落日の悲哀
今まさに陽が沈まんとす いかなる巧術をもってしても自然の摂理をくいとめがたし 為すがまま成るがままに身をゆだねるしかない なんの苦渋とてなく安閑としてわれ運命の定めに従いゆく 11年3・11を契機に産声を発することが適った 共に漕ぎ出でし孤...
ウインドウズ10に切り替えねば7の効力がそろそろ失効しそうだ。 年寄りが一人幾らもがいていても始まらない。 量販店の店頭を物色すれば一番安いので八万七千何某でもっと安いのがないかと尋ねたが有りませんと連れない。 無ければどう仕様もない、即座...
法華宗の若きお坊さんの教養講座でした。 法華経の教義を判り易く説こうと四方八方に手を回し盛沢山な題材を並べられて懸命に説教なされるお姿は恰も日蓮上人を彷彿させる。 声量豊かにエネルギッシュな説法からはきっと日蓮さんも此の青年僧と同じような御...
いつものように掛り付けのお医者さんの下へ行く。 受付で体温計と検尿用のコップが宛がわれるが今日はどうしたことか検尿がない。 悪い予感が走る。 先回の血液検査で異常が出て専門医送りの宣告を観念せざるを得ない。 平静を装いながら血圧と体重測定を...
城谷川のコンクリート製の護岸壁にへばり付くように一本の白い百合の花が生きている。 一輪だけ寂しげに生きている。 百合の里として相応しくない極めて窮屈な箇所にあなたは自分の住処を定めたものだ。 でも其の確かなる生命力にわれ目を見張り驚嘆する。...
今にも降り出しそうな曇り空、物憂い昼下がり、気晴らしに漕ぎ出す。 いつものマイコースを辿れば途中で買い物を思い付きCO・OP店で自転車を止めキーを尻ポケットへ納めようと致せば無いではないか。 いつもの愛用デジカメが無い。 入れた筈の在るべき...
夕暮れせまる頃例によりふんどし一貫で背戸の草むしりを致せば突然右上腕の内側辺りにクラゲに刺されたような刺激が走ったが余り気にもせずそのままに放置した。 ところが夜中に無性にカユミを覚えた、掻いたり擦ったりするが治まらないのでカユミ止めを塗っ...
無断掲載 白山比�神社の剣道大会に先立ち本殿にて剣技が奉納されると知ったので遥々馳せ参じた。 ところが知りませんでした、常識がありませんでした。 まさか部外者立ち入り禁止とは知らなかった。 関係者以外はご遠慮願いたしとの厳しきお達しでした。...
無断掲載 日本と韓国との亀裂は安全保障面にまで進展し深刻な事態に直面してしまった。 徴用工問題に端を発した日韓関係は止まる所を知らぬ泥沼化の様相を呈する。 忌々しき事だが、当然日本人なら日本国政府の対応を是と致すべきで面と向かい非を唱えるは...
秋が来たとは目には見えないけれど、やっぱし風の音にぞ驚かれぬるであります。 急に涼しくなりましたがあの数日前までの暑い暑い渇水期に水が涸れればネタも涸れそうになりました。 そこで、わたし流の消夏法でお茶を濁すのです。 お茶と云えばわたし流ヤ...
先達の師が日本剣道形を演ぜられた。 憚りながら見取り稽古をさせて戴き至らぬ所見を述べるしだいです。 見取り稽古は演武者の秀でた技前や心意気を盗み取り学び取ることです。 申すまでもなく今日の素晴らしい演武から多くの収穫を戴きました。 ただ其の...
無断掲載 「はじめての古文書講座」にしたら随分とレベルが高い。 本格的に神社仏閣探求に勤しむ人たちとか金沢検定上級を目指す方々への夏休み特訓講座の開設かと勘違いした。 限られた 90 分講義で此の膨大なくずし字史料を解読するには此のわたし完...
