逃すほほ笑み私が会える人は一年に一度だけ季節の人(ひと)街中の人ならいつも会える逃すこともなく会えるけれど野の花となるとそうはいかずすてきなほほ笑みを逃すことが多々あるああ・・・見られずに過ぎてしまったか思う心を覆う悔い。花の旬を逃す思い
逃すほほ笑み私が会える人は一年に一度だけ季節の人(ひと)街中の人ならいつも会える逃すこともなく会えるけれど野の花となるとそうはいかずすてきなほほ笑みを逃すことが多々あるああ・・・見られずに過ぎてしまったか思う心を覆う悔い。花の旬を逃す思い
咲く射干を見て谷あいに春の温もりが雨となって落ちる四月の半ば蕾が膨らみ一輪また一輪と花が開いていくああ・・・もう射干が咲くか思う気持ちに反し花に足を止め、見入るものはなく人知れず咲いて、この春も過ぎるかいまの私に重ねる。人知れず咲く射干
さくらの終わり咲くまで期待され待ちにそわそわしたソメイヨシノが咲き満開の中で季節の激しい感情に揺さぶられながら引き離され散る桜それに耐え今は一春の恋も終焉となってしくしく泣きながら過した思い出を一ひらに籠め大粒の涙となって散らす桜の散りその一ひらに花の色彩を見る。マドンナとのわかれ
私の叶わぬ人間も長くやっていると叶わないことが多くいろいろな場面で悔いを残しているその叶わぬの一つが花の旬見頃か・・・町中では出会えるが自然となると難しく、旬を逃すことが多いああ・・・遅かったか残念叶わず逃し、悔やむ花の旬。逃す花の旬
花の雨たき火の余熱で暖まった温もりを一気に冷ます嫌な雨それは好きで別れた女性(ひと)が別れても私を忘れないでそう告げあなたの想い出残る花の雨打たれて散り褪せぬ花びらに見るあなたの面影。花を散らす雨
散る桜が花に対してもう十分楽しんだと思うからそろそろ離れてくれないか声をかける私熱い日差しのシャワーを浴び着替え新たな装いをしたいから離れてくれる桜が別れを告げる花との別離。桜の散り
咲く桜四月になっても咲く気配を見せない桜に対し再び戻ってきた夏日の日差しがさあ起きて優しく一つ一つに口づけしながら固い蕾にもう心を開いてささやきかけていく日差し蕾が開き一つの花となって全員集合の日が早い。全員集合
朝の雨音閉め切る窓を通して眠りのなかでさ迷う私に起きろ・・とうながすバチの音このバチの音は雨か朝からそれはないだろう嘆く強制終了させられる目覚めの辛さ雨は止む気配がなく激しくバチを叩きながら眠りをうながす朝の嫌な雨の音。朝の雨音
春の風春の吹く風が告げる温もりのない、心の冷めた風が時折、あの冬の想い出を軽い口づけで思い出させどうして戻って来たのか振り向かせる冬の心を持つ風いつも思うけれどどうして桜が春を詠む頃になるといつもあなたは彼女との逢瀬を阻むのか。春の風
山友の友よ山がいいといつも口癖の友よ山のピークから遠くばかり眺めていないで今日は山をやめ海に行って浜に座り地平から打ち寄せる波をながめる少し時をおいてさあ走るか・・・立ち上がって砂浜を走り一汗流し今度は海に入り泳ぎ潜り魚と遊ぶこの自由は山とは違う開放感のなかで海の四季を知り楽しむ一日。好きなもうひとりの海
人知れず春になるとこの地には幾種類の桜があるかその数は数え切れず山野や街などを花で染める桜たち膨らみからそわそわし集い宴に講じる園は限られそのなか大多数の桜は見捨てられ人知れず咲いて散るその別れに寂しさはなく楽しくいきいきとしている桜。さくら
海私・・・海が嫌いだから山の方がいいあなたはそう言ったけれど海にも心を開いて山の愛を私にも求めてほしいと思う海にも山の風景があり大河は世界を巡って私の元に回帰し四季を描いてくれる海。好きな海
弥生の月三月は花の春であるとはいえ間で揺れる微妙な恋心は不安定に過ぎる日々であるそのなかであなたは冷めと燃えを繰り返しいちずに喜びを求める人の性に似た萌えは余りに悲しく切ない私のおもいが届かない弥生は未練を残す冬にほんろうされながらまだ見ぬ人(彼女)を待つ。三月
私は紅李の花早咲きの桜が葉桜となり次は・・・辺りをみるなかで咲く花を見つけ駆け寄りみる花は桜かなこれは違うな余りみないこの花はああ・・・桜の友達(だち)の紅李でマドンナのソメイヨシノとは違う顔は素直にみれば桜か集う花をよくみればひと足先に咲く紅李も春を歌うひとり。紅李の花
最近は健康、環境などで吸う人は少なくなったたばこ、そのたばこを美味しそうに吸うひとりの女性をみて思ったあの頃の想い出。たばこと女性細身の女性が椅子に座り、足を組み、ペンをたばこに変えて、美味しそうにたばこを吸っている。たばこか・・・美味しいのかな。吸わない私にはわからない、その味と香り。吸う姿は私には似合わないけれど、彼女は吸うしぐさが似合っている。想い出
BIRTHDAY誰もが命を受けた起点の誕生日その記念日も時間の中で薄れああ・・・誕生日か思って終わるこの日は年月を重ねるごとに消えていき忘れようとする日来てああ・・・ではなくこの日は今の私が存在するという感謝の日ありがとう愛する人に感謝する一日。誕生日の詩
堤の菜の花何もない法面を自らの住まいとしてよそものを阻みながら自らのコンサート場として満面の笑みで咲いて春を告げる堤の菜の花畑咲く花畑に遊ぶ人は少なくはしゃぐ姿がどことなく寂し気で不協和音の日和に弄ばれながら表情を崩さない笑顔がいい。菜の花
/花の散り寒さ和むなかで人知れず咲くヤブツバキああ・・・花咲く季節になり行くか訪れるヤブツバキの群落は花を落とし散らばり色の残る一輪を拾い花を見ることなく終わった寂しさを拾う花に在り日を映し思いみる。椿の落下
去りと訪れ南からの風雨が寒さを和らげ強張る大地を潤しゆるめる風と雨が緩みを阻む冬を消して暖かい日和が冬を遠ざけて春の模様替えを行う春その冬の去りを花が微笑みで見送る春の別れと訪れ。冬から春に
