白雲の流れ背にして残花かな 雲はありましたが、天気は良かったです。 枝垂れをる残花あやかしなりしかと牡丹の二輪ひかりを奏でをり葉のごとく花弁揺るる牡丹かな躑…
俳句を毎日詠みたいと思ってます。山は奥多摩のほうを登ってます。お星様のお話は、いつか再開します。
山登りと俳句とお星様と備前焼と「蒼空」というお酒が大好きな日々を過ごしてます。 一番は、山登りかな、軟弱ハイキング程度ですが、これが止められません。 俳句は、日々のため息と吾が記憶にある風景と自然が放つ声です。 備前焼は土のぬくもりと作家脇本博之に心酔してます。 酒は、京都伏見桃山藤岡酒造の「蒼空」です。機会あれば、お尋ねください。
白雲の流れ背にして残花かな 雲はありましたが、天気は良かったです。 枝垂れをる残花あやかしなりしかと牡丹の二輪ひかりを奏でをり葉のごとく花弁揺るる牡丹かな躑…
新しき住宅地かと花水木 今日は、天気は良かったですが、風が強い日でした。 おひたしのための菜花や無人市満天星の音なき音を響かせり風といふ友達や小手毬の花街角…
空といふ沈黙を背に花は葉に 国分寺の殿が谷戸公園にクマガイソウがが咲きました。 舞ひ納めしてをりしかと花は葉に仲の良き姉妹のやうな牡丹かなそれぞれの葉に陰陽…
雲よりも自由でありぬ若楓 昭和記念公園を歩いてきましたが、凄い人出でした。 野をゆける風の在り処の若楓若楓歓びの歌奏でをり大空といふ遊び場や若楓原色を目に焼…
渓流の音が誘ふ春の山 昨日は、日陰躑躅の山である坪山に登ってきました。 林間の灯し火一人静かなジグザグに登りゆく尾根春の風声掛けて声掛けられて春の山山さぐる…
二日連続で 良い天気となった水曜日、 雨降りの次の日は登山道が滑るが、今日は大丈夫であろうと、日陰 ツツジ を見ることが出来る山の坪山へ行くことにした。 平…
花満ちてこころ穏やかならざりし 昭和記念公園のチューリップと桜の競演が素晴らしいです。 今生を夢のごとくに花吹雪鶯や山気ひろがる苑の道古里の遠き山々三つ葉躑…
波風の立たぬひと日や花辛夷 今日は、一日中雨のようですね。 山中の雪かと紛ふ花辛夷なほ白き衣の富士や花辛夷辛夷散る土へと帰る覚悟とも山霊の宿りをるかに花辛夷…
自動ドア開き広がる桜かな 桜満開ですね。今日は、午後から俳友のご自宅に招かれて、ご相伴してきました。 紅枝垂れ桜に宿る鳥の声ゆわらんと揺れ紅枝垂れ桜かな紅枝…
昨日は、御岳山の富士園地から日の出山・麻生山を歩いてきました。
雲去りて尾根に残れる山桜 昨日は、日の出山から麻生山へ行ってきました。 単線の停車の度のさくらかな曇煙る奥多摩の山桜かな鶯のこの一声や雨上がり花ぎぶし御嶽の…
御岳山の富士園地のカタクリの花が咲いたということで、友と二人で出かけた。 友とは 青梅駅で合流して、御嶽駅のバスは臨時バスに間に合って、八時過ぎに出発で、バ…
灰色の空の濃淡花の雨 もう雨が上がったようですが、少々寒いですね。 花の雨心理の本に鬱の文字姿なき飛行機の音花の雨花の雨時を留めてゐるやうな赤々と煉瓦の塔や…
花桃や瓦屋根持つ門構へ 立川の根川を歩いてきました。かなり咲いてきましたね。 風もまた躊躇するかに若楓多摩川の空へと伸びてゐる桜一時の日差し花韮開きけり桜背…