気力を振り絞って形を打つ 形は独りでは打てぬ相方が居る 相方を務めて呉れる人が居る 合気の打ちが適う人が要る 形通りに形に填まってくれる人が要る お互いに禮 道場に禮 日本剣道形に禮 頭頂より玉のような汗
金持ち老人とは縁がない、しがない下流老人には横文字ペイオフとは無関係で 0 の数が一つ足りません。 また洒落た商売用語ペイとも此のわたし縁も所縁もありません。 ただ在るのは可愛いワンちゃん、子犬のペイちゃんだけです。 子犬とは言えペイちゃん...
南瓜を煽ててみれば木に登ったではないか。 金木犀をよじ登り梢の先から隣の百日紅へ枝渡りの芸当を仕出かすではないか。 小さな子どもの南瓜が不思議そうに花見見物、百日紅の花も怪訝そうに子どもの南瓜を見下ろすではないか。 微笑ましき真夏の炎天下で...
無断掲載 戦没者を追悼する式典が執り行われた。 新天皇のお言葉にはみな大きな注目を寄せたが何ら新奇なことがらに言及されることなくお父上様の真意を素直に踏襲なされていて何よりほっとした気持ちにさせられた。 君が代斉唱に際し腹の底から声を発すれ...
無断掲載 今年も 8 月 15 日を迎えた。 74 回目の終戦記念日を迎えた。 われらは 74 年間戦争とは関わりなく過ごせた。 其の最大の功労者は誰であったのか。 其の最大の立役者は「日本国憲法第九条」であると名乗り出た男がとうとう現れた...
不用意にも右手を手放している 日曜稽古とは週に足ったの一度限りのお稽古の意味である。 防具とは決別し縁を切るよりも増しであり大いに喜ばねばならない。 倦怠感走り億劫になる日も在ろうが奇麗なお面をきめることより怠惰な心を切...
旧盆の墓参り、例年なら大阪の息子に伴って執り行なうが今年は盆帰省敵わずどうしようかと迷いおれば幸い次男から同行のお誘いが在って何とか済ませて来た。 先ずは次男の嫁さんの実家の分を済ませ観光客で賑わう東山界隈を通り抜け家内の実家をお参りし野田...
無断掲載 実は足が冷える夏でも靴下着用、のみならず右足の甲から特に小指と薬指に痺れが在る。 もう二三年前からかもしれない。 掛かり付けの循環器系の先生に足のしびれを訴えたが 加齢と共に誰しもある症状だと取り合ってはくれなかった。 通院の際に...
此の齢まで面を被れる喜びを噛み締めねばならない。 冥途への土産にしようとカメラに撮って貰った。 見え隠れしない生地のままです、精一杯の打ちを試みました。 500gに満たない女子用竹刀がわたしの限度である。大きく正しくそして力強く振り切るしか...
今年もえらい暑いが七月と八月とはやはりその暑さ加減が違う。 先月は熱帯夜を網戸で凌いだ、微かに通る夜風が安眠を誘う。 ただ夜中は不用心なので枕元に短刀を忍ばせる。 尤も手頃な 2 尺 4 寸ばかりの木刀を捜し出して来るから滑稽だ、子どもと替...
「麒麟」に学ぶー2 われらに宛がわれた史料は二点、その一つは天正3年8月21日付の光秀直臣の小畠永明に宛てた書状ともう一つは同じく天正3年の9月25日の日付の愛宕山の威徳院に宛てた書状の二通である。 天正3年と云えば信長が越前の一向一揆を壊...
無断掲載 新聞に学ぶ。 令和元年八月六日のひより欄に火曜日・赤口 広島平和記念日と小さな活字が組まれる。 家の前の小学校にも子らの姿なく閑散とす。 日教組華やかなりし頃には 8 月 6 日には何処も彼処も全校登校日が設定され日焼けした元気そ...
「麒麟」に学ぶー1 「せこどん」には首ったけだったが「いだてん」は喰わず嫌いで終わりそうだ。 来春には「麒麟がくる」がやってくる。 NHKニュースは忖度大好きで些か顰蹙を買うようだが立派な番組も確かに在る。 ウランバードルのマンフォールチュ...
