私はあまり疲れたという感じになることはなかったのですが、新型コロナで肺炎になって以降は少し歩いただけできつい感じが出ています。これは肺機能が低下してしまったためですが、脳の健康が悪化することにより、意図的に身体が疲れた状態を作り出してしまうことがあるようです。脳に関わる健康及びエネルギーの問題は、元をたどると「神経炎症」と「血液脳関門の漏れ」に行きつきます。脳には全長600キロに及ぶ血管がつながっていて、酸素と栄養素をを脳に届けると同時に、代謝廃棄物を脳から運び出しています。この長い血管は、不必要な分子が脳の中に漏れ出さないように血液脳関門でコーティングされています。血液脳関門はいわば脳を守る門番と言えるようです。血液脳関門は外部の悪い物質、毒素、病原菌、誤った免疫細胞などから脳を守るのに欠かせません。一...疲れた状態を作り出す「慢性神経炎症」とは