雨が降りました 今日も又、お庭にお池が出来ています そんなお池の中で、すみれ草がユラユラと揺れています 傍らの地表では、引き抜いた筈のスギナが 早々と、ツクツクと頭を持ち上げるどころか 天に向かって、4~5cmにもなる栄養茎を立ち上げています 雑草が、雨後に芽...
雨が降りました 今日も又、お庭にお池が出来ています そんなお池の中で、すみれ草がユラユラと揺れています 傍らの地表では、引き抜いた筈のスギナが 早々と、ツクツクと頭を持ち上げるどころか 天に向かって、4~5cmにもなる栄養茎を立ち上げています 雑草が、雨後に芽...
今年も又 小さな妖精達、菫の花々が 庭の彼方此方に姿を現している とてもとても小さくて可愛い妖精達 そんな小さな妖精たちを見付けては悦むでいる そんな小さな妖精を見付けてはひとりひとりに 「 こんにちは 」と聲を掛けて、ひと時の会話を楽しんでいる
雨風に散らされた花弁が 川面に立ちてキラキラと光り 光の乱反射に身をくねらせた 春の酔いが光の洪水の中で覚醒し 光の世界を幻出し水中に其の世界を形創った 幸いなるかな わたしは其れを目撃し感じ取れたのだ
さくら さくら 咲き誇るさくらかな さくらの花の華たる(さくらの)花に 古よりの想ひのこそが漂うて 陽の処に忍ばるる さくら さくら 咲き誇るさくらかな さくらの花の華たる花に 古よりの想ひのこそが漂うて 陽の...
さくら さくら さくら待つ一日一日を 今日はまだか、今日はまだかと 心弾ませての一日を過ごす 咲いた処、在ると聞けば ああ、羨ましいと わたしの処も早く咲いてよと、願うばかり もう、そんなに遠くない近日中に さくらが咲くだろう
春来たりせば君が園 纏う紫のドレスとて凛として 集う宴の菫かな 小さくも在ればこその(花の)妖精
空が好き どんな空が好きかと云うと 青い空が好き 蒼い空が好き 碧い空が好き どの色の空もみんな好き 加えて白い雲が西の青い空に掛かった 夕日に紅く染まった空がとても好き
暖冬と云う名ばかりの冬だと思いきや 色々と趣向を凝らした冬のようで 様々な思いの中に冬も在りて過ごす此の冬の日々 春はもう来たのやら、もう少し先になるのやら
お空にお月さんが浮かんでる お空の天井から吊っているかのように浮かむでる あまり明るくはないけれど いやいや丁度いいくらいの明るさだ そんなお月さんの明かりに照らされて 色んな蔭が浮かむでる お月さんとお話出来るかな
冬の雨は暖かい 今年の冬は殊更に暖かい 不吉 不吉 用心するに越したことはない だからと言って特に何かをする訳でもなく 日常を過ごしてしまっている 昨日などは 北は真冬 南は真夏とは云わないけれど夏日だった 世界中の至る所で戦争が起こり 殺戮が...
寒風、ピューピューと 大地を吹き抜け冷たく冷やす中 晴れ上がった空には ゆったりと太陽が其の王道を昇って行く 冬の太陽は弱々しくも その力はやっぱり偉大だ そんな弱々しく思える冬の太陽の直射日光が 大地を力強く温め その温められた大地がじっくりと大気を温める そんな情景が人...
人は地球上の生命体の頂点に立っているとして 人は神になろうとした 人は知力を極め人の持つ科学技術の粋を使い足掻いた そして人は異形のものと成った
我が友よ 夢をわたしに語らないでくれ わたしは夢を捨て失くした者だ わたしには夢は禁物なのだ 熱く語られると 友よ、君が疎ましくなってしまう そう、わたしは小さく狭い心の持ち主だ 自身の事はよく解っている だからわたしに夢を語らないでくれ
頑張りました 頑張りました あなたの言葉で 頑張りました 頑張りました 頑張りました 昨日も今日も 頑張りました 頑張りました 頑張りました 今日も明日も 頑張ります 頑張りました 頑張りました 何時でも何処でも 頑張りました 頑張りました 頑...
笑っている 怒っている 泣いている 悲しむでいる 笑っている 笑っている 怒っている 泣いている 哀しむでいる 笑っている 笑っている 悩むでいる 考えている 楽しむでいる 笑っている 笑っている 笑っている 生きている
雪ん子 こんこん 雪ん子 こんこん 雪ん子 こんこんこん 降り立ち止まぬ 何処もかしこも 雪ん子だらけ 皆(みんな)皆 雪ん子だらけ わたしの大好きな雪ん子だらけ 明日になったら消えてしまうのだろうか 否々(いやいや)わたしの大好きな雪ん子だらけ ...