母校野田中学校の創立七十周年を記念する行事の案内状が届いた。 1949年(昭和24年)創立から確かに70年経ったことになる。 旧陸軍の騎兵隊の兵舎を急造した教室で何を学んだかはよく憶えてはいないが只一つだけ鮮明に脳裏に残ることが在る。 炎天...
慰安婦・徴用工問題に端を発し今両国間には抜き差しならぬ軋轢が生じた。 難しい問題だが、同じ自国民として自国政府の対応に言葉を挟む必要はないしそれはよろしくなかろう。 でも分からぬなりに長引く事態に無いあたまを巡らす。 それは少しばかり勇気が...
ど素人のドジな予見にすぎぬ。 政治家枝野幸男が体調不良を訴えて本会議を欠場したと云う。 驚いた。 意表を突くライバル出現に戸惑い意外にも脚光を浴びる山本太郎の一挙手一投足に恐懼疑惑の念を抱いてしまわれたのか。 表面上では勝ったが本来の立民票...
酷暑猛暑がつづく 心頭を滅却すれば火もまた涼し これはだめだ 南無八幡大菩薩 南無八幡大菩薩 南無八幡大菩薩 呪文もだめだ 神も佛もありゃしない 視界淀み思考朦朧 やはり緑陰がいい 涼風が頬を撫でる
無断掲載 新聞一面トップ記事に「全国学力テスト」「石川トップクラス維持」の活字が誇らしげに躍る。 片や当日の社会面には三面記事として「学テ成績全国上位」「小学校の97%で事前対策」と掲げる。 社会の公器としてあるべき新聞社は一体何を読者に訴...
無断掲載 革命児山本太郎のれいわ旋風が吹き荒れた。 枝野幸男も只々唖然として見送るだけではなかったか。間違いなくお株を奪われた。 おのれより演技上手の役者の前に脱帽した。 れいわ旋風未だ止まず今日の地上波「ひるおび」にも漸く登壇する。 次な...
掛り付けのお医者さんへ薬を戴きに行く。 体重計に乗れば60.4と告げられた。 目盛の読み違えかと勘繰るくらい減量著しい。 64kgを前後した頃に比すればむしろ気味が悪い。 「ずいぶん減りましたね」とか 「よかったですね」のコメントが欲しかっ...
分相応な生きて行けるだけの空間が在ればそれで良いにもかかわらず、若かりし頃には見栄とか外聞にかこつけて矢鱈と木を植えた。 ところが最早われにはもう既に背戸の木々を維持管理する能力を失った。 つまりは枝打ちの職人さんに入って貰えばバカならぬ手...
齢と共に失ってゆくもの ・体力とりわけ脚力歩く力・・・日毎劣化を食い止めるためにトレーニングするが現状維持すらおぼつかない。 ・聴力と判断力・・・補聴器を用いても二三割り方聞き漏らし聞き逃して相手の意思を正確に判断できなくなった。 ・歯の本...
わたしのしがなき自営のお仕事は土日を定休日と定める。 今日は台風の影響か雨の休日となったがいそいそと地下足袋姿で雨傘差してのお出かけです。 安物の雨傘なんてあまり用を成さないものだ、小半時もすればしずくと汗で濡れてしまった。 毎度のコースを...
梅雨が明けたとはいえ北陸の夏はムシムシする。 そんな日には思い切って外へ出て自転車を漕ぐ。 風を切って走れば涼しかろう、汗ばむ肌に心地よい。 ただし前傾姿勢はハンドルを握る手に負担が大きい。 グリップを掴む箇所がえらく疲れる。 何事に限らず...
何んともおぞまじき惨状を放置したものか。 連日の天候不順の上突然の驟雨に網戸もろ共雨戸を閉めたのでしょう。 よく吟味しなかった不注意の為せるわざに他ならない。 生きた百合の首元を閉めつけるが如く実に無惨なる形状なまま一昼夜ほど放置したのです...