養花天水音立ててゆく車 午前中、歩いてたら雨が降ってきました。 キューピットなりたる鳥や花の中韮の花地上の星も瞬ける曇天に躊躇してをり韮の花曇天の静止画のご…
富士の峰をなきものとして霾れる 片倉城跡公園へカタクリの花を見に行ってきました。 置物のやうな髪型花の下山桜多摩の横山どこまでも音のせぬ小さな流れ水芭蕉流れ…
初花の木々に霊気の宿りかな 国立へ歩いてきました。桜は三分と言うところでしょうか。 風を呼び風をいなして枝垂桜マンションの鉾のやうにも花辛夷斎場の前紅枝垂桜…
風に根を下ろしてをりぬ碇草 今日は、能岳から八重山を歩いてきました。 背を向けてそつぽを向きて蝮草春の日の柔和な馬頭観世音吾が影が道連れなりぬ春の山日の斑は…
開花宣言があれば行きたくなるのは、上野原の八重山である。山のことであるからしてまだ少ししか咲いていないだろうが、その少しの山桜を見に行くことにした。幸いに気…
木蓮や一羽の烏てつぺんに 昭和記念公園を歩いてきましたが、今日は、流石の人出です。 春休み子は遊び場へまつしぐら花馬酔木日陰ならばの数なりぬ道少しそれて静寂…
結社誌「深花」贈呈賜りました。大木雪香主宰ありがとうございました。主宰の句を六句ほど、拙い鑑賞ですがさせて頂きます。ありがとうございました。 初日の出何も言…
音のして見えざる渓や山桜 今朝は、雨風が強かったですね。少し収まって明るくなってきました。人生嵐の時ばかりではないです。 磐座に色褪せる幣山桜縁側に座せば荒…
板塀の一角枝垂桜かな 昼前にぽつぽつと落ちてきましたが、雨は夕方からのようですね。 花辛夷小山ひとつの小公園曇天を剥がれるやうに散る辛夷荒々しき風恋ふごとく…
寺示す標へ枝垂桜かな 今日は、暖かくて午前中散歩しましたが、コートいらなかったですね。 丹沢の主峰を覆ふ春の雪奥多摩の奥処の峰に残る雪天界の風のひかりの若葉…
海見えて風土記の丘の蕨かな 今日は、一日中雨ですね、昨日今日と二日連続雨はきついですね。 園児らの声高らかに蕨山早蕨や女人禁制碑のありし防火帯蕨の道でありに…
瀬の音の荒々しさよ山椿 昨日は、高水山から岩茸石山へ登ってきました。バタバタしてて、昨日は掲載できませんでした。 草木染月明塾や春灯し渓流に釣師点々春寒し鶯…
高水山の猫の目草を見に行かなければと、今週は天候の悪い日が続くようなのでその間隙を縫って雨でなければ良しとして出かけることにした。軍畑駅到着が八時四十分過ぎ…
手拭ひに格子刺繍や磯かまど 雨の予報でしたが、これからでしょうか。 磯かまど襦袢に星のおまじなひ磯かまどカギノミの潮まづ落とし磯かまど万葉集に海女のこと磯か…
強東風や白雲ぽつり空に置き 今日はまた天気が良いですが、風が強いですね。 雪柳こころ乱るる日もありぬ強東風や丘の高みを目指す子ら遠峰ほど残雪渓を覆ひをり土佐…
葬儀待つ人々乙女椿かな 今日は、天気が目まぐるしく変わりますね。 木道に沿ひゆくやうに草青む草青むとんとんとんと歩む鳥ムスカリや道路に際といふところムスカリ…
雲解れ空青々と涅槃西風 今日は、天気が良くなりましたが、やはり、風が冷たいですね。 春風へピンクの髪の少女かな街角に庚申塔やペンペン草黃梅の針金のごと枝なり…
鶯や朝の山路の第一声 昨日は、木下沢へネコノメソウを観察に行ってきました。花粉が凄くて、調子が悪く昨日は、ブログの更新が出来ませんでした。 紅白を織りなす山…
