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林誠司俳句オデッセイ https://blogs.yahoo.co.jp/seijihaiku

自作や古今東西の俳句を紹介。旅行記や奈良散策、東海道徒歩踏破にも挑戦中!

第25回俳人協会新人賞受賞。 句集に『ブリッジ』『退屈王』。 月刊俳句総合誌「俳句界」編集長をやっています。 「毎日一句」では自作とエッセイを掲載。 そのほか、古今東西の名句を紹介、少し熱めの俳句論を執筆しています。 また、旅こそが詩歌の根本と信じ、奈良を歩いたり、東海道を徒歩で踏破することにチャレンジ(現在、愛知の赤坂宿)しています。

林誠司
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住所
横須賀市
出身
荒川区
ブログ村参加

2011/10/23

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  • 荒海の長沢海岸

    ( 神奈川県横須賀市長沢) 浜木綿や引浪ことにひびきをり 誠司 今日も蒸し暑い。 台風(もう熱帯低気圧になったようだが…)の影響か、荒波であり、強風である。 しかし、海は青い。 「浜木綿」とのコントラストが実に美しかった。 今日は...

  • 鴨の子離れ、親離れ

    (神奈川県横須賀市長沢) 今日は横須賀へ。 夕方、海辺を散歩した。 うるさくなく、さびしくなく・・・。 これが私の贅沢(?)な住処の希望である。 その点、ここ、横須賀市長沢は100パーセント満足の地で、われながらよくここを選んだ、と褒めてや...

  • 木槿 吉田鴻司

    (東京都杉並区西荻窪) 痩せ鴻司と呼ばれ詮なし花木槿 吉田鴻司(よしだ・こうじ) (やせこうじと よばれせんなし はなむくげ) 昨日は荻窪で句会仲間とカラオケ。 汗だくになって歌った。 関東はまだ梅雨明けしていないそうだが、梅雨明け宣...

  • 人間ドックと芙蓉のこと

    (神奈川県横須賀市 横須賀市立市民病院) 胃カメラのあとのむかむか白芙蓉 誠司 病院出づまだ華やかに白芙蓉 芙蓉はなやか病院横は自衛隊 今日は「人間ドック」。 朝7時に起きてバスに乗り、横須賀市立市民病院へ。 去年もここで受けた。...

  • 報道と紫雲木(ジャガランタ)のこと

    (東京都豊島区東池袋) 近道とおしへられたる茂りかな 誠司 おほぞらにむらさきの滝紫雲木 今日は10時に起き、一日、横須賀の自宅で仕事をした。 さっきまで仕事をして、ゲラをポストへ投函してきた。 ところでどうでもいい話だが、夕方、校正...

  • 杉並区荻窪青丹会、横須賀に帰ってきました。

    (神奈川県横須賀市 横須賀中央駅) 梅雨明や波の切つ先まで光り 誠司 今日は杉並区荻窪の青丹会。 曇り空だが、実にムシムシする。 西荻窪の事務所から、荻窪の会場・すぎなみ詩歌館まで35分程度歩いて向かった。 今日の講義は、 松尾...

  • 杉並区荻窪で谷中句会

    路面電車がたんと曲がり祭来る 誠司 今日は「谷中句会」。 この句会は、台東区谷中・谷中銀座の民家の2階をお借りして行っている、小人数の和やかな句会だが、問題が一つある。 クーラーがないことである。 よって7月、8月は杉並区荻窪の...

  • 「おくのほそ道」~敦賀

    【原 文】 やうやう白根が岳隠れて、比那(ひな)が嵩(だけ)現はる。 あさむづの橋を渡りて、玉江の蘆は穂に出でにけり。 鶯の関を過ぎて、湯尾(ゆのお)峠を越ゆれば、燧(ひうち)が城(じょう)、帰山(かえるやま)に初鴈(かり)を聞きて、十四日...

  • 歴史は繰り返す~日本と韓国との未来

    (秋田県にかほ市象潟) 「歴史に学べ」ともいうし「歴史は繰り返す」ともいう。 現在の「日本」と「韓国」を考えると、 歴史は繰り返す ということをしみじみ思う。 明治維新の頃、 征韓論 (せいかんろん) というものが沸き上がった。 西郷隆盛や...

  • 埼玉県行田市さきたま古墳群~丸墓山古墳と稲荷山古墳の鉄剣

    墳山の茂り泣かせよ風と雨 誠司 埼玉県行田市には子供の頃に一度、大人になって仕事で一度、訪ねたことがあり、今回で3回目である。 行田といえば、ここ最近、 映画「のぼうの城」 日曜ドラマ「陸王」 の舞台となった地。 先年、仕事でここ...

