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風の遊子の楽がきノート https://blog.goo.ne.jp/kyuukazan

定年から10年余。趣味のお絵かきや街歩き、仲間たちとのふれあいの成果を、水彩画やエッセーで。

水彩画を趣味にしたのは、子供のころ苦手だったことに挑戦してやろう、が動機。カルチャーセンターの教室に通ったり、出会った多士済々の仲間たちとの「課外研究」を楽しんでいます。雑記は70代の目線で、エッセー風に。 ブログタイトルの「風の遊子の楽がきノート」は、旅人を意味する「遊子」のように気ままに書き、描いていこうというわけです。

風の遊子
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2013/10/01

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  • 楽描き水彩画「食事するカバ」

    どの動物でも一番満足げな表情は食事の時。まさに「黙々と」です。描いたのは東山動物園の食事中のカバ。刈り取ってから余り時間が経っていない青草を、大きな口に入れています。ホームページなどによると、カバの食事のメニューは青草の他に干し草やオカラ、ニンジン、サツマイモ、リンゴなどのようです。楽描き水彩画「食事するカバ」

  • 楽書き雑記「ダッチアイリスとシャガ」

    名古屋市農業センターの宿根草園でも初夏の花が咲き始めました。まず66の属からなるアヤメ科の代表格・アヤメ属のダッチアイリスとシャガです。ダッチアイリスはオランダアヤメの別名もあり、いろんな種を掛け合わせて開発された園芸種。。白、黄、紫などの花は優しく清楚な感じで、「私はあなたにすべてをかける」といった花言葉も。シャガは中国東北部の原産の帰化植物。寒暖や日照の過不足にこだわらず、病害虫にも強くて繁殖力も十分。白地に青い斑点とオレンジの模様が鮮やかです。 楽書き雑記「ダッチアイリスとシャガ」

  • 楽書き雑記「ドウダンツツジとボケ」

     名古屋市農業センターの花木園で、寄り添うように咲く白いドウダンツツジと真っ赤なボケです。ドウダンツツジは日本や台湾の原産。小さな壺の形をした白い花が、高さ3㍍前後で小枝3方に伸びてこんもりした樹形を覆うように咲いています。まさにプラネタリウムの満天の星のようで、秋の紅葉もひと際赤く魅力的。そのためか、ドウダンツツジを漢字では灯台躑躅(つつじ)とか満天星躑躅と表現するほどです。ボケは中国から平安時代より前に渡来。日本が原産のクサボケよりは樹高、花径とも大きめで、大正期にちょっとしたブームになり200種を超える園芸種が生まれたそうです。  楽書き雑記「ドウダンツツジとボケ」

  • 楽書き雑記「トサミズキの花」

    地面から何本もの幹が伸びる樹高3㍍前後の株立状樹形の枝に、幾つもの黄色い花穂。トサミズキ(土佐水木)が名古屋市農業センターでも咲いています。先日掲載した同センターのヒュウガミズキ(日向水木)と共に東アジアの原産。ただ、日本での分布地はヒュウガミズキが日向(宮崎県)とは関係なく兵庫県や京都府、福井県などの日本海側ですが、土佐水木の分布地はれっきとした土佐(高知県)を中心とした四国。しかも僕の故郷である四万十川沿いの山地が代表的な自生地とあって、開花を楽しみにしている花です。またヒュウガミズキが半日陰でも育つのに、トサミズキは日照が少ないと花の色が褪せるとか。花穂はヒュウガミズキよりトサミズキが長いようです。楽書き雑記「トサミズキの花」

  • 楽書き雑記「ソラマメの花」

    緑の葉の中に白と紫紺の可愛い花が幾つも覗いています。名古屋市農業センターの野菜畑で目にしたソラマメ(空豆)の花に、70年も前の少年時代の記憶が蘇りました。莢(さや)が青空に向かって伸びるからこの名が付いたと言われますが、少年時代を過ごした高知ではソラマメを「トマメ」と呼んでいました。念のためネットで調べると「とまめ(唐豆=そらまめ)」とあり、地域によってはこう呼んでいたと書かれていました。食べ方も近年のような塩ゆでではなく、硬くなって収穫した豆を煎り口にするのが一番。ポケットに詰め込んでポリポリやり、ソラマメの花言葉通り「永遠の楽しみ」のひとつでした。高齢になっても売り場を探して手に入れ、家族のひんしゅくを買いながら味わっていましたが、歯が1本2本と減り「中断」している昨今です。楽書き雑記「ソラマメの花」

  • 楽書き雑記「この時期この花壇・鶴舞公園」

     今回は名古屋・鶴舞公園の緑化センター前広場にある花壇です。学生らが手入れなどをしている花壇やベッド状の立体花壇、岩を重ねた花壇など。チューリップやクリスマスローズなどの草花が楽しませてくれています。楽書き雑記「この時期この花壇・鶴舞公園」

  • 楽書き雑記「名古屋市農業センターのサクラ」

    名古屋もやっとサクラ日和の週末を迎え、近くの農業センターのサクラを見てきました。ここのサクラは数多くはありません。でもサクラを見ながら竹藪や雑木林、宿根草園、野菜畑、乳牛牧場などを歩くのはここならでは楽しみです。それに、今年は閉園して進められていた本格的なリニューアル整備が完了して、最初のシーズン。改築された牛舎などを見学、新しく設けられた軽食とジェラードの店で食事を挟んでのお花見となりました。楽書き雑記「名古屋市農業センターのサクラ」

  • 楽書き雑記「ビバーナムとシキミ」

    名古屋市農業センターの散策路を分け入ると、派手さはありませんが半日陰でも咲くビバーナムとシキミの白い花が目を引きます。ビバーナムは日本を含む東アジアや南欧など幅広く分布し、和名ではガマイズミと呼ばれるそうです。蕾の段階では赤やピンクに見えるのに、コデマリのような真っ白な花が咲くのには驚かされます。枝先に乳白色の花を咲かせるシキミ。仏事に使われ線香や抹香の原料にもなりますが、シキミの名は「悪しき実」からついたといわれるほど、全体に強い毒性があるそうです。ビバーナムシキミ楽書き雑記「ビバーナムとシキミ」

  • 楽書き雑記「散策路を黄色で飾るレンギョウとヒュウガミズキ」

    名古屋市農業センターの散策路を黄色で飾るレンギョウとヒュウガミズキ(日向水木)です。いずれも低木。レンギョウは中国から1680年代に渡来したといわれ、左右に伸ばした枝いっぱいに鮮やかな黄金色に目を引かれます。ヒュウガミズキは同じ黄色でもやや控えめな淡い感じ。花も直径1㌢、長さ2㌢ほどの小柄で下垂れした花を咲かせています。日向というと九州の宮崎県を連想しますが、この花の原産地は近畿から北陸にかけての日本海側です。レンギョウヒュウガミズキ楽書き雑記「散策路を黄色で飾るレンギョウとヒュウガミズキ」

  • 楽書き雑記「ハナノキの花」

    名古屋市農業センターで、ノッポの樹に似合わぬ小さな深紅の花を枝いっぱい咲かせているハナノキ(花の木)です。愛知、岐阜、長野の各県に限られた地域に分布する日本固有種。ハナカエデとも呼ばれています。氷河期の生き残りとかで樹高が20~30㍍になる高木。絶滅危惧種です。楽書き雑記「ハナノキの花」

  • 楽書き雑記「クサボケとジンチョウゲ」

     寒暖の繰り返しが落ち着き、久々に名古屋・鶴舞公園に出かけると脇役的存在のクサボケ(草木瓜)やジンチョウゲ(沈丁花)も春本番を謳歌していました。クサボケはバラ科ボケ属の一員。当然ボケとそっくりですが、ボケが中国原産に対し、クサボケは日本原産。花や丈のサイズがクサボケよりボケの方がひと回り大きく、牧野富太郎も小型の方に「クサ」の冠をつけたようです。ジンチョウゲの肉厚の花弁に見える部分は咢が変化したものだそうで、芳香を放ちキンモクセイ、クチナシと並ぶ三大香木のひとつ。花言葉は永遠、不死、不滅とか。クサボケ ジンチョウゲ楽書き雑記「クサボケとジンチョウゲ」

  • 楽書き雑記「松葉が3本のテーダマツ」

    マツの葉と言えば針金のように細長い2本の葉を思い浮かべますが、3本の葉もあるのですね。名古屋市農業センターの農業指導館前にある2本立つ「テーダマツ」。長さも普通のマツの2倍以上あり、ボリュウム感たっぷりです。テーダマツは北米東部の原産で、アーカーソン州のシンボルツリー。アカマツのような赤みを帯びた樹皮はさらに粗々しく、樹高も高いのは30㍍を超えるそうです。楽書き雑記「松葉が3本のテーダマツ」