愈々北陸にも梅雨明け宣言、夏本番が到来した。 子どもたちの夏休み突入と同時にラジオ体操のシーズンの到来でもある。 会場をこじんまりとした城谷公園に替えての参加です。 人数も二十人足らずで確かにこじんまり感がただよう。 世話役のお方からわたし...
齢を経ればまた子供に返ると云う。 ならばもう一度、此の世に生まれしままの赤子のように生きてみたい。 本来の生地のままに何ものにも制約を受けずに束縛もされずに誰からも牽制されることもなく自由にのびのびと生きねばならない。 煩わしいしがらみから...
ああ終わった。 ああよかった。 「三分の二に届かず」、ああよかった。 午後八時と同時に各局競って速報に殺気立つ。 自公強し、政権与党はやはり強し。 気の小さい小心者には耐え難い、見るに見かねてテロップの入らぬジャイヤンツ戦で気を紛らわす。 ...
「日鑑誌」に学ぶー2 明治元年1869年12月15日 「榎本共和国」樹立 明治2年1870年5月18日 「榎本共和国」崩壊 其の間わずか6か月間の短命に終わったが蝦夷地北海道に成立した、我が国に並び存した二つ目の国家「榎本共和国」は根無し草...
愈々子どもたちの夏休み初日の日だがいつもの年のように空一面に青空が広まることがなかった。 今にも降り出しそうな曇天の中地域の公民館の呼び掛けでラジオ体操の伝達講習会が催された。 もちろん主役は子どもたちだが最早中学生は子どもとは認識していな...
今回の教養講座は真宗のお坊さんのお話でした。 宮澤賢治の「セロ弾きのゴーシュ」と云う作品を題材にしてのお話でした。 でも此のわたくしは恥ずかしながら読んではいないし作品名すら知らなかった。 宮澤賢治についても通り一遍の事しか知らない。 ただ...
新聞を開けば自公堅調、過半数確保三分の二覗う勢いの活字が躍る。 ネットを開けば「自民22、選挙区で優位、8県は接戦」ともはや戦況は戦う以前に歴然とする。 投票場へ足を運ぶ意力も気力も失うではないか。 何が清き一票だ、行ったとて意味が無いでは...
備蓄が数日間の時もあるが下手をすると一日限りに切迫する時も在ったりする。 ほぼ毎日朝の7時過ぎに放出する慣わしがつづく。 減る分は当然ながら蓄えねばならない。 それで毎日毎日来る日も来る日も営々と其の備蓄のために無い知恵を絞りながらキーボー...
朝の一時館内にて何時もの様にくつろぐ。 誰からも制約を受けることなく我ひとり半面を貸し切る。 全くの自由が保障され、縦に走ろうが斜めに走ろうが咎められることはない。 もっぱら縦長の隅っこを使わせていただく。 換気用の開閉ドアが2面あり今の時...
千葉在住の剣道に造詣深いとある先生の記述の中から光を放つ一つのフレーズを頂戴してしまった。 此の教士七段の先生はスポーツ剣道と武道としての剣道の違いを峻別なされた。 たったそれだけの事ではあるが此の先生はスポーツ剣道の背後に隠れるもう一つの...
「日鑑誌」に学ぶー1 はじめての古文書入門講座にしたら随分とレベルが高い。 毎度のことながら大きな悲哀感を味わされて来た。 おまけに大事な補聴器を忘れるへまを仕出かしもどかしい90分間だった。 本日の史料は「日鑑誌」でした。 三浦喜三郎が著...
肌曝け出して今日も庭仕事、虫はいないと高をくくったがとうとう天罰が下る。 繁みに足を踏み入れ蔓延る草を掻き毟るうちに突然左足の脛にヒリリとまるでクラゲに刺されたような小さな痛みを覚える。 愈々お出ましかと身を避け添えば小蠅のような昆虫が群れ...