季節の回帰北からの厳しい風が暖かみ始めた日和をぶち壊し忘れていた過去を思い出させる寒々とした冷気が忘れていた過去を引きずり出させる厳しい季節よこれ以上は・・・さあ行こう叫ぶ私の声は無視され冬の訪れが我が物顔で謳歌(おうか)する。戻る冬
私のきょうはいまの私の一日は毎日が日曜で朝起きて飯を作り食らいfreeな時間がSetされるそれも素敵じゃないそうかな・・・きょうもあの頃の時間割でわたしの一日が始まる。私の一日
私のマドンナ桜のマドンナと言えばソメイヨシノ違うよ私は枝垂れ桜かな私も違うマドンナはソメイヨシノ以外で花の多さに悩むけれどそのなかで私の恋い慕う桜のマドンナは余り人目に触れない里山の山中でひっそり咲いて散る山桜。マドンナは桜
咲く一輪立春とはいえ肌寒い思いみる春はもう少し先になるか思うなか「待った」眠そうな顔で薄目を開き微笑む一輪の花ああ・・・花はクロッカスか咲いたうれしさで強張る顔も緩む。咲いた一輪
早春の馬酔木冬の縛りからようやく解放される立春の頃から里山の尾根を歩けば出会う馬酔木ああ・・・この白色の不透明感の美しさ日差しが差し込む樹林の中でベル型の連なる花たちがさあ春の森の中をあなたと二人で旅しましょうとほほ笑む馬酔木馬酔木の咲をみて
一輪をみる花を全体で捉えてみるかそれとも一輪としてみるかにより変わる花それは大きさだろう個体で視界に迫るか集合美でみるかで違う花の美ただ言えることはクローズアップで変わる一輪の美が人にはない魅力。一輪をみる
きょうはきょうは昨日の雨が上がり穏やかな一日と思いめくれば朝から風が吹き雲は広がりと離散を繰り返し日差しが弄ばれ寒いきょう一日は風の収まりもなく日差しも不安定で寒く春とは言えきょうは冬空で冷めた空気を温める暖かさのない冬の一日となっている。きょうは
わが家のタンポポ種は風に乗りそれとも鳥により運ばれ芽を出し根付いたのか不明なタンポポそれが立春の過ぎあたりから数日の日和が続くとこんにちは春ですそう言って満面な笑みで微笑む微笑は数日で失せて緩む日まで起きてこないわが家のタンポポ。わが家のタンポポ
桜の下で桜が私まだ捨てたものじゃない笑みを振りまく下で濃い紫の花色でほほ笑む数輪の菫たちその笑みは優しく恋する笑顔であの人を忘れて今日はいまの私を見てけなげな菫の笑顔がかわいい。桜も下で咲く菫
きょうの詩春を想う年が半ばにResetされるため冬が短く感じ春が遅いと思う春早く来ないかな・・・思う反面大切な恵みをもたらす冬いやなひとそう思いながらそのジレンマに苦しみ緩む春を待つ私なぜか春は捨てられない初恋。春を想う
三月にみる春三月と言えば春であるしかしその顔にでる表情は微妙かな顔は日々のなかで目まぐるしく変わり春のなかに戻る冬が春を消してまだまだ私の季節我が物顔で謳歌する冬三月は私の気持ちが出会いとわかれのなかでゆれる季節。三月にみる春
三月の間に顔は既に春なのに空は迷い苦悩し揺れ動く心と表情は何だろう・・・恋して楽しいはずの心に割り込むあの人が私ともう一度寄り添い二人の間で揺れ動く三月の心。冬と春の間で
去りゆきと訪れ冬が春に移り変わり、季節は春となって苗や花を促し虫たちが目覚める中で空は春色を喪い寒く寂しく、切ない寒空が広がる明かりを消して暗く冬が去り春になってうれしいその思いを消す憎らしい人。去りゆきと訪れ
好きな人私の好きな人は喋らなくても感情をあらわにしなくても春になると優しいほほ笑みで春が来たと告げてくれる人会えるのは一年に一度の春会えたね・・・互いに無言の会話で次は春だね私たちの逢瀬はいつまで続くのかなそう思いながら楽しむ春のデート。私の好きな人
一枚のCard春とは言ってもしみじみとこたえる寒さのなかで春からのCardがとうかんされていないかと辺りのポストをのぞくなかでみつけるのが一輪だけ先駆けて咲く一枚の絵便りのCard文面は一言私からの春の一枚です満面な花便りが美しい一枚のCard。春からの便り
我が家の住人我が家に間借りをする二人が冬も終わりに近づくと春が来たと二人で挨拶していたがこの冬はなぜか一足早くひとりで目覚めひとり満面な笑顔で春です・・と笑顔を振りまく。蒲公英と菫
きょうの空この空は再び冬の顔かそれを思わせる空の模様替え春から冬に変え日差しを雲と風で弄び消えそうな日差しで暖をとり小刻みで震える私をみてアハハ笑うきょうの意地悪な空。きょうのそら
花のドラマ早春の日和のなかで描かれる桜と野花がみせるドラマは桜の華やかさ野花の素朴さその二人が描く宴とひとり酒は甘く切ない恋いを生み互いに寄り添いあかりを消す。桜と野花
読み終えるきょう二冊目を読み終えて思う過ぎる日々の流れ早い明日は三月かいつも月終わりに思うのは日々に目立つ空白の多さ反省と後悔と残る思い出の少なさに改めて充実感の少なさに嘆き読み終え焦る私の焦燥感。月が終わる
間で恋心が人の間でゆれるように季節も変わる間で人と同じようにゆれる互いに想い出を引きずり思惑が絡み駆け引きし強引に力で割込み退け春めくなかで居座る冬春は困惑しながらも許し恋心がもつれるようにゆれる春早春
春は冬のなかで冬と春をResetし迷い落ちる日和を時折拾いながら心を開く春を指折り数えながら森に訪ねきょうは逢えるかな・・・思いを膨らませ乍らまだ見ぬ人を森に求める春探し。森に春を求めて
森の灯り日差しが落ちない森のなかでポツリ・・と点る藪椿の花咲く一輪が木の葉を笠にして懐かしい電球の明かりとなって点るそれは忘れていた想い出の家に燈る電球の灯りいまではその灯りも消え咲く藪椿の一輪に想いを重ねる。咲く藪椿
一本の梅野で咲く一本の梅をみて思う梅の洒落た形その形に惹かれ樹木の前に座り眺めれば花色で目は霞微笑から零れ落ちる芳香が私を優しく抱きしめる一本の白梅。野で咲く一本の梅