  • 高円寺香林会

    見えてくる岬のバスや夏惜しむ 誠司 今日は高円寺の香林会。 先月は仕事の都合で参加出来ず、自主句会にしていただいた。 今回は、前半は、先月の句会作品の選句・講評、後半は今回分の句会をした。 全句講評なので、今日もよくしゃべった(笑)。 ...

  • 高校剣道部同期会

    (神奈川県横須賀市長沢) 暑き日の高校クラブの竹刀かな 誠司 頭から水かけて果つ夏稽古 剣道の面に湿り気 夏の朝 とんばうのふらりと入る剣道場 かけごゑは人それぞれや夏稽古 剣先の揺れやんでくる夏稽古 先週末は36年ぶりに高校の剣...

  • 山吹は本当に実をつけない???

    (埼玉県入間郡越生) 山吹のことについてもう少し書いておきたい。 私自身の勉強のためでもある。 七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞかなしき 兼明親王『後拾遺和歌集』 という和歌をなにげなく(?)、昨日紹介したが、今更ながら、...

  • 埼玉県入間郡越生山吹の里歴史公園~太田道灌のこと

    (埼玉県入間郡越生 山吹の里歴史公園) 七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞかなしき 兼明親王『後拾遺和歌集』1154番 (ななえやえ はなはさけども やまぶきの みのひとつだに なきぞかなしき) ひさしぶりに埼玉県越生(おごせ...

  • 荻窪界隈のこと

    (東京都杉並区荻窪 大田黒公園) 荻窪や柿の実のなる母の家 角川春樹 荻窪界隈は私にとって、横須賀と並ぶ、大切な土地である。 事務所が西荻窪にあり、俳句講座が荻窪に二つ、西荻窪に一つある。 荻窪の青丹会は、私が初めて担当した俳句講座...

  • 句集代理発送とピザとプリン

    左義長の炎の先の男女神 福島たけし 今日は、福島たけしさんの第四句集『寒オリオン』搬入の日。 9時ごろ、横須賀の自宅に届いた。 早速、200冊程度の代理発送作業を始める。 謹呈用紙の綴じ込み ↓ ビニール袋に封入...

  • 七夕 正岡子規

    (東京都豊島区目白 目白庭園) うれしさや七夕竹の中をゆく 正岡 子規 昨日は七夕であったが、星空は望むべくもなかった。 ましてや天の川など、さらに望むべくもない。 「ではみなさんは、そういうふうに川だと云われたり、 乳の流れたあと...

  • 目白庭園~長唄の会

    (東京都豊島区目白 目白庭園) 巨大風車ささへてゐたる茂りかな 誠司 風鈴のどこかで鳴りぬ電車中 今朝、まるでホラー映画のような、おそろしい夢を見て、目が覚めた。 われながら(?)、実に良く出来た構成で、映画化したいくらいであった。...

  • 城ヶ島の雨

    (神奈川県三浦市三崎 城ヶ島大橋) 雨はふるふる城ヶ島の磯に 利休鼠の雨がふる 雨は真珠か夜明の霧か それともわたしの忍び泣き 舟はゆくゆく通り矢のはなを 濡れて帆あげたぬしの舟 ええ 舟は櫓でやる櫓は唄でやる ...

  • 浜木綿が咲いています。

    (神奈川県横須賀市 野比海岸) 浜木綿や落ちて飼はるる鳶の雛 水原秋桜子 (はまゆうや おちてかわるる とびのひな) 以前にも書いたが、「浜木綿」は横須賀市の花であり、お隣の三浦市の花でもある。 今日は10時まで寝て、そのあと海辺を...

  • 西荻窪~俳句の駅

    (神奈川県横須賀市長沢) 海の青あつめてもなほ白日傘 誠司 「んだ、んだ」と話しつつ来る草刈女 今日は西荻窪の「俳句の駅」。 朝八時に起き、昼まで仕事をして、俳句の駅句会場へ。 1句目がなかなか評判がよかったが、2句目はまったくダ...

  • 秋田県にかほ市象潟

    (秋田県にかほ市象潟) 象潟や雨に西施が合歓の花 松尾 芭蕉 (きさかたや あめにせいしが ねむのはな) 汐越や鶴脛ぬれて海涼し (しおごしや つるはぎぬれて うみすずし) 昨日はひたすらドライブ。 秋田市、大館市、青森の弘前市...

  • 秋田県秋田市にいます。

    (秋田県仙北市角館地区 武家屋敷) 増水に膝を押しこみ鮎を釣る 誠司 秋田県秋田市にいる。 4時半に起き、7時50分の飛行機で、羽田空港を発ち、秋田空港へ。 空港でレンタカーを借り、角館へ。 ここは「みちのくの小京都」と言われる歴史...

