チェアリングとは。外へ飛びだし、お気に入りの場所を探して突然椅子を展開。読書や食事、飲酒と…あたかもパーソナルスペースの様に振舞う、最も簡単なアクティビティとして近年人気。そう書けば、場合によっては迷惑行為にも写りそうだけれど、目的上、人気
チェアリングとは。外へ飛びだし、お気に入りの場所を探して突然椅子を展開。読書や食事、飲酒と…あたかもパーソナルスペースの様に振舞う、最も簡単なアクティビティとして近年人気。そう書けば、場合によっては迷惑行為にも写りそうだけれど、目的上、人気
フロントバッグのオジギは、言ってみればフロントバッグの宿命、ハンドルに引っ掛けてマウントする以上避けられないカルマだ。よって、バッグの形状をあらかじめマチの少ない構造にするか、もしくは、マウント部分を工夫するなど、様々な方法でそれぞれに対処
発端は、会社から周年記念で貰ったコンパクトストーブ。『湯沸かしオジサン』と揶揄されるコーヒーライドに以前から興味はあったけれど、初期投資もそれなりやな、と悩んでるトコにストーブを貰ってしまっては、もう止まる理由はなくなってしまった。そんな矢
ロカビリー系のライブバー。ステージの最前列で盛り上がるオジサン。周りの客に煽られて調子付いてしまい、ついにはステージに上がって観客席を向いてペロリと舌を出した所を、ベーシストの男性に突き落とされて睨まれて、コソコソ席へ戻っていったそのオジサ
完成車の殆どが、ディスクブレーキになった昨今。リムブレーキの未来はどうか。性能は及ばずとも、軽さについては、圧倒的に有利に思える。いつの時代も、リスキーでクレイジーな奴はヒーローだった。『見ろよこのロード、リムブレーキとか本格的だな!』と、
PAS NORMAL STUDIOS vs Raphaのビブを考察する。
暖かくなると、自転車に乗りたくなるし、自転車に乗ると、新しいウェアが欲しくなる…そろそろビブを新調したいと思ってる方も少なくないのではないだろうか…そこで、お節介ながらPAS NORMAL STUDIOS(以下PNS)とRapha、どちらの
街は12月を迎えようというのに穏やかな日差しが続くので、油断していたのかも知れない。突然、冬はその訪れを主張する様に切り付け、俺はココにいるぞ、と言わんばかりに冷気を吹き付けた。それはサイクリストにとって、招かれざる客といったところだろう。
『パパ、毛、薄くなってきたね。』冬休み、僕の肩を揉む息子の、忌憚ない言葉が胸を締め付ける。そんなバカな。…いや、まさか…サイクリング・キャップ、か。現実を直視出来ない大人は、常に何処かにそれなりの理由を見出し、自分を納得させようとするモノだ
時速48.2km。コース中、唯一舗装された区間。高速ストレートに先頭で躍り出た僕は、ガシュガシュッ、とブラケットのレバーを押し込み身を屈め、重くなったギアを一気に踏み込んで、その速度域まで加速した。引き離すんだ、と独り言ちるより速く、右から
FARM CIRCUS x 神戸観光局 x Rapha x 剣菱酒造
iPhoneの振動で目を覚ます。休みだというのに、早起きしなければ。久しぶりのライドイベントだ。絶対遅刻出来ないし、それなら、早めに行って集合場所近くのスタバに早目に着いてマッタリタイム、のハズが…尼崎で乗り継ぎをウッカリ見落とし、まぁでも
以前の職場も非常に居心地がよかったが、ステップアップの為の転職。という、常套句を引っ提げての転職活動に、良いカタチでピリオドを打つ事が出来た、ところまでは良かったが…。この歳で新しい環境というのは、思ったより辛い物がある。ノロい僕のエクセル
ペダルを踏んでいる間は、日頃のシガラミから解放されている、と感じる。路面がテクニカルな程日常を離れ、息が上がる程自分が生きている事を知る。自転車が独りでも楽しめる要因は、きっとそんな部分ではないだろうか。レース前日。二人の子を連れて輪行し、