木下沢のたぶん最盛期となったネコノメソウを見に行かねばと、17日に高尾駅発八時三十一分のバスに乗る。さすがの日曜日で、三台のバスで出発である。裏高尾へと入る…
大都市の四囲を閉ざせる霞かな 今日は、半袖でも良いぐらいの感じでした。 鶯や公園口といふところチューリップ背にしてをりし笑顔かなひかりつつ公園口のチューリッ…
水の泡広がるやうに草青む 今日は、脳のMRI検査をして、定期検査をして、五時間ぐらいかかりました。 二階屋のベランダにつと黃水仙校歌はも口ずさみつつ卒業生春…
初花やむかし黒門ありし地に 今日は、上野で吟行会でした。 初ざくらかつて奥羽へ始発駅落椿上野戦争記す石碑高揚がる水はミューズか春の苑春光の水辺に集ふ家族かな…
春光を風が運んで行きにけり 今日はまた、風の強い日でした。春光の綺羅となりたる水面かな春光の梢を渡り行きにけり雪解風遠き山ほど白かりぬ春空の果に輝く白峰かな…
お彼岸や渡しの名書く名所図会 今日は、あいにくの雨でしたが、なんとか片付けなければいけないことが出来ました。 お彼岸の明るき雨となりにけりお彼岸や砂持ち上げ…
山道へ踏み出す一歩春寒し 今日は、高尾山にハナネコノメソウを見に行ってきました。 vの字に青空入れて杉の花芽吹きをる木々の高さや高尾山渓流の白白として雪解水…
高尾山琵琶滝コースと蛇滝コースの猫の目草を見に、朝はゆっくりと起きて、高尾山口駅の到着は八時四十 分である。まずはケーブルカーに沿う道を行く、左手の山肌を眺…
春光や果てなく鉄路続きゆく 今日は、昭和記念公園で、立川ハーフマラソンで凄い人出でした。華やぎがあって良いですね。 ものの芽を育む風となりにけり母挟むやうに…
凹凸の生まれる空地草青む 今日は、午前中が歯医者で、午後に少し散歩しました。春の雪跡形もなく消えました。 春の日を乗せて循環バスのゆく街騒に消えて仕舞し名残…
空の色二分けにして寒戻る 曇り時々晴れでしたが、寒かったですね。 嘴のやうに鋭き春蘭の芽春蘭や世に祈ること多かりぬ春蘭や前向きにして頭の低し垂れ下がるほどに…
春光を纏ひては解き大河ゆく 雨からお天気に変わりました。これから歩くのもしんどいんで今日は歩きなしです。 惜しみなく春光となる伐採地春光の画廊の陶を際立たす…
雨意孕む春空にまだ高さあり 午前中、歩いてたら、ぽつりと来たので、傘を忘れてて、慌てて帰りました。 日輪の見えて春雨予報なりクロッカス犬に引かれてゆく歩幅ク…
バス停の渓へ白梅滝なせる 今日は、日影沢から高尾山まで歩いてきました。 山肌の春の調べの日の斑とも渓流の音を友とす春の山とろとろと春の水ゆく日影沢春の渓奥処…
高尾山ビジターセンターの情報でヤマルリソウが咲いたとあり、火曜日から天気予報が雨なので、月曜の今日高尾山周辺を歩いてみることにした。高尾山発小仏行きのバスは…
紅梅や和尚の筆の茶筅塚 今日は、春疾風の感じで、寒かったです。 白梅を散らしてをりし鳥一羽動かざる雲空に置き春疾風紅梅と白梅囲む小公園落椿羽衣町に西東春疾風…
奥多摩の山青々と斑雪 今日は、上着がいらない天気でした。 春なれや大岳山は耳立てて春連れて園児らの声歩みくる春うらら鏡のやうな湖ひとつ白雲をひとつぽかりと百…