  • 足立区北千住へ

    今日はひさびさ母、妹と北千住で会い、食事した。 9時に家を出て、11時前に北千住着。 お昼を食べ、お茶をして15時に解散。 17時頃、横須賀に戻った。 明日は早い。 お酒も呑んだせいで眠い。 早く寝よう。 俳句アトラスHP UP! ...

  • 小雨模様の一日

    (神奈川県横須賀市 長沢) 浜木綿を見て黒潮の波ごこち 誠司 俳句を始めてもう四半世紀になるが、今ほど「花」や「鳥の鳴き声」に興味を持ったことがない。 なに? 今頃か? と言われそうだが、実際、そうなのでしかたない。 原因はさまざ...

  • 浜木綿とコーラと鳶と寿司

    (神奈川県横須賀市長沢) 浜木綿や湾の名所のすべて見ゆ 誠司 今 日はとにかく蒸し暑い。 「暑い」というより「蒸す」。 大阪でG20が開催されているようだが、各国首脳は背広姿だろうから大変だろう。 ロシアのプーチンさんなどはこの「蒸...

  • 茨城県~潮来、鹿島神宮、根本寺

    (茨城県鹿嶋市根本寺〜本堂、芭蕉句碑〈月はやし〉) ひるよりあめしきりにふりて、月見るべくもあらず。 ふもとに、根本寺のさきの和尚、今は世をのがれて、此(この)所におはしけるといふを聞(きき)て、尋入(いり)てふしぬ。 (中略) あかつきの...

  • 野見宿禰(のみのすくね)のこと

    今日は「梅雨寒」。 半袖では寒いくらいだった。 (まあ、そうは言っても、結局、半袖で一日過ごしたが…。) 少し寒気もする。 今日は大事な仕事が二つあったが、一つしか片付けられなかった。 調子もあまりよくないので風呂に浸かりながら読んだ本で「...

  • 奥田みさおさんリサイタル

    くちなしのかをりにひらく楽譜かな 誠司 チェリストの伏せるまぶたや花茨 さみだれの音にときをりピアノソロ ショパン聞く睫毛に梅雨のしめりかな サンサーンス梅雨の走りのチェロの弦 冷房に膝をさすりてショパン聞く 「愛の讃歌」悔い根に...

  • 後楽園での句会。現実に見える季語、見えない季語のこと。

    (東京都文京区後楽園) 噴水の刹那の花は大きかり 誠司 今日は「細道句会」。 会場は東京都文京区・小石川後楽園涵徳亭。 ここはなかなかいい。 句会をしながら、喫茶もビールも食事も頼める。 (今回は頼まなかったが…。) 機会があればま...

  • 句会やカルチャーのこと

    (東京都杉並区 善通寺川) 今日は大田区大森の新山王句会へ。 いつもは駅前のLuz大森で行っていたが、会場の都合で、今日は「鳳会館」で行った。 今回は4名の見学者が参加してくれた。 このうち何名参加して下るかわからないが、一人でも多く参加し...

  • 京都府京都市~枳殻邸

    (京都府京都市 枳殻邸) 蓮の葉の一滴もなき晴れ間かな 誠司 今日は「鳰の子」有志の吟行にご一緒した。 京都・東本願寺の「枳殻邸」を歩いた。 ここは以前、仕事で訪れたことがある。 やばい! 熱が出て来ました。 htt...

  • 新谷壯夫『山懐』出版祝賀会

    寝転んでアイガー仰ぐお花畑 新谷壯夫 今日は京都の新・都ホテルで行われた、 「鳰の子」俳句大会・新谷壯夫『山懐』出版祝賀会 に参加した。 版元として、俳句大会選者として参加した。 新谷さんは「鳰の子」同人会長。 私としても誇らしい思いである...

  • 滋賀県大津駅前ビジネスホテルにいます。

    モネ描きてより睡蓮は朧なり 誠司 今日は池袋の第二谷端川句会。 「自信作」ばかりを揃えて句会に望んだが、なんと、1点も入らなかった。 悲しいことだ。 そのあとは池袋から東京駅へ向かい、新幹線に乗り、京都へ。 そこから二駅戻り、今、大津駅のビ...

  • 田一枚植えた時間

    (東京 小石川後楽園) 今日は、千葉県松戸市八柱の「ヨークカルチャー俳句教室」だった。 JR中央線の架線にビニール袋に引っかかった…、とかで電車が動かず焦ったが、無事、時間前に到着出来た。 今日の講座は「俳句の鑑賞について」。 俳句は自由に...

  • 睡蓮(すいれん)

    (東京都杉並区荻窪) 睡蓮の咲いて落ち着く水の位置 誠司 昨日は谷中句会、今日は荻窪の青丹会。 青丹会の帰り、ついに「30度」を超えた。 そろそろ「ロフト」で寝るのがきつくなってきた。 …とは言え、句会のあと、お寿司をつまんでお酒...

