思う。有名な画家の作品ばかりがずらずらと並び素人にはイマイチ良さがわからない作品も多かったりする美術館は多い。 こちらは本当に1400年代の絵かと目を疑う傑作。 …

  • マドリードへ

    昨年のロンドン出張以来の海外出張となった。 チケットを印刷してこなかったことに気づいたがJALのチェックインカウンターでパスポートを見せるだけでボーディングパスを発券してくれた。 セキュリティコントロールが鞄からPCを取り外さなくて良くなったのでとてもスムーズに通り抜けられる。出国審査も無人化していて機械にパスポートを読み込ませるだけだ。おかげで1時間半もサクララウンジで寛ぐ時間が得られた。 朝朝食をとっていないのでJALビーフカレーを頂く。牛丼も相掛け、福神漬けにらっきょうも乗せて。 ノンアルコールスパークリングワインというものも置いていたがかなり甘いので味見に留める。日本酒、ビール、ウィス…

  • 高円寺「ポエム」

    仕事で嫌なことがあると憂さ晴らしに甘いものを食べたくなる。 久しぶりに高円寺「ポエム」へ。フレンチ出身の若い女性シェフが老舗ポエム高円寺店を事業継承して以来、SnS映えする豪華フルーツサンドやケーキで週末は行列店になった。 平日の19時半過ぎとなると客は少ないのでふらりと入店できる。 レトロな喫茶店はものが多くなりがちで少しばかり不衛生にも見えかねないがここはとてもすっきりと整頓され清潔感がある。古いものこそ清潔感は重要だよな、などと改めて思う。 ドラゴンコーヒーという聞きなれない中深煎りのコーヒーブラックがおすすめと言われたので注文する。 ゴルゴンゾーラのベイクドチーズケーキは私には濃厚で甘…

  • 高円寺東中央公園前「NEYO」

    新カステラが閉店してその後に開店したのは業務スーパーの向かいにある子供服兼ネイルサロン兼カフェの「TAW」の系列店。 こちらは撮影スタジオとカフェの兼業だそうで店舗面積に対して席数は少ないのはスタジオ使いするためなのだろう。カフェ専業では難しいという判断なのだろうか。営業時間も11:00〜17:30と短めであくまでカフェで食事メニューはなくケーキやプリンなどが中心。 公園に面した側をカウンター席にするとか、窓の外をテラス席にしてくれたら公園に面しているメリットが働くように思う。子供を公園で遊ばせながら親が珈琲を飲めるのにな、と思っていた。 彩度が低く無機質で広々とした雰囲気の最近の流行に乗った…

  • 温井ガラス工房のガラスのウミウシ

    自然造形雑貨店「ウサギノネドコ」の「もしも博物展」でご一緒させて頂いている温井ガラス工房さんのガラスのウミウシを衝動買いしてしまった。 おしりに水晶が付いた想像上のウミウシ。緑がかった水晶と体躯の深い青のグラデーションが素晴らしい。 上から見ると中に真珠質の貝殻片が入っており小宇宙のように見えてとても美しい。5cmに満たない可愛らしいサイズ。 これを6,600円で販売されているのはすごいなと衝撃を受けている。私の陶蟲夏草鉢20,000円と比べるととてもお手頃感を感じる。 私の鉢も1万円ぐらいでお届けできるようになるのが理想的だと思っている。 造形、乾燥、素焼き、釉薬掛けと2ヶ月ぐらいかかること…

  • 庭に陶蟲夏草鉢を埋める

    鉢を作るだけにとどまらずそれをどう使い、どう使用していくかも探求したい。鉢を見てくれる人に提示したい。 そこで庭の花壇の穴を掘って陶蟲夏草鉢を埋めてみた。 陶蟲夏草鉢にはセネキオ「七宝樹錦」を植えこんだ。底を網で遮っていないので旺盛に伸びたら根は鉢の外に深く伸びていけるかもしれない。 こちらのクワガタ蛹鉢は一輪挿しなので底はない。ヒヤシンスの球根を入れ、土を詰めて花壇に半分ほど埋没させた。 風雨にさらされ土が染み込み、陶肌が経年劣化した姿を見てみたい。古色を纏ってくれるだろうか。 花壇に苔一面、万年草一面の鉢の撮影場を作りたい。