咳を一つして コン 咳を二つして コンコン 咳を三つして コンコンコン あっ、風邪引いちゃったあー 咳は二つ迄にしましょうね
永久に咲く 君への想ひこそが 吾が心
遠くして君への想ひは何処ぞにて とは名ばかりの嘯きに乗ずれば 我は直ぐにも君の元へと
我がこそ 君への想ひの証とて 病に負けぬ君を 想ひて
絶ゆまぬ生命への想ひこそ 君への想ひの残り火ぞ
11月27日今日は満月、Beaver Moon って云うんだって 天から吊るされているかのような まん丸な月がポッカリと宙に浮いている わたしをじっと見下ろしながら囁いてくる 「 もう十分だろう。早く楽になりなさい ひとの世の中なんてろくなもんじゃない 」 それでもわた...
碧い空と白い雲が 明けの空の際に昇った紅い太陽に温められ始め 急速に空と雲が滾り始め 紅い中に黒が混じり紅黒くなって空が煮詰まっていく ひとのなりの小ささを思い知らされるまでもなく ひとの始まりのたった一日を目の当たりにして 時を飲み込む間にも空の紅黒さが増している 今日の...
冬が冬とて冬なれば、と云えど クリスマスが正月が顔を覗かせ ひとの心を躍らせる 方や戦争が世界に蔓延り 世界を二分割し互いに牽制し合う 平和か戦争か、と云う段階は過ぎ 戦争一辺倒に傾いている すべて ロシア、中国、アメリカの三大国と それぞれの国に追...
彩る紅葉 深まる秋の暮 青い空も眩しく 時が恨めしい まだ秋と云う季節が在ったのだと 脳裏を掠めた想ひも移ろいて もうすぐ来る冬に 想ひ絶ゆる我為る也
白い紙片に、一言 愛してる 、と書いて テーブルの上に置いた 見てくれるかな 否、当然見るに違いないのだが 良い返事が貰えるだろうか それとも悪意で返されるか 或いは、無視されるのだろうか ちょっとした事で喧嘩してしまった後だから 謝る前にこんな事を」しても駄目だろうか 喧...
笑っている 悲しむでいる 泣いている 怒っている 憎むでいる ツンデレラしている 笑っている 笑っている 知らむ顔している すましている 涙している 哀しむでいる 微笑むでいる 笑っている 愛している
お月さんとわたしはお友達 えっ、どうやってお友達になったのかって? そう、あの日は朝早い時間に起きてしまったものだから 散歩でもしようかなって思って外に出たんだよ 朝の空気は美味しい 数回深呼吸をして、身体の中をそのおいしい空気でいっぱいにして まだお日様が出てくる前だった...
肌寒さと暑さが混在する日が数日続いている 秋と云えば秋なのだろう 十月も半ば迎えつつも 台風が南の洋上を北上しているとは云え 北半球に冬がもう間近に迫っている 秋は秋として 過ぎた夏の熱さを覚えつつ 来る冬の厳しさを憂うのは 人の性為る也
雨がしとしと降ってます 雨がしとしと降ってます こんな雨の日は 外出を控えてのくつろぎタイム お家でゆっくりとティータイムを楽しむで 今日一日を楽しみましょう もし気の合った誰かさんがお暇なら 連絡を取って画面越しのおしゃべりタイム こんな一日が有ってもい...
秋空は高く 天の陽射しはまだまだ強く であれば、風の通しを望むれど其れも無く 秋なのか夏なのか わたしの中ではっきりせずごちゃごちゃと入り混じっている だからと云って、それで何か有る訳でもなく 日々何事もなく暮らしの中に甘むじている
秋在りての悦びか 瞬時成りとも秋は在ると 然れば生命の廻りは種に在るとして 個の生命の悦びは其の一時に在ると也
想ゑばこそのあなた故 我が想ひの底に在りし焦げた想ひのカス 我は煉獄の炎に焼かれむ 時の流れこそ失き想ひの炎故と覚ゆも其の限りとて 此の我身、永久に煉獄の炎に焼かれむも然も在りなむ
紅く燃ゆる山肌は 里の村娘に恋する山神の 想ひ為る也
二重の虹が南南西の空に掛かった 暫くの間鮮やかに掛かっていた 何か良い事でも有りそうな気分が湧いてくる 二重の内の一つの虹が形を崩し 消えようとする前迄に 虹の中に在ると云う虹の国に辿り着きたいと そう思って駆けて行く 人の駆ける速さなんてたかが知れているけれど 全速力で何...