古文書学習—4 何もわからぬ者が漸く意訳に辿り着きました。 貞亨2年1685年7月10日 「金沢の浄土真宗西方の寺庵の由来書の写し帳」 表末寺 上宮寺 真宗 ...
最近のブタさんは豚コレラで処分される災難続きで悲劇の主になった。 どちらかと云えば其のブタさんは丸々と太って俊敏さのイメージよりも鈍重さがぴったりでしよう。 同じく丸々と太った南瓜ことカボチャさんも俊敏さよりも鈍重さのイメージがぴったりです...
古文書学習—3 浄土真宗本願寺派西本願寺は此処金沢では主流ではない。 此の地には加賀門徒と呼ばれる真宗大谷派東本願寺の勢力が重きをなす。 処が為政者つまり加賀門徒の聖地を征服した者にとってはどうしても彼らを抵抗勢力として警戒いたさねばなりま...
日頃の怠慢の付けが回って来た。 さながら温帯密林ではないか、よくぞ繁茂したものだ。 お庭の管理と云えども雑木ばかりでパチンパチンと剪定ばさみを入れる程では毛頭ない。 それにしてもせめて小枝を落とし草ぐらい毟ればいいものを長い間見て見ぬふりを...
文字が読めないのに文中の大意を掴み目的や時代背景まで掴み取るとは古文書学習の至難さ加減をしみじみ味わう。 諦めもせず、愚かにもその大儀さに敢えて挑戦している無知の権化のような老いぼれが此処にいる。 断片的な薄っぺらな知識を幾ら繋ぎ合わせても...
「勝負は下駄を履くまで判らない」麻雀最盛期のあの頃 ジャン友たちの此の至言につい惑わされ能々卓を囲ったものだ。 「野球は筋書きのないドラマである」この名言に踊らされて高校野球やプロ野球にうつつを抜かしながらのめり込んだものだ。 勝負事は此の...
県の図書館が主催する「はじめての古文書」講座を受講した。 二回目になる。 解からぬなりに前を見て耳を澄ますだけでも十分ではないか。 初回に付ガイダンスがある。 大事なことは崩し字の文字面だけを読み解くだけではなく其の文書の大意を掴みとること...
加賀百万石の城下町には「空から謡が降る」風情があると云う。 加賀宝生流の本家本元のような金沢の街なのです。 宝生流は5代藩主綱紀の頃より根付き重臣たちに持てはやされたと云う。 武士の嗜みは剣術ならぬ能楽であったのだと今日の県民大学大学院歴史...
無断掲載 NHKで「おんな武士道」をみる。 大阪の根本剣士が八段審査に挑むに至る剣道人生を披露してくださった。 七段から八段への高い壁に女がてらに挑むことへの風当たりをひしひしと実感されたと云う。 女の七段は男の八段に匹敵するのだから女がそ...
先日大阪へ行った際にみんなして「あしゅらさま」を見に行きました。 1300年むかしの奈良時代と云っても小3の子にはよく分からないでしょう。 それにも拘わらず色とりどりの物凄い数のほとけさまに取り囲まれたまま薄暗い建物の中で正味一時間以上の長...
かぜがふく このはひらひら 生きている きょうもまた くってねむりて 生きるだけ おなじこと くりかえすだけ ただ生きる えっこらさ こしをさすりて ヤッと生き ありがたや かんしゃしながら 生きてます
むかし孫が蝉取りした手製の網 額四峠をペタルを漕ぐ。 遙か前方に人影あり。 紛れもなく白いカッターに黒いズボンの高校生が独り草叢に腰を屈める。 真っ白いひらひらした物体が目に入る。 近付けばそれが...
夜回りならぬ西日を浴びながらの昼行燈の奇行が定番として定着してしまった。 昼日中に拍子木を打ち鳴らすことは傍から見れば奇異に映り非常識極まりなき老害として顰蹙るを買っていることはありありなのです。 現に面と向かって飼い犬になぞらえ拍子木の音...