  • 初めて産卵から羽化させたミヤマクワガタを標本に。「むし社」

    2020年夏に秩父で採集したミヤマクワガタ。産卵させ、2年間育ててようやく蛹になり羽化したミヤマクワガタのうち最も大きな個体は羽化後にすぐに亡くなってしまった。何が悪かったのか未だにわからない。 残念ながら頭部も胸部もぐらぐらで腐っていると言われたミヤマクワガタ。酢酸エチルに入れて保存し、乾燥し、ダメ元で「むし社」で標本にしてもらった。 他の標本と同じようにシリンダー瓶に入れて頂いた。 特別なほど大きくはない。しかし初めて羽化させたミヤマクワガタは特別な思いがある。

  • 正統派喫茶店 中野「ばらーど」

    8年間も住んでいて気づかなかったことに愕然とした。環七から入り早稲田通り沿いの細い路地の奥にある喫茶店を見つけた。 緑のレトロな看板は喫茶店「ばらーど」 細い細い路地の突き当たり。 苔むした飛石を歩き椿の生垣を抜けていく。 昔ながらの和風な佇まいを残す民家を改築した喫茶店だった。十人いれば十人がカフェではなく喫茶店と呼ぶだろう。 角のない丸みを帯びた十字の孔のある背もたれの椅子になんとも品がある。 テーブルからの坪庭の眺めも癒される。 正直に言ってモンブランは好みのケーキではない。しかしケーキがこれ一種だけだというので仕方なく注文した。 珈琲は最近流行りのシングルオリジンとは違い気を衒うところ…

  • 生牡蠣食べ比べ 笹塚「兎屋」

    北海道厚岸の生牡蠣と岩手大船渡の生牡蠣の食べ比べ。 全く味が異なることに驚く。どちらも美味しいが好みは厚岸産の生牡蠣。 生牡蠣にワインやシャンパンを合わせるのは結局難しいが辛口日本酒は容易に合う。 王録、上喜元、酔鯨と杯を重ねる。 美味しすぎて厚岸の生牡蠣をおかわり。カキフライも美味しかった。 願わくば刻みエシャロットと赤ワインビネガーでも食べたかった。生牡蠣=レモンだけではない生牡蠣の楽しみ方が日本でも広まってほしい。 笹塚、「兎屋」

  • 菊池ビエンナーレ

    蟲界の大御所とも言える奥村はなさんのベニテングハゴロモとヤモリのオブジェも発見。 あまり陶蟲をつくってらっしゃる人は少ないので勝手に親近感を抱いている。 この方の陶蟲はどれも蟲らしさだけでなく可愛らしさがある。 中嶋草太さんの風化した骨格のようなオブジェ。 風化した木片のような表現が素晴らしい。 どうやって歪まずにこんな立体を施釉して焼くのだろうか。 板の下部はそれなりに厚みがあるが、上面が薄く尖っているのであたかも薄い板の螺旋巻きのように見える。 強烈な個性を感じたのが波多野亜耶さんの「帰依」という作品。 縄文土器を思わせるようなダイナミックなうねりとジオメタリックな造形。

  • 年明け作陶備忘録。クワガタジオラマ鉢、スタンド鉢、陶蟲夏草プランターピック。

    カブトムシ鉢と対になるクワガタジオラマ鉢を作ってみた。重い。 ギラファホソアカクワガタ、ノコギリクワガタ、オオクワガタの蛹が貼り付いている。一頭の蟲で一鉢作っているのだから豪華というか非効率な鉢でもある。 そしてヤマトカブトムシ蛹スタンド鉢の土台を作ってみた。今回の新しい試みは「ムシゴヤシ」の創作。そう、午後の胞子を飛ばすあの「ムシゴヤシ」の胞子嚢だ。軸と胞子嚢の突起を陶器で作り、球体はモミジバフウの実を使ってみようかと思っている。 そして隙間時間に作ったプランターピック2つ。ダンゴムシとアトラスオオカブト蛹。