咲く紅梅寒さの緩むなかで仄かに燈る花明かりにみる紅一点の灯りあの花は・・・紅梅か一途に燃える性彩が描く春がひとあし早く冬の終演を告げ春が来た・・と奏でながら春を歌う。春を拾う(紅梅)
早春の花萌えのなかで微笑む花を見て思うはや咲いている灯りとなって燈る花がいま私に向かってみせる黄金色の笑顔が美しい野辺の蒲公英その逢瀬は一週間ほどで終わり旅たちの風を待つ姿が早春に映える。蒲公英
空の迷い朝みる空は青空を薄化粧で蔽いToneを落とし空に明るさはなく寂しいのか時折目頭を押さえ涙をこらえ平静を保ち表情を変えない空にみる気丈さそれはいつまで持つか保つ空に春の迷いをみる一日。空の迷い
日和日和が春ですよいつまでも閉じこもっていないで外に出てごらん私に話しかけるああ・・・私は生返事して彼女に促されながら街を離れ歩けば春色が灯りとなって燈る。日和
様子見で日和が良いので様子見に笑みをこぼす瑠璃唐草をかき分け席を奪う一輪の蒲公英起った一輪ではあるがその彼女の存在感は大きく自己主張する花が笑みが薄れシュンとなる少女にいまは様子見だからそう笑う可愛げのない蒲公英。様子見の蒲公英
あじわう寒々とした湖底に横たわる私を冷えが重く押しつぶしてくるなかで耐えもがく私に人肌の温もりで抱きしめてくる春めいた日和がさあこの私の温もりで心を温め起きて冷めた底から私を抱き上げてくれる仄かな日和。日和
対の樹おまえでかいな俺より長く生きているなそう思う二人二人は微妙な立ち位置で離れず近すぎずの関係を保ち互いに寄り添う二人冬の裸の姿態もりりしく春の薄化粧夏の厚化粧が秋には染まり黄金をぶちまけ雄叫びをあげ散る対の銀杏。私の好きな銀杏の樹
春明かり冬の重たさがとれ明るさの増す空に温もりを感じ冷え込みを日中まで引きずることのないなかでみる野花の微笑み花は太陽に抱擁されくちづけを交わし頬をそめその笑みが無数の灯りとなり冬野に仄々と燈る。燈り
春を拾う2月のpageを三枚めくれば節分でその翌日が立春その冷めのなかでほころぶ梅から口づけで花の芳香を拾い心に話しかけてくる匂いで冬の心を緩ませ芳香の炎で冷めた心を和ませ花の咲と薫る芳香で春を拾う。立春
私の冷め生あるものに訪れる生の色褪せその生は情熱を失えば冷めるいまの私私の生は情熱で維持され失せると直ぐに冷める私の生をいまは保ちこれからももう少し・・と思いながら情熱を維持するいまの私。褪め
森に対する思い樹木には落葉と常緑の二つ彼女らに対する思いは人により違うが私の想いは一つそれぞれの個性を尊重し森を歩く求めは私にとり再会であり逢瀬互いに通じ合うことはないが流れる気を通し生の保持を得て私は森に抱かれていまを生きている。森の樹木
二つの心私が持つ善と悪の二つが性をControlし欲望と自制を管理しているこの二つは私の生を動かし維持するToulとなっているこの何れかを失えば私の容が壊れ制御を失うそのBalanceをとるが善と悪でありこの二つをControlすることでいまの私が成り立ちいまを生きている。私が持つ二つの心
私のTryいまの私のTryの着地は何処かいつも考えるそのTryの着地は修正の繰り返しでいつも未達でああ・・・きょうもTryできずかぁで終わる私のTryこの修正の繰り返しは今日も続く。Try
睦月にlullaby私が手にした12冊の一冊目後残すは三枚となりきょう一冊目を開きながら思うのは私は何をみて何を残したのか残り数枚となったいま思うのは満足か悔いか想えばその一期一会の少なさ触れ合いのなさああ・・・溜息のなかで睦月が閉じられる。Lullaby
春を拾う季は晩冬であるそのなかで拾うのがアブラナそろそろ咲くかな思いがワクワクに変わり緩みの合間をぬい春を告げる菜の花を求め微笑を拾いながら春探しが楽しい野の歩き。春を拾う
緩む寒さこの氷空ならきょうは雪が舞うか思わせる空の雲はうねりとなって流れ長く空に滞留することなく日差しに散らされ青空が微笑むその笑みも流れる雲に消されるが長くは続かず笑みがこぼれこぼれる日差しが告げる寒の緩みにみる春の序曲の始まり。緩み
ひとの心変わり人の心もこの冬空のように変わる表情を追えればよいと思うがその心中はなかなか読めずいつも知るのは答えでその時は既に遅くその心変わりは変わることなく告げられて後悔し心に傷を負うひとの哀しい性。私の思う心変わり
日々のめくり私が手にした一冊を読みめくる日々もありはしたが大半が読みもせず吹く風にパラ・・とめくられた一冊も未消化が多く悔いる日々のめくりいま改めてpageが少なくなり悪戯に過ごした日々を想い悔やむ。日々のめくり
朝の一杯私の朝の気分転換の一杯は食後の珈琲から朝は何でもありと思うけれど食後は珈琲と決めているそれも豆からでなくInstantもありと思う食後のティタイム朝の珈琲は私の気分転換でありResetの一杯。私の気分転換
わかれに思う生あるものに必ず訪れるわかれその別れのなかで辛く哀しいのが愛するひとのわかれ再び逢うことのない心に傷を負う永遠のわかれ分かっていても辛く心を病むがその辛さも時を経て薄れる人が持つわかれの哀しい性。わかれ
一月のあめきょうの雨空は重苦しい雰囲気で威圧することなく少し胸が開けその柔肌のみえる空から落ちる雨が慈雨となって落ちその受ける雨に冷ややかさはなく愛しいひとの唇の温もりをみる一月のあめ慈雨が滴にと変わる時の経ち。一月の雨
私の目覚めいまの私の目覚めは夢のStoryが終わり覚めないでこれはなに半ばで目覚めるせいか後味が悪くまだ眠く虚ろで動きは鈍く完全な幽体で直ぐに行動に移れず若き頃の好きな彼女の姿態を闇のなか手探り状態で探す感じこれって危なくない思うこの頃の私の朝の目覚め。私の目覚め