  • 三浦半島の野菜畑

    風みだれだす半島の雲の峰 誠司 三浦半島は西瓜、キャベツ、大根と「野菜の名産地」である。 今はその野菜があちらこちらで花を咲かせている。 今日は「散策」がてら、近所を歩いた。 それだけでもたくさんの「野菜の花」を咲かせていた。 南瓜...

  • 我ひとり鎌倉山を…

    我ひとり鎌倉山を越え行けば星月夜こそうれしかりけれ 『永久百首』 (われひとり かまくらやまを こえゆけば ほしづくよこそ うれしかりけれ) 今、ある句集を手掛けて最終校正段階に入っている。 著者は鎌倉や横浜をこよなく愛する方で、ご希...

  • 松尾芭蕉と坂本龍馬(その2)

    (三重県伊賀市 上野公園) 昨日の続き、 松尾芭蕉と坂本龍馬は似ている ということについて書きたい。 今日は、 出自 についてである。 松尾芭蕉を生み出した「松尾家」は農民階級だが、「名字帯刀」が許された家柄である。 農民ながら、 苗字を名...

  • 松尾芭蕉と坂本龍馬(その1)

    (三重県伊賀市 俳聖殿) 旅寝してわが句を知れや秋の風 松尾芭蕉 丸くともひとかどあれや人心 あまりまろきはころびやすきぞ 坂本龍馬 私の中で、 松尾芭蕉と坂本龍馬は似ている。 という考えがある。 それを披露したい。 似てい...

  • 日本伝統俳句協会総会

    (東京 日本都市センターホテル) 今日は日本伝統俳句協会総会に出席。 まだ出来たばかりの会社だし、雑誌媒体もない会社だが、こうして気に留めて、声をかけてくださったのが嬉しい。 会長の稲畑汀子さん、司会の稲畑廣太郎「ホトトギス」主宰もお元気そ...

  • 原朝子さん、「鹿火屋」の方と食事

    (神奈川県横須賀市) 冬凪の群青の中母を待つ 原 朝子 (ふゆなぎの ぐんじょうのなか ははをまつ) 今日はひさびさに原朝子さんと有楽町でお会いした。 朝子さんは、 原 石鼎 原 コウ子 原 裕 原 和子 と続く、伝統結社「鹿火屋」...

  • 明智光秀と「唐崎の松」のこと

    われならで誰かは植ゑむひとつ松こころして吹け志賀の浦かぜ 明智光秀 (われならで たれかはうえん ひとつまつ こころしてふけ しがのうらかぜ) 三日前は神奈川県横浜市の中華街。 俳句の先生と豪華なディナーをいただいた。 ここの紹興酒は実に...

  • 大阪府茨木市にいます。

    今日は仕事の打合せで、大阪府茨木市。 久しぶりの関西なのでゆっくりしたいが、明日は午後から西荻窪で句会がある。 朝9時の新幹線で帰る。 今日は朝9時に起きて、新幹線に乗り、今、茨木市のビジネスホテルに着いた。 腹が減ったので、茨木市の立ち食...

  • 卯の花のこと

    俳句を始めるまで、「卯の花」という花を意識したことはなかった。 俳句を始めると、結構、目にする。 卯の花 (うのはな) はもちろん、旧暦四月を、 卯月 (うづき) という。 「卯の花」が咲く頃…という意味があるらしい。 また、その頃の海の波...

  • 「おくのほそ道」~福井

    【原 文】 福井は三里ばかりなれば、夕飯(ゆうめし)したためて出づるに、黄昏(たそがれ)の道たどたどし。 ここに等栽(とうさい)といふ古き隠士(いんし)あり。 いづれの年にや江戸に来たりて予を尋ぬ。 遥か十年(ととせ)余りなり。 いかに老い...

  • 自堕落と多忙

    (神奈川県横須賀市野比海岸) 日さらしのままや浜辺の花火屑 誠司 どうもいけない。 「年」のせいだろうか。 毎年、夏になれば体を動かしたくなり、汗だくになるのが好きであった。 それがどうも今年は、 よし! ジョギングをしよう と...

  • 茅花流し 福永耕二

    (神奈川県横須賀市長沢) めつむりて茅花流しに流さるる 福永 耕二(ふくなが・こうじ) 今日は青丹会の講座資料(2回分)、句集の請求書を作成。 これから、池袋の谷端川句会の選評を書く。 まあ、ちょっと疲れたので、一休みしている。 録...

  • 代理発送終わりました。

    (神奈川県横須賀市佐島 地魚料理 浜木綿) 今日は一日、出来上がった句集『山懐』の代理発送作業。 それが終わると、横須賀市佐島へ行き、夕食。 ここは養殖は一切使用しないと地魚料理の店である。 値段はちょっと高いが、やはりおいしい。 代理発送...