  • 「陶蟲夏草」名刺を作る

    消しゴム判子で作ったロゴを元に名刺を作ってみた。 表にはシンプルにロゴと陶蟲夏草の文字。一旦、消しゴム判子にしたことで生み出せたインクのかすれ模様も作った甲斐を感じさせてくれた。蟲だな。かわいくはならない。私好みのグロテスクさも含有していて良い。 裏には作品コンセプトとemail、instagramのアカウント情報、そしてinstagramのQRコードを記載。作品を買わずとも名刺を持ち帰ってinstagram登録をして蟲、植物、陶器への偏愛を語るメッセージを送ってきて欲しい。 用紙はコンセプトと手作り感を出すためにクラフト紙を選択。150kgとあるので薄いかもしれない。 Askulのデザインツ…

  • 病み上がりの正月

    息子のリクエストに応えて春の七草粥を作る。便利なもので取り合わせパックが売られているので横着して買ってきた。さもなくばそれぞれの材料をどこで買ったらいいかなどわからない。 どの草が何なのか説明書きがない。 教科書の説明が本当に宜しくない。ナズナの説明にアブラナ科らしい花の写真だけが載っているのだが七草粥で食べるのは葉なのだからその写真を載せるべき。適当な仕事をしている。 セリはパセリのような葉 ナズナはタンポポのような葉 ゴギョウは縦長な他の葉とは一線を画す特徴 ハコベラは蕾の形で判定 ホトケノザがどうやら丸葉のやたらもじゃもじゃと入っている葉のようだ。消去法に近い。 スズナは蕪。 スズシロは…

  • ヤマトカブトムシのスタンド鉢

    新しい試み。右の瓦礫のような半身を焼締にし、左は白い釉薬を掛ける。半身が風化しているような風情を作れないか。 無論、植木鉢にする。 倒れたらすぐ折れてしまいそう。それも良し。 上手く焼き上がってくれるだろうか。 太い針金で下から宙に浮かせたい。支えの針金を設置して倒れないように保持できる重く頑健な土台を作らねば。粘菌子実体が無数に隆起しているようなやつを。

  • 熱海保養所泊、小田原北条攻めの歴史散策

    息子と先発して熱海へ。熱海駅前からバスでニューアカオホテルへ。ローズガーデンの上に隈研吾設計の海を一望し大きなブランコを漕げる素敵なカフェがあると聞いたのだが、なんと大人4000円の入場料を払ってローズガーデンに入らねばならないのだという。カフェも安くはないのだろう。予算オーバーが過ぎるので諦めて道路沿いのイタリアンレストランで食事したが、こちらでも十二分に眺望は目に眩しくピザ、スパゲッティは美味しかった。 満腹になって崖沿いの遊歩道を歩く。 ここら一帯が全てニューアカオホテルが整備したらしい。 長い48年の歴史を経て一旦廃業、投資ファンドに売却されたが分割を経て2社によって宿泊業とACAO …

  • 予定の狂った年始

    実家で年越し。 ここ3年ほどはお節は取り寄せにしている。その方が楽だが10人に7重のお節では元日の昼食、一食分にしかならなかった。3日間厨房に立たずに済むようなものではなく、単に豪華な祭事の一食。 煮鮑のだし汁を使って炊いた御飯が美味だった。 正月はからっぽの近所の大きなコミュニティセンターの駐車場で凧を揚げる。例年、揚げるのに四苦八苦し落下を繰り返すものだからすぐ壊れるのだが今年は風が強く簡単に空高く揚がる。 大きな鳥のようで優雅だった。 川の字になって両側から悪い寝相で寝る子供達に蹴られ、朝起きると毛布も剥ぎ取られていたからか、翌日から風邪の症状。 能登半島の地震、羽田の航空機事故と胸が痛…