  • 落書き雑記「ヒメオドリコソウ」

    草散歩道の草むらも野に咲く花で賑やかになってきました。今回はヒメオドリコソウ(姫踊子草)]。先に掲載したホトケノザ(仏の座)の傍らで、まるで姉妹のように咲いています。2つは確かによく似ています。同じところで同居するかのように生息、草丈や開花時期もほぼ同じ、どちらも1㌢あるかないかのピンクの花。もちろんよく見れば花や葉の姿形にも違いがありますが、遠目には「そっくりさん」です。花言葉はホトケノザが「調和」や「小さな幸せ」など落ち着いた姉の感じ。ヒメオドリコソウは「春の幸せ」「陽気」「愛嬌」など妹を感じさせます。 しだれ梅の古木の根元にもヒメオドリコソウ(左)とホトケノザ(右)が同居。白い花はハナニラです。落書き雑記「ヒメオドリコソウ」

  • 楽書き雑記「ハナニラとユキヤナギ」

    開花ラッシュの春本番。名古屋市農業センターでも、ハナニラとユキヤナギが満開を迎えました。ハナニラが咲いているのは、先日まで花見客で賑わった梅園。林立する古木の足元を、白や淡い青、ピンクの星形の花で埋めています。南米アルゼンチンの原産で鑑賞用に導入。球根が放りっぱなしで増え、病害虫にも強いとあって広がりました。ユキヤナギは日本原産。細い1~2㍍の枝に純白の小さな花をびっしり付けて垂れる姿は、名前の通り。公園には欠かせない花のひとつです。ハナニラ ユキヤナギ 楽書き雑記「ハナニラとユキヤナギ」

  • 楽書き雑記「ハクモクレンとシデコブシ」

    名古屋市農業センターの花木園に並ぶハクモクレンとシデコブシが、ほぼ満開になりました。ハクモクレンは中国南部が原産。葉より先に花が開き、純白でやや肉厚の花を上向きに咲かせる姿に圧倒されます。花言葉も気高さ、荘厳など。シデコブシは日本の固有種。自生は東海3県(愛知、岐阜、三重)に限られ、開発などによって一時はレッドリストの絶滅危惧種に指定されていましたが、自治体や住民の保護活動によって準絶滅危惧種になっています。花言葉は友情、友愛など。楽書き雑記「ハクモクレンとシデコブシ」

  • 楽書き雑記「黄金色のサンシュユが満開」

    名古屋市農業センターでサンシュユ(別名・ハルコガネモチ)が満開です。中国北部の原産でミズキ科ミズキ属。別名は葉が出る前に黄金色の花を枝一面に咲かせることから牧野富太郎が付けたそうです。実が滋養強壮や不眠症などの生薬や果実酒として活用されています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・名古屋市農業センターが昨年春から進めていたリニューアル整備事業のうち、残っていた牛舎などの工事が終わり23日からオープンされます。楽書き雑記「黄金色のサンシュユが満開」

  • 楽書き雑記「横綱ソメイヨシノの先導役」

    横綱ソメイヨシノの土俵入りを先導するオオカンザクラとシナミザクラ。名古屋市農業センターの花道でも並んで立ち、満開の姿で横綱の登場を待っています。2つはよく似ていますがオオカンザクラが薄紅色でややうつむき加減、明治期に中国から渡来したシナミザクラは雄しべがやや長いのが特徴のようです。ウエザーニュースによる名古屋のサクラの開花予想日は3月23日、満開予想日は4月1日となっています。楽書き雑記「横綱ソメイヨシノの先導役」

  • 楽書き雑記「常緑を覆う赤いアセビ」

    やや薄暗い半日陰の庭が似合うアセビの花。白と赤があり、白はよく見かけますが、今年は初めて赤いアセビが咲く姿を名古屋・鶴舞公園で目にすることができました。アセビは日本や中国・雲南省などの原産。木全体に毒性があるといわれ、馬が食べると足取りが酔ったようになることから漢字では「馬酔木」と書くほど。他の動植物を寄せ付けないので庭木として広がったようです。鶴舞公園で咲いているのは鶴々亭前の庭。ドウダンツツジに似た壺型の小さな花がボリュウム感のある穂状になって、常緑の葉を覆うように咲いています。花言葉は「献身」だそうです。楽書き雑記「常緑を覆う赤いアセビ」

  • 楽書き雑記「木花の主役がツバキに」

    公園を彩る木花の主役がサザンカからツバキにバトンタッチ。名古屋の鶴舞公園を訪ねると、まだ花数は多くありませんが赤、白、ピンクの花々が迎えてくれました。言うまでもなくツバキは日本原産。種子(椿油)や木材は縄文時代から生活に利用され、約1300年前の文献に「椿」の文字が見られるとか。渡った欧米でも愛されて多数の園芸種があるそうです。花言葉は「誇り」など。花の色による言葉もあり、赤は「謙虚な美徳」、白は「完璧な美しさ」、ピンクは「慎み深い」などだそうです。楽書き雑記「木花の主役がツバキに」

  • 楽描き水彩画「名古屋市農業センターのしだれ梅園」

    名古屋市農業センターのしだれ梅園を描いた1枚です。私の場合、花そのものにフォーカスすることが多いのですが、今回は園内の逆光の風景を描いてみました。今年は暖冬とあってしだれ梅も例年より10日ほど早く開花、しだれ梅まつり(3月20日まで)の終わりを待たずにピークに達しました。次は桜の出番。ウエザーニュースによる名古屋・鶴舞公園の開花予想は、3月21日となっています。楽描き水彩画「名古屋市農業センターのしだれ梅園」

  • 楽書き雑記「ツクシとも出会いました」

    散歩道でまた春の使者と出会いました。ツクシ(土筆)です。他の使者と同様に例年より早いようです。数年前までツクシ摘みは楽しみのひとつでした。車を走らせ、水田地帯や河川堤防へ。木曽川の堤防では30㌢ほどもあるジャンボツクシを摘みました。子どものように時の経つのを忘れ、ビニール袋いっぱいに。周りを見渡すと「同好の士」の姿や家族を何人か見かけたものです。帰宅すれば、僕一人の役目として押し付けられたツクシの袴取り。袴の内側に砂や土が入っていることが多いからですが、こちらも爪を黒くしながら黙々と続けました。もう一度ツクシ摘みを・・・。でも、足腰からはOKが出ないでしょうね。楽書き雑記「ツクシとも出会いました」

  • 楽描き水彩画「世界の子どもたちによる手づくりおもちゃ館『海賊船』へ」

    木の皮や針金、紙などを素材に、世界の子どもたちが思い思いに手づくりしたおもちゃが狭い通路いっぱいに並びます。ここは水彩画教室が屋外スケッチ会で出かけた愛知県日進市にあるNPO法人「海賊船」。僕は所用で出席できず後日訪ねたのですが、子どもたちの個性豊かな発想力と表現力、創造力に魅入りました。海賊船のホームページなどによると、海賊船は館長を務めた川合英治さん(故人)が、子どもたちに自分で考える力や失敗を乗り越える力を養う場にしようと45年前に開設。子どもたちが創作を楽しむ工房と、川合さんが世界の約70カ国を回って収集した子どもたちによる手づくりおもちゃを中心に数千点を展示しています。さほど広くないギャラリーに、木や竹、草、紐、新聞紙、厚紙、針金、金属パイプ、瓶の栓、クッション材、廃材などを素材にして作った飛行...楽描き水彩画「世界の子どもたちによる手づくりおもちゃ館『海賊船』へ」

  • 楽書き雑記「散歩道のホトケノザ」

    春の使者のひとつ、ピンク色の小さな花。ホトケノザ(別名・三階草)です。散歩道にある畑地の脇で見かけましたが、これほどの群生状態に出会ったのは初めてです。春の七草にも同名の植物がありますが、全くの別物。こちらのホトケノザは雑草扱いされながらも、可愛い姿にかがみ込んでカメラに収めたくなります。シソ科オドリコソウ属。地上を這う20㌢前後の茎に葉が襟巻のように付き、その付け根に筒状の唇形の花を咲かせます。ホトケノザの名の由来は葉が仏が座る台座に似ていること、別名の三階草も葉が三段階になっているからのようです。花言葉は輝く心、小さな幸せだそうです。楽書き雑記「散歩道のホトケノザ」

  • 楽書き雑記「この時期この花壇=名古屋・名城公園」

    久しぶりに名城公園を訪ねると、フラワープラザを囲む花壇ではチューリップやクリスマスローズ、パンジー、ビオラ、八重咲ストック、アリッサムなどが早い春の訪れを歓迎するように花数を増やしていました。今咲いているチューリップは「アイスチューリップ」。球根を冷凍、冷蔵して冬を感じさせて植えることで春が来たと勘違いして開花を急がせる栽培方法ですが、気温はまだ低いので普通の栽培より長く咲くそうです。障害のある人らがかがまなくても花を身近に見ることができる「レイズドベッド」には、エリカやプリムラジュリアンなどが寄せ植えされていました。楽書き雑記「この時期この花壇=名古屋・名城公園」