人生にターニングポイントがあるのか。という問いには、ミュージシャンのごとく、ノーと答えるべきだろう。分岐点はあってもただ前に進むしかない。折り返して、幼児の様な余生を過ごすつもりはない。気がつくと僕はまた、分岐点に立っていた。たまたま与えら
ガーミン810が何をやっても動かなくなってしまった。修理も考えたけれど、物欲に従うなら、これは恰好の機会である。話題のWahooと迷いつつ近所の自転車屋に行ってみると、出たばかりのガーミン530、830が意外にも安い。センサー無しで3万と海
子供たちを実家に預け先にウチへ戻る。棚の上で薄っすら埃を被ったガーミンにケーブルを差込んで充電を始めるけど、走り出すまで後10分もない。突然の思い付き。この空いた2時間だけでも久しぶりに走りたいと思ったのだ。時計の針は15時半を回る。タイヤ
2018年は大変な年だった。娘の入院、僕の昇進、そういえば自転車も、シングルからマルチに変わった。目まぐるしい変化の中で、ふと自分の立ち位置を振り返る。僕のアイデンティティとはなんだろう。子育てであったり、仕事であったり、人間関係、自転車。
ポートワインをご存知か。かの赤玉ポートワイン(現赤玉スイートワイン)の原型。例によってライド上がりにソウ君にご馳走になった際、彼が小さな器に注いだ、ブラックパールを思わせる液体。それは深く、甘美で、脳髄を痺れさせてくれる。今年の暑さは異常だ
葛城山で十分に脚を削られた後、グラベルの登りを、皆フラフラと後輪をスタックさせては登っていく。とはいえ不思議なもんで、未舗装路というのはなんだかワクワクさせる魅力がある。よくもまあ、ソウ君こんな道を見つけたモンだ。この辺りの道に詳しい中井さ
和泉山脈の主峰、葛城山。標高850mを誇り、7つの登りコースを持つ事でサイクリストの間では知られていて、KATSURAGI SEVENS ATTACK と呼ばれてるとかなんとか。僕らが走るのは、つづら折りが多く比較的登り易い塔原ルート、その
KINFOLKというブランドを選ぶ。それは何か少し、純粋にスポーツバイクに乗ってみようというのとは、何か違う様に僕は感じている。どんな人がこのブランドを選んでるんだろう。もし一緒に走れるなら。そんな人達と、気持ち良いライドを。最高のディナー
「…またかよ」つい、僕は声に出してしまった。他に誰もいない、葛城山の山中で。何度も繰り返すつづら折りに、さっきココを通ったのではないかという錯覚にすら陥った。くだんのKINFOLK オーナーズミーティング、最後のチェックライドをしてる最中で
僕のロードバイクはホイールに、シャマルミレというカンパニョーロ製のアルミハイエンドモデルを使っているのですが、スポークの太さや組み方、何よりリム面までブラックアウトされたルックスが気に入っていて、月間500kmくらいの走行でかれこれ2年以上
KINFOLKというブランドについて語る立場にあると思わないのですが、いちオーナーとして思う事は、このブランドを選ぶ人の印象として、美意識が高い人、サブカルチャーに傾倒してる人、常にアンテナが高い人、自分のライフスタイルを確立している人、な
自転車は、人が跨がる様には出来ていない。いやそんなワケはないのだけれど、男性のサイクリストであれば、どんな高性能なレーパンを履いていたとしても、一度や二度は、そう感じた事もあるのではないだろうか。上手くいいポジション(GBP)に収まってくれ
ヒルクライムにおいての体重は、タイムに顕著に表れる。なので、太ってしまうと記録更新は絶望的だけれど、そんな事は御構いナシに、記録ポイントのある変電所までは必死で踏む。葡萄坂は好きな峠だ。勾配がキツい所もあるけれど、変電所までは一気に登るには
二度目の葛城山 〜KINFOLK Ownersmeeting に向けて〜
太ったな、と。もちろん、個人差があるのは間違いないのだろうけれど、通勤でタラタラ乗ってるだけでは自分の食欲というか、飲酒というか、やっぱりカロリーの消費が追いつかない様子で、それが脇腹あたりにカタチとなって現れたのだ。…なので、その焦りから
