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長野幸浩のブログ『We Belive』 https://naganop.hatenablog.com/

金沢市の消防自動車メーカーの社長が綴るブログです。

毎日の出来事を日記として、そして、社員の皆さんに伝えたいことをわかり易い言葉で書いています。

長野幸浩
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金沢市
出身
金沢市
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2007/11/23

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  • 平成最後の教訓

    平成最後の登山は、太郎平小屋を基地として、薬師岳、黒部五郎岳を登るルートだ。 連休初日の27日は高層天気図によれば冬型となり、風も15mを超える強い風が吹く予報が出ていた。 問題はその予報と現場での実際がリンクしていないことにある。かなり厳しい状況にあることは予測できるが、現場ではどの様な状況になるか、経験が不足している。 これは、現場を踏み、引き出しを増やすことしか予測の精度を上げる方法はない。 27日の北アルプスは予想通り悪天候だった。 この時期は有峰林道は通行ができない為、折立の登山口からのアプローチはできない。飛越新道側から長い道のりを経て、北ノ俣岳経由で太郎平に至る。 下界では雨だっ…

  • イタリアンに舌鼓

    Baggio社での打ち合わせを終え、ミラノの北に位置するオリッジョへ。ミラノではミラノサローネが開催されており、渋滞で近ずく事が出来ない。 常務とお供の社員一名をミラノ空港で降ろし、私たちはSPACIANI社へ向かう。会社ではアンドレアが待っていてくれた。 新製品のチェックと最新のメンテナンス機器を見せてもらい、日本国内での体制についてミーティングを行う。これから様々な準備が必要だが、同じ大変なら未来に向けて努力する方が数倍良い。 ミーティング後アンドレアがランチをご馳走してくれた。会社のそばにあるウルグアイ料理を食べさせてくれるレストランだ。 見たこともないような肉の塊をレストランのストーブ…

  • ドイツへ2日目

    3時半に目が覚めるのはドイツに来ると何時もの事である。jet lagは歳をとるごとに酷くなるのがキツイ。まあ、仕方ない事だが。。。 技術研修のメンバーはいたって元気だ。彼らが工場見学をしている間、Ziegler社と共同開発を行なっているプロダクツの進行状況を確認する。かなり苦戦しているようだが必ずやり遂げることができると信じている。 打ち合わせが終わった頃、戻ってきたメンバーと合流し、Ziegler社の食堂でランチを頂く。何時もの食堂のおばちゃんが作ってくれる南ドイツの家庭料理は格別だ。これが楽しみのひとつなのである。 研修のメンバーを残し私たちはスイスアルプスを越え、イタリアトレビーゾに向か…

  • ドイツへ

    羽田発、12時のフライトでドイツミュンヘンに向かう。毎年行なっている技術研修を計画し、参加する社員と共にZiegler社を訪問した。 毎年の研修には大きく二つの目的がある。ひとつは、今年で6年目になるALPASスーパーストラクチャーに関わる製造技術の向上である。どのようにつくるかではなく、何故そのようにしているのか、その意味は何なにか、その部品は何故存在しているのかまでを深く掘り下げ理解する事だ。 そして、もうひとつは日本国内以外の世界で、どのような考え方でものづくりが行われているのか、そして全く異なる国でもビジネスの基本はコミュニケーション能力である事を身をもって理解し、社会人としての社会性…

  • 変わるもの、そして変わらないもの

    日本の元号の最初は645年に制定された大化だと言われている。それから1400年の間に247の元号が定められた。 過去には、天皇が変わる時に元号が変わっていたのではなく、世の中に大きな災いがあった時など、それをリセットし世の中が良くなるようにと祈りが込められ改元されたのだ。 ふた文字の元号に日本の未来を重ねたのである。また、これまでは中国の古典が出処だったが、今回は日本最古の古典である『万葉集』から元号が選ばれたのも素晴らしいことだと思う。 この度、今上陛下が譲位あそばされることで元号が変わるが、天皇陛下が折に触れ、国民のために祈ってくださっていることや、皇室の最重要の役割が国家、国民の安寧を願…