  • 楽書き雑記「ミモザが開花」

    名古屋・名城公園のフラワープラザの裏庭で、黄色の花一色で染まるミモザの開花が始まっています。イタリアでは女性の社会的地位向上のため3月8日を「女性の日」としており、「ミモザの日」とも呼ばれるそうです。この日イタリアでは男性が妻や母親に感謝を込めてこの時期に咲く最も美しいミモザの花を贈る習わしだからです。またこの日は女性の平等な社会参加を目ざす「国際女性デー」でもあり、黄色が国際女性デーのシンボルカラーになっています。イタリアのようにミモザを贈る習慣が世界に広がるといいですね。ミモザの花言葉は黄色の花は「秘密の恋」、オレンジ色の場合は「エレガント」だそうです。楽書き雑記「ミモザが開花」

  • 楽描き水彩画「しだれ梅と鳥」

    名古屋市農業センターのしだれ梅園も見ごろから満開へ。咲き揃う花を見上げると、ウグイス、ムクドリ、ヒヨドリなどの鳥たちが蜜を求めて忙し気に樹間を飛び交っています。今回は枝垂れる花と、鳥が枝に止まってひと休みしている様子を描きました。鳥がヒヨドリかムクドリかの断言はできませんが、くちばしが黒くて胸が白い斑点状に見えることや尾羽が長いことなどからヒヨドリのようです。楽描き水彩画「しだれ梅と鳥」

  • 楽書き雑記「庭の花木も春色に」

    我が家の狭い庭の鉢植えや露地植えにも春色が増えています。といっても、オキザリスやパンジー、それに開花の盛りを過ぎたウメやサザンカなど定番ばかり。しかも世話のほとんどは家内任せなのに毎朝、様子を見に庭へ出ています。紅梅は何年か前「盆栽に」と買ったものの、手入れを怠り露地植えにしたもの。伸び伸びとした姿にホッとしています。スイセンも踏み固まった地面の一角で、増えもせず減りもせず例年通りの開花。「周りに少しクワを入れてやるべきかな」と思っています。2月になって咲き始めた夏越しの鉢植えシクラメンの花数は一気に増え、3倍近い30本余になりました。楽書き雑記「庭の花木も春色に」

  • 見ごろで迎えた名古屋市農業センターのしだれ梅まつり

    名古屋市農業センターのしだれ梅がご覧の通り。恒例の「しだれ梅まつり」も見ごろで迎えました。紅色やピンクを中心に12品種約700本。今年は暖冬とあって2月の上旬には開花が始まり、中旬になると一気に花数が増えました。こんなに咲いてまつりを迎えたのはあまり例がないほどです。まつりは3月20日(水・祝)まで。ショーや野菜の販売などさまざまなイベントが企画されています。見ごろで迎えた名古屋市農業センターのしだれ梅まつり

  • 楽描き水彩画「ゾウ親子の朝の会話」

    描いたのは東山動物園のアジアゾウの親子が、朝の会話を楽しむ様子です。この場面は現在10歳になったメスのサクラが5歳だったころ。当時も描いたのですが、もう一度描き直してみました。この朝も、部屋から運動場に出てきたサクラと母親のアヌラが歩きながら、何だかソワソワ。間もなく別の部屋から父親のコサラが顔を出すと、小躍りするように駆け寄りました。柵越しに鼻を絡ませ、父親がサクラに話かけているようです。「おはよう。ご飯をきちんと食べたかい?」「砂浴びもするんだよ」「うん分かった。水浴びもね」絵は10号です。楽描き水彩画「ゾウ親子の朝の会話」

  • 楽書き雑記「夏越しさせたシクラメンが開花」

    初めて夏越しを試みた鉢植えのシクラメンの開花がやっと始まりました。花は現在12本。密集した葉の間からは小さなとんがり帽子のような蕾の頭が幾つも飛び出そうとしています。夏越しさせたのは、一昨年暮れに花屋で買った白地に淡いピンクの鉢植えシクラメン。いつもだと、クリスマスと正月が終わり花がなくなると球根ごと投棄していたのですが、再び花を咲かせてやろうと球根の夏越しに挑んだのでした。ひと回り大きな鉢に植え替え、新しい土も追加。軒下に置き時おり散水して見守った結果、大変な猛暑だった夏も乗り切ることができました。クリスマスと正月飾りに、の期待はかないませんでしたが、2月になって1本、2本と開花。できるだけ日中は外に出してやり、夜は室内に取り込んでいます。葉の数だけ花が咲くというシクラメン。葉を数えると100枚以上あり...楽書き雑記「夏越しさせたシクラメンが開花」

  • 楽書き雑記「開花レースを引っ張るマンサクとウメ」

    名古屋の庄内緑地公園でも、散策路でマンサクとウメが春の開花レースを引っ張っています。マンサクには大きく広がる小枝の一本一本に、赤みがかった黄金色の縮れた紐のような花弁がびっしり。農山村では古くからこの花数が多ければ多いほど「豊年万作」になるとされてきました。この調子なら今秋の実りも大丈夫でしょう。花言葉は「幸福の再来」だそうです。散策路を隔てた梅林では、約20本の白梅が早咲き種を皮切りに次々に開花。純白の花弁が春の日差しに輝いています。楽書き雑記「開花レースを引っ張るマンサクとウメ」

  • 楽書き雑記「名古屋市農業センターのしだれ梅の開花が急ピッチ」

    名古屋市農業センターのしだれ梅が咲き始めました。暖冬とあって、僕が勝手に決めている標本木だけでなく写真のように結構な咲きっぷり。2月17日~3月20日の日程で催される今年のしだれ梅まつりは、初日から楽しめそうです。センター内のしだれ梅は約700本。早咲き種はもちろん多くに例年以上の花が見られ、遅咲き種の蕾も膨らんでいます。来週から大幅な気温の上昇が予想されており、一気に開花が進むでしょう。楽書き雑記「名古屋市農業センターのしだれ梅の開花が急ピッチ」

  • 楽書き雑記「ツバキの先陣を切るウスワビスケ」

    名古屋の庄内緑地公園のシンボルツリーのひとつ、ツバキのウスワビスケ(淡侘助)の巨木がどんどん花数を増やしています。樹高7~8㍍、四方に伸びた枝の幅は10㍍以上。小柄でピンクの花が枝いっぱいに広がります。ワビスケは奈良時代に朝鮮半島から渡来して、茶席を代表する花に。侘助の名の由来は幾つもあるようで、俗説のひとつは「千利休(せんのりきゅう)の下働きをしていた人物が侘助という名前だったから」だそうです。楽書き雑記「ツバキの先陣を切るウスワビスケ」

  • 楽書き雑記「ピラカンサ」

    常緑でクロガネモチのように、小さな赤い実を枝いっぱいに実らせるピラカンサ(トキワサンザシ)。名古屋市農業センターの立ち木園でも、花の少ないこの時期を飾っています。バラ科でヨーロッパや中国の原産。日本へは明治期に導入され、耐寒性も耐暑性もある低木とあって、庭木として普及したようです。楽書き雑記「ピラカンサ」

  • 楽描き水彩画「サツマイモを手にしたオランウータン」

    昨年暮れに水彩画教室のスケッチ教室で東山動物園を訪ねたのを機に、動物園の仲間たちを描いています。ただ、動物園でも描きたくなる様子に出会うことは多くはありません。このスケッチ会でもそうでした。だからオランウータンやトラ、ゴリラなどの姿は新しくなった現在の飼育舎ではなく、旧舎で撮った写真を使うことになりそうそうです。この絵は昨年8月に38歳で亡くなったスマトラオランウータンのメス「アキ」が元気だったころの様子です。1頭だけで過ごしていましたが、訪ねるたびに顔を見せボールやロープ、麻袋などで遊んだり、キャベツなどを食べる様子もカメラに収めることができました。今回はオランウータンの食事メニューのひとつ、好物のサツマイモを手にした場面。「美味しそう。色も形もいいね」。じっと見つめています。下に掲載したオランウータン...楽描き水彩画「サツマイモを手にしたオランウータン」

  • 楽書き雑記「赤いサザンカが売りの公園」

    サクラ、ツバキ、バラ、ユリ、ハーブ、ユキヤナギ、ウメ・・・。地域の公園の多くには「〇〇なら○公園」といった売り物の花があります。名古屋では最大級の庄内緑地公園はバラが一番の売り物ですが、この時期に園内を歩くと「赤いサザンカの公園」といってもいいな」と思います。公園に入って間もなく、噴水の前で10株ほどのサザンカに迎えられたのを皮切りに、散策路を進むと池の周辺や林の中で、次々に樹高5㍍前後の真っ赤なサザンカに出会います。3~7株ずつ並び、足元は散った花びらの赤いじゅうたんを敷いたよう。何本のサザンカがあるのか。サザンカの生垣もあるので見当もつきませんが、もしもサザンカがなかったら緑だけの公園になりそうです。楽書き雑記「赤いサザンカが売りの公園」