野々市フォルテに市田元書記局長が来演すると云うので足を運んだ。 わたしは日曜版こそ定期購読するが党員ではない。 でも竹を割ったような明快な論理は終始一貫決してぶれないところが何と云っても素晴らしい。 円やかな口調で鋭く世相を斬り込みながら丸...
無断掲載 何せ知らないこと解からないことが多すぎる。 物識りなら尊敬されようが物知らずはひと様より軽蔑され疎んずられましょう。 ところが此のわたしは一向に構わない恥ずかしくも何も感じない。 常識を欠いても知ったか振りよりずっとましだ。 今回...
ことさら誇示することでもない。 誰かが為すべきことを此のわたしが遣ったとてことさら他言いたす程でもない。 むしろ軽んずらせるだけでありましょう。 拙宅の前に公道が通り車が往来する。 横が川なのでガードレールがありそれに沿って雑草が一線状に何...
此れ路傍の花です。 歩道脇のコンクリートの隙間に自生する名の知れぬ植物が見事に育って今絢爛豪華な花を咲かせる。 引っこ抜かれて然るべき踏み付けられて当たり前の名も知れぬ此の植物は今を盛りに堂々と生きている。 其の生命力を湛えたい、其の生きる...
県民大学の大学院市民開放講座に顔を出す。 表題が「砂丘海岸を一変させるオニハマダンコン」とある。 何かしらあの大根と関わりが在ろうことかと拝聴する。 結論的には無さそうであの太くてみずみずしさは此の鬼浜大根にはないらしい。 あの大根が野生化...
散水ジョーロの底に穴が開き水漏れする。 消耗品なので特売所で買い求めればよいものを修理を思い立つ。 トタンかブリキか分からぬが鉄製なら錆びれば穴が開きましょう。 文字通りメッキが剥げたのありましょう。 正体がばれて姿を現した。 その正体は一...
有終の美を飾ったつもりだが遺憾ながら立つ鳥跡を濁さずと迄は参らなかった。 出来得れば雑草のたぐいを除去した上でお返しすべきではあったがそうとは参らず草ぼうぼうの現況のままにした。 つまり、わたしは聖人君子ではなかった、只の実に厚かましき俗人...
わたしは化け学は大の苦手で辛うじて単位だけ戴いた。 我が身自身の組成が不可解で悩み抜いた者が物質の成り立ちまで解明する余裕は何処にもなかった。 化け学が怖くて逃げまわったものが今県民大学大学院の化学講座を敢えて聴講するとは魂消たことだ。 尤...
孫自慢は犬も喰わぬと思いつつもやはり孫バカの老爺です。 親元離れてあの孫が神戸の港を雄々しくも船出した。 未知の大海原へ漕ぎ出したあの孫が世間の大荒波に立ち向かっていようことか。 自炊と聞いたが食事の賄い恙無く熟していようことか。 色んな懸...
今日は医者へ行って細やかなながらも喜びを噛み締める。 滅多に在り得ぬ事でもあり素直に喜べばよい。 ヘモクロビンAICの数値が8、8%から8、7%にそして今回は8、4%まで改善してくれた。 此れお前さんの努力の成果だよと天に御座すあの御方から...
胸を張って天下の大道を闊歩する。 長浜の城下を 神戸の三宮街を 歩け歩け なにわの心斎橋筋を 淡路の住宅街を 歩け歩け 南へ北へ 路ある道を 歩け歩け 重い靴ひきずり 重い荷かついで 歩け歩け 抜かれ抜かれつ また抜かれ 抜かれ放しであるに...
有り難きフアンたちよ 得難き友たちよ おお素晴らしきわが孫たちよ そして家族たちよ つたなきわが足あとを追認して呉れてありがとう これからも 此のたどたどしき足跡に目を落として呉れたら有り難く思う
県民大学の大学院の文学講座を聴講する。 さすが大学院はレベルが違う。 気品高い高尚な文学論が展開される。 ポケモンを知らないものが神出鬼没な獣人たちの世界にとぼし込んだに等しい。 わたしは行き成り異次元の世界で異次元の言語を耳にしたも同然戸...