草青む自転車でくる保育園 今日は、多摩川まで行きましたが、富士山の肌が少し見えたぐらいでした。 曇天や薄桃色の梅の花青空を追ひ詰めてゐる春北風冴返る雲の高さ…
杉の花鉾の形に空を翔ぶ 今日は、今熊山から小峰公園を歩いてきました。 囀りやひらがなで彫る道標青空へ伸びるだけ伸び里の梅水のなき川へと散れる梅の花紅白梅ずら…
小峰公園のセリバオーレンを見たいのと、金剛の滝の花ネコノメソウの状態を知りたくて、春北風のおさまる今日の日をチャンスとして出かけることにした。従前は刈寄山か…
奥多摩の薄絹となる春の雪 天気は良いですが、風の強い日です。杉の花で遠景が霞んでます。 動かざる白雲ひとつ春疾風湖へ来て綺羅となりたる春疾風島影に身を低くし…
湾曲に春光伸びてゆくレール 今日は、春疾風でした。花粉が凄かったです。昭和記念公園の春蘭咲きました。 奥多摩の谷を深めて春の雪丹沢を浮き立たせたる春の雪丹沢…
山々に降りる天使や春の雪 昭和記念公園のクロッカス咲き出しました。 奥多摩を覆へる雲や春の雪大空をカンバスとせる春の雲春寒し岸へ打ち寄す湖の波気怠さは愁ひの…
修正会ダムなき川の水の嵩 今日も一日雨です。散歩出来ないのが困りものです。 星々へ声轟かせ会陽かな裸押し闇に炎の備前窯裸押しその名やさしき吉井川交易は高瀬舟…
プリズムのごと薄氷のひかりかな 今日は、雨で、句会の連絡の手紙を出すのに、外出したぐらいです。 寡黙なる言葉のやうに薄氷薄氷渓の息づき荒々し一輪の平安美人落…
飛行機雲真つ直ぐ伸びて春の園 昭和記念公園を散歩してきました。雪柳がもう色付いていたのには驚きました。 腕まくりして公園の二月かな残る鴨家族の水脈を重ね合ふ…
武蔵野の青麦の畝果知らず 今日は、午前中雨で、一歩もまだ外に出ておりません。 青麦や富士の峰望む丘に立つ青麦や幼き日々の遊び事青麦や寺の土壁まで続く青麦や畑…
紅白の梅が陣幕関所跡 朝起きたら、雨が降っており、目的の山を断念して、景信山に登ってきました。 それぞれの庭に老木梅祭手入れせる庭の梅まづ褒めにけり春泥の工…
朝起きたら雨が降っている、これはダメだともう一眠りして、定時の七時に起床すれば雨が上がっている。もう目的の山のバスに間に合わないので、いつもの景信山へ猫の目…
自販機に青赤表示寒戻る 曇り空といえども、今日は、明るさがあります。 寒戻る髭茫々の男達過ぎ去りし日々のことなど寒戻るどつかりと似たもの夫婦春の旅群れてゐて…
海底に波のひかりや春一番 昨日の伊豆の句です。今日は、歯の治療に行って、歯が沁みて痛いこと痛いこと。こう言う日もありますね。 春の海まだ明けやらぬ朝湯かな養…
大河には無数の支流雪解風 昨日が熱海梅林から網代で宿泊し、今日は、軽く熱海を散策して帰ってきました。コートはもういらないですね。 梅林の空ゆく風の白さかな白…
残る鴨等間隔にゐる岸辺 もうちょと暖かくなるかと思っていましたが、今ひとつでした。 水辺へと影を映して残る鴨残る鴨無心の境地なりしかと水面へと根を張るごとく…
里山も遠峰も抱き春霞 確定申告は、年に一回のことなのですぐに忘れて、難儀します。夕方、散歩がてら句を頂いてきました。 青天であれども春の風寒し空地今草青みた…
屋上の鎮守の杜の芽吹きかな 今日は、銀座四丁目を吟行してきました。 小社へ寄せくるごとく木の芽風いにしへの交差する街東風吹けり春なれやゆっくり歩く四丁目四丁…