  • 陶蟲夏草のロゴを作る

    名刺が必要だと思っていた。展示販売する際にその場で購入されないお客さんにも名刺を持ち帰って頂いてインスタなりを登録してくれると嬉しい。誰とも知らない人にお買い上げいただいて私の視界から作品が消えるだけでは味気ない。購入してくれることよりも、冬虫夏草や蟲や多肉植物が好きな人と繋がりたい。 イラストレーターなどのPCソフトで作ることも考えた。本職イラストレーターに作成を依頼することも考えた。しかしこと創作に関しては下手でも自分で作らなければ意味がないように思えた。 100円ショップには消しゴム判子用のゴムが売っている。それとインク台。しめて制作予算220円也。 彫刻刀が見つからなくてクラフトナイフ…

  • 陶蟲夏草鉢「ゴライアスオオツノハナムグリ」 X シープホーン

    私の鉢の中では大振りなものが焼き上がった。アフリカ原産の世界一重い巨蟲である「ゴライアスオオツノハナムグリ」には野生味溢れる「シープホーン」を合わせた。 インパクトの大きさはなかなかではないか。サイズが大きいとやはり迫力が出る。 異形の大きなアガベや塊根植物を植えても負けない鉢になったように思う。 またゴライアス亜種の陶鉢を作りたい。背中の模様の異なるゴライアスを品種同定できる精度で作り分けたい。 前翅は片方が欠損している仕様。中脚、触角の片方も欠損しているのだが、作為だと伝わるのか、破損して見えるのか少しばかり不安がある。より明示的にするためにとれてばらけた脚をつけた方が良いだろうか。 手元…

  • 陶蟲夏草鉢「ミカヅキツノゼミ」 X レースフラワー

    ツノゼミ第二弾としてミカヅキツノゼミを作った。若干、頭部の角が焼成時に垂れ下がった気がする。 出来としては上々、満足のいく仕上がりだ。 強いていうなら冬虫夏草菌の子実体の翡翠色の発色を強めても良かったかもしれない。 レースフラワーも胞子を拡散させた後の子実体に見立てられて色も鉢に合致して良いのではないか。 下の鉢部分を信楽白土で作ったが、下地が信楽白土だと光沢が強く出る。マットな陶肌になる土に切り替えたい。

  • 2024年の豊富すぎる抱負 健康を取り戻し陶芸の展開に励む

    健康を立て直すのが急務。人生で最も危機的に不健康な状況から脱却しなければならない。今年の目玉はスペイン、アメリカへの海外出張と作陶におけるさらなる躍進だろうか。長男が受験勉強に邁進するので適度に話し相手を務めながら、次男を連れ出すことを心掛けたい。 家族 長男の話し相手の時間をしっかりとりつつ、次男を連れ出して遊び学ぶ機会を与えていきたい。犬を迎え入れられるだろうか。 ・親の長寿のお祝い旅行。 ・保護犬シェルターから子犬を貰い受ける。マンゴー殿の喪が明けそうな予感。 ・義理の祖母宅に泊まりにいく。 ・実家帰省時には料理する。 ・姪に服を買う。 ・航空機の整備場社会科見学に行く。 ・国立海洋大学…

  • 2023年抱負の総括

    仕事で人員削減のしわ寄せを目いっぱいに浴びて健康を大いに損ねた年だった。その一方で学習テーマを定めて歴史を学びに佐原や京都へ、自給自足やSDGを学びに栃木へと子連れ旅行に行ったり、陶芸では雑誌に複数回掲載してもらい3つの販売店と契約を交わして委託販売を始めたりと外に向かって大いに広がりを見た。どれだけ仕事が忙しくなろうと旅行と趣味の陶芸はそれなりにやっているのだな。 家族 子供だましの遊びへの付き添いではなく、子供には少し背伸びした世界を一緒に楽しむことで学ぶ機会を与えていきたい。80点。子供の学習的要素の含まれた旅行の楽しみ方ができたように思う。 ・1月鳳明館、西郊ロッヂングなどの有形登録文…

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