澄みきった青い空に ぽかり ぽかり ぽかり ぽかり ぽっかりと 幾つもの白い雲の塊が ぽかり ぽかり ぽかり ぽかり ぽっかりと けっこう低い処に浮かむでる 青い空の中で強い太陽の光に 白さが強調されて輝やいてる 幾つも幾つも浮かむでる ぽかり ぽかり ぽかり ぽかり ぽっかりと
雨が降ります 降ってます 朝から雨が降ってます 激しく雨が降ってます ざあ~ざあ~ざあ~ ざあ~ざあ~ざあ~ もっと激しい雨がざんざん降ってます ざんざんざん ざんざんざん 何時になったら止むのでしょう 時折雷さんも暴れてます ごろごろごろ ごろご...
キラキラと煌めく楓の瞳が 其の小さな生命の輝きの中で 母為るものを追い求め忙しく動いている 君の生命を守るべきものが其の相応しき盾と成り 君は一つ一つ、生命の輝きを発する事だろう ( 楓佳へ送る )
地球のど真ん中に居るのは人類ではない 地球そのものが生命体なのだ 人類と比べるとあまりに大きな存在だ 大きすぎて人類など無視していたのだろう、地球は 人類は地球上の他の生物達の筆頭であると考え 地球をも思い通りに出来ると考えてしまった 地球は そんな...
青い空が好きだからといって 夏の空が好きとは限らない 夏は好きではない 好きな季節は春と秋 夏と冬は好きではない 多くの人がそうなのだろう だと、わたしもその内の一人なのだろう でも夏か冬のどちらかが好きだという人も多くいるだろう 人、其々 それで何かが...
熱き夏が燦々と 暑いと云うよりは熱い そう夏だ、真夏だ 世界が、否地球が暑い熱い もう手遅れなのだろうか わたしら一般庶民は諦めるしかないが 権力者どもは早く逃げ出した方がいい 地底奥底深くのシェルターか 地球外へか 権力者どもよ早くした方がいいよ 間に合う内に
見てくれた え? 何の事 黒百合よ 咲いていたでしょ 御免 御免 何処に咲いているの? 庭のスモークツリーの根元近くに咲いているわよ 御免 知らなかったよ 見ておくね 妻は珍しい色々な花などをよく育てようとする まさか 黒百合までも植えていたとは 別に妻の...
陽に紅く染まりて 白身のひと切れとて 我が口に入る事失く 遠くは海の浜に在りて 紅く染まるも 語り為せば成る哉
十三夜の月が 美への求愛を語らい 十四夜の月が 其の身を紅く染まらせ 十五夜の月が 白く輝き丸く成りて散らむ 遠き日に 語り部の口より出てしものがたり
出戻りと云えるかどうかは怪しいが 戻ってきた分には優しさを表に出しており 元々出戻りと云う言葉自体にも問題があるのだが・・・ 出戻り梅雨は内に秘めた気性が荒い事も儘ある 今のところ、見た目には大人しそうだ それでもいつ何時、表を返して 刺有る枝をまるで鞭を振る...
雨の粒が 物干し竿横一列に並び 並むだ列の大きな一粒が 地面に跳ねた ピシャッ 降り続く雨 昼間だと云うのに薄暗く 戸外の生活音が、激しさを増す雨にかき消され 異様な静けさを醸し出す 一時後漸く 蛙の鳴き聲が聞こえ出し 世界が元に戻った
雨が ポツリ、ポツリ ポツリ、ポツリ、ポツリ 夜中になって 雨が ポツリ、ポツリ ポツリ、ポツリ、ポツリ 地面を叩き始め 天気予報どうりに 雨が降りだした 寝付いた矢先の静けさの中で 雨音が ポツリ、ポツリ ポツリ、ポツリ、ポツリ 夢の中にまで入...
五月の早い梅雨走り 加えての台風の親分が駆けつけての応援とは 益々活発化するだろう梅雨前線 ( ああ、どうなる事やら ) かと云って早い梅雨明けとも思えない 途中で一休みして 夏が来たような日々が幾日も有り 蒸し暑い日々も続いて 早くても七月中旬、遅ければ七月末の梅雨明けか...
五月、五月は生命溢れる頃 生命為す緑 敵対する人の波 全てが自従の思ひの侭になると考える自尊心を持つものが人 加えて同じ人族の中にも持ち込む差別心が在るものが人 何とも、屑な生命だ 悔い改めよ 他の生命の為に 人は生命の敵 神の贈りもの足る生命 生...
夏、夏が来た 早くも夏がやって来た しかも表面(おもてづら)が酷暑ときた 生命する緑もさぞ辛かろうに 只、降る雨も多い事が生命する緑には救いとなっているのだろう 生命する terra の表皮に巣食う無数の生命達 余りに増殖し過ぎた生命に困った terra は ...