沈む一日暗い朝の明るさがなく炭色で昨日の微笑みが消え無表情それは冬が時折みせる哀しい顔雨の空朝からしくしく泣いてこの様子なら一日続くかそう思うと寂しく気分が一日雨空の底に沈む。雨の一日
無知まるで湖の底に沈む寂の漂う森の道をゆっくり・・淹れ立ての珈琲がゆっくり冷めていくのを味わいながら歩く森のなかで聴く冬鳥の声姿は見えないがあの頃音楽室からこぼれてくるピアノの音色を聞きあれこの曲は・・・聴いてもmelodyでは分からない無知ないまの私。私の無知
私の失せ失せにはいろいろあるが辛いのが愛するひととの別れいつかは訪れる生の終りそれが命の失せ花が咲いて散る別れは再び逢える希望があるが人の咲きと散りは一年草の悲しさで再び咲くことはない。咲の失せ
わたしわたしは生まれた時から人の手により育ち山に植えられ森となりその創られた森は美しく美林となって映えるが過保護なわたしは弱く見捨てられると形を崩して美林の名が消える。杉の美林
一輪の花冬の何もないこの空間に訪れるものはなく寂を刻む時が流れるその寂に寄り添うように咲く数輪の微笑みからこぼれるこの芳香は・・・あの人の匂い気配を消すでなく少し口を開き匂わせ温もりを奪う風に身を任せ咲く一輪の花。冬の一輪
拾う塗り絵私の好きな寂の漂う境内で色の少ないなかで拾う下手塗の数枚色付けはまだか思うなかでみる白い微笑みの花一輪塗り絵からこぼれる甘い芳香が私に口づけを迫る睦月の花。塗り絵の一輪
日和に思う穏やかである人の心が突然陰りなぜどうしてそうなるの日和の崩れ人は弱く心は傷つきやすいけれどこの穏やかな日々のなかで思う日和のこわれ涙が頬を伝う。日和に思う
まだみぬ春色めくる冬彩のなかでみる彩は少なく映えしないいまの私に似ているそのなかで濃い色をみせるのが清楚な色で咲く日本水仙いまは濃い化粧で唇を固く閉じ微笑をこぼさないまだみぬあのひとの仄かな吐息を待つ。まだみぬ春色
わかれ生あるものに必ず訪れる別れその別れにもいろいろな別れがあるが一番辛く哀しいのが突然の別れ花が芽を出し成長し蕾が膨らみ咲いて散る花の一生私が思う素顔の別れ私もこう在りたいと思うなかの突然の愛するひとの別れは辛く哀しい悔いが残るわかれ。わかれ
春の待ち人冬の寒々としたなかでさらす私の人肌の温もりを唇を強引に奪うように奪う氷空の冷めその冷めのなかで出会う仄々と点る明かりそれは別れたあのひとが私を忘れないでと優しく微笑む春の待ち人。春の待ち人
氷空の心変わり空の変化は人ほどダイレクトでなく感情が豊かで恋する気分でルンルンと遊び飽きると間をおいて感情を昂らせ荒れ狂う気まぐれさ冬の氷空はきょうも心変わりを繰り返す氷空の心変わり
初版本私がいつも1月に初版用として手にする12冊題名は決まりpageは白紙で月により違うさあどう描くか日々素材を求め書いていくがやたらと空白が多いこれじゃ売り物にならない酒をグイッと煽る堕落に拍車がかかり筆が進まず本にならない初版本。12冊の初版本
冬のさくら冬は誰も私には寄り付かず声もかけてくれないそういまの私には春の美しさはなく冷めた私の裸体を抱きしめくちづけされることもないいまの私その私に点るささやかな星が春のコレクションに向けて希望を膨らませているいまの私。冬のさくら
想い出の散り私の愛した春夏秋が温もりを失った人に抱きしめられ愛していると囁かれながらくちづけされ想い出の一片の涙に代え散らす彼女その放れ行く寂しそうな彼女の顔私の想い出が蝕まれる冬。想い出の散り
彩の失せ木の葉が染まり散る彩の失せ春に萌え濃く染まり燃え尽き散る木の葉の落下別れ朽ち果て消える落葉の性不思議とその別れに際し涙がこぼれない。失せ
贈るCard私が送る一枚のCardこの時代になぜAnalogで送るのかいまでは簡単にTimelyに送れるのになぜ否定しCardで送るのかそれは・・・機器にない温もりを持っているからかなだから私の想いと心を紙に変換し紙のCardにして贈る。送るCard
私の始まり題名のない私の舞台が昨日拍手もなく終わり新たな24という舞台がSETされきょう幕が上がり題名のない舞台が始まる始まる24に題名はなくきょうから一年をかけて筋書きのない私のドラマが創られる。私の始まり
12月31日夜半の雨が止みいまは泣くことも微笑むこともないきょうの空寒さは感じず暖かくきょうの日付が変われば新しい一年が始まりああ・・・早々と一年を捨てたかひとり泣き崩れて眠り明ける1月1日の朝に思う新たな一期一会の求め。一年間私のpageを開き閲覧していただきありがとうございます「よい年をお迎えください、24年もよろしくお願いいたします」12月31日
気分転換人は思いやりのある心豊かなものそう思うのだが気に障ることがあると笑いで済ませることができず直ぐに内にPoolする私これはまずいな・・・そう思うと近くの里山に通勤し歩きながら心に溜まるごみを捨て森林浴と洗浄で換気を行なうの私のReset。私の気分転換
12月29日ああ・・・朝か窓を開けて空をみて思うのは朝の寒さきょうも寒いな・・・親父が呟くその私を空がみておいおいきょうはまだ暖かいから外で遊べ笑顔で私を外に誘う空。12月29日
冬来る一年は冬から始り冬で終わりその美味しい餡が春夏秋となって想い出を作りいま落葉が冷めないなかで冬と再会しみる空は冷めた海彩でひ弱な温もりが冷めを和らげ灯りとして燈る冬。冬来る
一年この12月で一年を終えて手持ちの数を一つ減らしああ・・・一年が早々と過ぎたかぼそぼそと心のなかで呟き私の手持ちは後何年か複雑な思いが心のなかでゆれるその思いに対し答えはなく負を望みに変えて一年をめくる。私の一年生活が充実というか追われているときは、過ぎる一年を早く感じたことはなかったが、いま、手持ち時間が増えると過ごす一年が早く感じる。私の一年