悪夢から目を覚ます。内容はよく覚えていないけれど、朦朧とした映像の断片に、不快な寝汗がそれを悪夢だと教えていた。隣にある娘の寝顔にホッとしながら、僕は仕度を急ぐ。昨夜のうちに用意したジャージに寝ぼけながら着替え、家を出ると肌寒い。ジレを取り
輪行袋に自転車を詰めて、JRで大阪府は南へ向かう。待ち合わせはソウ君の店。リュドラガールに到着すると、ヨッシャンが少し遅れるという事で、淹れてくれたモーニングコーヒーを飲んで待つ事に。談笑を始めようとして、ほどなく待ち人到着。ヨッシャン、コ
2年ぶりに、さぬきCXにエントリー。そもそもSSCXには不向きな要素が多いコースだけれど、C4が出来た辺りでC3は苛烈さを増し、ますます勝ちは遠くなったとその時感じ、昨年はエントリーを見送った。ただ、それでもその前、さぬきでは2年連続で四位
スタートまで5秒のアナウンスが入りハッとした。気温は1度。確かに寒いが、震えてる場合じゃない。号砲を下を向いたまま聞いた。クリートは上手く捉え、ぬかるんだ路面を、じりゅっ、じりゅっ、と二回ほどスタックさせて走り出す。スタートからの直線が長い
堺浜の会場は自宅から近く、自分のレースが終わってから時間が出来たのでレース観戦する事に。C1のレースはやはり迫力が違うし、なんというか洗練されていて、勉強になるとかではなく、観ていてただただ面白い。彼らはあまりミスをしないので、たまの落車で
レースの翌日は雨だった。僕は小さな怪獣二匹、五歳男児と二歳に満たない娘を連れ、雨足が弱まった頃、昨日のレースに現れなかったナイトーさんの店、FLAGへ向かう。ナイトーさんは希望ヶ丘戦は走れなかったけれど、しっかりと皆んなのリザルトはチェック
DAY0Festive500 に挑戦する事は難しくない。STRAVAでワンクリックすればそれでいいのだから。だが完走するとなると話は簡単ではない。そもそもこのFestive500は、師走をホリデーシーズンと呼び、その期間をダラダラと過ごせる
関西CX5戦目、マイアミは出走しなかった。二列目スタートのシードは少々悔やまれたが、体調を崩した妻を置いていくワケにはいかないと思ったからだ。そんなワケで、一日子守をする事に。どこへ行こうかと携帯を触ると、「(チョコレートの)フルタ本社で割
脚が回る、もっと飛ばせるっ次のコーナーを曲がった途端、気付くと、僕は寝転がって青空を見上げていた。視界にソウ君が入り込んできて、「こんな気持ち良くコケてる人久々に見ましたよ(笑)」と笑いながら去っていく。脳震盪でズキズキする頭を起こし、すぐ
スタートグリッドに立つ。前から7列目くらいか、前方に50台、後方に20台ほど。それなりに練習はしてきたつもりだ。レースも半年ぶり。緊張と寒さで身体を揺すってスタートを待つ様子をヨッシャンは背中のウサギが跳ねてるみたい、と言って笑った。間も無
妻が「走りに行ってきていいよ」と時間を作ってくれたので、淡路島一周を企てた。明石と島を繋ぐ渡船、ジェノバラインには自転車ラックが新設されていて、こういったサービスアップは想像以上にツーリングの質を上げてくれる。荷物は明石のコインロッカーへ放
ストリートブランドのロゴは認め印になってしまった、というのが昨今の印象。工業製品メーカーの質実剛健な製品にブランドロゴをポンと押すだけで、突然、尖ったセンスを纏うというのは確かだし、そもそも自分の好きな服をリスペクトしつつ、自己流のセンスを
野間峠。ヨッシャンが遅れている。登りきった頂上で踵を返して、彼の様子を見に行こうと、来た道を下り始める。すぐ後ろにいたヤギさんとすれ違い、その後ろ、その日のライドのメンバーとすれ違う中、目を凝らすがヨッシャンの姿が見えない。下りはまだまだ深
…けんめい、さん?…「違いますね、イヌナキサンです。」山道の看板を息絶え絶えに読み間違えた僕に、同じ様に息を切らせてソウ君が訂正を加える。その日、僕らKINFOLKチームはソウ君の店に程近い、泉佐野は犬鳴山山域を走っていた。落ちた松葉が昨夜