わがせなに おもひとどまるひまもなく ここぞばかりとついせめやらむ なけばなくほどとどのつまりとて なみださえかれはてなきやまむ
五月の青い空 晴れ上がった青い空 そう、五月の空は此の青が似合っている 色々な意味で似合っている 清々しくて良い 商品に例えるのもおかしいが良品だ 売れ筋良品だ わたしも一つ買っておきたいぐらいだ が、そうもいかない 売り物ではないからだ 取り敢えず此の青い空を堪能するとしよう
雨の雫が横一列に並んだ 並んだ内の一つの大きな雫が地面に跳ねる ピシャッ 降り続く雨 昼間だと云うのに 戸外の生活音が降る雨にかき消され 静けさを造り出している そして、漸く蛙が鳴き出した
庭に咲き誇るモッコウバラ うちのミツキさんが咲かせたものです 此のモッコウバラの勢いには脱帽です ミツキさんがコツコツと庭を彼女が思うように造っています 今のあなたは躰が不自由だと云うのに好きなようにやってもらっています でもあなたは土弄りが好きだと云う だからわたしもミツ...
忙しく過ぎる春の日に 想ひは悠々たる時の流れに在りて 瞬き程の花の開きに 美しき花を君と伴に愛でむ 光に浮かぶ其の艶姿に 風すら騒めき立ち狂気に溺れ 纏う花弁を散らさむ也
行く春は短く 花の生命も瞬く程にて 過ぎる春を惜しまむ 年度重なる繰り事為れど 余の想ひは更に募らむ也
春の雨は優しいと云ふ 今日、雨が降っている 冬の冷たさを感じない暖かい雨が降っている 芽吹く数々の生命にとっての恵みの雨だ 春麗の今日、雨が降っている 春雨が降っている 暖かい雨が降っている 此の儘濡れていよう
夜明け前の空に浮かび、西の空を下る下弦の月 空の明るさが増す中、細身の躰がうっすらと浮かび上がっている つい先日のその姿は、ほぼまん丸い躰つきだった それが見る影もない細身になっている ・・・等と思いを巡らしながら時を費やしていると 先程よりも少し細くなっている...
つくつく、つくつくと伸びる杉菜の子 短い春を勤しむかのように伸びている 春をあなたと二人で楽しもうと春麗の土筆摘み 夕餉の春の一品にと二人で土筆摘み 下拵えの煩わしさに負けじと頑張った 出来上がり、更に盛ってみれば何とも稀少なり 二人で何とか食べ分けて 一頻...
春のうららに気もはやり 蒲公英狩りを洒落込まむ 気付けば、くしゃんくしゃんと 嚔も止まらず 涙と鼻水でグシャグシャに ああ、春も真面に楽しめむ
風が春を含み始めると 春の兆しに目敏くなって 此処にも彼処にも春が・・・、と気になって 一つ一つの春を見付ける度に嬉しくなって 啓蟄ではないけれど 暫らく振りに其処らを散策してみよう 今日は天気も良さそうだし 気が変わらぬ内に春を楽しもう
我が子の親に成りたる姿かな 春の陽の温もりの内に 健やかなれ
チリンチリン チリンチリン チリンチリン チリンチリン 軒先に吊るした風鈴が良い音色で鳴いている 何処で聞いたか覚えてもいないけれど 冬の風鈴の音色は寂しいと・・・ 前に住んで居た家に置きっ放しになっていた風鈴を 寂しいだろうと持ってきてしまった 銅製だからとても音...
あなたの暖かい大切な言の葉を わたしの記憶のノートに一枚一枚丁寧に綴り込むでいます あなたの想ひ出と伴に 何時かは居なくなってしまうあなた 其れだけがわたしは恐いのです 出来れば何時までも伴に居たいと わたしはそんなことを何時も考えています
雪虫がチラチラと北風に乗って翔むできた 冬の寒さも強まったり緩まったり 一進一退を繰り返し冬が続いている 春はもうすぐ先の事と云われても、その実感が湧いてこない でもやがては春は来るのだろう 否、春を飛ばして夏が姿をちらつかせてくるのだろうか 春が一瞬でもその姿を表に現すの...
雪が降る 雪が降る 天気予報通り雪が降っている 昔 やはり雪は降っていた 夜の暗さの中で雪が街の灯りを反射し、妙に明るさを保っていた 風は強く雪が上から下ではなく横殴りに降っていた そんな雪道を一人とぼとぼと歩いていた 雪子、彼女の面影が脳裏に浮かび上がっ...
やっちまったなあ。 やっちまったんだよ。 根切虫の奴がやっちまったんだよ。 俺の大事な比奈の作ろうとしているキャベツの根を、 と云うよりも根元の茎を食っちまったんだよ。 それで比奈が怒っちまって、俺に八つ当たりしてくるんだよ。 まあ、八つ当たりと云っても比奈の...