  • AIは労働人口の減少の解決の糸口になるか

    2060年日本の労働人口は4000万人になると言われている。これは、中小企業には人がいなくなる事を示している。 労働人口の減少の解決の糸口になるのはAIの技術なのだろうか。昨今、AIの発達によりなくなってしまう可能性のある仕事が予測されている。 労働人口の減少は、AIの発達によりカバーされるのだろうか。いくらAIが発達しようと手作業による、ものづくりは消えて無くなることはないと信じている。 私たち日本人はコアな仕事を明確にし、それに集中することになるのではないだろうか。現場でのものづくりに要するマンパワーは外国人労働者に取って代わるのかも知れない。 40年後、私たちの年代が世に存在する可能性は…

  • シンクロニシティ

    何かを覚悟するとその覚悟にふさわしいことが起きる。 神がかっていると言えばそうなのかも知れない。しかし、これまでもこんな事を多く経験してきた。 日本にアルミで消防車のストラクチャーを製造する技術を何としても導入したいと思った。社内にそれをやり遂げる人材は残念ながらいなかった。会社の資本金以上の投資が必要だった。覚悟を決めた時その出会いがあった。 日本で初めてのGFRPモノコックストラクチャーの開発に着手した。どうやって作れば良いか全くわからなかった。ドイツでもらった一枚の名刺をつてにタイへ出向いた。そこには私たちの思った以上の技術があった。 そして、今回タイに現地法人を開設する準備に入った。そ…

  • タイのエネルギー

    これでタイ国へは何度めになるだろう。初めて訪れたのは2013年だったろうか。 最初の印象から比べれば本当に大きく変わった。タイには変化していくエネルギーを感じる。人口は6800万人、平均年齢は38歳、日本の46.5歳と比べると12歳も若い。 子供たちの目は輝き笑顔が溢れる。喧騒の中で生きる力が溢れている。多分これからもっと、もっと成長していくだろう。 タイを通して日本を見ると、確かに法治国家として成熟し、様々な面で日本がリードしているが、国の持つエネルギーはタイ国の方が上だと思う。 日本では就職は、空前の売り手市場で企業は人材の獲得に躍起になっているが、タイ国には日本で言えば六大学に相当する人…

  • あれから8年

    その時の事を思い出す。名古屋高速道路を降りたところで車載テレビから緊急地震速報が流れた。ビルの中から多くの人が飛び出してきたのを今でも鮮明に覚えている。 会議会場のロビーのテレビで津波が仙台空港をを襲う場面を食い入るようにみた。これはただ事ではないと思い、金沢に取って返した。二週間後に現地に入り、私たちの与えられた立場の中で何を求められ、そして何ができるかを考えた。 考えた事業に対して様々な意見はあった。しかし、大切な事は今できる必要な事を実行するにはどうすれば良いかを考える事だった。あれから8年の歳月が流れた。 この時期になるとあの時の事を思い出す。過去の時間軸から未来を見たとき、それが不確…

  • 私たちの目に映るものは

    マクドナルドの食品偽装、異物混入問題は未だ記憶に新しい。一時は大きく信用を失墜し大きく欠損を出す事となった。 しかし、マクドナルド業績はV字回復を見せたのである。その原動力となったことは原点に立ち返る行動だった。サラ・カサノバ社長は47都道府県を一年間かけて周り、お客様の声を直接聞いた。社内の報告は、バイアスがかかりやすいものだ。しかし、直接お客様の声を聞く機会は、現在の真実を見せてくれるのである。 働き方改革法案の施行をはじめ、私たちの業界が未来に向けて変わらなければならないのは明白な事実だろう。ここで注意しなければならないのは、私たちの存在価値、ものづくりの理念を常に中心に据えることだ。 …