  • 荻窪さんぽ

    重力のバラ一輪のたわみかな 誠司 今日は午前中に洗濯を済ませ、11時半に荻窪地域区民センターへ。 「おくのほそ道講座」の打合せに。 徒歩で出かけた。 打合せは30分ほどで終了。 この講座は杉並区民の方限定で9月から始まる。 昨年に...

  • 鳶と鴉

    (神奈川県横須賀市長沢) 鳶鴉獲物とりあひ夏来たり 誠司 横須賀は半島内にあり、平野のように空気が籠らない、という良さがある。 今日も歩いているとやや汗ばんだが、風が気持ちよく、猛暑というほどではない。 今日は午前中、大事な仕事が...

  • 一日、横須賀にいました。

    ( 神奈川県横須賀市長沢) 「人間ってすごいね」電線の雀の子 誠司 今日は昼近くまで寝て、そのあと横須賀の自宅を掃除して、ついさきほどまで「校正」をしていた。 最低限の仕事は出来た。 今日はもの凄い暑さだ、とテレビがしきりに言って...

  • 細道句会と「初めての俳句」講座

    夏鷹に扇をひらく山の空 誠司 今日は有志による超結社句会「細道句会」。 会場は早稲田である。 句会終了後は近くの「サイゼリア」で一杯。 お酒が利いたのか、帰りの電車でぐっすり眠ってしまった。 ひさしぶりに横須賀に戻る。 戻ると、よ...

  • 成喜代さん宅を訪ねて~千葉県成田市小御門神社

    (千葉県成田市 小御門神社) はろけさや白梅は雲人は鳥 松浦 加古 雪道を誰やら搔きてくれたらし 成� 喜代 今日は、俳句アトラスで句集『東路』」(あづまぢ)を刊行してくださった、「蘭」同人・成�喜代さんの句集を祝う...

  • 栃木県日光市足尾

    (栃木県日光市足尾) 銅山跡ちぎれんほどに夏の川 誠司 茨城、栃木、埼玉、群馬にまたがる広大な遊水池「わたらせ遊水池」を訪ねて以来、一度「足尾銅山」を訪ねてみたいと思っていた。 埼玉県加須市、わたらせ遊水池 https://blo...

  • 群馬県赤城山~赤城神社、大沼、小沼、覚満淵

    (群馬県赤城神社) 上野の勢多の赤城のから社やまとにいかで跡をたれけん 源 実朝 (かみつけの せたのあかぎの からやしろ やまとにいかで あとをたれけん) 「上毛三山」は赤城山、榛名山、妙義山。 上毛三山のうち、榛名山と妙義山...

  • 群馬県高崎市「ひろそ火」祝賀会

    群馬県高崎市で行われた「ひろそ火」100号祝賀会へ。 西荻窪から高崎は新幹線を使わずに二時間程度で行ける。 横須賀へ帰るのとたいして変わらない。 いろいろな人とお会い出来て楽しい時間だった。 祝賀会終了後も先生方数名とお茶をして、カラオケま...

  • 西荻窪トトロの木、千葉県松戸市八柱ヨークカルチャー俳句講座

    (東京都杉並区西荻窪) 足爪のまつかな炎夏来たり 誠司 西荻窪事務所の裏手に大きな「ケヤキ」がある。 「トトロの木」と呼ばれているそうだ。 なんで「トトロの木」なのかはわからないが、確かに立派な「大樹」である。 冬の間はすっかり落葉...

  • 善福寺川の鳥

    青蛙ひと跳びで無の世界まで 誠司 今日は荻窪の青丹会。 西荻窪事務所から歩いて35分、電車を使っても25分くらいなので、いつも歩いていく。 句会のあとは有志で食事をし、解散。 そのあと、荻窪在住のデザイナー宅へ歩いて出向き、借りた...

  • とわりそば? じゅうわりそば?

    (神奈川県横須賀市長沢) 枝揺れて海をまぢかの岩清水 誠司 昨日は東京大森の「新山王句会」、今日は東京谷中の「谷中句会」だった。 「新山王句会」では句会のあと、数名でお酒を飲む。 が…、昨日はいつもより「深酒」だった。 西荻窪の事務...

  • 鬼子母神のこと

    子と離れ住んで夕焼の鬼子母神 誠司 昨日は池袋の第一、第二谷端川句会の 合同吟行。 豊島区雑司が谷の「鬼子母神」を巡った。 「鬼子母神」は子育て・安産の神様。 が…、もとは子供を求めては食べてしまう「夜叉」だった。 近隣の子供をさら...