建物の影の形に残る雪 おだやかな日和の一日でした。これから春の気配が更にと言う日でした。 春なれや翼のやうに腕反らし白峰が放ちてをりぬ春の雲空港行きバスのし…
日の斑得て残雪美しき山の道 今日は、雪の浅間嶺を歩いてきました。 春の雪ざくざくざくと靴の音春の雪落とせる枝を分けてゆく足跡に足跡重ね春の雪雪雫吾の背中にあ…
不思議なもので、雪が降ると毎年浅間嶺に登りたくなる。バスは武蔵五日市発が 九 時のがあり、それを基準とすれば西国立初が七 時五十九 分で間に合うことになり、…
春の雪屋根の起伏をなぞりをり 街中は、春の雪も随分と解けました。 春耕やむかし国府のありし里木の芽風遺跡発掘現場かな紅梅や国府と国府結ぶ道チチチチと一樹賑は…
靴跡は大きく深く春の雪 昭和記念公園を散歩してきましたが、まだ、雪原です。 白犬の春の雪原歩みくる汚れなく苑を覆へる春の雪水音はみな楽となり木々芽吹く綺羅と…
目鼻みな葉つぱでありぬ雪だるま 思っていたよりは、積もらなかったようですが、人の歩かれない道ほど、ぐちょぐちょですね。 背広へと両手突つ込み春の雪雨垂れとい…
顔見えぬピンクのフード春寒し 予報通り、春の雪で、随分と屋根は白くなってきてます。 玄関へ人は招かれチューリップ白梅や人の気配のなき住まひ臘梅やグラウンドあ…
抱きをり同じ顔の子草萌ゆる 今日は、春近しの感じが一杯の日でした。 春泥や石碑のやうに橋の跡春なれや舞台のやうな出窓とも仕出し屋の菜の花咲かせをりし鉢春の鳥…
紅梅の空を寿ぐ木々の鳥 今日は、寒いです。曇天のせいか、殿が谷戸の福寿草も開いてませんでした。 紅梅の下に座したる筆童子開け放つ八角堂や木の芽風水仙花女子高…
黃梅の底なし沼のやうな蕊 午前中、快晴から曇りになって、午後にまた快晴になりましたね。 黃梅や大陸のことつと思ふ青空の贈り物かも枝垂梅枝垂梅天へ屋根なすごと…
浮寝鳥水面に映りをる大樹 結構冬霞はありましたが、良い天気でした。 飛行機の音に目覚めて浮寝鳥浮寝鳥水面に宿るもの数多風の精ひかりの精や浮寝鳥水面へと広がる…
木の根道一段づつの冬日かな 昨日は、陣馬山から影信山を歩いて来ました。 冬日へと一歩一歩の山の道林間の木漏れ日拾ひ冬の山若者の一歩の長き冬の山杉林の尾根の冬…
友と陣馬山に登る約束をして、後は、ルートだが、友が陣馬山から景信山の間を歩いてないということで、今回はそのルートを歩くことにした。幸いに、月曜の今日は天気も…
雪嶺を奥処にならべ多摩の山 昭和記念公園の休業明けで、福寿草を見てきました。 関東の瑞々しきは冬の青空冬鳥の声転がりてくる森の中冬空の飛び込みたくもなる青さ…
北風の奥多摩の雲吹き飛ばす 良い天気ですが、風が冷たいです。午後、会合あり早めに投稿します。 北風や東京の空青々と干布団持ち上ぐやうな風なりぬ北風のものとな…
くつきりと富士の峰寒波来てをりぬ 天気の良い中にも寒波の気配があり、今朝は寒かったようで、シモバシラの花が出来てました。 冬木の芽母の手を振りほどく子よ橋の…
冬桜遠峰が透けてゐるやうな 寒波が音もなく忍び寄って来ている感じの天気です。 白雲の寿ぎてゐる冬桜連山の尾根引き寄せて冬桜冬桜枝しなやかに風に揺れ石楠花の蕾…