思う恋人が持つ恋心の対象は何も人対人とは限らず相手はいろいろあっていいと思う私の思う恋恋は自由でその対象を広げることで活性され私の恋は尽きない。思う恋
歩く私が歩くいろいろな道のなかでここ好きそれがこの森の道道は砂利と土で構成されそのサイドを竹と雑木がかため春と秋に化粧し冬に素顔になるその訪れる人の少ない冬の道を寂を拾いながら私は歩く。道私の住む近くに在る小さな森を南北に走る道が好きで、私は四季を通し素顔から化粧、そして化粧を落とし素顔になる冬、その道は私が季節を知り拾いながら歩く道。道
冬の青好きだな・・・冬の青冷めた青色の感情を消した空は混ざらず濁らずの彩が感情を抜かれピユアな青となって広がり蔽う色は無垢で素直な冬の青空そのごまかしようのない青が好きでその彼女を待つ日々が愛おしい冬。冬の青表と裏で、北と南で違う冬のかお、それは北から南に南下するときに魂を抜かれ、別人となって顔が変わる冬の空色。冬の青
一冊私が手にした365pageの一冊それは白紙の一冊でその記入は自由で白紙で閉じるか記入するかでいつも迷いここにきて白紙の多さに悔いいつもああ・・・なぜ思い振り返ってもpageは埋まらず手にした一冊を置く。一冊年の初めに手にする空白の一冊「自由に好きなこと記入すれば」そう言って書き込みを始めるマイ一冊、その一冊のpageがなかなか埋まらず空白が多くなったと思うこの頃の私。一冊
冬の笑み笑みのこぼれが少ないなかできょうの顔は明るく美しくその表情は冷め時折みせる笑みが満面な微笑となってこぼれ吹く風を阻み流れ込む雪雲を拒み笑みを保つきょうの冬空。冬空寒気の張り出しによる寒気の流れは山により余分なものを落とし、雲を止め、乾いた風が天から余分なものを追い散らし、広がる青空からは日差しが落ちるきょうの空。冬の笑み
氷空ああ・・・寒いなみるきょうは曇り空で山を越えてくる雪雲が広がって青空を隠し降りそうで降らない氷空は無言でその哀しい顔が私をみつめ何か言いたそうなのに話そうとしない氷空。氷空冬の空は周期的にというか気まぐれに変わり、時々疲れたのかその表情を緩ませ、風も止み少しの陽射しで温もりを感じる天もある冬。氷空
積る落ち葉冷たい雨に打たれた木の葉が牡丹雪となり翌朝に厚く積り道を消しているその顔に迷いと苦悩もなく残る性彩に微かな笑みをみてああ・・・落ちたか燻る落葉にみる一夜の恋の激しさ。積る落葉夜から降り出した雨と強い風で、染まる木の葉が想い出を忘れるように一枚・・落としながら積り、翌朝には歩く道を落ち葉で埋め、消し、落葉でレッドカーペットの道を作る。落葉
季節の移ろい春にはリセットされた心が膨らみ空からの優しい温もりを受けワク‥しながら心を開放し求める出会いが恋を生み色付く恋は激しく燃えながら別れ彩となって散り果てる積る落ち葉が想い出を保ち陽だまりで暖をとりひたすら春を待つ。移ろい冬から始まり冬で終わる一年、自然のなかで分けあった彩も半分は想い出を残し散り、冬の陽射しで想い出を保ちながら春を待つが、その春はまだ・・遠い冬の最中。季の移ろい
時雨擬きおい・・降るのか降らないのかハッキリしろよ話かける天は無言で相変わらず不愛想で暗くチョッカイ出すと泣きそうでハラ・・し触らぬ神に祟りなしと知らないふりをしてチラッとみる天は何処となく寂し気にみえる。冬の空私が生まれた所の冬の空は、12月に入ると曇り空が多く時雨れるようになり、温暖化が進むなかでも雪降る前の空は暗く湿り重い曇り空で、時雨れ日が多くなる。時雨擬き
きょうの散歩道きょうの散歩道は私が過去に返れる四季感漂う道で合う人も少なく会話の途絶えた街中の道会っても互いに声をかけるでなく無言ですれ違い私が街に住み失った触れ合いをこの路の住人が声をかけてくれる四季感漂う道。いつも歩く散歩道私が歩く寺の森に南北に貫く参道、南の道は竹林と雑木の砂利道で北は浅い切通の雑木、寺を境にして季節ごとに四季に触れ合える南北の楽しい散策路。私が歩く道
落ち葉散らばる落ち葉を観て思う彩との別れ終りか・・・過る彼女との想い出と逢瀬の日々春夏秋と癒され覇気をもらい時間を忘れ遊んだ森に残る貴女の残像と面影貴女が落ち葉になって褪せても不思議と別れの寂しさがない。森の落ち葉私が歩く里山の尾根に広がる森、落葉と常緑が混在し場所により落葉が多く、色を消して森には春まで想い出の残像が残る。積る落ち葉
冬の小菊気まぐれの冬空の下でひっそり咲いて咲く私をみて・・と微笑む小菊花は黄葉色の菊で少しでかく鮮やかさもあり目立ち魅せて誘う思えば数年前の冬に咲く小菊で好きな貴女を占い咲くことなく散った想い出の小菊。小菊寒空の下で寒さに耐えながら咲く小菊、彩は黄、あのブナの黄葉を思わせる色で私を冬の想い出に誘う冬の小菊、私にはこの時期愛おしいひとり。冬の小菊
白と黒好きな彩ではないが私から存在を消せない白と黒この相反する二つは私の性の形を作り消す色であり白は愛せても黒は愛せない表裏一体のひといま愛するひとを二つで換えると想像が生まれる。白と黒好きな秋彩の風景をこの二つの彩を使い変えてみたら意外と違った美が生まれ、新たな創造の世界に誘われる。白と黒
冬の森私の好きな里山が想い出を染めて散り森に積り秋から冬にResetされる雑木の森生まれる空間が森に静けさと安息を齎し想い出が雪となり積り換気される冬の森。冬の森雑木と常緑で構成される冬の森、夏には濃い緑で蔽われる森も、秋が去り冬になると木の葉が雪となり降り積もり、森の民に糧を与え換気の空間を作る冬の森。冬の森
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逃すほほ笑み私が会える人は一年に一度だけ季節の人(ひと)街中の人ならいつも会える逃すこともなく会えるけれど野の花となるとそうはいかずすてきなほほ笑みを逃すことが多々あるああ・・・見られずに過ぎてしまったか思う心を覆う悔い。花の旬を逃す思い