  • 春の山 種田山頭火

    (神奈川県横須賀市 三浦富士) 春の山からころころ石ころ 種田山頭火 すでに夏だが、先日、この句を知って感嘆した。 万葉集から連なる、 あらゆる命への慈しみ は、俳句に於いて、 松尾芭蕉→小林一茶→種田山頭火 に継承された、と言っ...

  • 営業に行きましたが…。

    (埼玉県さいたま市桜区) 今日は東京都東久留米市に。 句集の営業だったが、今回はどうも折り合いがつきそうにない。 今日はなんかついてなかった。 駅で人にぶつかる。 バスで女性に背負ったリュックをぶつけられる。 上石神井駅の踏切は長い。 踏切...

  • 横須賀へ帰宅

    (神奈川県横須賀市 横須賀中央駅前) 横須賀や海路をよぎる夏の鳶 誠司 今日から横須賀へ。 …が、仕事用のUSBメモリを西荻窪の事務所へ忘れてきてしまった。 今日は暑いくらいの陽気。 土曜日と言うこともあって横須賀の中心街は賑やかだ...

  • 考古学のドロドロ??

    (群馬県みどり市 岩宿博物館) 先日、群馬県みどり市の岩宿遺跡を訪れ、考古学者・相沢忠洋さんのことを書いた。 群馬県みどり市岩宿遺跡、太田市新田義貞ゆかりの地 https://blogs.yahoo.co.jp/seijihaiku/381...

  • 「北寿老仙を悼む」は個人的な献詩だった。

    (茨城県結城市 与謝蕪村「北寿老仙を悼む」詩碑) 君あしたに去(い)ぬ ゆふべのこころ千々(ちぢ)に 何(なん)ぞはるかなる 君をおもふて 岡のべに行きつ遊ぶ 岡のべ何ぞかくかなしき 与謝蕪村「北寿老仙を悼む」冒頭 茨城県結城市の、与謝蕪村...

  • 群馬県みどり市岩宿遺跡、太田市新田義貞ゆかりの地

    (群馬県みどり市 岩宿遺跡 相沢忠洋像) 夏つばめ考古学者の小さきメモ 誠司 業績より熱意大切青山河 今日は群馬県みどり市の「岩宿古墳」、群馬県太田市の新田義貞ゆかりの地を訪ねた。 岩宿遺跡は古代史の画期的発見の地。 この遺跡発見に...

  • 茨城県結城市~与謝蕪村の地

    筑波嶺の少し浮いたか田水張り 誠司 今日は茨城県下妻、結城へ。 下妻では、このあたりの名物の「極太うどん」を食べ、 そのあとは結城で、与謝蕪村の傑作「北壽老仙を悼む」の詩碑を見て来ました。 与謝蕪村 「北寿老仙をいたむ」を読む htt...

  • 花かつみのこと

    (東京都国分寺市 著莪の花 ) みちのくのあさかのぬまの花かつみかつ見る人にこひやわたらむ 『古今和歌集』 詠み人知らず 数日前、東京都国分寺市を散策した時、 東京都国分寺市〜武蔵国分寺跡、お鷹の道 https://blogs.y...

  • 「おくのほそ道」~永平寺

    【原 文】 丸岡天龍寺の長老、古き因(ちなみ)あれば尋(たづ)ぬ。 また、金沢の北枝(ほくし)といふ者、かりそめに見送りて、この所まで慕ひ来る。 所々の風景過ぐさず思ひ続けて、をりふしあはれなる作意など聞こゆ。 今すでに別れに臨みて、 ...

  • 『万葉集』東歌~伊香保ろに

    (東京都国分寺市) 伊香保ろに天雲い継ぎかぬまづく人とおたはふいざ寝しめとら 東歌『万葉集』巻14−3409 (いかほろに あまくもいつぎ かぬまづく ひととおたわう いざねしめとら) 「令和」改元によって、あらためて『万葉集』が注目さ...

  • 椎の花(しいのはな)

    (神奈川県横須賀市長沢) 旅人のこゝろにも似よ椎の花 松尾芭蕉 毎回ながら自分の怠惰が嫌になる。 今日は「絶対終わらせよう」と心に決めた仕事があったが、朝、〆切が迫っている仕事二件を思い出し、そちらをやったら、あっという間に一日が...

  • 神奈川県横須賀市逸見へ

    (神奈川県横須賀市 ヴェルニー公園) 青葉して港は巨大空母吐く 誠司 昨夜、横須賀へ戻ってきた。 五日ぶり、いや、六日ぶりだろうか。 もうあんまりわからなくなってしまった(苦笑)。 今日は横須賀市逸見(へみ)の生涯学習センターへ。 ...