枯野ゆくディーゼルといふ乗り心地 野上駅から総持寺の金子兜太の句碑と墓を訪ねて、氷池から長瀞アルプスを歩いてきました。 冬ざれを灯す日差しやデーゼル車枯野へ…
宝登山の蝋梅もそろそろだろうからと友を誘うと行こうという話になって、秩父鉄道野上駅に 九 時二十二 分に待ち合わせる。私は六 時前には起きて、七時前の電車で…
冬桜ひたすら揺らす二羽の鳥 今日は、午後から雲が増えました。 白雲も青空も好き冬桜白き腹見せて突付ける冬の鳥曇天がひとつにしたる冬の山冬鳥を蹴散らしてゆく二…
海にたつ柱状節理野水仙 今日は、雨のせいか、外出をしないままに日が暮れました。 水仙の香りを運ぶ海の風御不浄の牛乳瓶に水仙花大波へ向きてをりたる水仙花水仙や…
時きざむ水車の音や冬の芹 夜には雪になりそうな雨です。山は、雪になっているかも。 渓深く落ちくる水や冬の芹大菩薩連峰高し冬の芹冬芹やとろりとろりと湧ける水冬…
たつぷりの菊を浮かせて花手水 今日は、定期健診と帯状疱疹ワクチン接種で午前中が潰れて、午後散歩出来ました。 石塔の高さ紅梅満ちにけり紅梅を広げるやうに大庇侘…
青空の血管となる枯木かな 今日は、常よりも気温が高かったように思いました。 水陽炎とろりと冬の湖面かな鳰一羽胸で分けくる湖面かな白鷺の一羽の影を置く湖面羽根…
寒晴や列なすパン屋駅前に 気温はママですが、天気は良かったですね。 裸木のぽつりぽつりと広場かな寒晴へ音放ちゆくヘリコプター日差しへと見つけられたる冬すみれ…
すつきりと晴れて寒波の山路かな 今日は、御岳山・日の出山を経て竜の髭から生涯青春の湯へ下山しました。 ストーブに集ひて待てるケーブルカードア開けしままの寒さ…
年末から年始にかけて腰の調子が今一で山歩きを控えていたが、少し持ち直した感じがして山始めをすることにした。御岳山へ参拝して日の出山へ行き、生涯青春の湯に浸か…
冬の山ことなきごとくひとつ影 今日は、風が寒かったです。 関東へ風を放てる冬の山稜線は翼をなして冬の山ひかり立つ波となる風浮寝鳥風のなき波なきところ浮寝鳥天…
寒晴のひかりとなれる蔵の壁 昨日は、句会があり、ほぼ一日潰れました。今日もその後処理でバタバタしてました。 寒晴の車窓にしばし富士の峰寒椿むかし国府のありし…
お焚き上げその塵あびて達磨市 午後に青梅のだるま市へ行ってきました。即吟ばかりです。 社への急階段や達磨市街道は社の眼下だるま市途切れざる記帳の列や達磨市お…
咲き初めて恥づかしげなる水仙花 今日は、芝離宮で吟行会でした。いや、寒かったです。 咲き初めて早や俯きし水仙花寒天やビルが区切れる庭の空足元を薄く照らせる寒…
遠見して色合ひ違ふ浮寝鳥 今日も、昭和記念公園を散歩してきました。 寒菊のひかりを四方に放ちをり寒林のどこかに鳥の居るらしき冬の日の波止場の壁の水陽炎寒林を…
枯芝をどこまでもゆく園児かな 今日は、送付した荷物が届かないトラブルで、半日ほど費やして、ようやく解決しました。 一本の枯木の下の園児達公園のオブジェとなれ…
丸の内改札口で御慶かな 今日は、東京駅から巡回バスに乗って、明治生命館を見学して、丸ビルから東京駅を眺めて、キッテの旧局長室と六階の庭園からの東京駅の景を楽…
「ブログリーダー」を活用して、大山大介さんをフォローしませんか?