  • 楽書き雑記「ロウバイ満開、しだれ梅の咲き始めも近そう」

    名古屋市農業センターの花木園にある約50株のソシンロウバイ(素心蝋梅)が満開になり、芳香を放っています。センター自慢のしだれ梅約700本も、僕が勝手に標本木にしている給水塔の周りにあるしだれ梅の蕾の中には、写真の通り花びらの色が見えるのも。開花は近いようです。楽書き雑記「ロウバイ満開、しだれ梅の咲き始めも近そう」

  • 楽描き水彩画「木曽谷の老舗酒屋」

    水彩画教室で出かけた木曽谷の街・長野県木曽福島町で目にした酒店を描いたものです。商店街やビル街を描くことはありますが、店の一つに絞って描くことはあまりありません。しかし、街道沿いにあって酒ファンによく知られた酒蔵の店であり、歴史を感じる店舗や、しめ縄がかけられた大きなスギ玉、のぼり、樽酒などが並ぶ風景に惹かれ、正面から描きました。七笑(ななわらい)や中山道などの文字も描きました。でも店内に並ぶ商品の酒瓶などはきちんと描くのは難しいので、気ままに置かせてもらいました。楽描き水彩画「木曽谷の老舗酒屋」

  • 楽書き雑記「盆梅と福寿草」

    居間で盆梅が満開になり、わずかながら芳香を放っています。盆梅といっても、いつもは風雨をまともに受ける庭に置いて花後に伸びた枝を切り落とすぐらい。でも、松の内が過ぎたごろにはエアコンが効いた居間に取り込み、開花を待つといういささか勝手な自分です。もう1つ嬉しいのは、一緒に植えてある福寿草が頭を出していること。今年は6個もあり、黄色い花芽も見えています。楽書き雑記「盆梅と福寿草」

  • 楽書き雑記「半日陰の宝石」

    名古屋市農業センターの散策路で目が止まる「宝石」のような実。青いノシランと黒いヤブランです。ノシランの実の色づきが今ひとつですが、やがて見事な瑠璃色に輝きます。ランの名が付いてもラン科ではなくキジカクシ科です。半日陰に同居して、長い線形の葉の間から伸びる茎に実が並んでいます。鳥が啄ばんだのか、実が取れた跡があります。楽書き雑記「半日陰の宝石」

  • 楽描き水彩画「特急・しなの」

     木曽谷の中央線を走る特急「しなの」です。先に水彩画教室から出かけた長野県木曽福島町を散策中に驀進してくる「しなの」と出会い、みんながカメラを向けました。しかし、僕が撮ったのは列車を横から写したごく平凡な写真。これでは絵になりません。結局、絶好の位置からタイミング良く撮っていた仲間の写真をもらって描きました。カーブに差し掛かったところで、先頭車を正面からとらえ、連なる客車も。山の樹木や線路脇のコンクリート斜面、柵に絡んだ蔓性植物の色づいた葉が季節を感じさせます。春になったら何処かへ出かけたいなあ。絵は10号です。楽描き水彩画「特急・しなの」

  • 楽書き雑記「青空を背に白い小さな玉の風物詩」

    青い冬空に点々と無数の白い玉が広がります。玉の正体は、散歩道の公園に並ぶ8本のナンキンハゼの種子。冬の風物詩のひとつです。中国中南部が原産のトウダイグサ科。黒く熟した実の果皮が取れ、3個の直径8㍉ほどの種子が顔を出します。ハゼと聞くと「かぶれるので近寄らない」という子どものころの記憶がよみがえりますが、それはウルシ科のハゼノキ。でも、どちらも有毒だそうです。楽書き雑記「青空を背に白い小さな玉の風物詩」

  • 楽書き雑記「年が明けても色あせず」

    名古屋市農業センターのメタセコイアが立ち並ぶ傍らで、クロガネモチが昨秋から枝いっぱいに付けた赤い実が年が明けても色あせることなく冬日に輝いています。「苦労が無く金持ちになれる」という名前からセンリョウ、マンリョウなどとともに縁起木。でも、我が家にあるクロガネモチは実がなりません。金持ちに縁遠いのは仕方ありませんが、クロガネモチはイチョウのように雌雄異株。我が家のは雄のようです。楽書き雑記「年が明けても色あせず」

  • 楽書き雑記「でっかいサザンカが満開」

    高さ6~7㍍、横幅8㍍前後。散歩道にあるでっかいサザンカが、ことしも満開になりました。名古屋市郊外の畑や田んぼ、竹林が残る一角。薄紅色の花柄模様の衣裳を纏うように咲かせた姿は見事です。背後に回ってみると、大小の木立がびっしりと並んでいました。楽書き雑記「でっかいサザンカが満開」

  • 楽描き水彩画「空き家に残された壁掛け鉢」

    街歩きで目にした空き家の壁です。通りに面して格子状に木枠が張られた土塀の壁面に、大小の壁掛け鉢が4つ。鉢に花はありません。この家にはどんな人が住み、この鉢にはどんな季節の花が植えられていたのだろう。高齢の夫婦、いや鉢の数からみるとお父さんを中心に4人家族だったのかも・・・・。水をやり、花殻を摘むのが朝の日課だったはずです。道を行く通勤者や通学生たちも心を和まされたことでしょう。壁の鉢が残されたのは、引っ越しの際に積み込むのを忘れたからとは思えません。新しい入居者にも使ってもらえれば、の思いからに違いない。そんなことを思いつつ描きました。8号です。楽描き水彩画「空き家に残された壁掛け鉢」

  • 楽書き雑記「ロウバイが開花」

    名古屋市農業センターの花木園で、春を告げるロウバイが咲き始めました。中国から渡来したロウバイの中で、ここにあるのは花全体が黄金色のソシンロウバイ50株。7日現在開花していたのは2株だけですが、暖冬気味のせいか一部の枝に昨秋の色づいた葉が残る中での開花で、蕾の状態を見ると急ピッチで花数を増やしていくでしょう。周りのハクモクレンやシダレウメなどの蕾も、例年に比べて大きな感じです。楽書き雑記「ロウバイが開花」

  • 楽描き水彩画「歴史地区発掘調査の現場」

    楽描き水彩画の今年の締めくくりは、50号大で描いた「歴史地区発掘調査の現場」。この夏の公募展で入選した作品です。以前、ツアーで出かけたベルギーの街を巡るなかで見かけた風景。地下から姿を現した建物や道路などの遺跡を、黄土色を基調に描きました。発掘現場に立っている小旗は、さらに地下深くに古い遺構があったらしく、穴を掘って建造物や水路などの存在を調べるためのようです。年末年始の休暇に入ります。良いお年を。楽描き水彩画「歴史地区発掘調査の現場」

  • 楽書き雑記「ジャノヒゲとクチナシの実」

    あまり目立ちませんが、庭のジャノヒゲに生るジャノヒゲとクチナシの実です。ジャノヒゲは常緑多年草。リュウノヒゲともいい、幅3㍉ほどの細長い葉を左や右に伸ばして、直径60~80㌢、高さ15~17㌢のこんもりとした半円球をつくり、その中に直径8㍉ほどの実を生らします。草をかき分けると飛び出してくる実は、鮮やかなコバルトブルーの宝石のようです。ジャノヒゲに寄り添うように伸びたクチナシには、長さ3㌢ほどの黄色やオレンジの楕円形の実が生っています。料理などの色付けで知られるクチナシですが、日本では昔から「嫁のくちなし(貰い手がない)」につながるとして、女の子がいる家では植えないと言われてきました。しかし、ネットを開くと欧米では男性が女性に贈る花の定番だそうです。  楽書き雑記「ジャノヒゲとクチナシの実」

  • 楽書き雑記「菩提樹の実」

    名古屋市農業センターを散策していて、ボダイジュ(菩提樹)の実を初めて見ました。中国原産でシナノキ科の落葉高木。日本へは800年ほど前に伝来し、多くの寺院に植栽されましたが一般には馴染みが薄く、僕も昨年6月に農業センターの高木に咲く黄色い小花を見てそれが菩提樹の花と知ったのでした。実は地味な黄褐色で丸く直径8㍉ほど。数珠の玉に使われるだけあって、かなり硬い感じです。スズカケの実のように、葉が散った後もしばらく生っているようです。 ※菩提樹の花です。2022年6月、名古屋市農業センター楽書き雑記「菩提樹の実」

  • 楽書き雑記「冬期を彩るサザンカ」

    冬期の公園や街路を白、赤、ピンクで彩るサザンカ(山茶花)。名古屋の鶴舞公園でも花数が増えています。サザンカは日本の固有種。ツバキ科ツバキ属ですが、サザンカがひと足早く晩秋から冬にかけて咲き、ツバキは追いかけるように早春から春にかけて咲きます。サザンカが強まる冷気にもめげずに咲くからか、花言葉も「ひたむきな愛」「困難に打ち勝つ」だそうです。楽書き雑記「冬期を彩るサザンカ」