僕のツイッターのタイムラインは自転車の話題で埋め尽くされる。とは言え、いかにクランクを効率的に回すか、という類の話は少なく、いかに自転車と付き合っていくか、という話題が殆どだ。その中でもテースケさんがよく言う「自転車は誰と乗るかが大切」って
僕には絵描きの親友がいる。何もないところから突然その道を選び、今は東京在住。絵描き兼、絵の先生として生計を立ててる事を尊敬しているし、彼と小学生からの付き合いが続いている事を誇りに思っている。そんな彼が、ダイエットも兼ねて、片道30km程の
今回は、大阪市内から南東へ走り、生駒山地は信貴山をクルッと回ってお洒落カフェに寄って帰ってくるサイクリングコースをご紹介します。難波あたりを出発終点として、ざっと3時間半ほどのコースになります。バームクーヘンと自転車のカフェ、FRANCY
歯のブリッジが割れた。すぐに歯医者に行き、ブリッジ作り直しって事で、総額二万四千円とか。妻は別に何も言わなかったけれど、電車代を節約するという口実で、盆は僕一人、自走で帰省する事にした。実家までは片道150kmくらい。淡路島一周と考えればど
「うそうそ、ホントに思ってないから言えるんじゃけん…」「…かわいいと思っとお…。かわいい…。これは本音やけ」…サイクリングロードってのは、真っ直ぐだと思い込んでボーッと走ってると、思わぬ所で行き止まりにぶち当たってしまう。でも、その行き止ま
ヨッシャン、明日どうする?、と前触れもなくメッセージを送ったのに、「六甲コーヒーコースで。」と、気持ち良い返事が返ってくる。それを受け、少し上がったテンションを利用して、チェーンの洗浄でもしちゃうか、と。個人差はあると思うけど、僕の場合は1
待ち合わせ場所に向かう朝、途中、パンでも齧ってから向かおうと、コンビニの前でクロワッサンを頬張ってると、背後から、ヒュッと、シルバーのTonic、テースケさんが現れて開口一発、「…何やってんの」あっ、おはようございます…「こんなトコでモグモ
会社のロッカーを出ると、外はまだ明るい。仕事も想定外に早く終わったとはいえ、日の長さに夏がジワリと近づいてると感じる。明日は休み。家人も帰りが遅いというし、少し遠回りして帰る事にした。サイクリングロードを独り走るだけで、仕事のモヤモヤから遠
愛して止まないRAPHA PROTEAM BIBが大きくモデルチェンジしたという事で買ってしまいました。試着しただけでも、過去のPROTEAMBIBをアップデートしたというより、同じ名を冠しただけの完全な別物といった印象です。例えば裾のグリ
巨大商業要塞といった風貌の、京セラドーム周辺。自転車に息子を乗せて、要塞の一翼を担うAEONにやって来た。連休初日と言う事で、大変な人熱の中、駐輪場が満車状態。パパ、あそこ空いたよ!と言う声に振り返ると、すぐにオバちゃんが自転車を滑りこませ
よく晴れた休日の朝。家族の誰より早起きし、支度を始める。ジャケットを羽織りウチを出る前に、寝室へ子供の寝顔を確認しに行くと、物音で起こしてしまったようで、目をこすりながら息子が聞く。『どこいくの?』練習だよ。『気を付けてね、コケないでね。』
不甲斐ないレースをしてしまった、という印象。前半はそこそこ善戦したものの、アスファルトのストレートと、子供の頃そこかしこにあった『空き地』と言うのが最も伝わるのではないか、というじゃりじゃりで固い路面のテクニカルなコーナーを上手く処理出来ず
スタートは上手く行った。さらにヨッシャンの
泣いても笑っても、関西シクロクロスも、もう9戦目。でも今回はシードもある。それ程前でもないけど、先頭が見える位置からスタート出来るのはありがたい。グリッドの中で軽く手足を動かしてると、計測用チップを付け忘れてる事に気が付いた。無いとダメです
会場に着いて、ジャケットを忘れてる事に気付いた。外は相当な冷え込みで、嫌だ、車を降りたくない、とダダをコネていてるとソウ君が『ダウン着て試走とか醜い事やめて下さいね…』と、ロングスリーブジャージを貸してくれて、そこにヨッシャンが、ジレも持っ