居合はたしなむ程度ではあるが終生の友である。 もはや段位に手を伸ばすことも試合や大会でおのれを試す必要感もなくなった。 でも下手の横好きの言葉が示す通り週に一度限りではあるが堪らなく抜きたくなる。 帯を締め胴着に着替えれば身もこころもピリッ...
ゴーヤのために胡瓜ネットを代用する。 胡瓜を作ってはいないのに胡瓜ネットを操作するとは些か口惜しいがしかたがない。 何せ此の代物なかなかの手強き厄介者だ。 下手をするとムタムタにこんがらがって収拾が付かなくなる。 万事休すとならんように慎重...
踏切で一旦停止はするものの左右確認を疎かに適当に首を振る仕草だけで誤魔化すことがよくある。 横柄なのである。 見透しの良くない車庫から車を出す時には先ず右を確認し次左を確認したつもりだが確と見ずに発車したのだろう左から車が至近距離まで迫りブ...
当市も全校一斉の学校公開週間が設定された。 保護者でなくても一市民として参観できる旨伺ったので最寄りの中学校へ顔を出してみた。 課外活動のさ中ではあったがみなとても自然に挨拶して呉れる。 その仕草が身に付いている俄か仕込みではそうはいかない...
全て順風満帆旨く行くはずがない。 出世街道まっしぐら行き着くところまで昇り詰めても突如奈落の底までまっしぐらの非情なる現実を今見せ付けられた。 ややこしい住みづらい世の中だ。 パワハラ防止法が成立したと云う。 一体此れは何なのでしょう。 植...
早起き体操会に赴けば藤棚の下に帽子が置き忘れている。 よくあることだと暫しベンチに身を置けば一人の人物が現われお顔を拝見するまでもなくそれは山田さんではありませんか。 かれこれ三年振りになりましょうか懐かしい人物との再会が叶いどちらともなく...
新聞の広報欄に県民大学校大学院開放講座の案内を見た。 申し込み不要で無料にて聴講が出来るとあるので遠慮なしに顔を出してきた。 山道を歩くと道案内をするバッタのような昆虫「ハンミョウ」のことを一途に研究なされる大学の先生から貴重なお話を伺った...
無断掲載 世はストレス社会。 都会の喧騒。 疎外された人間性。 前川清の東京砂漠には「彼方に逢えた」救いがあった。 此処は大都会ではない。 地方都市の外れに位置する新興住宅地。 こんな処にまでもストレス社会は蔓延する。 拍子木を打つ音に犬が...
目の上のたんこぶではないが目の横にオデキのような腫物ができた。 特別痛くはないが触れば不快感が伴なう。 年寄りなんだからアザやホクロやシミの類は年寄りのシンボルとして放って置けばよいのだが少しづつだがポリープの大きさが膨らみつつあったので此...
齢を重ねるとやれ血糖値がどうの血圧がどうのと煩わしい限りだ。 極力気にせず気に掛けないように努めるが性分柄中々た易くはない。 強めの降圧剤に切り替え後四日目に薬局にて計測すれば何と158 mmhg でビックリ仰天だ。 慌てて深呼吸一番もう一...
もうアカンと見切りをつけてサジならぬクワをことさら投げ捨てたわけではない。 でも投げ捨てたも同然、クワが二本わたしの前から姿をくらました。 クワを捨てたはずにも拘らず持て余す時間を紛らわそうと再びクワを握ってしまった。 軒下菜園を思い立った...
わたしの人生には利殖とか蓄財マネービルとは全く縁遠い。 むしろ真逆でシリの毛まで毟り取られた間抜けさんなのです。 連帯保証の押印が元でなけなしの退職金は愚か保険の解約まで強いられそれは苦い経験の持ち主なのです。 そんなわたしだが此の齢になっ...