  • 感性と数値

    杜氏、農口尚彦氏は『自分を菌に近づける。菌と対話できるまで、菌に愛情をかける。』と言う。 また彼の酒蔵の壁には、彼の信念が刻まれている。 『麹菌に合わすんだ、酵母菌に合わすんだ、自分を。自分の都合を押し付けとるようじゃ 絶対酒はこっちを向いてくれない』 現代のものづくりは、ほとんどの場合数値化することが出来る。それは均質なものをつくり品質の安定化を図るためのひとつの方法だ。 私たちの消防車づくりも計画し、標準化を進めることで品質の安定を図るっている。 工業製品ならそのような事も可能だが、酒造りのように自然と生き物が相手であれば、それをそのまま当てはめることが出来るだろうか? 『酵母菌と対話をす…

  • プロとの差

    アルパインクライミングの技術のひとつとして学び始めたアイスクライミングだが昨今、事故が多発している。 当日の気温、氷の状態、それによって使用する道具の選択も経験を要する。プロと呼ばれている人たちと、そうで無い人たちの違いは安全基準の差がそのひとつだと思う。 彼らの幾つもの細かい配慮。 過日も山岳ガイドが、氷の状態を見極め、アイススクリューの材質を変えていた。また、何気ない一連の動作の中で指でロープをしごきキンクをとり、傷をチェックしている。 ロープは使い方によってキンクし、濡れたものをそのまま放置すれば縮み、さらに時間の経過とともに短くなる。そんなことを見えない所でチェックし、管理している。 …

  • 働きやすい会社を選ぶ

    テレビのニュースから流れてきた言葉に少々違和感を感じた。 来年度の就職の企業合同説明会が開催されたというニュースだ。どの様な企業を来年卒業する若者が選ぶのだろう。 耳を傾けた。『有給休暇が取りやすく、残業が少なく、給与が高い・・・』働きやすい会社を選定しているとの事。分からないでもないなと思った。 もし、社会経験のない自分がもう一度企業の選定基準を考えるならそのように答えるかもしれない。 しかし、忘れてはいけない事はその反面で一方では、という社会人としての厳しい側面が待ち構えているという事だ。 入社する時は学生諸君が様々な条件を下に企業を評価し選定するが、一歩企業に入れば、会社から評価され、お…

  • 少々おせっかいなくらいがいい

    私たちは会社の目的達成の為に集っている。確かに会社の門を叩いたほとんどの人たちが最初から会社の目的達成のために集ったのではないだろう。 消防車をつくってみたい、設計に携わってみたい、たまたま人を募集してたから、など入口の理由は様々だろう。しかし、どの様な理由があるにせよ弊社の一員として仕事をする事は、会社の目的の実現の為にあると言える。 仕事一つひとつを見れば多岐にわたるが、全ての仕事には意味があり必要である事はご承知の通りだ。何一つ欠けても組織が効率的に動く事は難しい。 それぞれの部署でそれぞれに与えられた責任を全うする事は最低条件だがそれだけをやっていれば良いのではない。組織で気を付けなく…

  • それってつくれるの?

    『それってどうやってつくるんだ!』 何時になく、強い口調で話しているのは現場で叩きあがりの古参の社員だ。彼は高校を卒業し直ぐに弊社の門を叩いた。 現場で消防車両の製造の一から十までを学んだ。当時はポンプユニットそのものを弊社の鋳物工場で鋳造していた。それを知る最後の社員だ。 現在分業化された中で、現場を知らない技術者も増えてきた事も事実だ。図面はある意味で絵に描いた餅だ。それが実現可能なのかは、どうつくるか、どう組み立てるかを知る必要がある。 そのような状況の中で彼のサゼッションには若手の技術者にとって重要なヒントが詰まっている。最初は何を言われているのかすら分からなかったようだ。頭の中でイメ…