白雲の流れ背にして残花かな 雲はありましたが、天気は良かったです。 枝垂れをる残花あやかしなりしかと牡丹の二輪ひかりを奏でをり葉のごとく花弁揺るる牡丹かな躑…
新しき住宅地かと花水木 今日は、天気は良かったですが、風が強い日でした。 おひたしのための菜花や無人市満天星の音なき音を響かせり風といふ友達や小手毬の花街角…
空といふ沈黙を背に花は葉に 国分寺の殿が谷戸公園にクマガイソウがが咲きました。 舞ひ納めしてをりしかと花は葉に仲の良き姉妹のやうな牡丹かなそれぞれの葉に陰陽…
雲よりも自由でありぬ若楓 昭和記念公園を歩いてきましたが、凄い人出でした。 野をゆける風の在り処の若楓若楓歓びの歌奏でをり大空といふ遊び場や若楓原色を目に焼…
渓流の音が誘ふ春の山 昨日は、日陰躑躅の山である坪山に登ってきました。 林間の灯し火一人静かなジグザグに登りゆく尾根春の風声掛けて声掛けられて春の山山さぐる…
二日連続で 良い天気となった水曜日、 雨降りの次の日は登山道が滑るが、今日は大丈夫であろうと、日陰 ツツジ を見ることが出来る山の坪山へ行くことにした。 平…
花満ちてこころ穏やかならざりし 昭和記念公園のチューリップと桜の競演が素晴らしいです。 今生を夢のごとくに花吹雪鶯や山気ひろがる苑の道古里の遠き山々三つ葉躑…
波風の立たぬひと日や花辛夷 今日は、一日中雨のようですね。 山中の雪かと紛ふ花辛夷なほ白き衣の富士や花辛夷辛夷散る土へと帰る覚悟とも山霊の宿りをるかに花辛夷…
自動ドア開き広がる桜かな 桜満開ですね。今日は、午後から俳友のご自宅に招かれて、ご相伴してきました。 紅枝垂れ桜に宿る鳥の声ゆわらんと揺れ紅枝垂れ桜かな紅枝…
雲去りて尾根に残れる山桜 昨日は、日の出山から麻生山へ行ってきました。 単線の停車の度のさくらかな曇煙る奥多摩の山桜かな鶯のこの一声や雨上がり花ぎぶし御嶽の…
御岳山の富士園地のカタクリの花が咲いたということで、友と二人で出かけた。 友とは 青梅駅で合流して、御嶽駅のバスは臨時バスに間に合って、八時過ぎに出発で、バ…
灰色の空の濃淡花の雨 もう雨が上がったようですが、少々寒いですね。 花の雨心理の本に鬱の文字姿なき飛行機の音花の雨花の雨時を留めてゐるやうな赤々と煉瓦の塔や…
花桃や瓦屋根持つ門構へ 立川の根川を歩いてきました。かなり咲いてきましたね。 風もまた躊躇するかに若楓多摩川の空へと伸びてゐる桜一時の日差し花韮開きけり桜背…
養花天水音立ててゆく車 午前中、歩いてたら雨が降ってきました。 キューピットなりたる鳥や花の中韮の花地上の星も瞬ける曇天に躊躇してをり韮の花曇天の静止画のご…
富士の峰をなきものとして霾れる 片倉城跡公園へカタクリの花を見に行ってきました。 置物のやうな髪型花の下山桜多摩の横山どこまでも音のせぬ小さな流れ水芭蕉流れ…
初花の木々に霊気の宿りかな 国立へ歩いてきました。桜は三分と言うところでしょうか。 風を呼び風をいなして枝垂桜マンションの鉾のやうにも花辛夷斎場の前紅枝垂桜…
風に根を下ろしてをりぬ碇草 今日は、能岳から八重山を歩いてきました。 背を向けてそつぽを向きて蝮草春の日の柔和な馬頭観世音吾が影が道連れなりぬ春の山日の斑は…
開花宣言があれば行きたくなるのは、上野原の八重山である。山のことであるからしてまだ少ししか咲いていないだろうが、その少しの山桜を見に行くことにした。幸いに気…
木蓮や一羽の烏てつぺんに 昭和記念公園を歩いてきましたが、今日は、流石の人出です。 春休み子は遊び場へまつしぐら花馬酔木日陰ならばの数なりぬ道少しそれて静寂…
結社誌「深花」贈呈賜りました。大木雪香主宰ありがとうございました。主宰の句を六句ほど、拙い鑑賞ですがさせて頂きます。ありがとうございました。 初日の出何も言…