咲く射干を見て谷あいに春の温もりが雨となって落ちる四月の半ば蕾が膨らみ一輪また一輪と花が開いていくああ・・・もう射干が咲くか思う気持ちに反し花に足を止め、見入るものはなく人知れず咲いて、この春も過ぎるかいまの私に重ねる。人知れず咲く射干
さくらの終わり咲くまで期待され待ちにそわそわしたソメイヨシノが咲き満開の中で季節の激しい感情に揺さぶられながら引き離され散る桜それに耐え今は一春の恋も終焉となってしくしく泣きながら過した思い出を一ひらに籠め大粒の涙となって散らす桜の散りその一ひらに花の色彩を見る。マドンナとのわかれ
私の叶わぬ人間も長くやっていると叶わないことが多くいろいろな場面で悔いを残しているその叶わぬの一つが花の旬見頃か・・・町中では出会えるが自然となると難しく、旬を逃すことが多いああ・・・遅かったか残念叶わず逃し、悔やむ花の旬。逃す花の旬
花の雨たき火の余熱で暖まった温もりを一気に冷ます嫌な雨それは好きで別れた女性(ひと)が別れても私を忘れないでそう告げあなたの想い出残る花の雨打たれて散り褪せぬ花びらに見るあなたの面影。花を散らす雨
散る桜が花に対してもう十分楽しんだと思うからそろそろ離れてくれないか声をかける私熱い日差しのシャワーを浴び着替え新たな装いをしたいから離れてくれる桜が別れを告げる花との別離。桜の散り
咲く桜四月になっても咲く気配を見せない桜に対し再び戻ってきた夏日の日差しがさあ起きて優しく一つ一つに口づけしながら固い蕾にもう心を開いてささやきかけていく日差し蕾が開き一つの花となって全員集合の日が早い。全員集合
朝の雨音閉め切る窓を通して眠りのなかでさ迷う私に起きろ・・とうながすバチの音このバチの音は雨か朝からそれはないだろう嘆く強制終了させられる目覚めの辛さ雨は止む気配がなく激しくバチを叩きながら眠りをうながす朝の嫌な雨の音。朝の雨音
春の風春の吹く風が告げる温もりのない、心の冷めた風が時折、あの冬の想い出を軽い口づけで思い出させどうして戻って来たのか振り向かせる冬の心を持つ風いつも思うけれどどうして桜が春を詠む頃になるといつもあなたは彼女との逢瀬を阻むのか。春の風
山友の友よ山がいいといつも口癖の友よ山のピークから遠くばかり眺めていないで今日は山をやめ海に行って浜に座り地平から打ち寄せる波をながめる少し時をおいてさあ走るか・・・立ち上がって砂浜を走り一汗流し今度は海に入り泳ぎ潜り魚と遊ぶこの自由は山とは違う開放感のなかで海の四季を知り楽しむ一日。好きなもうひとりの海
人知れず春になるとこの地には幾種類の桜があるかその数は数え切れず山野や街などを花で染める桜たち膨らみからそわそわし集い宴に講じる園は限られそのなか大多数の桜は見捨てられ人知れず咲いて散るその別れに寂しさはなく楽しくいきいきとしている桜。さくら
海私・・・海が嫌いだから山の方がいいあなたはそう言ったけれど海にも心を開いて山の愛を私にも求めてほしいと思う海にも山の風景があり大河は世界を巡って私の元に回帰し四季を描いてくれる海。好きな海
弥生の月三月は花の春であるとはいえ間で揺れる微妙な恋心は不安定に過ぎる日々であるそのなかであなたは冷めと燃えを繰り返しいちずに喜びを求める人の性に似た萌えは余りに悲しく切ない私のおもいが届かない弥生は未練を残す冬にほんろうされながらまだ見ぬ人(彼女)を待つ。三月
私は紅李の花早咲きの桜が葉桜となり次は・・・辺りをみるなかで咲く花を見つけ駆け寄りみる花は桜かなこれは違うな余りみないこの花はああ・・・桜の友達(だち)の紅李でマドンナのソメイヨシノとは違う顔は素直にみれば桜か集う花をよくみればひと足先に咲く紅李も春を歌うひとり。紅李の花
最近は健康、環境などで吸う人は少なくなったたばこ、そのたばこを美味しそうに吸うひとりの女性をみて思ったあの頃の想い出。たばこと女性細身の女性が椅子に座り、足を組み、ペンをたばこに変えて、美味しそうにたばこを吸っている。たばこか・・・美味しいのかな。吸わない私にはわからない、その味と香り。吸う姿は私には似合わないけれど、彼女は吸うしぐさが似合っている。想い出
BIRTHDAY誰もが命を受けた起点の誕生日その記念日も時間の中で薄れああ・・・誕生日か思って終わるこの日は年月を重ねるごとに消えていき忘れようとする日来てああ・・・ではなくこの日は今の私が存在するという感謝の日ありがとう愛する人に感謝する一日。誕生日の詩
堤の菜の花何もない法面を自らの住まいとしてよそものを阻みながら自らのコンサート場として満面の笑みで咲いて春を告げる堤の菜の花畑咲く花畑に遊ぶ人は少なくはしゃぐ姿がどことなく寂し気で不協和音の日和に弄ばれながら表情を崩さない笑顔がいい。菜の花
/花の散り寒さ和むなかで人知れず咲くヤブツバキああ・・・花咲く季節になり行くか訪れるヤブツバキの群落は花を落とし散らばり色の残る一輪を拾い花を見ることなく終わった寂しさを拾う花に在り日を映し思いみる。椿の落下
去りと訪れ南からの風雨が寒さを和らげ強張る大地を潤しゆるめる風と雨が緩みを阻む冬を消して暖かい日和が冬を遠ざけて春の模様替えを行う春その冬の去りを花が微笑みで見送る春の別れと訪れ。冬から春に
季節の回帰北からの厳しい風が暖かみ始めた日和をぶち壊し忘れていた過去を思い出させる寒々とした冷気が忘れていた過去を引きずり出させる厳しい季節よこれ以上は・・・さあ行こう叫ぶ私の声は無視され冬の訪れが我が物顔で謳歌(おうか)する。戻る冬
