chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 安倍晋三の起源

    今月の二十日に安倍晋三の首相在任日数が桂太郎を抜いて歴代一位になるという。ちょっと普通ではないですよ。桂太郎というのは日露戦争時の総理大臣であり、日露戦後は西園寺公望と組んで政権を交互に担当して、明治大正にまたがり3度も総理大臣になったという人物です。

  • 坂口安吾 「暗い青春」 を読む

    坂口安吾、昭和22年の評論。安吾には長島萃(ながしま あつむ)という友人がいた。戦前の衆議院議員、長島隆二の子息であった。彼は若くして脳炎で死んだのだけれども、この長島萃をめぐる安吾の文章には一種異様な迫力がある。こんな感じ、「彼の死床へ見舞つたとき、そ

  • 竹内好「近代の超克」から太平洋戦争の原因を考える

    竹内好は戦前戦後の中国文学者.評論家です。日本の中国観には、中国は遅れた国であるという侮蔑感、遅れているはずの中国は実は巨大な国であるが故の侮蔑感を裏返した恐怖感、同じアジアの一員であるという親近感、この3つがあるという。言われてみれば、これは現代で

  • 韓国はなぜ反日にこだわるのか?

    韓国はなぜ反日にこだわるのでしょうか?結論から言うと、韓国においては「反日」が韓国社会の一体性を保つための中心概念になっているからです。集団や組織内での価値の源泉というのは、突き詰めて考えるとその一体性ということになります。人間の場合、人間社会の一体性とい

  • 立花孝志現象を二.二六事件から考える

    立花孝志氏が「NHKをぶっ壊す」というのをスローガンに、今注目を集めています。立花孝志氏の論理は鉄壁で、既存の価値体系内ではほとんど反論不可能です。これをどうすれば処理できるかというと、結論から言えば、国家権力は立花孝志氏に譲歩するしかないでしょう。幸いなこ

  • 立花孝志は何故無敵なのか

    知性の代弁人であるところの大手マスメディアのコメンテーターが立花孝志氏の論理に全く太刀打ちできないのは何故でしょうか。NHKから国民を守る党の立場孝志氏が参院選で議席を得て、テレビに出演するようになりました。結果、テレビのコメンテーターをなで斬り状態にな

  • 魯迅 「狂人日記」のあらすじと解説

    魯迅の「狂人日記」は、主人公が美しい月を見ることによって狂い始めるところから始まります。「狂人日記」の冒頭。「今夜は大層、月の色がいい。俺は三十年あまりも月を見ずにいたんだが、今夜見ると気分が殊ことの外ほかサッパリして、前の三十何年間は全く夢中であっ

  • 大正から昭和初期までの歴史を分かりやすく紹介します

    大正3年に始まった第一次世界大戦は大正7年に終わります。日本にとって第一次世界大戦は天祐で、景気が過熱し成金が大量に発生します。戦後日本で言えば、1980年代冷戦末期におけるあの大バブル期みたいなものです。大正7年時の総理大臣は原敬です。原敬は当時の大政党

  • 北一輝 日本改造法案大綱のマニフェスト

    日本改造法案大綱大正十二年五月1 華族制廢止2 貴族院ヲ廢止3 普通選拳4 私有財産限度。日本國民一家ノ所有シ得ベキ財産限度ヲ壹百萬圓トス5 私有地限度。日本國民一家ノ所有シ得ベキ私有地限度ハ時價拾萬圓トス6 私人生産業限度。私人生産業ノ限度ヲ資本壹千萬圓トス7

  • 丸山眞男 「超国家主義の論理と心理」 要約と解説

    丸山眞男の「超国家主義の論理と心理」は昭和21年発表です。「超国家主義の論理と心理」では、戦前日本の超国家主義を分析することで、なぜ日本は太平洋戦争であのような惨敗を喫したのか、を明らかにしようとしています。しかしこの論文の面白いところは、過去の日本につ

  • 「ジャイロスコープ」 あらすじと意味の解説 【伊坂幸太郎】

    「ジャイロスコープ」は7つの短編から成る短編集です。【目次】1 浜田青年ホントスカ2 ギア3 二月下旬から三月上旬4 if5 一人では無理がある6 彗星さんたち7 後ろの声が聞こえるジャイロスコープ (新潮文庫)新品価格¥594から(2019/4/17 00:18時点)【1