君が名に於いて 君ならばこそ 果てぬ想ひは 月の女神が雫の 光り輝く君に在り ( 注 ) 凍てつく冬の透き通った月は美しい。 其の冬の月の光の雫が地上に降り立つやいなや、 地表に砕け散る様は宝石...
ひさかたの光のどけき春の日に 静心なく花の散るらむ 日向の窓辺の内なる転寝か 今は夢の中
ヘリコプターの飛ぶ音が聞こえている 此処等ではよく飛行機が飛むでいる 空路が近いせいもあるのだが 人族が機械を使って空を飛ぶなんて なんだかなあ~ まあ、今のわたしにはどうでも良い事である 人族は、そうやって文明でも誇ってなさい 人族さん、そうやって幾等威張...
暮れ行く冬空の寒風吹く中 何処かで烏が、カアーカアーと二聲上げた 寒くはないのだろうか 真っ黒な羽に包まれているのだから 余が思ふ程には寒さも感じないのだろう そもそも寒いと云う感覚はあるのだろうか 人族足る余には分かりもしない 否、寒いと云った感覚は有って...
あなたが嬉しそうにしていたら わたしも嬉しくなって あなたが楽しそうにしていたら わたしも楽しくなる あなたが笑っていたら わたしも笑っているだろう あなたが憂いを帯びたなら わたしも憂いに陥り あなたが悲しみに暮れる時 わたしも悲しみに染まってしまうだ...
猫じゃないけれど 陽処ぼっこがしたいなあ~と思って 窓から燦々と射し込むでくる陽光を身体いっぱいに浴びる 陽の温りがじんわりと身体の奥底まで染み入って 心まで温いような気がしてしまう 猫の気持ちが分かるなんて言わないけれど ふと猫になってみたいななんて...
クリスマスにと思って クリスマスリースを作って飾ってもらいましたよ 子供が小さい頃には クリスマスツリーを飾っていましたよ 今は妻と二人に成って ゆっくりとした時を過ごせると良いですね けれど、なかなか落ち着いて居られないが現実です 今年のクリスマスは...
心の言葉の泉の水面に 一滴( ひとしずく )の詩( 言葉 )が放たれると 共鳴した詩( 言葉 )が泉の水面で結び付き 詩( 文章・歌 )と生って泉から溢れ出てくるのだろうか
この水色 ( あおい )の空の向こう側に 太陽が放つ光に乗って翔むで行きたい そうすれば此の空の向こう側から 此の世界を見下ろして あなたを探し出す事が出来るかもしれないね
枯れた風の通り道に風を待つ吟遊詩人が、一人佇むでいた 今の彼は詩(うた)を詠えない 詠えなくなって時も久しい中、 寝付けない或る夜、漸く眠りに付けた夢の中で御告げを受けた 夢の中で天から聲が降ってきたのだ 「 今の汝は詩を詠えない 」 「 このままでは汝は生き...
此処は何処 JAPANじゃなかったのかしら 其処彼処で公安が見張っている CHINAに既に侵略されてしまったのだろうか JAPANは確か、民主主義のようなものを謳っていたよね 今の世にはもう以前の民主主義とか 其れに対しての共産主義とか云うものは存在しな...
昨日の君を残しつつ 今日の君に在りて 明日の君に想ひを走らせよう 今日の之暗き世に在りても 余の君への想ひは果てず 余の想ひを君に残そうぞ
陽は昇る 朝日が昇る 紅く燃える太陽が 天空に向かって駆け昇る
夜の帷が上がろうとしていた 大地に薄く靄が立ち昇り 其の大地を包み込もうとしていた 未だに姿を見せぬ太陽の陣取る筈の東の空が 薄紅をさしたかのように、幽かに紅く染まっていた
夜明け直前の薄青の空に、風( と云う筆 )を使って 濃い墨色の雲で色々なものを書いていく 理解出来るもの、理解の外にあるもの 只単に塗りたくっているようなもの 色々と描きなぐった後 其の作品の全てを、東の空の片端に追いやって 空と云うキャンパスを、一度綺麗さっ...
台風一過 東に昇る 下弦月
白明の月とても 纏う衣の裾引いて 片端の西の山陰に降り立つ迄にと 足に纏い付く裾を払い除け 想ひの儘に心走らせる
真ん丸十五夜お月さん 追いかけても、追いかけても、逃げて行く 西の山陰に隠れるその前に 君の其の尻尾を掴みたい
あはれなり あはれなり ひとのありようはあはれなり ひとかたまりになったひとのあつまり そんなかたまりが、ひとつ、ふたつ、みっつ、・・・・ 100,101、102、・・・10001,1002、・・・1000001、1000002・・・ たくさん、たくさん、いっ...