  • 楽書き雑記「庭にマンリョウが大量に」

    半日陰の庭の一角に数多くの赤い実が垂れています。正月を飾る縁起物のマンリョウです。ジャノヒゲなどの多年草が混みあったところに数株のマンリョウがあるのは知っていましたが、たわわに実を付けた姿を見たのは初めて。10~20㌢の間隔で並んでおり、数えると8株もあります。別の場所にあるマンリョウの実が、雨や風で同じところへ転がってきて芽吹いたのでしょうか。「こりゃあ金回りがよくなるかも」とほくそ笑んだものの、そう甘くはありません。別の場所で以前からたくさんの実を付けていた2株のマンリョウは、なぜか少ない実を付けているだけです。楽書き雑記「庭にマンリョウが大量に」

  • 楽書き雑記「クリスマスと正月を飾る赤い実」

    この時期はやはり赤い実が主役です。クリスマスを飾るシナヒイラギ、正月飾りには欠かせないナンテン。鶴舞公園の庭でも目を引かれました。シナヒイラギはモチノキ科モチノキ属。丸い赤い実と常緑で厚みのある葉は、クリスマスカラーとも呼ばれるのが納得できます。ナンテンは中国原産。わが国へは江戸期よりも前に伝わり、庭木に欠かせない存在になったようです。赤くなるのは実だけでなく紅葉する葉もあります。楽書き雑記「クリスマスと正月を飾る赤い実」

  • 楽描き水彩画「世界のメダカ館へも」

    水彩画教室の今回のスケッチ取材は、名古屋の東山動物園。誰しも1度や2度は訪れているところなので、思い思いに散らばって取材を進めました。冬場の午前中とあって、3週間前に来園したジャガーや熱帯地方が故郷の動物の多くは、飼育室に閉じこもったまま。そこで、僕の場合は、堀に飛び込んで泳ぎ回る寒さ大歓迎のホッキョクグマや長い毛を分厚く纏ったアメリカバイソン、真っ白なオオカミ、高い所に置いた餌に夢中のアミメキリン、運動場のポールのてっぺんで園内を見渡しているゴリラなどを写真に収めると、いつもはスルーしがちな「世界のメダカ館」や鳥類を見て回りました。世界のメダカ館は今年、ちょうど開館30周年を迎えました。小川や田んぼなどに生息する約150種の小型魚類の飼育、繁殖に取り組んでおり、世界でも唯一の施設です。アブラハヤ、タモロ...楽描き水彩画「世界のメダカ館へも」

  • 楽書き雑記「師走に咲く残り花」

    師走も半ばというのに、庭には開花期がとうに終わった露地植え草花の「残り花」の姿が幾つか見られます。ヒロバマウンテンミント、フジバカマ、ゼラニウム、サルビアレウカンサ・・・。花数は少ないですがセージや金平糖のようなヒメツルソバの姿も。フウセンカズラの実も冷たい風に揺れています。フジバカマは、今夏のとてつもない猛暑のため葉焼けなど全滅に近い状態でした。でも、その後に伸びた花茎から今になって結構多くの花を咲かせています。楽書き雑記「師走に咲く残り花」

  • 楽書き雑記「黄色い実で纏うセンダン」

    この時期、名古屋の庄内緑地公園でバラや十月桜、メタセコイアとともに目を引かれるのは、芝生広場の周りに並ぶ何本かのセンダンの大木です。春は小さな薄紫の花が大木を覆うように咲き、夏には枝もたわわに緑の実、冬にはその実が無数の黄色い鈴のようになり、春先には落ちた実が大木の下に黄色いじゅうたんを。こんなセンダンの1年を訪れるたびに楽しんでいます。センダンの実には毒性がありますが、ヒヨドリやムクドリなどは実の外側だけを食べて種子の部分は避けているそうです。楽書き雑記「黄色い実で纏うセンダン」

  • 楽書き雑記「赤・黄・緑の調和の風景」

    名古屋・鶴舞公園の紅葉・黄葉の風景を見に出かけてきました。この公園は常緑樹も多く赤・黄・緑の調和のとれた色合いを楽しめます。モミジやイチョウ、ケヤキ、ハゼ、アカメガシワ・・・。奏楽堂を囲む手のひらの2倍はありそうなスズカケ(プラタナス)の葉も風に舞い、地上では枯れた葉がカサカサと音を立てていました。楽書き雑記「赤・黄・緑の調和の風景」

  • 楽書き雑記「弱々しいは誤解です」

    庭の吊るした鉢に咲く、世界に800種以上あると言われるオキザリスのひとつです。雨や曇りがちの日、それに夜間には閉じる花径3㌢ほどの花。と言えば、いかにも弱々しさを感じますが、生命力は全く違います。気づいたら、鉢の中が花後にできる長さ1㌢足らずの球根でパンパン。分散して別の鉢に植え替えたことが何度かあります。球根が多すぎるので放りたくなりますが、花言葉は「決して貴女を捨てません」だとか。楽書き雑記「弱々しいは誤解です」

  • 楽書き雑記「遅ればせながら2㍍超 のマリーゴールド」

    この時期、自宅庭の草花を代表するノッポのマリーゴールドが、花数を増やしています。クリスマスや正月を飾り、黄金色で庭を彩ってくれます。今年も草丈は2㍍超ですが、夏の猛暑などのせいか株から伸びた花柄(かへい)はやや少なく、開花も少し遅れめ。でも黄金色に変わりはなさそうです。楽書き雑記「遅ればせながら2㍍超のマリーゴールド」

  • 楽書き雑記「春まで咲き続ける十月桜」

    名古屋・庄内緑地公園の看板花のひとつ、十月桜(ジュウガツザクラ)が咲き誇っています。クリスマス、正月が過ぎ、春になるまで咲き続けます。正門を入ってすぐ、「ふれあい橋」の手前の左右にある通りに数十本。桜と黄葉・紅葉の素敵なコラボを楽しめます。楽書き雑記「春まで咲き続ける十月桜」

  • 楽書き雑記「身近な三大紅葉・黄葉樹メタセコイア」

    世界三大紅葉樹といえば、ニシキギ、ニッサ、スズランノキだそうですが、僕にとって身近な三大紅葉・黄葉樹は散歩コースや公園で見かけるモミジ、イチョウ、そしてメタセコイア(和名アケボノスギ)。名古屋の庄内緑地公園では、メタセコイアが見事な色づきで初冬の風景を演出しています。メタセコイアは中国が原産。ヒノキ科メタセコイア属。メタセコイア属唯一の現生種で、「生きた化石」とも呼ばれているようです。庄内緑地公園のメタセコイアは4ヶ所に約20本ずつ、合わせて80本ほどあるでしょうか。芝生から、蓮池から、バラ園から、何処からカメラを向けても向こうには、樹高の高いメタセコイアが写り込みます。楽書き雑記「身近な三大紅葉・黄葉樹メタセコイア」

  • 楽書き雑記「庄内緑地公園の秋バラはまだ大丈夫でした」

    間もなく12月。「秋バラはもうおしまいかもしれない」と思いつつ、名古屋では有数のバラ園がある庄内緑地公園へ出かけてきました。ところが意外や意外。満開時とは比較にはなりませんが、花殻摘みなどが行き届いた園内は遅咲き品種を中心に色とりどりのバラが迎えてくれました。バラ園は約4.9㌶。80種約2,100株のバラが栽培され、園を囲む落葉樹の紅葉とバラが見事な初冬の風景を演出しています。写真の通り、これから開花する蕾もいっぱい。しばらくは楽しめそうです。楽書き雑記「庄内緑地公園の秋バラはまだ大丈夫でした」

  • 楽書き雑記「ヤツデの葉の手はいくつ?」

    花の姿がめっきり減った庭で、ピンポン玉大の花と光沢のある濃緑の葉が魅力のヤツデ(八手)。別名「天狗の羽団扇(天狗のハウチワ)」が存在感を見せています。数年前にも書きましたが、ヤツデという名前なので深い切れ込みのある葉の手は8枚と思いきや、図鑑などによると、実際の葉の数は7~11枚。ただし、そのうちの8枚や10枚という偶数はないといい、庭のヤツデにも見当たりません。マンリョウやナンテンと同様に、ヤツデも大きな手でたくさんの人を招くということで縁起のいい植物。花言葉も日の当たらない場所でも育つので「健康」だそうです。楽書き雑記「ヤツデの葉の手はいくつ?」