3〜4歳くらいの子供に最初の自転車を買ってあげよう、と思う自転車好きお父さんは多いと思いますし、自分もその類いで、本人の要望もあり、息子へのクリスマスプレゼントとする事にしました。さて、一口に子供用自転車といっても多種多様、なんせ乗るのが自
『それならホイールも組みましょうよ』ランクルのステアリングを握ったまま、どこか楽しそうにヨッシャンが言った。『もっつさんにはチューブラー絶対いいですって、ずっと言うてますやん…』呆れ調子でソウ君が続ける。美山戦の帰りの車内での話だった。ま、
自転車はご存知の通り税金が掛からないので、油断してると段々増えていくもの。故に、ほとんどの自転車乗りは置き場に悩んでる事でしょうし、自分も例に漏れず、とりあえず出動頻度の高い一台を軒先に駐輪するべく、玄関に収まるラックを探しました。マンショ
今年の大野ダムは逆回りという事で、例年より危険ではない気がしたし、粘土質、急斜面の下りは後輪をズルズルとやりながら舵角を取る感じの、テクニカルな楽しいコースだと思えた。この手のコースは、KINFOLKチームでもヨッシャンが上手い。実際、比較
息づかいは激しくなる一方で、僕はロードバイクに跨り、斜度13%を超える坂を登っている。南大阪は柏原、葡萄坂。一年程前の自己記録を、このロードバイクで塗り替えたい、なんて思いながら、ヨッシャンと2人、この坂を登っていた。3日前、関西CXでも比
コブを下りすぐにヘアピン、折り返した前の選手はヘアピン出口のコブを、ワダチをトレースして抜けようとしてる。コブの右キワのラインが開き、間髪入れずに突っ込むと、『石?!』パーンッ、シュー…景気良い音を立て、パンクしてリタイヤ。毎年シーズン1戦
♪君のぜんっぜんっぜんせからっぼ、パちンっ!鼻歌混じりにウチを出て、数百メートルKINFOLK-CXで走りだすと、突然、破裂音と共にダウンチューブ破断。フレームのサビか、度重なる落車によるダメージか、子乗せシートの負荷によるものか…憶測は多
KINFOLK RoadRacer 2016/09Spec Frame:KINFOLKFork : ENVE ROADFORK2.0COMPONENTS: CAMPAGNOLO RECORD 10SPEED
その日、大阪は台風の影響で雨続き、納車の日だというのに、まったくツイてないな、と独りごちて、僕は8to8に向かっていた。先日の夜、『本日ここまで、明日には跨がれる様にしときます』と、パーツを預け、1週間もしないウチにヤギさんから完成前の自転
パーツ集めは、楽しくも気の遠くなる作業だ。RECORD10SPEEDはとっくにディスコンになっていて、海外のオークション等を利用して2年近くかけてコンポを揃えた格好だ。リアディレイラーは、KINFOLK-CXを多段化した時に買った物をオーバ
ドライブトレインのコンポーネントは決めてるので、次はサドル周り、ハンドル周りのパーツを揃えていく。ステムはフレームと同色にする事にしたので、同じタイミングで塗装に出す必要があり、最優先で選択する事に。もう一度スケルトンと睨めっこして、ほんの
RAPHA PRO TEAM LIGHTWEIGHT BIB
夏のライドの過酷さは何度も経験してるので、夏用のビブとして、PROTEAMLightweightbibを試してみました。僕が愛して止まないPROTEAMBIBのカッティングをそのままに、夏用素材に変えたもの、だと思ってたんですが、似てるのは
7月、3連休の最終日、ソウ君とヨッシャンと僕が三人共1日時間を作れるという事で、じゃあ、走りに行こうか、とLINEでやり取りしていた。3連休初日の夜、ソウ君は南大阪のショップET主催のBBQライドの話を持って来たが、僕とヨッシャンのロングラ
『えっ?トップチューブ太くないです?!』とは、塗装をお願いするクックペイントさんのインスタに上がってきた、塗装前の僕のロードフレームを見た、グレ君の言葉。グレ君はロードレース経験もあり、実際にロードバイクを相当乗り込んでいるだけに、パッと見