秋、秋の思ひは尽きる事もなく 一人物思ひに耽りながら 窓外に眼をやると風が強くなっていた 之わたしの安易さを押し退けるかのように 台風がやって来ると云う ああ、やはりわたしは世捨て人なのかもしれない
四季が有った之日本で 其の四季のうち 春と秋は短くなり やがては消失してしまうのだろうか 夜半、夜明け前に 此処数日、秋を感じているわたしが居る わたしがやはり日本人だからなのだろうか もっとも太陽が姿を現す迄の事なのだが・・・
眼の前の山々から流れ落ちる雲の滝 もくもくと川面より立ち昇る雲かと見紛う靄の流れ ああ! 此処にも雄大な景観が有るのだと 思わず道の端に車を停めて、しばらく見入ってしまう 人の眼の届かぬ程、遠い処の秘境に行かなくとも 街の側の何でもない処でも見られるものだと・・...
むかご 何時の間にか庭に居座っていて わたしは、むかごなどは知らなかったのだが、 おみつが知っていた ずうっと以前に、彼女がむかごご飯なるものを炊いてくれた事で わたしに教えてくれたのだ 今まで、単に其の植物の名称だと容易く考えていたのだが そうではな...
百日紅が咲いたよ 白くて小さな花が次から次へといっぱい、いっぱい咲いたよ そして、その小さな花の蕾もまだまだ沢山有るよ 家の百日紅の花は白いけれど まだ木、そのものが小さくて それでも白い小さな花でいっぱいだ 時折車での通りすがりの街路樹に 紅やピンクの花の百日紅を見掛ける...
軒先に風鈴を吊るしてみました 風が出てきて、暑いのに風鈴が良い音色を出しています 銅製のものなので、殊更音色が良いと感じるのでしょう 仕舞って、すっかり忘れていた風鈴です 忙しさにかまけて、すっかり忘れていました すっかり余裕を失くしていたのでしょう リ~ン ...
風の便りさえ無き面映さに 我の手心を風に載せ翔ばさむと也 何処ぞなりとて遣りゆかむ 我は空(くう)に成りての身の上ぞ 何を嘆き世に広めむ也 人の奥底に潜むも 我に在りてこそ
暫らく振りの陽光は 夏の陽射しにしては、それ程に強くもなく かといって弱々しくもなく、太陽は照り輝いている 雲々は風の誘ひに乗って、何処ぞに消え行き 晴々とした青空が、透き通った天空に大きく拡がっていた
夏だと言わむばかりに 其の身体の中に莫大なエネルギーを内蔵して もくもくと天に向かって立ち上がる入道雲 夏らしい夏 そんな表現を使って良いのだろうか 近頃の夏は激情型に変貌しているのだ そして今、わたしは詩情を交え、わたしに...
夢に想ひを込める事が出来るなら 夢の中で生きていきたい 皆が皆 そうではないだろう それではいけないと、わたしもそう思ふ 流れ星にわたしの御願いを掛けて祈ろう 夢の中にわたしを閉じ込めて 夢の中で生きていけたら 其処にわたしの生命は在るのだろうか
赤信号 赤いから赤信号 赤信号は止まれの合図 えっ! 其れは誰が決めたの? お上からのお達しだ お上は絶対だ 守らないとお縄になるぞ 其れは本当なの? 夢の中の物語じゃないのかしら 危ないか、危なくないかは個人が判断し決める事 其れが当たり前の事じゃ...
わがくれの なまにしての そのきみは とわのみのうえぞ
ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐる 羽を回して風を作り出す 最近は色々な機能が付いているのだけれども 基本的には風を作り出す機械だ そして色むな風を作り出している 最近の扇風機はとてもすばらしい まあ、其の辺はそれ相応な価格に反映しているようだが でも...
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雨が降りました 今日も又、お庭にお池が出来ています そんなお池の中で、すみれ草がユラユラと揺れています 傍らの地表では、引き抜いた筈のスギナが 早々と、ツクツクと頭を持ち上げるどころか 天に向かって、4~5cmにもなる栄養茎を立ち上げています 雑草が、雨後に芽...
今年も又 小さな妖精達、菫の花々が 庭の彼方此方に姿を現している とてもとても小さくて可愛い妖精達 そんな小さな妖精たちを見付けては悦むでいる そんな小さな妖精を見付けてはひとりひとりに 「 こんにちは 」と聲を掛けて、ひと時の会話を楽しんでいる
雨風に散らされた花弁が 川面に立ちてキラキラと光り 光の乱反射に身をくねらせた 春の酔いが光の洪水の中で覚醒し 光の世界を幻出し水中に其の世界を形創った 幸いなるかな わたしは其れを目撃し感じ取れたのだ
さくら さくら 咲き誇るさくらかな さくらの花の華たる(さくらの)花に 古よりの想ひのこそが漂うて 陽の処に忍ばるる さくら さくら 咲き誇るさくらかな さくらの花の華たる花に 古よりの想ひのこそが漂うて 陽の...