新緑の底にぽつかり湖の青 午後には結構雲が広がりました。 新緑の連山支ふ白き富士白富士の額縁となる藤の花新緑の色様々に杣の里ドッグランどのエリアにも花水木新…
鶯や清流の音そびらとす 今日は、南高尾の二輪草と山吹草の群落を見てきました。南高尾から裏高尾まで歩いていささか、疲れました。 清流に垂れてタクトや藤の花集落…
(南高尾の見晴らし台からの景色です。富士山の頭が見えます。) 南高尾の二輪草と山吹草が見たくなって、高尾山口駅 へ 八時を目処に出かけた。高尾駅で美味しいおに…
葉桜や空の解れてきたる街 今日は、晴れで、午前中は歩いていて汗ばむぐらいでした。 春宵や町屋造りのワインバー竹垣の日本家屋や青楓池を模す石組みの庭松の芯葉桜…
昂れるものを鎮めて花は葉に 今日は、一日中雨のようです。散歩なしの机上俳句です。 花は葉に後引くやうな一目惚れ花は葉に静けさ抱きをりし墓地花は葉に河の向かう…
葉桜となりて定まる墓地の空 今年も、殿が谷戸公園にキバナホウチャクソウが咲きました。高尾山系のクマガイソウは、咲いたでしょうか。 石楠花の参道の空浮き沈み葉…
ビル街を一羽の烏花水木 思ったよりは、黄砂が少ない気がしますが、花粉症には刺激が強過ぎます。 芽吹く樹々玻璃の向かうで会議せり嬰児のやうな空とも若葉風新緑の…
葉桜やふと兆したる胸騒ぎ 風があって、花粉が多い日の様に思いました。 真つ直ぐに躑躅に沿へる自転車道舞ふといふことにも風や花水木風にある白さ新緑裏返る雲奏で…
鳥の声しきりに桜蕊降れり 歩いていて、汗ばむ日でした。 誘惑のごとくに揺れて芥子の花山肌の八重山吹の揺れ止まず子らの頬くすぐるやうに若葉風湧き上がり山肌をゆ…
青空をなほ淡くせる若楓 今日はまた、すこぶる良い天気でした。 花水木風の調べとなりにけりスカートの真つ赤な少女糸桜新緑の影柔らかく抱く大地新緑の色様々に過ぎ…
入学や青空へゆくエレベーター 今日は、靖国神社での吟行でした。 新緑を左右に分けてゆく参道参道の暗がり灯る著莪の花新緑の空を支ふる大鳥居鳥の声囃してをりし芽…
曇天をそびらに桜蕊降れり 今か今かと、思っておりましたら、やはり降り出しました。三日前から瞼が腫れて、今日、病院へ行ってきました。 風もまた色付くや桜蕊降る…
菜の花や大きな空き地駅前に 雨はまだ降っていませんが、風の強い日です。 春疾風不穏な雲の走りくる青空の過ぎ去る速さ春疾風山肌が八重山吹の舞台なり勧進帳八重山…
大空の風呼び桜蕊降れり 桜吹雪と桜蕊と両方を楽しめますね。 天界の化身の枝垂桜かな廃屋へ不法投棄や蔦若葉紙のごと見栄えとも草苺の花たちまちに変はる主役や花水…
サイクリングコース入口チューリップ 桜も随分散ってきました。 山吹の巌のやうに静かなり芽吹きみな風柔らかく往なしけり山桜野武士のごとく佇めり何処から散りくる…
想ひ出を満たすごとくに散る桜 踊子草も咲き始めました。山で見たいものです。 菜の花の仮設現場の跡地埋め春空や途切れてひとつ飛行機雲一軍に後先のあり諸葛菜ひか…
杉山の間に間にさくらさくらかな 今日は、広島の友と鉄五郎新道に岩団扇を訪ねました。 ひと渓へ飛沫をなして散る桜山桜庭に咲かせて丸木小屋杉の間にくつきりと咲き…
今日は広島の友を誘って、御岳山の地図にないコースの鉄五郎新道を行くこととした。今の時期ならばの岩団扇を見れる。友とは古里駅八時三十五分着で待ち合わせたので、…
新緑の中を男の背中ゆく 昨日の山梨二日目は、大蔵経寺山へ登って、その後、桃の里を訪ねました。 山道の標のごとく花の塵新緑の尾根に積石塚古墳アルプスの展望台の…
大蔵経寺山石和に泊まった二日目は登ったことがない山梨百名山の、大蔵経寺山へ登ることとし、宿を七時三十分過ぎに出て、石和温泉駅の起点は八時出発で、北口へと歩を…