忘れた頃に、それは送られてきた。ロードフレームのジオメトリが描かれたスケルトンと、よっしゃんからの『何か変更ありますか?』というメッセージ。基本的にビルダーの福田さんにお任せしてるし、どっちにしろ自分みたいな素人がセンチ刻みの話を出来るワケ
休みの朝、ディーゼルエンジンの音がドロンドロンと気持ち良いヨッシャンのランクルの助手席に乗って、僕らは熊取にあるソウ君とキョウコさんのお店、ビストロリュドラガールに向かっていた。高速を降り、ギリギリ行き違い出来るくらいの道幅の農道に入る。ふ
中学生の頃。『なぁっ!お前リーバイス好きなんやろ?俺も501履いてるで!』と、突然話し掛けてきた同級生の彼が股がるママチャリは、フロント20インチ、リアが27インチのホイールで、前ブレーキはキャリパーが届かずリアはフットブレーキ(足元にペグ
風呂場で洗髪をグズる息子に、よし、今度飛行機見に行こうか、と言うと、それで『わぁっ』と両手を上げて喜んでくれるので、カンタンなもんだ。こうして、週末の予定が決まった。伊丹空港側にある、伊丹スカイパーク。滑走路が一望できる公園で、離着陸する飛
ピスト乗ってた人の中には、なんならドリンクホルダーすら付けたくないって人も少なくないと思うし、バーバッグなんて甘えでしかない、ダサい、ってのもよく分かる話なんですが、個人的な美学を語ると、後付けの装備を脱ぎ去れば純度の高いレーサーとしての素
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チェアリングとは。外へ飛びだし、お気に入りの場所を探して突然椅子を展開。読書や食事、飲酒と…あたかもパーソナルスペースの様に振舞う、最も簡単なアクティビティとして近年人気。そう書けば、場合によっては迷惑行為にも写りそうだけれど、目的上、人気
フロントバッグのオジギは、言ってみればフロントバッグの宿命、ハンドルに引っ掛けてマウントする以上避けられないカルマだ。よって、バッグの形状をあらかじめマチの少ない構造にするか、もしくは、マウント部分を工夫するなど、様々な方法でそれぞれに対処
発端は、会社から周年記念で貰ったコンパクトストーブ。『湯沸かしオジサン』と揶揄されるコーヒーライドに以前から興味はあったけれど、初期投資もそれなりやな、と悩んでるトコにストーブを貰ってしまっては、もう止まる理由はなくなってしまった。そんな矢
ロカビリー系のライブバー。ステージの最前列で盛り上がるオジサン。周りの客に煽られて調子付いてしまい、ついにはステージに上がって観客席を向いてペロリと舌を出した所を、ベーシストの男性に突き落とされて睨まれて、コソコソ席へ戻っていったそのオジサ
完成車の殆どが、ディスクブレーキになった昨今。リムブレーキの未来はどうか。性能は及ばずとも、軽さについては、圧倒的に有利に思える。いつの時代も、リスキーでクレイジーな奴はヒーローだった。『見ろよこのロード、リムブレーキとか本格的だな!』と、
暖かくなると、自転車に乗りたくなるし、自転車に乗ると、新しいウェアが欲しくなる…そろそろビブを新調したいと思ってる方も少なくないのではないだろうか…そこで、お節介ながらPAS NORMAL STUDIOS(以下PNS)とRapha、どちらの
街は12月を迎えようというのに穏やかな日差しが続くので、油断していたのかも知れない。突然、冬はその訪れを主張する様に切り付け、俺はココにいるぞ、と言わんばかりに冷気を吹き付けた。それはサイクリストにとって、招かれざる客といったところだろう。
『パパ、毛、薄くなってきたね。』冬休み、僕の肩を揉む息子の、忌憚ない言葉が胸を締め付ける。そんなバカな。…いや、まさか…サイクリング・キャップ、か。現実を直視出来ない大人は、常に何処かにそれなりの理由を見出し、自分を納得させようとするモノだ