咲く里桜桜の萌え散り後藪椿椿の落下山麓グリーン里山の春里山の春里山の春季節は春に向かっている早!そう思う新芽の広がり案の定の後は寒さが戻り空、これだと山は再びかな?新芽、いつもの熱い......>続きを読むサトザクラ春浅いなかから桜を咲を求め春華のソメイヨシノと枝垂れに酔い、心も恋も満たされたなかで求めるサトザクラ、満たされた心でみるサトザクラが知人になる。サトザクラ桜咲く春彼女のときめきの余韻が冷めないなか追うように咲くサトザクラ初恋に溺れた私には花彩は虚ろで咲く八重の花がわぁ・・泣きこぼれる大粒の涙にみえその溢れる涙は美しく涸れることのない優しいひとひら。サトザクラ
春の菫菫咲く三月鼓草の花菫咲く春春の小さな一株菫咲く菫の花菫菫菫、咲くのはもう少し先かな一株の菫昨日のは消され今日は意外と冷たく冬の名残が感じられる一粒今日も去る気がないのかな再び......>続きを読む里山の菫山桜の一片が舞うなかで、芽吹く草たちに混ざり小さな花を咲かせる菫、一片を踏みながら歩く私に「踏まないで」数人の笑みが私の足を停める。春のひとり春が来たヨ萌えのなかで埋もれながらにっこり微笑む数輪の菫背は低く花は小さく貧相かなでもね貴女はこの里山になくてはならない春の明かりを灯すひとり。春の菫
里桜咲くなかで里桜春の桜桜咲く春一花から春を知る一花の先で春を知る春の訪れ春めく春めくなかで春一番、記憶に残らず春へ向かう春一番が吹く日は近いかな?が止んでが通じたのかくなってになった私の......>続きを読む最後に咲く早々と咲いたソメイヨシノを追うように咲くサトザクラ、ひとあし早く咲いたソメイヨシノで心を満たした人の心は、咲くサトザクラをみても心は動くことなく咲が終わる。咲くサトザクラ熱くなりやすく冷めやすいひとりとして思う桜の愛し方ソメイヨシノ一途に走る我が情熱はこの咲で想いも冷めいま花が散りサトザクラに変わっても熱く燃えず冷めた心に再び火は着かずみて見ぬふりで終わる我が桜愛。咲くサトザクラ
四月の射干私の好きなシャガ里山の野花野花春の野花道端の蒲公英たんぽぽたんぽぽ春めく春めく春めいて来た一日は少しダウン今日はが戻りかなり暖かくなりそうという事は明日はか・・・春の陽気、暖......>続きを読む春の射干中世に渡来した帰化植物の射干。いまでは人家近くの林の木陰などのやや湿った所で群生する、開花は4月の中頃に白っぽい紫の菖蒲に似た花をつける。胡蝶花咲く初夏の美しい菖蒲の花が多いなかその愛らしいIrisの花仲間の先駆けとして雑木林の林床で白く清楚な一日花を次々と咲かせ一花・・がモナリザの微笑みとなって浮つく私の心を静め射干の美しい白が林のなかで燃える。咲く射干
花の散りソメイヨシノの散りのなかで一花の散り椿藪椿への思い咲への期待昨日、さくら昨日クロッカスクロッカスクロッカス、3月に入ると私が訪れる植物園にも春を告げる花がいろいろ咲き始める。......>続きを読む散り里の桜をみて里山の尾根道を詰めていくと、別れ彩の無数の花びらが笑みを残し路をぼかし、ああ「花は終わりか」仰ぐ桜の微笑みが消え、残る数個の涙で知る花の終り。一花の散り歩く踏み跡に散らばる花びらで桜の営みの終りを知りああ・・・花が散っている誰が散る相手を森にみれば笑顔はなく涙跡から見上げる私に向かって一片が軽く口づけして落ちる。花の散り
山桜私の好きな山桜咲く山桜色褪せ早春の赤い一輪私の好きな藪椿春の藪椿藪椿藪椿藪椿咲き始めた蝋梅、今年の蝋梅の咲き始めを知ったのは確か2月の初めごろ、もうその蝋梅は花を散らせ、蝋梅......>続きを読む叶わず私の里山の桜紀行は里の咲き状況みて始まる。この春の開花は早く、叶わない恋となってページが閉じられ、散り後の小葉の初心な彩に癒される。叶わず習慣で歩く私の花の花紀行彼女たちは意外とデリケートでその咲は読めず逢瀬を逃し逢えずに終わりああ・・・終わっている嘆きが癒しになる樹木を蔽う小葉の初々しさ。叶わず
ツバキ藪椿咲く春藪椿の花早春の藪椿冬のマイルーム霙降る朝夢夢一コマ雨後の想い雨後昨日の昼前から降り出した意外としぶとく残ってその片鱗が朝まで残って、朝の散に策躊躇いが生じた目覚め一......>続きを読む椿山桜が散り、その後を追うように咲く椿。いま旬となり花が樹木全体を蔽いながら花が咲きのピークをみせているが、その咲に足を停める人は少なく、落ちた花が彼女の涙にみえる。山の椿桜の花散り後のなかで燃えるこの私の恋色をみてと叫ぶ深紅の花凛とした一輪その一輪・・が描く紅の美しさみせる美に集うものはなく山の空間の寂のなかで花が静かに美を散らす。山の椿
染井吉野ソメイヨシノ春の桜桜咲く春春のページをめくる里山の温み無愛想、雨の一日無愛想まだ無愛想今日は春日和の一日春、訪れは未だ先かな2月の雨、ようやく温もりを含むようになった暖かい・......>続きを読むMaineの桜桜のメインと言えば染井吉野、その花の散った桜並木に集うものはなく、いまはあれほど花の下に集った族はいず、兵どもの夢の跡となっている。Maineの終りなぜ人は染井吉野の蕾から心を時めかせ一喜一憂し咲けば花に群がり満開の花のなかに想いを埋没させ我を捨てるその冷めは早く潮が引くように去り寂が樹木の間を漂う花の散り。メインの散り
きょうの雨朝から雨で、いつもの寒冷前線の南下なら昼過ぎには止むか、その考えは甘く夕暮れが近いのに止む気配がない今日の雨。雨雨か・・・何か憂鬱な一日になりそう降る雨を眺め思うその降雨の長さ昼になっても止まずそのしつこさに愚痴が憂鬱に変わるそれにしても長い天を恨めしそうに眺め応えることのない天に話しかけても天は泣きを止めない。きょうの雨