  • 楽書き雑記「シクラメンの夏越しほぼ成功」

    幾つかの鉢植えの中で一番気にかけているのは、シクラメンの鉢植えです。シクラメンの夏越しをしたのは初めて。花屋で購入してクリスマスや正月を飾り、花が終わればポイ、がいつものことでしたが、今年こそ夏越しに挑戦してみようと思ったのです。「葉と花があるうちは水を与え、徐々に減らして、夏には雨があたらず風通しのある涼しいところに置く」「夏が終われば水やりを再開、鉢はひと回り大きなものに替える」など。ネットで読んだ夏越しの仕方に従って鉢を軒下に置き、ひと回り大きな鉢への植え替えもしました。今夏は大変な猛暑続きが不安でしたが、何とか乗り切ることができたようです。シクラメンは葉の数だけ花が咲くそうですが、今のところ葉は昨年より少なめ。でも、幾つかの蕾が伸びており、昨年と同様に白とピンクがコラボした花がクリスマスや正月を飾...楽書き雑記「シクラメンの夏越しほぼ成功」

  • 楽書き雑記「平凡な小菊が庭の主役に」

    庭の露地植え菊が満開です。菊花展で目にするような大輪などではなく平凡な小菊ですが、強い繁殖力で他の植物を追いやるようにして増え、狭い庭の主役になっています。品種名は分かりませんが、淡いピンクと黄の2種。なぜかこれまで数えるほどだった黄色が大幅に増え、一部が囲いの外へはみ出しています。楽書き雑記「平凡な小菊が庭の主役に」

  • 楽描き水彩画「名古屋港ガーデンふ頭の一隅」

    広大な名古屋港の数多い埠頭(ふとう)のうち、行楽客から親しまれている「ガーデンふ頭」での1枚です。このふ頭には名古屋港水族館や南極観測船「ふじ」などほか、警備艇や救難艇、タグボートなどが係留されています。描いたのはそのごく一隅。船台や何本も伸びるチェーンやロープ、船体の赤錆に目を引かれました。10号です。楽描き水彩画「名古屋港ガーデンふ頭の一隅」

  • 楽書き雑記「ほぼ元の姿に。名古屋・伏見の御園のタブノキ」

    一時は大木ごと枯れてしまうのではないかと思われた名古屋の都心・伏見大通りの御園座を隔てて生えている樹齢250年以上のタブノキが、養生のかいあってほぼ元の姿を取り戻しました。タブノキはクスノキ科の常緑広葉樹。江戸中期からここにあり、戦火は免れたものの大型台風にやられたのか、樹高10㍍の幹は途中で2本に分岐され枝張りは10㍍ほどあります。しかし、老化のせいか2019年夏、常緑であるはずの葉が一斉に枯れる無残な姿に。管理する名古屋国道維持第1出張所が地中に薬品や肥料を注入するなどの養生作業をしていました。その結果、翌年から若葉が少しずつ出て新しい枝も伸長。通りかかるたびにその回復ぶりを確かめてきましたが今回、久しぶりに見ると、ほぼかつての姿にまで戻っていました。  19年8月ごろの様子です養生によって回復効果が...楽書き雑記「ほぼ元の姿に。名古屋・伏見の御園のタブノキ」

  • 楽書き雑記「鶴舞公園のバラ見ごろに」

    秋バラの季節。15日、名古屋・鶴舞公園のバラ園を覗くと、見ごろになってきました。一週間前に立ち寄った際は物足りなかった花数が、一気に増えていたのです。区分けされた園に色、形さまざまなバラが十数種類ずつ植えられ、競演するように開花。バラ園に隣接するプラタナスの大きな葉も色づきを増し、周りの花壇ではクリスマスや年始に向けた花の植え替え作業が行われていました。楽書き雑記「鶴舞公園のバラ見ごろに」

  • 楽書き雑記「野生化したチャノキの花」

    雑木林を行く散歩道で、白い花を咲かせる樹高3㍍近い木が目に止まりました。ツバキの侘助を一回り小さくした花で、雄しべが目立ちます。チャノキです。ここは名古屋市とはいえ、ひと昔前は農村地帯。野生化したシュロやカキ、クワなどが少なくなく、チャノキもそのひとつです。楽書き雑記「野生化したチャノキの花」

  • 楽書き雑記「宿根草園の花」

    散歩道の花の数もめっきり減ったので、リニューアル中ながら一部開園された農業センターの宿根草園を覗いてきました。「多年草が中心のあそこなら、何かは咲いているはず」というわけで、数は少ないながらも幾つか目に出来ました。まず、皇帝ダリア。ここの皇帝ダリアは草丈が低い品種ですが、ちょうど満開。セージや小菊、ミズヒキなども咲き、紅葉が進む木々の中ではカリンの実が大きくなっていました。これはカリンです楽書き雑記「宿根草園の花」

  • 楽書き雑記「暗がり灯すツワブキ」

    庭の暗がりに明かりを灯すように、ツワブキが咲き始めました。日本や朝鮮半島、中国が原産の常緑多年草。白やオレンジ色もあるようですが、我が家のはポピュラーな黄色だけながら半日陰の庭には貴重な存在です。それにしても、律儀な花です。何年も前から放りっぱなし。肥料をやることもないのに「草の一生ってこんなもんさ」と言わんばかりに、同じところで過ごしています。だから花言葉も「謙虚さ」「困難に負けない」「先を見通す能力」などが並びます。楽書き雑記「暗がり灯すツワブキ」

  • 楽書き雑記「萎んでも月下美人」

    8日午後、名古屋・鶴舞公園の温室を訪ねると、緑の間に垂れる白とピンクのそうめんの束のようなものが目に止まりました。プレートに「月下美人」とあります。温室に通じる展示室には、月下美人開花の時間経過の様子とホルマリン漬けされた束が展示されていました。年にひと夜だけ咲き朝には萎んでしまう、その名も儚い月下美人。以前、開花した姿を見たことはありますが、開花前後の姿は見たことがありません。この束の姿は開花の前か後か。自宅に帰ってネットを開いても確信が持てず、園内の緑化センターに電話で尋ねました。「開花後です。4日夜から5日朝にかけて咲いたものです」。つまり、萎んでから3日後というわけ。それにしては随分艶めかしく見えます。やはり萎んでも月下美人ですね。楽書き雑記「萎んでも月下美人」

  • 楽書き雑記「この時期この花壇・名城公園のスポンサー花壇」

    名古屋城の東門を出て藤棚の通りをお堀に沿って歩き、名城公園域に入ると真っ先に迎えてくれるのが企業や大学がスポンサーになった花壇です。デザインされた通りを、鮮やかに飾るベゴニアなどの草花たち。色づき始めた周りの木々も加わり、秋が深まります。楽書き雑記「この時期この花壇・名城公園のスポンサー花壇」

  • 楽書き雑記「皇帝ダリアが咲き始めました」

    草丈が5㍍にもなるダリアの王様「皇帝ダリア」が、名古屋の名城公園でも開き始めました。メキシコや中米が原産で寒さには弱いですが、霜が降りたり地中温度が5度以下にでもならない限り、12月上旬まで咲き続けます。「乙女の真心」「乙女の純潔」といった花言葉の通り、花の色や姿が魅力的なので以前は我が家の庭にも植えてありました。でも、2階まで届く大きさを持て余し栽培を断念したものです。楽書き雑記「皇帝ダリアが咲き始めました」

  • 楽書き雑記「猛暑の犠牲になったフジバカマ」

    庭の赤と白のフジバカマが、この時期になって咲いています。しかし、この夏の猛暑による被害のため大幅な開花遅れと、花数の大幅減。楽しみにしていたアサギマダラの今年の来訪はあきらめました。4年前、フジバカマをタテヨコ30㌢ほどの鉢に植えたところ、翌年、翌々年と1頭ずつですがアサギマダラが飛んできてびっくり。昨年からは鉢植えと露地植えの二本立てにしました。ところが、今夏のとてつもない暑さ。なのに、「フジバカマの繁殖力は半端じゃない。乾燥には弱いといっても1日や2日ぐらいなら大丈夫だろう」と水やりを怠ったのが間違いでした。鉢植えのフジバカマはげんなり。慌てて給水したものの、ほぼ全滅でした。露地植えの方も多くが葉焼けし、傍らのホトトギスを追いやるほどだった勢いはどこえやら。逆にホトトギスに支えられるようにして咲いてい...楽書き雑記「猛暑の犠牲になったフジバカマ」

  • 楽描き水彩画「KAZEの会水彩画展開く」

    僕が通う水彩画教室の作品展「KAZEの会水彩画展」が名古屋市民ギャラリー7階で開かれています。11月5日(日)まで。教室では年4回、県内外に出かけて取材。作品展を年に1度開き、風景画を中心に10号サイズの絵を1人3点ずつ展示しています。生徒数は高齢化もあって年ごとに減っていますが、作品からは老いを感じさせないと自負しています。期間中の天気はまずまずの予報です。ぜひ、ご覧ください。楽描き水彩画「KAZEの会水彩画展開く」