時速48.2km。コース中、唯一舗装された区間。高速ストレートに先頭で躍り出た僕は、ガシュガシュッ、とブラケットのレバーを押し込み身を屈め、重くなったギアを一気に踏み込んで、その速度域まで加速した。引き離すんだ、と独り言ちるより速く、右から
iPhoneの振動で目を覚ます。休みだというのに、早起きしなければ。久しぶりのライドイベントだ。絶対遅刻出来ないし、それなら、早めに行って集合場所近くのスタバに早目に着いてマッタリタイム、のハズが…尼崎で乗り継ぎをウッカリ見落とし、まぁでも
以前の職場も非常に居心地がよかったが、ステップアップの為の転職。という、常套句を引っ提げての転職活動に、良いカタチでピリオドを打つ事が出来た、ところまでは良かったが…。この歳で新しい環境というのは、思ったより辛い物がある。ノロい僕のエクセル
ペダルを踏んでいる間は、日頃のシガラミから解放されている、と感じる。路面がテクニカルな程日常を離れ、息が上がる程自分が生きている事を知る。自転車が独りでも楽しめる要因は、きっとそんな部分ではないだろうか。レース前日。二人の子を連れて輪行し、
人生にターニングポイントがあるのか。という問いには、ミュージシャンのごとく、ノーと答えるべきだろう。分岐点はあってもただ前に進むしかない。折り返して、幼児の様な余生を過ごすつもりはない。気がつくと僕はまた、分岐点に立っていた。たまたま与えら
ガーミン810が何をやっても動かなくなってしまった。修理も考えたけれど、物欲に従うなら、これは恰好の機会である。話題のWahooと迷いつつ近所の自転車屋に行ってみると、出たばかりのガーミン530、830が意外にも安い。センサー無しで3万と海
子供たちを実家に預け先にウチへ戻る。棚の上で薄っすら埃を被ったガーミンにケーブルを差込んで充電を始めるけど、走り出すまで後10分もない。突然の思い付き。この空いた2時間だけでも久しぶりに走りたいと思ったのだ。時計の針は15時半を回る。タイヤ
2018年は大変な年だった。娘の入院、僕の昇進、そういえば自転車も、シングルからマルチに変わった。目まぐるしい変化の中で、ふと自分の立ち位置を振り返る。僕のアイデンティティとはなんだろう。子育てであったり、仕事であったり、人間関係、自転車。
ポートワインをご存知か。かの赤玉ポートワイン(現赤玉スイートワイン)の原型。例によってライド上がりにソウ君にご馳走になった際、彼が小さな器に注いだ、ブラックパールを思わせる液体。それは深く、甘美で、脳髄を痺れさせてくれる。今年の暑さは異常だ
葛城山で十分に脚を削られた後、グラベルの登りを、皆フラフラと後輪をスタックさせては登っていく。とはいえ不思議なもんで、未舗装路というのはなんだかワクワクさせる魅力がある。よくもまあ、ソウ君こんな道を見つけたモンだ。この辺りの道に詳しい中井さ
暖かくなると、自転車に乗りたくなるし、自転車に乗ると、新しいウェアが欲しくなる…そろそろビブを新調したいと思ってる方も少なくないのではないだろうか…そこで、お節介ながらPAS NORMAL STUDIOS(以下PNS)とRapha、どちらの
街は12月を迎えようというのに穏やかな日差しが続くので、油断していたのかも知れない。突然、冬はその訪れを主張する様に切り付け、俺はココにいるぞ、と言わんばかりに冷気を吹き付けた。それはサイクリストにとって、招かれざる客といったところだろう。
『パパ、毛、薄くなってきたね。』冬休み、僕の肩を揉む息子の、忌憚ない言葉が胸を締め付ける。そんなバカな。…いや、まさか…サイクリング・キャップ、か。現実を直視出来ない大人は、常に何処かにそれなりの理由を見出し、自分を納得させようとするモノだ
時速48.2km。コース中、唯一舗装された区間。高速ストレートに先頭で躍り出た僕は、ガシュガシュッ、とブラケットのレバーを押し込み身を屈め、重くなったギアを一気に踏み込んで、その速度域まで加速した。引き離すんだ、と独り言ちるより速く、右から