さくら さくら さくら待つ一日一日を 今日はまだか、今日はまだかと 心弾ませての一日を過ごす 咲いた処、在ると聞けば ああ、羨ましいと わたしの処も早く咲いてよと、願うばかり もう、そんなに遠くない近日中に さくらが咲くだろう
春来たりせば君が園 纏う紫のドレスとて凛として 集う宴の菫かな 小さくも在ればこその(花の)妖精
空が好き どんな空が好きかと云うと 青い空が好き 蒼い空が好き 碧い空が好き どの色の空もみんな好き 加えて白い雲が西の青い空に掛かった 夕日に紅く染まった空がとても好き
暖冬と云う名ばかりの冬だと思いきや 色々と趣向を凝らした冬のようで 様々な思いの中に冬も在りて過ごす此の冬の日々 春はもう来たのやら、もう少し先になるのやら
お空にお月さんが浮かんでる お空の天井から吊っているかのように浮かむでる あまり明るくはないけれど いやいや丁度いいくらいの明るさだ そんなお月さんの明かりに照らされて 色んな蔭が浮かむでる お月さんとお話出来るかな
冬の雨は暖かい 今年の冬は殊更に暖かい 不吉 不吉 用心するに越したことはない だからと言って特に何かをする訳でもなく 日常を過ごしてしまっている 昨日などは 北は真冬 南は真夏とは云わないけれど夏日だった 世界中の至る所で戦争が起こり 殺戮が...
寒風、ピューピューと 大地を吹き抜け冷たく冷やす中 晴れ上がった空には ゆったりと太陽が其の王道を昇って行く 冬の太陽は弱々しくも その力はやっぱり偉大だ そんな弱々しく思える冬の太陽の直射日光が 大地を力強く温め その温められた大地がじっくりと大気を温める そんな情景が人...
人は地球上の生命体の頂点に立っているとして 人は神になろうとした 人は知力を極め人の持つ科学技術の粋を使い足掻いた そして人は異形のものと成った
我が友よ 夢をわたしに語らないでくれ わたしは夢を捨て失くした者だ わたしには夢は禁物なのだ 熱く語られると 友よ、君が疎ましくなってしまう そう、わたしは小さく狭い心の持ち主だ 自身の事はよく解っている だからわたしに夢を語らないでくれ
頑張りました 頑張りました あなたの言葉で 頑張りました 頑張りました 頑張りました 昨日も今日も 頑張りました 頑張りました 頑張りました 今日も明日も 頑張ります 頑張りました 頑張りました 何時でも何処でも 頑張りました 頑張りました 頑...
笑っている 怒っている 泣いている 悲しむでいる 笑っている 笑っている 怒っている 泣いている 哀しむでいる 笑っている 笑っている 悩むでいる 考えている 楽しむでいる 笑っている 笑っている 笑っている 生きている
雪ん子 こんこん 雪ん子 こんこん 雪ん子 こんこんこん 降り立ち止まぬ 何処もかしこも 雪ん子だらけ 皆(みんな)皆 雪ん子だらけ わたしの大好きな雪ん子だらけ 明日になったら消えてしまうのだろうか 否々(いやいや)わたしの大好きな雪ん子だらけ ...
咳を一つして コン 咳を二つして コンコン 咳を三つして コンコンコン あっ、風邪引いちゃったあー 咳は二つ迄にしましょうね
永久に咲く 君への想ひこそが 吾が心
遠くして君への想ひは何処ぞにて とは名ばかりの嘯きに乗ずれば 我は直ぐにも君の元へと
我がこそ 君への想ひの証とて 病に負けぬ君を 想ひて
庭に咲き誇るモッコウバラ うちのミツキさんが咲かせたものです 此のモッコウバラの勢いには脱帽です ミツキさんがコツコツと庭を彼女が思うように造っています 今のあなたは躰が不自由だと云うのに好きなようにやってもらっています でもあなたは土弄りが好きだと云う だからわたしもミツ...
忙しく過ぎる春の日に 想ひは悠々たる時の流れに在りて 瞬き程の花の開きに 美しき花を君と伴に愛でむ 光に浮かぶ其の艶姿に 風すら騒めき立ち狂気に溺れ 纏う花弁を散らさむ也
行く春は短く 花の生命も瞬く程にて 過ぎる春を惜しまむ 年度重なる繰り事為れど 余の想ひは更に募らむ也
春の雨は優しいと云ふ 今日、雨が降っている 冬の冷たさを感じない暖かい雨が降っている 芽吹く数々の生命にとっての恵みの雨だ 春麗の今日、雨が降っている 春雨が降っている 暖かい雨が降っている 此の儘濡れていよう
夜明け前の空に浮かび、西の空を下る下弦の月 空の明るさが増す中、細身の躰がうっすらと浮かび上がっている つい先日のその姿は、ほぼまん丸い躰つきだった それが見る影もない細身になっている ・・・等と思いを巡らしながら時を費やしていると 先程よりも少し細くなっている...
