インターリュード

過ぎゆく過去に未練などないさ 俺達はJourney Boy人生最大のイベントであるから、旅を終えてもあれこれとその後を語ってみたものの、そろそろ本ブログの趣旨から外れるのでこの辺りにしておこう。原則（あくまでも原則）、今後の更新の予定はない。日本一周は大冒険旅行だ。

海の見える街 ～ランボー怒りの地元散策

肩を落とした鉄の背中が続く・・・2015年7月。海の見える、坂の多いこの街は決して天国ではない。「俺たちは・・・消耗品だ。」－ 消耗品？「パーティー会場から消えても誰も気がつかない・・・そんな人間さ。」－ ・・・・・・。「そろそろ戻ろう。まだ作業が残っている。

誰もが、生きるために働いている

2015年2月15日、北海道札幌市。あの日、三重県の伊勢志摩で出会った北海道出身の日本一周男が再び集まった。苦労話、自慢話・・・これは、経験者同士にしかわからない。深夜まで話は尽きない。道中、同業者に多数会ってもはや「珍しくもなんともない存在」となった日本一周の

うつしよはゆめ、よるのゆめこそまこと

ピンと張り詰めた11月の風は、冷たく、痛いほどだ。半年間にわたって長い旅を続けた私が国道5号線を札幌から小樽方面へ走っていた時。見慣れた景色が流れていき、奇妙な感覚に陥った。まるで・・・昨日の晩も家で寝ていたような・・・。帰って寝る。死んだように。目が覚めて

家路

沖縄で修理したヘッドライトのスイッチが、再び壊れてしまった。スーパー台風の塩分か、あるいは振動か。フタを開けると、ハンダが剥離している。またか。親戚宅の隣はバイク屋なので、この際完全に修理してもらうために部品を発注する。スイッチをASSY交換となれば、それな

波紋

自分自身の価値を決めるのは、何だかんだ言って自分ではないのだろう。自分はすごい、普通、駄目・・・そんなことはあくまでも相対的な基準であり、絶対的な指標は存在しない。2014年10月29日。従兄弟とツーリングに行く。とはいえ、あまり遠くに行くわけではない。今回目指

東京砂漠

私の携帯電話というものは滅多に鳴らないのだが、たまには鳴ることがある。同郷で、小中学校時代の同級生のこの男、仮にHとするが・・・。時折心配して電話をかけてくれていたのだ。あまり頻繁だとうざくなるのだが、うまい具合の間隔を開けてくれる。九州にいた頃、電話でと

CBR954RR

2014年10月23日、神奈川県逗子市。奈良からひたすら降り続けた雨も、どうやら止んだようだ。従兄弟の休みにちょうど合わせた雨だった。「雨止んだって、もう夕方じゃん！今から何処か行くって言ってもなー。横須賀行って映画でも観る？」ー  レンタルな。カネないから。そん

東海道

2014年10月20日。大阪は、恐ろしい所だ。なんで神戸から2時間もかかるんだ？あと、理由はもう一つ。人口の半数が、「大阪のおばちゃんと、将来大阪のおばちゃんになる人」だからだ。自転車に傘を付ける金具は、他所にはありませんからね？ちなみに豹柄の服も売っていません。

夜鷹

2014年10月18日。関門海峡を越え、山口県に入れば、あとは国道2号線をひたすら走るだけだ。壇ノ浦は、平家滅亡の地。また、下関戦争の古戦場でもある。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。泣いても笑っても、人の心とは関わりなく季節は移り変わるものである。ほんの数日