  • 予知能力

    仕事が計画通りに進まなくなると、隠れたハザードが顔を出し始める。マネージャーに求められるのはそれを察知する能力だ。 それは感や予知能力の様なもので、先を読む力とは別の力だ。インスピレーションとでも言えばよいだろうか。『おかしいな・・・と感じる力』と言った方が分かりやすいだろうか。 その力は現場に精通する事で磨かれる。そこには誰にも負けない強い責任感も必要だ。 そして、仕事全体を見渡す大局感と『おかしいな・・・と感じる』為のインターフェイスであるコミュニケーション力が何よりも必要になる。 責任感、大局感、コミュニケーション力の三つが予知能力を磨く要素なのではないかと思っている。 組織は生き物だ。…

  • 命を懸ける人たちのために

    私たちは誰のために消防車両をつくるのか。 最終的には市民の安心安全の為に、消防車づくりの角度から消防職員、分団員をサポートするのが私たちの使命だ。 私たちのものづくりに『まあ、これでいいか』という言葉があってはならない。ひとつの妥協は全ての妥協に繋がるからだ。 よりシンプルに、より使いやすく、そして信頼性の高いものづくりが全てだ。一分一秒を無駄にすることなく現場で命を懸ける消防士の皆さんの安全を守る事が出来るように、使い手の立場に立ったものづくりを目指そう。 彼らの殉職の報に接するたびに胸を締め付けられる気持ちになるのは私だけではあるまい。今回、秋田県能代市で消火活動中に犠牲になられた二人の消…

  • 単純であることは究極の洗練

    レオナルド・ダ・ヴィンチは『単純であることは究極の洗練だ』と言い、『何も取り去るものが無くなった時が最高のデザインだ』と言ったのはパタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードだ。 そしてアントワーヌ・ド・サン・テグジュペリは『完璧とは、付け加えるべきものがないということではなく、取り去るべきものがないということだ』と言った。 全てに共通している事はシンプルである、という事だ。シンプルとは誤魔化しがきかない。だからこそ難しい。 私たちの製造する消防車両はシンプルだろうか。それはデザインや構造だけではなく、操作もそうだ。シンプルとは必要なものがあるべき所にある状態だ。 また、組織も肥大化すると複雑にな…

  • 登り手と支え手

    過去にも書いたことがあるが、加賀鳶の代名詞とも言われる梯子登りは、明治二年、江戸から三十八名の加賀鳶が金沢に召し寄せられ、その間金沢の町火消しに梯子登りの技が伝承された。 登り手ばかりに目が行くが、実は梯子を鳶口で支える、支え手が微妙に梯子の傾きをコントロールしている事を知っている人は少ない。 梯子の上で技を披露している演技者の動きを良く見て、梯子の傾きを前後左右に調節いているのだ。 当然、支え手の息がぴったり合っていなければ梯子を前後左右に微調整する事すらできない。梯子登りは演技者が皆さんの目に留まるが、実は支え手あっての登り手なのだと言われたことを梯子登りを見るごとに思い出す。 企業でも見…

  • 山を見るのではなく、自分を見て登れ

    昨年の5月21日、一人の日本人登山家が8度目のエベレスト登山に挑戦しこの世から去った。 彼の行動については様々な意見があるが、一部しか知らない自分が論じることは出来ないと考えているし、論じるべきではないことは明らかだ。 彼が7回目のエベレスト挑戦に失敗し、アドバイスを求めた登山家がいる。優秀な登山家に送られるピオデドール賞(金のピッケル賞)を受けた花谷泰宏氏その人だ。 花谷氏は彼に『山を見て登るのではなく、自分を見て登れ』と語ったという。行きたいから行くのではなく自分の実力を見極め、登れる山に登れと言ったのだ。 登山は冒険の一種なのかも知れない。そこからリスクをすべて取り去り登るなら、それは魅…