  • 「火星に住むつもりかい?」 あらすじと意味の解説 【伊坂幸太郎】

    ネタバレあります【「火星に住むつもりかい?」 あらすじ】舞台はいつものように仙台です。警察内部に「平和警察」という部署が新設されています。平和警察は、昔の特高や今の公安をもっとたちの悪くしたような部署です。平和警察は市民を互いに密告させあい、密告を手

  • 「首折り男のための協奏曲」 あらすじと意味の解説 【伊坂幸太郎】

    「首折り男のための協奏曲」は、題名に協奏曲とあるし、文庫本の裏の解説に、「二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る」と書いてあるので、伊坂幸太郎らしい連作短編集なのかと思っていたのですが、実際に読んでみると、短編を寄せ集めた「短編集」でし

  • 「夫子(ふうし)の道は忠恕(ちゅうじょ)のみ」 について 論語

    夫子(ふうし)の道は忠恕(ちゅうじょ)のみとは、「先生の道はまごころのみ」という意味。しかしこれは孔子の言葉ではなく、孔子の弟子の曾子の言葉である。里仁第四の十五の全文をあげてみる。子曰わく、参(しん)よ、吾(わ)が道は一(いち)以(もっ)て

  • 結婚できなかったオジサンについて

    オジサンが結婚できなかったのは自己責任ばかりではないよ、という話

  • 「PK」 あらすじと意味の解説 【伊坂幸太郎】

    PKは、「PK」「超人」「密使」の3つの短編から成る連作短編集です。「PK」と「密使」では同じ時期の同じ人物が書かれています。しかし2つの世界は微妙に異なっています。そのことなっている理由が、「密使」で語られる、という構成になっています。【「PK」あらすじ】1 サッ

  • 仮想通貨は死んでいる

    仮想通貨は死んでいる話

  • 「ポテチ」 あらすじと意味の解説 【伊坂幸太郎】

    「ポテチ」は短編集「フィッシュストーリー」に掲載されています。【「ポテチ」 あらすじ】今村と大西は恋人同士で、コンビで空き巣を生業としています。今村が男性で、大西が女性です。物語は、今村の視点で進んでいきます。今村は、母親の血液型がAB型で、自分の血

  • プラトン 洞窟の比喩 を解説します

    プラトンの洞窟の比喩の意味を簡単に解説すると、「より合理的な考え方をしましょう」みたいなことになります。【洞窟の比喩とは】ウィキペディアには、「洞窟に住む縛られた人々が見ているのは「実体」の「影」であるが、それを実体だと思い込んでいる[1]。「実体

  • 梶井基次郎 「檸檬」 檸檬を丸善においてくる意味の探求

    梶井基次郎 「檸檬」 檸檬を丸善においてくる意味の探求

  • 「フィッシュストーリー」 あらすじと意味の解説 【伊坂幸太郎】

    短編集の「フィッシュストーリー」から、表題作のフィッシュストーリーを紹介します【フィッシュストーリーあらすじ】小説内では、時系列がバラバラに、4つの物語が語られていてます。時間を古い順番に並べなおして、あらすじを書きます。35年前一応プロなのですが売

  • 新元号は「令和」 出典は万葉集だって

    magaminのユーチューブ「平成」の名前の由来は、『書経(偽古文尚書)』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」からで「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味「昭和」の由来は、四書五経の一つ書経堯典の「百姓昭明、協和萬邦」(百姓(ひゃくせい)昭明にして、

  • 小説をなぜ面白いと感じるのか 伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」の場合

    物語の形式というのは以下の4つになります。1 神話2 悲劇3 ポリフォニー(多声的)小説4 モノローグ(独白的)小説それぞれにそれなりの面白さがあります。歴史的に小説世界は、1から4の形式に順次移行していったと考えられます。これが物語の進歩であるか、堕

  • 【立花孝志研究】 NHKをぶっ壊そうと決意した理由

    【立花孝志氏がNHKをぶっ壊そうと決意した理由】立花孝志氏は、2004年7月NHK本部編成局(経理)に異動になって、2005年の7月にNHKを退職しています。この一年に何かがあったということです。以下の動画によりますと、2005年3月24日に、NHKから「NHKを潰さないといけ

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、magamin1028さんをフォローしませんか?

ハンドル名
magamin1028さん
ブログタイトル
maminの雑記ブログ
フォロー
maminの雑記ブログ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用