ソメイヨシノ春の桜の宴の主役であるソメイヨシノが春を待ち望む人をときめきで集め、酔わせ、楽しませた桜が終演を迎え、いま一片の花びらを別れの涙に代え散る別れ。散り桜が早春のなかで恋心を高め小さな胸を膨らませ星の愛を受けて花を咲かせ花びらに二人の面影を秘め初めは無垢からピンクに代わり一春の想い出を生み二人のloveが散りで終わる桜の散り
春の馬酔木春の馬酔木早春の馬酔木早春の馬酔木低山を告げる馬酔木私の歩く山の春はこの花から馬酔木の咲く頃アセビ馬酔木尾根歩き尾根を登る尾根、山を登るにはいろんなルートがある。沢、岩壁、尾......>続きを読む馬酔木の花私が歩く山でいち早く春の訪れを知るのが馬酔木、白色は冬彩の雑木の森に映え「春が来た」そう教えてくれる花かな。早春の馬酔木山の至る所に散らばり森のなかに綿菓子を浮かばせる馬酔木の花小さな花を房状にして垂れ樹木を白い花で蔽い森に転々と灯りを点け燈る明かりから知る山の春の産声その芽は開いたばかり。馬酔木の花
創作人が読めない桜が演じる春の創作劇、いつも冬の終りになると桜の舞台が恋しく、わくわくしながら春の創作劇の開園を待つ私。創作劇春のなかで咲を終え新芽が青葉に変わる夏の頃から花芽が創られる桜その浪漫は人には描けない壮大なPlanこの創作は脚本のないDramaとなって花が演じる創作劇。は筋書きのないDramaとして春に演じられる花の創作。創作劇
咲く桜いま、春のなかでMaineのソメイヨシノが咲き、冬で冷めた人の心を温め和ませる桜の開花、その咲きに人々は過ごした冬を忘れ咲く桜に喜びを知る。桜咲く春数多くの桜があるなかでその数が多いのがソメイヨシノ各地の至る所で咲いて存在感を示し咲きで集わせ宴で弄び人の心を盗み一時の空白帯を作り数時間のResetで過去を消し未来に換える春の桜。桜咲く春
サトザクラ旬を告げるMaineのソメイヨシノが咲きのpeakを迎える傍らで硬い表情をみせるサトザクラの蕾、その満面な微笑みの傍でみるサトザクラの硬い蕾に綻びをみる。八重の蕾ひとあし早く咲いた桜たちが満面な笑みで彩の美をみせるなかで八重の蕾が硬く心を閉ざし静かに瞳を閉じているその私を桜と思う人は少なく咲きのなかで蕾の私に見向きもしない私も桜叫び蕾が微笑ましくみえる。蕾
三月三月読み終えて思うこと読み終えた二冊目月単位で読む愛読書読み終えた一冊私の愛読している一冊は毎月めくり閉じる一ヶ月。毎月計画的に読んでいくのがなぜか一週間ほどでスローダウンし......>続きを読む弥生冬と春の境目で繰り広げられる冬と春のDrama、それは時折一枚のArtとなって描かれ、その一枚・・に私は弄ばれ、別れと出会いを弥生から知る。三月冬と春がShareしながら共に過ごした三月いまその冬が卒業で旅たち春の日和が燃えるなかでときめきが高まり恋が花となって咲くその三月に夢見るのは咲いて散る花との一期一会と別れ不思議と哀しさはなくときめきの日々が始まる。弥生
桜の夢いつも見る夢私の夢夢わたしのゆめ人の見る夢私が眠りのなかでみる夢、その夢は多彩で記憶に残るものもあれば目覚めと共に消える夢もあるがそのなかになぜか記憶に留まる夢もある。唯言え......>続きを読むソメイヨシノ人が求めるこの桜は原種ではなく生まれた桜、二人のいい一面でつくられた桜は基本派手、派手さを好む人の心をつかみ、いまも私達を魅了する。桜たち多種多様な彩と個性を持ち春の美を描く桜たちその桜に対し冬の壊れのなかで膨らむ蕾をみて一時の酔いを咲きに心ときめかせ満面な微笑みに群がる人の一途な直ぐに冷める寂しい性。咲く桜
かぜかぜ雨後は冬空氷空今日の天窓からの風景今朝の窓から見えるのは青空。昨日の重苦しい灰色は消され、朝から青空が広がり気持ちの昂る一日となっている、室内では読めない風景も窓を開けて......>続きを読む春一番冬のpieceが一つ‥と剥がれていくなかで膨らむ桜の蕾、その表情に優しく声をかけ、愛の育みを促す春の風。かぜ桜が咲を待っているとき吹く春一番蕾が一瞬動きを止め固まる風は雨を誘い一緒に抱き合い蕾口づけし愛を囁く春一番に吹く風は桜にときめきを届けるCupid。春の風
アブラナの花春のアブラナ春のひとり芽吹き萌えを待つ春の細雪雪か、そう書いていた2月、その2月も今日で終わり明日からは3月、私の住む町の3月は薄ら寒い時もあるが雨が雪に変わることはないと思......>続きを読む堤の菜の花春の日差しを受け堤がsepiaが萌えに変わるなかで、野生化した菜の花が群落を作り花畑を描く春、いま菜の花が堤を花で染める。堤の花Sepiaの草地が萌えに変わるなか野生化したあなたは仲間とスクラムを組み競い群落となって無数の蕾を付け満面な笑みをみせる菜の花その和み彩に抱きしめられる幸せが優しい微笑みとなってこぼれる。堤の菜の花
満開と落下温もりが暖かさに変わるなか一気に開花した藪椿が暫らく咲を楽しみ、パラ・・と大地に落ち彩を暫らく留め朽ちていく藪椿。その散りは地表でも咲となって彩をみせて終える。里山の椿椿は一片・・と散らさず花ごと落ち辺りに無言の美をばら撒いて地に落ち暫く時のなかで形を保ち余韻を得て彩を喪う里山の椿花は地に落ちても咲き炎の燃え尽きで性を終える花たち。椿の散り
春の野花春を知る花春を知る変化雨を見ての思い雨から拾う一コマ桜の咲く頃の暖かさがここ三日程続いた週明けの朝は雨、「この空色だと雨か」そう思う朝は窯から出したばかりの消し炭色の空が一面......>続きを読む野花Sepiaの広がりのなかを萌えが浸食していくなかで、ひとあし早く咲いて春を告げた樹木の花を追うように野花が、一つまた一つと灯りを点していく三月。三月の野花雨と暖かい日差しがコラボして冷めが緩むなかで萌える野花たち彼女たちよりひとあし早く咲く樹木の花たちを追い咲く野花花は小花で笑みが優しい野花いま春のpieceのひとりとして存在感をみせる満面な微笑みが美しい。三月の野花