  • 消防人生42年

    金沢市内には1ミリも雪がないが奥能登は雪の世界だ。今日は新年のご挨拶に能登半島を一巡してきた。この時期になると退任の話もちらほらと聞こえてくる。 消防人生42年といえば、高校を卒業してから一生を通じて消防を勤め上げると言う事だ。昨今、キャリアアップのため、仕事が自分に合わない、人間関係がと転職の理由は様々だ。ひとつの仕事を勤め上げると言うことはその様な様々な問題や困難を乗り越えやり通したと言う事だ。 自分たちの若いころのこと言えば、もう老害と言われる歳になったが敢えて言えば、仕事がまだまともにできないのに向いているいない等と言うなと言われたことを思い出す。 仕事は、出来なかったことができるよう…

  • 金沢市消防出初式

    明治二年、三十八人の加賀鳶が金沢に召し寄せられた。加賀鳶は江戸の加賀藩邸を守る大名火消しだ。 「加賀鳶」が江戸火消しの代名詞になったのは、命懸けで火を消す行動だけではなく、大きな雲と稲妻を染め抜いた長半纏、その上に着た革羽織等の華麗な火事装束や行列では腹を突き出し、左手と左足、右手と右足をそろえて進む「伊達歩き」で威勢を誇った。 「火事とけんかは江戸の花」その中心にいた「加賀鳶」は後に浮世絵や歌舞伎、落語小説の題材になった。 幕府が倒れ、一八六九年(明治二年)前田慶寧は江戸の「加賀鳶」三十八人を金沢へ召し寄せ、これに金沢の火消し二百人余を加えて結成した消防組織が今日の義勇消防(消防団)へとつな…

  • 次工程はお客様

    今日から工場は本格的に年内の消防車両の製造を開始した。 ALPASスーパーストラクチャーパネルを加工していた技術者に『この部分は中に隠蔽されるからバリ取りはしなくてもいいんでは?』と尋ねると『確かに言う通りだが、バリで作業者が怪我をしてはいけないので』と彼は言う。 次工程はお客様だ。次工程がスムーズに進むように考えて仕事を進めることが大切だ、と言い続けてきたにも関わらず、自分自身が次工程の事を考えて発言していなかったことに気づかされた。 そう、自分の仕事を終わらせたからそれで良いのではなく、次のことを考えて仕事をすることで仕事が安全にスムーズに繋がり、効率が向上し、ひいては品質が高い車両をお客…

  • 新年に信念を考える

    新年おめでとうございます。 健やかに新年をお迎えになられたことと存じます。昨年は、本当の意味で変化が確実なものになるよう努力をした年だったと思います。 2014年から本格的に生産を始めたALPASスーパーストラクチャーも社員の皆さんのお陰をもって製造の安定を図ることができました。また、GFRPストラクチャーもまだまだ解決しなければならない問題もありますが市場への投入も確実なものとなりつつあります。 また、共通の目標である防災に関するワンストップ企業を目指すことも継続して実現して参りたいと思います。 毎年、年頭にあたって、必ず確認することは、私たちは何者で、その存在意義はどこにあるのかということ…

  • モルゲンロートに染まる甲斐駒ヶ岳

    年末になりようやくやってきた寒波は山々に雪をもたらしてくれたようだ。大陸からの寒波は北アルプスにぶつかり大量の雪をもたらす。 そして、水分をふるい落とした寒波は次に中央アルプス、そして南アルプスに雪を降らせ乾燥した寒気となる。 中央アルプスに位置する甲斐駒ヶ岳は北アルプスほどの積雪量ではないがキュッとなく雪は水分が少ない事を教えてくれる。雪がない五合目から下でも氷にうっすらと土が被っている場所に注意が必要だ。 大晦日に登った甲斐駒ヶ岳はモルゲンロートに染まり、平成最期の大晦日に相応しい雄大な姿を見せてくれた。 お世話になった七丈小屋で戴いた、熱々のモツ煮込みとおでんは本当に美味しかった。今年の…