  • 楽描き水彩画「鉄道員宿舎の裏庭」

    植え込みの上に並んで、秋の日差しを浴びる軍手たち。以前、水彩画教室で天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅にある車両基地を見学した際、鉄道員宿舎の裏庭で見かけた風景です。車両の点検や軌道の保線作業など、毎日の快適で安全な運行のため活躍している証しでしょう。軍手の指先や手のひらには付着した油や車体の塗料などの茶色や赤、黄などの色が残っています。手袋の下からは植え込みの緑の葉が覗きます。10号です。これは教室展のお知らせです。10号サイズを中心に各自10号ずつ展示します。楽描き水彩画「鉄道員宿舎の裏庭」

  • 楽書き雑記「畑に広がる赤いじゅうたん」

    名古屋市農業センターの畑に広がる「赤いじゅうたん」。赤蕎麦の品種「高嶺(たかね)ルビー」です。この花の故郷は標高4000㍍近いヒマラヤの麓。日本の気候にも適し、やせ地でも育つとともに、「花をより赤くより美しく」と品種改良が進められ、12年前に誕生。真っ赤な花の色から「ルビー」の名前が付いたそうです。  楽書き雑記「畑に広がる赤いじゅうたん」

  • 楽書き雑記「花言葉は永遠の若さ」

    紫の斑点が印象的な庭のホトトギスが花数を増しています。ホトトギスにとって我が家のような半日陰の庭は好適地のはずですが、さすがに今年の夏の猛暑には参ったようで例年より開花がやや遅れ気味です。日本の特産種であるホトトギスには黄やピンクなどもあり、全部で10品種もあるとか。我が家は1種だけですが、外見は筒状に見える6本の紫の斑点入り花弁を青空に向かって突き上げる姿には楽しくなります。「永遠の若さ」。いくつかある花言葉のひとつです。楽書き雑記「花言葉は永遠の若さ」

  • 楽描き水彩画「木曽谷の崖家造り」

    表通りから見ると2階建てなのに、裏側から見ると3階建てや4階建てに――。先に水彩画教室のスケッチ取材で出かけた木曽谷の街、長野県の木曽福島を歩いていて目を奪われた崖家(がけや)造りの家並みを描きました。ここは木曽谷を行く旧中山道沿い。古くからの集落は眼下を流れる木曽川の崖にへばり付くようにあるため、道幅を広げるにも余裕がなく、家屋をこのように裏側へ突き出すようにして建てる工夫がなされたそうです。長い歳月を思わせる板壁や支柱などに圧倒されました。10号です。楽描き水彩画「木曽谷の崖家造り」

  • 楽書き雑記「この時期この花壇・満艦飾でお出迎え」

    先に一部オープンされた名古屋農業センターの売店前にある円形花壇。いつも季節の花が咲いていますが、この秋は一部オープンを祝うように賑やかな寄せ植えで飾っています。夏から咲き続けているカンナやケイトウ、緑から赤へと色変わりを楽しめるコキア、爽やかな香りをふりまくセージなど、まさに満艦飾です。楽書き雑記「この時期この花壇・満艦飾でお出迎え」

  • 楽書き雑記「芳香を放つキンモクセイ」

    秋の香りを広げる花木と言えば、やはりキンモクセイ(金木犀)でしょう。ここは名古屋東部の天白区平針の住宅街にある細口池公園。バス停の近くから入ると、芳香を放つ満開のキンモクセイが迎えてくれました。キンモクセイとしては大きめの5~6㍍はありそうな大木。黄金色の小さな花のかたまりをこんもりと纏い、傍らに並ぶ桜の木の葉も日に日に色づいています。楽書き雑記「芳香を放つキンモクセイ」

  • 楽描き水彩画「むろと廃校水族館のウツボたち」

    今回描いた魚の絵は、以前訪ねた高知県室戸市にある「むろと廃校水族館」のウツボです。ここは廃校になった旧椎名小学校を改修、教室や手洗い場に水槽を並べ学校プールは大型水槽にするなどして、アオウミガメをはじめ50種1000匹以上が泳ぐユニークな水族館。ウツボはもちろん、そのほとんどは地元の漁師たちから寄せられたものです。さまざまな色模様のウツボが丸い筒に出入りする様子は、一般的な水族館ではあまり見れない光景でしょう。絵は10号です。これは僕が通う水彩画教室の展覧会のお知らせです。楽描き水彩画「むろと廃校水族館のウツボたち」

  • 楽書き雑記「ハート形模様が入った種子」

    庭で茶色くなったフウセンカズラの実を見ていて、「フウセンカズラの種には、ハート形の模様がある」と聞いたことを思い出し、確かめてみました。これまで黄緑色の風船のように垂れる実を楽しんできましたが、実の中の種の形状には関心がありませんでした。しわしわの袋を開くと、直径3~4㍉の黒い種が3個。どれも表面の3分の1ほどがベージュ色のハート形になっています。ネットを開くと、サルの顔のようだとの表現もあり頷けます。薄皮が剥がれたのではないかと爪を立ててみましたが、そうではなさそうです。フウセンカズラは苗を買ってきて植えてあったのですが、せっかくなので今度は取り出した種から育ててやろうかな。。楽書き雑記「ハート形模様が入った種子」

  • 楽書き雑記「鶴舞公園の木の実展」

    木の実の季節。名古屋・鶴舞公園の緑化センターで「鶴舞公園の木の実展」を見てきました。樹木の多い公園で生る実の中から、約40品種が展示されており、14・15両日はドングリなどを使った工作の時間も予定しているそうです。正門から連なるヒマラヤスギ(名前にスギの文字が入っていますが、マツ科で実もマツボックリです)や、音楽堂を囲むスズカケ、白い大きな花を咲かせるタイサンボク、珍しいソテツの実など。熱帯地方原産でモダマという房の長さが50~60㌢もありそうな世界一大きな豆の実や、園内に10種以上あるというドングリも並んでいます。高知で下宿生活をしていた高校生時代、この季節になると夜店で紙袋に入った大型のシイの実を買ってきて、深夜放送を聞きながら口にしていたものでした。そのころは僕も歯が強かったのです。楽書き雑記「鶴舞公園の木の実展」

  • 楽描き水彩画「お疲れさま」

    以前、高知県の土讃線沿いにある小さな漁港で目にした風景です。堤防にかたまりのように積まれた漁具。網やロープ、黒い浮き球、オレンジの浮子が見えます。浮き球、浮子にはフジツボが付着、擦れた傷跡もあります。このあと、もつれたロープや網をほぐして繕い、再び漁場に出るのか、漁具でなくなるのかは分かりません。いずれにしても「お疲れさま」です。楽描き水彩画「お疲れさま」

  • 楽書き雑記「農業センターの散策路で」

    一部開園した名古屋市農業センターの散策路を歩くと、幾つかの秋の花が迎えてくれました。入園口の1つでは、秋はやっぱりこの花、と思うコスモス。数千、数万本とされるコスモス畑もいいですが、ほんの数本でも立ち止まります。宿根草園では草丈25㌢ほどで、白地に淡い紫の花を咲かせるコルチカム(和名イヌサフラン)。何故かハッとさせられられる花だな、と思いつつネットを開くと「裸の貴婦人」とも呼ばれるとか。花言葉も「私の最良の日々は過ぎ去った」「危険な美しさ」。毒性もあります。ヒガンバナ。赤色はほぼ開花期が終わり、黄色と白が有終の美を見せています。こちらも毒性があります。  楽書き雑記「農業センターの散策路で」

  • 楽書き雑記「名古屋市農業センターが一部開園」

    全面的に休園してリニューアル工事が進められている名古屋市農業センター(天白区)の一部開園が、6日から始まりました。ここは散歩コースのひとつ。早速立ち寄ってきました。一部開園したのは花木園や野菜畑をはじめ、新しく造られたBBQ広場やウッドテラス、それに産直市場。BBQ広場は芝生広場に設けられ、2人から10人ほどの家族やグループでバーベキューを楽しめるテント張りのブースが並んでいます。利用申し込みや機材、食材の予約、問い合わせなどは、BBQ広場を運営する「BBQCANVASヒラバリ」(ホームページ参照)で受け付けているそうです。ウッドテラスは、園内中央の取り壊された温室とハス池の跡地に造られました。ゆったり感があり、木製であることのやさしさを感じます。産直市場は売店を改装して設けられ、「なご八市場」の愛称で名...楽書き雑記「名古屋市農業センターが一部開園」

  • 楽書き雑記「日陰に映えるシロハギ」

    庭のハギ2品種のうち、先に咲いた江戸絞りが花期を終えたのを追うように、シロハギが花数を増しています。江戸絞りもいいですが、半日陰の庭にはシロハギの清楚な美しさが似合います。どちらも背丈が2㍍以上にもなるので、今春は伸びてきた枝を強めに切り落とした結果、江戸絞りは良かったのですが、シロハギは背丈が少し低くなったものの倒伏した枝が何本も見られます。切るのが早かったのか、枝が混みすぎなのか、風の通り道になっているからなのか、江戸絞り以上に日当たりが少ないからなのか。今度は枝を減らすか、枝切り時期をずらすかなどしてみようかな、と思案しています。楽書き雑記「日陰に映えるシロハギ」