  • 高田馬場へ

    今日は高田馬場へ。 ここで働いていた時、よく来ていた書店・芳林堂へ行き、 『万葉集の秀歌』 中西 進 『神話と日本人の心』 河合隼雄 『芥川竜之介随筆集』 石割 透・編 を買った。 このブログでも、知ったかぶりして『万葉集』を引用してい...

  • 平成も終わりですな~天皇、上皇

    (神奈川県横須賀市長沢) もうすぐ「平成」が終わる。 今日は池袋に行き、句集の営業…というか打合せに行った。 17時に始まり、終わったのは21時。 「昭和」が「平成」に代わった時は23歳。 「平成」から「令和」に代わる、今は、54歳。 簡単...

  • 日下野由季俳人協会新人賞受賞祝賀会

    寒禽の思ひ切るときかがやけり 由季 今日は東京都新宿区早稲田のリーガロイヤルホテルへ。 日下野由季俳人協会新人賞受賞祝賀会に出席した。 昨年刊行した第二句集『馥郁』(ふくいく)の第45回俳人協会新人賞受賞を祝う会である。 由季さんが...

  • 日光を開山したのは空海ではなかった。

    (神奈川県横須賀市長沢) 「おくのほそ道」日光 【原文】 卯月朔日(ついたち)、御山(おやま)に詣拝す。 往昔(そのかみ)、この御山を二荒山(ふたらさん)と書きしを、空海大師(くうかいだいし)開基(かいき)の時、日光(にっこう)と改(あらた...

  • 細道句会

    (埼玉県さいたま市桜区) 草むらの波より蝶の生まれけり 誠司 散る花のおほかた散つて桜草 くさぐさに丈をゆづりて桜草 今日は新しい句会「細道句会」の第一回目である。 これは「俳句講座」ではなく、超結社の句会。 さまざまな結社、流派...

  • 東京都国分寺市~武蔵国分寺跡、お鷹の道

    (東京都国分寺市) 今日は句会仲間6名で、東京都国分寺市へ。 以前歩いた武蔵国分寺跡を訪ねる吟行である。 今日はときおり小雨の降る曇天であったが朝から暑かった。 国分寺駅で待ち合わせし、「お鷹の道」という遊歩道を散策。 ここの散策路がいい。...

  • 埼玉県さいたま市桜区~田島ヶ原さくら草自生地

    (埼玉県さいたま市桜区田島ヶ原) まのあたり天降りし蝶や桜草 芝 不器男(しば・ふきお) (まのあたり あもりしちょうや さくらそう) 先日、ブログで、「桜草」は江戸時代、多くの品種改良され、自生の桜草はほとんどなくなってしまった…...

  • 火災報知器の交換

    (神奈川県横須賀市野比) 風光るタイル欠けたる防砂堤 誠司 今日は火災報知器の交換の為、横須賀の自宅にいた。 火災報知器の誤作動 https://blogs.yahoo.co.jp/seijihaiku/38043981.html ...

  • 桜草 小林一茶

    (東京都杉並区荻窪) 我が国は草も桜を咲きにけり 小林一茶 (わがくには くさもさくらを さきにけり) この句は「桜草」(さくらそう)を詠ったもの。 「桜草」は春の季語、今頃、咲いている花である。 まだ、しげしげと見た経験はない...

  • 伊勢神宮五十鈴川

    (三重県伊勢神宮 五十鈴川) すすぐ手のそばの目高や五十鈴川 燕を当たり前のように見るようになった。 伊勢神宮に行った時、その参道にたくさんの燕を見た。 今日も横須賀の自宅から駅に向かう途中、燕を見たがあれほどの数はない。 燕は南方から来る...

  • 川端康成のこと

    (神奈川県横浜市金沢区 金沢文庫) 花こぼす大路小路や康成忌 誠司 雪の美しいのを見るにつけ、月の美しいのを見るにつけ、つまり四季折り折りの美に、自分が触れ、目覚めるとき、美にめぐり合う幸いを得たときには、親しい友が切に思われ、こ...

  • 遅咲きのいぬふぐり

    (神奈川県横須賀市長沢) 胸張つて出でよ三つ四ついぬふぐり 誠司 昨日は池袋の谷端川第2句会、今日は高円寺の香林会。 それが終わり、みなと軽く食事をして、横須賀へ戻ってきた。 明日は一日、ここで仕事をして、明後日は大森の新山王句会...

  • 千葉県松戸市八柱~ヨークカルチャー

    (東京・JR御茶ノ水ホームより) 葉桜となりゆくまへのうすみどり 誠司 今日は千葉県松戸市八柱・ヨークマート内・ヨークカルチャーの俳句講座の第1回。 これまで講座は8個あるが、すべて都内。 初めての東京以外、初めての千葉である。 実...