  • 足先だけの問題ではなく。。。

    アルパインクライミングのひとつの技術として学び始めたクライミングだが様々な気づきを与えてくれる。 突然身体が変わったわけではなく、体重が減ったわけでもない。体幹の使い方、指の使い方、足の使い方のコツを理解しただけだ。 岩に足を乗せるのではなく押し付ける感覚。。つい数ヶ月前までなら登れなかった岩。 腹筋から足の筋肉に繋がり、それが足先に繋がっている。環境が変わると多くの学びと気づきがある。 仕事も問題の本質を見れば足先では無く、腹筋に問題がある事が少なくない。 現象として見える部分は結果であり、その問題の本質はもっと別のところにある。そしてそれらは筋肉が繋がっているように、密接に繋がりを持ってい…

  • 気のおけない仲間たちと

    金沢政策フォーラムは岡田直樹参議院議員を様々な側面からサポートする経営者の集団だ。岡田議員は、金沢青年会議所時代の卒業同期というご縁から、もう20年の付き合いになる。 彼が新聞記者をやめ県会議員となり、その後2年もしないうちに参議院議員の補欠選挙があり、悩みに悩んだ末、国政に行く決断をした。 その時の気持ちは私たちには分からないほど辛いものだったに違いない。翻って見れば人間は大小様々な選択をして今をかたち創っていることに気づく。 あの時の決断が無ければ・・・と考えることなど星の数ほどあるものだ。 今日は、久しぶりに政策フォーラムの幹事会が開催され、気のおけない仲間たちが集まった。リーダーとは何…

  • 仕事が面白い、仕事が面白くない

    仕事が面白いって何だろう。面白い、面白くないには様々な理由があるだろうと思う。面白い、やりがいを感じる、楽しい、モチベーションが上がるとはどの様な時なのだろう。 自分自身を翻って見ると、お客様からお褒めの言葉を頂いたとき、期待されたとき、出来なかったことが出来るようになった時、周りから頼りにされた時、人の役に立ったとき、人から必要とされていると感じたときだと思う。 どの様な仕事でも、自分自身の意識の持ち方でとても面白く、やりがいのあるものになる。 ずいぶんもう時間は過ぎたが、同僚であった彼はとても明るい存在だった。挨拶は大きな声で、いつも笑顔でにこにこしていた。仕事はパッとしなかったが、彼の存…

  • 変化・持続・習慣化

    決めた事が変わらないのは、これまでやっていたことが習慣化してしまっているからに他ならない。 しかし、一方では習慣化するまで意識に繰り込めば、これは強力な力になる。 先ずは、変化する事に対する第一歩を踏み出す覚悟と意識が必要なのだ。大きなストレスにさらされることも承知しているが私たちはやりきらねばならない。 変化とは不安定な状態をいう。不安定な状態に人は不安を覚える。早く安定したいと思う。だから変化に対する一歩が出ない。 変化を持続させることはその次の課題だ。変化してもすぐに安定方向(これまでと同じ環境)に戻ろうとしてしまう。それを強い意識を持って持続させるのだ。持続すれば習慣化し、習慣化すれば…

  • 理屈を理解する

    ホンダがつくる、レーサーレプリカ『RC213V-S』の生産に携わる事ができる作業者の条件は、部品の一点一点の存在理由(何故それを使うのか、その理由)を理解し、且つ、組みつけの条件の意味(何故その組み付け条件なのか)まで熟知している事が求められる。 単純にこう造りなさいではなく、なぜその部品なのか、そしてなぜその組み付け条件なのかを説明できることで、全ての意味を理解できるのである。 私たちの業界であるメーカーが低圧損(低圧力損失)ホースを開発した。従来の送水用ホースに比べ圧力損失が半分になる。これは非常に画期的だ。 特に一本の送水用ホースを延長し、先端で分岐体系を取る場合は効果は絶大だ。しかし、…

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