  • 楽書き雑記「晩秋まで咲き続けるマルバルコウ」

    サツマイモに似た葉の中から飛び出す、漏斗状で直径2㌢足らずのオレンジ色の花「マルバルコウ」。道端の低木や草を包み込むように絡んだり、造成地ののり面を覆うなどして3~4m先まで広がっています。北米から鑑賞用に渡来。花期は夏から晩秋まで息長く、「常に愛らしい」の花言葉通り楽しませてくれます。楽書き雑記「晩秋まで咲き続けるマルバルコウ」

  • 楽書き雑記「ツバキ、シモクレン、センダンの実」

    公園を歩くと、次々に秋の実りを目にします。名古屋・庄内緑地公園でカメラに収めたツバキ、シモクレン、センダンの実です。ツバキ園に枝もたわわに実る丸くて赤い実。ピンポン玉より一回り大きく直径5センチほど。秋が深まればはじけ、ラッキョ形の種が5~6個飛び出します。この形はなんだ?凸凹に膨らんだシモクレンの実。多くは鳥に食べられるなどで消え、秋になっても残っているのは少ないそうです。春に淡い紫色の小花で包まれていた枝いっぱいに、オリーブのような黄緑色の実がびっしり生っています。秋が深まるにつれて葉は枯れ落ち、黄土色になった鈴なりの実がこれまた風景をつくります。【ツバキ】【シモクレン】【センダン】楽書き雑記「ツバキ、シモクレン、センダンの実」

  • 楽描き水彩画「スケッチ取材で木曽福島へ」

       名古屋の水彩画教室から3か月おきに出かけるスケッチ取材の今回の行き先は、木曽川沿いに連なる観光スポットの一つ、木曽福島。山並みの秋色はまだまだでしたが、古い町並みや史跡にカメラを向けてきました。まず足が止まったのは、しぶきをあげる川の流れや、狭い土地を活用するため崖に沿って建てられた崖家の風景。木曽の漆器や菓子店などが並び、明治・大正の面影も目にとまります。日本遺産の山村代官屋敷などへも。山村代官屋敷は尾張藩の重臣だった山村甚兵衛家が江戸期の全期間を世襲した木曽代官所。木曽駒ケ岳を借景とする庭園や客人をもてなした食事のサンプルなどが見事でした。朝から曇天だったものの、雨に降られることはありませんでした。ただ、80歳代が中心のグループにとって、天気以上に気になるのは道中の安全です。その一人である僕も、...楽描き水彩画「スケッチ取材で木曽福島へ」

  • 楽書き雑記「10月6日から一部開園=名古屋市農業センター」

    今春から全面的に休園してリニューアル工事が進む名古屋市農業センター(天白区)の一部開園が、10月6日(金)から始まります。ホームページなどによると、リニューアル工事では畜産舎や売店などの増改築、広場の模様替えが来年3月までの予定で行われており、一部開園されるのは整備されたBBQ広場やウッドテラスのある広場、産直市場のエリアなど。畜産エリアでは引き続き工事を進めます。楽書き雑記「10月6日から一部開園=名古屋市農業センター」

  • 楽書き雑記「秋の日差しを浴びるサルビアレウカンサ」

    サルビアレウカンサ(別名アメジストセージ)が、名古屋の庄内緑地公園の広場で、やっと秋を感じるようになった日差しを浴びています。中央アメリカ原産。1.5㍍ほどの草丈の先に咲く紫と白のビロードで紡いだような花穂。自宅の庭に植えてあるのは、半日陰や他の草花との陣取り合戦のせいかいま一つですが、ここのサルビアレウカンサは伸び伸びと全体が膨らむように咲いています。楽書き雑記「秋の日差しを浴びるサルビアレウカンサ」

  • 楽書き雑記「古木・大木の林に咲くヒガンバナ」

    名古屋・庄内緑地公園に咲くヒガンバナ(彼岸花、別名・曼殊沙華)を見てきました。河川の堤防や田園地帯で何万、何十万ものヒガンバナが咲く風景も素晴らしいですが、この公園の中の光景は全く違います。二抱えもの大木や古木を囲むように咲くヒガンバナ。強い日差しもこれらの木々が遮り、ホッと一息ついての鑑賞です。楽書き雑記「古木・大木の林に咲くヒガンバナ」

  • 楽書き雑記「名古屋郊外の案山子(かかし)が立つ風景」

    ♪山田の中の一本足の案山子(かかし)天氣のよいのに蓑笠(みのかさ)着けて朝から晩までただ立ちどほし歩けないのか山田の案山子散歩コースで、しばらく立ち止まり、童謡を口ずさみたくなる風景です。ここは名古屋市東部の「荒池緑地」の一角。市が市民グループなどの協力を得て里山の育成や管理にあたっています。案山子のある水田もそのひとつ。新しい案山子も加わり、色づきを増す稲穂に7~8本。傑作にほおが緩みます。楽書き雑記「名古屋郊外の案山子(かかし)が立つ風景」

  • 楽書き雑記「庭のハギ=新枝の切り落としが成功」

    自宅庭のハギ2品種のうち、赤と白が入り混じった花弁の「江戸絞り」が花数を増やしています。植えてから6年目。狭い庭なので枝が伸びすぎないように、春に新しい枝が40㌢ほどになったところで上部を切り落としてきたのですが、「花芽まで切らないように」と躊躇するせいか、いつも多くの枝が2㍍以上に伸び、地面に横たわったり絡み合うなど見苦しい状態でした。そこで今春は思いきって、切るのを50㌢ぐらいになるまで待ったからでしょうか。長い枝でも150㌢ほどで、混みあった様子もありません。咲き具合もよく、このあと咲き始める白萩も期待できそうです。楽書き雑記「庭のハギ=新枝の切り落としが成功」

  • 楽書き雑記「薄暗い林の小路で出会ったミズヒキとヤブラン」

    ミズヒキとヤブラン。「ここには花なんか咲いていないだろう」と思いつつ、散歩コースにあるやや薄暗い林の中の小路に入って出会いました。細長い花茎に紅白の小さな花が並ぶインド原産のミズヒキ。誰もが納得する名前で、花言葉も「慶事」「感謝の気持ち」とか。ミズヒキの近くで、ひっそりとたたずむように咲いていたのがヤブラン。日本や中国原産の常緑多年草。耐寒性や耐暑性があり日陰にも強く、花言葉も「忍耐」「隠されたこころ」だそうです。楽書き雑記「薄暗い林の小路で出会ったミズヒキとヤブラン」

  • 楽書き雑記「アレチヌスビトハギ」

     植物には、先に掲載したヘクソカズラのように可哀想な名前が付いたのがありますが、この「アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)」には「その通りだ」と思いたくなります。北米原産の帰化植物。ハギの中でもひと足早く咲いて秋の訪れを告げてくれます。とにかく精力旺盛。散歩道の道端や雑草も生えないような荒れ地にも、我が物顔で侵出。それに、花後にできる種が入った莢が、衣服にくっ付き、大変な思いをさせられます。今回も注意して写真を撮っていましたが、気づくとズボンに何個も付いていました。実は我が家の庭も一時期、アレチヌスビトハギが幅を利かせていました。花は結構可愛いいので開花を心待ちしていましたが、「くっ付き虫」が我慢できず、とうとう数年前に根っこごと取り除いたものです。代わりに植えた2種類のハギも、少しずつ開花を始めています。楽書き雑記「アレチヌスビトハギ」

  • 楽描き水彩画「会話するタカアシガニとコブダイ」

    何やら会話しているようなタカアシガニとコブダイ。先に水彩画教室から、名古屋港水族館へ出かけたスケッチ取材後に描いた作品の1枚です。といっても、水族館の水槽でにこんな風景を実際に目にしたわけではありません。むしろ、コブダイは強い顎と歯でカキやカニをかみ砕いて食べるそうなので、ありえない光景です。でも、そこは絵の世界。ちょっと遊んでみました。画題も「睨み合い」などではなく「こんにちは」に。10号です。楽描き水彩画「会話するタカアシガニとコブダイ」

  • 楽書き雑記「この残暑もラブラブラブ」

    厳しい残暑に花壇の草花もげんなりする中で、鮮やかなピンクの花を休みなく咲かせる「ゴンフレナラブラブラブ」。名城公園の花壇も、晩秋まで彩ります。ゴンフレナ(千日紅)の新しい品種。草丈50~70㌢。高温、多湿、乾燥、強い光線にも強く、連続開花性や根元からたくさんの茎が伸びる分岐性にも優れているという、まさにこの季節の申し子のような花。花言葉も「不死」「永遠の恋」「色あせぬ愛」「不滅の愛」などです。楽書き雑記「この残暑もラブラブラブ」

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