  • 東京・三軒茶屋『花暦吟行集』出版祝賀会

    注文の小さき花束春惜しむ 誠司 今日は東京・三軒茶屋の銀座アスターで行われた日下野仁美「海」副主宰編著『花暦吟行集』出版祝賀会。 昨年、俳句アトラスで刊行した書籍の出版祝いである。 この仁美さん指導の吟行会は平成18年〜29年まで...

  • 最近の安易なテレビドラマのこと

    (山梨県甲府市 山梨文学館) どうでもいい話だが、最近、テレビドラマで、 砂の器 を見た。 ひどいドラマだった。 …というか、あれはもはや「砂の器」ではない。 「ハンセン病」の葛藤も描かれていないし、配役もジャニーズのタレント中心で製作側の...

  • 横須賀で過ごしています。

    (神奈川県横須賀市長沢) みな海をくぐりてきたり春の星 誠司 今日は友人に誕生日を祝ってもらい、ご馳走してもらった。 三浦半島の空は雨模様であったが、江ノ島や大島が見え、海も穏やかだった。 それにしても寒い。 家に戻り、時が経つほど寒...

  • 橋本榮治(はしもと・えいじ)

    (神奈川県横須賀市) 内剛のわれマーラー派夜長来る 橋本榮治 (ないごうの われマーラーは よながくる) 平成2年作。 うまく言えないが、出会った時から好きな句である。 橋本 榮治 本名同じ 横浜市在住 昭和22年 横浜生まれ 昭和5...

  • 伊勢阿漕が浦のこと

    (三重県伊勢神宮内宮 五十鈴川) 伊勢の海あこぎが浦に引く網もたび重なれば人もこそ知れ 詠み人知らず (いせのうら あこぎがうらに ひくあみも たびかさなれば ひともこそしれ) 今日は朝7時に起床、8時にホテルを出発。 8時25分ごろ...

  • 伊勢神宮、松阪城、和田金

    今日は伊勢神宮。 平日だというのに凄い人でした。 松阪に行き、本居宣長記念館に行ったのですが、休館日。 松阪城を散策。 「海光」吟行はこれで終了。 そのあとは有志で和田金へ。 和田金は28年ぶり。 次はまた20年後かな(笑)。 ずいぶん飲ん...

  • 山梨県笛吹市~山廬

    春すでに高嶺未婚のつばくらめ 龍太 https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-14-c2/seijihaiku/folder/225831/02/38139002/img

  • 明日から山梨県笛吹市・山廬へ

    (東京都杉並区) お別れに知る洗礼名花月夜 誠司 昨日は、装丁デザイナーとの打ち合わせ、仕事の雑務、「海光」の原稿書き。 今日は西荻窪句会「俳句の駅」。 「取り合わせ」についての講義をして、句会を行った。 明日は山梨県笛吹市の山廬...

  • 岡田志乃先生

    (東京都新宿区四谷) 春の灯や棺のバラの明るくて 誠司 今日は「篠」主宰、岡田志乃さんのお通夜(?)に東京四谷の聖イグナシオ教会へ。 岡田先生にはかわいがっていただきました。 生前最後の句集『ピカソの壺』を文學の森で出していただき、...

  • 誕生日と桜

    (神奈川県横浜市金沢区) さまざまなこと思ひ出す桜かな 松尾芭蕉 昨日は54回目の「誕生日」。 その日は「昔の海岸線」を訪ねて、横浜市金沢地区を歩いた。 ほとんどが団地だったが、自然も結構豊かに残っている。 神社仏閣も鎌倉時代から...

  • 俳句は鑑賞するものではなく、味わうものではないか?

    (東京都武蔵野市吉祥寺 井の頭公園) きてもみよ甚べが羽織花ごろも 松尾芭蕉 (きてもみよ じんべがはおおり はなごろも) 俳句は文学ではない。 と言ったのは石田波郷である。 僕は嘗(かつ)て俳句は文学ではないと言つたことがある。 (...

  • 神奈川県横浜市金沢文庫~称名寺

    (神奈川県横浜市 称名寺) 世にさかる花にも念仏申しけり 松尾芭蕉 (よにさかる はなにもねぶつ もうしけり) 今日は神奈川県横浜市の金沢文庫へ。 「コトリ」主宰の福島たけしさんと歩き、句集の打合せをした。 「金沢文庫」そしてその...

  • 「顔に似ぬ発句」とは?

    (神奈川県横須賀市長沢) 顔に似ぬ発句も出でよ初桜 松尾芭蕉 (かおににぬ ほっくもいでよ はつざくら) 松尾芭蕉晩年の作。 亡くなる1ヶ月前、元禄7年秋、故郷・伊賀での作。 秋の作ではあるが、いろいろ熟考して季語を「初桜」とし、...

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