羽咋には弥生時代の吉崎・ 次場 ( すば ) 遺跡が在って何度か伺ったことが在る。 同じく羽咋には寺家遺跡が在って古代の祭祀の跡で知られる程度で実は何も知らぬも同然であった。 兎に角、いい歳抱えて知らぬ事ばかり余りにも知らぬ事が多すぎはしま...
前田家墓地の清掃作業に今年も従事してきた。 連日の暑さの所為か何時になく参加が少ない。 五つに班に割り振られわたしは4班、小学生を含めてわずか十名足らずで如何にも心許ない。 人海作戦が成り立たなかった。 わたしは熊手で地表に散り敷く落ち葉枯...
予備に持って居た降圧剤アムロジピン2.5mgを呑み切ったので本日より医者が処方したアムロジピン5mgに切り替えた。 朝食後8時過ぎに服用し此れにて血圧を気にする煩わしさから解放されたと安堵した。 何時もようにふれあいにて躰を動かしていたら何...
今日は浄土宗のお坊さんのお話でした。 法然の教えを判り易くはっきりした口調でお話された。 金子みすずの詩「私と小鳥と鈴と」やスマップの名曲「世界に一つだけの花」から人はみんな違った個性の持ち主でありみんなが違っていても其処には何らの優劣の区...
身勝手な判断で予定を変更いたしました。 問題は拍子木を打ち始める時刻です。 寒い内は5時であったものがだんだん暖かくなると同時に日が長くなり最近は7時も大分過ぎたころに出動した。 8時過ぎに夕食を摂れば10時就寝の者には食後の時間が短いよう...
此の物見高い性分は幾つになっても治らない。 隣町の集会所で「ロコモ予防のための運動教室」に参加してきた。 何んと受付名簿につらつら目をやれば全員悉く年配の奥方ばかりだ。 此処は女性限定かと尋ねればそうではないと云うので緑一点を覚悟して厚かま...
忘れぬうちに記録に残さねばならない。 鶴来の松さんの好意で稽古の様子をCDRに収録して貰った。 早速DVDドライブに装填するが一向に作動しない。 仕方がないので鶴寿園パソコン教室へ持ち込み閲覧し序でに静止画面の保存法を教えて貰った。 処がそ...
市民病院が催すまちなかサロン健康講座へ参加した。 二回目になる、今回は「脳卒中にならずに元気に暮らす」で脳神経外科の科長先生からの直々のお話でした。 此の先生が脳外科手術の執刀の当事者で在られると思えば自ずと聞く耳も真剣味が益す。 圧巻は講...
色んな趣味の持ち主がいる。 ところが仕事に追われ生活に追われて趣味どころではない御人も確かに居られよう。 でも仕事をば自分の趣味に仕立て上げればそれ程見上げた快挙はない。 此のわたし如きは有象無象に適当に生きて来た。 何一つとして極めたこと...
2018年11月30日 今日は5月22日、もう初夏だと云うのに殊の外肌寒い、長袖に上っ張りを引っ掛けて会場へ急ぐ。 朝一番の日課、ラジオ体操が始まる。 体を惜しまず元気よく首を回して振り向けば藤棚の下に人影が映る。 見れば幼き小児のようで何...
只今時の人として脚光を浴びる丸山穂高議員のニュースを拝見して真っ先に気付いたことがある。 大阪の孫が書初め大会に入賞し丸山穂高衆議院議員賞を戴いたことなのです。 栄えある賞状に違いない。 恐らく孫には終生の思い出として残ることでありましょう...
其処に在るべきものがない、或る日忽然として姿を消した。 こころの中にぽっかり空洞が生じ虚しく悲しい。 俳聖芭蕉の名句 行く春や 鳥啼き魚の 目に泪 の情景と重なった。 晩春から初夏へと移ろう丁度この時期にわたしは鍬二本を失っ...
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