つくつく、つくつくと伸びる杉菜の子 短い春を勤しむかのように伸びている 春をあなたと二人で楽しもうと春麗の土筆摘み 夕餉の春の一品にと二人で土筆摘み 下拵えの煩わしさに負けじと頑張った 出来上がり、更に盛ってみれば何とも稀少なり 二人で何とか食べ分けて 一頻...
春のうららに気もはやり 蒲公英狩りを洒落込まむ 気付けば、くしゃんくしゃんと 嚔も止まらず 涙と鼻水でグシャグシャに ああ、春も真面に楽しめむ
風が春を含み始めると 春の兆しに目敏くなって 此処にも彼処にも春が・・・、と気になって 一つ一つの春を見付ける度に嬉しくなって 啓蟄ではないけれど 暫らく振りに其処らを散策してみよう 今日は天気も良さそうだし 気が変わらぬ内に春を楽しもう
我が子の親に成りたる姿かな 春の陽の温もりの内に 健やかなれ
チリンチリン チリンチリン チリンチリン チリンチリン 軒先に吊るした風鈴が良い音色で鳴いている 何処で聞いたか覚えてもいないけれど 冬の風鈴の音色は寂しいと・・・ 前に住んで居た家に置きっ放しになっていた風鈴を 寂しいだろうと持ってきてしまった 銅製だからとても音...
あなたの暖かい大切な言の葉を わたしの記憶のノートに一枚一枚丁寧に綴り込むでいます あなたの想ひ出と伴に 何時かは居なくなってしまうあなた 其れだけがわたしは恐いのです 出来れば何時までも伴に居たいと わたしはそんなことを何時も考えています
雪虫がチラチラと北風に乗って翔むできた 冬の寒さも強まったり緩まったり 一進一退を繰り返し冬が続いている 春はもうすぐ先の事と云われても、その実感が湧いてこない でもやがては春は来るのだろう 否、春を飛ばして夏が姿をちらつかせてくるのだろうか 春が一瞬でもその姿を表に現すの...
雪が降る 雪が降る 天気予報通り雪が降っている 昔 やはり雪は降っていた 夜の暗さの中で雪が街の灯りを反射し、妙に明るさを保っていた 風は強く雪が上から下ではなく横殴りに降っていた そんな雪道を一人とぼとぼと歩いていた 雪子、彼女の面影が脳裏に浮かび上がっ...
やっちまったなあ。 やっちまったんだよ。 根切虫の奴がやっちまったんだよ。 俺の大事な比奈の作ろうとしているキャベツの根を、 と云うよりも根元の茎を食っちまったんだよ。 それで比奈が怒っちまって、俺に八つ当たりしてくるんだよ。 まあ、八つ当たりと云っても比奈の...
君が名に於いて 君ならばこそ 果てぬ想ひは 月の女神が雫の 光り輝く君に在り ( 注 ) 凍てつく冬の透き通った月は美しい。 其の冬の月の光の雫が地上に降り立つやいなや、 地表に砕け散る様は宝石...
ひさかたの光のどけき春の日に 静心なく花の散るらむ 日向の窓辺の内なる転寝か 今は夢の中
ヘリコプターの飛ぶ音が聞こえている 此処等ではよく飛行機が飛むでいる 空路が近いせいもあるのだが 人族が機械を使って空を飛ぶなんて なんだかなあ~ まあ、今のわたしにはどうでも良い事である 人族は、そうやって文明でも誇ってなさい 人族さん、そうやって幾等威張...
暮れ行く冬空の寒風吹く中 何処かで烏が、カアーカアーと二聲上げた 寒くはないのだろうか 真っ黒な羽に包まれているのだから 余が思ふ程には寒さも感じないのだろう そもそも寒いと云う感覚はあるのだろうか 人族足る余には分かりもしない 否、寒いと云った感覚は有って...
あなたが嬉しそうにしていたら わたしも嬉しくなって あなたが楽しそうにしていたら わたしも楽しくなる あなたが笑っていたら わたしも笑っているだろう あなたが憂いを帯びたなら わたしも憂いに陥り あなたが悲しみに暮れる時 わたしも悲しみに染まってしまうだ...
猫じゃないけれど 陽処ぼっこがしたいなあ~と思って 窓から燦々と射し込むでくる陽光を身体いっぱいに浴びる 陽の温りがじんわりと身体の奥底まで染み入って 心まで温いような気がしてしまう 猫の気持ちが分かるなんて言わないけれど ふと猫になってみたいななんて...